JP3646321B2 - シールド電線の端末構造 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、シールド電線の端末構造に関し、絶縁外被を端部から所定長さ皮剥してコア電線とシールド網を露出させ、この露出したコア電線の絶縁被覆を皮剥して芯線に端子を圧着したシールド電線の端末構造において、この絶縁外被を切除した部分でのシールド効果の低下防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シールド処理が必要な回路においては、図5に示すシールド電線1が使用されている。このシールド電線1は、芯線2を絶縁被覆3で被覆した通常の電線であるコア電線4A,4Bの外周をシールド網5で被覆し、さらにシールド網5の外周を絶縁外被(シース)6で被覆した構成となっており、シールド網5をアースすることによりコア電線4A,4Bにノイズが乗るのを防止する効果(シールド効果)が得られる。
【0003】
上記シールド電線1をコネクタ等のユニットに接続する場合には、図6に示すように、絶縁外被6を所定長さ(通常80mm程度)皮剥し、露出したシールド網5を1本の線により合わせ、このドレイン線7の先端に端子(図示せず)を圧着すると共に、各コア電線4A,4Bの絶縁被覆3を皮剥して露出した芯線2にそれぞれ端子(図示せず)を圧着し、これらの端子をコネクタ8の端子収容室8aに収容する。
【0004】
上記シールド電線の端末構造では、絶縁外被6とシールド網5が切除されてコア電線4A,4Bが露出しているため、シールド効果が低下する。そのため、従来より、シールド線の端末構造にシールド処理を施すことが提案されている。例えば、図7(A),(B)に示す端末構造では、絶縁外被6とシールド網5を切除した部分に金属箔テープ10を巻き付けている。この金属箔テープ10は、金属箔11に絶縁皮膜12を設け、端部に設けた粘着層13により巻き付けた状態を維持している。上記金属箔11は、ドレイン線7と接触することによりアースされていている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記図7に示すように、ドレイン線7が屈曲あるいは湾曲して蛇行していると、金属箔11とドレイン線7が接触しないことがあり、この場合、金属箔11はアースされないため、十分なシールド効果を得ることができない。
本発明は、かかるシールド線の端末構造における問題を解決し、確実にシールド効果を得られるようにすることを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
従って、請求項1では、絶縁外被を端部から所定長さ皮剥してコア電線とシールド網を露出させ、該露出したコア電線の絶縁被覆を皮剥して芯線に端子を圧着すると共に、上記露出したシールド網を撚り合わせたドレイン線を上記絶縁外被が皮剥されて露出したコア電線の外周に螺旋状に巻き付け、該ドレイン線を巻き付けている長さ方向の全ての部分に、縁部に粘着層を設けた金属箔テープを巻き付けて、前記粘着層で貼り合わせて被覆し、該金属箔テープとドレイン線を接触させたシールド電線の端末構造を提供するものである。
【0007】
【作用】
請求項1のシールド線の端末構造では、ドレイン線を露出したコア電線の外周に巻回しているため、絶縁外被を皮剥した部分に巻回した金属箔テープとドレーン線が確実に接触し、金属箔テープによるシールド効果を確実に得ることができる。
【0008】
【実施例】
次に、図面に示す実施例に基づいて、本発明について詳細に説明する。
図1(A),(B)に示すように、シールド線15は、芯線16を絶縁被覆17で被覆した通常の電線からなるコア電線18A,18Bの外周をシールド網19で被覆し、さらにシールド網19の外周を絶縁外被20で被覆して構成されている。
【0009】
絶縁外被20は、端部から所定長さ皮剥され、コア電線18A,18Bとシールド網19が露出している。
【0010】
上記露出したコア電線18A,18Bの絶縁被覆17を皮剥して、芯線16に端子22を圧着している。この端子22はコネクタ23の端子収容室23aに収容されている。
【0011】
一方、上記露出したシールド網19を撚り合わせてドレイン線24を形成しており、このドレイン線24の先端にも上記コア電線18A,18Bと同様に端子を圧着している。また、ドレイン線24は、絶縁外被20の先端20a側から上記露出したコア電線18A,18Bの先端に向けて、コア電線18A,18Bの外周に螺旋状に2回巻き付けている。
【0012】
上記絶縁外被20を皮剥した部分には、図2に示す金属箔テープ27を巻回しており、この金属箔テープ27で上記露出したコア電線18A,18Bとドレイン線24を被覆している。金属箔テープ27は、アルミニウム、銅等からなり厚さ10μ〜20μ程度の金属箔28の一方側の面に、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂からなり、厚さ10μ〜20μ程度の絶縁膜29を設けている。また、上記金属箔28の他方側の面の縁部にはアクリル系等の粘着剤からなる粘着層30A,30Bを設けている。金属箔テープ27は上記金属箔28が内側にくるように上記粘着層30A,30Bを貼り合わせて、上記絶縁外被20を皮剥した部分に巻き付けている。ただし、金属箔テープ27の巻き付け方は、これに限定されず、例えば、図3に示すように、一方の粘着層30Aをコア電線18A,18Bに貼り付けて巻回し、他方の粘着層30Bを絶縁皮膜29に貼り付けてもよい。
【0013】
上記のようにドレイン線24をコア電線18A,18Bの外周に螺旋状に巻き付けているため、露出したコア電線18A,18Aの長さ方向の全ての部分において、コア電線18A,18Bの外周の一部分にドレイン線24が位置している。そのため、この端末構造では、ドレイン線24と金属箔テープ27の金属箔28が確実に接触し、金属箔テープ27は確実にアースされ、金属箔テープ27により絶縁外被30を皮剥した部分が確実にシールドされる。
【0014】
本実施例のシールド線の端末構造は、図4(A)〜(D)に示す工程で形成している。
まず、図4(A)に示すように、絶縁外被20を所定長さ切除し、露出したシールド網19を長手方向に切り開いて撚り合わせてシールド線24を形成する。次に、図4(B)に示すようにコア電線18A,18B及びシールド線24にそれぞれ端子22を圧着する。次に、図4(C)に示すように、コア電線18A,18Bの外周にシールド線24を螺旋状に巻回する。さらに、図4(D)に示すように、上記端子22をそれぞれコネクタ23の端子収容室23aに挿入する。最後に、上記図4(D)に示すように、絶縁外被20を切除した部分に金属箔テープ27を巻回する。
【0015】
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施例では、ドレイン線2はコア電線18A,18Bの外周に2回巻き付けているが、ドレイン線25を巻き付ける回数はこれに限定されず、露出したコア電線18A,18Bの長さ方向全体において、コア電線18A,18Bの外周にドレイン線25が位置すればよく、少なくとも1回コア電線18A,18Bに巻き付ければよい。
【0016】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、シールド網を撚り合わせたドレイン線を、絶縁外被を皮剥して露出したコア電線の外周に巻回しているため、絶縁外被を皮剥した部分に巻回した金属箔テープとドレーン線が確実に接触し、金属箔テープによるシールド効果を確実に得ることができ、絶縁外被を皮剥した部分でのシールド効果の低下を確実に防止することができる。
【0017】
また、本発明の端末構造では、特別な部品を使用することなく、ドレイン線をコア電線を巻回するという簡易な構成により、金属箔とドレイン線の接触を確保できるため、簡単かつ安価にシールド効果のある端末構造を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明に係るシールド電線の端末構造を示す概略斜視図、(B)は(A)のI−I線での断面図である。
【図2】 金属箔テープを示す断面図である。
【図3】 金属箔テープの他の巻回の仕方を示す断面図である。
【図4】 (A),(B),(C),(D)は端末構造の形成作業を説明するための概略斜視図である。
【図5】 シールド電線を示す概略斜視図である。
【図6】 従来のシールド電線の端末構造を示す概略斜視図である。
【図7】 (A)は従来のシールド電線の端末構造を示す概略図、(B)は(A)のVII−VII線での断面図である。
【符号の説明】
15 シールド電線
16 芯線
17 絶縁被覆
18A,18B コア電線
19 シールド網
20 絶縁外被
22 端子
23 コネクタ
24 ドレイン線
27 金属箔テープ

Claims (1)

  1. 絶縁外被を端部から所定長さ皮剥してコア電線とシールド網を露出させ、該露出したコア電線の絶縁被覆を皮剥して芯線に端子を圧着すると共に、上記露出したシールド網を撚り合わせたドレイン線を上記絶縁外被が皮剥されて露出したコア電線の外周に螺旋状に巻き付け、該ドレイン線を巻き付けている長さ方向の全ての部分に、縁部に粘着層を設けた金属箔テープを巻き付けて、前記粘着層で貼り合わせて被覆し、該金属箔テープとドレイン線を接触させたシールド電線の端末構造。
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