JPH0618752A - 光ファイバケーブル - Google Patents
光ファイバケーブルInfo
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- JPH0618752A JPH0618752A JP5123258A JP12325893A JPH0618752A JP H0618752 A JPH0618752 A JP H0618752A JP 5123258 A JP5123258 A JP 5123258A JP 12325893 A JP12325893 A JP 12325893A JP H0618752 A JPH0618752 A JP H0618752A
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- tape
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- shaped optical
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- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4407—Optical cables with internal fluted support member
- G02B6/4408—Groove structures in support members to decrease or harmonise transmission losses in ribbon cables
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/441—Optical cables built up from sub-bundles
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Abstract
(57)【要約】
【構成】溝12内に幅広のテープ状光ファイバ心線28を複
数枚積層して収納した収納部材23を、心材19の外周にら
せん状に巻き付けてなる光ファイバケーブルにおいて、
収納部材23の、テープ状光ファイバ心線28を幅方向に曲
げる方向の曲げ剛性を、該心線28を厚さ方向に曲げる方
向の曲げ剛性より大きくし、かつ心材19の外周で回転可
能にしたもの。 【効果】 ケーブルが湾曲させられた場合、テープ状光
ファイバ心線28を収納した収納部材23が回転し、この回
転により該心線28の特に側縁部付近の光ファイバに作用
する圧縮歪が緩和され、湾曲時の損失増加を防止でき
る。
数枚積層して収納した収納部材23を、心材19の外周にら
せん状に巻き付けてなる光ファイバケーブルにおいて、
収納部材23の、テープ状光ファイバ心線28を幅方向に曲
げる方向の曲げ剛性を、該心線28を厚さ方向に曲げる方
向の曲げ剛性より大きくし、かつ心材19の外周で回転可
能にしたもの。 【効果】 ケーブルが湾曲させられた場合、テープ状光
ファイバ心線28を収納した収納部材23が回転し、この回
転により該心線28の特に側縁部付近の光ファイバに作用
する圧縮歪が緩和され、湾曲時の損失増加を防止でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ状光ファイバ心
線を複数枚積層して収納した細長い収納部材を心材の外
周にらせん状に巻き付けてなる光ファイバケーブルに関
し、特に光ファイバの心数が多い広幅のテープ状光ファ
イバ心線を使用する場合に好適な構造に関するものであ
る。
線を複数枚積層して収納した細長い収納部材を心材の外
周にらせん状に巻き付けてなる光ファイバケーブルに関
し、特に光ファイバの心数が多い広幅のテープ状光ファ
イバ心線を使用する場合に好適な構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のテープ状光ファイバ心線を用いた
光ファイバケーブルの一例を図1および図2に示す。11
は外周面にらせん状の溝12を有し、中心にテンションメ
ンバー13を有する細長い収納部材、14はその溝12に複数
枚積層して収納されたテープ状光ファイバ心線、15は押
さえ巻き、16はシースである。テープ状光ファイバ心線
14は図2に示すように4本の光ファイバ17を樹脂18によ
りテープ状に被覆したものであり、このテープ状光ファ
イバ心線14が4枚積層されて溝12に収納されている。
光ファイバケーブルの一例を図1および図2に示す。11
は外周面にらせん状の溝12を有し、中心にテンションメ
ンバー13を有する細長い収納部材、14はその溝12に複数
枚積層して収納されたテープ状光ファイバ心線、15は押
さえ巻き、16はシースである。テープ状光ファイバ心線
14は図2に示すように4本の光ファイバ17を樹脂18によ
りテープ状に被覆したものであり、このテープ状光ファ
イバ心線14が4枚積層されて溝12に収納されている。
【0003】また図3に示すように、テープ状光ファイ
バ心線14を収納した収納部材11を複数本撚り合わせた構
造の光ファイバケーブルも公知である。なお図3におい
て、19は中心テンションメンバー等の心材、21は押さえ
巻、22はシースである。さらに図4および図5に示すよ
うに、単一の溝12を有する収納部材23を用いた光ファイ
バケーブルも公知である (特開平2-183209号公報) 。こ
のケーブルは、溝12にテープ状光ファイバ心線14を複数
枚積層して収納した図4のような収納部材23を複数本、
図5のように互いにその側面を突き合わせて心材19の外
周に撚り合わせた構造である。これにより「ケーブルの
心の部分の固定性およびけんろう性」が得られるとされ
ている。
バ心線14を収納した収納部材11を複数本撚り合わせた構
造の光ファイバケーブルも公知である。なお図3におい
て、19は中心テンションメンバー等の心材、21は押さえ
巻、22はシースである。さらに図4および図5に示すよ
うに、単一の溝12を有する収納部材23を用いた光ファイ
バケーブルも公知である (特開平2-183209号公報) 。こ
のケーブルは、溝12にテープ状光ファイバ心線14を複数
枚積層して収納した図4のような収納部材23を複数本、
図5のように互いにその側面を突き合わせて心材19の外
周に撚り合わせた構造である。これにより「ケーブルの
心の部分の固定性およびけんろう性」が得られるとされ
ている。
【0004】ところで、テープ状光ファイバ心線を用い
たケーブルを湾曲させると、光ファイバに多少の損失増
加が発生するが、これはケーブル湾曲時に光ファイバに
生じるマイクロベンディングがその主原因であるといわ
れている。例えば図2のような場合、テープ状光ファイ
バ心線14は溝12の底の上に積層されているため、溝底と
テープ状光ファイバ心線14とが面接触しており、それら
の間の摩擦抵抗が大きい。そのため図6のように曲げた
とき、溝12内でテープ状光ファイバ心線14が自由に移動
できない。その結果、光ファイバは曲げの内側24で圧縮
を受け、曲げの外側25で引張を受けることになり、圧縮
を受ける内側でマイクロベンディングによる損失増加が
生じる。
たケーブルを湾曲させると、光ファイバに多少の損失増
加が発生するが、これはケーブル湾曲時に光ファイバに
生じるマイクロベンディングがその主原因であるといわ
れている。例えば図2のような場合、テープ状光ファイ
バ心線14は溝12の底の上に積層されているため、溝底と
テープ状光ファイバ心線14とが面接触しており、それら
の間の摩擦抵抗が大きい。そのため図6のように曲げた
とき、溝12内でテープ状光ファイバ心線14が自由に移動
できない。その結果、光ファイバは曲げの内側24で圧縮
を受け、曲げの外側25で引張を受けることになり、圧縮
を受ける内側でマイクロベンディングによる損失増加が
生じる。
【0005】これをなくすため、図7に示すように少な
くとも溝底とテープ状光ファイバ心線14との間に紐状部
材26を介在させ、面接触とならないようにして摩擦抵抗
を小さくしたり、図8に示すように溝底27を上方に向か
って弓状に湾曲させることにより溝底27とテープ状光フ
ァイバ心線14とが線接触となるようにして摩擦抵抗を小
さくすることが提案されている (実開平2-81511 号の全
文明細書) 。このようにすると溝底とテープ状光ファイ
バ心線との摩擦抵抗が小さくなって、ケーブルの曲げの
内側から外側へのテープ状光ファイバ心線の移動が容易
となるため、圧縮による損失増加が小さくなるとされて
いる。
くとも溝底とテープ状光ファイバ心線14との間に紐状部
材26を介在させ、面接触とならないようにして摩擦抵抗
を小さくしたり、図8に示すように溝底27を上方に向か
って弓状に湾曲させることにより溝底27とテープ状光フ
ァイバ心線14とが線接触となるようにして摩擦抵抗を小
さくすることが提案されている (実開平2-81511 号の全
文明細書) 。このようにすると溝底とテープ状光ファイ
バ心線との摩擦抵抗が小さくなって、ケーブルの曲げの
内側から外側へのテープ状光ファイバ心線の移動が容易
となるため、圧縮による損失増加が小さくなるとされて
いる。
【0006】このように従来の技術思想では、ケーブル
曲げ時の損失増加を防止するには溝底とテープ状光ファ
イバ心線との摩擦抵抗を小さくすることが最重要課題と
されてきた。
曲げ時の損失増加を防止するには溝底とテープ状光ファ
イバ心線との摩擦抵抗を小さくすることが最重要課題と
されてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この思想は、図9(a)
のように光ファイバ17の心数が4心程度の幅の狭いテー
プ状光ファイバ心線14を使用するケーブルには有効であ
るが、同図(b) のように光ファイバ17の心数の多い幅広
のテープ状光ファイバ心線28を使用するケーブルの場合
には、この技術思想ではケーブル曲げ時の損失増加を防
止することはできない。その理由を以下に説明する。
のように光ファイバ17の心数が4心程度の幅の狭いテー
プ状光ファイバ心線14を使用するケーブルには有効であ
るが、同図(b) のように光ファイバ17の心数の多い幅広
のテープ状光ファイバ心線28を使用するケーブルの場合
には、この技術思想ではケーブル曲げ時の損失増加を防
止することはできない。その理由を以下に説明する。
【0008】図9(a)(b)は従来用いられていた幅の狭い
テープ状光ファイバ心線14と、今後超高密度光ファイバ
ケーブルに使用が予定されている幅広のテープ状光ファ
イバ心線28とを同一縮尺で描いたものである。幅の狭い
テープ状光ファイバ心線14は4心で、幅1.1 mm、厚さ0.
4 mmであるのに対し、幅広のテープ状光ファイバ心線28
は16心で、幅4.0 mm、厚さ0.4 mmである。
テープ状光ファイバ心線14と、今後超高密度光ファイバ
ケーブルに使用が予定されている幅広のテープ状光ファ
イバ心線28とを同一縮尺で描いたものである。幅の狭い
テープ状光ファイバ心線14は4心で、幅1.1 mm、厚さ0.
4 mmであるのに対し、幅広のテープ状光ファイバ心線28
は16心で、幅4.0 mm、厚さ0.4 mmである。
【0009】図10はテープ状光ファイバ心線が収納部材
の溝に収納されてらせん状になっているときに、テープ
状光ファイバ心線上の点Aの近傍が、ケーブルが直線状
態にある時と湾曲状態にある時でいかなる変形を生ずる
かを描いたものである。実線31はケーブル直線状態時の
テープ状光ファイバ心線であり、破線32はケーブル湾曲
状態時のテープ状光ファイバ心線である。この図は、テ
ープ状光ファイバ心線の湾曲の様子を、曲げの中心に向
かい且つその長さがその曲率半径に比例する矢印で表現
しており、ケーブル直線状態時および湾曲状態時の曲率
半径の値をそれぞれρs およびρとした。
の溝に収納されてらせん状になっているときに、テープ
状光ファイバ心線上の点Aの近傍が、ケーブルが直線状
態にある時と湾曲状態にある時でいかなる変形を生ずる
かを描いたものである。実線31はケーブル直線状態時の
テープ状光ファイバ心線であり、破線32はケーブル湾曲
状態時のテープ状光ファイバ心線である。この図は、テ
ープ状光ファイバ心線の湾曲の様子を、曲げの中心に向
かい且つその長さがその曲率半径に比例する矢印で表現
しており、ケーブル直線状態時および湾曲状態時の曲率
半径の値をそれぞれρs およびρとした。
【0010】ここで注目すべきことは、ケーブルが湾曲
させられると、テープ状光ファイバ心線の曲率半径がρ
s なる値からρなる値に変化すると同時に、その湾曲方
向が点Aにおけるテープ状光ファイバ心線の中心軸線に
接する直線x−x’に直交する平面内でωなる角度だけ
方向変化を生ずることである。この現象により図10のよ
うな場合、テープ状光ファイバ心線の中央点Aから、そ
の湾曲の内側方向にへだたって存在するテープ状光ファ
イバ心線の側縁部A’では圧縮歪が生じ、光ファイバの
マイクロベンディングが生じやすくなる。この圧縮歪は
点Aから点A’の方向に向かって、その距離と共に増大
する。
させられると、テープ状光ファイバ心線の曲率半径がρ
s なる値からρなる値に変化すると同時に、その湾曲方
向が点Aにおけるテープ状光ファイバ心線の中心軸線に
接する直線x−x’に直交する平面内でωなる角度だけ
方向変化を生ずることである。この現象により図10のよ
うな場合、テープ状光ファイバ心線の中央点Aから、そ
の湾曲の内側方向にへだたって存在するテープ状光ファ
イバ心線の側縁部A’では圧縮歪が生じ、光ファイバの
マイクロベンディングが生じやすくなる。この圧縮歪は
点Aから点A’の方向に向かって、その距離と共に増大
する。
【0011】従来使用されていたテープ状光ファイバ心
線は、その幅が狭いものであったので、側縁部A’にお
ける圧縮歪も小さく、それによるマイクロベンディング
も無視できる程度に微小であり、溝底とテープ状光ファ
イバ心線との摩擦抵抗の減少のみに配慮すればよかった
ものと考えられる。しかし図9(b) のような幅広のテー
プ状光ファイバ心線28をらせん溝に収納すると、ケーブ
ル湾曲時に、その側縁部A’に激しいマイクロベンディ
ングが生じ、きわめて大きな損失増加が生じることにな
るのである。
線は、その幅が狭いものであったので、側縁部A’にお
ける圧縮歪も小さく、それによるマイクロベンディング
も無視できる程度に微小であり、溝底とテープ状光ファ
イバ心線との摩擦抵抗の減少のみに配慮すればよかった
ものと考えられる。しかし図9(b) のような幅広のテー
プ状光ファイバ心線28をらせん溝に収納すると、ケーブ
ル湾曲時に、その側縁部A’に激しいマイクロベンディ
ングが生じ、きわめて大きな損失増加が生じることにな
るのである。
【0012】ちなみに図10に示したテープ状光ファイバ
心線の湾曲方向の変化角度ωの算出式は数1のようにな
る。なお数1における記号の定義は数2および数3のと
おりであり、数2および数3における記号の定義は図11
および図12のとおりであり、図11および図12における記
号の定義は次のとおりである。
心線の湾曲方向の変化角度ωの算出式は数1のようにな
る。なお数1における記号の定義は数2および数3のと
おりであり、数2および数3における記号の定義は図11
および図12のとおりであり、図11および図12における記
号の定義は次のとおりである。
【0013】γ :溝内に収納されているテープ状光フ
ァイバ心線の巻きつけ角度 γ0 :始端における溝内に収納されているテープ状光フ
ァイバ心線の位置(定義範囲:−π≦γ0 ≦π) R :溝内に収納されているテープ状光ファイバ心線の
層心半径 α :溝内に収納されているテープ状光ファイバ心線の
ピッチ角 Rb :ケーブル曲げ半径 θ :ケーブルの巻きつき角度
ァイバ心線の巻きつけ角度 γ0 :始端における溝内に収納されているテープ状光フ
ァイバ心線の位置(定義範囲:−π≦γ0 ≦π) R :溝内に収納されているテープ状光ファイバ心線の
層心半径 α :溝内に収納されているテープ状光ファイバ心線の
ピッチ角 Rb :ケーブル曲げ半径 θ :ケーブルの巻きつき角度
【0014】
【数1】
【0015】
【数2】
【0016】
【数3】
【0017】ちなみに曲率半径ρ、ρs の式は数4の如
くである。
くである。
【0018】
【数4】
【0019】上記の式より明らかなように、テープ状光
ファイバ心線の湾曲方向の変化量ω、曲率半径ρ、ρs
は、それのケーブル上での位置(テープ状光ファイバ心
線の巻付け角γ+γ0 により表示される)、それの層心
半径R、ピッチ角α、ケーブルの曲げ半径Rb の値を与
えると定まるものである。なおピッチ角αはピッチ長L
と層心半径Rから次式により換算できる。
ファイバ心線の湾曲方向の変化量ω、曲率半径ρ、ρs
は、それのケーブル上での位置(テープ状光ファイバ心
線の巻付け角γ+γ0 により表示される)、それの層心
半径R、ピッチ角α、ケーブルの曲げ半径Rb の値を与
えると定まるものである。なおピッチ角αはピッチ長L
と層心半径Rから次式により換算できる。
【0020】
【数5】α=arctan(L/2πR)
【0021】ちなみに図13はR=3.4 mm、L=500 mm、
Rb =1600mmの場合の、ケーブル上の各位置におけるω
の値を算出し、図に描いたものである。また図14はケー
ブル曲げ半径の値のみをRb =100mm に変えて同様に算
出したωの値を図に描いたものである。
Rb =1600mmの場合の、ケーブル上の各位置におけるω
の値を算出し、図に描いたものである。また図14はケー
ブル曲げ半径の値のみをRb =100mm に変えて同様に算
出したωの値を図に描いたものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】図15ないし図17は本発明
の基礎となる技術思想を説明するための図である。図15
はテープ状光ファイバ心線28の湾曲方向変化量ωが比較
的小さい場合、図16はωが比較的大きい場合、図17はそ
れらの中間の場合を示したものである。いずれもテープ
状光ファイバ心線28を、それ自体の中心軸線方向から見
た断面図として表現している。
の基礎となる技術思想を説明するための図である。図15
はテープ状光ファイバ心線28の湾曲方向変化量ωが比較
的小さい場合、図16はωが比較的大きい場合、図17はそ
れらの中間の場合を示したものである。いずれもテープ
状光ファイバ心線28を、それ自体の中心軸線方向から見
た断面図として表現している。
【0023】さて従来のようにテープ状光ファイバ心線
の中心軸線まわりの回転に対する配慮のないケーブルで
は、その側縁部A’はその位置を保持せざるを得ないか
ら、そこにおけるテープ状光ファイバ心線の圧縮歪Δε
max は次式で表現される。なお圧縮歪は負数で表すもの
とした。
の中心軸線まわりの回転に対する配慮のないケーブルで
は、その側縁部A’はその位置を保持せざるを得ないか
ら、そこにおけるテープ状光ファイバ心線の圧縮歪Δε
max は次式で表現される。なお圧縮歪は負数で表すもの
とした。
【0024】
【数6】Δεmax =−(w sinω)/ρ ただし wはA、A’間の距離
【0025】本発明の特徴は、例えば図18および図19に
示すように、単一の溝12を有する収納部材23を用い、そ
の溝12内にテープ状光ファイバ心線28を複数枚積層して
収納した状態で、それを心材 (図示せず) の外周にらせ
ん状に巻き付ける構造の光ファイバケーブルにおいて、
ケーブルを湾曲させたときに、収納部材23が心材の外周
で図18の状態 (湾曲前の状態) から図19の状態に回転で
きるようにしたことである。このようにするとケーブル
を湾曲させた場合、テープ状光ファイバ心線28は収納部
材23と共に、それに蓄積される機械的エネルギーが最小
となる方向に回転を生じ、側縁部の圧縮歪が軽減され、
マイクロベンディングの発生を防止できるのである。
示すように、単一の溝12を有する収納部材23を用い、そ
の溝12内にテープ状光ファイバ心線28を複数枚積層して
収納した状態で、それを心材 (図示せず) の外周にらせ
ん状に巻き付ける構造の光ファイバケーブルにおいて、
ケーブルを湾曲させたときに、収納部材23が心材の外周
で図18の状態 (湾曲前の状態) から図19の状態に回転で
きるようにしたことである。このようにするとケーブル
を湾曲させた場合、テープ状光ファイバ心線28は収納部
材23と共に、それに蓄積される機械的エネルギーが最小
となる方向に回転を生じ、側縁部の圧縮歪が軽減され、
マイクロベンディングの発生を防止できるのである。
【0026】ところで図15のようにωが比較的小さい場
合や、図16のようにωが比較的大きい場合、蓄積される
機械的エネルギーを減少する回転方向は図より明らかで
ある。また図17のような場合は、近似的にはω<90°の
ときはの状態に、ω>90°のときはの状態になるよ
うにテープ状光ファイバ心線の回転が生じると考えてよ
いから、テープ状光ファイバ心線の側縁部の圧縮歪Δε
max は次式で表現される値に軽減され、光ファイバのマ
イクロベンディングに起因する損失増加が防止されるこ
とになる。
合や、図16のようにωが比較的大きい場合、蓄積される
機械的エネルギーを減少する回転方向は図より明らかで
ある。また図17のような場合は、近似的にはω<90°の
ときはの状態に、ω>90°のときはの状態になるよ
うにテープ状光ファイバ心線の回転が生じると考えてよ
いから、テープ状光ファイバ心線の側縁部の圧縮歪Δε
max は次式で表現される値に軽減され、光ファイバのマ
イクロベンディングに起因する損失増加が防止されるこ
とになる。
【0027】
【数7】
【0028】幅広のテープ状光ファイバ心線がその中心
軸線のまわりに回転することにより、その側縁部A’近
傍の圧縮歪がいかに軽減されるかを、次に具体例を用い
て説明する。マイクロベンディングはテープ状光ファイ
バ心線の長手方向のある程度以上の範囲にわたり圧縮歪
がある限界を越えて発生したときに生じるものと考えら
れる。その限界がどの程度のものであるかを、例えば実
開平2-81511 の明細書に比較例として記載されているも
のを例にとって説明する。
軸線のまわりに回転することにより、その側縁部A’近
傍の圧縮歪がいかに軽減されるかを、次に具体例を用い
て説明する。マイクロベンディングはテープ状光ファイ
バ心線の長手方向のある程度以上の範囲にわたり圧縮歪
がある限界を越えて発生したときに生じるものと考えら
れる。その限界がどの程度のものであるかを、例えば実
開平2-81511 の明細書に比較例として記載されているも
のを例にとって説明する。
【0029】上記明細書によれば、図1および図2に示
したような構造で、「外径9mmの収納部材に設けられた
ピッチ 500mm、幅 1.6mm、深さ 2.2mmの溝に、幅1.1 m
m、厚さ 0.4mmの4心テープ状光ファイバ心線を4枚収
納したケーブルの曲げ試験において、直径 400mmのマン
ドレルでは損失増加はなかったが、直径 250mmのマンド
レルでは0.25dBの損失増加があった」との説明がある。
したような構造で、「外径9mmの収納部材に設けられた
ピッチ 500mm、幅 1.6mm、深さ 2.2mmの溝に、幅1.1 m
m、厚さ 0.4mmの4心テープ状光ファイバ心線を4枚収
納したケーブルの曲げ試験において、直径 400mmのマン
ドレルでは損失増加はなかったが、直径 250mmのマンド
レルでは0.25dBの損失増加があった」との説明がある。
【0030】この場合、マンドレル外径の2分の1を曲
げ半径Rb とみなせば、Rb =200mmまたは125 mmとな
る。ここで溝底に接しているテープ状光ファイバ心線に
注目するならば、層心半径はR=2.5 mm、ピッチ長はL
=500 mmに相当する。ここでテープ状光ファイバ心線の
幅方向中央と、最も側縁寄りの光ファイバとの距離をw
=0.36mmとみなし、かつテープ状光ファイバ心線の中心
軸線のまわりの回転は許されないものとして(λ1 =0
°)、最も側縁寄りの光ファイバにおける圧縮歪Δε
max をケーブル上の各位置(γ+γ0 により表示)に関
して算出し、図に描くと図20の曲線およびのように
なる。これらの曲線は次の如き意味をもっているから、
テープ状光ファイバ心線がその中心軸線のまわりに回転
できる場合の比較例とみなすことができる。
げ半径Rb とみなせば、Rb =200mmまたは125 mmとな
る。ここで溝底に接しているテープ状光ファイバ心線に
注目するならば、層心半径はR=2.5 mm、ピッチ長はL
=500 mmに相当する。ここでテープ状光ファイバ心線の
幅方向中央と、最も側縁寄りの光ファイバとの距離をw
=0.36mmとみなし、かつテープ状光ファイバ心線の中心
軸線のまわりの回転は許されないものとして(λ1 =0
°)、最も側縁寄りの光ファイバにおける圧縮歪Δε
max をケーブル上の各位置(γ+γ0 により表示)に関
して算出し、図に描くと図20の曲線およびのように
なる。これらの曲線は次の如き意味をもっているから、
テープ状光ファイバ心線がその中心軸線のまわりに回転
できる場合の比較例とみなすことができる。
【0031】すなわち曲線は損失増加の生じなかった
場合における最側縁寄りの光ファイバの圧縮歪Δεmax
の分布図である。したがってこの曲線よりも下側の領
域にその圧縮歪Δεmax が分布して存在するケーブル構
造においては圧縮歪によるマイクロベンディングに起因
する損失増加の心配は一応ないと見なし得る。すなわ
ち、この領域はいわば圧縮歪Δεmax に関する安全領域
である。これに対して曲線は損失増加が生じた場合の
例である。したがってこの場合はもしかすると圧縮歪に
よるマイクロベンディングに起因する損失増加分も含ま
れていたかも知れないと考えれば、この曲線の上側の領
域はいわば圧縮歪Δεmax に関する要注意領域である。
場合における最側縁寄りの光ファイバの圧縮歪Δεmax
の分布図である。したがってこの曲線よりも下側の領
域にその圧縮歪Δεmax が分布して存在するケーブル構
造においては圧縮歪によるマイクロベンディングに起因
する損失増加の心配は一応ないと見なし得る。すなわ
ち、この領域はいわば圧縮歪Δεmax に関する安全領域
である。これに対して曲線は損失増加が生じた場合の
例である。したがってこの場合はもしかすると圧縮歪に
よるマイクロベンディングに起因する損失増加分も含ま
れていたかも知れないと考えれば、この曲線の上側の領
域はいわば圧縮歪Δεmax に関する要注意領域である。
【0032】さて図21は本発明者が設計したケーブルに
おいて、その幅広テープ状光ファイバ心線の中心軸線ま
わりの許容回転角λ1 をパラメータとして最側縁寄りの
光ファイバの圧縮歪Δεmax を算出し、図示したもので
ある。設計したケーブルは、使用時の最小曲げ半径をR
b =400 mmとし、図9(b) に示すような広幅テープ状光
ファイバ心線28を、図18に示すような溝12内に積層して
収納するものとした。また幅広テープ状光ファイバ心線
28が構成するらせんピッチ長をL=900 mmとし、テープ
状光ファイバ心線の幅方向中央と最側縁寄りの光ファイ
バとの距離をw=1.8 mmとした。図21は溝底部に接して
いるテープ状光ファイバ心線に注目し、R=8.0 mmとし
て圧縮歪Δεmax を算出した場合の例である。
おいて、その幅広テープ状光ファイバ心線の中心軸線ま
わりの許容回転角λ1 をパラメータとして最側縁寄りの
光ファイバの圧縮歪Δεmax を算出し、図示したもので
ある。設計したケーブルは、使用時の最小曲げ半径をR
b =400 mmとし、図9(b) に示すような広幅テープ状光
ファイバ心線28を、図18に示すような溝12内に積層して
収納するものとした。また幅広テープ状光ファイバ心線
28が構成するらせんピッチ長をL=900 mmとし、テープ
状光ファイバ心線の幅方向中央と最側縁寄りの光ファイ
バとの距離をw=1.8 mmとした。図21は溝底部に接して
いるテープ状光ファイバ心線に注目し、R=8.0 mmとし
て圧縮歪Δεmax を算出した場合の例である。
【0033】図21においてλ1 =0°の曲線は、テープ
状光ファイバ心線の中心軸線まわりの回転に対する配慮
のない従来の場合を示している。この場合、圧縮歪Δε
maxの分布はテープ状光ファイバ心線の長手方向の全範
囲にわたって要注意領域にあり、マイクロベンディング
による激しい損失増加が生じることを示している。
状光ファイバ心線の中心軸線まわりの回転に対する配慮
のない従来の場合を示している。この場合、圧縮歪Δε
maxの分布はテープ状光ファイバ心線の長手方向の全範
囲にわたって要注意領域にあり、マイクロベンディング
による激しい損失増加が生じることを示している。
【0034】これに対して例えばλ1 =30°にすると、
要注意領域に入るテープ状光ファイバ心線の長さの比率
がλ1 =0°のときの数分の1となる改善がみられ、さ
らにλ1 =45°以上にすると、その大半が安全領域に入
ってしまうという著しい効果が発揮される。したがって
本発明の構成を採用することによりケーブル湾曲時に損
失増加の生じない、幅広テープ状光ファイバ心線を使用
した超高密度の多心光ファイバケーブルの実現が可能と
なることが分かる。
要注意領域に入るテープ状光ファイバ心線の長さの比率
がλ1 =0°のときの数分の1となる改善がみられ、さ
らにλ1 =45°以上にすると、その大半が安全領域に入
ってしまうという著しい効果が発揮される。したがって
本発明の構成を採用することによりケーブル湾曲時に損
失増加の生じない、幅広テープ状光ファイバ心線を使用
した超高密度の多心光ファイバケーブルの実現が可能と
なることが分かる。
【0035】なお図18および図19に示したケーブル構造
は、幅広テープ状光ファイバ心線が収納部材と共に回転
することにより、いかなる効果が得られるかを説明する
ための一例として示したものであり、本発明はこれに限
定されるものではなく、以下の実施例で説明するように
種々の実施形態をとることが可能である。
は、幅広テープ状光ファイバ心線が収納部材と共に回転
することにより、いかなる効果が得られるかを説明する
ための一例として示したものであり、本発明はこれに限
定されるものではなく、以下の実施例で説明するように
種々の実施形態をとることが可能である。
【0036】
【実施例】図22および図23は本発明の光ファイバケーブ
ルに使用される収納部材の一例を示す。この収納部材23
は、断面ほぼ楕円形で、その長軸方向中央部に単一の溝
12を形成したポリエチレン等からなるプラスチック成形
体35と、そのプラスチック成形体35の溝12の両側に埋め
込まれた鋼線等からなる金属線36とで構成されている。
溝12には複数枚の幅広テープ状光ファイバ心線28が積層
された状態で収納される。
ルに使用される収納部材の一例を示す。この収納部材23
は、断面ほぼ楕円形で、その長軸方向中央部に単一の溝
12を形成したポリエチレン等からなるプラスチック成形
体35と、そのプラスチック成形体35の溝12の両側に埋め
込まれた鋼線等からなる金属線36とで構成されている。
溝12には複数枚の幅広テープ状光ファイバ心線28が積層
された状態で収納される。
【0037】この収納部材23は上記のような構造である
ため、収納したテープ状光ファイバ心線28を幅方向に曲
げる方向の曲げ剛性が該心線28を厚さ方向に曲げる方向
の曲げ剛性より大きくなっている。このためケーブルが
屈曲されると矢印のように機械的応力が低くなる方向の
回転が生じやすい。なお図22および図23におけるρおよ
びρs は図15および図16のρおよびρs に対応させてあ
る。
ため、収納したテープ状光ファイバ心線28を幅方向に曲
げる方向の曲げ剛性が該心線28を厚さ方向に曲げる方向
の曲げ剛性より大きくなっている。このためケーブルが
屈曲されると矢印のように機械的応力が低くなる方向の
回転が生じやすい。なお図22および図23におけるρおよ
びρs は図15および図16のρおよびρs に対応させてあ
る。
【0038】図24は上記の収納部材23を用いた本発明の
一実施例を示す。この光ファイバケーブルは、複数枚の
テープ状光ファイバ心線28を積層して収納した上記のよ
うな収納部材23を複数本、溝12を外側にして、中心テン
ションメンバー等の心材19の外周に撚り合わせた (らせ
ん状に巻き付けた) ものである。このケーブルが湾曲さ
れると、各収納部材23は図25の矢印のように回転を生
じ、テープ状光ファイバ心線28の側縁部に生じる圧縮歪
を緩和する。このため光ファイバのマイクロベンディン
グに基づく損失増加を防止できることになる。
一実施例を示す。この光ファイバケーブルは、複数枚の
テープ状光ファイバ心線28を積層して収納した上記のよ
うな収納部材23を複数本、溝12を外側にして、中心テン
ションメンバー等の心材19の外周に撚り合わせた (らせ
ん状に巻き付けた) ものである。このケーブルが湾曲さ
れると、各収納部材23は図25の矢印のように回転を生
じ、テープ状光ファイバ心線28の側縁部に生じる圧縮歪
を緩和する。このため光ファイバのマイクロベンディン
グに基づく損失増加を防止できることになる。
【0039】図26は本発明の光ファイバケーブルに使用
される収納部材の他の例を示す。この収納部材23は、断
面ほぼ円形で、対称位置にテープ状光ファイバ心線28を
収納する2条の溝12を形成したプラスチック成形体35
と、そのプラスチック成形体35の溝12の両側に埋め込ま
れた金属線36とで構成されている。
される収納部材の他の例を示す。この収納部材23は、断
面ほぼ円形で、対称位置にテープ状光ファイバ心線28を
収納する2条の溝12を形成したプラスチック成形体35
と、そのプラスチック成形体35の溝12の両側に埋め込ま
れた金属線36とで構成されている。
【0040】図27は本発明の光ファイバケーブルに使用
される収納部材のさらに他の例を示す。この収納部材23
は、断面円形で、中心部にテープ状光ファイバ心線28を
収納する内部空洞37を形成したプラスチック成形体35
と、そのプラスチック成形体35の内部空洞37の両側に埋
め込まれた金属線36とで構成されている。
される収納部材のさらに他の例を示す。この収納部材23
は、断面円形で、中心部にテープ状光ファイバ心線28を
収納する内部空洞37を形成したプラスチック成形体35
と、そのプラスチック成形体35の内部空洞37の両側に埋
め込まれた金属線36とで構成されている。
【0041】図28は本発明の光ファイバケーブルに使用
される収納部材のさらに他の例を示す。この収納部材23
は、全体としては断面円形のプラスチック成形体35で構
成されるが、プラスチック成形体35は、本体部35aと、
その両側の蓋部35b、35cとに分割されており、本体部
35aと蓋部35b、35cとの境にテープ状光ファイバ心線
28を収納する内部空洞37が形成されている。
される収納部材のさらに他の例を示す。この収納部材23
は、全体としては断面円形のプラスチック成形体35で構
成されるが、プラスチック成形体35は、本体部35aと、
その両側の蓋部35b、35cとに分割されており、本体部
35aと蓋部35b、35cとの境にテープ状光ファイバ心線
28を収納する内部空洞37が形成されている。
【0042】図26および図27の収納部材は、2本の金属
線36を埋め込むことによりテープ状光ファイバ心線28を
幅方向に曲げる方向の曲げ剛性が該心線28を厚さ方向に
曲げる方向の曲げ剛性より大きくなるようにしたもので
あるが、図28の収納部材は、断面円形のプラスチック成
形体35を3分割し、各部の厚さ寸法を幅寸法より小さく
することにより、上記と同様の曲げ剛性特性を持たせた
ものである。いずれの収納部材も前記実施例と同様、心
材の周囲にらせん状に巻き付けられて光ファイバケーブ
ルを構成するものである。
線36を埋め込むことによりテープ状光ファイバ心線28を
幅方向に曲げる方向の曲げ剛性が該心線28を厚さ方向に
曲げる方向の曲げ剛性より大きくなるようにしたもので
あるが、図28の収納部材は、断面円形のプラスチック成
形体35を3分割し、各部の厚さ寸法を幅寸法より小さく
することにより、上記と同様の曲げ剛性特性を持たせた
ものである。いずれの収納部材も前記実施例と同様、心
材の周囲にらせん状に巻き付けられて光ファイバケーブ
ルを構成するものである。
【0043】図29は本発明に係る光ファイバケーブルの
さらに他の実施例を示す。この光ファイバケーブルは、
複数枚のテープ状光ファイバ心線28を積層して収納した
収納部材23を複数本、溝12を外側にして、中心テンショ
ンメンバー等の心材19の外周に撚り合わせたものである
が、各収納部材23の両側面が平面になっている点が前記
実施例と異なっている。なおプラスチック成形体35の溝
12の両側に金属線36を埋め込むことによりテープ状光フ
ァイバ心線28を幅方向に曲げる方向の収納部材23の曲げ
剛性を大きくしてある点およびプラスチック成形体35の
底面を円弧状にして収納部材23が心材19の外周で回転で
きるようになっている点は前記実施例と同じである。
さらに他の実施例を示す。この光ファイバケーブルは、
複数枚のテープ状光ファイバ心線28を積層して収納した
収納部材23を複数本、溝12を外側にして、中心テンショ
ンメンバー等の心材19の外周に撚り合わせたものである
が、各収納部材23の両側面が平面になっている点が前記
実施例と異なっている。なおプラスチック成形体35の溝
12の両側に金属線36を埋め込むことによりテープ状光フ
ァイバ心線28を幅方向に曲げる方向の収納部材23の曲げ
剛性を大きくしてある点およびプラスチック成形体35の
底面を円弧状にして収納部材23が心材19の外周で回転で
きるようになっている点は前記実施例と同じである。
【0044】上記のような構成にすると、収納部材23の
幅が小さくなり、心材19のまわりに撚り合わせられる収
納部材23の本数が多くなるため、ケーブルに収納可能な
光ファイバの心数が増え、高密度化を図ることができ
る。
幅が小さくなり、心材19のまわりに撚り合わせられる収
納部材23の本数が多くなるため、ケーブルに収納可能な
光ファイバの心数が増え、高密度化を図ることができ
る。
【0045】さて前述の図21に、本発明者が設計したケ
ーブルにおけるテープ状光ファイバ心線の最側縁寄りの
光ファイバの圧縮歪Δεmax を示したが、そのときのケ
ーブルの最小曲げ半径の仕様はRb =400 mmであった。
ここでは、その曲げ半径の仕様がさらに厳しくなる場合
を想定し、Rb =240mmとした場合について前記の計算
式により計算を行った。その結果をグラフに描くと図30
のようになる。これを図21のグラフと比較すると、この
場合には、さらに大きなテープ状光ファイバ心線の回転
角λ1 (λ1 =45°〜60°)が要求されることがわか
る。
ーブルにおけるテープ状光ファイバ心線の最側縁寄りの
光ファイバの圧縮歪Δεmax を示したが、そのときのケ
ーブルの最小曲げ半径の仕様はRb =400 mmであった。
ここでは、その曲げ半径の仕様がさらに厳しくなる場合
を想定し、Rb =240mmとした場合について前記の計算
式により計算を行った。その結果をグラフに描くと図30
のようになる。これを図21のグラフと比較すると、この
場合には、さらに大きなテープ状光ファイバ心線の回転
角λ1 (λ1 =45°〜60°)が要求されることがわか
る。
【0046】このような大きな回転角λ1 を実現するの
に好適な収納部材の一例を図31に示す。この収納部材23
は、断面ほぼ円形のプラスチック成形体35に幅広テープ
状光ファイバ心線28を収納する溝12を形成し、その溝12
の底部に、断面ほぼ三角山形で厚さより幅の大きい金属
条材38を設置したものである。この金属条材38は、溝12
内でテープ状光ファイバ心線28の積層体が三角山の頂部
39を支点として回転できるようにするために設けたもの
である。金属条材38の材質はばね弾性を有するものであ
ることが好ましく、リン青銅等が好適である。この収納
部材23も、前記実施例と同様に心材の周囲にらせん状に
巻き付けられて光ファイバケーブルを構成するものであ
る。
に好適な収納部材の一例を図31に示す。この収納部材23
は、断面ほぼ円形のプラスチック成形体35に幅広テープ
状光ファイバ心線28を収納する溝12を形成し、その溝12
の底部に、断面ほぼ三角山形で厚さより幅の大きい金属
条材38を設置したものである。この金属条材38は、溝12
内でテープ状光ファイバ心線28の積層体が三角山の頂部
39を支点として回転できるようにするために設けたもの
である。金属条材38の材質はばね弾性を有するものであ
ることが好ましく、リン青銅等が好適である。この収納
部材23も、前記実施例と同様に心材の周囲にらせん状に
巻き付けられて光ファイバケーブルを構成するものであ
る。
【0047】上記のような構成にすると、収納部材23は
溝底部に厚さより幅の大きい金属条材38が設置されてい
るため、全体としてはテープ状光ファイバ心線28を幅方
向に曲げる方向の曲げ剛性が該心線28を厚さ方向に曲げ
る方向の曲げ剛性より大きくなり、これによってケーブ
ル湾曲時に収納部材23の回転が得られると共に、さらに
ケーブル湾曲時には溝12内で金属条材38の頂部39を支点
とするテープ状光ファイバ心線28の回転が得られる。
溝底部に厚さより幅の大きい金属条材38が設置されてい
るため、全体としてはテープ状光ファイバ心線28を幅方
向に曲げる方向の曲げ剛性が該心線28を厚さ方向に曲げ
る方向の曲げ剛性より大きくなり、これによってケーブ
ル湾曲時に収納部材23の回転が得られると共に、さらに
ケーブル湾曲時には溝12内で金属条材38の頂部39を支点
とするテープ状光ファイバ心線28の回転が得られる。
【0048】つまり収納部材23の回転とテープ状光ファ
イバ心線28の回転が加わるため、その結果としてテープ
状光ファイバ心線28の大きな回転角λ1 が得られるもの
である。したがってケーブルを小さな曲げ半径で湾曲さ
せた場合でも、テープ状光ファイバ心線の側縁部におけ
る光ファイバの損失増加を防止することができる。
イバ心線28の回転が加わるため、その結果としてテープ
状光ファイバ心線28の大きな回転角λ1 が得られるもの
である。したがってケーブルを小さな曲げ半径で湾曲さ
せた場合でも、テープ状光ファイバ心線の側縁部におけ
る光ファイバの損失増加を防止することができる。
【0049】図32は大きな回転角λ1 を実現するのに好
適な収納部材の他の例を示す。この収納部材23は、断面
ほぼ円形のプラスチック成形体35に幅広テープ状光ファ
イバ心線28を収納する溝12を形成し、その溝12の底部12
aの形状を断面凸形とし、かつその溝12の両側のプラス
チック成形体35中に鋼線等の金属線(またはFRP線)
36を抗張力体として埋め込んだものである。溝の底部12
aの形状を断面凸形としたのは、溝12内でテープ状光フ
ァイバ心線28の積層体が回転できるようにするためであ
る。この収納部材23も、前記実施例と同様に心材の周囲
にらせん状に巻き付けられて光ファイバケーブルを構成
するものである。
適な収納部材の他の例を示す。この収納部材23は、断面
ほぼ円形のプラスチック成形体35に幅広テープ状光ファ
イバ心線28を収納する溝12を形成し、その溝12の底部12
aの形状を断面凸形とし、かつその溝12の両側のプラス
チック成形体35中に鋼線等の金属線(またはFRP線)
36を抗張力体として埋め込んだものである。溝の底部12
aの形状を断面凸形としたのは、溝12内でテープ状光フ
ァイバ心線28の積層体が回転できるようにするためであ
る。この収納部材23も、前記実施例と同様に心材の周囲
にらせん状に巻き付けられて光ファイバケーブルを構成
するものである。
【0050】上記のような構成にすると、収納部材23は
テープ状光ファイバ心線28を幅方向に曲げる方向の曲げ
剛性が、該心線28を厚さ方向に曲げる方向の曲げ剛性よ
り大きくなり、これによってケーブル湾曲時に収納部材
23の回転が得られると共に、溝12内で底部12aの頂部を
支点とするテープ状光ファイバ心線28の回転が得られ
る。つまり収納部材23の回転とテープ状光ファイバ心線
28の回転が加わるため、その結果としてテープ状光ファ
イバ心線28の大きな回転角λ1 が得られるものである。
したがってケーブルを小さな曲げ半径で湾曲させた場合
でも、テープ状光ファイバ心線の側縁部における光ファ
イバの損失増加を防止することができる。
テープ状光ファイバ心線28を幅方向に曲げる方向の曲げ
剛性が、該心線28を厚さ方向に曲げる方向の曲げ剛性よ
り大きくなり、これによってケーブル湾曲時に収納部材
23の回転が得られると共に、溝12内で底部12aの頂部を
支点とするテープ状光ファイバ心線28の回転が得られ
る。つまり収納部材23の回転とテープ状光ファイバ心線
28の回転が加わるため、その結果としてテープ状光ファ
イバ心線28の大きな回転角λ1 が得られるものである。
したがってケーブルを小さな曲げ半径で湾曲させた場合
でも、テープ状光ファイバ心線の側縁部における光ファ
イバの損失増加を防止することができる。
【0051】図33は大きな回転角λ1 を実現するのに好
適な収納部材のさらに他の例を示す。この収納部材23が
図32の収納部材と異なる点はプラスチック成形体35の両
側面が平面になっていることである。それ以外は図32と
同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を
省略する。
適な収納部材のさらに他の例を示す。この収納部材23が
図32の収納部材と異なる点はプラスチック成形体35の両
側面が平面になっていることである。それ以外は図32と
同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を
省略する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、多心で幅広のテー
プ状光ファイバ心線を使用した超高密度多心光ファイバ
ケーブルにおいては、光ファイバケーブルを湾曲させた
ときに特にテープ状光ファイバ心線の側縁部付近の光フ
ァイバに損失増加が発生しやすくなるが、本発明によれ
ば、光ファイバケーブルが湾曲させられた場合、テープ
状光ファイバ心線を収納した収納部材が容易に回転し、
この回転によりテープ状光ファイバ心線の特に側縁部付
近の光ファイバに作用する圧縮歪が緩和されるため、湾
曲時の損失増加を防止することができる。
プ状光ファイバ心線を使用した超高密度多心光ファイバ
ケーブルにおいては、光ファイバケーブルを湾曲させた
ときに特にテープ状光ファイバ心線の側縁部付近の光フ
ァイバに損失増加が発生しやすくなるが、本発明によれ
ば、光ファイバケーブルが湾曲させられた場合、テープ
状光ファイバ心線を収納した収納部材が容易に回転し、
この回転によりテープ状光ファイバ心線の特に側縁部付
近の光ファイバに作用する圧縮歪が緩和されるため、湾
曲時の損失増加を防止することができる。
【図1】 従来の光ファイバケーブルの一例を示す斜視
図。
図。
【図2】 図1のケーブルの溝付近を示す拡大断面図。
【図3】 従来の光ファイバケーブルの他の例を示す断
面図。
面図。
【図4】 従来の光ファイバケーブル用の収納部材の一
例を示す断面図。
例を示す断面図。
【図5】 図4の収納部材を用いた従来の光ファイバケ
ーブルの断面図。
ーブルの断面図。
【図6】 光ファイバケーブルを湾曲させた状態を示す
説明図。
説明図。
【図7】 従来の光ファイバケーブルにおける損失増加
の防止手段の一例を示す断面図。
の防止手段の一例を示す断面図。
【図8】 同じく他の例を示す断面図。
【図9】 (a) は従来の光ファイバケーブルに用いられ
ているテープ状光ファイバ心線の一例を示す断面図、
(b) は本発明の光ファイバケーブルに用いられる幅広テ
ープ状光ファイバ心線の一例を示す断面図。
ているテープ状光ファイバ心線の一例を示す断面図、
(b) は本発明の光ファイバケーブルに用いられる幅広テ
ープ状光ファイバ心線の一例を示す断面図。
【図10】 光ファイバケーブルを湾曲させたときのテ
ープ状光ファイバ心線の屈曲状態を示す説明図。
ープ状光ファイバ心線の屈曲状態を示す説明図。
【図11】 光ファイバケーブルを湾曲させた状態を示
す正面図。
す正面図。
【図12】 図11の状態の断面図。
【図13】 光ファイバケーブルを湾曲させたときのケ
ーブル上の各位置におけるテープ状光ファイバ心線の湾
曲方向変化量ωの計算結果の一例を示す説明図。
ーブル上の各位置におけるテープ状光ファイバ心線の湾
曲方向変化量ωの計算結果の一例を示す説明図。
【図14】 同じく他の例を示す説明図。
【図15】 テープ状光ファイバ心線の湾曲方向変化量
ωが比較的小さい場合の説明図。
ωが比較的小さい場合の説明図。
【図16】 テープ状光ファイバ心線の湾曲方向変化量
ωが比較的大きい場合の説明図。
ωが比較的大きい場合の説明図。
【図17】 図15と図16の中間の場合の説明図。
【図18】 本発明の基本構成を示す断面図。
【図19】 図18でテープ状光ファイバ心線が回転した
状態を示す断面図。
状態を示す断面図。
【図20】 テープ状光ファイバ心線の回転が許されな
い場合のテープ状光ファイバ心線の最も側縁に近い光フ
ァイバの圧縮歪の計算結果を示すグラフ。
い場合のテープ状光ファイバ心線の最も側縁に近い光フ
ァイバの圧縮歪の計算結果を示すグラフ。
【図21】 テープ状光ファイバ心線の回転が許される
場合のテープ状光ファイバ心線の最も側縁に近い光ファ
イバの圧縮歪および湾曲方向変化量の計算結果を示すグ
ラフ。
場合のテープ状光ファイバ心線の最も側縁に近い光ファ
イバの圧縮歪および湾曲方向変化量の計算結果を示すグ
ラフ。
【図22】 本発明の光ファイバケーブルに使用される
収納部材の回転状態の一例を示す断面図。
収納部材の回転状態の一例を示す断面図。
【図23】 同じく他の例を示す断面図。
【図24】 図22および図23に示す収納部材を使用した
本発明に係る光ファイバケーブルの一実施例を示す断面
図。
本発明に係る光ファイバケーブルの一実施例を示す断面
図。
【図25】 図24のケーブルが湾曲したときの収納部材
の回転状態を示す断面図。
の回転状態を示す断面図。
【図26】 本発明の光ファイバケーブルに使用される
収納部材の他の例を示す断面図。
収納部材の他の例を示す断面図。
【図27】 同じくさらに他の例を示す断面図。
【図28】 同じくさらに他の例を示す断面図。
【図29】 本発明に係る光ファイバケーブルのさらに
他の実施例を示す断面図。
他の実施例を示す断面図。
【図30】 図21の場合よりケーブルの曲げ半径が小さ
い場合の光ファイバの圧縮歪および湾曲方向変化量の計
算結果を示すグラフ。
い場合の光ファイバの圧縮歪および湾曲方向変化量の計
算結果を示すグラフ。
【図31】 本発明の光ファイバケーブルに使用される
収納部材のさらに他の例を示す断面図。
収納部材のさらに他の例を示す断面図。
【図32】 本発明の光ファイバケーブルに使用される
収納部材のさらに他の例を示す断面図。
収納部材のさらに他の例を示す断面図。
【図33】 本発明の光ファイバケーブルに使用される
収納部材のさらに他の例を示す断面図。
収納部材のさらに他の例を示す断面図。
12:溝 17:光ファイバ 23:収納部材 28:幅広のテー
プ状光ファイバ心線 35:プラスチック成形体 36:金属線 37:内部空洞 38:金属条材 39:頂部
プ状光ファイバ心線 35:プラスチック成形体 36:金属線 37:内部空洞 38:金属条材 39:頂部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 茂 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】長手方向にのびる溝または内部空洞を有
し、その溝または内部空洞内にテープ状光ファイバ心線
を複数枚積層して収納した細長い収納部材を、心材の外
周にらせん状に巻き付けてなる光ファイバケーブルにお
いて、前記収納部材は、収納したテープ状光ファイバ心
線を幅方向に曲げる方向の曲げ剛性が該心線を厚さ方向
に曲げる方向の曲げ剛性より大きく形成されており、か
つ心材の外周で回転可能になっていることを特徴とする
光ファイバケーブル。 - 【請求項2】長手方向にのびる溝または内部空洞を有
し、その溝または内部空洞内にテープ状光ファイバ心線
を複数枚積層して収納した細長い収納部材を、心材の外
周にらせん状に巻き付けてなる光ファイバケーブルにお
いて、前記収納部材内でテープ状光ファイバ心線が回転
可能になっており、かつ収納部材が心材の外周で回転可
能になっていることを特徴とする光ファイバケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5123258A JPH0618752A (ja) | 1992-05-08 | 1993-04-28 | 光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-142023 | 1992-05-08 | ||
JP14202392 | 1992-05-08 | ||
JP5123258A JPH0618752A (ja) | 1992-05-08 | 1993-04-28 | 光ファイバケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618752A true JPH0618752A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=26460240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5123258A Pending JPH0618752A (ja) | 1992-05-08 | 1993-04-28 | 光ファイバケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618752A (ja) |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP5123258A patent/JPH0618752A/ja active Pending
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