JPH061872Y2 - 運転用座席装置 - Google Patents

運転用座席装置

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Publication number
JPH061872Y2
JPH061872Y2 JP1988024430U JP2443088U JPH061872Y2 JP H061872 Y2 JPH061872 Y2 JP H061872Y2 JP 1988024430 U JP1988024430 U JP 1988024430U JP 2443088 U JP2443088 U JP 2443088U JP H061872 Y2 JPH061872 Y2 JP H061872Y2
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JP
Japan
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seat
bracket
pin
elongated hole
handle
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Application number
JP1988024430U
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English (en)
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JPH01126830U (ja
Inventor
幸夫 三成
篤夫 藤井
孝 長谷川
一之 竹田
Original Assignee
油谷重工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として建設車両の運転用座席装置に関す
る。
従来の技術 第6図は、油圧ショベルの一部切欠き側面図である。図
において、1は油圧ショベルの運転室、2は運転席であ
る。第7図は、運転席2の側面図である。図において、
3は運転席2の支持台、4は座席、5はパンタグラフ式
あるいは平行リンク式などの座席昇降機構(以下昇降機
構という)、6は昇降調整用ハンドルである。
従来技術の運転用座席4は、昇降調整用ハンドル6を回
動操作すると、座席4の高さがh〜Hの範囲に変わるの
で、運転者は所要の高さに調整できる。
考案が解決しようとする課題 油圧ショベルにて掘削作業などを行う場合には、運転者
は油圧ショベルの前方直下付近を目視しながら、運転操
作を行うことがある。その場合に座席の高さを上方へ上
昇すると、運転者の目の位置も若干上方位置に移動す
る。しかし、第6図における運転矢の下方視覚θは、
あまり変わらない。そのために運転者は、前方直下付近
を目視しながら作業を行うときに、座席から腰部を前方
に浮かして操作するので、早期に疲労あるいは腰痛をお
こしたりして運転不具合となり、一方、運転姿勢が正常
でないので操作上の危険性もあった。
この考案は上記の課題を解決し、建設車両の前方直下付
近を着席して目視できる、前傾調整可能な座席装置を提
供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの考案の手段は、 イ.支持台上面の前部に前部ブラケットを立設し、その
前部ブラケットに昇降機構の下部前端を回動自在に枢支
ピンにて枢支し、 ロ.また、上記昇降機構両側部後方に長穴部付ブラケッ
トを立設し、かつそのブラケットの長穴部の長手方向中
心線を、上記前部ブラケットの枢支ピンから等距離に設
定し、かつ長穴部の長手方向内面側には複数の段付係止
部を設け、 ハ.一方、上記長穴部と昇降機構下部後端とを貫通する
貫通ピンを設け、その貫通ピン両端部の上記ブラケット
長穴部挿嵌位置にそれぞれ細幅部部位を設け、その細幅
部部位の幅寸法を長穴部の段付係止部間隔より小寸に設
定し、 ニ.また、上記貫通ピンの中央部付近に把手を固定して
設け、座席および昇降機構の後部側を上方へ回動せしめ
るとき、上記把手を回動操作して貫通ピンの細幅部部位
が長穴部の段付係止部を通過可能にし、座席および昇降
機構を所要の回動角度に係止せしめるとき、上記把手を
貫通ピンの外径部部位に回動して係止可能に設定すると
ともに、 ホ.上記貫通ピンの両端部と長穴部付ブラケットとを締
付固定可能にクランプボルト機構を設けて、構成した。
作用 イ.座席を前傾させるときには、まずクランプボルト機
構のノブ付ボルトを緩めると、貫通ピンと長穴部付ブラ
ケットとの締付固定は解除される。それから把手を回動
操作して、貫通ピンの細幅部部位が長穴部の段付係止部
を通過できるようにする。
ロ.次に、座席および昇降機構の後部側を手動にて上方
へ回動させる。座席を所要の前傾角度に回動させたとき
に、上記把手を回動操作して貫通ピンを外径部部位に回
動させると、貫通ピンは長穴部内において係止される。
ハ.上記ロ項のような状態において、クランプボルト機
構のノブ付ボルトを締付けると、座席は所要の前傾角度
にて長穴部付ブラケットに固定される。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。第1図は、この考案にかかる座席装置の側面図であ
る。図において、従来技術と同一構成要素を使用するも
のに対しては同符号を付す。7は前部ブラケット、8は
枢支ピン、9は長穴部付ブラケット、10は長穴部付ブ
ラケット9の長穴部、11は把手である。第2図は、第
1図のA−Aより見た一部切欠き正面図である。図にお
いて、12は貫通ピン、13はクランプボルト機構、1
4は締付ボルト部材、15,16はそれぞれ昇降機構5
下部後端の貫通ピン12用ホルダである。第3図は、第
2図のB部詳細図である。図において、17はクランプ
ボルト機構13のノブ付ボルト、18は長穴部付ブラケ
ット9外側部に固着したカラー部材、19は昇降機構5
下部後端中央付近に設けられた貫通ピン12用ホルダ、
20は把手11用カラー部材、21は把手11用ストッ
パ部材である。第4図は、第2図のC−Cより見た側面
図である。図において、22は貫通ピン12端部の細幅
部部位、23は外径部部位である。
次に、この考案にかかる座席装置の構成を第1図〜第4
図について述べる。支持台3上面の前部に前部ブラケッ
ト7を立設し、その前部ブラケット7に昇降機構5の下
部前端を回動自在に枢支ピン8にて枢支した。また、昇
降機構5両側部後方に長穴部付ブラケット9を立設し、
かつそのブラケット9の長穴部10の長手方向中心線
を、上記前部ブラケット7の枢支ピン8から等距離Rに
設定し、かつ長穴部10の長手方向内面側には複数の段
付係止部イを設けた。一方、上記長穴部10と昇降機構
5下部後端とを貫通する貫通ピン12を設けた。そし
て、その貫通ピン12両端部の上記ブラケット9長穴部
10挿嵌位置にそれぞれ細幅部部位22を設け、その細
幅部部位22の幅寸法Eを長穴部10の段付係止部イ間
隔Wより小寸に設定した。また、上記貫通ピン12の中
央部付近に把手11を固定して設け、座席4および昇降
機構5の後部側を上方へ回動せしめるとき、上記把手1
1を回動操作して貫通ピン12の細幅部部位22が長穴
部10の段付係止部イを通過可能(E<W)にし、座席
4および昇降機構5を所要の回動角度に係止せしめると
き、上記把手11を貫通ピン12の外径部部位23に回
動して係止可能に設定した。それとともに、上記貫通ピ
ン12の両端部と長穴部付ブラケット9とを締付固定可
能にクランプボルト機構13を設けて、構成した。な
お、第2図における締付ボルト部材14を、ノブ付ボル
ト17に替えて取付け、両側部にノブ付ボルト17を用
いてもよい。
次に、この考案にかかる座席装置の作用機能について述
べる。座席4を前傾させるときには、まずクランプボル
ト機構13のノブ付ボルト17を緩めると、貫通ピン1
2と長穴部付ブラケット9との締付固定は解除される。
それから把手11を回動操作して、貫通ピン12の細幅
部部位22が長穴部10の段付係止部イを通過できるよ
うにする。次に、座席4および昇降機構5の後部側を手
動にて上方へ回動させる。座席4を所要の前傾角度に回
動させたときに、上記把手11を回動操作して貫通ピン
12の外径部部位23に回動させると、貫通ピン12は
長穴部10内において係止される。このような状態にお
いて、クランプボルト機構13のノブ付ボルト17を締
付けると、座席4は所要の前傾角度にて長穴部付ブラケ
ット9に固定される。それにより前傾された座席4は、
がたつくことなく確実に運転室内支持台3上に固定され
る。
第5図はこの考案にかかる座席装置をそなえた油圧ショ
ベルの側面図であるが、座席4を角度αだけ前傾させ
ると、運転者の下方視覚は角度θに拡大される。それ
により運転者は、前方直下付近を着座して楽な姿勢で目
視できる。
考案の効果 油圧ショベルにて掘削作業などを行う場合には、運転者
は油圧ショベルの前方直下付近を目視しながら、運転操
作を行うことがある。従来技術の運転席は前傾させるこ
とができないので、運転者は上記のような場合に、座席
から腰部を前方に浮かして運転操作をしていた。そのた
めに運転者は、早期に疲労あるいは腰痛をおこしたりし
て運転不具合となり、一方、運転姿勢が正常でないので
操作上の危険性もあった。
しかし、この考案にかかる座席装置では、昇降機構下部
の前側を回動中心として、手動により座席の後部側を上
方へ回動できるようにした。そして、座席を所要の角度
に前傾させ、貫通ピンをブラケット長穴部内に係止して
から、さらに、クランプボルト機構のノブ付ボルトを締
付けるようにした。それにより、前傾された座席はがた
つくことなく、確実に運転室内支持台上に固定される。
したがって、この考案にかかる座席装置では、運転者が
前方直下付近を目視して作業を行う場合に、前傾させた
座席に楽な姿勢で着座して運転操作ができる。それとと
もに、その前傾させた座席はがたつくことなく固定され
る。それにより、上記作業における運転者の運転姿勢、
運転感覚は改善され、かつ作業能率と安全性を向上させ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる座席装置の側面図、第2図は
第1図のA−Aより見た一部切欠き正面図、第3図は第
2図のB群詳細図、第4図は第2図のC−Cより見た側
面図、第5図はこの考案にかかる座席装置をそなえた油
圧ショベルの側面図、第6図は油圧ショベルの一部切欠
き側面図、第7図は従来技術運転席の側面図である。 3……………………支持台 4……………………座席 5……………………昇降機構 8……………………枢支ピン 9……………………ブラケット 10…………………長穴部 11…………………把手 12…………………貫通ピン 13…………………クランプボルト機構 17…………………ノブ付ボルト 22…………………細幅部部位 23…………………外径部部位

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持台上面に座席昇降機構を介して設けら
    れた運転用座席において、上記支持台上面の前部に前部
    ブラケットを立設し、その前部ブラケットに上記昇降機
    構の下部前端を回動自在に枢支ピンにて枢支し、また上
    記昇降機構両側部後方に長穴部付ブラケットを立設し、
    かつそのブラケットの長穴部の長手方向中心線を、上記
    前部ブラケットの枢支ピンから等距離に設定し、かつ長
    穴部の長手方向内面側には複数の段付係止部を設け、一
    方、上記長穴部と昇降機構下部後端とを貫通する貫通ピ
    ンを設け、その貫通ピン両端部の上記ブラケット長穴部
    挿嵌位置にそれぞれ細幅部部位を設け、その細幅部部位
    の幅寸法を長穴部の段付係止部間隔より小寸に設定し、
    また、上記貫通ピンの中央部付近に把手を固定して設
    け、座席および昇降機構の後部側を上方へ回動せしめる
    とき上記把手を回動操作して貫通ピンの細幅部部位が長
    穴部の段付係止部を通過可能にし、座席および昇降機構
    を所要の回動角度に係止せしめるとき上記把手を貫通ピ
    ンの外径部部位に回動して係止可能に設定するととも
    に、上記貫通ピンの両端部と長穴部付ブラケットとを締
    付固定可能にクランプボルト機構を設けたことを特徴と
    する運転用座席装置。
JP1988024430U 1988-02-24 1988-02-24 運転用座席装置 Expired - Lifetime JPH061872Y2 (ja)

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JPH01126830U JPH01126830U (ja) 1989-08-30
JPH061872Y2 true JPH061872Y2 (ja) 1994-01-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017126429A1 (de) * 2017-11-10 2019-05-16 Grammer Aktiengesellschaft Fahrzeugsitz mit Verstelleinrichtung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017126429A1 (de) * 2017-11-10 2019-05-16 Grammer Aktiengesellschaft Fahrzeugsitz mit Verstelleinrichtung
DE102017126429B4 (de) * 2017-11-10 2021-03-18 Grammer Aktiengesellschaft Fahrzeugsitz mit einer Bedieneinrichtung und einer Verstelleinrichtung

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JPH01126830U (ja) 1989-08-30

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