JP3515982B2 - 建設機械におけるコンソールの高さ調整機構 - Google Patents
建設機械におけるコンソールの高さ調整機構Info
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Description
操作レバーを取付けたコンソールの高さ調整装置に関す
る。
レバーを取付けたコンソールは、図4に示すように運転
席に隣接して位置し、コンソール6と運転室の床面1に
設けられた取付台5とは、コンソール6後方の回転支持
部O1と前方の高さ調整部O2との2ケ所で支持されて
いる。後方の回転支持部O1は、コンソール6下面の後
方部位において該取付台5と、ピンなどの部材によって
回動自在に支持される。また、前方の高さ調整部O2
は、コンソール6下面の前方に設けられた円弧状の長孔
又は円弧状に適宜間隔に点在して設けられた高さ調整用
の複数のボルト孔21を有する高さ調整プレート20
と、取付台5に設けたボルト孔を有するプレートとから
なっている。
21と取付台プレートのボルト孔とにボルト等の締結手
段を差し込み締付けることで任意の高さが得られるよう
になっている。そのことによって、操作レバー7を取付
けているコンソール6は、その下面の後方部を回動中心
O1として回動し、その結果、コンソール6が円弧状に
回動することになり、コンソール6に取付けられた操作
レバー7を取付台5に対して任意の高さに固定すること
ができる。
来技術には次のような問題があった。前述したようにボ
ルトをゆるめてコンソール6下面の後方部を回動中心O
1として円弧状に回動してコンソール6に取付けた操作
レバー7の高さを変えることができるものの、回動に伴
ってコンソール6とこれに取付けられた操作レバー7は
円弧状に移動するため、単に高さを変えるだけでなく操
作レバー7が後方又は前方に移動することになる。この
ため、オペレータに対して操作レバー7が近付きすぎた
り又は遠すぎたりし、レバー7を操作する上で違和感を
与えてしまう。このような場合、オペレータは、操作レ
バー7が近づいた分又は遠のいた分の調整を運転席を前
後方向にずらすことによって調整を行っていたが、たび
ごとに操作レバーの高さの調整と運転席位置の調整とを
行なわなければならない煩わしさがあった。
てなされたものであり、その目的は、床面に設けた取付
台とコンソールとを締結手段によりコンソール全体を床
面に対して上下方向高さ調整自在に取り付けることによ
り、コンソールを円弧状に回動させることなく、単に締
結手段の操作によって上下方向の高さ調整を簡単に行う
ことができ、オペレータに何らの違和感と煩わしさを与
えることなく、操作性に優れた建設機械における操作レ
バーを取付けているコンソールの高さ調整機構を提供す
ることである。
に、本発明のコンソールの高さ調整機構は、床面に設け
た取付台とコンソールとを締結手段によりコンソール全
体を床面に対して上下方向に高さ調整自在に取り付けた
ことを特徴とするもので、このように構成したことによ
り、単に締結手段を操作することによって操作レバーの
上下方向の高さ調整を簡単に行うことが可能となる。
り説明すると、図1は、本発明のコンソールの高さ調整
機構を装着した状態におけるシート部の正面図で、図2
は、取付台とコンソールの構成を示す要部拡大図で、図
3は、図2のA−A切断面図であり、図4は従来技術に
よる取付台とコンソールの構成を示す要部拡大図であ
る。
材2に取付台5が設けてあり、この取付台5の上方には
座席4が取り付けられている。そして、取付台5の左右
両側には左右操作レバー7、7を上部に設けたコンソー
ル6、6の支持部材9、9が締結部材10、10と図2
に示す締結兼脱落防止部材11とによって取り付けられ
ている。オペレータは、作業の内容や自己の体型に対応
させて前後位置調整レバー3により座席4の前後位置の
調整を行い、締結部材10や締結兼脱落防止部材11を
操作して操作レバー7を操作しやすい位置に調節し、座
席4に座って操作レバー7を操作することにより所望の
作業を行うことができる。
ル6の支持部材9の略中央部には上下方向に脱落防止用
長孔12が形成されており、その両側に高さ位置調整用
の位置調整孔8が上下方向に適宜間隔で点在して設けら
れている。なお、この上下方向に適宜間隔で点在して設
けられている位置調整孔8に代えて上下方向に長孔の位
置調整孔としてもよく、長孔の位置調整孔を用いること
により、高さ位置を無段階に調整することが可能とな
る。
について述べると、取付台5の側面にコンソール6の支
持部材9の側面をあてがい、取付台5の位置調整孔8と
コンソール6の支持部材9の側面の略中央部に設けた脱
落防止用長孔12とを合わせて締結兼脱落防止部材11
によって仮締結し、次に、取付台5のネジ孔13と支持
部材9の適当個所に設けた位置調整孔8、8とを合わせ
て、締結部材10、10によって両者を締結する。そし
て、先に仮締結した締結兼脱落防止部材11を更に締付
けることによって完全に締結される。
械におけるコンソールの高さ調整機構では、オペレータ
は、運転席に座り操作レバー7の位置が高いと感じたと
きには、まず、締結兼脱落防止部材11をゆるめ、取付
台5とコンソール6の支持部材9とを締結している締結
部材10、10をゆるめて取り外し所要の高さにコンソ
ール6を下げる。次に、取付台5のネジ孔13に支持部
材9の適当個所に設けた位置調整孔8、8(図2に示す
実施例の場合では、一番上の位置調整孔8が該当する)
とを合わせ、これに締結部材10よって両者を締結し、
そして、締結兼脱落防止部材11を締付けることによっ
て、オペレータは自分の好みや体型に合致した位置に操
作レバーを高さ調整できるので、違和感なく操作レバー
の操作を行うことができる。この際、コンソール6は締
結兼脱落防止部材11によって仮止めされているのでガ
イドされるが脱落する恐れはない。
材11と脱落防止用長孔12によってガイドされながら
コンソールの高さのみを調整できるので、コンソールの
上面に操作レバー以外にスイッチ等を設けていても、コ
ンソール全体が床面に対して上下動するため、操作性を
損なうことはない。これらによりコンソールの操作性が
大幅に向上する。また、座席4は上下方向に動かないの
で、操作レバー7のみの高さ調整を行うことができる。
なお、座席4の高さを調節するには、図示されていない
座席高さ位置調節機構によって容易に行うことができ
る。
ルの高さを簡単な操作で上下方向への移動ができるの
で、従来の高さ調整装置のように、コンソール後方部を
回動中心として回動させることにより高さを調整するも
のと異なり、コンソールの高さのみを上下に調整できる
ので、コンソールの上面に操作レバー以外にスイッチ等
を設けていても、コンソール全体が上下動するため、操
作性を損なうことはない。また、これらによりコンソー
ルの操作性を大幅に向上させることができる。
図、
拡大図。
レバー、4 座席、 5 取付台、 6 コンソ
ール、 7 操作レバー、8 位置調整孔、 9
支持部材、 10 締結部材、11 締結兼脱落
防止部材、 12 脱落防止用長孔、13 ネジ
孔、 20 高さ調整プレート、21 高さ調整用
のボルト孔。
Claims (3)
- 【請求項1】建設機械の操作レバーを取付けたコンソー
ルの取付装置において、床面に設けた取付台とコンソー
ルとを締結手段によりコンソール全体を床面に対して上
下方向に高さ調整自在に取付けたことを特徴とする建設
機械におけるコンソールの高さ調整機構。 - 【請求項2】請求項1に記載の締結手段は、コンソール
の支持部材に形成した上下方向の脱落防止用長孔とその
両側に上下方向に適宜間隔で点在して設けた高さ位置調
整用の位置調整孔と、前記取付台に設けたネジ孔と、締
結部材と締結兼脱落防止部材とからなることを特徴とす
る建設機械におけるコンソールの高さ調整機構。 - 【請求項3】請求項2に記載の高さ位置調整用の位置調
整孔は、上下方向の長孔であることを特徴とする建設機
械におけるコンソールの高さ調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12811398A JP3515982B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 建設機械におけるコンソールの高さ調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12811398A JP3515982B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 建設機械におけるコンソールの高さ調整機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11303140A JPH11303140A (ja) | 1999-11-02 |
JP3515982B2 true JP3515982B2 (ja) | 2004-04-05 |
Family
ID=14976708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12811398A Expired - Fee Related JP3515982B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 建設機械におけるコンソールの高さ調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3515982B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4555188B2 (ja) * | 2005-08-05 | 2010-09-29 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
JP4486662B2 (ja) | 2007-06-15 | 2010-06-23 | キャタピラージャパン株式会社 | 建設機械のコンソール高さ調整装置 |
JP2009121140A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Caterpillar Japan Ltd | 建設機械におけるコンソールボックス支持構造 |
JP5365471B2 (ja) * | 2009-11-04 | 2013-12-11 | 株式会社豊田自動織機 | トーイングトラクタ |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP12811398A patent/JP3515982B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11303140A (ja) | 1999-11-02 |
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