JPH0618611U - 内燃機関のオイルレベルゲージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性を向上する。 【構成】 インテークマニホルド用ステイ３の内部にオ
イルレベルゲージ用ガイド９が内蔵し、固定ブラケット
４，６によってインテークマニホルド用ステイ３に固定
されて一体化したオイルレベルゲージガイド兼用インテ
ークマニホルド１を構成している。そして、オイルレベ
ルゲージガイド兼用インテークマニホルド１は前記固定
ブラケット４を介して一端をインテークマニホルド２に
固定され、他端を固定ブラケット６を介してオイルパン
７に固定している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、内燃機関のオイルレベルゲージに関し、特にインテークマニホルド 用ステイとオイルレベルゲージ用ガイドとを一体化した内燃機関のオイルレベル ゲージに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の内燃機関のオイルレベルゲージとしては、例えば図２に示すようなもの がある、（例えば、自動車工業全書 ４ ガソリンエンジン 第３５頁 山海堂 昭 和５５年７月２０日発行参照）。

【０００３】 すなわち、オイルレベルゲージ１０１は、一端をインテークマニホルド１０２ に、他端をオイルパン１０３に固定されたオイルレベルゲージ用ガイド１０４に 挿入固定されている。

【０００４】 また、インテークマニホルド１０２はインテークマニホルド用ステイ１０５に よって支持されている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような従来の内燃機関のオイルレベルゲージにあっては、 オイルレベルゲージ用ガイド１０４とインテークマニホルド用ステイ１０５とが 、各々専用部品となっていた。

【０００６】 従って、オイルレベルゲージ用ガイド１０４とインテークマニホルド用ステイ １０５とが近くに設置されるため、組立時の作業スペースが狭くなり、作業性が 悪く、組立作業時間も長く掛かり、しかも部品点数も多いので生産性が悪いとい う問題点があった。

【０００７】 本考案は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、生産性を 向上させた内燃機関のオイルレベルゲージを提供することを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

このため本考案は、インテークマニホルドを支持するスペースの内部に、オイ ルレベルゲージを挿入するオイルレベルゲージ用ガイドを一体的に配設した。

【０００９】

【作用】

インテークマニホルドを支持するインテークマニホルド用ステイとオイルレベ ルゲージが挿入されるオイルレベルゲージ用ガイドとが一体的に構成され一部品 となっている。従って、生産性が大幅に向上する。

【００１０】

【実施例】

以下、本考案を図面に基づいて説明する。図１は本考案の一実施例を示す図で ある。

【００１１】 まず構成を説明する。１はオイルレベルゲージガイド兼用インテークマニホル ドステイである。インテークマニホルド２を支持するインテークマニホルド用ス テイ３の一端は固定ブラケット４に固定され、該固定ブラケット４はボルト５に よってインテークマニホルド２に固定されている。また、インテークマニホルド 用ステイの他端は固定ブラケット６に固定され、該固定ブラケット６はオイルパ ン７にボルト８によって固定されている。

【００１２】 インテークマニホルド用ステイ３の内部にオイルレベルゲージ用ガイド９が内 蔵され、前記固定ブラケット４及び固定ブラケット６によってインテークマニホ ルド用ステイ３に固定され、インテークマニホルド用ステイ３とオイルレベルゲ ージ用ガイド９とは一体となってオイルレベルゲージガイド兼用インテークマニ ホルドステイ１を構成している。

【００１３】 オイルレベルゲージ用ガイド９の下端は、オイルパン７に圧入され、Ｏリング １０でシールされており、オイルレベルゲージ１１が上方よりオイルレベルゲー ジ用ガイド９に挿入されている。なお１２はシリンダブロックである。

【００１４】 次に作用を説明する。通常の如く、オイルパン内残存油量確認の際は、オイル レベルゲージ１１をオイルレベルゲージガイド兼用インテークマニホルドステイ １より抜き取り、先端に付着した油のレベルを目視により読み取り確認する。

【００１５】 また、オイルレベルゲージガイド兼用インテークマニホルドステイ１は、イン テークマニホルド２の振れを抑えるステイの役目を有しているが、オイルレベル ゲージ用ガイドが一体化されているので支持剛性が高く、インテークマニホルド ２の振れを抑えるステイとしての役目をより効果的にはたしている。

【００１６】 このように、一部品によってオイルレベルゲージガイドの役目と、インテーク マニホルドステイの役目とを兼ねているため、部品点数が少ないので生産性は向 上し、また、エンジンの整備性も向上する。

【００１７】 尚、以上説明した実施例においては、オイルレベルゲージ用ガイド９とインテ ークマニホルド用ステイ３とを別部品で製造した後に一体化しているが、最初か ら鋳造，鍛造，加工等により一部品として製造することは当然に可能である。

【００１８】

【考案の効果】

以上説明してきたように、本考案によれば、部品点数が削減され、またボルト 本数も低減されるので、組立作業時間が短縮され、また作業性も良くなり、生産 性を大幅に向上することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す断面図。

【図２】従来例を示す断面図。

【符号の説明】 １…オイルレベルゲージガイド兼用インテークマニホル
ドステイ ２…インテークマニホルド ３…インテークマニホルド用ステイ ７…オイルパン ９…オイルレベルゲージ用ガイド １１…オイルレベルゲージ １２…シリンダブロック

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 インテークマニホルドを支持するステイ
   の内部にオイルレベルゲージを挿入する、オイルレベル
   ゲージ用ガイドを一体的に配設したことを特徴とする内
   燃機関のオイルレベルゲージ。