JPH06185835A - インバータ装置およびそのインバータ装置により制御されるエアコンディショナ - Google Patents

インバータ装置およびそのインバータ装置により制御されるエアコンディショナ

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JPH06185835A
JPH06185835A JP4338539A JP33853992A JPH06185835A JP H06185835 A JPH06185835 A JP H06185835A JP 4338539 A JP4338539 A JP 4338539A JP 33853992 A JP33853992 A JP 33853992A JP H06185835 A JPH06185835 A JP H06185835A
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pattern
loss
temperature
compressor
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Kazunobu Nagai
一信 永井
Ichiro Hongo
一郎 本郷
Nobuo Matsui
伸郎 松井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、室外側熱交換器の除霜を行う場合
等に、ヒートポンプのコンプレッサ駆動用のブラシレス
モータを発熱させて除霜時間を短縮する。 【構成】 第2の位相区分パターンY1〜Y6の初期
に、損失を増加させるための通電信号Z1〜Z6を形成
する。これにより、ブラシレスモータの巻線に逆トルク
を発生させるような電流が流れるので、モータ効率が低
下し、ブラシレスモータの損失が増大して霜を解かす等
のための熱量が増える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の巻線を有するブ
ラシレスモータの各巻線をロータの所定の回転位置に対
応する転流タイミングで順次通電するためのスイッチン
グ回路を有するインバータ装置に関し、特にヒートポン
プのコンプレッサ駆動用のブラシレスモータを制御する
インバータ装置およびそのインバータ装置により制御さ
れるエアコンディショナに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、エアコンディショナにおけるヒ
ートポンプの室外側熱交換器は、室内の冷房時には放熱
機(コンデンサ)として機能し、室内の暖房時には吸熱
器(エバポレータ)として機能するが、特に冬季等にお
ける室内の暖房時にあっては、室外機の環境温度(外気
温)が低くなると、室外側熱交換器に霜が付着し、暖房
能力が低下してしまう。
【0003】そこで、ヒートポンプ式エアコンディショ
ナにおいては、暖房運転中、室外側熱交換器に付着した
霜を取り除くための除霜運転を行うようにしている。除
霜運転方式には、四方弁により冷房サイクルに切替えて
運転する方式(室外側熱交換器は放熱器に切り替えられ
る)や、四方弁は暖房サイクルの状態に維持したままコ
ンプレッサ(通常密閉容器内に圧縮部とその駆動用モー
タを収納して構成されている)の吐出冷媒を直接室外側
熱交換器に送るバイパス路を開いて運転する方式があ
る。いずれもコンプレッサの高温吐出冷媒を室外側熱交
換器に直接送ることにより、当該室外側熱交換器の温度
を上昇させて付着した霜を解かすものである。
【0004】なお、除霜運転開始の検出は、室外側熱交
換器の温度低下の検出によることが一般的であるが、こ
れに限らず、室内側熱交換器の温度変化、室内側熱交換
器の温度と室温との差の変化、室外側熱交換器と外気温
との差の変化の検出、これらの検出と時間との組み合わ
せなどが公知である。
【0005】そして、この除霜運転中は室内に対する暖
房能力が低下し、または暖房能力が全くなくなるため、
除霜運転は極力短時間で終わらせることが室温低下を少
なくする上で望ましい。この除霜時間の短縮化のため
に、室外側熱交換器と共に室外機を構成しているコンプ
レッサの特に駆動用モータが発生する熱を霜の溶解に利
用するようにもしているが、この場合、除霜運転時のモ
ータの発熱量が大きいこと、つまりモータ効率が低く、
損失の大なることが要求される。
【0006】一方、エアコンディショナでは、近年、コ
ンプレッサの能力可変や電力消費量の節約のために、イ
ンダクションモータをインバータ装置により制御した
り、直流モータの一種であるブラシレスモータを採用し
てこれをインバータ装置により制御したりすることが行
われている。
【0007】図10はインダクションモータをインバー
タ装置により制御する場合の電気的構成の概略を示すも
ので、制御回路1は、直流電源回路2からインダクショ
ンモータ3の各相の巻線に印加される電圧およびその周
波数を制御すべく、スイッチング回路4が有するトラン
ジスタ5〜10をオンオフ制御する。ここで、一般に
は、インダクションモータ3に印加される電圧と周波数
とを、図11に示す関係に制御することによって高効率
運転を実現するようにしている。
【0008】図12はブラシレスモータをインバータ装
置により制御する場合の電気的構成の概略を示すもの
で、制御装置11は、ブラシレスモータ12のロータの
回転位置を検出する位置検出回路13からの検出信号に
基づいて、スイッチング回路14が有するトランジスタ
15〜20をオンオフ制御することにより、高効率運転
を実現するようにしている。また、位置検出信号から速
度情報を得て速度指令信号と比較し、パルス幅変調方式
により、速度制御を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】インダクションモー
タ、或いはブラシレスモータをインバータ装置により制
御する場合、インダクションモータでは、除霜運転時
に、周波数と電圧とを図11に示す関係で制御するので
はなく、周波数に対して電圧を高くすることで、容易に
損失を増加させて発熱量を多くすることができる。しか
しながら、ブラシレスモータの場合には、周波数と電圧
との関係を操作して損失を増加させるようなことができ
ないため、除霜運転時にも効率の良い運転がなされてし
まい、従ってモータ(コンプレッサ)の熱を除霜に利用
することができず、除霜に時間がかかり、その結果、室
内温度が下がって快適性を低下させていた。
【0010】また、エアコンディショナにおいて、コン
プレッサのモータの発熱が必要な時期は、除霜運転時の
他に、除霜準備運転時や通常運転中のコンプレッサ温度
低下時がある。除霜準備運転は、除霜運転時間を短縮さ
せるために、除霜運転を開始する前にコンプレッサを発
熱させておくものであり、コンプレッサに溜めた熱を室
外側熱交換器の除霜に用いるものである。この除霜準備
運転は、除霜が必要と予想される時、または除霜運転に
入る直前に、ヒートポンプを暖房サイクルのままに維持
した状態で、室内ファンを停止したり、減圧装置を絞っ
たり、コンプレッサのモータの回転数を室温に基づく指
令値よりも高く上昇させたりすることで、コンプレッサ
の温度を上昇させるもので、この除霜準備運転の結果、
コンプレッサの温度が所定値以上となった時、または除
霜準備運転が所定時間行われた時のいずれか少なくとも
一方の条件が満たされた場合に終了し、除霜運転へと切
り替えられる。この除霜準備運転は上述のように除霜の
ための熱をコンプレッサに溜めておくためのものである
から、この除霜準備運転も極力短時間で終わらせること
が必要である。
【0011】さらに、通常の運転中はコンプレッサの温
度は80℃程度の高温に保たれるが、運転中モータのオ
ン・オフを短期間で繰り返す等の状態が発生すると、コ
ンプレッサの温度が上昇せず、コンプレッサの温度が低
い状態で運転が行われる。この際、凝縮器温度(暖房運
転時には室内側熱交換器温度、冷房運転時には室外側熱
交換器温度)とコンプレッサ温度との差が小さくなる
と、コンプレッサの中の潤滑油に冷媒が溶け込むように
なって潤滑油の粘度が低下、ひいては潤滑性能が低下
し、コンプレッサの損傷を招くおそれがあるので、この
場合にもコンプレッサの温度を短時間で上昇させること
が必要である。
【0012】以上のようにヒートポンプ式エアコンディ
ショナにおいては、除霜運転時の他、除霜準備運転時、
運転中のコンプレッサの温度低下時等に、コンプレッサ
の温度を上昇させることが必要となる場合が多い。しか
しながら、このような場合も、コンプレッサ駆動用のモ
ータとして、インバータ装置により制御されるブラシレ
スモータを採用した場合には、損失を増加させる運転を
行わせることが困難なため、インダクションモータを用
いた場合に比べ、快適性、信頼性等が低下するという問
題があった。
【0013】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ヒートポンプのコンプレッサの駆動用
モータとしてブラシレスモータを採用したものにおい
て、所定時期にモータ効率を低下させて損失を増加させ
ることができるインバータ装置およびそのインバータ装
置により制御されるエアコンディショナを提供するにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヒートポンプ
のコンプレッサ駆動用のブラシレスモータが有する複数
相の巻線に順次通電するための複数のスイッチング素子
からなるスイッチング回路と、前記ブラシレスモータが
有するロータの回転位置を検出する位置検出手段と、前
記位置検出手段の検出信号に基づいて転流タイミングを
決定し、その転流タイミングに対応する通電信号を得る
通電信号形成手段と、前記通電信号に基づいて前記スイ
ッチング素子を駆動する駆動回路とを具備してなり、前
記通電信号形成手段は、通電信号パターンとして、正規
のパターンと、この正規のパターンよりもモータ効率の
低い損失増加パターンとを備え、所定時期に正規のパタ
ーンから損失増加パターンに切り替えることを特徴とす
るものである。
【0015】
【作用】除霜運転時等には、通電信号を正規のパターン
から損失増加パターンに切り替えることにより、モータ
効率を低下させる。すると、ブラシレスモータの損失が
増加するので、ブラシレスモータの発熱量が増加する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、エアコンディシ
ョナのコンプレッサ駆動用のブラシレスモータをパルス
幅変調(以下、単にPWM)方式で制御する場合に適用
して図1〜図6を参照しながら説明する。まず、この実
施例では、ブラシレスモータの回転位置検出は巻線の誘
起電圧を検出し、これを電気的に処理することにより回
転位置信号を得るようにしている。
【0017】図1に示されたインバータ装置において、
交流電源21に接続される直流電源回路22は、全波整
流回路23、リアクトル24aおよび平滑用コンデンサ
24bからなり、この直流電源回路22の直流母線2
5,26間にはスイッチング回路としてスイッチング素
子例えばスイッチング用トランジスタ27〜32からな
る三相ブリッジ回路33が接続され,その出力端子34
u,34v,34wにブラシレスモータ35の各巻線3
5u,35v,35wが接続される。
【0018】三相ブリッジ回路33の各トランジスタ2
7〜32が所定の順序でオンオフ制御されるとブラシレ
スモータ35はその各巻線35u〜35wが120度
(電気角、以下同様)の位相差をもって順次繰り返し通
電されることにより回転駆動される。この場合、一つの
トランジスタは120度オン、240度オフのオンオフ
周期で制御され且つオン周期では、図2に示すPWM信
号P1 によってデューティの制御がなされるので、ブラ
シレスモータ35の各巻線35u〜35wの端子電圧V
u,Vv,Vwは図2に示す波形になる。
【0019】図3は、PWM制御を伴わない場合の巻線
35uの端子電圧Vuおよび電流Iuの波形を示す。こ
の波形において、約60度(期間Ta )の区間に渡る傾
斜部分は巻線の誘起電圧、細長い正負パルスは三相ブリ
ッジ回路33の各トランジスタと並列に接続されたダイ
オードDによるパルス電圧、また、V0 は直流母線2
5、26間に接続された抵抗分圧回路36によって形成
された基準電圧である。この図3から、転流タイミング
は誘起電圧と基準電圧V0 とがクロスする時点(以下ゼ
ロクロス時点と称する)から約30度遅れていることが
理解される。
【0020】前記端子電圧Vu,Vv,Vwは位置検出
手段としての位置検出回路37に設けられたコンパレー
タ38〜40によって前記基準電圧V0 と比較されるこ
とにより、図2に示すような端子電圧Vu〜Vwの18
0度区間認識用の基本波信号Vu´,Vv´,Vw´に
変換される。更に、これら基本波信号Vu´,Vv´,
Vw´は位置信号回路37からフォトカプラ41〜43
を介して通電信号形成手段としてのマイクロコンピュー
タ44に与えられ、ここで正パルス成分のみの時間幅1
80度の連続方形波からなり且つ互に120度の位相差
を有する認識波形信号Ua,Va,Waに変換される。
この認識波形信号Ua,Va,Waの開始点(立上り時
点)および終了点(立下り時点)は誘起電圧と基準電圧
V0 とがクロスする時点に一致している。
【0021】マイクロコンピュータ44では、これに保
有された第1および第2のタイマー機能のうち、第1の
タイマー機能によって前記3つの認識波形信号Ua,V
a,Waから時間幅Tbが各々60度をもつ6個の第1
の位相区分パターンX1〜X6を形成し、更に第2のタ
イマー機能によって第1の各位相区分パターンX1〜X
6の終点を起点とする時間幅が各々30度をもつ6個の
第2の位相区分パターンY1〜Y6を形成する。そし
て、マイクロコンピュータ44は、最終的に上記のよう
な第2の位相区分信号から図2に示す通電信号Up,U
n,Vp,Vn,Wp,Wnを合成する。
【0022】ここで、通電信号Up,Un,Vp,V
n,Wp,Wnの開始点は、第2の位相区分パターンY
1〜Y6の終了点に一致しているので、誘起電圧と基準
電圧V0 とがクロスする時点から30度遅れた時点とな
り、従って、これら通電信号Up,Un,Vp,Vn,
Wp,Wnの位相パターンは、三相ブリッジ回路33の
トランジスタ27〜32に要求された転流タイミングパ
ターンに一致することとなる。
【0023】一方、マイクロコンピュータ44は、第1
の各位相区分パターンX1 〜X6 において、現在実行中
の位相区分パターン以前の6パターン(ブラシレスモー
タ半回転)或いは12パターン(ブラシレスモータ1回
転)の時間の和からブラシレスモータの単位時間当たり
の回転数(回転速度)を判定し、これを室温に基づいて
設定した速度指令値と比較して速度偏差を判定し、その
速度偏差に対応したデューティ信号Sdをパルス幅変調
回路45に与える。そして、このパルス幅変調回路45
はデューティ信号Sdに示されたデューティD1 をもつ
PWM信号P1を出力する。
【0024】このようにデューティが制御されたPWM
信号P1は、駆動回路を構成するゲート回路46の各ゲ
ート部47〜52のうち、プラス側のゲート部47,4
9,51によって前記通電信号Up,Vp,Wp,と合
成例えば論理積をとられながら三相ブリッジ回路33の
各トランジスタ27,29,31のベースにベース制御
信号として供給される。この結果、トランジスタ27〜
32が通電信号Up〜Wnによる図2に示すパターンで
オンオフ制御されることによってブラシレスモータ35
が駆動を継続すると共に図2に示されるPWM信号P1
によるデューティ制御によってその速度制御がなされ
る。なお、端子電圧Vu,Vv,Vwおよび基本波信号
Vu´,Vv´,Vw´は実際にはPWM信号を伴った
波形となるが、図2では省略してある。
【0025】以上のように形成される通電信号Up〜W
nのパターンはブラシレスモータ35を高効率で運転す
る正規のパターンに相当するもので、通常運転では、ブ
ラシレスモータ35はこの正規のパターンで制御され
る。
【0026】次に、除霜運転時等に用いるモータ効率の
低い損失増加パターンにつき説明する。なお、ヒートポ
ンプ式エアコンディショナの除霜運転等における制御動
作は後に説明する。この損失増加パターンを図4により
説明するに、この損失増加パターンは、第1の各位相区
分パターンX1〜X6の初期に損失通電信号UnL 、W
pL 、VnL 、UpL 、WnL 、VpL が形成される点
を除いて正規の通電信号パターンと同一である。
【0027】すなわち、損失増加パターンの実行に移行
すると、マイクロコンピュータ44に保有された第3の
タイマー機能がタイマー動作を行う。第3のタイマー機
能は、第1の各位相区分パターンX1〜X6の終点を起
点とする時間幅がTcの損失通電信号形成期間Z1〜Z
6を計測する。そして、マイクロコンピュータ44は、
この損失通電信号形成期間Z1〜Z6の開始直後から当
該期間Z1〜Z6の終点までの間、損失通電信号UnL
、WpL 、VnL 、UpL 、WnL 、VpL を形成す
る。
【0028】この損失通電信号UnL 、WpL 、VnL
、UpL 、WnL 、VpL によって、第1の各位相区
分パターンX1〜X6で、巻線35u、35w、35
v、35u、35w、35vに正規の状態とは逆方向の
電流が流れ、逆トルクを発生させる。これにより、ブラ
シレスモータ効率が低下し、損失が多くなって各巻線3
5u,35v,35wに流れる電流が増大し、その発熱
量が増加する。
【0029】ここで、損失通電信号形成期間Z1〜Z6
の時間幅Tcは、一つの巻線35uについてのみ示す図
5の(a)および(b)のように長短変化させることに
より、ブラシレスモータ35の発熱量を増減させるよう
にしている。なお、損失通電信号形成期間Z1〜Z6の
時間幅Tcは第1の各位相区分パターンX1〜X6の時
間幅Tbの半分の時間を最大とするように構成されてい
る。
【0030】ここで、図6を用いてヒートポンプ式エア
コンディショナの除霜運転等における制御動作とブラシ
レスモータ35の制御との関連性を説明する。まず、コ
ンプレッサ53は圧縮部54とブラシレスモータ35と
を同一の鉄製密閉容器53a内に収納して構成され、圧
縮部54とブラシレスモータ35は主軸により直結され
ている。コンプレッサ53、四方弁55、室内側熱交換
器56、減圧装置57、室外側熱交換器58は冷媒配管
で接続されており、コンプレッサ53の圧縮部54で圧
縮された高温冷媒は四方弁55を介して暖房時は室内側
熱交換器56へ、冷房時は四方弁55を図中破線で示す
状態に切り替えて室外側熱交換器58へ流すようになっ
ている。暖房時には室内側熱交換器56で凝縮した冷媒
は減圧装置57で減圧され、低温となって室外側熱交換
器58へ流れる。この室外側熱交換器58で冷媒は蒸発
し、コンプレッサ53へと戻るサイクルとなっている。
また、冷房時は逆に室外側熱交換器58で凝縮した冷媒
は減圧装置57で減圧され、低温となって室内側熱交換
器56へ流れる。この室内側熱交換器56で冷媒は蒸発
し、コンプレッサ53へと戻るサイクルとなっている。
そして、室内側、室外側の各熱交換器56,58にはそ
れぞれファン59,60の送風作用により風が通るよう
になっていて、その送風により各熱交換器56,58に
おける室内空気、室外空気との熱交換が効率良く行われ
るように構成されている。
【0031】さて、運転時は、室内側熱交換器56の空
気吸込側に設けられた温度センサ61により室温が検出
され、その検出信号はマイクロコンピュータ44に入力
されるようになっている。そして、マイクロコンピュー
タ44により、この温度センサ61の検出温度taと設
定温度との差に基づきブラシレスモータ35の速度指令
値が設定され、前述したようにPWM信号P1によるデ
ューティ制御によってブラシレスモータ35の速度制御
がなされる。
【0032】また、室外側熱交換器58にはその温度t
bにより着霜状態を検出するための温度センサ62が取
り付けられており、該温度センサ62の検出信号はマイ
クロコンピュータ44に入力される。さらに、コンプレ
ッサ53の容器53aには、コンプレッサ温度tcを検
出する温度センサ63が、室内側熱交換器56にはその
温度tdを検出するための温度センサ64が設けられ、
それぞれの検出信号はマイクロコンピュータ44に入力
されている。
【0033】ここで、マイクロコンピュータ44の制御
動作を説明する。マイクロコンピュータ44が温度セン
サ62の検出温度tbから、室外側熱交換器58の着霜
状態が除霜の必要な程度になったと判断すると、まず、
除霜準備運転が開始される。この除霜準備運転は、ヒー
トポンプを暖房サイクルのままに維持し、室内ファン5
9を低速又は停止したり、減圧装置57を絞ったり、ブ
ラシレスモータ35の回転数を室温taに基づく速度指
令値よりも上昇させることでコンプレッサ53の温度を
上昇させるものである。
【0034】なお、除霜準備運転の開始判別は、除霜運
転の開始判別と同様に、室外側熱交換器58の温度変化
に限らず、室内側熱交換器56の温度変化、室内側熱交
換器56の温度と室温との差の変化、室外側熱交換器5
8と外気温との差の変化やこれらの検出と時間との組み
合わせなどが公知であり利用可能である。
【0035】この除霜準備運転が開始すると、マイクロ
コンピュータ44はインバータ装置33に正規の通電信
号パターンによる通常運転から、当該正規のパターンよ
りもモータの効率の低い、損失増加パターンによる運転
に切り替える。この結果、除霜準備運転時はコンプレッ
サ53の発熱量が通常よりも大きくなり、コンプレッサ
53の温度が短時間で上昇する。そして、除霜準備運転
により、温度センサ63で検出されるコンプレッサ53
の温度tcが所定値以上となった時、または除霜準備運
転時間が所定時間経過した時のいずれか少なくとも一方
の条件が満たされた場合に終了し、除霜運転へと切り替
えられる。
【0036】ここで、除霜準備運転終了後の除霜運転
は、四方弁55により冷房サイクルに切り替えたり、四
方弁55は暖房サイクル状態に維持したままコンプレッ
サ53の吐出冷媒を直接室外側熱交換器58の入口に送
るバイパス路65に設けられた通常時閉の開閉弁66を
開としたりして行われる。
【0037】除霜準備運転が終了した後に除霜運転に切
り替わった場合も、マイクロコンピュータ44はインバ
ー装置33にモータの効率の低い、損失増加パターンに
よる運転を継続して指示する。このため、除霜運転の実
行中も、ブラシレスモータ35から大量の熱が発生し、
除霜の熱に用いられる。これにより、除霜時間は大幅に
短縮が可能となる。その後、室外側熱交換器58の温度
の上昇が温度センサ62により検知されるとマイクロコ
ンピュータ44は除霜終了と判断し、冷房サイクルに切
替えた除霜運転の場合は、四方弁55を暖房サイクル位
置に戻し、バイパス路65を開放した除霜運転では開閉
弁66を閉じ、暖房運転に復帰する。そして、この暖房
運転復帰に伴い、マイクロコンピュータ44は損失増加
パターンによる運転から効率の良い正規のパターンの運
転へと切り替える。
【0038】なお、除霜運転終了後は冷媒の温度が低下
しているため、コンプレッサ53内の潤滑油の潤滑性能
向上のために除霜終了直後に正規のパターンへ切り替え
るのではなく、除霜終了後、タイマを動作させ、所定時
間経過後に正規のパターンの運転へ切り替えるようにし
ても良い。
【0039】次に、運転中のコンプレッサ53の温度低
下につき説明する。通常、運転中はコンプレッサ53の
温度が80℃程度の高温に保たれるが、運転中、ブラシ
レスモータ35のオン・オフを短時間で繰り返す等の状
態が発生するとコンプレッサ53の温度が上昇せず、コ
ンプレッサ53の温度が低い状態で運転が行われる。こ
の際、凝縮器温度(暖房運転時の室内側熱交換器56の
温度、冷房運転時の室外側熱交換器58の温度)とコン
プレッサ53の温度との差が小さくなると、容器53a
中の潤滑油に冷媒が溶け込んで潤滑油の粘度が低下し、
これがために潤滑性能が低下してコンプレッサ53の損
傷を招くおそれがある。
【0040】このため、運転中、コンプレッサ53の温
度と凝縮器温度をそれぞれ検出し、その温度差が所定値
以下に低下した場合、コンプレッサ53自体を発熱させ
ることが有効である。そこで、暖房運転時、温度センサ
63で検出したコンプレッサ温度tcと室内側熱交換器
56に設けられた温度センサ64の検出温度tdとの差
が所定値以下になると、マイクロコンピュータ44はブ
ラシレスモータ35を正規のパターンから損失増加パタ
ーンによる運転に切り替える。一方、冷房運転時は温度
センサ63で検出したコンプレッサ温度tcと室外側熱
交換器58に設けられた温度センサ62の検出温度tb
との差が所定値以下になると、マイクロコンピュータ4
4はブラシレスモータ35を正規のパターンから損失増
加パターンによる運転に切り替える。この結果、ブラシ
レスモータ35の損失が増大して、コンプレッサ53の
温度が上昇するため、潤滑油の粘度低下を引き起こすこ
とがなくなり、コンプレッサ53の信頼性を向上でき
る。
【0041】また、マイクロコンピュータ44には、三
相ブリッジ回路33の雰囲気温度を検出する温度センサ
67からの検出信号teが入力される。そして、マイク
ロコンピュータ44は、除霜運転中等で損失増加パター
ンによる運転を行っている最中に、この温度センサ67
の検出温度teが所定温度を越えた場合には、損失通電
信号形成期間Z1〜Z6の時間幅Tcを短くし、以てブ
ラシレスモータ35の発熱量を抑えてスイッチング用ト
ランジスタ27〜32等が異常高温とならないように保
護する。
【0042】このように本実施例によれば、インバータ
装置33により制御されるブラシレスモータ35であっ
ても、除霜運転時等、ブラシレスモータ35の発熱量を
増加させる必要がある時に、その効率を低下させて発熱
量を増加させることができ、この結果、室外側熱交換器
56の除霜時間の短縮が可能になると共に、コンプレッ
サ53の信頼性の向上を図ることができる。
【0043】また、損失増加パターンにおいて、損失通
電信号形成期間Z1〜Z6の時間幅Tcを長短変化させ
ることで、ブラシレスモータ35の発熱量を増減するこ
とができるので、運転中のコンプレッサ53の温度低下
の防止に有効となる。すなわち、温度センサ63により
検出されるコンプレッサ温度tcと凝縮器温度との差が
小さくなるほど上記時間幅Tcが大きくなるように制御
すれば、コンプレッサ53を、異常高温とすることな
く、潤滑性能の低下をもたらすおそれのない高温状態に
維持することができ、コンプレッサ53の信頼性をより
向上できるものである。なお、この時間幅Tcは、温度
センサ62により検出される室外側熱交換器58の温度
tb(着霜の量)に応じて変えるように構成しても良
い。
【0044】さらに、損失増加パターンによりブラシレ
スモータ35を制御する場合、損失増加通電信号UnL
、WpL 、VnL 、UpL 、WnL 、VpL を、転流
タイミングを決定した直後、すなわち誘起電圧のみが現
れる時期において、端子電圧Vu、Vv、Vwが基準電
圧V0 とクロスした直後に形成するようにしたので、損
失通電信号UnL 、WpL 、VnL 、UpL 、WnL 、
VpL によって端子電圧Vu、Vv、Vwに直流電源回
路22の出力電圧が現れてしまい、誘起電圧と基準電圧
V0 とを比較することができなくなってしまうという不
具合を生ずるおそれがない。
【0045】なお、上記実施例では、端子電圧Vu、V
v、Vwと基準電圧V0 との比較結果に基づいて転流タ
イミングを決定したが、これは、ロータが有する永久磁
石の磁気により該ロータの位置検出を行うホール素子等
の磁気検出素子を設け、この磁気検出素子の検出信号に
基づいて転流タイミングを決定するように構成しても良
い。
【0046】図7は本発明の第2の実施例の損失増加パ
ターンを示すもので、この実施例では、第2のタイマー
機能による第2の位相区分パターンY1〜Y6の計測時
に、損失増加通電信号UnL 、WpL 、VnL 、UpL
、WnL 、VpL を形成すると共に、各損失増加通電
信UnL 、WpL 、VnL 、UpL 、WnL 、VpL の
形成時には通電信号Vn、Up、Wn、Vp、Un、W
pを形成しないようにしたものである。
【0047】また、この実施例では、第2の位相区分パ
ターンY1〜Y6の時間幅は、一つの巻線35uについ
て示す図8の(a)および(b)のように、長短変化す
るように構成されており、これによりブラシレスモータ
35の発熱量が大小調節される。
【0048】このように構成しても、第2の位相区分パ
ターンY1〜Y6においては、正トルクを発生させる巻
線に対しては電流を流すことなく、逆トルクを発生させ
る巻線に電流を流すので、ブラシレスモータ効率は低く
なり、この結果、損失が増大して巻線35u,35v,
35wに流れる電流が増加することとなり、その発熱量
が増加する。
【0049】図9は本発明の第3の実施例を示すもの
で、前記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して
詳細な説明を省略し、異なる部分のみ説明する。すなわ
ち、交流電源21と直流電源回路22とを接続する一方
の電源線68には、電流検出手段としての変流器69が
設けられており、この変流器69の信号は検出回路70
を介してマイクロコンピュータ44に入力される。マイ
クロコンピュータ44は、変流器69からの検出信号に
より一方の電源線68ひいては三相ブリッジ回路33に
供給される電流を検知し、これにより通電信号が正規の
パターンから損失増加パターンに切り替えられたときの
電流の増加分を求める。そして、その電流増加分が温度
センサ62〜67の検出温度等に基づいて設定した損失
相当分となるように、損失通電信号UnL 、WpL 、V
nL 、UpL 、WnL 、VpL の時間幅を補正して、ブ
ラシレスモータ35の発熱量を大小を補正する。なお、
三相ブリッジ回路33に供給される電流検出は直流母線
25或いは26に流れる電流を検出することにより行っ
ても良い。
【0050】
【発明の効果】本発明は以上述べたように、通電信号パ
ターンとして、正規のパターンの他に、この正規のパタ
ーンよりもモータ効率の低い損失増加パターンを備え、
所定時期に正規のパターンから損失増加パターンに切り
替える構成としたことにより、ヒートポンプのコンプレ
ッサを駆動するモータとしてブラシレスモータを採用し
ても、所望の時期にブラシレスモータを運転しながらそ
の効率を低下させて損失すなわち発熱量を増加させるこ
とができ、除霜運転等、モータ発熱が必要な時期に十分
な発熱を得ることができる、という優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図
【図2】正規の通電信号パターン形成時の各部の波形図
【図3】一つの巻線の端子電圧と電流の波形図
【図4】損失増加パターン形成時の図2相当図
【図5】損失増加パターンにおいて損失を大小変化させ
る場合の一つの巻線についての通電信号、端子電圧およ
び巻線電流の波形図
【図6】エアコンディショナのヒートポンプ構成図
【図7】本発明の第2の実施例を示す図4相当図
【図8】図5相当図
【図9】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図10】従来のインダクションモータを制御するイン
バータ装置の構成図
【図11】同電圧と周波数との関係を示す図
【図12】従来のブラシレスモータ制御用のインバータ
装置の構成図
【符号の説明】
22は直流電源回路、27〜32はトランジスタ(スイ
ッチング素子)、33は三相ブリッジ回路(スイッチン
グ回路)、35はブラシレスモータ、37は位置検出回
路、44はマイクロコンピュータ(通電信号形成回
路)、45はパルス幅変調回路、46はゲート回路(駆
動回路)、53はコンプレッサ、56は室内側熱交換
器、58は室外側熱交換器、59,62〜64,67は
温度センサ、69は変流器(電流検出手段)である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートポンプのコンプレッサ駆動用のブ
    ラシレスモータが有する複数相の巻線に順次通電するた
    めの複数のスイッチング素子からなるスイッチング回路
    と、 前記ブラシレスモータが有するロータの回転位置を検出
    する位置検出手段と、 前記位置検出手段の検出信号に基づいて転流タイミング
    を決定し、その転流タイミングに対応する通電信号を得
    る通電信号形成手段と、 前記通電信号に基づいて前記スイッチング素子を駆動す
    る駆動回路とを具備してなり、 前記通電信号形成手段は、通電信号パターンとして、正
    規のパターンと、この正規のパターンよりもブラシレス
    モータ効率の低い損失増加パターンとを備え、所定時期
    に正規のパターンから損失増加パターンに切り替えるこ
    とを特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】 ヒートポンプのコンプレッサ駆動用のブ
    ラシレスモータが有する複数相の巻線に順次通電するた
    めの複数のスイッチング素子からなるスイッチング回路
    と、 前記巻線の端子電圧と基準電圧との比較結果により、前
    記ブラシレスモータが有するロータの回転位置を検出す
    る位置検出手段と、 前記位置検出手段の検出信号に基づいて転流タイミング
    を決定し、その転流タイミングに対応する通電信号を得
    る通電信号形成手段と、 前記通電信号に基づいて前記スイッチング素子を駆動す
    る駆動回路とを具備してなり、 前記通電信号形成手段は、通電信号パターンとして、正
    規のパターンと、この正規のパターンよりもブラシレス
    モータ効率の低い損失増加パターンとを備え、所定時期
    に正規のパターンから損失増加パターンに切り替えるこ
    とを特徴とするインバータ装置。
  3. 【請求項3】 損失増加パターンにおいて、損失を増加
    させるための通電信号は、巻線の端子電圧と基準電圧と
    の比較により転流タイミングを決定した直後に形成され
    ることを特徴とする請求項2記載のインバータ装置。
  4. 【請求項4】 損失を増加させるための通電信号の時間
    幅を変えることにより、損失を大小制御することを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインバータ
    装置。
  5. 【請求項5】 スイッチング回路に供給される電流を検
    出する電流検出手段を設け、この電流検出手段の検出電
    流に基づいて、損失を増加させるための通電信号の時間
    幅を補正することを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかに記載のインバータ装置。
  6. 【請求項6】 ブラシレスモータにより駆動されるコン
    プレッサと、 室外側熱交換器と、減圧装置と、室内側熱交換器とを冷
    媒管路により接続したヒートポンプを備えたエアコンデ
    ィショナにおいて、 前記ブラシレスモータを請求項1ないし5のいずれかに
    記載のインバータ装置によって制御することを特徴とす
    るエアコンディショナ。
  7. 【請求項7】 室外側熱交換器に着いた霜を除くための
    除霜運転時、またはその除霜運転に先立って行われる除
    霜準備運転時に、ブラシレスモータを損失増加パターン
    によって制御することを特徴とする請求項6記載のエア
    コンディショナ。
  8. 【請求項8】 コンプレッサの温度を検出する温度セン
    サと、 室内側熱交換器および室外側熱交換器のうち、運転中に
    コンデンサとして機能する側の熱交換器の温度を検出す
    る温度センサと、 前記両温度センサの検出温度の差を演算する手段とを備
    え、 前記両温度センサの検出温度の差が所定値以下のとき、
    ブラシレスモータを損失増加パターンによって制御する
    ことを特徴とする請求項6または7記載のエアコンディ
    ショナ。
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