JPH0618509B2 - フライ下地粉 - Google Patents

フライ下地粉

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JPH0618509B2
JPH0618509B2 JP61069672A JP6967286A JPH0618509B2 JP H0618509 B2 JPH0618509 B2 JP H0618509B2 JP 61069672 A JP61069672 A JP 61069672A JP 6967286 A JP6967286 A JP 6967286A JP H0618509 B2 JPH0618509 B2 JP H0618509B2
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JP
Japan
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frozen
fried
croquette
batter
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JP61069672A
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JPS62228243A (ja
Inventor
陽 奥村
江利子 杉本
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Okumoto Flour Milling Co Ltd
Original Assignee
Okumoto Flour Milling Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フライ下地粉に関するもので、その特長とす
るところは、冷凍又はチルドフライ調理食品を電子レン
ジで加熱しただけでフライしたのと同じ、パリッとした
食感を有する新規なフライ下地粉に係るものである。
(従来技術とその問題点) 従来、揚物類、小麦粉、魚肉、獣肉、野菜類、澱粉、各
種調味料を材料として、これに適量の水を加え、或いは
加えることなくそのまま、又は良く混ぜて成形し、得ら
れた成形物にパン粉とバッターで衣付けし、180℃前後
の油で3〜10分間、油して製造するものである。
このような揚物類を家庭で行うと多くの手間を要するの
で、パン粉付け冷凍食品や半油冷凍フライ食品が販売
されているが、これら既存の食品はもう一度油でフライ
するか、オーブントースターで7〜10分間程度調理しな
ければならず、又、オーブントースターで調理する物は
一部焦げたりして出来上がりもフライした物と違った衣
の食感になるという欠点が見られた。
又、一部に電子レンジ用冷凍フライ類が市販されている
が、電子レンジで高周波加熱調理を行うと、衣が軟らか
く崩れて、フライ類独特の揚げたてのカリッとした感じ
が全く失われ、通常のフライとは異なったベタベタした
衣の食感となる等の問題点があった。
(発明の目的) 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、冷
凍及びチルドフライ調理食品を電子レンジで加熱しただ
けで、焦げることなく、食感もフライした物と全く同じ
パリッとし、出来上がりの色も黄金褐色で食感も良く、
油切れも非常に良くなるフライ下地粉を提供するもので
ある。
(発明の構成) 以下、本発明のフライ下地粉について説明をする。
本発明のフライ下地粉は、冷凍及びチルド調理食品を電
子レンジで加熱した時に中身の具材の水分が外に出ない
ように防止したことと、パリッとした食感を付与するた
めに必要であって、米粉、コーンフラワー、食用カルシ
ウム粉末の中から選ばれた1種又は2種以上を20〜99重
量%、ガム類を0.01〜2重量%およびα化澱粉を0.1〜2
0重量%の範囲で含んでいることを特徴とするものであ
る。
米粉、コーンフラワー、骨粉、卵殻の粉末、食用カルシ
ウム粉末の量が20重量%以下であれば、冷凍又はチルド
フライ調理食品を電子レンジで加熱した時に、衣がパリ
ッとせず、べたつきが生じ、又、その量が99重量%以上
では衣が硬くなるので、20〜99重量%の範囲が適当であ
り、好ましくは、米粉、コーンフラワー、食用カルシウ
ム粉末が40〜99重量%が良い。
食用カルシウム粉末としては、水に不溶または難溶の食
用カルシウムあるいは食用カルシウム塩であれば何でも
よく、例えば、カキ殻などの貝殻粉末をはじめ炭酸カル
シウム、乳酸カルシウム、クエン酸カルシウム、第1リ
ン酸カルシウム、リン酸1水素カルシウムなどを挙げる
ことができる。
ガム類としては、例えばローカストビーンガム、グアガ
ム、アラビアガム、トラガントガム、タマリントガムな
どが好適に用いられ、これらは単品又は混合して使用さ
れる。
このような天然ガム類を各々単品か或いは組み合わせて
水に分散、溶解させてなる水溶液をフライ用素材に付
着、浸潤させたのち、バッターを付着させると、該バッ
ターの付着は良好となるものである。
α化澱粉としては、α化度が30重量%以上のコーンスタ
ーチ、小麦澱粉、馬鈴薯粉、米粉澱粉、タピオカ澱粉、
サツマイモ澱粉等が好適に用いられ、これは単品又は混
合して使用される。
フライ下地粉の加水量は、フライ下地粉100重量%に対
して冷水200〜300重量%が適当である。
上記溶解させたバッターを具材に付着させた後、パン粉
付けを行ってフライし、しかるのち、冷凍又はチルドと
して冷凍又はチルドフライ調理食品を得るものである。
(発明の効果) 以上のように、本発明のフライ下地粉を付着させた冷凍
又はチルドフライ食品は、電子レンジで加熱しても衣が
軟化することなく「パリッ」とした歯切れの良い良好な
食感が得られると共に、再フライしても衣が破裂するこ
とがないものである。
(実施例) 次に本発明の具体的な実施例を示す。
実施例1 コーンフラワー70重量%、米粉27.8重量%、α−澱粉2
重量%、グアガム0.2重量%に冷水(15℃以下)210重量
%を混合し、攪拌溶解させて得られたバッターをエビの
具材に付着させたのち、常法通りパン粉付けを行い、次
いで、170〜180℃の油で2〜3分間フライしたのち、−
25℃で冷凍してエビの冷凍フライ調理済食品を得た。
こうして得られたエビの冷凍フライ調理済食品を−18℃
で1カ月間保存したのち、ペーパータオルを敷設した皿
上に該エビの冷凍フライ食品を載置し、電子レンジで加
熱した。
2〜3分間の加熱後、電子レンジから取り出して検査し
た結果、衣がパリッとした油切れの良いエビフライであ
った。
実施例2 米粉50重量%、コーンフラワー44.5重量%、α−澱粉5
重量%、グアガム0.5重量%に冷水(15℃以下)250重量
%を混合して攪拌、溶解させることにより得られたバッ
ターを豚肉の具材に付着させたのち、常法通りパン粉付
けを行い、次いで170〜180℃の油で2〜3分間フライし
た後、0℃±2℃でトンカツチルドフライ調理済食品を
得た。
こうして得られたトンカツチルドフライ調理済食品をペ
ーパータオルを敷いた皿の上に置き、電子レンジで加熱
した。
2〜3分間の加熱後、電子レンジから取り出して検査し
た結果、衣がパリッとした油切れの良いトンカツであっ
た。
実施例3 米粉79重量部、乳酸カルシウム10重量部、α−澱粉
10重量部、キサンタンガム1.0重量部に冷水(15
℃以下)280重量部を混合し、攪拌溶解させて得られ
たバッターをコロッケの具材に付着させたのち、常法通
りパン粉付けを行い、次いで170〜180℃の油で2
〜3分間フライしたのち、−25℃で冷凍して冷凍コロ
ッケの調理済食品を得た。こうして得られた冷凍コロッ
ケの調理済食品を−18℃で1ケ月間保存した。
比較例1 α化米粉99.3重量部に小麦粉0.7重量部を加え十
分混合し、これに614重量部の冷水を加えて、攪拌溶
解させて得られたバッターを上記実施例3と同一のコロ
ッケの具材に付着させたのち、常法通りパン粉付けを行
い次いで170〜180℃の油で2〜3分間フライした
のち、−25℃で冷凍して冷凍コロッケの調理済食品を
得た。
比較例2 小麦粉100重量部と冷水200重量部に150メッシ
ュの卵殻粉末0.5重量部を添加し、よく混合して得ら
れたバッターを上記実施例3と同一のコロッケの具材に
付着させたのち、常法通りパン粉付けを行い、上記比較
例1と同様の方法で、フライ、冷凍して冷凍コロッケの
調理済食品を得た。
比較例3 小麦粉78重量部に米粉10重量部、グアガム2重量
部、「ハイソフト」(商品名:味の素(株)製、老化加
工澱粉)10重量部を加え十分混合し、これに冷水40
0重量部を加えて混合し攪拌溶解させて得られたバッタ
ーを上記実施例3と同一のコロッケの具材に付着させた
のち、常法通りパン粉付けを行い、上記比較例1と同様
の方法で、フライ、冷凍して、冷凍コロッケの調理済食
品を得た。
これら比較例1、2および3の冷凍コロッケの調理済食
品をいずれも−18℃で一ケ月間保存したのち、これら
を実施例3の方法で得られた−18℃で一ケ月間保存し
た本発明の冷凍コロッケの調理済食品とともにペーパー
タオルを敷設した皿上に該冷凍コロッケの調理済食品を
置き、電子レンジで加熱した。2〜3分間の加熱後、電
子レンジから取り出して検査した結果は次の通りであっ
た。
比較例1は加熱により大量の水分を放出し、ペーパータ
オルは水で濡れ、コロッケの衣はべたべたになった。
比較例2は比較例1よりやや衣がかたいものゝ、加熱に
よる大量の水分を放出し、コロッケの衣はべたべたにな
った。
比較例3は比較的水分の放出は少なかったが衣はかなり
軟らかくなっていた。
これに対して本発明の方法による実施例3のコロッケは
電子レンジ加熱にも拘らず、カリットした衣の食感を有
し、揚げたてのコロッケにかなり近い食感のコロッケが
得られた。また実施例3の冷凍コロッケと共に比較例
1、2および3の冷凍コロッケを180℃の油で再フラ
イすることにより加熱したところ、比較例1と2のコロ
ッケは衣が破裂し、コロッケの中味が油と共に飛散し
た。これに対して比較例3と実施例3とは正常な状態の
揚げたてのコロッケが得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】米粉、コーンフラワー、食用カルシウム粉
    末の中から選ばれた1種又は2種以上を20〜99重量
    %、ガム類を0.01〜2重量%およびα化澱粉を0.
    1〜20重量%の範囲で含んでいることを特徴とするフ
    ライ下地粉。
JP61069672A 1986-03-27 1986-03-27 フライ下地粉 Expired - Lifetime JPH0618509B2 (ja)

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JP61069672A JPH0618509B2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27 フライ下地粉

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JP61069672A JPH0618509B2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27 フライ下地粉

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JPS62228243A JPS62228243A (ja) 1987-10-07
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ID=13409570

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