JPH06184593A - 珪酸塩及び無機化合物を基剤とするビルダー - Google Patents

珪酸塩及び無機化合物を基剤とするビルダー

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JPH06184593A
JPH06184593A JP5081190A JP8119093A JPH06184593A JP H06184593 A JPH06184593 A JP H06184593A JP 5081190 A JP5081190 A JP 5081190A JP 8119093 A JP8119093 A JP 8119093A JP H06184593 A JPH06184593 A JP H06184593A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗剤組成物用のビルダーを提供する。 【構成】 1.6〜4程度のSiO2 /M2 Oモル比
(ここで、Mはアルカリ金属を表わす)を有するアルカ
リ金属珪酸塩の水溶液と、該珪酸塩に対して不活性で且
つ該珪酸塩溶液中に混和性の無機化合物とよりなり、し
かも、この無機化合物は乾燥基準で表わした総重量の5
〜55重量%未満を占め、そして乾燥基準で表わして珪
酸塩に結合したままの水/珪酸塩の重量比が33/10
0好ましくは36/100以上であることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、Q2 及びQ3 形態の珪素原子
に富むアルカリ金属珪酸塩の水溶液に該珪酸塩に対して
不活性の無機化合物を存在させてなるビルダーに関す
る。このビルダーは、洗剤組成物、特に洗濯機又は皿洗
い機用の洗剤粉末向けのものである。また、本発明は、
アルカリ金属珪酸塩水和物とアルカリ金属炭酸塩との共
粒状体に関する。
【0002】
【発明の背景】「ビルダー」とは、洗剤組成物中の表面
活性剤の性能を向上させる活性補助剤を意味する。ビル
ダーは、洗浄に使用される水に対して及ぼす“軟化”効
果として知られるものを有しなければならない。それ故
に、それは、可溶性塩の形態で水中に、また多かれ少な
かれ可溶性の錯体形態でリネン製品の汚れ中に存在する
カルシウム及びマグネシウムを除去しなければならな
い。カルシウム及びマグネシウムの除去は、可溶性種の
形態での錯化によって又はイオン交換によって或いは沈
殿によって行うことができる。沈殿が関与する場合に
は、これは、リネン製品又は洗濯機の部材における付着
物の形成を回避するように制御されなければならない。
この沈殿制御は、特にカルシウム及びマグネシウムに対
する親和性を有する水溶性重合体を使用して得られる。
【0003】また、ビルダーは、脂肪汚れに及ぼす表面
活性剤の乳化作用に対して金属酸化物、粘土、シリカ、
種々の塵埃、腐植土、石灰石、すす等の如き“色素”汚
れに及ぼす分散作用を加えなければならない。この分散
作用は、一般には、界面における高密度の負電荷に寄与
するポリ陰イオンの存在によって得られる。
【0004】また、ビルダーは、特にミセルの寸法を増
大することによって表面活性剤の活性を向上させるイオ
ン強度に寄与しなければならない。また、これは、脂肪
のけん化のために、また織物表面及び粒状汚れの負の表
面電荷を増加させるためにOH- イオンを提供しなけれ
ばならない。
【0005】珪酸塩は良好な洗剤補助剤であると長らく
認められてきたが、しかし現在では洗濯機用無燐組成物
にはあまり使用されていない。この用途において最も広
く使用されている珪酸塩は、1.6〜2.7のSiO2
/Na2 Oモル比を有するものである。これらは、35
〜45重量%固形分含量のおよその濃度における濃厚溶
液の形態か、又は噴霧乾燥しそして随意に圧縮した珪酸
塩粉末のどちらかの形態で販売されている。
【0006】濃厚市販溶液は、たいていの場合に、いわ
ゆる“ガラス質”で完全に無定形の珪酸塩(これは“可
溶性ガラス”としても知られている)から製造される。
これらの可溶性ガラスは、オートクレーブにおいて14
0℃で加圧下に水溶性化される。かくして、比率2の珪
酸塩の場合に約45重量%そして比率3.5の珪酸塩の
場合に約35重量%の固形分含量を有する市販溶液が得
られる。
【0007】濃厚珪酸塩溶液は、洗浄用粉末の配合者に
よって、洗浄用粉末の他の成分を含有する水性懸濁液
(スラリ)中に導入される。次いで、スラリーは噴霧乾
燥される。他の成分と一緒に噴霧乾燥された珪酸塩は、
その乾燥重量を基にして約25%又はそれ以下の結合水
を含有する。
【0008】市販珪酸塩粉末について言えば、これは、
ガラス質珪酸塩の濃厚水溶液を噴霧乾燥させることによ
って得られる。最終生成物の良好な可溶性を確保するに
は該生成物に対して19〜22重量%の水が保持されな
ければならない。
【0009】この珪酸塩粉末(これは最終生成物を基に
して19〜22重量%の結合水を含有する)は、1〜3
g/lの割合で洗浄浴中に溶解させると、弱いビルダー
特性を有することが判明した。実際に、この溶解された
珪酸塩粉末は、本質的には、ビルダー作用を全く有しな
い式Si(OX)4 (ここでXはH又はNaを表わす)
の単量体珪酸種を生じる。かかる単量体種は、珪酸塩濃
度が少なくとも50〜500g/lである場合にのみ一
緒に結合してポリ陰イオンを形成することができ、そし
て徐々にそのようになる。かかる珪酸塩濃度及び単量体
種の遅い反応速度は、洗濯機の洗浄条件及び時間に適合
しない。
【0010】19〜22%の化学結合水(最終生成物を
基にして)を含有する粉末の場合に判明したことは、も
ちろん、濃厚珪酸塩溶液をスラリー中に導入し次いで乾
燥することによって製造された約25%の結合水(乾燥
珪酸塩を基にして)を有する珪酸塩を含有する処方物の
場合にも当てはまる。
【0011】ここに本発明において、溶液状態のアルカ
リ金属珪酸塩がQ2 及びQ3 形態の珪素原子に富む場合
には、ポリ陰イオンの形態で存在するこれらの種は、洗
浄媒体中で1〜3g/lに希釈されると、それらが洗剤
中でビルダーとして作用するのに十分なだけ長い寿命を
有することが分かった。
【0012】表現「Q2 及びQ3 形態の珪素原子」は、
珪素原子同志の結合度を表わすものである。表現「Q
2 」は、各珪素原子が2つの−Si−O−Si−結合に
関与しそして残りの2つの結合が−Si−O−X末端
(ここでXはアルカリ金属又はHである)であることを
意味する。表現「Q3 」は、各珪素原子が3つの−Si
−O−Si−結合に関与しそして残りの結合が−Si−
O−X末端であることを意味する。
【0013】
【発明の概要】本発明の課題を構成する洗剤組成物用ビ
ルダーは、1.6〜4程度のSiO2/M2 Oモル比
(ここで、Mはアルカリ金属を表わす)を有するアルカ
リ金属(特にナトリウム又はカリウム)珪酸塩の水溶液
と、該珪酸塩に対して不活性で且つ該珪酸塩溶液中に混
和性の無機化合物とよりなり、しかも、この無機化合物
は乾燥基準で表わした総重量の5〜55重量%未満を占
め、そして乾燥基準で表わして珪酸塩に結合したままの
水/珪酸塩の重量比が33/100好ましくは36/1
00以上であることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の具体的な説明】用語「不活性」とは、化学的に
不活性であることを意味する。珪酸塩に対して不活性で
且つ該珪酸塩の水溶液中に混和性の無機化合物は、水溶
性であるのが好ましい。これらの化合物の例としては、
特に、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、硼酸ナトリウ
ム、過硼酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、燐酸三ナ
トリウム及びトリポリ燐酸ナトリウムの如き燐酸塩又は
トリポリ燐酸塩等を挙げることができ、そしてこれらの
化合物は単独で又は互いの混合物として存在する。洗浄
作用を有する化合物、特に炭酸ナトリウムを使用するの
が好ましい。
【0015】無機化合物は、乾燥基準で表わした総重
量、即ち、乾燥基準で表わした溶液の重量と無機化合物
の重量との総量の5〜55%未満好ましくは20〜40
%を占める。無機化合物は、アルカリ金属珪酸塩の水溶
液中に直接導入されるか、又は水中に導入され次いでそ
の後にアルカリ金属珪酸塩の水溶液と混合される。
【0016】本発明に従ったビルダーは、いかなる形態
に造形することもでき、例えば粉末、顆粒等にすること
ができ、又は他の形態でもよい。
【0017】アルカリ金属珪酸塩は、1.6〜4程度好
ましくは1.8〜3.5程度のSiO2 /M2 Oモル比
を有することができる。
【0018】本発明の好ましい具体例に従えば、該ビル
ダーは、アルカリ金属(特にナトリウム又はカリウム)
珪酸塩の約10〜60重量%好ましくは約35〜50重
量%固形分含量を含有する水溶液からなる。
【0019】ビルダー中に使用される濃厚アルカリ金属
珪酸塩溶液は、好ましくは、オートクレーブにおいて
“可溶性ガラス”を加圧下に140℃で水溶性化し次い
で任意に希釈することによって得られる。また、これ
は、苛性ソーダの濃厚溶液を使用する砂の直接温浸の如
き他の公知手段によって得ることもできる。
【0020】NMR分析によれば、SiO2 /Na2
モル比=2のガラス質珪酸塩の45%固形分含量を有す
る溶液は34%のQ3 種、51%のQ2 種、12%のQ
1 種及び3%のQ0 種を含有すること、及びモル比=
3.5の35%固形分含量を有する溶液は46%のQ3
種、27%のQ2 種、16%のQ4 種、9%のQ1 種及
び2%のQ0 種を含有することが判明した。
【0021】珪酸塩に“結合した”水とは、無機化合物
と結合していない水溶液中の水であって、特に結晶質水
和物の形態にない水を意味する。
【0022】乾燥基準で表わして珪酸塩に結合したまま
の水/珪酸塩の重量比(これは、33/100好ましく
は36/100以上でなければならない)は、珪酸塩が
ポリ陰イオン形態で存在することの必要性を表わす。こ
の比率の上限を固定することは当業者の技術の範囲内で
ある。勿論、この上限は、珪酸塩をさらさらした微粉末
形態即ち洗剤中に使用することができる形態に保つ場合
の限度に相当する。例えば、乾燥基準で表わして珪酸塩
に結合したままの水/珪酸塩の重量比は、約120/1
00以下でなければならない。
【0023】本発明の生成物における高い珪酸塩含量
は、特にリネン製品又は洗濯機の部材において極めて満
足な抗付着物形成性能を得ることを可能にする。
【0024】無構造形態で特に溶液状態で存在するとき
には、ビルダーは、吹付プラントの場合には洗浄粉末を
“塔底”に、又は乾燥混合物の場合には洗浄配合物の成
分の混合物に吹き付けることによって後添加剤として使
用することができる。これは、存在する粉末の吸着性の
限度内である。得られた微粉末状混合物は、必要なら
ば、乾燥基準で表わして珪酸塩に結合したままの水/珪
酸塩の重量比が33/100好ましくは36/100以
上に留まるように適度に乾燥させることができる。
【0025】使用することができるこの溶液状態のビル
ダー中の珪酸塩溶液の量は、好ましくは1/100〜3
0/100更に好ましくは約10/100〜20/10
0の乾燥珪酸塩/洗浄粉末重量比に相当する。
【0026】造形した形態を取るときには、本発明のビ
ルダーは、特に、1.6〜4程度好ましくは1.8〜
3.5程度のSiO2 /M2 Oを有するアルカリ金属珪
酸塩の濃厚水溶液(1)と、該珪酸塩に対して不活性で
且つ該水溶液(1)中に混和性の溶解した無機化合物
(2)であって、乾燥基準で表わして総重量の5〜55
%未満を占める無機化合物(2)との混合物よりなる水
溶液(A)に該水溶液(A)と同じ組成の化合物(B)
を接触させ、しかして乾燥基準で表わして全珪酸塩に結
合したままの水/全珪酸塩の重量比がその接触後に33
/100好ましくは36/100以上になるようにする
ことによって製造することができる。本明細書における
記号“M”は、特に記していなければ、アルカリ金属を
表わす。
【0027】水溶液(A)は、それ自体公知の任意手段
によって製造することができる。特に、これは、粉末又
は液体形態の無機化合物を珪酸塩水溶液中に導入するこ
とによって製造することができる。
【0028】表現「水溶液(A)と同じ組成の化合物
(B)」とは、先に記載の如きアルカリ金属珪酸塩及び
無機化合物を含有ししかも該無機化合物が乾燥基準で表
わして総重量の5〜55%未満を占めるような任意の化
合物を表わす。この化合物(B)は、乾燥基準で表わし
て珪酸塩に結合したままの水/珪酸塩の重量比が33/
100好ましくは36/100以上であるのが好まし
い。
【0029】この化合物(B)は、それ自体公知の方法
によって製造することができる。かくして、これは、特
に、水溶液(A)と同じ溶液を乾燥させることによって
得ることができる。この乾燥は、珪酸塩に結合した水の
所望割合、即ち、乾燥基準で表わして珪酸塩に結合した
ままの水/珪酸塩の重量比が33/100好ましくは3
6/100以上であることを維持するように制御される
のが好ましい。
【0030】水溶液(A)において、濃厚水溶液のアル
カリ金属珪酸塩は、乾燥基準で表わして珪酸塩に結合し
たままの水/珪酸塩の重量比が33/100好ましくは
36/100以上であることを示すのが好ましい。
【0031】接触操作は、添加によって、特にLodige型
の公知の高剪断ミキサーにおいて又は造粒手段(ドラ
ム、皿等)において20〜95℃程度好ましくは70〜
95℃程度の温度で(A)を(B)に吹き付けることに
よって実施することができる。使用することができる無
機化合物は、先に記載したものである。
【0032】使用しようとする水溶液(A)の量及び濃
度は、特に結晶化可能な水和物を形成する無機化合物の
場合には潜在的可能性を考慮して、溶液(A)及び化合
物(B)中に存在する珪酸塩と比較した溶液(A)及び
化合物(B)中に存在する無機化合物の吸収性及び/又
は吸着性の関数である。珪酸塩と結合していない水(こ
れは支持体において水和物の形態にあってよい)の含量
は、示差熱分析によって又は定量X線回折によって公知
の態様で測定することができる。水和物以外の形態で支
持体と結合することができる水は、適当な物理化学的方
法(熱多孔度測定法、熱重量分析法、プロトンNMR、
IR)によって測定することができる。
【0033】無機化合物の吸収性及び/又は吸着性の限
度は、公知法によって、例えばスリップバンクの底部に
おいて応答角の変動を珪酸塩溶液の添加量の関数として
測定することによって決定することができる。
【0034】必要ならば、この(A)と(B)との接触
を行った後に、乾燥工程を実施することができるが、し
かしこれは珪酸塩と結合した所望割合の水を得るのに適
切な態様で行われる。
【0035】アルカリ金属炭酸塩に吸着及び/又は吸収
された形態で存在しそしてアルカリ金属珪酸塩水和物と
アルカリ金属炭酸塩との共粒状体の形態を取るアルカリ
金属珪酸塩溶液が特に有効な本発明のビルダーである。
【0036】アルカリ金属珪酸塩水和物とアルカリ金属
炭酸塩との共粒状体は、次の工程、(a)1.6〜4程
度好ましくは1.8〜3.5程度のSiO2 /M2 Oモ
ル比を有するアルカリ金属珪酸塩の水溶液と、アルカリ
金属炭酸塩との混合物(この炭酸塩は乾燥基準で表わし
た総重量の5〜55%未満を占める)よりなる水溶液
を、その吹き付けられる混合物と同じ組成を有しそして
回転型造粒装置内を前進する粒子の転動床に吹き付け、
この場合に粒子の前進速度、転動床の厚さ及び吹き付け
た溶液の流量は、各粒子が互いに接触しながら可塑性の
共粒状体に転化される程のものにし、そして(b)工程
(a)で得られた該粒状体を随意に乾燥する、各工程を
含み、しかもこれらの工程は乾燥基準で表わして珪酸塩
に結合したままの水/珪酸塩の最終重量比が33/10
0好ましくは36/100以上になるように実施される
ことからなる方法によって製造することができることを
特徴とするものである。これらの共粒状体は、珪酸塩及
び炭酸塩を洗剤組成物中に導入するための簡単且つ有効
な手段として使用することができる。
【0037】表現「吹き付けられる混合物と同じ組成を
有する粒子」とは、アルカリ金属珪酸塩と、乾燥基準で
表わして総重量の5〜55%未満を占めるアルカリ金属
炭酸塩とを含む粒子を意味する。これらの粒子は、乾燥
基準で表わして珪酸塩に結合したままの水/珪酸塩の重
量比が33/100好ましくは36/100以上である
のが好ましい。これらの粒子は、それ自体公知の方法に
よって製造することができる。これらは、特に、先に記
載した如きアルカリ金属珪酸塩及び炭酸塩よりなる水溶
液と同じ溶液を乾燥させることによって得ることができ
る。この乾燥は、珪酸塩に結合した水の所望割合、即
ち、乾燥基準で表わして珪酸塩に結合したままの水/珪
酸塩の重量比が33/100好ましくは36/100以
上であることを維持するように制御されるのが好まし
い。
【0038】また、吹き付けられる混合物と同じ組成を
有する粒子の転動する床は、乾燥基準で表わしてその吹
き付けられる混合物と同じ炭酸塩/珪酸塩比を有する乾
燥炭酸塩/珪酸塩混合物で出発し、そしてこの床が得ら
れた(再循環する)共粒状体によって完全に新しくなる
まで維持することによって得ることができる。
【0039】珪酸塩/炭酸塩混合物よりなる水溶液中の
濃厚水溶液アルカリ金属珪酸塩は、乾燥基準で表わして
珪酸塩に結合したままの水/珪酸塩の重量比が33/1
00好ましくは36/100以上であるのが好ましい。
アルカリ金属珪酸塩及び炭酸塩としては、好ましくはナ
トリウム及びカリウムのもの、特にナトリウムのものを
挙げることができる。
【0040】工程(a)と工程(b)との間において、
工程(a)で得られた共粒状体は、緻密化操作を施こさ
れるのが好ましい。
【0041】本発明の好ましい具体例に従えば、共粒状
体の製造に使用される珪酸塩溶液は、10〜60%程度
好ましくは35〜50%程度の珪酸塩固形分含量を有す
る。珪酸塩/炭酸塩混合物を基剤とする水溶液の吹き付
けは、20〜95℃程度好ましくは70〜95℃程度の
温度で実施される。これは、同じ程度の温度において加
圧下の空気の同時導入(例えば、二軸ノズルによって)
によって促進させることができる。使用する炭酸塩は、
通常の等級のものであってよい。容易に溶解し且つ高い
吸着性及び/又は吸収性を有する炭酸塩が使用されるの
が好ましい。
【0042】これらの炭酸塩/珪酸塩混合物の粒子の他
に、この炭酸塩/珪酸塩混合物の粒子と同様の直径及び
密度を有する少量(共粒状体の10重量%未満)の他の
粒子、例えば洗剤分野において慣用される再付着防止用
重合体(カルボキシメチルセルロース等)、酵素、ポリ
アクリレート等を存在させてもよい。
【0043】吹き付けによる共粒状化操作を実施するの
に使用される装置は、回転皿、ペレタイザー、回転ドラ
ム、ミキサー造粒機又は同様な形式の任意の回転型装置
であってよい。
【0044】これらの共粒状体を製造する第一の好まし
い方法は、粒子が薄層として前進するのを許容する回転
型造粒機を使用することよりなる。20度よりも大きい
そして好ましくは40度よりも大きい角度で水平に対し
て傾斜する回転軸を有するペレタイザーが特に適してい
る。これらの形状は、かなり変動させることができ、例
えば円錐台、偏平、星型、これらの3つの形態の組み合
わせ等であってよい。
【0045】これらの共粒状体を製造する第二の好まし
い方法は、傾斜角が少なくとも3%好ましくは少なくと
も5%である回転ドラムを使用することからなる。炭酸
塩/珪酸塩混合物を基剤とする粒子は、15〜200℃
程度好ましくは15〜120℃程度特に15〜30℃程
度の温度で前進する。吹き付けようとする珪酸塩/炭酸
塩混合物を基剤とする溶液及び使用しようとする珪酸塩
/炭酸塩混合物を基剤とする粒子の量は、ナトリウム塩
として表わして0.05〜0.8 l/kg好ましくは
0.1〜0.5 l/kg特に0.15〜0.3 l/
kgの範囲内を変動することができる液体流量/粒子流
量比(湿潤比)に相当する。
【0046】吹き付けられる溶液の流量、粒子の前進速
度及び前進する粒子の層の厚さは、ペーストではなく可
塑性の粒状体を得るために各粒子が液体を吸収しそして
接触する他の粒子と共にアグロメレート化する程のもの
である。粒子の前進速度及び層の厚さは、造粒装置への
粒子の導入速度及びその特徴によって制御される。皿又
はドラム型の装置における粒子の滞留時間は、一般に
は、15〜40分程度である。
【0047】所定の出発材料の関数として、使用する装
置の特徴を所望の生成物に適応させるのは当業者の技術
の範囲内である。即ち、ペレタイザーの場合には、これ
は、 −その形状(円錐台、偏平、星形又はこれらの3つの形
態の組み合わせ)、 −その寸法(深さ、直径)、 −その傾斜角、 −その回転速度、 −固体及び液体供給の相対位置、 である。ドラムの場合には、これは、 −その形状(管の直径)、 −その傾斜角、 −その回転速度、 −管の装填量、 −固体及び液体供給の相対位置、 である。
【0048】緻密化操作は、工程(a)即ち造粒工程で
得られた共粒状体を回転型装置で転動させることによっ
て室温で実施することができる。この装置は、独立型で
も又は造粒装置に従属してもよい。この緻密化工程は、
共粒状体を回転ドラムに導入しそして滞在させることに
よって有益下に実施することができる。回転ドラムの傾
斜角は、少なくとも3%好ましくは少なくとも5%であ
る。このドラムの寸法、その回転速度及び共粒状体の滞
在時間は所要密度の関数である。滞在時間は、一般には
20分〜3時間程度好ましくは20〜90分程度であ
る。また、この緻密化操作にはミキサー型造粒機も適し
ている。
【0049】それ故に、共顆粒化及び緻密化操作は同じ
装置において例えば星形ペレタイザーにおいて実施する
ことができ、そして共粒状体の緻密化は該共粒状体を装
置の最後の工程で転動させることによって達成される。
同様に、これらの2つの操作は、2つの帯域を有するド
ラムで実施することもできる。
【0050】それ故に、共粒状体(これは随意に緻密化
される)は任意の公知手段によって乾燥させることがで
きる。特に有効な方法は、流動床において空気の流れの
助けを借りて40〜90℃程度好ましくは60〜80℃
程度の温度で乾燥させることである。この操作は、空気
温度、造粒装置を出る際の共粒状体の含水量、乾燥した
共粒状体に望まれる含水量及び流動化条件の関数である
期間の間実施される。当業者には、これらの様々な条件
を所要の生成物に適応させる方法が明らかであろう。
【0051】本発明に従って上記の方法によって得るこ
とができそして洗濯機及び皿洗い機用の洗剤組成物の製
造に特に適した珪酸ナトリウム水和物及び炭酸ナトリウ
ムを基剤とする共粒状体は、 −アルカリ金属炭酸塩に吸着及び/又は吸収された1.
6〜4程度のSiO2 /M2 Oモル比を有するアルカリ
金属(特にナトリウム又はカリウム)珪酸塩(この炭酸
塩は該炭酸塩よって吸着及び/又は吸収された珪酸塩の
重量の5〜55%未満を占める)であって、乾燥基準で
表わして珪酸塩に結合したままの水/珪酸塩の重量比が
33/100好ましくは36/100以上であるもの、 −0.4〜1.5g/cm3 程度、好ましくは0.5〜
1.5g/cm3 程度、特に0.75〜1g/cm3
度のかさ密度、 −0.02〜0.5好ましくは0.05〜0.3のlo
10標準偏差における0.4〜1.8mm程度好ましく
は0.5〜0.8mm程度のメジアン直径(累積通過百
分率の意味ないにおいて)、 を有することを特徴とするものである。
【0052】乾燥基準で表わして珪酸塩に結合したまま
の水/珪酸塩の重量比は、好ましくは、約120/10
0以下でなければならない。
【0053】共造粒化工程そして随意として緻密化及び
乾燥工程を含む上記の方法は、アルカリ金属珪酸塩水和
物及びアルカリ金属炭酸塩を基剤としそして水中に迅速
に溶解する共粒状体を得るのを可能にする。
【0054】かくして、本発明に従った共粒状体の水へ
の90%及び95%溶解の速度は、それぞれ、3分以下
及び5分以下である。水への90%又は95%溶解の速
度とは、生成物の90%又は95%を20℃の水中に3
5g/lの濃度で溶解させるのに必要とされる時間を意
味する。
【0055】造形された場合(粉末、共粒状体等)に
は、本発明のビルダーは、皿洗い機用の洗剤組成物では
該組成物の3〜90重量%好ましくは3〜70重量%の
割合で使用される。洗濯機用の組成物中に使用される量
は、該組成物の重量の3〜60%程度好ましくは3〜4
0%程度である(これらの量は、組成物の重量を基にし
た乾燥珪酸塩の重量として表わされる)。
【0056】本発明の課題を構成するビルダーの他に、
洗浄組成物中には少なくとも1種の表面活性剤が該組成
物の重量の8〜20%の範囲内であってよい量でそして
好ましくは10〜15%程度の量で存在する。
【0057】これらの表面活性剤の例としては、 −アルカリ金属石けん(C8 〜C24脂肪酸のアルカリ金
属塩)、アルカリ金属スルホン酸塩(C8 〜C13アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、C12〜C16アルキルアルキル
スルホン酸塩)、オキシエチレン化及び硫酸化C6 〜C
16脂肪アルコール、オキシエチレン化及び硫酸化C8
13アルキルフェノール、アルカリ金属スルフォコハク
酸塩(C12〜C16アルキルスルフォコハク酸塩)等の陰
イオン表面活性剤、 −ポリオキシエチレン化C6 〜C12アルキルフェノー
ル、オキシエチレン化C8〜C22脂肪族アルコール、エ
チレンオキシド−プロピレンオキシドブロック共重合体
及び随意としてポリオキシエチレン化カルボン酸アミド
等の非イオン性表面活性剤、 −アルキルジメチルベタイン型の両性表面活性剤、 −アルキルトリメチルアンモニウム又はアルキルジメチ
ルエチルアンモニウムクロリド若しくはブロミド型の陽
イオン性表面活性剤、 を挙げることができる。
【0058】洗剤組成物中には、様々な成分を追加的に
存在させることができるが、これらの例としては、ビル
ダーでは、 −処方物の総重量の25%未満の割合の燐酸塩、 −処方物の総重量の約40%までのゼオライト、 −処方物の総重量の約80%までの炭酸ナトリウム、 −処方物の総重量の約10%までのニトリロ酢酸、 −処方物の総重量の約50%までのクエン酸、酒石酸 を挙げることができ、そしてビルダーの総量は、該洗剤
組成物の総重量の約0.2〜80%好ましくは20〜4
5%に相当する。また、これらの例としては、 −該洗剤組成物の総重量の約30%までの過硼酸塩、過
炭酸塩、クロルイソシアヌレート及びN,N,N’,
N’−テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)型
の漂白剤、 −該洗剤組成物の総重量の約5%までの範囲内であって
よい量のカルボキシメチルセルロース又はメチルセルロ
ース型の再付着防止剤、 −該洗剤組成物の総重量の約5%までの範囲内であって
よい量のアクリル酸−無水マレイン酸共重合体型の抗付
着物形成剤、 −該洗剤組成物の総重量の約50%までの範囲内であっ
てよい量の洗剤粉末用の硫酸ナトリウム型充填剤、 を挙げることができる。
【0059】
【実施例】次の実施例は、本発明を例示するものである
が、しかし本発明の範囲を限定するものではない。
【0060】例1 ビルダーの合成 この合成に使用した化合物: −珪酸ナトリウム:下記物性を有する溶液 SiO2 /Na2 Oモル比=2.8、固形分含量:45
重量 %、相対密度:1.500、ポリ陰イオン種の分
布(珪素のモル%):Q0 =0.8%、Q1 =6.2
%、Q2 及びQ3 =83%、Q4 =10% −炭酸ナトリウム:下記物性を有する無水粉末 かさ密度:1.1g/cm3 、粒度:d50=0.5mm 合成:予め溶解させた炭酸ナトリウムを、80℃に加熱
した珪酸ナトリウム溶液に撹拌下に加えた。この場合
に、炭酸ナトリウムへの水の添加によって、初期の珪酸
塩溶液の固形分含量と同じ固形分含量を有する混合溶液
を使用して操作するのが可能であった。この混合は、乾
燥基準で表わして炭酸ナトリウムが珪酸塩及び炭酸塩の
総重量の30%を占めるようにして実施された。混合溶
液を炉において薄層として20℃で20時間乾燥させ
た。次いで、得られた固形物を商品名「 Forplex」ミル
によって粉砕した。この最終工程は、下記の組成を有す
る固体を得るように流動床において30〜40℃で乾燥
させることよりなっていた。それ故に、炭酸ナトリウム
は、乾燥基準で表わして珪酸塩及び炭酸塩の総重量の3
0%を占めていた。珪酸塩に結合したままの水/珪酸塩
の重量比は49.7/100であった。生成物は、次の
特性: −かさ密度:0.8g/cm3 −粒度:d50=0.5mm、d10=0.1mm、d90
1mm −溶解度:生成物の99%溶解に対して4分以下(20
℃で3g/lの生成物を含有する水溶液の電導度測定
法) −カルシウム金属イオン封鎖能:無水生成物1g当たり
CaCO3 197mg を有していた。この金属イオン封鎖能は、残留カルシウ
ム濃度を時間t=15分で測定することによって評価さ
れる。この場合に、試験しようとする生成物は、既知の
カルシウム濃度の溶液(pH10で緩衝された溶液)に
時間t=0で導入される。
【0061】例2 共粒状体の製造 使用した化合物は、次のものであった。 −珪酸ナトリウム溶液:下記物性を有する溶液 SiO2 /Na2 Oモル比=2.0、固形分含量:4
5.5重量%、密度:1.54g/cm3 −吹き付けた珪酸塩:下記物性を有する珪酸塩 SiO2 /Na2 Oモル比=2.05、固形分含量:2
0%、密度:0.55g/cm3 、粒度:d50=0.1
2mm −炭酸ナトリウム:下記物性を有するライトソーダ 密度:0.6g/cm3 、粒度:d50=0.12mm 38重量%の炭酸塩を含有する溶液(乾燥基準で珪酸塩
及び炭酸塩として表わして)を85℃で調製した。これ
は、炭酸塩溶液を比率2の珪酸塩溶液中に混入すること
によって行われた。かくして調製した混合溶液の固形分
含量は、37.7%であった。この溶液の粒状化は、2
0回/分で回転する長さ1,300mm及び直径500
mmのドラムで行われた。粒状化は、比率2のライト炭
酸塩及び噴霧珪酸塩の粉砕混合物からなるストック床か
ら開始された。この混合物の炭酸塩及び珪酸塩組成は、
混合溶液のそれであった。粒状化はドラムの第一部分で
行われ、ここで溶液はスプリンクラーバーを経て粉末床
に吹き付けられた。乾燥は、リフトを備えそして熱風で
向流パージされたドラムの第二部分で行われた。それ故
に、粒状化、緻密化及び乾燥は、同じ装置で行われた。
ドラムを出る生成物の一部分は、粉砕及び0.2〜1.
25mm画分のふるい分け後にドラムのヘッドに再循環
された。かくして、定常状態において、即ち、初期の床
ストックが新たに生成された生成物によって完全に新し
くされたときに、粒状化パラメーターは、 −混合溶液供給量: 6〜8 l/h −粉末供給量(再循環): 50kg/h −湿潤比: 0.12〜0.16 l/kg −乾燥空気流量: 110〜120m3 /h −乾燥空気温度: 105〜110℃ −ドラムにおける平均滞留時間: 30〜40分 であった。かくして共粒状体が回収されたが、この特性
は、 −乾燥基準で表わして38/62の炭酸塩/珪酸塩比、 −乾燥基準で表わして珪酸塩に結合した水/炭酸塩比=
51/100 −かさ密度=0.89g/cm3 −0.37のlog10標準偏差における粒度:d50
0.45μm、d95=0.8μm であった。得られた粒状体は、次の溶解時間: −生成物の90重量%が50sで溶解する(20℃で3
5g/lを含有する水溶液) −生成物の95重量%が67sで溶解する(20℃で3
5g/lを含有する水溶液) −生成物の99重量%が154sで溶解する(20℃で
35g/lを含有する水溶液) を示した。
【0062】比較として、初期において床ストックを形
成する炭酸塩と噴霧珪酸塩との簡単な乾燥初期混合物
(これは本発明の課題を構成しない)は、次の溶解時
間: −生成物の90重量%が55sで溶解する(20℃で3
5g/lを含有する水溶液) −生成物の95重量%が108sで溶解する(20℃で
35g/lを含有する水溶液) −生成物の99重量%が266sで溶解する(20℃で
35g/lを含有する水溶液) を示した。カルシウム金属イオン封鎖能は、無水生成物
1g当たりCaCO3 243〜249mgであった。こ
の金属イオン封鎖能は、例1における如くして評価され
た。
【0063】例3 共粒状体の製造 粒状化の方法は例2におけると同じであるが、しかし造
粒機は開放ループで操作され、即ち、それには乾燥炭酸
塩/噴霧珪酸塩混合物及び混合溶液が供給されたがしか
し得られた生成物の再循環は行わなかった。また、乾燥
は同時的であった。粒状化パラメーターは、 −混合溶液供給量: 6〜8 l/h −粉末供給量: 30kg/h −湿潤比: 0.2〜0.27 l/kg −乾燥空気流量: 110〜120m3 /h −乾燥空気温度: 105〜110℃ −ドラムにおける平均滞留時間: 30〜40分 であった。かくして共粒状体が回収されたが、この特性
は、 −乾燥基準で表わして37/63の炭酸塩/珪酸塩比、 −乾燥基準で表わして珪酸塩に結合した水/炭酸塩比=
51/100 −かさ密度=0.54g/cm3 −0.12のlog10標準偏差における粒度:d50
0.57μm、d95=0.78mm であった。得られた粒状体は、次の溶解時間: −生成物の90重量%が55sで溶解する(20℃で3
5g/lの濃度の水溶液) −生成物の95重量%が122sで溶解する(20℃で
35g/lの濃度の水溶液) −生成物の99重量%が300sで溶解する(20℃で
35g/lの濃度の水溶液) を示した。カルシウム金属イオン封鎖能は、無水生成物
1g当たりCaCO3 245mgであった。この金属イ
オン封鎖能は、例1における如くして評価された。
【0064】これらの共粒状体を添加剤と一緒に乾燥混
合によって導入して洗濯機用の次の組成物を得た。 洗剤組成物 重量部 −得られた粒状体 40 −商品名「Sokalan CP5」 4.8 (BASF社の共重合体) −商品名「Tixolex 25」 5 (ローヌ・プーラン社の無定形シリコアルミン酸塩) −硫酸ナトリウム 7 −商品名「TAED」 5 −商品名「LAB(80%)」 6 −商品名「Synperonic A3」 3 −商品名「Synperonic A9」 9 −商品名「Esperase」 0.3 (Novo社の酵素) −商品名「Tinopal DMSX」 0.2 −商品名「Tinopal SOP」 0.2 (チバ・ガイギー社の増白剤) −消泡剤 2.5 −カルボキシメチルセルロース 2
【0065】汚れ除去についての性能試験は、“Wascat
or FOR 71”型洗濯機において実施された。試験条件は
次の通りであった。 −使用したサイクル:60℃ −全サイクル期間:70分、予備洗浄なし −サイクル数:洗濯当たり3 −水の硬度:32フランス硬度 −洗濯負荷:3.5kgの白色綿の布切れ −試験した布:上記の布切れに次の2組の一連の布をピ
ンで留めて洗濯に導入した: 生綿: 試験布 Krefeld 20C IEC 10C EMPA 101 ポリエステル/生綿:試験布 Krefeld 20C EMPA 104 たんぱく質汚れ: 血(EMPA 111) ココア(EMPA 112) 混合(EMPA 116) 酸化可能な汚れ: 紅茶(Krefeld 10G) 未漂白綿(EMPA 222) ワイン(EMPA 114) −洗剤の使用量: 一回目:5g/l即ち5×20=100g/洗濯 二回目:8g/l即ち8×20=160g/洗濯
【0066】汚れの除去を測定する方法 光度測定(布によって反射される光の量の測定)によっ
て、汚れ除去の百分率を計算することが可能である。
「Datacalor Elrepho 2000」測定器が使用される。汚れ
の除去は、式: 除去%=(C−B)/(A−B)×100 [ここで、A=対照の白色試料の反射率、B=対照の汚
染試料の反射率、C=洗浄後の汚染試料の反射率]によ
って表わされる。反射率は、蛍光増白剤の作用なしに青
色三色成分の助けを借りて測定される。 試料当たり行われた測定回数=4 洗濯当たりの試料の数=2 洗濯回数=3 即ち、汚れ、生成物及び濃度当たり4×2×3=24回
の測定が行われた。
【0067】洗濯機における抗付着物形成性能試験は、
「Schultess Super 6 De Luxer」ドラム機で行われた。
試験条件は、 −使用したサイクル:60℃ −全サイクル期間:65分、予備洗浄なし −サイクル数:25回の累積洗濯 −水の硬度:21.2フランス硬度 −使用した試験布:NFT基準73.600に記載の規
格に正確に相当する対照ストリップ −洗濯負荷:3kgの100%綿厚地タオル −洗剤の使用量:5g/l であった。25回の洗濯を受けた試験片を乾燥した。こ
れを計量し、そして900℃で焼成した。試験片の初期
重量に関して灰分の重量%を測定した。各試験の結果を
表Iに記載する。
【0068】比較例4 共粒状体の製造 造粒装置系は、例2に記載したものと同じ40回/分で
回転するドラムよりなっていた。出口の隔膜は、粒子の
滞留時間が15〜20分程度になるように調整された。
ドラムに、例2の粉末と同じ特性を有する炭酸塩粉末を
37kg/hの速度で連続的に供給した。この粉末上
に、ドラムの長さの三分の一のところに位置されそして
ドラム内で回転駆動される二液型フラットジェットノズ
ルを使用して、例2のものと同じ80℃の珪酸塩溶液を
80℃の空気の助けを借りて18 l/hの流量で吹き
付けた。ドラムを出る共粒状体は、室温にありそして
0.68g/cm3 の密度を有していた。次いで、50
0mmの直径及び1,300mmの長さを有し且つ5%
の傾斜にある平滑壁の回転ドラムにおいて、共粒状体を
1時間不連続的に緻密化した。ドラムの回転速度は20
回/分であった。かくして得た粒状体を、流動床におい
て65℃程度の温度(70℃の流動化空気温度)におい
て15分間乾燥させた。乾燥した生成物は、次の特性: −乾燥基準で表わして66/34の炭酸塩/珪酸塩比、 −乾燥基準で表わして珪酸塩に結合した水/炭酸塩比=
61/100 −カルシウム金属イオン封鎖能:無水生成物1g当たり
CaCO3 245mg を有していた。この金属イオン封鎖能は、例1における
如くして評価された。粒状体は、貯蔵時に優れた挙動を
有していた。これらの共粒状体を添加剤と一緒に乾式混
合して、例4に記載したものと同様の洗濯機用組成物
(共粒状体を除いて)を得た。また、この洗濯用組成物
に対して汚れ及び付着物の除去の性能試験も実施した。
結果を表Iに記載する。
【0069】
【表1】
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パスカル・タケ フランス国ビレ・スー・サン・ルー、リ ュ・デ・プリムベール、7

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1.6〜4程度のSiO2 /M2 Oモル
    比(ここで、Mはアルカリ金属を表わす)を有するアル
    カリ金属珪酸塩の水溶液と、該珪酸塩に対して不活性で
    且つ該珪酸塩溶液中に混和性の無機化合物とよりなり、
    しかも、この無機化合物は乾燥基準で表わした総重量の
    5〜55重量%未満を占め、そして乾燥基準で表わして
    珪酸塩に結合したままの水/珪酸塩の重量比が33/1
    00好ましくは36/100以上であることを特徴とす
    る洗剤組成物用ビルダー。
  2. 【請求項2】 無機化合物が炭酸ナトリウム、硫酸ナト
    リウム、硼酸ナトリウム、過硼酸ナトリウム、メタ珪酸
    ナトリウム、燐酸三ナトリウム及びトリポリ燐酸ナトリ
    ウムの如き燐酸塩又はトリポリ燐酸塩であり、しかも、
    これらの化合物が単独で又は混合物として存在すること
    を特徴とする請求項1記載のビルダー。
  3. 【請求項3】 無機化合物が、乾燥基準で表わした総重
    量の20〜40重量%未満を占めることを特徴とする請
    求項1又は2記載のビルダー。
  4. 【請求項4】 アルカリ金属珪酸塩の水溶液が10〜6
    0%程度好ましくは35〜50%程度の珪酸塩固形分含
    量を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
    項記載のビルダー。
  5. 【請求項5】 乾燥基準で表わして珪酸塩に結合したま
    まの水/珪酸塩の重量比が約120/100以下である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のビ
    ルダー。
  6. 【請求項6】 SiO2 /M2 Oモル比(ここで、Mは
    アルカリ金属を表わす)が1.8〜3.5程度であるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載のビル
    ダー。
  7. 【請求項7】 (a)1.6〜4程度好ましくは1.8
    〜3.5程度のSiO2 /M2 Oモル比(ここで、Mは
    アルカリ金属を表わす)を有するアルカリ金属珪酸塩の
    水溶液と、アルカリ金属炭酸塩との混合物(この炭酸塩
    は乾燥基準で表わして総重量の5〜55%未満を占め
    る)よりなる水溶液を、その吹き付けられる混合物と同
    じ組成を有しそして回転型造粒装置内を前進する粒子の
    転動床に吹き付け、この場合に粒子の前進速度、転動床
    の厚さ及び吹き付けた溶液の流量は、各粒子が互いに接
    触しながら可塑性の共粒状体に転化される程のものに
    し、そして(b)工程(a)で得られた該粒状体を随意
    に乾燥する、各工程を含み、しかもこれらの工程は乾燥
    基準で表わして珪酸塩に結合したままの水/珪酸塩の最
    終重量比が33/100好ましくは36/100以上に
    なるように実施されることからなる方法によって製造す
    ることができることを特徴とするアルカリ金属珪酸塩水
    和物とアルカリ金属炭酸塩との共粒状体。
  8. 【請求項8】 アルカリ金属珪酸塩及びアルカリ金属炭
    酸塩がナトリウム又はカリウムのもの好ましくはナトリ
    ウムのものであることを特徴とする請求項7記載の共粒
    状体。
  9. 【請求項9】 工程(a)と工程(b)との間におい
    て、工程(a)で得られた共粒状体に緻密化操作を施す
    ことを特徴とする請求項7又は8記載の共粒状体。
  10. 【請求項10】 珪酸塩の水溶液が10〜60%程度好
    ましくは35〜50%程度の珪酸塩固形分含量を有する
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項記載の共
    粒状体。
  11. 【請求項11】 工程(a)が20〜95℃の程度の温
    度で実施されることを特徴とする請求項7〜10のいず
    れか一項記載の共粒状体。
  12. 【請求項12】 吹き付けられる混合物と同じ組成を有
    する粒子が、アルカリ金属珪酸塩及び炭酸塩よりなる水
    溶液と同じ溶液を乾燥させることによって得られること
    を特徴とする請求項7〜11のいずれか一項記載の共粒
    状体。
  13. 【請求項13】 造粒装置が、粒子を薄い層で前進させ
    る回転型造粒機であることを特徴とする請求項7〜12
    のいずれか一項記載の共粒状体。
  14. 【請求項14】 回転型造粒機がペレタイザーであるこ
    とを特徴とする請求項13記載の共粒状体。
  15. 【請求項15】 回転型造粒機がドラムであることを特
    徴とする請求項7〜12のいずれか一項記載の共粒状
    体。
  16. 【請求項16】 吹き付けられる混合物と同じ組成を有
    する粒子が15〜200℃程度の温度で前進することを
    特徴とする請求項7〜15のいずれか一項記載の共粒状
    体。
  17. 【請求項17】 吹き付けしようとする珪酸塩/炭酸塩
    混合物を基剤とする溶液及び使用しようとする珪酸塩/
    炭酸塩混合物を基剤とする粒子の量が、ナトリウム塩と
    して表わして0.05〜0.8 l/kg好ましくは
    0.1〜0.5l/kgの範囲内を変動することができ
    る液体流量/粒子流量比に相当することを特徴とする請
    求項7〜16のいずれか一項記載の共粒状体。
  18. 【請求項18】 緻密化操作が、工程(a)で得られた
    共粒状体を回転式装置で転動させることによって室温で
    実施されることを特徴とする請求項7〜17のいずれか
    一項記載の共粒状体。
  19. 【請求項19】 水和アルカリ金属珪酸塩及びアルカリ
    金属炭酸塩を基剤とする球状共粒状体であって、 −アルカリ金属炭酸塩に吸着及び/又は吸収された1.
    6〜4程度のSiO2 /M2 Oモル比を有するアルカリ
    金属(特にナトリウム又はカリウム)珪酸塩(この炭酸
    塩は該炭酸塩よって吸着及び/又は吸収された珪酸塩の
    重量の5〜55%未満を占める)であって、乾燥基準で
    表わして珪酸塩に結合したままの水/珪酸塩の重量比が
    33/100好ましくは36/100以上であるもの、 −0.4〜1.5g/cm3 程度、好ましくは0.5〜
    1.5g/cm3 程度、特に0.75〜1g/cm3
    度のかさ密度、 −0.002〜0.5好ましくは0.05〜0.3のl
    og10標準偏差における0.4〜1.8mm程度好まし
    くは0.5〜0.8mm程度のメジアン直径、 を有することを特徴とする球状共粒状体。
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