JPH06184473A - ネガ型感光性電着塗料樹脂組成物、これを用いた電着塗装浴及びレジストパターンの製造法 - Google Patents

ネガ型感光性電着塗料樹脂組成物、これを用いた電着塗装浴及びレジストパターンの製造法

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JPH06184473A
JPH06184473A JP33712392A JP33712392A JPH06184473A JP H06184473 A JPH06184473 A JP H06184473A JP 33712392 A JP33712392 A JP 33712392A JP 33712392 A JP33712392 A JP 33712392A JP H06184473 A JPH06184473 A JP H06184473A
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resin
acid
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JP33712392A
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English (en)
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Hitoshi Amanokura
仁 天野倉
Hideaki Uehara
秀秋 上原
Shigeo Tachiki
繁雄 立木
Takuro Kato
琢郎 加藤
Katsushige Tsukada
勝重 塚田
Yuji Yamazaki
雄治 山崎
Toshiya Takahashi
俊哉 高橋
Toshihiko Shiotani
俊彦 塩谷
Yoshihisa Nagashima
義久 長島
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Dai Nippon Toryo KK
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Toryo KK
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電着性が良好で、現像残りが大幅に低減され
た、高解像度のネガ型感光性電着塗料樹脂組成物を提供
する。 【構成】 (a)カルボキシル基を有する酸価20〜3
00の樹脂を塩基性化合物で中和した樹脂、(b)芳香
族環もしくは複素環を有し、銅とキレート形成可能な化
合物でかつカルボキシル基もしくはスルホン酸基を有す
る化合物及び/又は該化合物と塩基性化合物とで形成さ
れる塩を導入した2個以上の光重合性不飽和結合を有す
る非水溶性モノマー及び(c)非水溶性光開始剤を含有
してなるネガ型感光性電着塗料樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネガ型感光性電着塗料
用樹脂組成物、これを用いた電着塗装浴及びレジストパ
ターンの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板を製造するに際しては、
まず基板上に光硬化性樹脂組成物の層を形成し、ついで
活性光線を画像状に照射し、未露光部を現像除去し、レ
ジストパターンを形成している。この工程において、光
硬化性樹脂組成物の層の形成には、種々の方法が採用さ
れている。例えば、光硬化性樹脂組成物溶液(塗液)を
ディップコート、ロールコート、カーテンコート等の塗
装方法により塗装する方法、あるいは光硬化性樹脂組成
物のフィルム(感光性フィルム)を積層する方法が知ら
れている。これらの方法のうち、感光性フィルムを積層
する方法は、簡便に均一な厚みの光硬化性樹脂組成物の
層が形成できることから、現在主流の方法として採用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、プリント配線板
の高密度、高精度化が進むに従って、レジストパターン
はより高品質なものが必要となってきている。すなわ
ち、ピンホールがなく、下地の基板表面によく密着した
レジストパターンであることが望まれている。かかる要
求に対して、現在主流となっている感光性フィルムを積
層する方法では限界のあることが知られている。この方
法では、基板製造時の打痕、研磨の不均一性、基板内層
のガラス布の網目、表面への銅めっきのピット等の不均
一等によって生起する基板表面の凹凸への追従性が乏し
く、十分な密着性を得ることが困難である。この困難は
フィルムの積層を減圧下で行うこと(特公昭59−37
40号公報参照)によって回避できるが、これには特殊
で高価な装置が必要となる。
【0004】このようなことが理由となって、近年再び
ディップコート、ロールコート、カーテンコート等の溶
液塗装方法が見直されるようになってきた。しかしこれ
らの塗装方法では膜厚の制御が困難、膜厚の均一性が不
十分、ピンホールの発生等の問題がある。
【0005】そこで最近新たな方法として電着塗装によ
り感光膜を形成する方法が提案されている(特開昭62
−235496号公報参照)。この方法によると(1)
レジストの密着性が向上する、(2)基板表面の凹凸へ
の追従性が良好である、(3)短時間で膜厚の均一な感
光膜を形成できる、(4)塗液が水溶液のため、作業環
境の汚染が防止でき、防災上にも問題がない等の利点が
ある。そのため最近これに適する電着浴の組成に関して
いくつかの提案がなされている。
【0006】一方、電着塗装方式にはアニオン系とカチ
オン系の2種があるが、プリント配線板を製造する場合
の後工程の容易さから一般にはアニオン系が用いられ
る。しかし、アニオン系の場合には電着塗装時に銅張積
層板から溶出した銅イオンがレジスト材料のカルボキシ
ル基とキレートを形成し、疑似的な架橋をするため、露
光後の工程で未露光部をアルカリで現像する際に現像で
きない(以下、現像残りと呼ぶ)という問題が生じてい
た。
【0007】そこでその解決のために銅とキレートを形
成する化合物、例えば、β−ジケトン類やアセト酢酸エ
ステル類(特開昭62−262856号公報)、またエ
チレンジアミンテトラ酢酸もしくはその塩を代表とする
アミノポリカルボン酸(特開昭61−247090号公
報参照)等のキレート剤を添加するという提案がなされ
ていた。
【0008】しかし、本発明者らが検討したところ、こ
れらの化合物の添加によりむしろ現像残りの程度が悪化
する場合もでてくるなど十分な解決策にはなっていなか
った。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らが鋭
意検討した結果、芳香族環もしくは複素環を有し(片方
でも両方でもよい)、銅とキレート形成可能な化合物で
かつカルボキシル基もしくはスルホン酸基(片方でも両
方でもよい)を有する化合物及び/又は該化合物と塩基
性化合物とで形成される塩(以下、キレート形成化合物
と呼ぶことがある)を導入した2個以上の光重合性不飽
和結合を有する非水溶性モノマーを電着浴成分として用
いることにより現像残りに対して著しい効果を示すこと
を見い出した。
【0010】本発明における非水溶性モノマーを用いる
ことによるもう一つの大きな効果として電着性の向上が
あげられる。すなわち、そのような非水溶性モノマーを
用いない場合に比べ、低電圧、もしくは低電流、短時間
で所定膜厚の電着膜(感光性膜)が得られる。これは生
産性の向上、省エネルギー及び作業安定の向上にとって
好都合である。また、本発明における非水溶性モノマー
を用いることによって、従来のキレート剤を加える手法
と比べてキレート形成化合物を導入した2個以上の光重
合成不飽和結合を有する非水溶性モノマー((b)成
分)と他の成分(主に(a)成分)との共進性に優れる
ため、電着液の管理が容易となる。
【0011】このように本発明になるネガ型感光性電着
塗料樹脂組成物を用いることにより電着性が良好で管理
のしやすい電着塗装浴を得ることができ、かつそれを用
いたレジストパターンの形成においては、現像残りのな
い高解像度のレジストパターンを得ることができるもの
である。
【0012】すなわち、本発明は(a)カルボキシル基
を有する酸価20〜300の樹脂を塩基性化合物で中和
した樹脂、(b)芳香族環もしくは複素環を有し、銅と
キレート形成可能な化合物でかつカルボキシル基もしく
はスルホン酸基を有する化合物及び/又は該化合物と塩
基性化合物とで形成される塩を導入した2個以上の光重
合性不飽和結合を有する非水溶性モノマー及び(c)非
水溶性光開始剤を含有してなるネガ型感光性電着塗料組
成物、これを用いた電着塗装浴並びに前記電着塗装浴に
導電性基体を陽極として浸漬し、通電により電着塗装し
て導電性基体上に電着塗装膜を形成し、その後、活性光
線を前記電着塗装膜に画像状に照射し、露光部を光硬化
させ、未露光部を現像により除去することを特徴とする
レジストパターンの製造法に関する。
【0013】以下、本発明について詳述する。本発明の
ネガ型感光性電着塗料樹脂組成物は、カルボキシル基を
有する酸価20〜300の樹脂を塩基性化合物で中和し
た樹脂((a)成分)を必須成分として含有する。
(a)成分におけるカルボキシル基を有する酸価20〜
300の樹脂((a)成分の前駆体であって中和前の樹
脂)としては、下記の(i)〜(iv)の樹脂が挙げられ
るが、これらに限定されるわけではない。 (i)アクリル酸及び/又はメタクリル酸を共重合した
樹脂 アクリル酸及び/又はメタクリル酸を必須成分として共
重合した酸価20〜300の樹脂を塩基性化合物で中和
した樹脂である。アクリル酸及びメタクリル酸はそれら
の単独で又は両者を組み合わせて用いることができ、そ
の使用量は、樹脂の酸価が20〜300の範囲となるよ
う適宜使用される。樹脂の酸価が20未満では感光性電
着塗料樹脂組成物に塩基性化合物を加えた後、水を加え
て水分散させる際の水分散安定性が悪く、組成物が沈降
しやすい。また、樹脂の酸価が300を越えると電着膜
の外観が劣る。
【0014】この樹脂は、アクリル酸及び/又はメタク
リル酸以外に、例えば、メチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリ
レート、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレー
ト、n−ヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレ
ート、n−オクチルメタクリレート、n−デシルメタク
リレート、シクロヘキシルメタクリレート、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレー
ト、アクリロニトリル、スチレン、塩化ビニル等の重合
性モノマーを一種類以上共重合することにより得られ
る。
【0015】この中で、メチルメタクリレートは好適
で、特に樹脂を構成する共重合モノマーの総量100重
量部に対して60〜85重量部用いると、レジスト膜の
粘着性がなくなり、傷がつきにくく、また、レジスト膜
同士を重ねても粘着しないので、レジスト膜を形成した
基板を積み重ねることが可能となり好ましい。
【0016】この樹脂の合成は前記のモノマーを有機溶
媒中でアゾビスイソブチロニトリル、アゾビスジメチル
バレロニトリル、過酸化ベンゾイル等の重合開始剤を用
いて一般的な溶液重合により得ることができる。この場
合、用いる有機溶媒は電着塗料に供することを考えてジ
オキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノアセテート、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテルアセテート等の親水性有機溶媒を主に用いる
ことが好ましい。もしトルエン、キシレン、ベンゼン等
の疎水性有機溶媒を主に用いた場合には、樹脂合成後、
溶媒を留去して前記の親水性溶媒に置き換える必要があ
る。中和前の樹脂の重量平均分子量(標準ポリスチレン
換算)は5000〜150000が好ましい。5000
未満ではレジストの機械的強度が弱く、150000を
越えると電着塗装性が劣り、塗膜の外観が劣る傾向があ
る。
【0017】(ii)エポキシ樹脂と不飽和カルボン酸と
を付加反応させて得られた不飽和化合物に、飽和又は不
飽和の多塩基酸無水物を反応させて得られる側鎖に光反
応性不飽和基を有する樹脂 エポキシ樹脂としては、例えば、オルソクレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂、ハロゲン化フェノールノボラック型エポキシ樹
脂、トリス−(ヒドロキシフェニル)メタントリグリシ
ジルエーテル、テトラグリシジル−4,4′−ジアミノ
ジフェニルメタン、三井石油化学エポキシ(株)からV
G3101の商品名で上市されている式(II)
【化2】 で示されるエポキシ樹脂、一般式(III)で示されるエ
ポキシ樹脂
【化3】 (nは、正の整数を示す)等の少なくとも2個のエポキ
シ基を有する芳香族系エポキシ樹脂が挙げられる。
【0018】本発明に用いられるノボラック型エポキシ
樹脂は、例えば、オルソクレゾール、フェノール、ハロ
ゲン化フェノール等とアルデヒドを酸触媒の存在下に反
応させて得られるノボラック型樹脂のフェノール性水酸
基にアルカリの存在下にエピクロルヒドリンを反応させ
て得られるもので、商業的に入手可能である。
【0019】オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹
脂としては、例えば、チバ・ガイギー社製、アラルダイ
トECN1299(軟化点99℃、エポキシ当量23
0)、ECN1280(軟化点80℃、エポキシ当量2
30)、ECN1273(軟化点73℃、エポキシ当量
230)、日本化薬(株)製、EOCN104(軟化点
90〜100℃、エポキシ当量225〜245)、EO
CN103(軟化点80〜90℃、エポキシ当量215
〜235)、EOCN102(軟化点70〜80℃、エ
ポキシ当量215〜235)、EOCN101(軟化点
65〜69℃、エポキシ当量205〜225)などが挙
げられる。フェノールノボラック型エポキシ樹脂として
は、例えば、シェル社製、エピコート152(エポキシ
当量175)、エピコート154(エポキシ当量176
〜181)、ダウケミカル社製のDEN431(エポキ
シ当量172〜179)、DEN438(エポキシ当量
175〜182)、東都化成(株)製、YDPN−63
8(エポキシ当量170〜190)、YDPN−601
(エポキシ当量180〜220)、YDPN−602
(エポキシ当量180〜220)などが挙げられる。ハ
ロゲン化フェノールノボラック型エポキシ樹脂として
は、例えば、日本化薬(株)製、BREN(エポキシ当
量270〜300、臭素含有量35〜37%、軟化点8
0〜90℃)等の臭素化フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂などが挙げられる。上記一般式(III)で示され
るエポキシ樹脂としては、例えば日本化薬(株)製EP
PN−501H(エポキシ当量164)、EPPN−5
02H(エポキシ当量168)、EOCN−1020
(エポキシ当量199)等が挙げられる。
【0020】また、不飽和カルボン酸としては、アクリ
ル酸、メタクリル酸、β−フリルアクリル酸、β−スチ
リルアクリル酸、α−シアノケイ皮酸、ケイ皮酸、オレ
イン酸、リノール酸、リノレイン酸などが挙げられる。
これらの不飽和カルボン酸を単独でもしくは2種類以上
を組み合わせて用いることができる。
【0021】少なくとも2個のエポキシ基を有する芳香
族系エポキシ樹脂と不飽和カルボン酸との付加反応は、
常法により行われるが、酸当量/エポキシ当量比を0.
5〜1.1の範囲とすることが好ましい。酸当量/エポ
キシ当量比が0.5未満では、露光後の現像処理により
光硬化被膜が膨潤し易く、酸当量/エポキシ当量比が
1.1を越える場合には、遊離の不飽和カルボン酸量が
多くなるため、皮膚刺激等、安全上好ましくない傾向が
ある。
【0022】芳香族系エポキシ樹脂と不飽和カルボン酸
とを付加反応させて得られる不飽和化合物は、例えば、
前記芳香族系エポキシ樹脂をメチルエチルケトン、メチ
ルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、エ
チルセロソルブアセテート、シクロヘキサノンなどの不
活性有機溶剤に溶解し、触媒として例えば、トリエチル
アミン、トリ−n−ブチルアミン、ジエチルシクロヘキ
シルアミン等の三級アミン、塩化ベンジルトリメチルア
ンモニウム、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム等の
四級アンモニウム塩などを、また重合禁止剤として、例
えば、ハイドロキノン、p−メトキシフェノールなどを
用い、70〜110℃で前記不飽和カルボン酸と上記の
当量比の範囲で撹拌反応させることにより得ることがで
きる。
【0023】次に、上記で得られた不飽和化合物中の水
酸基及び残存エポキシ基と反応させる飽和又は不飽和の
多塩基酸無水物としては、例えば、無水フタル酸、無水
テトラヒドロフタル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無
水メチルテトラヒドロフタル酸、無水メチル2置換ブテ
ニルテトラヒドロフタル酸、無水イタコン酸、無水コハ
ク酸、無水シトラコン酸、無水アルケニル酸、無水ドデ
セニルコハク酸、無水トリカルバリル酸、無水マレイン
酸、クロル無水マレイン酸、無水マレイン酸のリノレイ
ン酸付加物、無水クロレンド酸、メチルシクロペンタジ
エンの無水マレイン酸付加物、無水アルキル化エンドア
ルキレンテトラヒドロフタル酸等を挙げることができ
る。
【0024】本発明において、これらの多塩基酸無水物
と前記不飽和化合物との反応は、アルカリ水溶液による
現像性及び光硬化膜の膨潤性の点から酸当量/水酸基当
量比を0.6〜2.0の範囲として常法により行うこと
が好ましい。なお、ここでの酸当量については、例え
ば、多塩基酸無水物である無水フタル酸は、2価の酸と
して扱い、1モルが2当量と考える(反応では、無水フ
タル酸一分子について、一つのカルボキシル基が反応し
てエステル化し、もう一つのカルボキシル基は反応せず
残存した、いわゆるハーフエステルができる)。前記不
飽和化合物はエポキシ基を有しているので、多塩基酸無
水物の二級水酸基への反応により生成するカルボキシル
基とエポキシ基との反応が起こり、得られるオリゴマー
のカルボキシル基濃度が低下する。このため、予め、多
塩基酸無水物の使用量を、その低下分に見合うだけ多く
することが望ましい。このようにして得られた光重合性
樹脂の中では、フェノールノボラック型エポキシ樹脂/
アクリル酸/無水テトラヒドロフタル酸クレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂/アクリル酸/無水テトラヒドロ
フタル酸などが好ましい。
【0025】(iii)共役ジエン重合体又は共役ジエン
共重合体から誘導される不飽和ジカルボン酸無水物付加
物に、アルコール性水酸基を有する重合性モノマーを反
応させることにより得られる、側鎖に光反応性不飽和基
を有する樹脂 共役ジエン重合体又は共役ジエン共重合体とは、ブタジ
エン及びイソプレン等の炭素数4〜5の共役ジオレフィ
ンの低重合体又はこれらの共役ジオレフィンの一種又は
二種以上とエチレン性不飽和結合を有するこれらの共役
ジオレフィン以外のモノマー、特にイソブチレン、ジイ
ソブチレン、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、ジビニルトルエンのような脂肪族又は芳香族モ
ノマーとの低重合度共重合体である。これらは二種類以
上を組み合わせて用いてもよい。上記共役ジエン重合体
又は共役ジエン共重合体は、ビニル基含有量が50モル
%以上で、数平均分子量が400〜5000の範囲が好
ましい。ビニル基含有量が50モル%未満では架橋密度
が小さく好ましくない。
【0026】次に、これら共役ジエン重合体又は共役ジ
エン共重合体に付加させる不飽和ジカルボン酸無水物と
しては、前記したエポキシ基と反応させると同様の不飽
和ジカルボン酸無水物、例えば、無水マレイン酸、無水
シトラコン酸、クロル無水マレイン酸などが挙げられ
る。共役ジエン重合体又は共役ジエン共重合体と不飽和
ジカルボン酸無水物との付加反応は、通常、溶媒中で、
反応温度100〜200℃で行われる。このときの留意
点として、溶媒は乾燥を十分にしておくこと、不飽和基
の重合反応を防止するために、ハイドロキノン等の重合
禁止剤を添加しておくことなどが挙げられる。
【0027】次いで、上記の付加反応で得られた不飽和
ジカルボン酸無水物付加物に、反応させるアルコール性
水酸基を有する重合性モノマーとしては、例えば、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等が挙げら
れる。
【0028】不飽和ジカルボン酸無水物付加物とアルコ
ール性水酸基を有する重合性モノマーとの反応は、エス
テル化反応のため比較的容易に起こり、溶媒中で、反応
温度120℃以下で行われる。このとき、塩基物質の添
加により、反応は促進され、また、上記付加反応で述べ
た点を留意する必要がある。
【0029】(iv)カルボキシル基を有するアクリル樹
脂にグリシジル基を有する重合性モノマーを付加させて
得られる側鎖に光反応性不飽和基を有する樹脂 カルボキシル基を有するアクリル樹脂とは、アクリル酸
又はメタクリル酸と、(メタ)アクリル酸エステル類の
重合性モノマー、例えば、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、2−エチルエヘキシル(メタ)アクリレート
などを一種類以上共重合した樹脂をいう。この樹脂に、
アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジルなどの
グリシジル基を有する重合性モノマーを付加させること
により、目標の光重合性樹脂が得られる。上記の付加反
応は、通常、テトラエチルアンモニウムブロマイドなど
の触媒を用いて、80〜130℃で反応させて行うこと
ができる。
【0030】上記(ii)、(iii)及び(iv)の樹脂の
酸価は、(i)と同様に20〜300の範囲内でなけれ
ばならない。この理由は、(i)の樹脂の場合と同様で
ある。また、(ii)、(iii)及び(iv)の樹脂の数平
均分子量は、400〜50000の範囲が好ましい。4
00未満ではレジストの機械強度が弱く、50000を
越えると電着塗装性が劣り、塗膜の外観が劣る傾向にあ
る。(ii)、(iii)及び(iv)の樹脂中の光反応性不
飽和基の濃度は好ましくは、200〜2000、より好
ましくは、300〜1500の範囲で用いられる。光反
応性不飽和基の濃度が200未満では、光硬化後のレジ
ストがもろく、また2000を越えると光感度が低下す
る。
【0031】これら(i)〜(iv)等のカルボキシル基
を有する酸価20〜300の樹脂((a)成分の前駆体
であって中和前の樹脂)は、塩基性化合物で中和され
(a)成分とされる。
【0032】塩基性化合物としては特に制限はないが、
例えば、トリエチルアミン、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、ジイソプロピルアミン、ジメチルア
ミノエタノール、モルホリン等が挙げられ、これらは単
独で又は2種類以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0033】塩基性化合物の使用量は中和前の樹脂中の
カルボキシル基1当量に対して0.3〜1.0当量とす
ることが好ましく、0.4〜1.0当量とすることがよ
り好ましい。0.3当量未満では電着塗装浴の水分散安
定性が低下する傾向があり、1.0当量を越えると電着
塗装後の塗膜厚が薄くなり、外観が低下する傾向があ
る。また、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの塩
基性の無機化合物は、ネガ型感光性電着塗料樹脂組成物
の加水分解を起こしやすいので使用しない方がよい。
【0034】(a)成分である樹脂の使用量は(a)及
び(b)成分の総量100重量部に対して50〜85重
量部の範囲であることが好ましく、60〜75重量部の
範囲であることがより好ましい。使用量が50重量部未
満では、レジストの機械的強度が弱く、また85重量部
を越えると(b)成分である光重合性モノマーの割合が
減って光に対する感度が低下する傾向がある。
【0035】本発明のネガ型感光性電着塗料樹脂組成物
は、芳香族環もしくは複素環を有し、銅とキレート形成
可能な化合物でかつカルボキシル基もしくはスルホン酸
基を有する化合物及び/又は該化合物と塩基性化合物と
で形成される塩を導入した2個以上の光重合性不飽和結
合を有する非水溶性モノマー((b)成分)を必須成分
として含有する。
【0036】(b)成分の非水溶性モノマーは、例え
ば、芳香族環もしくは複素環を有し、銅とキレート形成
可能な化合物でかつカルボキシル基もしくはスルホン酸
基を有する化合物及び/又は該化合物と塩基性化合物と
で形成される塩(以下、キレート形成化合物と呼ぶこと
がある)と分子内に2個以上の光重合性不飽和結合を有
する非水溶性モノマーとを反応させることにより得るこ
とができる。
【0037】キレート形成化合物としては、次の一般式
(I)で表わされる化合物が好ましいが、これらに限定
されない。
【化4】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、アル
キル基、アルコキシ基又は−X−R3(ただし、Xはア
ルキレン基、シクロアルキレン基又はアルキレンエーテ
ル基であり、R3は水酸基、アルコキシ基、カルボキシ
ル基もしくはその塩、スルホン酸基もしくはその塩又は
ジアルキルアミノ基である)を示し、R2は水素原子、
水酸基、アルキル基、フェニル基又は−Z−R4(ただ
し、Zはアルキレン基、シクロアルキレン基又はアルキ
レンエーテル基であり、R4は水酸基、アルコキシ基、
カルボキシル基もしくはその塩、スルホン酸基もしくは
その塩又はジアルキルアミノ基である)を示し、Yはカ
ルボキシル基もしくはその塩又はスルホン酸基もしくは
その塩を示し、nは1〜3の整数(ただし、R1又はR2
中にカルボキシル基もしくはその塩又はスルホン酸基も
しくはその塩を有する場合には0でもよい)を示す)
【0038】一般式(I)で表わされる化合物の代表例
を下記に示す。
【化5】
【0039】一般式(I)で表わされる化合物以外の芳
香族環もしくは複素環を有し銅とキレート形成可能な化
合物でかつカルボキシル基もしくはスルホン酸基を有す
る化合物としては、例えば、次のようなものが挙げられ
る。
【0040】
【化6】
【0041】
【化7】
【化8】
【0042】上記に例示した化合物を塩とする場合に用
いる塩基性化合物としては、特に制限はないが、通常、
有機化合物が好ましく、例えば、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、ジイソプロピルアミン、ジメ
チルアミノエタノール、ジエチルアミン、トリエチルア
ミン、ブチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリエ
タノールアミン、ジメチルエタノールアミン、プロピル
アミン、ピリジン、モルホリン、ジエタノールアミン等
が挙げられ、これらは単独で又は2種類以上を組み合わ
せて用いることができる。
【0043】光重合性不飽和結合を分子内に2個以上有
する非水溶性モノマーとしては、例えば、エチレングリ
コールを一つ以上縮合したポリエチレングリコールを除
く多価アルコールにα,β−不飽和カルボン酸を付加し
て得られる化合物、例えばトリメチロールプロパンジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタントリ
(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスルトールペンタ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート等、グリシジル基含有化合物に
α,β−不飽和カルボン酸を付加して得られる化合物、
例えば、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテ
ルトリアクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエ
ーテルジ(メタ)アクリレート等、多価カルボン酸、例
えば無水フタル酸等と水酸基及びエチレン性不飽和基を
有する物質、例えばβ−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート等のエステル化合物が用いられ、更にはウレタ
ン骨格をもったウレタンジアクリレート化合物等も用い
ることができ、いずれにしても、非水溶性で光照射によ
り硬化するものであればよい。
【0044】これらの非水溶性モノマーとキレート形成
化合物とを反応させる方法としては特に制限はないが、
非水溶性モノマー中の不飽和二重結合とキレート形成化
合物中のイミノ基との付加反応、非水溶性モノマー中の
水酸基とキレート形成化合物中のカルボキシル基又はス
ルホン酸基とのエステル化反応等が好ましい。付加反応
はジオキサン、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル等の有
機溶剤中に非水溶性モノマーとキレート形成化合物、ハ
イドロキノン等の重合禁止剤を溶解し、トリエチルアミ
ン、ジメチルアミン等のアミンを触媒として反応を進め
ることにより行われる。この付加反応に用いる有機溶剤
の使用量は非水溶性モノマー100重量部に対して15
0〜200重量部、キレート形成化合物量は0.1〜3
0重量部、重合禁止剤量は0.01〜0.3重量部、ア
ミン触媒量は0.5〜1.0重量部の範囲であることが
好ましく、80℃〜100℃、8〜24時間の範囲で反
応を進めることが好ましい。この付加反応の代表例を以
下に示す。
【化9】
【0045】又、エステル化反応は、付加反応と同様に
有機溶剤中に非水溶性モノマーとキレート形成化合物、
及び重合禁止剤を溶解し、濃硫酸、塩酸、リン酸等を触
媒として、還流下で生成する水を留去しながら反応を進
めることにより行われる。エステル化反応を温和な条件
で行うためにカルボキシル基をいったん五塩化リン、三
塩化リン、塩化チオニル、塩化スルフリル等を用いて酸
塩化物とし、ついで前記した有機溶剤中でトリエチルア
ミン、ジメチルアミン、ピリジン等の脱塩酸剤存在下
で、酸塩化物と水酸基とを反応させてエステル化を進め
ることもできる。このエステル化反応に用いる有機溶剤
の使用量は非水溶性モノマー100重量部に対して15
0〜200重量部、キレート形成化合物量は0.1〜3
0重量部、重合禁止剤量は0.01〜0.3重量部、酸
触媒量は0.5〜1.0重量部の範囲であることが好ま
しく、反応は80℃〜100℃、8〜24時間の範囲で
行うことが好ましい。このエステル化反応の代表例を以
下に示す。
【化10】
【0046】前記キレート形成化合物は光重合性不飽和
結合を分子内に2個以上有する非水溶性モノマー100
重量部に対し0.1〜30重量部、好ましくは0.5〜
20重量部導入される。反応した前記キレート形成化合
物量が0.1重量部未満では現像残りの効果はなく、又
30重量部を越えると樹脂の水分散安定性が低下する傾
向がある。上記の方法で得られた(b)成分である芳香
族環もしくは複素環を有する銅とキレート形成可能でか
つカルボキシル基もしくはスルホン酸基を有する化合物
及び/又は該化合物を塩基性化合物とで形成される塩を
導入した2個以上の光重合性不飽和結合を有する非水溶
性モノマーの使用量は、(a)及び(b)成分の総量1
00重量部に対して15〜50重量部の範囲であること
が好ましく、25〜40重量部の範囲であることがより
好ましい。使用量が15重量部未満では光に対する感度
が低下し、また50重量部を越えるとレジストがもろく
なる傾向がある。なお、前記した光重合性不飽和結合を
分子内に2個以上有する非水溶性モノマーを、1種類以
上を併用することができる。その場合の使用量は(a)
及び(b)成分の総量100重量部に対して、20重量
部以下が好ましい。使用量が20重量部を越えると現像
残りが増加する傾向がある。
【0047】本発明のネガ型感光性電着塗料樹脂組成物
は、非水溶性光開始剤((c)成分)を必須成分として
含有する。(c)成分である非水溶性光開始剤として
は、例えば、ベンゾフェノン、N,N′−テトラメチル
−4,4′−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−
4′−ジメチルアミノベンゾフェノン、2−エチルアン
トラキノン、フェナントレンキノン等の芳香族ケトン、
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテ
ル、ベンゾインフェニルエーテル等のベンゾインエーテ
ル、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン等のベンゾイ
ン、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニル
イミダゾール二量体、2−(o−クロロフェニル)−
4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミダゾール二量
体、2,4−ジ(p−メトキシフェニル)−5−フェニ
ルイミダゾール二量体などが挙げられる。これらは単独
で又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
【0048】(c)成分の使用量は(a)及び(b)成
分の総量100重量部に対して0.1〜15重量部の範
囲であることが好ましく、0.2〜10重量部の範囲で
あることがより好ましい。使用量が0.1重量部未満で
は光に対する感度が低下する傾向があり、15重量部を
越えると露光の際に組成物の表面での光吸収が増大し、
内部の光硬化が不十分となる傾向がある。
【0049】(b)及び(c)成分は非水溶性でなけれ
ばならない。水溶性では他の成分と均一に混合された状
態で電着塗装することが困難となる。
【0050】以上述べた(a)、(b)及び(c)成分
に必要に応じて親水性有機溶媒や水を加えて、ネガ型感
光性電着塗料樹脂組成物を得ることができる。親水性有
機溶媒としては、前記の(a)成分の前駆体であって中
和前の樹脂の(i)を合成する際に用いた親水性有機溶
媒をそのまま用いることができる。親水性有機溶媒は単
独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができ
る。親水性有機溶媒の使用量は、(a)、(b)及び
(c)成分の総量100重量部に対して300重量部以
下の範囲とすることが好ましい。
【0051】本発明におけるネガ型感光性電着塗料樹脂
組成物には染料、顔料等の着色剤を含有させてもよい。
着色剤としては、例えば、フクシン、オーラミン塩基、
クリスタルバイオレット、ビクトリアピュアブルー、マ
ラカイトグリーン、メチルオレンジ、アシッドバイオレ
ットRRH等が用いられる。
【0052】さらに、本発明のネガ型感光性電着塗料樹
脂組成物には、熱重合禁止剤、可塑剤、接着促進剤、無
機フィラー等を添加してもよい。
【0053】電着塗装浴は、通常、ネガ型感光性電着塗
料樹脂組成物に水を加えて、水に溶解もしくは分散させ
て作製することができる。電着塗装浴の固形分は5〜2
0重量%、またpHは25℃で6.0〜9.0の範囲とす
ることが浴管理、電着性等の点からも好ましい。pHを上
記の好ましい範囲に合わせるために後から前記の塩基性
の有機化合物を加えて調節してもよい。
【0054】また、ネガ型感光性電着塗料樹脂組成物を
含む電着塗装浴の水分散性や分散安定性を高めるために
非イオン性界面活性剤、陽イオン界面活性剤、陰イオン
界面活性剤等を適宜加えることもできる。
【0055】電着塗装時の塗布量を多くするために、ト
ルエン、キシレン、2−エチルヘキシルアルコール等の
疎水性溶媒も適宜加えることができる。
【0056】このようにして得られた電着塗装浴を用い
て導電性の基体に電着塗装するには、導電性の基体を陽
極として電着塗装浴中に浸漬し、通常、50〜400V
の直流電圧又は50〜400mA/dm2の直流電流を10秒
〜5分間印加して行われる。得られた塗膜の膜厚は5〜
50μmであることが好ましい。このときの電着塗装浴
の温度を15〜30℃に管理することが好ましい。
【0057】電着塗装後、電着塗装浴から被塗物を引き
上げ、水洗、水切りした後、熱風等で乾燥させる。この
際、乾燥温度が高いと塗膜が熱硬化し、露光後の現像工
程で一部が現像残りとなるため、通常、120℃以下で
乾燥することが望ましい。
【0058】このようにして得られた電着塗装膜の上
に、該膜の保護や次の露光時の酸素による硬化阻害を防
止するために、ポリビニルアルコール等の水溶性ポリマ
ーの皮膜を約1〜10μm程度の膜厚で形成してもよ
い。
【0059】ついで該塗装膜に活性光線を画像状に照射
し、該塗装膜の露光部を光硬化させ、未露光部を現像に
より除去し光硬化したレジストパターンを得ることがで
きる。活性光線の光源としては、波長300〜450nm
の光線を発するもの、例えば水銀蒸気アーク、カーボン
アーク、キセノンアーク等が好ましく用いられる。
【0060】現像は、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ水を吹きつけるか、ア
ルカリ水に浸漬するなどして行うことができる。
【0061】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。
(b)成分である芳香族環もしくは複素環を有し銅とキ
レート形成可能な化合物でかつカルボキシル基もしくは
スルホン酸基を有する化合物及び/又は該化合物と塩基
性化合物とで形成される塩を導入した、2個以上の光重
合性不飽和結合を有する非水溶性モノマーの合成例を次
に示す。
【0062】合成例1 撹拌機、還流冷却機、空気吹き込み管及び温度計を備え
たフラスコにプロピレングリコールモノメチルエーテル
1000g、エチレンオキシド変性トリメチロールプロ
パントリアクリレート(サートマー製、商品名SR−4
54)600g、ハイドロキノン0.5g、トリエチル
アミン7g及び前記キレート形成化合物(I−1)10
gを加え、空気を吹き込みながら10時間70℃で撹拌
し、保温した。合成に用いた有機溶剤をエバポレーター
により減圧留去し化合物558gを得た。
【0063】合成例2 合成例1と同様の装置を備えたフラスコにジオキサン9
00g、エチレンオキシド変性ビスフェノールAジメタ
クリレート(新中村化学工業製、商品名NKエステルB
PE−200)550g、ジメチルアミン60g、p−
メトキシフェノール0.7g及び前記キレート形成化合
物(I−11)31gを加え、空気を吹き込みながら8
時間85℃で撹拌し、保温した。合成溶媒をエバポレー
ターにより減圧下で留去し化合物489gを得た。
【0064】合成例3 合成例1と同様の装置を備えたフラスコにトルエン80
0g、ハイドロキノン0.5g、エピクロルヒドリン変
性エチレングリコールジアクリレート(長瀬産業製、商
品名デナコールDA−811)525g、前記キレート
形成化合物(I−1)10g及び硫酸10gを加え、空
気を吹き込みながら24時間撹拌し、加温した。溶剤を
還流させて生成した水を反応系外に留去した。留去した
水が約1.1mlになった時点で反応をとめ、溶液を1重
量%NaOH水溶液で3回、純水で2回洗浄し、合成で
用いた硫酸を除去した。合成溶媒をエバポレーターによ
り減圧下で留去し化合物488gを得た。
【0065】合成例4 合成例1と同様の装置を備えたフラスコにトルエン95
0g、ハイドロキノン0.8g、ペンタエリスリトール
トリアクリレート(大阪有機製、商品名ビスコート30
0)480g、前記キレート形成化合物(I−11)5
7g及び硫酸15gを加え、空気を吹き込みながら12
時間撹拌し、加温した。溶剤を還流させて生成した水を
反応系外に留去し、その留去した水が6.3mlになった
時点で反応をとめた。1重量%NaOHで3回、純水で
2回洗浄した後、合成溶媒をエバポレーターにより減圧
留去し化合物475gを得た。
【0066】実施例1 撹拌機、還流冷却機、温度計、滴下ロート及び窒素ガス
導入管を備えたフラスコにプロピレングリコールモノプ
ロピルエーテル950gを加え撹拌し、窒素ガスを吹き
込みながら100℃の温度に加温した。温度が100℃
で一定になったところでメタクリル酸185g、メチル
メタクリレート595g、エチルアクリレート214g
及びアゾビスイソブチロニトリル10gを混合した液を
3時間かけてフラスコ内に滴下した。その後3.5時
間、100℃で撹拌しながら保温した。3.5時間後に
アゾビスジメチルバレロニトリル5gをプロピレングリ
コールモノプロピルエーテル100gに溶かした溶液を
10分かけてフラスコ内に滴下し、その後再び4時間9
0℃で撹拌しながら保温した。
【0067】このようにして得られた(a)成分の前駆
体としての樹脂の重量平均分子量は35000、酸価は
120であった。またポリマー溶液の固形分は45.3
重量%であった。
【0068】次に、このポリマー溶液650gに、
(b)成分として合成例1で得られた化合物200g、
(c)成分としてのベンゾフェノン30g及びN,N′
−テトラエチル−4,4′−ジアミノベンゾフェノン1
g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル100
gを加えて溶解し、この溶液に塩基性化合物としてトリ
エチルアミン35gを加えてさらに溶解し、溶液中の
(a)成分の前駆体の樹脂を中和した。
【0069】ついで、この溶液を撹拌しながらイオン交
換水4700gを徐々に滴下しながら加えて電着塗装浴
を得た。この電着塗装浴の固形分は10重量%、pHは2
5℃で7.5であった。
【0070】実施例2 温度計、撹拌装置、冷却管及び滴下装置のついた加熱及
び冷却可能な500mlの反応容器に、エピコート152
(シェル社製、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、
エポキシ当量175)175g及びジオキサン40gを
加え、100℃に昇温した。そこに、アクリル酸54
g、p−キノン0.1g及び塩化ベンジルトリエチルア
ンモニウム0.3gの混合液を1時間かけて均一に滴下
した(酸当量/エポキシ当量比=0.75)。滴下後、
100℃で約10時間撹拌を続け、反応系の酸価を1以
下にした後、60℃に冷却した。次いで無水テトラヒド
ロフタル酸116g(酸当量/水酸基当量比=2.0)
及びジオキサン170gを加えて、約2時間かけて再び
100℃に昇温し、100℃でさらに約10時間撹拌を
続け、反応系の酸価を61とし不揮発分69重量%の光
重合性樹脂溶液(光重合性樹脂の数平均分子量は約70
0)を得た。
【0071】この(a)成分としての光重合性樹脂溶液
400gに、(b)成分として合成例2で得られた化合
物50g、(c)成分としてベンゾフェノン27g及び
N,N′−テトラエチル−4,4′−ジアミノベンゾフ
ェノン1g及び溶剤としてジオキサン180gを加えて
溶解した。
【0072】この溶液に塩基性化合物として、トリエチ
ルアミン24gを加えて溶解し、溶液中の(a)成分の
光重合性樹脂を中和した。次いで、この溶液を撹拌しな
がらイオン交換水2500gを徐々に滴下しながら加え
て電着塗装浴を得た。電着塗装浴の不揮発分は10重量
%、pHは約7.4であった。
【0073】実施例3 還流冷却管と空気吹き込み装置をもった1000mlの反
応容器に数平均分子量1000で1、2結合65%の液
状ブタジエン重合体322g、無水マレイン酸245
g、キシレン10g及びAW−500(川口化学製)
2.0gを加え、窒素気流下に190℃で5時間反応さ
せた。反応後、未反応無水マレイン酸及びキシレンを留
去し、酸価470のマレイン化ブタジエン重合体を得
た。上記のマレイン化ブタジエン重合体200g、ジア
セトンアルコール180g及びハイドロキノン0.3g
を還流冷却管と空気吹き込み装置をもった1000mlの
反応容器に加え、70℃に加温して溶液とした。次にこ
の溶液に空気を吹き込みながら、2−ヒドロキシエチル
アクリレート104g及びトリエチルアミン16gを加
え、70℃で8時間反応させて、酸価160、不揮発分
61重量%の光重合性樹脂溶液(光重合性樹脂の数平均
分子量は約1800)を得た。
【0074】この(a)成分としての光重合性樹脂溶液
400gに、(b)成分として合成例3で得られた化合
物45g、(c)成分としてベンゾフェノン24g及び
N,N′−テトラエチル−4,4′−ジアミノベンゾフ
ェノン1g及び溶剤としてプロピレングリコールモノメ
チルエーテル120gを加えて溶解した。この溶液に塩
基性化合物として、トリエチルアミン15gを加えて溶
解し、溶液中の(a)成分の光重合性樹脂を中和した。
次いでこの溶液を撹拌しながらイオン交換水2200g
を徐々に滴下しながら加えて電着塗装浴を得た。電着塗
装浴の不揮発分は10重量%、pHは約6.9であった。
【0075】実施例4 温度計、撹拌装置、冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導
入管を備えたフラスコにプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル250gを加え、窒素ガスを吹き込みながら
撹拌して、110℃の温度に加温した。温度が110℃
で一定になったところで、アクリル酸60g、メチルメ
タクリレート150g、2−エチルヘキシルアクリレー
ト60g及びアゾビスイソブチロニトリル6gを混合し
た液を2.5時間かけてフラスコ内に滴下し、その後3
時間110℃で撹拌しながら保温した。3時間後にアゾ
ビスバレロニトリル3g及びプロピレングリコールモノ
メチルエーテル30gの混合液を15分かけてさらに滴
下し、その後再び5時間110℃で撹拌しながら保温し
た。次にこの溶液にグリシジルメタクリレート75g、
ハイドロキノン0.4g及びテトラエチルアンモニウム
ブロマイド1.8gを加えて、窒素の替わりに空気を吹
き込みながら110℃で7時間反応させて、酸価48、
固形分49重量%の樹脂溶液(樹脂の数平均分子量は約
20000)を得た。この(a)成分としての樹脂溶液
500gに、(b)成分として合成例4で得られた化合
物30g、(c)成分としてベンゾフェノン22g、
N,N′−テトラエチル−4,4′−ジアミノベンゾフ
ェノン0.8g及びプロピレングリコールモノメチルエ
ーテル30gを加えて溶解した。この溶液に塩基性化合
物として、トリエチルアミン20gを加えて溶解し、溶
液中の樹脂を中和した。次いでこの溶液を撹拌しながら
イオン交換水2100gを徐々に加えて電着塗装浴を得
た。電着塗装浴の固形分は約10重量%、pHは25℃で
約7.3であった。
【0076】比較例1 実施例1の中で合成例1で得られた化合物のかわりに合
成前の非水溶性モノマーであるペンタエリスリトールテ
トラアクリレートを加えた以外は、同様な材料及び方法
で電着塗装浴を得た。
【0077】比較例2 実施例2の中で合成例2で得られた化合物のかわりに合
成前の非水溶性モノマーであるエチレンオキシド変性ビ
スフェノールAジメタクリレートを加えた以外は、同様
な材料及び方法で電着塗装浴を得た。
【0078】比較例3 実施例3の中で合成例3で得られた化合物のかわりに合
成前の非水溶性モノマーであるエピクロルヒドリン変性
エチレングリコールジアクリレートを加えた以外は、同
様な材料及び方法で電着塗装浴を得た。
【0079】比較例4 実施例4の中で合成例4で得られた化合物のかわりに合
成前の非水溶性モノマーであるペンタエリスリトールア
クリレートを加えた以外は、同様な材料及び方法で電着
塗装浴を得た。
【0080】実施例1〜4及び比較例1〜4の各電着塗
装浴にガラスエポキシ銅張積層板(日立化成工業(株)
製MCL−E−61)(200mm×75mm)を陽極と
し、ステンレス板(SUS304)(形状200mm×7
5mm×1mm)を陰極として浸漬し、25℃の温度で直流
電圧を3分間印加し、上記銅張積層板の表面に電着塗装
膜(感光膜)を形成した。このときの印加電圧と電着塗
装膜の膜厚を表1に示す。この後、水洗、水切り後80
℃で15分乾燥した。
【0081】このものにネガマスクを介して3kW超高
圧水銀灯で60mJ/cm2の光量を画像状に露光した後、1
重量%の炭酸ナトリウム水溶液で現像を行った。このと
き、現像残りの有無を確認する目的で、現像後の基板を
1重量%の塩化銅水溶液に1分間浸漬し、未露光部の基
板のエッチングされた程度を目視で観察した。その結果
を表1に示す。
【0082】
【表1】
【0083】表1から合成例1〜4で得られた化合物で
ある非水溶性モノマーを含んだ実施例1〜4は比較例1
〜4の場合に比べていずれも低電圧で同等以上の膜厚が
得られ、電着性が向上していることが分かる。また、未
露光部のエッチング性は、比較例1〜4の場合には完全
にエッチングされず現像残りがあるのに対し、実施例1
〜4の場合は完全にエッチングされ現像残りはないこと
が分かった。もちろん、現像後に得られた実施例1〜4
のレジストパターンは解像度50μmの良好なレジスト
形状を有していた。
【0084】
【発明の効果】本発明のネガ型感光性電着塗料樹脂組成
物を含む電着塗装浴を用いたレジストパターンの製造法
によって、従来に比べて電着性が向上し、また、露光、
現像により現像残りの全くない高解像度のレジストパタ
ーンを得ることができる。本発明のレジストパターンの
製造法によって得られるレジストをレリーフとして使用
したり、銅張積層板を基体として用いてエッチングまた
はメッキ用のフォトレジストの形成に適用することがで
きる。
フロントページの続き (72)発明者 上原 秀秋 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社茨城研究所内 (72)発明者 立木 繁雄 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社茨城研究所内 (72)発明者 加藤 琢郎 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎工場内 (72)発明者 塚田 勝重 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎工場内 (72)発明者 山崎 雄治 栃木県大田原市下石上1382番12号 大日本 塗料株式会社那須工場内 (72)発明者 高橋 俊哉 栃木県大田原市下石上1382番12号 大日本 塗料株式会社那須工場内 (72)発明者 塩谷 俊彦 栃木県大田原市下石上1382番12号 大日本 塗料株式会社那須工場内 (72)発明者 長島 義久 栃木県大田原市下石上1382番12号 大日本 塗料株式会社那須工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)カルボキシル基を有する酸価20
    〜300の樹脂を塩基性化合物で中和した樹脂、(b)
    芳香族環もしくは複素環を有し、銅とキレート形成可能
    な化合物でかつカルボキシル基もしくはスルホン酸基を
    有する化合物及び/又は該化合物と塩基性化合物とで形
    成される塩を導入した2個以上の光重合性不飽和結合を
    有する非水溶性モノマー及び(c)非水溶性光開始剤を
    含有してなるネガ型感光性電着塗料樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 芳香族環もしくは複素環を有し、銅とキ
    レート形成可能な化合物でかつカルボキシル基もしくは
    スルホン酸基を有する化合物及び/又は当該化合物と塩
    基性化合物とで形成される塩が下記一般式(I)で表わ
    される化合物である請求項1記載のネガ型感光性電着塗
    料樹脂組成物。 【化1】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、アル
    キル基、アルコキシ基又は−X−R3(ただし、Xはア
    ルキレン基、シクロアルキレン基又はアルキレンエーテ
    ル基であり、R3は水酸基、アルコキシ基、カルボキシ
    ル基もしくはその塩、スルホン酸基もしくはその塩又は
    ジアルキルアミノ基である)を示し、R2は水素原子、
    水酸基、アルキル基、フェニル基又は−Z−R4(ただ
    し、Zはアルキレン基、シクロアルキレン基又はアルキ
    レンエーテル基であり、R4は水酸基、アルコキシ基、
    カルボキシル基もしくはその塩、スルホン酸基もしくは
    その塩又はジアルキルアミノ基である)を示し、Yはカ
    ルボキシル基もしくはその塩又はスルホン酸基もしくは
    その塩を示し、nは1〜3の整数(ただし、R1又はR2
    中にカルボキシル基もしくはその塩又はスルホン酸基も
    しくはその塩を有する場合には0でもよい)を示す)
  3. 【請求項3】 (a)カルボキシル基を有する酸価20
    〜300の樹脂が(i)アクリル酸及び/又はメタクリ
    ル酸を共重合した樹脂、(ii)エポキシ樹脂を不飽和カ
    ルボン酸とを付加反応させて得られた不飽和化合物に、
    飽和又は不飽和の多塩基酸無水物を反応させて得られ
    る、側鎖に光反応性不飽和基を有する樹脂、(iii)共
    役ジエン重合体又は共役ジエン共重合体から誘導される
    不飽和ジカルボン酸無水物付加物に、アルコール性水酸
    基を有する重合性モノマーを反応させることにより得ら
    れる、側鎖に光反応性不飽和基を有する樹脂並びに(i
    v)カルボキシル基を有するアクリル樹脂にグリシジル
    基を有する重合性モノマーを付加させて得られる、側鎖
    に光反応性不飽和基を有する樹脂からなる群より選ばれ
    る少なくとも一種の樹脂である請求項1又は2記載のネ
    ガ型感光性電着塗料樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のネガ型感光性
    電着塗料樹脂組成物を含む電着塗装浴。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電着塗装浴に導電性基体
    を陽極として浸漬し、通電により電着塗装して導電性基
    体上に電着塗装膜を形成し、その後、活性光線を前記電
    着塗装膜に画像状に照射し、露光部を光硬化させ、未露
    光部を現像により除去することを特徴とするレジストパ
    ターンの製造法。
JP33712392A 1992-12-17 1992-12-17 ネガ型感光性電着塗料樹脂組成物、これを用いた電着塗装浴及びレジストパターンの製造法 Withdrawn JPH06184473A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000044734A1 (en) * 1999-01-29 2000-08-03 Sartomer Company, Inc. Compounds comprising acrylate and cyclic sec.-amine functionalities
US6172129B1 (en) 1999-01-29 2001-01-09 Sartomer Technologies, Inc. Cyclic amine acrylate monomers and polymers

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