JPH06183910A - 害虫忌避剤 - Google Patents
害虫忌避剤Info
- Publication number
- JPH06183910A JPH06183910A JP33594592A JP33594592A JPH06183910A JP H06183910 A JPH06183910 A JP H06183910A JP 33594592 A JP33594592 A JP 33594592A JP 33594592 A JP33594592 A JP 33594592A JP H06183910 A JPH06183910 A JP H06183910A
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- Japan
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】有効成分として、N,N−ジエチル−m−トル
アミドと1S,3R,4R,6R−カラン−3,4−ジ
オールとを重量比で1:0.5〜1:6、好ましくは
1:1〜1:4の割合で含有することを特徴とする害虫
忌避剤。 【効果】本発明組成物は、長時間にわたって確実に各種
の害虫を忌避することのできる優れた性能を有する害虫
忌避剤である。
アミドと1S,3R,4R,6R−カラン−3,4−ジ
オールとを重量比で1:0.5〜1:6、好ましくは
1:1〜1:4の割合で含有することを特徴とする害虫
忌避剤。 【効果】本発明組成物は、長時間にわたって確実に各種
の害虫を忌避することのできる優れた性能を有する害虫
忌避剤である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は害虫忌避剤に関するもの
である。
である。
【0002】
【従来の技術】N,N−ジエチル−m−トルアミド(以
下、Deetと記す。)は、現在市販の虫除けスプレー
の有効成分として広く使用されており、また、カラン−
3,4−ジオール等の化合物は害虫忌避活性を有するこ
とが米国特許第5130136号明細書に記載されてい
る。
下、Deetと記す。)は、現在市販の虫除けスプレー
の有効成分として広く使用されており、また、カラン−
3,4−ジオール等の化合物は害虫忌避活性を有するこ
とが米国特許第5130136号明細書に記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Dee
tはマラリア媒介蚊であるアノフェレス属(ハマダラカ
類)に対する忌避効力が充分ではなく、また残効性が充
分ではない。さらに、カラン−3,4−ジオール等の化
合物も害虫の種類によっては、あるいは低濃度での使用
においては害虫を100%完全に忌避することは困難な
場合がある。害虫の忌避、特に蚊、ブユ、サシバエ等の
吸血害虫を忌避する場合、いかにして完全に忌避するか
という点が重要である。換言すれば、例え90%の忌避
効力を長時間持続したとしても、多少は吸血害虫の被害
を受けることがあり、実用上充分なものとは言えない。
即ち、吸血害虫の忌避においては、いかにして長時間1
00%完全に被害を防ぐかということが非常に重要な課
題である。
tはマラリア媒介蚊であるアノフェレス属(ハマダラカ
類)に対する忌避効力が充分ではなく、また残効性が充
分ではない。さらに、カラン−3,4−ジオール等の化
合物も害虫の種類によっては、あるいは低濃度での使用
においては害虫を100%完全に忌避することは困難な
場合がある。害虫の忌避、特に蚊、ブユ、サシバエ等の
吸血害虫を忌避する場合、いかにして完全に忌避するか
という点が重要である。換言すれば、例え90%の忌避
効力を長時間持続したとしても、多少は吸血害虫の被害
を受けることがあり、実用上充分なものとは言えない。
即ち、吸血害虫の忌避においては、いかにして長時間1
00%完全に被害を防ぐかということが非常に重要な課
題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、各種害
虫、とりわけ吸血害虫の忌避剤として優れたものを見出
し、上述の課題を解決すべく検討を続けた結果、Dee
tと1S,3R,4R,6R−カラン−3,4−ジオー
ル(以下、化合物Aと記す。)とを重量比で1:0.5
〜1:6、好ましくは1:1〜1:4の割合で含有する
組成物が害虫の忌避に極めて有効であることを見出し、
本発明に至った。即ち、本発明はDeetと化合物Aと
を有効成分として含有し、両者の重量比が1:0.5〜
1:6の範囲内である組成物(以下、本発明組成物と記
す。)を提供するものである。
虫、とりわけ吸血害虫の忌避剤として優れたものを見出
し、上述の課題を解決すべく検討を続けた結果、Dee
tと1S,3R,4R,6R−カラン−3,4−ジオー
ル(以下、化合物Aと記す。)とを重量比で1:0.5
〜1:6、好ましくは1:1〜1:4の割合で含有する
組成物が害虫の忌避に極めて有効であることを見出し、
本発明に至った。即ち、本発明はDeetと化合物Aと
を有効成分として含有し、両者の重量比が1:0.5〜
1:6の範囲内である組成物(以下、本発明組成物と記
す。)を提供するものである。
【0005】本発明組成物により有効に忌避できる対象
害虫としては、Anopheles albimanus 等のハマダラカ類
(Anopheles spp.)、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ
等のヤブカ類(Aedes spp.)、アカイエカ、コガカアカ
イエカ等のイエカ類(Culexspp.)などで代表される
蚊、ブユ、サシバエ、サンドフライ、ヌカカ等の吸血昆
虫、Amblyomma 、Rhipicephalus 、Dermacentor 、Ixod
es、Haemaphysalis 、Boophilus 等のマダニ類などの種
々の節足動物が挙げられる。
害虫としては、Anopheles albimanus 等のハマダラカ類
(Anopheles spp.)、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ
等のヤブカ類(Aedes spp.)、アカイエカ、コガカアカ
イエカ等のイエカ類(Culexspp.)などで代表される
蚊、ブユ、サシバエ、サンドフライ、ヌカカ等の吸血昆
虫、Amblyomma 、Rhipicephalus 、Dermacentor 、Ixod
es、Haemaphysalis 、Boophilus 等のマダニ類などの種
々の節足動物が挙げられる。
【0006】本発明組成物は、通常適当な担体に担持さ
せて、ローション、エアゾール等の液剤、クリームなど
の各種形態に調製して用いられる。液剤を調製する際に
用いられる担体としては、例えば水、メタノール、エタ
ノール、セチルアルコール等のアルコール類、石油ベン
ジン等の脂肪族炭化水素類、酢酸エチル等のエステル類
が挙げられる。液剤には、さらに乳化剤、分散剤、展着
剤、湿潤剤、懸濁化剤、保存剤、噴射剤等の製剤用補助
剤、塗膜形成剤などを添加することもできる。
せて、ローション、エアゾール等の液剤、クリームなど
の各種形態に調製して用いられる。液剤を調製する際に
用いられる担体としては、例えば水、メタノール、エタ
ノール、セチルアルコール等のアルコール類、石油ベン
ジン等の脂肪族炭化水素類、酢酸エチル等のエステル類
が挙げられる。液剤には、さらに乳化剤、分散剤、展着
剤、湿潤剤、懸濁化剤、保存剤、噴射剤等の製剤用補助
剤、塗膜形成剤などを添加することもできる。
【0007】乳化剤および分散剤としては、例えば石鹸
類、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキ
シエチレン脂肪酸アルコールエーテル、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、脂肪酸グリセリド、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル、
高級アルコールの硫酸エステル、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ソーダ等のアルキルアリールスルホン酸塩が挙げ
られ、展着剤および湿潤剤としては、例えばグリセリ
ン、ポリエチレングリコールが挙げられる。また、懸濁
化剤としては、例えばカゼイン、ゼラチン、アルギン
酸、カルボキシメチルセルロース、アラビアガム、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ベントナイトが挙げられ、
保存剤としては例えばサリチル酸、パラオキシ安息香酸
エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息
香酸ブチルが挙げられる。
類、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキ
シエチレン脂肪酸アルコールエーテル、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、脂肪酸グリセリド、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル、
高級アルコールの硫酸エステル、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ソーダ等のアルキルアリールスルホン酸塩が挙げ
られ、展着剤および湿潤剤としては、例えばグリセリ
ン、ポリエチレングリコールが挙げられる。また、懸濁
化剤としては、例えばカゼイン、ゼラチン、アルギン
酸、カルボキシメチルセルロース、アラビアガム、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ベントナイトが挙げられ、
保存剤としては例えばサリチル酸、パラオキシ安息香酸
エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息
香酸ブチルが挙げられる。
【0008】噴射剤としては、例えばジメチルエーテ
ル、クロロフルオロカーボン、炭酸ガス、LPGが挙げ
られ、塗膜形成剤としてはニトロセルロース、アセチル
セルロース、アセチルブチリルセルロース、メチルセル
ロース等のセルロース誘導体、酢酸ビニル樹脂等のビニ
ル系樹脂、ポリビニルアルコール、メチルポリシロキサ
ン、オクチルメチルシクロテトラシロキサン、デカメチ
ルシクロペンタシロキサン、ジメチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサンメチルポリシクロポリシ
ロキサン、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエ
チレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メ
チル(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン)シ
ロキサン共重合体、トリメチルシロキケイ酸、オクタメ
チルシクロテトラシロキサンシリコーンポリエーテルポ
リマー等のシリコーン類が挙げられる。
ル、クロロフルオロカーボン、炭酸ガス、LPGが挙げ
られ、塗膜形成剤としてはニトロセルロース、アセチル
セルロース、アセチルブチリルセルロース、メチルセル
ロース等のセルロース誘導体、酢酸ビニル樹脂等のビニ
ル系樹脂、ポリビニルアルコール、メチルポリシロキサ
ン、オクチルメチルシクロテトラシロキサン、デカメチ
ルシクロペンタシロキサン、ジメチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサンメチルポリシクロポリシ
ロキサン、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエ
チレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メ
チル(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン)シ
ロキサン共重合体、トリメチルシロキケイ酸、オクタメ
チルシクロテトラシロキサンシリコーンポリエーテルポ
リマー等のシリコーン類が挙げられる。
【0009】クリーム状の形態に調製する際に用いられ
る担体としては、例えばパラフィン、流動パラフィン、
ワセリン等の炭化水素類、ジメチルシロキサン、コロイ
ド状シリカ、ベントナイト等のケイ素化合物、エタノー
ル、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、エチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン
等のアルコール類、ラウリン酸、ステアリン酸等のカル
ボン酸類、蜜蝋、ラノリン等のエステル類が挙げられ、
さらに、液剤の製剤の際に用いられるのと同様の製剤用
補助剤を添加することもできる。本発明組成物は、また
マイクロカプセル化製剤とした後、ローション、エアゾ
ール等に製剤化して用いることもできる。
る担体としては、例えばパラフィン、流動パラフィン、
ワセリン等の炭化水素類、ジメチルシロキサン、コロイ
ド状シリカ、ベントナイト等のケイ素化合物、エタノー
ル、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、エチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン
等のアルコール類、ラウリン酸、ステアリン酸等のカル
ボン酸類、蜜蝋、ラノリン等のエステル類が挙げられ、
さらに、液剤の製剤の際に用いられるのと同様の製剤用
補助剤を添加することもできる。本発明組成物は、また
マイクロカプセル化製剤とした後、ローション、エアゾ
ール等に製剤化して用いることもできる。
【0010】本発明組成物には、さらに他の害虫忌避
剤、酸化防止剤等を添加することもできる。他の害虫忌
避剤としては、例えばジメチルフタレート、2−エチル
−1,3−ヘキサンジオール、N−オクチルビシクロヘ
プタンジカルボキシミド、p−メンタン−3,8−ジオ
ール、2,3,4,5−ビス(Δ2 −ブチレン)テトラ
ヒドロフルフラール、ジ−n−プロピルイソシンコメロ
ネート、ジ−n−ブチルサクシネート、ジエチルマンデ
ル酸アミド、2−ヒドロキシエチルオクチルスルフィ
ド、エンペントリンが挙げられ、酸化防止剤としては、
例えばブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキ
シトルエン、トコフェノール、γ−オリザノールが挙げ
られる。
剤、酸化防止剤等を添加することもできる。他の害虫忌
避剤としては、例えばジメチルフタレート、2−エチル
−1,3−ヘキサンジオール、N−オクチルビシクロヘ
プタンジカルボキシミド、p−メンタン−3,8−ジオ
ール、2,3,4,5−ビス(Δ2 −ブチレン)テトラ
ヒドロフルフラール、ジ−n−プロピルイソシンコメロ
ネート、ジ−n−ブチルサクシネート、ジエチルマンデ
ル酸アミド、2−ヒドロキシエチルオクチルスルフィ
ド、エンペントリンが挙げられ、酸化防止剤としては、
例えばブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキ
シトルエン、トコフェノール、γ−オリザノールが挙げ
られる。
【0011】本発明組成物は、そのまま直接皮膚等に処
理することにより害虫忌避剤として用いられるが、予め
シート状、フィルム状、網目状、帯状等の適当な基材に
塗布、含浸、混練等の処理を行ったものを用いて、該基
材で皮膚の露出部または衣服上を被覆する等の方法によ
り害虫忌避を行うこともできる。該基材の材質として
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリエステル、ビニロン、ナイロン等の合成
繊維や樹脂、絹、綿、羊毛等の動植物繊維、アルミニウ
ム等の無機質繊維またはそれらの混合物が挙げられる。
網目状の基材を用いる場合、網目は細かい程良いが、一
般には16メッシュ以下程度であれば充分に有効であ
る。
理することにより害虫忌避剤として用いられるが、予め
シート状、フィルム状、網目状、帯状等の適当な基材に
塗布、含浸、混練等の処理を行ったものを用いて、該基
材で皮膚の露出部または衣服上を被覆する等の方法によ
り害虫忌避を行うこともできる。該基材の材質として
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリエステル、ビニロン、ナイロン等の合成
繊維や樹脂、絹、綿、羊毛等の動植物繊維、アルミニウ
ム等の無機質繊維またはそれらの混合物が挙げられる。
網目状の基材を用いる場合、網目は細かい程良いが、一
般には16メッシュ以下程度であれば充分に有効であ
る。
【0012】本発明組成物中、有効成分であるDeet
と化合物Aとの合計量は、製剤形態や適用方法等により
異なるが、一般に製剤中または基材中0.1〜70重量
%、好ましくは1〜40重量%の割合で含まれる。ま
た、その処理量は、通常皮膚表面積1cm2 当りDeet
と化合物Aとの合計量で0.01〜2mg、好ましくは
0.05〜1mg相当量である。勿論、該処理量は、製剤
形態や適用方法、対象とする害虫の種類や密度等により
異なり、適宜上記の範囲にかかわることなく増加または
減少させることもできる。
と化合物Aとの合計量は、製剤形態や適用方法等により
異なるが、一般に製剤中または基材中0.1〜70重量
%、好ましくは1〜40重量%の割合で含まれる。ま
た、その処理量は、通常皮膚表面積1cm2 当りDeet
と化合物Aとの合計量で0.01〜2mg、好ましくは
0.05〜1mg相当量である。勿論、該処理量は、製剤
形態や適用方法、対象とする害虫の種類や密度等により
異なり、適宜上記の範囲にかかわることなく増加または
減少させることもできる。
【0013】
【実施例】以下、製剤例および試験例を挙げて本発明を
より具体的に説明するが、本発明はこれらの例のみに限
定されるものではない。まず、製剤例を示す。以下の製
剤例において、部は重量部を表す。
より具体的に説明するが、本発明はこれらの例のみに限
定されるものではない。まず、製剤例を示す。以下の製
剤例において、部は重量部を表す。
【0014】製剤例1 Deet 3部および化合物A 7部をエタノールに溶
解して全体を35部とし、エアゾール容器に充填する。
次いで該エアゾール容器にバルブを取り付けた後、該バ
ルブ部分を通じてLPG(噴射剤)65部を加圧充填し
てエアゾールを得る。
解して全体を35部とし、エアゾール容器に充填する。
次いで該エアゾール容器にバルブを取り付けた後、該バ
ルブ部分を通じてLPG(噴射剤)65部を加圧充填し
てエアゾールを得る。
【0015】製剤例2 Deet 3部と化合物A 7部とに、ステアリン酸
10部、セチルアルコール 2部、ラノリン 1部、流
動パラフィン 2部および水 62部を加え、加熱して
溶解混和し、さらに、これに加熱したグリセリン 13
部を注入してよく攪拌することによりクリームを得る。
10部、セチルアルコール 2部、ラノリン 1部、流
動パラフィン 2部および水 62部を加え、加熱して
溶解混和し、さらに、これに加熱したグリセリン 13
部を注入してよく攪拌することによりクリームを得る。
【0016】製剤例3 ステアリン酸 6部、ラノリン 0.5部およびTween
60(ICIアメリカ社製ポリオキシエチレンソルビタン
モノステアレート)6部の混合物を80℃に加熱し、こ
れを60℃に加熱された水 75部とサリチル酸2.5
部との混合物に加え、攪拌しながら、Deet 4部と
化合物A 6部とを添加してローションを得る。
60(ICIアメリカ社製ポリオキシエチレンソルビタン
モノステアレート)6部の混合物を80℃に加熱し、こ
れを60℃に加熱された水 75部とサリチル酸2.5
部との混合物に加え、攪拌しながら、Deet 4部と
化合物A 6部とを添加してローションを得る。
【0017】次に、本発明組成物が害虫忌避に極めて有
効であることを試験例にて示す。 試験例 A、B、C、D4人の前腕部の手首やや上方に10cmの
区間を設け、薬剤処理区間とした。該処理区間全面に、
本発明組成物〔Deet:化合物A=1:2(重量比)
の10 w/v%エタノール溶液〕 600μl を均一に塗布し
た。30分後に、処理区間以外の手、腕部分を手術用手
袋およびサポーターで保護し、羽化後4〜6日齢のAnop
heles albimanus が約500頭(雌雄約1:1)入った
ケージ(22cm×22cm×30cm)に、その前腕部を挿入し
た。1分後該ケージより前腕部を出して刺された数を調
べた。さらに、30分間隔でケージ内への前腕部の挿入
を続け、同様に刺された数を調べた。1か所でも刺され
たら以降の試験は中止した。一方、他方の前腕部には比
較対象化合物(Deetまたは化合物Aの単独)の10
w/v%エタノール溶液 600μl を同様に処理して同様の
試験を行った。結果を表1に示す。
効であることを試験例にて示す。 試験例 A、B、C、D4人の前腕部の手首やや上方に10cmの
区間を設け、薬剤処理区間とした。該処理区間全面に、
本発明組成物〔Deet:化合物A=1:2(重量比)
の10 w/v%エタノール溶液〕 600μl を均一に塗布し
た。30分後に、処理区間以外の手、腕部分を手術用手
袋およびサポーターで保護し、羽化後4〜6日齢のAnop
heles albimanus が約500頭(雌雄約1:1)入った
ケージ(22cm×22cm×30cm)に、その前腕部を挿入し
た。1分後該ケージより前腕部を出して刺された数を調
べた。さらに、30分間隔でケージ内への前腕部の挿入
を続け、同様に刺された数を調べた。1か所でも刺され
たら以降の試験は中止した。一方、他方の前腕部には比
較対象化合物(Deetまたは化合物Aの単独)の10
w/v%エタノール溶液 600μl を同様に処理して同様の
試験を行った。結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】本発明組成物は、例えば表1に見られる
ように、長時間にわたって確実に害虫を忌避することの
できる優れた性能を有する害虫忌避剤である。
ように、長時間にわたって確実に害虫を忌避することの
できる優れた性能を有する害虫忌避剤である。
Claims (1)
- 【請求項1】有効成分として、N,N−ジエチル−m−
トルアミドと1S,3R,4R,6R−カラン−3,4
−ジオールとを重量比で1:0.5〜1:6の割合で含
有することを特徴とする害虫忌避剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33594592A JPH06183910A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 害虫忌避剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33594592A JPH06183910A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 害虫忌避剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06183910A true JPH06183910A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18294098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33594592A Pending JPH06183910A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 害虫忌避剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06183910A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6447801B1 (en) * | 1997-02-11 | 2002-09-10 | Bernard Salafsky | Anti-parasitic action of N,N-diethyl-m-toluamide (deet) and formulations that prolong its activity in the skin |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP33594592A patent/JPH06183910A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6447801B1 (en) * | 1997-02-11 | 2002-09-10 | Bernard Salafsky | Anti-parasitic action of N,N-diethyl-m-toluamide (deet) and formulations that prolong its activity in the skin |
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