JPH06183258A - 自動車のドア - Google Patents

自動車のドア

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Publication number
JPH06183258A
JPH06183258A JP35496992A JP35496992A JPH06183258A JP H06183258 A JPH06183258 A JP H06183258A JP 35496992 A JP35496992 A JP 35496992A JP 35496992 A JP35496992 A JP 35496992A JP H06183258 A JPH06183258 A JP H06183258A
Authority
JP
Japan
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door
frame
wall
inner panel
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP35496992A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Imai
弘 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnan Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Johnan Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアインナーパネルのドアアウターパネルに
対する取付けを容易にする。 【構成】 車体のドアアウターパネル1の周縁寄りの内
側に配設したフレーム3の一側と他側との間にサイドビ
ーム4を設ける。フレーム3の一側の外側にドアヒンジ
5,6を設ける。ドアアウターパネル1の内方に配設し
たドアインナーパネル2の一側及び他側の内側にドアチ
ェック7及びドアロック8を設ける。ドアインナーパネ
ル2の外側にフレーム3を接合することにより、フレー
ム3がドアインナーパネル2に対して取付けられる。フ
レーム3の外側にドアアウターパネル1を固着し、サイ
ドビーム4がフレーム3と共にドアアウターパネル1の
内側に対して取付けられ、ドアインナーパネル2がフレ
ーム3と共にドアアウターパネル1に対して取付けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドアに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車体のドアアウターパネルの内方
にドアインナーパネルを配設すると共に、ドアアウター
パネルの内側に車体の前後方向に沿ってサイドビームを
配設し、ドアインナーパネルの一側の外側にドアヒンジ
を設け、ドアインナーパネルの一側の内側にドアチェッ
クを設け、ドアインナーパネルの他側の内側にドアロッ
クを設け、ドアアウターパネルの周縁寄りの内側にドア
インナーパネルの周縁を固定した自動車のドアが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の自動
車のドアでは、ドアヒンジをドアインナーパネルの一側
の外側に対して取付けると共に、ドアチェックをドアイ
ンナーパネルの一側の内側に対して取付け、ドアロック
をドアインナーパネルの他側の内側に対して取付けた
後、ドアインナーパネルの周縁をドアアウターパネルの
周縁寄りの内側に対して取付けていたので、サイドビー
ムをドアインナーパネルとは別にドアアウターパネルの
内側に対して取付ける必要があり、ドアインナーパネル
のドアアウターパネルに対する取付け作業が容易に行え
なかった。
【0004】本発明の目的は、上述する問題点に対処し
て、ドアインナーパネルの外側にフレームを接合するこ
とにより、フレームがドアインナーパネルに対して取付
けられ、従来のようにドアヒンジをドアインナーパネル
の一側の外側に対して取付ける必要がなく、フレームの
外側にドアアウターパネルを固着するのみで、サイドビ
ームがフレームと共にドアアウターパネルの内側に対し
て取付けられ、ドアインナーパネルがフレームと共にド
アアウターパネルに対して取付けられ、ドアインナーパ
ネルの周縁をドアアウターパネルの周縁寄りの内側に対
して固定する必要がなく、ドアインナーパネルのドアア
ウターパネルに対する取付け作業を容易に行うことが可
能な自動車のドアを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車のドア
は、車体のドアアウターパネルの内方にドアインナーパ
ネルを配設すると共に、前記ドアアウターパネルの周縁
寄りの内側にフレームを配設し、前記フレームの一側と
他側との間に前記車体の前後方向に沿ってサイドビーム
を設け、前記フレームの一側の外側にドアヒンジを設
け、前記ドアインナーパネルの一側の内側にドアチェッ
クを設け、前記ドアインナーパネルの他側の内側にドア
ロックを設け、前記ドアインナーパネルの外側に前記フ
レームを接合し、前記フレームの外側に前記ドアアウタ
ーパネルを固着したことを特徴とする構成を有するもの
である。
【0006】
【作用】車体のドアアウターパネルの内方に配設したド
アインナーパネルの一側の内側にドアチェックを取付け
ると共に、ドアインナーパネルの他側の内側にドアロッ
クを取付け、ドアアウターパネルの周縁寄りの内側に配
設したフレームの一側の外側にドアヒンジを取付けた
後、ドアインナーパネルの外側にフレームを接合する
と、フレームがドアインナーパネルに対して取付けられ
る。
【0007】また、フレームの外側にドアアウターパネ
ルを固着するのみで、フレームの一側と他側との間に車
体の前後方向に沿って設けたサイドビームがフレームと
共にドアアウターパネルの内側に対して取付けられると
共に、ドアインナーパネルがフレームと共にドアアウタ
ーパネルに対して取付けられる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1において、1は車体のドアアウターパ
ネルであり、ドアアウターパネル1の内方にはドアイン
ナーパネル2が配設されると共に、ドアアウターパネル
1の周縁寄りの内側にはフレーム3が配設され、フレー
ム3の一側と他側との間には車体の前後方向に沿ってサ
イドビーム4が設けられ、フレーム3の一側の外側には
ドアヒンジ5及びドアヒンジ6がそれぞれ設けられてい
る。
【0010】ドアインナーパネル2の一側の内側には、
図1に示すように、ドアチェック7が設けられると共
に、ドアインナーパネル2の他側の内側にはドアロック
8が設けられ、ドアインナーパネル2の外側にはフレー
ム3が接合され、フレーム3の外側にはドアアウターパ
ネル1が固着されている。
【0011】ドアアウターパネル1の一側縁寄り及び他
側縁寄りの内側には、図2に示すように、フレーム3の
側板9及び側板10がそれぞれ配設されると共に、ドア
アウターパネル1の下縁寄りの内側には側板9の下端と
側板10の下端との間にフレーム3の底板11が配設さ
れている。
【0012】フレーム3の側板9には、図2及び図3に
示すように、車体の内方に向って開口する切欠凹部1
2,13がそれぞれ形成され、フレーム3の側板9の内
縁寄りには複数の通孔14がそれぞれ設けられ、フレー
ム3の側板9の下端には車体の後方に向って折曲した底
壁15が形成されると共に、フレーム3の側板9の外縁
の上端寄りには車体の後方に向って張出した張出片16
が形成され、フレーム3の側板9の内縁には車体の前方
に向って張出したフランジ17が形成され、フレーム3
の側板9の底壁15の内縁には下方に向って張出したフ
ランジ18が形成され、フレーム3の側板9の切欠凹部
12,13の周囲の内側にはスペーサ19,19がそれ
ぞれ設けられている。
【0013】スペーサ19はシール剤よりなる。
【0014】フレーム3の側板10の内縁寄りには、図
2及び図3に示すように、複数の通孔20がそれぞれ設
けられ、フレーム3の側板10の下端には車体の前方に
向って折曲した底壁21が形成されると共に、フレーム
3の側板10の外縁の上端寄りには車体の前方に向って
張出した張出片22が形成され、フレーム3の側板10
の内縁には車体の後方に向って張出したフランジ23が
形成され、フレーム3の側板10の底壁21の内縁には
下方に向って張出したフランジ24が形成されている。
【0015】フレーム3の底板11の一端及び他端に
は、図2及び図3に示すように、車体の前方及び後方に
向って張出した支え片25及び支え片26がそれぞれ形
成されると共に、フレーム3の底板11の内縁には下方
に向って張出したフランジ27が形成され、フレーム3
の底板11の支え片25及び支え片26はフレーム3の
側板9の底壁15及び側板10の底壁21の上部に溶接
によりそれぞれ固着されている。
【0016】フレーム3は板金よりなる。
【0017】フレーム3の側板9の外縁寄りの中央付近
と側板10の外縁寄りの中央付近との間には、図3に示
すように、車体の前後方向に沿ってサイドビーム4が配
設され、フレーム3の側板9の外縁寄りの中央付近の内
側にはサイドビーム4の一端が固着されると共に、フレ
ーム3の側板10の外縁寄りの中央付近の内側にはサイ
ドビーム4の他端が固着されている。
【0018】フレーム3の外側には、図2に示すよう
に、ドアアウターパネル1が配設され、ドアアウターパ
ネル1の上縁寄りの他側方には、図4に示すように、車
体の内方に向って膨出した凸壁28が形成されると共
に、ドアアウターパネル1の凸壁28には開口部29が
形成され、ドアアウターパネル1の凸壁28の開口部2
9の一側及び他側にはドアアウトサイドハンドル(図示
せず)を取付けるための通孔30及び通孔30がそれぞ
れ設けられている。
【0019】ドアアウターパネル1は合成樹脂材料より
なる。
【0020】ドアアウターパネル1の一側縁寄りの上方
の内側には、図2に示すように、フレーム3の側板9の
張出片16が接着剤により固着されると共に、ドアアウ
ターパネル1の他側縁寄りの上方の内側にはフレーム3
の側板10の張出片22が接着剤により固着され、ドア
アウターパネル1の中央付近の内側にはサイドビーム4
が接着剤により固着されている。
【0021】フレーム3の内側には、図1に示すよう
に、ドアインナーパネル2が配設され、ドアインナーパ
ネル2の内壁31の中央付近と一側縁寄りとの間には、
図5に示すように、車体の外方に向って膨出した凹部3
2が形成されると共に、ドアインナーパネル2の内壁3
1の中央付近と他側縁寄りとの間には作業用の開口33
が形成され、ドアインナーパネル2の内壁31の下縁寄
りの他側方には車体の前後方向に間隔を置いて通孔3
4,34がそれぞれ設けられている。
【0022】ドアインナーパネル2の凹部32の端壁3
5には、図5に示すように、嵌合孔36が設けられると
共に、ドアインナーパネル2の凹部32の端壁35の嵌
合孔36の上部には通孔37,37がそれぞれ設けら
れ、ドアインナーパネル2の凹部32の端壁35の嵌合
孔36の下部には通孔38,38がそれぞれ設けられ、
ドアインナーパネル2の凹部32の端壁35の上縁寄り
の中央付近には通孔39が設けられ、ドアインナーパネ
ル2の凹部32の端壁35の下縁寄りには通孔40及び
通孔41がそれぞれ設けられている。
【0023】ドアインナーパネル2の凹部32の端壁3
5の上縁寄りの一側方には、図5に示すように、開口部
42が形成され、ドアインナーパネル2の凹部32の端
壁35の開口部42の上部及び下部にはドアインサイド
ハンドル(図示せず)を取付けるための通孔43及び通
孔43がそれぞれ設けられている。
【0024】ドアインナーパネル2の側壁44には、図
5に示すように、複数の通孔45がそれぞれ設けられる
と共に、ドアインナーパネル2の側壁44の中央付近に
は角孔46が設けられ、ドアインナーパネル2の側壁4
4の角孔46の上部及び下部にはドアチェック7を取付
けるための通孔47及び通孔47がそれぞれ設けられて
いる。
【0025】ドアインナーパネル2の側壁48には、図
5に示すように、複数の通孔49がそれぞれ設けられ、
ドアインナーパネル2の側壁48の一部には車体の後方
に向って膨出した膨出部50が形成され、ドアインナー
パネル2の内壁31の他側縁寄りと側壁48の膨出部5
0の端壁との角部には切欠孔51が設けられると共に、
ドアインナーパネル2の側壁48の膨出部50の端壁に
はドアロック8を取付けるための複数の通孔52が設け
られている。
【0026】ドアインナーパネル2の上壁53の端縁に
は、図5に示すように、上方に向って張出した立上り部
54が形成されると共に、ドアインナーパネル2の上壁
53の立上り部54の一側縁及び他側縁には車体の外方
に向って折曲した側壁55及び側壁56がそれぞれ形成
され、ドアインナーパネル2の立上り部54の側壁55
及び側壁56には通孔57及び通孔58がそれぞれ設け
られている。
【0027】ドアインナーパネル2の側壁44の端縁に
は、図5に示すように、車体の前方に向って張出したフ
ランジ59が形成されると共に、ドアインナーパネル2
の側壁48の端縁には車体の後方に向って張出したフラ
ンジ60が形成され、ドアインナーパネル2の底壁61
の端縁には下方に向って張出したフランジ62が形成さ
れている。
【0028】ドアインナーパネル2の立上り部54の側
壁55と側壁56との間の上部には、図6に示すよう
に、ドアサッシュ63が配設され、ドアインナーパネル
2の立上り部54の一側縁寄りの外側とドアサッシュ6
3の傾斜部64との間にはウインドガラス(図示せず)
の一側縁を案内するフロントサッシュ65が設けられ、
ドアサッシュ63にはフロントサッシュ65と平行なウ
インドガラスの他側縁を案内するランチャンネル66が
形成されている。
【0029】ドアサッシュ63の傾斜部64の下端寄り
には、図6に示すように、ドアインナーパネル2の立上
り部54の側壁55の通孔57と連通する貫通孔67が
設けられると共に、ドアサッシュ63のランチャンネル
66の長手方向中央付近にはドアインナーパネル2の立
上り部54の側壁56の通孔58と連通する貫通孔68
が設けられ、ドアサッシュ63のランチャンネル66の
下端寄りの外側にはブラケット69が溶接により固着さ
れている。
【0030】ドアインナーパネル2の立上り部54の側
壁55の通孔57及びドアサッシュ63の傾斜部64の
下端寄りの貫通孔67には車体の前方よりネジ(図示せ
ず)が挿通されると共に、ドアインナーパネル2の立上
り部54の側壁56の通孔58及びドアサッシュ63の
ランチャンネル66の長手方向中央付近の貫通孔68に
は車体の後方よりネジ(図示せず)が挿通され、ドアイ
ンナーパネル2の立上り部54の側壁55の内側には、
図6に示すように、ドアサッシュ63の傾斜部64の下
端寄りがネジにより固定され、ドアインナーパネル2の
立上り部54の側壁56の内側にはドアサッシュ63の
ランチャンネル66の長手方向中央付近がネジにより固
定されている。
【0031】ドアサッシュ63の傾斜部64には、図6
に示すように、フロントサッシュ65の上端部がネジ
(図示せず)により固定されると共に、ドアインナーパ
ネル2の立上り部54の一側縁寄りの外側にはフロント
サッシュ65の下端部がネジ(図示せず)により固定さ
れ、ドアインナーパネル2の側壁48の中央付近と下端
との間の内側にはブラケット69がネジ(図示せず)に
より固定され、ドアサッシュ63のランチャンネル66
の下端寄りはブラケット69を介してドアインナーパネ
ル2の側壁48の中央付近と下端との間の内側に支持さ
れている。
【0032】ドアインナーパネル2の内壁31の外側に
は、図1に示すように、ウインドガラスを昇降するXア
ーム式のウインドレギュレータ70が配設されている。
【0033】ドアインナーパネル2の凹部32の端壁3
5の外側には、図1に示すように、ベースプレート71
が配設され、ベースプレート71の中央付近には、図7
に示すように、車体の内方に向って膨出した凸部72が
形成されると共に、ベースプレート71の凸部72の端
壁73の中央付近には車体の内方に向って膨出した支軸
部74が形成されている。
【0034】ベースプレート71の上縁には、図7に示
すように、車体の外方に向って折曲した張出片75が形
成されると共に、ベースプレート71の下縁には車体の
内方に向って折曲した張出片76が形成され、ベースプ
レート71の張出片75の端縁には上方に向って折曲し
た立上り壁77が形成され、ベースプレート71の張出
片76の端縁には下方に向って折曲した垂下壁78が形
成され、ベースプレート71の立上り壁77の両側縁寄
りにはドアインナーパネル2の凹部32の端壁35の通
孔37,37と連通する貫通孔79,79がそれぞれ設
けられ、ベースプレート71の垂下壁78の両側縁寄り
にはドアインナーパネル2の凹部32の端壁35の通孔
38,38と連通する貫通孔80,80がそれぞれ設け
られている。
【0035】ドアインナーパネル2の凹部32の端壁3
5の嵌合孔36には、図8に示すように、車体の外方よ
りベースプレート71の凸部72が嵌入され、ドアイン
ナーパネル2の凹部32の端壁35の通孔37,37及
びベースプレート71の立上り壁77の貫通孔79,7
9には車体の内方よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通
されると共に、ドアインナーパネル2の凹部32の端壁
35の通孔38,38及びベースプレート71の垂下壁
78の貫通孔80,80には車体の内方よりネジ(図示
せず)がそれぞれ挿通され、ドアインナーパネル2の凹
部32の端壁35の上縁寄りの外側にはベースプレート
71の立上り壁77が複数のネジにより固定され、ドア
インナーパネル2の凹部32の端壁35の中央付近の外
側にはベースプレート71の垂下壁78が複数のネジに
より固定されている。
【0036】ベースプレート71の外側には、図7に示
すように、回転ドラム81を覆うドラムカバー82が配
設され、ドラムカバー82の端壁83の中央付近には、
図8に示すように、ベースプレート71の凸部72の端
壁73の支軸部74と同軸上に支持孔84が設けられ、
ドラムカバー82の周壁85には側方に向って開口する
切欠部86が形成されると共に、ドラムカバー82の周
壁85の端縁には外方に向って張出したフランジ87が
形成され、ドラムカバー82のフランジ87はベースプ
レート71の上縁寄り及び下縁寄りの外側に固定されて
いる。
【0037】ベースプレート71の凸部72の端壁73
の支軸部74には、図8に示すように、シャフト88の
一端部が回動自在に支持されると共に、ドラムカバー8
2の端壁83の支持孔84にはシャフト88の他端部が
回動自在に支持され、シャフト88の一端にはハンドル
取付部89が形成され、シャフト88の一端寄りには回
転誘導体90が固着され、シャフト88の他端寄りには
回転ドラム81が回動自在に支持され、回転ドラム81
の外周面には一定のピッチで螺旋溝91が形成され、回
転ドラム81の螺旋溝91にはワイヤ92が巻回され、
ベースプレート71の凸部72の端壁73と回転誘導体
90のフランジ93との間には逆転防止機構としてスプ
リング94が設けられ、シャフト88のハンドル取付部
89にはレギュレータハンドル(図示せず)が固定さ
れ、回転ドラム81の一部がドラムカバー82の周壁8
5の切欠部86より側方に露出され、回転ドラム81は
回転誘導体90と連動されるようになっている。
【0038】ドアアウターパネル1の上縁寄りとドアイ
ンナーパネル2の上縁寄りとの間には、図1に示すよう
に、車体の前後方向に沿ってガイド部材95が配設さ
れ、ガイド部材95の垂直壁96の上縁には、図7に示
すように、車体の内方に向って折曲した上壁97が形成
されると共に、ガイド部材95の上壁97の内端には上
方に向って折曲した立上り壁98が形成され、ガイド部
材95の垂直壁96の一端寄りには車体の内方に向って
突出した支持ピン99がカシメ止めにより固定され、ガ
イド部材95の垂直壁96の他端寄りには長手方向に沿
って長孔100が設けられ、支持ピン99にはワイヤ9
2を巻付けた昇降用のプーリ101が回動自在に支持さ
れている。
【0039】ガイド部材95の立上り壁98の外側に
は、図7に示すように、長手方向に沿ってボトムチャン
ネル102が配設され、ボトムチャンネル102には上
方に向って開口する凹溝103が形成され、ボトムチャ
ンネル102の凹溝103にはウインドガラスの下縁寄
りが嵌入され、ボトムチャンネル102はガイド部材9
5の立上り壁98の外側面に固着されている。
【0040】ドアインナーパネル2の内壁31の下縁寄
りの他側方の外側には、図1に示すように、ガイド部材
95と平行なガイドレール104が配設され、ガイドレ
ール104には、図7に示すように、長手方向に沿って
長孔105が設けられ、ガイドレール104の両端には
車体の内方に向って折曲した傾斜部106,106がそ
れぞれ形成されると共に、ガイドレール104の傾斜部
106,106の端縁には車体の前方及び後方に向って
張出したフランジ107,107がそれぞれ形成され、
ガイドレール104のフランジ107,107にはドア
インナーパネル2の内壁31の通孔34,34と連通す
る貫通孔108,108がそれぞれ設けられている。
【0041】ドアインナーパネル2の内壁31の下縁寄
りの他側方の通孔34,34及びガイドレール104の
フランジ107,107の貫通孔108,108には車
体の内方よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通され、ド
アインナーパネル2の内壁31の下縁寄りの他側方の外
側にはガイドレール104のフランジ107,107が
複数のネジにより固定されている。
【0042】ドアインナーパネル2の凹部32の端壁3
5の上縁寄りの通孔39には車体の外方に向って突出し
た支持ピン109がカシメ止めにより固定され、支持ピ
ン109には、図7に示すように、回転ドラム81から
のワイヤ92をプーリ101に向って誘導するように巻
き掛けたプーリ110が回動自在に支持され、プーリ1
10の外周の一部には回転ドラム81から斜め上方に向
うワイヤ92が巻き掛けられ、ワイヤ92はプーリ11
0によりプーリ101に向って斜め下方に誘導されてい
る。
【0043】ドアインナーパネル2の凹部32の端壁3
5の下縁寄りの通孔40には車体の外方に向って突出し
た支持ピン111がカシメ止めにより固定され、支持ピ
ン111には、図7に示すように、回転ドラム81から
のワイヤ92をプーリ101に向って誘導するように巻
き掛けたプーリ112が回動自在に支持され、プーリ1
12の外周の一部には回転ドラム81から斜め下方に向
うワイヤ92が巻き掛けられ、ワイヤ92はプーリ11
2によりプーリ101に向って斜め上方に誘導されてい
る。
【0044】プーリ101の全周には、図7に示すよう
に、プーリ110から斜め下方に向うワイヤ92が巻付
けられ、ワイヤ92はプーリ101によりプーリ112
に向って斜め下方に誘導され、プーリ101はプーリ1
10とプーリ112との間のワイヤ92により上下方向
に移動自在に支持されている。
【0045】ガイド部材95の垂直壁96の一端寄りの
内側とガイドレール104の外側との間には、図7に示
すように、メインアーム113が設けられると共に、ガ
イド部材95の垂直壁96の他端寄りの内側とドアイン
ナーパネル2の凹部32の端壁35の下縁寄りの外側と
の間にはメインアーム113と交差するサブアーム11
4が設けられ、サブアーム114の長手方向中央付近に
は車体の外方に向って突出した支持ピン115がカシメ
止めにより固定され、支持ピン115にはメインアーム
113の長手方向中央付近が回動自在に支持され、支持
ピン115のメインアーム113の長手方向中央付近と
サブアーム114の長手方向中央付近との間にはスペー
サ116が嵌合されている。
【0046】ガイド部材95の垂直壁96の一端寄りに
固定した支持ピン99には、図7に示すように、ガイド
部材95の垂直壁96とプーリ101との間にメインア
ーム113の一端部が回動自在に支持され、メインアー
ム113の他端部には車体の内方に突出した係合ピン1
17がカシメ止めにより固定され、ガイドレール104
の長孔105にはメインアーム113の他端部が係合ピ
ン117を介して移動自在に支持され、係合ピン117
はガイドレール104の長孔105に摺動自在に嵌入さ
れている。
【0047】ドアインナーパネル2の凹部32の端壁3
5の下縁寄りの通孔41には車体の外方に向って突出し
た支持ピン118がカシメ止めにより固定され、支持ピ
ン118の先端寄りには、図7に示すように、サブアー
ム114の一端部が回動自在に支持され、支持ピン11
8の外側にはドアインナーパネル2の凹部32の端壁3
5とサブアーム114の一端部との間に筒体119が嵌
合されている。
【0048】サブアーム114の他端部には、図7に示
すように、車体の外方に向って突出した係合ピン120
がカシメ止めにより固定され、ガイド部材95の垂直壁
96の他端寄りの長孔100にはサブアーム114の他
端部が係合ピン120を介して移動自在に支持され、係
合ピン120はガイド部材95の垂直壁96の長孔10
0に摺動自在に嵌入されている。
【0049】メインアーム113の一端部の支持ピン9
9の中心からサブアーム114の長手方向中央付近に固
定した支持ピン115の中心までの距離,メインアーム
113の他端部の係合ピン117の中心から支持ピン1
15の中心までの距離,サブアーム114の一端部の支
持ピン118の中心から支持ピン115の中心までの距
離及びサブアーム114の他端部の係合ピン120の中
心から支持ピン115の中心までの距離は等しくなって
いる。
【0050】ドアインナーパネル2の側壁44の内側に
は、図6に示すように、補強板121が配設され、補強
板121の外縁寄りには、図9に示すように、フレーム
3の側板9の複数の通孔14と連通する複数の貫通孔1
22がそれぞれ設けられ、補強板121の内縁寄りには
ドアインナーパネル2の側壁44の複数の通孔45と連
通する複数の貫通孔123がそれぞれ設けられ、補強板
121の内縁寄りの中央付近には車体の後方に向って膨
出した凹部124が形成されている。
【0051】補強板121の外縁寄りの外側には、図9
に示すように、上下に間隔を置いて車体の前方に向って
突出したドアヒンジ5の可動側の支持壁125及びドア
ヒンジ6の可動側の支持壁126がそれぞれ溶接により
固着され、ドアヒンジ5の支持壁125の先端寄りには
固定側ブラケット127が連結ピン128を介して回動
自在に支持されると共に、ドアヒンジ6の支持壁126
の先端寄りには固定側ブラケット129が連結ピン13
0を介して回動自在に支持されている。
【0052】ドアヒンジ5は支持壁125,固定側ブラ
ケット127及び連結ピン128から構成され、ドアヒ
ンジ6は支持壁126,固定側ブラケット129及び連
結ピン130から構成され、ドアヒンジ5の固定側ブラ
ケット127及びドアヒンジ6の固定側ブラケット12
9は車体のボディピラー(図示せず)にそれぞれ固定さ
れるようになっている。
【0053】補強板121の凹部124の外側には、図
9に示すように、ドアチェック7のハウジング131が
配設され、ドアチェック7のハウジング131の上壁及
び下壁には上方及び下方に向って張出したフランジ13
2,132がそれぞれ形成され、ドアチェック7のハウ
ジング131のフランジ132,132にはドアインナ
ーパネル2の側壁44の通孔47,47と連通する貫通
孔133,133がそれぞれ設けられると共に、補強板
121の凹部124にはドアチェック7のハウジング1
31のフランジ132,132の貫通孔133,133
と連通する貫通孔134,134がそれぞれ設けられて
いる。
【0054】ドアチェック7のハウジング131には、
図9に示すように、チェックアーム135が移動自在に
設けられ、ドアチェック7のチェックアーム135には
上方及び下方に向って膨出した係合突部136及び係合
突部137がそれぞれ形成され、チェックアーム135
の先端にはストッパ138が固着され、ドアチェック7
はドア半開のホールド機構とドア全開時のストップ機構
とを備えている。
【0055】ドアインナーパネル2の側壁44の角孔4
6には、図6に示すように、車体の後方よりドアチェッ
ク7のチェックアーム135が挿通されると共に、ドア
インナーパネル2の側壁44の複数の通孔45及び補強
板121の内縁寄りの複数の貫通孔123には車体の前
方よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通され、ドアイン
ナーパネル2の側壁44の通孔47,47とドアチェッ
ク7のハウジング131のフランジ132,132の貫
通孔133,133及び補強板121の凹部124の貫
通孔134,134には車体の前方よりネジ(図示せ
ず)がそれぞれ挿通され、ドアインナーパネル2の側壁
44の内側には補強板121の内縁寄りが複数のネジに
より固定され、ドアインナーパネル2の側壁44の中央
付近の内側にはドアチェック7のハウジング131のフ
ランジ132,132及び補強板121の凹部124が
複数のネジにより固定されている。
【0056】ドアインナーパネル2の側壁48の内側に
は、図6に示すように、補強板139が配設され、補強
板139の外縁寄りには、図10に示すように、フレー
ム3の側板10の複数の通孔20と連通する複数の貫通
孔140がそれぞれ設けられ、補強板139の内縁寄り
にはドアインナーパネル2の側壁48の複数の通孔49
と連通する複数の貫通孔141がそれぞれ設けられ、補
強板139の内縁にはドアサッシュ63のランチャンネ
ル66の下端寄りの外側のブラケット69に相当する箇
所に車体の内方に向って開口する切欠凹部142が形成
されている。
【0057】補強板139の内縁寄りの外側には、図1
0に示すように、ドアインナーパネル2の側壁48の膨
出部50に臨む箇所にドアロック8が配設され、ドアロ
ック8のハウジング143の外側にはブラケット144
が設けられると共に、ブラケット144及びドアロック
8のハウジング143にはドアインナーパネル2の側壁
48の膨出部50の端壁の複数の通孔52と連通する複
数の貫通孔(図示せず)がそれぞれ設けられ、ドアロッ
ク8には車体のボディピラーに固定したストライカ(図
示せず)と噛合うラッチ(図示せず)及びラッチを係止
するディテントレバー(図示せず)がそれぞれ回動自在
に設けられている。
【0058】補強板139の切欠凹部142にはドアサ
ッシュ63のランチャンネル66の下端寄りの外側のブ
ラケット69が嵌入され、ドアインナーパネル2の側壁
48の複数の通孔49及び補強板139の内縁寄りの複
数の貫通孔141には車体の後方よりネジ(図示せず)
がそれぞれ挿通されると共に、ドアインナーパネル2の
側壁48の膨出部50の端壁の複数の通孔52,ブラケ
ット144及びドアロック8のハウジング143の複数
の貫通孔には車体の後方よりネジ(図示せず)がそれぞ
れ挿通され、ドアインナーパネル2の側壁48の内側に
は、図11に示すように、補強板139の内縁寄りが複
数のネジにより固定され、ドアインナーパネル2の側壁
48の膨出部50の端壁の内側にはブラケット144と
共にドアロック8のハウジング143が複数のネジによ
り固定されている。
【0059】フレーム3の側板9の切欠凹部12及び切
欠凹部13には、図12に示すように、車体の内方より
補強板121の外縁寄りの外側のドアヒンジ5の支持壁
125及びドアヒンジ6の支持壁126がそれぞれ嵌入
され、フレーム3の側板9のフランジ17の内側には、
図13に示すように、ドアインナーパネル2の側壁44
のフランジ59が当接されると共に、フレーム3の側板
10のフランジ23の内側にはドアインナーパネル2の
側壁48のフランジ60が当接され、フレーム3の側板
9の底壁15のフランジ18,フレーム3の側板10の
底壁21のフランジ24及びフレーム3の底板11のフ
ランジ27の内側にはドアインナーパネル2の底壁61
のフランジ62が当接されている。
【0060】フレーム3の側板9のフランジ17とドア
インナーパネル2の側壁44のフランジ59との間には
接着剤またはシール剤が塗布されると共に、フレーム3
の側板10のフランジ23とドアインナーパネル2の側
壁48のフランジ60との間には接着剤またはシール剤
が塗布され、フレーム3の側板9の底壁15のフランジ
18,フレーム3の側板10の底壁21のフランジ24
及びフレーム3の底板11のフランジ27とドアインナ
ーパネル2の底壁61のフランジ62との間には接着剤
またはシール剤が塗布されている。
【0061】フレーム3の側板9の内縁寄りの複数の通
孔14及び補強板121の外縁寄りの複数の貫通孔12
2には車体の前方よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通
されると共に、フレーム3の側板10の内縁寄りの複数
の通孔20及び補強板139の外縁寄りの複数の貫通孔
140には車体の後方よりネジ(図示せず)がそれぞれ
挿通され、フレーム3の側板9の内側には、図13に示
すように、補強板121の外縁寄りが複数のネジにより
固定され、フレーム3の側板10の内側には補強板13
9の外縁寄りが複数のネジにより固定され、フレーム3
の側板9及びドアインナーパネル2の側壁44が補強板
121により接続され、フレーム3の側板10及びドア
インナーパネル2の側壁48が補強板139により接続
されている。
【0062】次に、この実施例の自動車のドアの組立て
方法について説明する。
【0063】まず、ドアインナーパネル2の側壁44の
角孔46に車体の後方よりドアチェック7のチェックア
ーム135を挿通した後、ドアインナーパネル2の側壁
44の内側に補強板121の内縁寄りを複数のネジによ
り固定すると共に、ドアインナーパネル2の側壁44の
中央付近の内側にドアチェック7のハウジング131の
フランジ132,132及び補強板121の凹部124
を複数のネジにより固定し、図11に示すように、補強
板121の内縁寄りをドアインナーパネル2の側壁44
の内側に対して取付け、ドアチェック7をドアインナー
パネル2の側壁44の中央付近の内側に対して取付け
る。
【0064】次いで、ドアインナーパネル2の立上り部
54の側壁55の内側にドアサッシュ63の傾斜部64
の下端寄りをネジにより固定すると共に、ドアインナー
パネル2の立上り部54の側壁56の内側にドアサッシ
ュ63のランチャンネル66の長手方向中央付近をネジ
により固定し、ドアインナーパネル2の側壁48の中央
付近と下端との間の内側にドアサッシュ63のランチャ
ンネル66の下端寄りの外側のブラケット69をネジに
より固定し、図6に示すように、ドアサッシュ63の傾
斜部64の下端寄り及びランチャンネル66の長手方向
中央付近をドアインナーパネル2の立上り部54の側壁
55及び側壁56の内側に対してそれぞれ取付け、ドア
サッシュ63のランチャンネル66の下端寄りをブラケ
ット69と共にドアインナーパネル2の側壁48の中央
付近と下端との間の内側に対して取付ける。
【0065】その後、ドアサッシュ63の傾斜部64に
フロントサッシュ65の上端部をネジにより固定すると
共に、ドアインナーパネル2の立上り部54の一側縁寄
りの外側にフロントサッシュ65の下端部をネジにより
固定し、図6に示すように、フロントサッシュ65の上
端部及び下端部をドアサッシュ63の傾斜部64及びド
アインナーパネル2の立上り部54の一側縁寄りの外側
に対して取付ける。
【0066】次いで、補強板139の切欠凹部142に
ドアサッシュ63のランチャンネル66の下端寄りの外
側のブラケット69を嵌入した後、ドアインナーパネル
2の側壁48の内側に補強板139の内縁寄りを複数の
ネジにより固定すると共に、ドアインナーパネル2の側
壁48の膨出部50の端壁の内側にブラケット144と
共にドアロック8のハウジング143を複数のネジによ
り固定し、図11に示すように、補強板139の内縁寄
りをドアインナーパネル2の側壁48の内側に対して取
付け、ドアロック8をドアインナーパネル2の側壁48
の膨出部50の内側に対して取付ける。
【0067】その後、ドアインナーパネル2の凹部32
の端壁35の嵌合孔36に車体の外方よりベースプレー
ト71の凸部72を嵌入し、ドアインナーパネル2の凹
部32の端壁35の上縁寄り及び中央付近の外側にベー
スプレート71の立上り壁77及び垂下壁78を複数の
ネジにより固定すると共に、ドアインナーパネル2の内
壁31の下縁寄りの他側方の外側にガイドレール104
のフランジ107,107を複数のネジにより固定し、
ドアインナーパネル2の凹部32の端壁35の通孔39
にプーリ110の支持ピン109をカシメ止めにより固
定し、ドアインナーパネル2の凹部32の端壁35の通
孔40にプーリ112の支持ピン111をカシメ止めに
より固定し、ドアインナーパネル2の凹部32の端壁3
5の通孔41にサブアーム114の一端部の支持ピン1
18をカシメ止めにより固定し、ウインドレギュレータ
70をドアインナーパネル2の内壁31の外側に対して
取付ける。
【0068】次いで、図12に示すように、フレーム3
の側板9の切欠凹部12及び切欠凹部13に車体の内方
より補強板121のドアヒンジ5の支持壁125及びド
アヒンジ6の支持壁126をそれぞれ嵌入した後、図1
3に示すように、フレーム3の側板9のフランジ17の
内側にドアインナーパネル2の側壁44のフランジ59
を当接すると共に、フレーム3の側板10のフランジ2
3の内側にドアインナーパネル2の側壁48のフランジ
60を当接し、フレーム3の側板9の底壁15のフラン
ジ18,フレーム3の側板10の底壁21のフランジ2
4及びフレーム3の底板11のフランジ27の内側にド
アインナーパネル2の底壁61のフランジ62を当接す
る。
【0069】次いで、フレーム3の側板9の内側に補強
板121の外縁寄りを複数のネジにより固定すると共
に、フレーム3の側板10の内側に補強板139の外縁
寄りを複数のネジにより固定し、フレーム3の側板9及
びドアインナーパネル2の側壁44を補強板121によ
り接続し、フレーム3の側板10及びドアインナーパネ
ル2の側壁48を補強板139により接続し、図12に
示すように、フレーム3の側板9及び側板10を補強板
121の外縁寄り及び補強板139の外縁寄りの外側に
対してそれぞれ取付け、補強板121の外縁寄りの外側
のドアヒンジ5及びドアヒンジ6をフレーム3の側板9
の切欠凹部12及び切欠凹部13に対してそれぞれ取付
け、図13に示すように、フレーム3をドアインナーパ
ネル2の外側に対して取付ける。
【0070】その後、ドアアウターパネル1の一側縁寄
りの上方の内側にフレーム3の側板9の張出片16を固
着すると共に、ドアアウターパネル1の他側縁寄りの上
方の内側にフレーム3の側板10の張出片22を固着
し、ドアアウターパネル1の中央付近の内側にサイドビ
ーム4を固着し、図13に示すように、ドアアウターパ
ネル1をフレーム3の外側に対して取付ける。
【0071】図14は本発明の第2実施例を示すもので
あり、車体のドアアウターパネル1の周縁寄りの内側に
はフレーム145が配設され、フレーム145の一側と
他側との間には車体の前後方向に沿ってサイドビーム1
46が設けられ、フレーム145及びサイドビーム14
6は図1に示す第1実施例のものと異なるが、フレーム
145及びサイドビーム146を除く他の構成は図1に
示す第1実施例のものと全く同様のため説明を省略す
る。
【0072】ドアアウターパネル1の一側縁寄り及び他
側縁寄りの内側には、図14に示すように、互いに平行
なフレーム145の側板147及び側板148がそれぞ
れ配設されると共に、ドアアウターパネル1の下縁寄り
の内側には側板147の下端と側板148の下端との間
にフレーム145の底板149が配設されている。
【0073】フレーム145の側板147には、図15
に示すように、車体の内方に向って開口する切欠凹部1
50,151がそれぞれ形成され、フレーム145の側
板147の内縁寄りには図9に示す補強板121の外縁
寄りの複数の貫通孔122と連通する複数の通孔152
がそれぞれ設けられ、フレーム145の側板147の下
端には車体の後方に向って折曲した底壁153が形成さ
れると共に、フレーム145の側板147の外縁には車
体の後方に向って張出した張出片154が形成され、フ
レーム145の側板147の内縁には車体の前方に向っ
て張出したフランジ155が形成され、フレーム145
の側板147の底壁153の内縁には下方に向って張出
したフランジ156が形成されている。
【0074】フレーム145の側板148の内縁寄りに
は、図15に示すように、図10に示す補強板139の
外縁寄りの複数の貫通孔140と連通する複数の通孔1
57がそれぞれ設けられ、フレーム145の側板148
の下端には車体の前方に向って折曲した底壁158が形
成されると共に、フレーム145の側板148の外縁に
は車体の前方に向って張出した張出片159が形成さ
れ、フレーム145の側板148の内縁には車体の後方
に向って張出したフランジ160が形成され、フレーム
145の側板148の底壁158の内縁には下方に向っ
て張出したフランジ161が形成されている。
【0075】フレーム145の底板149の一端及び他
端には、図15に示すように、車体の前方及び後方に向
って張出した支え片162及び支え片163がそれぞれ
形成されると共に、フレーム145の底板149の外縁
には上方に向って張出した張出片164が形成され、フ
レーム145の底板149の内縁には下方に向って張出
したフランジ165が形成されている。
【0076】フレーム145の側板147の底壁153
の上部には、図15に示すように、底板149の支え片
162が溶接により固着されると共に、フレーム145
の側板148の底壁158の上部には底板149の支え
片163が溶接により固着され、フレーム145の側板
147の張出片154の下端寄りの内側には底板149
の張出片164の一端寄りが溶接により固着され、フレ
ーム145の側板148の張出片159の下端寄りの内
側には底板149の張出片164の他端寄りが溶接によ
り固着されている。
【0077】フレーム145は板金よりなる。
【0078】フレーム145の側板147の張出片15
4の中央付近の内側と側板148の張出片159の中央
付近の内側との間には、図15に示すように、車体の前
後方向に沿って横板166が配設され、横板166の一
端及び他端には車体の内方に向って折曲した折曲片16
7及び折曲片168がそれぞれ形成され、フレーム14
5の側板147の外縁寄りの中央付近の内側には横板1
66の折曲片167が溶接により固着されると共に、フ
レーム145の側板148の外縁寄りの中央付近の内側
には横板166の折曲片168が溶接により固着されて
いる。
【0079】横板166の内側には、図15に示すよう
に、車体の前後方向に沿ってサイドビーム146が配設
され、サイドビーム146の一端及び他端には車体の外
方に向って折曲した傾斜部169及び傾斜部170がそ
れぞれ形成されると共に、サイドビーム146の傾斜部
169及び傾斜部170の端縁には車体の前方及び後方
に向って張出した支え片171及び支え片172がそれ
ぞれ形成され、横板166の一端寄りの内側にはサイド
ビーム146の支え片171が溶接により固着され、横
板166の他端寄りの内側にはサイドビーム146の支
え片172が溶接により固着されている。
【0080】ドアアウターパネル1の一側縁寄りの内側
には、図16に示すように、フレーム145の側板14
7の張出片154が接着剤により固着されると共に、ド
アアウターパネル1の他側縁寄りの内側にはフレーム1
45の側板148の張出片159が接着剤により固着さ
れ、ドアアウターパネル1の下縁寄りの内側にはフレー
ム145の底板149の張出片164が接着剤により固
着され、ドアアウターパネル1の中央付近の内側には横
板166が接着剤により固着されている。
【0081】フレーム145の側板147の切欠凹部1
50及び切欠凹部151には、図16に示すように、車
体の内方より補強板121の外縁寄りの外側のドアヒン
ジ5の支持壁125及びドアヒンジ6の支持壁126が
それぞれ嵌入され、フレーム145の側板147のフラ
ンジ155の内側には、図17に示すように、ドアイン
ナーパネル2の側壁44のフランジ59が当接されると
共に、フレーム145の側板148のフランジ160の
内側にはドアインナーパネル2の側壁48のフランジ6
0が当接され、フレーム145の側板147の底壁15
3のフランジ156,フレーム145の側板148の底
壁158のフランジ161及びフレーム145の底板1
49のフランジ165の内側にはドアインナーパネル2
の底壁61のフランジ62が当接されている。
【0082】フレーム145の側板147のフランジ1
55とドアインナーパネル2の側壁44のフランジ59
との間には接着剤またはシール剤が塗布されると共に、
フレーム145の側板148のフランジ160とドアイ
ンナーパネル2の側壁48のフランジ60との間には接
着剤またはシール剤が塗布され、フレーム145の側板
147の底壁153のフランジ156,フレーム145
の側板148の底壁158のフランジ161及びフレー
ム145の底板149のフランジ165とドアインナー
パネル2の底壁61のフランジ62との間には接着剤ま
たはシール剤が塗布されている。
【0083】フレーム145の側板147の内縁寄りの
複数の通孔152及び補強板121の外縁寄りの複数の
貫通孔122には車体の前方よりネジ(図示せず)がそ
れぞれ挿通されると共に、フレーム145の側板148
の内縁寄りの複数の通孔157及び補強板139の外縁
寄りの複数の貫通孔140には車体の後方よりネジ(図
示せず)がそれぞれ挿通され、フレーム145の側板1
47の内側には、図17に示すように、補強板121の
外縁寄りが複数のネジにより固定され、フレーム145
の側板148の内側には補強板139の外縁寄りが複数
のネジにより固定され、フレーム145の側板147及
びドアインナーパネル2の側壁44が補強板121によ
り接続され、フレーム145の側板148及びドアイン
ナーパネル2の側壁48が補強板139により接続され
ている。
【0084】次に、この実施例の自動車のドアの組立て
方法について説明する。
【0085】まず、図1に示す第1実施例と同様に、補
強板121の内縁寄りをドアインナーパネル2の側壁4
4の内側に対して取付け、ドアチェック7をドアインナ
ーパネル2の側壁44の中央付近の内側に対して取付
け、ドアサッシュ63の傾斜部64の下端寄り及びラン
チャンネル66の長手方向中央付近をドアインナーパネ
ル2の立上り部54の側壁55及び側壁56の内側に対
してそれぞれ取付け、ドアサッシュ63のランチャンネ
ル66の下端寄りをブラケット69と共にドアインナー
パネル2の側壁48の中央付近と下端との間の内側に対
して取付け、フロントサッシュ65の上端部及び下端部
をドアサッシュ63の傾斜部64及びドアインナーパネ
ル2の立上り部54の一側縁寄りの外側に対して取付け
る。
【0086】その後、図1に示す第1実施例と同様に、
補強板139の内縁寄りをドアインナーパネル2の側壁
48の内側に対して取付け、ドアロック8をドアインナ
ーパネル2の側壁48の膨出部50の内側に対して取付
け、ウインドレギュレータ70をドアインナーパネル2
の内壁31の外側に対して取付ける。
【0087】次いで、図16に示すように、フレーム1
45の側板147の切欠凹部150及び切欠凹部151
に車体の内方より補強板121の外縁寄りの外側のドア
ヒンジ5の支持壁125及びドアヒンジ6の支持壁12
6をそれぞれ嵌入した後、図17に示すように、フレー
ム145の側板147のフランジ155の内側にドアイ
ンナーパネル2の側壁44のフランジ59を当接すると
共に、フレーム145の側板148のフランジ160の
内側にドアインナーパネル2の側壁48のフランジ60
を当接し、フレーム145の側板147の底壁153の
フランジ156,フレーム145の側板148の底壁1
58のフランジ161及びフレーム145の底板149
のフランジ165の内側にドアインナーパネル2の底壁
61のフランジ62を当接する。
【0088】次いで、フレーム145の側板147の内
側に補強板121の外縁寄りを複数のネジにより固定す
ると共に、フレーム145の側板148の内側に補強板
139の外縁寄りを複数のネジにより固定し、フレーム
145の側板147及びドアインナーパネル2の側壁4
4を補強板121により接続し、フレーム145の側板
148及びドアインナーパネル2の側壁48を補強板1
39により接続し、図に示すように、フレーム145の
側板147及び側板148を補強板121の外縁寄り及
び補強板139の外縁寄りの外側に対してそれぞれ取付
け、補強板121の外縁寄りの外側のドアヒンジ5及び
ドアヒンジ6をフレーム145の側板147の切欠凹部
150及び切欠凹部151に対してそれぞれ取付け、図
17に示すように、フレーム145をドアインナーパネ
ル2の外側に対して取付ける。
【0089】その後、ドアアウターパネル1の一側縁寄
りの内側にフレーム145の側板147の張出片154
を固着すると共に、ドアアウターパネル1の他側縁寄り
の内側にフレーム145の側板148の張出片159を
固着し、ドアアウターパネルの下縁寄りの内側にフレー
ム145の底板149の張出片164を固着し、ドアア
ウターパネル1の中央付近の内側に横板166を固着
し、図17に示すように、ドアアウターパネル1をフレ
ーム145の外側に対して取付ける。
【0090】図18は本発明の第3実施例を示すもので
あり、車体のドアアウターパネル173の内方にはドア
インナーパネル174が配設されると共に、ドアアウタ
ーパネル173の周縁寄りの内側にはフレーム175が
配設され、フレーム175の一側と他側との間には車体
の前後方向に沿ってサイドビーム176が設けられ、フ
レーム175の一側の外側にはドアヒンジ177及びド
アヒンジ178がそれぞれ設けられている。
【0091】ドアインナーパネル174の一側の内側に
は、図18に示すように、ドアチェック179が設けら
れると共に、ドアインナーパネル174の他側の内側に
はドアロック180が設けられ、ドアインナーパネル1
74の外側にはフレーム175が接合され、フレーム1
75の外側にはドアアウターパネル173が固着されて
いる。
【0092】ドアアウターパネル173の両側縁寄り及
び下縁寄りの内側には、図19に示すように、アウター
フレーム181が配設され、アウターフレーム181の
側壁182の下端と側壁183の下端との間には底壁1
84が形成されると共に、アウターフレーム181の側
壁182には車体の内方に向って開口する切欠凹部18
5,186がそれぞれ形成され、アウターフレーム18
1の側壁182の内縁寄りには複数の通孔187がそれ
ぞれ設けられ、アウターフレーム181の側壁183の
内縁寄りには複数の通孔188がそれぞれ設けられてい
る。
【0093】アウターフレーム181は板金よりなる。
【0094】ドアアウターパネル173の一側縁寄りの
内側には、図19に示すように、アウターフレーム18
1の側壁182の外縁が固着されると共に、ドアアウタ
ーパネル173の他側縁寄りの内側にはアウターフレー
ム181の側壁183の外縁が固着され、ドアアウター
パネル173の下縁寄りの内側にはアウターフレーム1
81の底壁184の外縁が固着されている。
【0095】ドアアウターパネル173の一側縁寄り及
び他側縁寄りの内側には、図18に示すように、フレー
ム175の側板189及び側板190がそれぞれ配設さ
れると共に、ドアアウターパネル173の下縁寄りの内
側には側板189の下端と側板190の下端との間にフ
レーム175の底板191が配設されている。
【0096】フレーム175の側板189の内縁寄りに
は、図20に示すように、アウターフレーム181の側
壁182の複数の通孔187と連通する複数の貫通孔1
92がそれぞれ設けられ、フレーム175の側板189
の下端には車体の後方に向って折曲した底壁193が形
成されると共に、フレーム175の側板189の外縁に
は車体の後方に向って張出した張出片194が形成さ
れ、フレーム175の側板189の内縁には車体の前方
に向って張出したフランジ195が形成され、フレーム
175の側板189の底壁193の内縁には下方に向っ
て張出したフランジ196が形成され、フレーム175
の側板189のフランジ195には複数の貫通孔197
がそれぞれ設けられている。
【0097】フレーム175の側板189の外側には、
図20に示すように、上下に間隔を置いて車体の前方に
向って突出したドアヒンジ177の可動側の支持壁19
8及びドアヒンジ178の可動側の支持壁199がそれ
ぞれ溶接により固着され、ドアヒンジ177の支持壁1
98の先端寄りには固定側ブラケット200が連結ピン
201を介して回動自在に支持されると共に、ドアヒン
ジ178の支持壁199の先端寄りには固定側ブラケッ
ト202が連結ピン203を介して回動自在に支持され
ている。
【0098】ドアヒンジ177は支持壁198,固定側
ブラケット200及び連結ピン201から構成され、ド
アヒンジ178は支持壁199,固定側ブラケット20
2及び連結ピン203から構成され、ドアヒンジ177
の固定側ブラケット200及びドアヒンジ178の固定
側ブラケット202は車体のボディピラー(図示せず)
にそれぞれ固定されるようになっている。
【0099】フレーム175の側板190の内縁寄りに
は、図20に示すように、アウターフレーム181の側
壁183の複数の通孔188と連通する複数の貫通孔2
04がそれぞれ設けられ、フレーム175の側板190
の下端には車体の前方に向って折曲した底壁205が形
成されると共に、フレーム175の側板190の外縁に
は車体の前方に向って張出した張出片206が形成さ
れ、フレーム175の側板190の内縁には車体の後方
に向って張出したフランジ207が形成され、フレーム
175の側板190の底壁205の内縁には下方に向っ
て張出したフランジ208が形成され、フレーム175
の側板190のフランジ207には複数の貫通孔209
がそれぞれ設けられている。
【0100】フレーム175の底板191の一端及び他
端には、図20に示すように、車体の前方及び後方に向
って張出した支え片210及び支え片211がそれぞれ
形成されると共に、フレーム175の底板191の外縁
には上方に向って張出した張出片212が形成され、フ
レーム175の底板191の内縁には下方に向って張出
したフランジ213が形成され、フレーム175の底板
191のフランジ213には複数の貫通孔214がそれ
ぞれ設けられている。
【0101】フレーム175の側板189の底壁193
の上部には、図20に示すように、底板191の支え片
210が溶接により固着されると共に、フレーム175
の側板190の底壁205の上部には底板191の支え
片211が溶接により固着され、フレーム175の側板
189の張出片194の下端寄りの内側には底板191
の張出片212の一端寄りが溶接により固着され、フレ
ーム175の側板190の張出片206の下端寄りの内
側には底板191の張出片212の他端寄りが溶接によ
り固着されている。
【0102】フレーム175は板金よりなる。
【0103】フレーム175の側板189の張出片19
4の上端寄りの外側と側板190の張出片206の上端
寄りの外側との間には、図20に示すように、車体の前
後方向に沿って横板215が配設され、横板215の他
端寄りには車体の内方に向って膨出した凸壁216が形
成されると共に、横板215の凸壁216には開口部2
17が形成され、横板215の凸壁216の開口部21
7の両側にはドアアウトサイドハンドル(図示せず)を
取付けるための通孔218及び通孔218がそれぞれ設
けられ、フレーム175の側板189の張出片194の
上端寄りの外側には横板215の一端部が溶接により固
着され、フレーム175の側板190の張出片206の
上端寄りの外側には横板215の他端部が溶接により固
着されている。
【0104】フレーム175の側板189の張出片19
4の中央付近の内側と側板190の張出片206の中央
付近の内側との間には、図20に示すように、車体の前
後方向に沿って横板219が配設され、横板219の一
端及び他端には車体の内方に向って折曲した折曲片22
0及び折曲片221がそれぞれ形成され、フレーム17
5の側板189の外縁寄りの中央付近の内側には横板2
19の折曲片220が溶接により固着されると共に、フ
レーム175の側板190の外縁寄りの中央付近の内側
には横板219の折曲片221が溶接により固着されて
いる。
【0105】横板219の内側には、図20に示すよう
に、車体の前後方向に沿ってサイドビーム176が配設
され、サイドビーム176の一端及び他端には車体の外
方に向って折曲した傾斜部222及び傾斜部223がそ
れぞれ形成されると共に、サイドビーム176の傾斜部
222及び傾斜部223の端縁には車体の前方及び後方
に向って張出した支え片224及び支え片225がそれ
ぞれ形成され、横板219の一端寄りの内側にはサイド
ビーム176の支え片224が溶接により固着され、横
板219の他端寄りの内側にはサイドビーム176の支
え片225が溶接により固着されている。
【0106】フレーム175の外側には、図18に示す
ように、ドアアウターパネル173が配設され、ドアア
ウターパネル173の上縁寄りの他側方には、図19に
示すように、フレーム175の横板215の凸壁216
に臨んで車体の内方に向って膨出した凸部226が形成
されると共に、ドアアウターパネル173の凸部226
の内壁にはフレーム175の横板215の凸壁216の
開口部217と連通する開口部227が形成されてい
る。
【0107】ドアアウターパネル173は合成樹脂材料
よりなる。
【0108】フレーム175の内側には、図18に示す
ように、ドアインナーパネル174が配設され、ドアイ
ンナーパネル174の内壁228には、図21に示すよ
うに、作業用の開口229が形成され、ドアインナーパ
ネル174の内壁228の開口229の一側方には嵌合
孔230が設けられ、ドアインナーパネル174の内壁
228の上縁寄りの中央付近と一側縁との間には開口部
231が形成され、ドアインナーパネル174の内壁2
28の開口部231の両側にはドアインサイドハンドル
(図示せず)を取付けるための通孔232及び通孔23
2がそれぞれ設けられている。
【0109】ドアインナーパネル174の内壁228の
一側縁寄りの上方には、図21に示すように、通孔23
3,233がそれぞれ設けられると共に、ドアインナー
パネル174の内壁228の一側縁寄りの下方には通孔
234,234がそれぞれ設けられ、ドアインナーパネ
ル174の内壁228の他側縁寄りの上方には通孔23
5,235がそれぞれ設けられ、ドアインナーパネル1
74の内壁228の他側縁寄りの下方には通孔236,
236がそれぞれ設けられている。
【0110】ドアインナーパネル174の側壁237の
中央付近には、図21に示すように、角孔238が設け
られると共に、ドアインナーパネル174の側壁237
の角孔238の上部及び下部にはドアチェック179を
取付けるための通孔239及び通孔239がそれぞれ設
けられている。
【0111】ドアインナーパネル174の側壁237の
中央付近の内側には、図21に示すように、ドアチェッ
ク179のハウジング240が配設され、ドアチェック
179のハウジング240の上壁及び下壁には上方及び
下方に向って張出したフランジ241,241がそれぞ
れ形成され、ドアチェック179のハウジング240の
フランジ241,241にはドアインナーパネル174
の側壁237の通孔239,239と連通する貫通孔2
42,242がそれぞれ設けられている。
【0112】ドアチェック179のハウジング240に
は、図21に示すように、チェックアーム243が移動
自在に設けられ、ドアチェック179のチェックアーム
243には上方及び下方に向って膨出した係合突部24
4及び係合突部245がそれぞれ形成され、チェックア
ーム243の先端にはストッパ246が固着され、ドア
チェック179はドア半開のホールド機構とドア全開時
のストップ機構とを備えている。
【0113】ドアインナーパネル174の側壁237の
角孔238には、図21に示すように、車体の後方より
ドアチェック179のチェックアーム243が挿通され
ると共に、ドアインナーパネル174の側壁237の通
孔239,239及びドアチェック179のハウジング
240のフランジ241,241の貫通孔242,24
2には車体の前方よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通
され、ドアインナーパネル174の側壁237の中央付
近の内側にはドアチェック179のハウジング240の
フランジ241,241が複数のネジにより固定されて
いる。
【0114】ドアインナーパネル174の側壁247の
一部には、図21に示すように、車体の後方に向って膨
出した膨出部248が形成され、ドアインナーパネル1
74の内壁228の他側縁寄りと側壁247の膨出部2
48の端壁との角部には切欠孔249が設けられてい
る。
【0115】ドアインナーパネル174の側壁247の
膨出部248の内側には、図21に示すように、ドアロ
ック180が配設され、ドアロック180のハウジング
250の外側にはブラケット251が設けられ、ドアロ
ック180には車体のボディピラーに固定したストライ
カ(図示せず)と噛合うラッチ(図示せず)及びラッチ
を係止するディテントレバー(図示せず)がそれぞれ回
動自在に設けられ、ドアロック180のハウジング25
0はブラケット251と共にドアインナーパネル174
の側壁247の膨出部248の端壁の内側に複数のネジ
(図示せず)により固定されている。
【0116】ドアインナーパネル174の上壁252の
端縁には、図21に示すように、上方に向って張出した
立上り部253が形成されると共に、ドアインナーパネ
ル174の上壁252の立上り部253の一側縁及び他
側縁には車体の外方に向って折曲した側壁254及び側
壁255がそれぞれ形成されている。
【0117】ドアインナーパネル174の側壁237の
端縁には、図21に示すように、車体の前方に向って張
出したフランジ256が形成されると共に、ドアインナ
ーパネル174の側壁247の端縁には車体の後方に向
って張出したフランジ257が形成され、ドアインナー
パネル174の底壁258の端縁には下方に向って張出
したフランジ259が形成されている。
【0118】ドアインナーパネル174の側壁237の
フランジ256には、図21に示すように、フレーム1
75の側板189のフランジ195の複数の貫通孔19
7と連通する複数の通孔260がそれぞれ設けられると
共に、ドアインナーパネル174の側壁247のフラン
ジ257にはフレーム175の側板190のフランジ2
07の複数の貫通孔209と連通する複数の通孔261
がそれぞれ設けられ、ドアインナーパネル174の底壁
258のフランジ259にはフレーム175の底板19
1のフランジ213の複数の貫通孔214と連通する複
数の通孔262がそれぞれ設けられている。
【0119】ドアインナーパネル174の内壁228の
外側には、図22に示すように、ウインドガラス(図示
せず)を昇降するXアーム式のウインドレギュレータ2
63が配設されると共に、ドアインナーパネル174の
内壁228の一側縁寄り及び他側縁寄りの外側にはウイ
ンドガラスを案内する互いに平行なガイドレール264
及びガイドレール265がそれぞれ配設されている。
【0120】ガイドレール264の曲板の上端寄りの内
側には、図22に示すように、レールブラケット266
が溶接により固着されると共に、ガイドレール264の
曲板の下端寄りの内側にはレールブラケット267が溶
接により固着され、レールブラケット266の両側には
車体の前方及び後方に向って張出した張出片268,2
68がそれぞれ形成され、レールブラケット267の両
側には車体の前方及び後方に向って張出した張出片26
9,269がそれぞれ形成され、レールブラケット26
6の張出片268,268にはドアインナーパネル17
4の内壁228の通孔233,233と連通する貫通孔
270,270がそれぞれ設けられ、レールブラケット
267の張出片269,269にはドアインナーパネル
174の内壁228の通孔234,234と連通する貫
通孔271,271がそれぞれ設けられている。
【0121】ドアインナーパネル174の内壁228の
通孔233,233及びレールブラケット266の張出
片268,268の貫通孔270,270には車体の内
方よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通されると共に、
ドアインナーパネル174の内壁228の通孔234,
234及びレールブラケット267の張出片269,2
69の貫通孔271,271には車体の内方よりネジ
(図示せず)がそれぞれ挿通され、ドアインナーパネル
174の内壁228の一側縁寄りの上方の外側には、図
22に示すように、レールブラケット266の張出片2
68,268が複数のネジにより固定され、ドアインナ
ーパネル174の内壁228の一側縁寄りの下方の外側
にはレールブラケット267の張出片269,269が
複数のネジにより固定され、ドアインナーパネル174
の内壁228の一側縁寄りの外側にはガイドレール26
4がレールブラケット266及びレールブラケット26
7を介して支持されている。
【0122】ガイドレール265の曲板の上端寄りの内
側には、図22に示すように、レールブラケット272
が溶接により固着されると共に、ガイドレール265の
曲板の下端寄りの内側にはレールブラケット273が溶
接により固着され、レールブラケット272の両側には
車体の前方及び後方に向って張出した張出片274,2
74がそれぞれ形成され、レールブラケット273の両
側には車体の前方及び後方に向って張出した張出片27
5,275がそれぞれ形成され、レールブラケット27
2の張出片274,274にはドアインナーパネル17
4の内壁228の通孔235,235と連通する貫通孔
276,276がそれぞれ設けられ、レールブラケット
273の張出片275,275にはドアインナーパネル
174の内壁228の通孔236,236と連通する貫
通孔277,277がそれぞれ設けられている。
【0123】ドアインナーパネル174の内壁228の
通孔235,235及びレールブラケット272の張出
片274,274の貫通孔276,276には車体の内
方よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通されると共に、
ドアインナーパネル174の内壁228の通孔236,
236及びレールブラケット273の張出片275,2
75の貫通孔277,277には車体の内方よりネジ
(図示せず)がそれぞれ挿通され、ドアインナーパネル
174の内壁228の他側縁寄りの上方の外側には、図
22に示すように、レールブラケット272の張出片2
74,274が複数のネジにより固定され、ドアインナ
ーパネル174の内壁228の他側縁寄りの下方の外側
にはレールブラケット273の張出片275,275が
複数のネジにより固定され、ドアインナーパネル174
の内壁228の他側縁寄りの外側にはガイドレール26
5がレールブラケット272及びレールブラケット27
3を介して支持されている。
【0124】ドアアウターパネル173とドアインナー
パネル174との間には、図18に示すように、車体の
前後方向に沿ってチャンネル278が配設され、チャン
ネル278の上部には長手方向に沿ってボトムチャンネ
ル(図示せず)が設けられ、ボトムチャンネルにはウイ
ンドガラスの下縁寄りが嵌入されている。
【0125】ドアインナーパネル174の内壁228の
開口229の一側部の外側には、図22に示すように、
ベースプレート279が配設され、ベースプレート27
9の一端寄りには、図23に示すように、車体の内方に
向って膨出した凸部280が形成され、ベースプレート
279の他端寄りには支持孔(図示せず)が設けられて
いる。
【0126】ドアインナーパネル174の内壁228の
嵌合孔230には、図22に示すように、車体の外方よ
りベースプレート279の凸部280が嵌入され、ベー
スプレート279はドアインナーパネル174の内壁2
28の開口229の一側部の外側に複数のネジ(図示せ
ず)により固定されている。
【0127】ドアインナーパネル174の内壁228の
開口229の他側部の外側には、図22に示すように、
チャンネル278と平行なチャンネル281が配設さ
れ、チャンネル281はドアインナーパネル174の内
壁228の開口229の他側部の外側に複数のネジ(図
示せず)により固定されている。
【0128】チャンネル278の一端寄りとベースプレ
ート279との間には、図23に示すように、メインア
ーム282が設けられると共に、チャンネル278の他
端寄りとチャンネル281との間にはメインアーム28
2と交差するサブアーム283及びサブアーム284が
設けられ、チャンネル278にはメインアーム282の
先端部及びサブアーム283の先端部がそれぞれ移動自
在に設けられ、チャンネル281にはサブアーム284
の先端部が移動自在に設けられている。
【0129】チャンネル278の一端寄りの内側とベー
スプレート279の外側との間には、図23に示すよう
に、メインアーム282が配設され、メインアーム28
2の先端部には車体の外方に向って突出した支持ピン2
85がカシメ止めにより固定され、支持ピン285には
ローラ(図示せず)が回動自在に支持され、メインアー
ム282の基端寄りには車体の内方に向って突出した支
軸286がカシメ止めにより固定され、メインアーム2
82の基端部の内側にはセクタギア287が溶接により
固着され、メインアーム282の基端寄りが支軸286
を介してベースプレート279の他端寄りの支持孔に揺
動自在に支持されている。
【0130】メインアーム282の長手方向中央付近の
外側とチャンネル278の他端寄りの内側との間には、
図23に示すように、サブアーム283が配設されると
共に、メインアーム282の長手方向中央付近の内側と
チャンネル281の外側との間にはサブアーム284が
配設され、サブアーム283の基端部及びサブアーム2
84の基端部には連結ピン288がカシメ止めにより固
定され、サブアーム283の基端部とサブアーム284
の基端部とは連結ピン288により連結され、サブアー
ム283の基端部及びサブアーム284の基端部は連結
ピン288を介してメインアーム282の長手方向中央
付近に揺動自在に支持されている。
【0131】サブアーム283の先端部には、図23に
示すように、車体の外方に向って突出した支持ピン28
9がカシメ止めにより固定されると共に、サブアーム2
84の先端部には車体の内方に向って突出した支持ピン
290がカシメ止めにより固定され、支持ピン289に
はローラ(図示せず)が回動自在に支持され、支持ピン
290にはローラ(図示せず)が回動自在に支持されて
いる。
【0132】チャンネル278の一端寄りにはメインア
ーム282の先端部に固定した支持ピン285のローラ
が摺動自在に嵌入されると共に、チャンネル278の他
端寄りにはサブアーム283の先端部に固定した支持ピ
ン289のローラが摺動自在に嵌入され、メインアーム
282の先端部の外側には、図23に示すように、支持
ピン285のローラを介してチャンネル278の一端寄
りが支持され、サブアーム283の先端部の外側には支
持ピン289のローラを介してチャンネル278の他端
寄りが支持されている。
【0133】チャンネル281にはサブアーム284の
先端部に固定した支持ピン290のローラが摺動自在に
嵌入され、チャンネル281の外側には、図23に示す
ように、サブアーム284の先端部が支持ピン290の
ローラを介して移動自在に支持されている。
【0134】フレーム175の側板189のフランジ1
95の内側には、図24に示すように、ドアインナーパ
ネル174の側壁237のフランジ256が当接される
と共に、フレーム175の側板190のフランジ207
の内側にはドアインナーパネル174の側壁247のフ
ランジ257が当接され、フレーム175の側板189
の底壁193のフランジ196,フレーム175の側板
190の底壁205のフランジ208及びフレーム17
5の底板191のフランジ213の内側にはドアインナ
ーパネル174の底壁258のフランジ259が当接さ
れている。
【0135】フレーム175の側板189のフランジ1
95とドアインナーパネル174の側壁237のフラン
ジ256との間には接着剤またはシール剤が塗布される
と共に、フレーム175の側板190のフランジ207
とドアインナーパネル174の側壁247のフランジ2
57との間には接着剤またはシール剤が塗布され、フレ
ーム175の側板189の底壁193のフランジ19
6,フレーム175の側板190の底壁205のフラン
ジ208及びフレーム175の底板191のフランジ2
13とドアインナーパネル174の底壁258のフラン
ジ259との間には接着剤またはシール剤が塗布されて
いる。
【0136】ドアインナーパネル174の側壁237の
フランジ256の複数の通孔260及びフレーム175
の側板189のフランジ195の複数の貫通孔197に
は車体の内方よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通され
ると共に、ドアインナーパネル174の側壁247のフ
ランジ257の複数の通孔261及びフレーム175の
側板190のフランジ207の複数の貫通孔209には
車体の内方よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通され、
ドアインナーパネル174の底壁258のフランジ25
9の複数の通孔262及びフレーム175の底板191
のフランジ213の複数の貫通孔214には車体の内方
よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通され、フレーム1
75の側板189のフランジ195には、図24に示す
ように、ドアインナーパネル174の側壁237のフラ
ンジ256が複数のネジにより固定され、フレーム17
5の側板190のフランジ207にはドアインナーパネ
ル174の側壁247のフランジ257が複数のネジに
より固定され、フレーム175の底板191のフランジ
213にはドアインナーパネル174の底壁258のフ
ランジ259が複数のネジにより固定されている。
【0137】アウターフレーム181の側壁182の切
欠凹部185及び切欠凹部186には、図25に示すよ
うに、車体の内方よりフレーム175の側板189の外
側のドアヒンジ177の支持壁198及びドアヒンジ1
78の支持壁199がそれぞれ嵌入され、アウターフレ
ーム181の側壁182及び側壁183の内側にはフレ
ーム175の側板189及び側板190が嵌合されると
共に、アウターフレーム181の底壁184の内側には
フレーム175の側板189の底壁193,フレーム1
75の側板190の底壁205及びフレーム175の底
板191が嵌合されている。
【0138】アウターフレーム181の側壁182とフ
レーム175の側板189との間には接着剤またはシー
ル剤が塗布されると共に、アウターフレーム181の側
壁183とフレーム175の側板190との間には接着
剤またはシール剤が塗布され、アウターフレーム181
の底壁184とフレーム175の側板189の底壁19
3,フレーム175の側板190の底壁205及びフレ
ーム175の底板191との間には接着剤またはシール
剤が塗布されている。
【0139】ドアアウターパネル173の一側縁寄りの
内側には、図25に示すように、フレーム175の側板
189の張出片194が接着剤により固着されると共
に、ドアアウターパネル173の他側縁寄りの内側には
フレーム175の側板190の張出片206が接着剤に
より固着され、ドアアウターパネル173の下縁寄りの
内側にはフレーム175の底板191の張出片212が
接着剤により固着され、ドアアウターパネル173の上
縁寄りの内側には横板215が接着剤により固着され、
ドアアウターパネル173の中央付近の内側には横板2
19が接着剤により固着されている。
【0140】アウターフレーム181の側壁182の複
数の通孔187及びフレーム175の側板189の複数
の貫通孔192には車体の前方よりネジ(図示せず)が
それぞれ挿通されると共に、アウターフレーム181の
側壁183の複数の通孔188及びフレーム175の側
板190の複数の貫通孔204には車体の後方よりネジ
(図示せず)がそれぞれ挿通され、アウターフレーム1
81の側壁182の内側には、図25及び図26に示す
ように、フレーム175の側板189が複数のネジによ
り固定され、アウターフレーム181の側壁183の内
側にはフレーム175の側板190が複数のネジにより
固定されている。
【0141】次に、この実施例の自動車のドアの組立て
方法について説明する。
【0142】まず、ドアインナーパネル174の側壁2
37の角孔238に車体の後方よりドアチェック179
のチェックアーム243を挿通した後、ドアインナーパ
ネル174の側壁237の中央付近の内側にドアチェッ
ク179のハウジング240のフランジ241,241
を複数のネジにより固定し、図21に示すように、ドア
チェック179をドアインナーパネル174の側壁23
7の中央付近の内側に対して取付ける。
【0143】次いで、ドアインナーパネル174の側壁
247の膨出部248の端壁の内側にブラケット251
と共にドアロック180のハウジング250を複数のネ
ジにより固定し、図21に示すように、ドアロック18
0をドアインナーパネル174の側壁247の膨出部2
48の内側に対して取付ける。
【0144】次いで、ドアインナーパネル174の内壁
228の一側縁寄りの上方の外側にレールブラケット2
66の張出片268,268を複数のネジにより固定す
ると共に、ドアインナーパネル174の内壁228の一
側縁寄りの下方の外側にレールブラケット267の張出
片269,269を複数のネジにより固定し、ドアイン
ナーパネル174の内壁228の他側縁寄りの上方の外
側にレールブラケット272の張出片274,274を
複数のネジにより固定し、ドアインナーパネル174の
内壁228の他側縁寄りの下方の外側にレールブラケッ
ト273の張出片275,275を複数のネジにより固
定し、図22に示すように、ガイドレール264をレー
ルブラケット266及びレールブラケット267と共に
ドアインナーパネル174の内壁228の一側縁寄りの
外側に対して取付け、ガイドレール265をレールブラ
ケット272及びレールブラケット273と共にドアイ
ンナーパネル174の内壁228の他側縁寄りの外側に
対して取付ける。
【0145】その後、ドアインナーパネル174の内壁
228の嵌合孔230に車体の外方よりベースプレート
279の凸部280を嵌入し、ドアインナーパネル17
4の内壁228の開口229の一側部の外側にベースプ
レート279を複数のネジにより固定すると共に、ドア
インナーパネル174の内壁228の開口229の他側
部の外側にチャンネル281を複数のネジにより固定
し、図22に示すように、ウインドレギュレータ263
をドアインナーパネル174の内壁228の外側に対し
て取付ける。
【0146】次いで、図24に示すように、フレーム1
75の側板189のフランジ195の内側にドアインナ
ーパネル174の側壁237のフランジ256を当接す
ると共に、フレーム175の側板190のフランジ20
7の内側にドアインナーパネル174の側壁247のフ
ランジ257を当接し、フレーム175の側板189の
底壁193のフランジ196,フレーム175の側板1
90の底壁205のフランジ208及びフレーム175
の底板191のフランジ213の内側にドアインナーパ
ネル174の底壁258のフランジ259を当接する。
【0147】その後、ドアインナーパネル174の側壁
237のフランジ256の外側にフレーム175の側板
189のフランジ195を複数のネジにより固定すると
共に、ドアインナーパネル174の側壁247のフラン
ジ257の外側にフレーム175の側板190のフラン
ジ207を複数のネジにより固定し、ドアインナーパネ
ル174の底壁258のフランジ259の外側にフレー
ム175の底板191のフランジ213を複数のネジに
より固定し、図24に示すように、フレーム175をド
アインナーパネル174の外側に対して取付ける。
【0148】次いで、図25に示すように、アウターフ
レーム181の側壁182の切欠凹部185及び切欠凹
部186に車体の内方よりフレーム175の側板189
の外側のドアヒンジ177の支持壁198及びドアヒン
ジ178の支持壁199をそれぞれ嵌入した後、アウタ
ーフレーム181の側壁182及び側壁183の内側に
フレーム175の側板189及び側板190を嵌合する
と共に、アウターフレーム181の底壁184の内側に
フレーム175の側板189の底壁193,フレーム1
75の側板190の底壁205及びフレーム175の底
板191を嵌合する。
【0149】次いで、図25に示すように、ドアアウタ
ーパネル173の一側縁寄りの内側にフレーム175の
側板189の張出片194を固着すると共に、ドアアウ
ターパネル173の他側縁寄りの内側にフレーム175
の側板190の張出片206を固着し、ドアアウターパ
ネル173の下縁寄りの内側にフレーム175の底板1
91の張出片212を固着し、ドアアウターパネル17
3の上縁寄りの内側に横板215を固着し、ドアアウタ
ーパネル173の中央付近の内側に横板219を固着す
る。
【0150】その後、アウターフレーム181の側壁1
82の内側にフレーム175の側板189を複数のネジ
により固定すると共に、アウターフレーム181の側壁
183の内側にフレーム175の側板190を複数のネ
ジにより固定し、図25に示すように、アウターフレー
ム181の側壁182及び側壁183をフレーム175
の側板189及び側板190の外側に対してそれぞれ取
付け、フレーム175の側板189の外側のドアヒンジ
177及びドアヒンジ178をアウターフレーム181
の側壁182の切欠凹部185及び切欠凹部186に対
してそれぞれ取付け、図26に示すように、ドアアウタ
ーパネル173をフレーム175の外側に対して取付け
る。
【0151】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の自動車の
ドアによれば、ドアインナーパネルの外側にフレームを
接合することにより、フレームをドアインナーパネルに
対して取付けることができ、従来のようにドアヒンジを
ドアインナーパネルの一側の外側に取付ける必要がな
く、フレームの外側にドアアウターパネルを固着するの
みで、サイドビームをフレームと共にドアアウターパネ
ルの内側に対して取付けることができ、ドアインナーパ
ネルがフレームと共にドアアウターパネルに対して取付
けられ、ドアインナーパネルの周縁をドアアウターパネ
ルの周縁寄りの内側に対して固定する必要がないので、
ドアインナーパネルのドアアウターパネルに対する取付
け作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の自動車のドアの分解斜視
【図2】図1の要部拡大斜視図
【図3】図2の要部斜視図
【図4】図2のドアアウターパネルの斜視図
【図5】図1のドアインナーパネルの拡大斜視図
【図6】図1の要部斜視図
【図7】図1のウインドレギュレータの拡大斜視図
【図8】ウインドレギュレータのベースプレートのドア
インナーパネルに対する取付け状態を示す要部拡大側断
面図
【図9】図6の要部拡大斜視図
【図10】図6の要部拡大斜視図
【図11】補強板,ドアチェック及びドアロックのドア
インナーパネルに対する取付け状態を示す要部切断正面
【図12】ドアヒンジ及び補強板のフレームに対する取
付け状態を示す要部切断正面図
【図13】ドアアウターパネル及びドアインナーパネル
のフレームに対する取付け状態を示す要部横断面図
【図14】本発明の第2実施例の自動車のドアの要部分
解斜視図
【図15】図14の要部斜視図
【図16】ドアヒンジ及び補強板のフレームに対する取
付け状態を示す要部切断正面図
【図17】ドアアウターパネル及びドアインナーパネル
のフレームに対する取付け状態を示す要部横断面図
【図18】本発明の第3実施例の自動車のドアの分解斜
視図
【図19】図18の要部拡大斜視図
【図20】図18の要部拡大斜視図
【図21】図18の要部拡大斜視図
【図22】図18の要部拡大斜視図
【図23】図22のウインドレギュレータの拡大斜視図
【図24】フレームのドアインナーパネルに対する取付
け状態を示す要部横断面図
【図25】ドアヒンジ及びフレームのアウターフレーム
に対する取付け状態を示す要部切断正面図
【図26】ドアアウターパネル及びドアインナーパネル
のフレームに対する取付け状態を示す要部横断面図
【符号の説明】
1 ドアアウターパネル 2 ドアインナーパネル 3 フレーム 4 サイドビーム 5 ドアヒンジ 6 ドアヒンジ 7 ドアチェック 8 ドアロック 9 側板 10 側板 11 底板 12 切欠凹部 13 切欠凹部 14 通孔 15 底壁 16 張出片 17 フランジ 18 フランジ 19 スペーサ 20 通孔 21 底壁 22 張出片 23 フランジ 24 フランジ 25 支え片 26 支え片 27 フランジ 28 凸壁 29 開口部 30 通孔 31 内壁 32 凹部 33 開口 34 通孔 35 端壁 36 嵌合孔 37 通孔 38 通孔 39 通孔 40 通孔 41 通孔 42 開口部 43 通孔 44 側壁 45 通孔 46 角孔 47 通孔 48 側壁 49 通孔 50 膨出部 51 切欠孔 52 通孔 53 上壁 54 立上り部 55 側壁 56 側壁 57 通孔 58 通孔 59 フランジ 60 フランジ 61 底壁 62 フランジ 63 ドアサッシュ 64 傾斜部 65 フロントサッシュ 66 ランチャンネル 67 貫通孔 68 貫通孔 69 ブラケット 70 ウインドレギュレータ 71 ベースプレート 72 凸部 73 端壁 74 支軸部 75 張出片 76 張出片 77 立上り壁 78 垂下壁 79 貫通孔 80 貫通孔 81 回転ドラム 82 ドラムカバー 83 端壁 84 支持孔 85 周壁 86 切欠部 87 フランジ 88 シャフト 89 ハンドル取付部 90 回転誘導体 91 螺旋溝 92 ワイヤ 93 フランジ 94 スプリング 95 ガイド部材 96 垂直壁 97 上壁 98 立上り壁 99 支持ピン 100 長孔 101 プーリ 102 ボトムチャンネル 103 凹溝 104 ガイドレール 105 長孔 106 傾斜部 107 フランジ 108 貫通孔 109 支持ピン 110 プーリ 111 支持ピン 112 プーリ 113 メインアーム 114 サブアーム 115 支持ピン 116 スペーサ 117 係合ピン 118 支持ピン 119 筒体 120 係合ピン 121 補強板 122 貫通孔 123 貫通孔 124 凹部 125 支持壁 126 支持壁 127 固定側ブラケット 128 連結ピン 129 固定側ブラケット 130 連結ピン 131 ハウジング 132 フランジ 133 貫通孔 134 貫通孔 135 チェックアーム 136 係合突部 137 係合突部 138 ストッパ 139 補強板 140 貫通孔 141 貫通孔 142 切欠凹部 143 ハウジング 144 ブラケット 145 フレーム 146 サイドビーム 147 側板 148 側板 149 底板 150 切欠凹部 151 切欠凹部 152 通孔 153 底壁 154 張出片 155 フランジ 156 フランジ 157 通孔 158 底壁 159 張出片 160 フランジ 161 フランジ 162 支え片 163 支え片 164 張出片 165 フランジ 166 横板 167 折曲片 168 折曲片 169 傾斜部 170 傾斜部 171 支え片 172 支え片 173 ドアアウターパネル 174 ドアインナーパネル 175 フレーム 176 サイドビーム 177 ドアヒンジ 178 ドアヒンジ 179 ドアチェック 180 ドアロック 181 アウターフレーム 182 側壁 183 側壁 184 底壁 185 切欠凹部 186 切欠凹部 187 通孔 188 通孔 189 側板 190 側板 191 底板 192 貫通孔 193 底壁 194 張出片 195 フランジ 196 フランジ 197 貫通孔 198 支持壁 199 支持壁 200 固定側ブラケット 201 連結ピン 202 固定側ブラケット 203 連結ピン 204 貫通孔 205 底壁 206 張出片 207 フランジ 208 フランジ 209 貫通孔 210 支え片 211 支え片 212 張出片 213 フランジ 214 貫通孔 215 横板 216 凸壁 217 開口部 218 通孔 219 横板 220 折曲片 221 折曲片 222 傾斜部 223 傾斜部 224 支え片 225 支え片 226 凸部 227 開口部 228 内壁 229 開口 230 嵌合孔 231 開口部 232 通孔 233 通孔 234 通孔 235 通孔 236 通孔 237 側壁 238 角孔 239 通孔 240 ハウジング 241 フランジ 242 貫通孔 243 チェックアーム 244 係合突部 245 係合突部 246 ストッパ 247 側壁 248 膨出部 249 切欠孔 250 ハウジング 251 ブラケット 252 上壁 253 立上り部 254 側壁 255 側壁 256 フランジ 257 フランジ 258 底壁 259 フランジ 260 通孔 261 通孔 262 通孔 263 ウインドレギュレータ 264 ガイドレール 265 ガイドレール 266 レールブラケット 267 レールブラケット 268 張出片 269 張出片 270 貫通孔 271 貫通孔 272 レールブラケット 273 レールブラケット 274 張出片 275 張出片 276 貫通孔 277 貫通孔 278 チャンネル 279 ベースプレート 280 凸部 281 チャンネル 282 メインアーム 283 サブアーム 284 サブアーム 285 支持ピン 286 支軸 287 セクタギア 288 連結ピン 289 支持ピン 290 支持ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のドアアウターパネルの内方にドア
    インナーパネルを配設すると共に、前記ドアアウターパ
    ネルの周縁寄りの内側にフレームを配設し、前記フレー
    ムの一側と他側との間に前記車体の前後方向に沿ってサ
    イドビームを設け、前記フレームの一側の外側にドアヒ
    ンジを設け、前記ドアインナーパネルの一側の内側にド
    アチェックを設け、前記ドアインナーパネルの他側の内
    側にドアロックを設け、前記ドアインナーパネルの外側
    に前記フレームを接合し、前記フレームの外側に前記ド
    アアウターパネルを固着したことを特徴とする自動車の
    ドア。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5787646A (en) * 1994-12-02 1998-08-04 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Door panel construction and method of manufacturing door panel
US6925759B2 (en) * 2002-01-21 2005-08-09 Arvinmeritor Light Vehicle Systems (Uk) Ltd. Apparatus and method of fastening a latch mechanism in a vehicle door

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