JPH06183054A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06183054A
JPH06183054A JP4356501A JP35650192A JPH06183054A JP H06183054 A JPH06183054 A JP H06183054A JP 4356501 A JP4356501 A JP 4356501A JP 35650192 A JP35650192 A JP 35650192A JP H06183054 A JPH06183054 A JP H06183054A
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JP
Japan
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image
rotation
polygon mirror
image forming
transfer drum
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4356501A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sasame
裕志 笹目
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
Akihiko Uchiyama
明彦 内山
Naoki Enomoto
直樹 榎本
Masuaki Saito
益朗 斎藤
Tatsuya Kobayashi
達也 小林
Haruo Fujii
春夫 藤井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH06183054A publication Critical patent/JPH06183054A/ja
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 像担持体の寿命を縮めることなく、しかも、
ファーストプリントタイムが速くなるようにする。 【構成】 像担持体1を一様に帯電した後、回転多面鏡
13によってレーザービームを走査させることで、電気
信号化された画像情報にもとずいて像露光を行い、静電
潜像を形成し、該像をトナーにより顕像化し、あらかじ
め転写ドラム10に巻き付けた転写材に転写し定着した
後に印刷物として機外に排出する画像形成装置におい
て、画像形成動作開始時に、回転多面鏡13が、印字中
の回転数に応じてあらかじめ定めた回転数に達したら、
転写ドラム10の回転動作を開始するよう制御すること
を特長とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
(第1の発明の産業上の利用分野)第1の発明は、静電
潜像像担持体上に複数色の現像装置を使用してカラー画
像が形成可能な多色画像形成装置で、更に詳しくは、像
担持体を一様に帯電した後、回転多面鏡によってレーザ
ービームを走査させることで、電気信号化された画像情
報にもとずいて像露光を行い、静電潜像を形成し、該像
をトナーにより顕像化し、あらかじめ転写ドラムに巻き
付けた転写材に転写し定着した後に印刷物として機外に
排出する画像形成装置に関するものである。 (第2の発明の産業上の利用分野)第2の発明は静電複
写機,静電プリンタ等の、光学を利用した画像形成装
置、特に回転鏡、即ちポリゴンミラーを備えたカラー画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(第1の従来例)この種のカラー画像形成装置には、像
担持体上に帯電、露光、現像によって形成された記録像
を記録紙上に転写する工程を複数回繰り返すことによっ
て記録紙上に複数色の重ね画像を形成しカラー画像を得
る方法がある。この種の画像形成装置には、DSA26
07727、特開昭50−50935号等に記載されて
いる構成で実用化されている。 (第2の従来例)従来のカラー画像形成方式には、3個
の方式が知られている。すなわち、例えば特開昭60−
76756号公報に開示されている記録媒体上に帯電・
露光・現像を複数回繰返して画像を重ね合わせこれを記
録紙上に一括転写して画像形成を行なういわゆる多重現
像一括転写方式、記録媒体上に帯電・露光・現像の工程
その後中間転写体に記録像を転写する工程を複数回繰返
して中間転写体に多色重ね画像を形成し、記録紙上に一
括して転写するいわゆる中間転写画像形成方式、およ
び、記録媒体上に帯電・露光・現像の工程その後記録媒
体上の画像を記録紙上に転写する、これらの工程を複数
回繰返して記録紙上に多色重ね転写を行なう方法が提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(第1の課題)近年、レーザープリンター等の画像形成
装置は、高画質化の要望が強く、解像度で言えば、60
0dpi や800dpi といった方向に進んできている。こ
の要求は、上述したような、カラー画像形成装置でも同
様である。
【0004】本件出願人は、上記要望に答えるべく検討
を重ねてきたが、前記のようなカラー画像形成装置に於
ては、以下のような不具合を生じてしまった。
【0005】まず、画像形成動作の立ち上げ時について
図7に基づいて詳細に記す。
【0006】プリント信号が入ってくると、回転多面鏡
1013を回転させ、同時に、転写ドラム1010,感
光ドラム1001を回転させる。そして、転写ドラム1
010のグリッパー1022がホームポジションからス
タートし、所定位置まで達したときこれに同期して送ら
れてきた転写材を保持する。
【0007】さらに工程が進み、転写材先端が転写位置
(感光ドラム1001と転写ドラム1010との接触
部)まできたとき、あらかじめ同期をとられて形成され
た感光ドラム1001上のトナー像が転写される。
【0008】ここで、解像度が高くなると回転多面鏡1
013の回転数が高くなるので、回転多面鏡1013の
立ち上がり時間が長くなる。そうすると、回転数の低い
場合には、上記画像形成動作は問題なく行なえていたも
のが、回転数が上がることで、上記感光ドラム1001
に形成すべき像の形成タイミングが遅れてしまう。この
ように像形成可能時間が遅れると転写材先端位置に合わ
せて像形成ができなくなってしまう。この場合、モノカ
ラーのレーザープリンターでは、回転多面鏡1013が
立ち上がるまで転写材を搬送部の途中に待たせておけば
問題は生じなかったが、上記カラー画像形成装置の場
合、転写材は、転写ドラム1010のグリッパー102
2に固定しなければならないため、待機させることはで
きない。そこで、仕方なく、転写ドラム1010をもう
1回転させてから像形成動作を開始する。
【0009】ここで、回転多面鏡1013の回転数Y
(rpm)と、プロセススピードVP (mm/sec.)、解像度
X(dpi ) 、回転多面鏡1013の面数nとの関係は数
1によってあらわされる。
【0010】
【数1】Y=VP ×X×60/(25.4×n) 例えば、プロセススピードVP =100(mm/sec.)、
解像度X=600dpi、回転多面鏡1013の面数n=
6面としたときY=23622(rpm)となる。
【0011】この場合、回転多面鏡1013が、静止状
態から上記回転数になるまでには、およそ5(sec.)か
かる。一方、転写ドラム1010のグリッパー部102
2がホームポジション(転写位置)から回転しはじめ
て、転写材を保持し、再び転写位置まで到達するまでの
時間は約5(sec.)であり、回転多面鏡1013の立ち
上がり時間とほぼ同じである。
【0012】しかし、転写ドラム1010のグリッパー
部1022がホームポジション(転写位置)から回転し
はじめて、転写材を保持し、再び転写位置まで到達する
ときには、感光ドラム100上に像を形成し、転写ドラ
ム1010と同期をとって、転写位置に到達させなけれ
ばならないので、画像書き出し時間は、さらに前の段階
となる。
【0013】このとき、転写ドラム1010のグリッパ
ー部1022がホームポジション(転写位置)から回転
しはじめて、画像を感光ドラム1001に書きはじめる
までの時間は、4.3(sec.)である。ところが、この
時点では、回転多面鏡1013は立ち上がっていないの
で、さらにもう1回転、転写ドラム1010を回転しな
ければならず、画像を感光ドラム1001に書きはじめ
るのは、さらに5(sec) 後になってしまう。
【0014】このように1回転多くしてしまうと、プリ
ント物が出来上がるまでの時間(ファーストプリントタ
イム)が長くなってしまうばかりでなく、無駄な回転が
増えることで、感光ドラム1001や、クリーナー、さ
らには、装置自体の寿命までちぢめてしまう結果となっ
てしまった。
【0015】そこでこれをさけるため、回転多面鏡10
13のみを最初に立ち上げ、所定の定常回転になってか
ら、転写ドラム1010や感光ドラム1001等を回転
させはじめる事が考えられる。この方法によれば、感光
ドラム1001や、クリーナーの寿命をちぢめる事はな
くなるが、ファーストプリントタイムは、やはり長くな
ってしまっていた。 (第2の課題)上記のような方式によると、回転ミラー
が使用されているが、回転ミラーすなわちポリゴンミラ
ーは、その各表面の製作制度が異なり、またモーターの
回転変動により画像面位置精度が難しい等の理由により
高精細なカラー画像を形成する場合、色相が充分に得ら
れないという欠点がある。
【0016】この欠点を解決する為に本出願人は特開平
4−70774に開示している様に複数のトナー画像を
保持するトナー保持部材の主走査は、回転ミラーの同一
ミラー面で行なわれるように構成される。すなわち本発
明は、電子写真画像形成を応用して複数回繰り返してカ
ラー画像を形成する装置において、該装置はレーザー光
が照射されて像担持体を走査する回転ミラーと、複数の
トナー画像を保持するトナー保持部材とを少なくとも備
え、前記トナー保持部材の主走査により、少なくとも二
つ以上の画像が前記回転ミラーの同一ミラー面で形成さ
れるように構成される。
【0017】しかしながら、上記従来例では画像入力信
号に応じて本体装置の副走査の線密度を切換ようとする
と、次のような欠点があった。
【0018】1)複数のトナー画像を保持するトナー保
持部材の主走査が同一ミラー面で形成されることが出来
ない。
【0019】2)線密度を切換えると同時にミラーの回
転速度あるいは、記録速度を切換えても記録画像の伸び
縮み等均一画像を得ることが出来ない。 (第1の目的)第1の発明は第1の課題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、像担持体
の寿命を縮めることはなく、しかも、ファーストプリン
トタイムの速い画像形成装置を提供することにある。 (第2の目的)第2の発明は第2の課題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、複数のト
ナー画像を保持するトナー保持部材の主走査が同一ミラ
ー面で形成されることが出来、しかも線密度を切換える
と同時にミラーの回転速度あるいは記録速度を切換えて
も、記録画像の伸び縮み等均一画像を得ることが出来る
画像形成装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
(第1の発明)第1の目的を達成するために第1の発明
にあっては、像担持体を一様に帯電した後、回転多面鏡
によってレーザービームを走査させることで、電気信号
化された画像情報にもとずいて像露光を行い、静電潜像
を形成し、該像をトナーにより顕像化し、あらかじめ転
写ドラムに巻き付けた転写材に転写し定着した後に印刷
物として機外に排出する画像形成装置において、画像形
成動作開始時に、回転多面鏡が、印字中の回転数に応じ
てあらかじめ定めた回転数に達したら、転写ドラムの回
転動作を開始するよう制御することを特長とする。
【0021】また、画像形成動作開始時に、印字中の回
転数に応じて、回転多面鏡の回転初期に、立ち上がり速
度を検出し、定常回転到達時を予測し、該定常回転到達
時より一定時間前から、転写ドラムの回転動作を開始す
るよう制御することを特長とする。
【0022】また、画像形成動作開始時に、回転多面鏡
の回転状態を検出し、該検出した回転多面鏡の回転状態
と、印字中の回転数に応じて、回転多面鏡の回転初期
に、立ち上がり速度を検出し、定常回転到達時を予測
し、該定常回転到達時より一定時間前から、転写ドラム
の回転動作を開始するよう制御することを特長とする。 (第2の発明)また、電子写真画像形成を複数回繰返し
てからカラー画像を形成すると共に副走査線密度が切換
えられ、かつ、レーザー光が照射されて像担持体を走査
する回転多面ミラーと、複数のトナー画像を保持するト
ナー保持部材とを少なくとも備えた画像形成装置におい
て、副走査線密度を切換えても、同一像内では前記回転
多面ミラーの同一ミラー面で形成させることを特徴とす
る。
【0023】そして、トナー保持部材の周長は副走査線
密度を1とした時、1/ポリゴン面数の整数倍とし、か
つ副走査密度切換時、副走査密度を1の整数倍とするこ
とで、副走査密度を切換てもトナー保持部材の主走査は
同一ミラー面で行なわれるようするのが良い。
【0024】
【作用】
(第1の発明の作用)第1の発明にあっては、画像形成
動作開始時に、回転多面鏡が、印字中の回転数に応じて
あらかじめ定めた回転数に達したら、転写ドラムの回転
動作を開始することにより、転写ドラムの一回転目で画
像形成が行え、かつ、回転多面鏡が立ち上がってから転
写ドラムを回転させるときよりも早くプリントすること
ができる。
【0025】また、画像形成動作開始時に、印字中の回
転数に応じて、回転多面鏡の回転初期に、立ち上がり速
度を検出し、定常回転到達時を予測し、該定常回転到達
時より一定時間前から、転写ドラムの回転動作を開始す
ることにより、回転多面鏡の立ち上がり時間の個体差や
温度による立ち上がり時間のばらつきを吸収でき、常に
最短時間でプリントできる。
【0026】また、画像形成動作開始時に、回転多面鏡
の回転状態を検出し、該検出した回転多面鏡の回転状態
と、印字中の回転数に応じて、回転多面鏡の回転初期
に、立ち上がり速度を検出し、定常回転到達時を予測
し、該定常回転到達時より一定時間前から、転写ドラム
の回転動作を開始することで、画像形成動作終了直後
に、再び画像形成動作を開始したときには、回転多面鏡
は慣性で回転しているので、すぐに立ち上げることがで
きる。 (第2の発明の作用)第2の発明にあっては、トナー保
持部材の周長は副走査線密度を1とした時1/ポリゴン
面数の整数倍とし、かつ副走査密度切換時、副走査密度
を1の整数倍とすることで、副走査密度を切換てもトナ
ー保持部材の主走査は同一ミラー面で行なわれる。
【0027】
【実施例】
〔第1の発明に係る実施例〕 (第1の実施例)図5は、本実施例に係るカラー画像形
成装置の断面図であり、図示の様に装置全体のA内には
像担持体であるところの像担持体としての感光ドラム
1,コロナ帯電器2,ローラ帯電器3、更に感光ドラム
1の右辺には、複数個の現像器4a,4b,4c,4d
を回転可能の支持体で担持し、支持体回転軸を中心とす
る同一円筒上に各現像器4a,4b,4c,4dの現像
用開口面5a,5b,5c,5dを設定するものであ
る。
【0028】また、現像装置4a,4b,4c,4d内
には、図6に示す如くイエロートナー、マゼンタトナ
ー、シアントナー、黒トナーがそれぞれ収容されてお
り、更に塗布ローラ6a,6b,6c,6d、トナー規
制部材7a,7b,7c,7dがあり、現像ローラ8
a,8b,8c,8dの回転に伴い、トナーの塗布ロー
ラ6a,6b,6c,6d上で現像ローラ8a,8b,
8c,8d上にトナーを塗布し更にトナー規制部材7
a,7b,7c,7dによって必要なトリボがトナーに
与えられる。このトナー規制部材7a〜7dの材質は、
トナーが負極性を帯びる場合には、ナイロン等が良く、
正に帯電付与する場合は、シリコンゴム等が良く、トナ
ーの極性と反対に帯電する材料が好ましい。
【0029】また、感光ドラム1の周速は1.0〜2.
0の範囲で周速を選ぶことが好ましい。
【0030】また、支持体回転軸9に取り付けられた現
像器4a,4b,4c,4dは図6の如く現像装置4
a,4b,4c,4dの現像用開口面5a,5b,5
c,5dが常に感光ドラム1面に対向する様駆動され
る。駆動方法の一手段は特開昭50−93437に詳述
されている。
【0031】左辺には、転写材(不図示)を保持し且つ
感光ドラム1上の像を転写材(不図示)上に転移させる
機能を有する転写ドラム10が配置されている。以上の
構成によって、感光ドラム1は、不図示の駆動手段によ
って100mm/sec の周速度で図示矢印方向に駆動され
る。また、感光ドラム1は、直径40mmのアルミシリン
ダーの外周面に有機感光体(OPC)から成る光導電体
を塗布して構成されるが、前述OPCは、A−Si,C
dS,Se等でも良い。
【0032】次に、装置本体内の上方には、露光装置を
構成するレーザーダイオード11,高速モーター12に
よって、回転駆動される回転多面鏡13,レンズ14、
及び折り返しミラー15が配置され、前述帯電ローラ3
には、−700Vの直流電圧に交流周波数700Hzで
PP(ピークツウピーク)1500vの交流電圧が重畳
され、略−700Vに均一に帯電される。
【0033】前述レーザーダイオード11にはイエロー
の画像模様に従った、信号が入力されると光路16を通
って感光ドラム1に照射され、感光ドラム1は、光の照
射された箇所は略−100Vになる。更に感光ドラム1
が矢印方向に進むと現像装置4a,4b,4c,4dに
よって可視化される。
【0034】次に、転写行程を詳述する。
【0035】ここで、転写ドラム10は、直径156mm
の金属シリンダー19に厚さ2mmの弾性層20を巻き付
け更に上層には、厚さ100μmのPVDF21を巻き
付けて構成され、同弾性層は、イノアック製の発泡ウレ
タンを使用した。
【0036】転写材カセット17内からピックアップロ
ーラ18によって給紙された転写材は、グリッパー22
によって保持され、次いで、電圧印加した吸着ローラ2
3によって転写ドラム10に静電吸着される。
【0037】感光ドラム1上のトナー像は、不図示の電
源から転写ドラム10に印加された電圧によって、上記
転写ドラム10に吸着された転写材(不図示)上に転写
される。
【0038】上記の行程をマゼンタ色、シアン色、黒色
を行うことによって、転写材上には複数色のトナー像が
形成される。この転写材は、分離爪24によって転写ド
ラム10から剥され、更に転写材は、従来公知の加熱、
加圧の定着装置25によって溶融固着されカラー画像が
得られる。
【0039】また、感光ドラム1上の転写残トナーは公
知のファーブラシ、ブレード手段等のクリーニング装置
26によって清掃される。また、転写ドラム10上のト
ナーも必要に応じてファーブラシ、ウエブ等の転写ドラ
ムクリーニング装置27によって清掃することが好まし
い。
【0040】ここで転写ドラム10は転写時には感光ド
ラム1とはニップをもって接触させているが、停止時に
は変形等を考慮し、感光ドラム1とは、離しておくこと
が望ましい。そこで、前記グリッパー部22は感光ドラ
ム1とは非接触になるのでこの部分が感光ドラム1と対
向する位置をホームポジションとし、この位置で常に停
止するようにする。
【0041】図1中、30は装置全体を制御するCPU
で、回転多面鏡13の回転状態を監視している。上記構
成において、プロセススピードVP =100(mm/se
c.)、解像度x=600dpi 、回転多面鏡13の面数n
=6面としてある。ここで、回転多面鏡の回転数Yは、
Y=23622(rpm)となる。
【0042】次に、動作について説明する(図2)。
【0043】プリント信号が入ってきたら、まずはじめ
に回転多面鏡13を回転させる(ステップ1)。この回
転状況をCPU30がモニターし、5000(rpm)に達
した時点で(ステップ2)、転写ドラム10,感光ドラ
ム1を回転させる(ステップ3)。この時点から後は、
通常の、画像形成動作を行う。
【0044】ここで、回転多面鏡13が、静止状態から
5000(rpm)に達するまでの時間は、約1.1(se
c.)であり、5000(rpm)から定常回転の23622
(rpm)になるまでの時間は、約3.9(sec.)である。
また、転写ドラム10のグリッパー部22がホームポジ
ション(転写位置)から回転しはじめて、画像を感光ド
ラム1に書きはじめるまでの時間は、約4.3(sec.)
である。したがって、転写ドラム10の1回転目で画像
形成が行え、かつ、回転多面鏡13が立ち上がってから
転写ドラム10,感光ドラム1を回転させたときより
も、約4(sec.)も早くプリントすることが可能となっ
た。 (第2の実施例)図3は本発明の第2の実施例を示す図
である。装置構成については第1の実施例と同じなので
略す。
【0045】次に、動作について説明する。
【0046】プリント信号が入ってきたら、まずはじめ
に回転多面鏡13を回転させる(ステップ1)。この回
転状況をCPU30がモニターするが、本実施例では立
ち上がり状況から立ち上がり時間を予測する(ステップ
2)。例えば、100(rpm)から1000(rpm)になる
までの時間を計測し、そこから23622(rpm)に到達
する時間T1を推測する。この到達時間が、転写ドラム
10のグリッパー部22がホームポジション(転写位
置)から回転しはじめて、画像を感光ドラム1に書きは
じめるまでの時間T2よりも小さくなった時点から(ス
テップ3)、転写ドラム10,感光ドラム1を回転さ
せ、通常の、画像形成動作を行う(ステップ4)。
【0047】このようにすると、回転多面鏡13の立ち
上がり時間の個体差や温度による立ち上がり時間のばら
つきを吸収でき、常に最短時間でプリントすることが可
能となった。 (第3の実施例)図4は本発明の第3の実施例を示す図
である。装置構成については第1の実施例と同じなので
略す。
【0048】次に、動作について説明する。
【0049】プリント信号が入ってきたら、まずはじめ
に回転多面鏡13の回転を測定し、これが、あらかじめ
定められた回転数(5000rpm )以上のときは(ステ
ップ1)、即座に、回転多面鏡13,転写ドラム10,
感光ドラム1を回転させ、通常の、画像形成動作を行う
(ステップ2,ステップ6)。
【0050】逆に、あらかじめ定められた回転数以下の
ときには、第2の実施例と同様に、立ち上がり状況をモ
ニターし(ステップ3)、23622(rpm)に到達する
時間T1を推測する(ステップ4)。この到達時間が、
転写ドラム10のグリッパー部22がホームポジション
(転写位置)から回転しはじめて、画像を感光ドラム1
に書きはじめるまでの時間T2よりも小さくなった時点
から(ステップ5)、転写ドラム10,感光ドラム1を
回転させ、通常の、画像形成動作を行う(ステップ
6)。
【0051】このようにすることで、画像形成動作終了
直後に、再び画像形成動作を開始したときには、回転多
面鏡13は、慣性で回転しているので、すぐに立ち上げ
ることができる。即ち、いかなる場合においても、最短
時間でプリントすることが可能となったのである。 (第4の実施例)近年、レーザープリンター等の画像形
成装置は、高画質化の要望が強く、解像度で言えば、6
00dpi や800dpi といった方向に進んできているこ
とは、すでに述べたが、これと同時に、種々の場合に対
応するために、300dpi,400dpi,600dpi,800
dpi をひとつの画像形成装置で外部からのコマンドによ
って切り替えられるような要望も高まってきている。
【0052】このような装置の場合、300dpi,400
dpi モードでは、回転多面鏡13の立ち上がり時間は短
いので、先に述べた問題は、生じない。したがって、3
00dpi,400dpi モードでは、前記第1の実施例、あ
るいは、第2の実施例、あるいは、第3の実施例の制御
は行わずに、600dpi,800dpi モードのときのみ行
う。
【0053】また、前記第1の実施例の制御を行う場
合、600dpi と800dpi とでは、所定の回転数は異
ならせる。つまり、600dpi のときには、回転多面鏡
13が5000rpm に達した時点から転写ドラム10,
感光ドラム1を回転させはじめたが、800dpi のとき
には、1300rpm に達してから転写ドラム10,感光
ドラム1を回転させはじめる。
【0054】このようにすることで、すべての解像度に
於て、無駄な回転をなくし、かつ、最短時間でプリント
アウトすることが可能となった。 〔第2の発明に係る実施例〕 (第5の実施例)以下、第2の発明を感光ドラム,記録
紙で実施した例について説明する。
【0055】図8は第5の実施例で、具体的数値を使用
しながら説明する。
【0056】直径60mmのアルミシリンダー101の上
面に有機半導体(OPC),酸化亜鉛,セレン,アモル
ファスシリコン等の光導電体102を塗布または、蒸着
等の手段で固定したものを像担持体としての感光ドラム
103とし、本装置では、OPCを塗布し、矢印方向に
図示されない駆動源により毎秒50mmの周速度で駆動す
る。コロナ帯電器104により感光ドラム103上を均
一に−600Vに帯電する。次にイエロー画像をあらわ
す電気信号(図示せず)レーザダイオード105に与え
ることによって画像光Lを作り、高速モーター106に
よって回転する多面鏡107に反射させ、反射光Lをレ
ンズ108,折り返しミラー109を介して感光ドラム
103上に静電潜像が形成できる。また、光照射エネル
ギーは、感光ドラム103の表面が−60Vになるよう
に選んだ。 (第6の実施例)図9(a)は第5の実施例の要部を示
す図で図8(a)説明のトナー保持部材としての転写ド
ラム116の回転用モーター123とポリゴンミラー回
転用モーター106にそれぞれエンコーダー121,1
22を取り付け、それぞれのエンコーダー121,12
2にて回転速度を検出し、その検出信号をコンパレータ
ー124で比較監視し、転写ドラム116のモーター1
23を制御している。又前述転写ドラムのモーターを制
御する代りにポリゴンミラー107回転用モーター10
6を制御しても支障はないし、又各色の間で、ちょうど
書きだし位置が同一になる様制御してもよい。 (第7の実施例)図9(b)には、本発明の第7の実施
例が示されている。
【0057】通常、物質が昇温すると、膨張することは
よく知られている。
【0058】図8に示されているような装置では周囲の
温度は通常5℃〜35℃の範囲内で使用され、かつ装置
の作動によって、転写ドラム116が昇温し、転写ドラ
ム116の収縮が起り図8説明の装置内では常に各色画
像を一定に位置合わせすることが不可能な場合がある。
図9(b)に示す例では、転写ドラム116内にヒータ
ー125を内蔵しかつサーミスタ126で転写ドラム1
16の温度を検出しこの検出信号をヒーター125の電
源127を制御するようになっている。
【0059】これにより40℃〜60℃範囲内の一定温
度を規定することで前述欠点もなくなることが判明し
た。
【0060】本発明は、図には示されていないが、次の
ようにしても実施できる。すなわち図8に示す実施例で
は転写ドラム116の周長を規定したが、特開昭60−
76766号公報に詳述される装置では、像担持体すな
わち光導電性感光体表面を有する像形成体を複数回移動
させ同一露光装置で重ね画像を形成する場合には像担持
体の周長を規定してもよい。
【0061】又第7の実施例と組合わせた場合、他の効
果として感光ドラムの吸湿を防止し、画像の安定化が図
れることも確認された。
【0062】また以上の説明では全てメートル当り何本
(ドット)で説明したがインチ当り何ドットで表わす装
置でも適用出来る。
【0063】又図7説明の如く感光ドラム103上に画
像を形成し、その画像を転写ドラム116上に転写紙を
巻き付け、前述画像を転写紙上に転写する装置では通
常、感光ドラム103と転写ドラム116は整数倍とな
っている為、感光ドラム103の周長を転写ドラム11
6周長に置き換えてもよい。
【0064】又上述説明では4色の現像剤を使用した装
置で説明したが、2色以上の現像装置を使用した装置で
あっても同一効果は得られる。又4色の現像剤で画像形
成する場合2色以上を重ねることでも色ズレは軽減され
ることが判った。
【0065】以上の説明は、像担持体ドラム又は転写ド
ラムで説明したが、これらはドラム以外にシートフィル
ムで構成した像担持体又は転写シートでも実施できる。
【0066】又転写ドラム116上に記録紙Pを装置し
て転写したが転写ドラム116上に直接複数回直接画像
転写を行なわせ、この転写ドラム上の画像を記録紙P上
に一括転写する装置では転写ドラム116の周長を規定
値に合せればよい。
【0067】次の工程では、感光ドラム103の上面に
光照射された部位にイエロートナーYが付着するよう感
光ドラム103の帯電極性と同一で略同電位の電圧、例
えば−500Vを印加して現像するいわゆる反転現像を
行う。必要に応じて、直流電圧−500Vに、交流電圧
数百Vから数千Vを重畳してもよい。
【0068】このときの現像手段としては、公知の技術
として、2成分現像方法、カスケード現像、タッチダウ
ン現像、ジャンピング現像、または、クラウド法等を使
用することができる。他の現像装置110M,110
C,110BKの現像動作を停止させるため、イ)感光
ドラム103と離間する、ロ)トナー供給を停止するよ
う充分な逆電圧を印加する、ハ)図8内で、トナー供給
ローラ111を停止する、等の処理を行う。あるいはこ
れらの動作を組み合わせて行ってもよい。
【0069】この感光ドラム103上のイエロートナー
は、記録紙カセット112内の記録紙Pを給紙ローラ1
13によって給送し、記録紙Pは、転写ローラ回転体1
16に巻き付けられる。また、転写ローラ回転体116
は、直径116mmの金属シリンダー114に樹脂中にカ
ーボン,酸化亜鉛等を分散させて、107 〜1013オー
ムcm程度で厚さ2mmのシート115を巻き付けたものと
した。また、転写ローラ回転体116は必要に応じて記
録紙Pの先端を保持するため、グリッパーや空気によっ
て吸引する手段を設けるか、または、前述シート115
を一般的に知られている静電吸着を行わせるよう表面に
マイラーシートのような絶縁体を配置してもよい。転写
ローラ回転体116には、外部電源117からトナーと
逆極性の+1〜5kVの電圧印加がなされる。記録紙P
の幅が210mmで、坪量が80g/m2の場合、転写電流
1〜1.5μAに選択することによって記録紙P上に
は、イエローの可視像が得られる。また、感光ドラム1
03の上面の転写残りのトナーは、ブレード,ファーブ
ラシ,磁気ブラシ等のクリーニング装置118によって
清掃される。
【0070】感光ドラム103は、再度帯電器104に
て均一帯電、マゼンタ画像露光L、マゼンタ現像110
MにてマゼンタトナーMを付着させ、記録紙P上にマゼ
ンタトナーを重ね転写する。同様な動作をシアン現像装
置110C、黒現像装置110BKについても行い、記
録紙P上には、イエロートナー、マゼンタトナー、シア
ントナー、黒トナーが重ね転写される。その後、記録紙
Pは、転写ローラ回転体116よりはがされ、記録紙P
上のトナーは、加熱、加圧等を行う定着装置119によ
って固着され、排紙トレー120上に搬送される。
【0071】ところで、本発明者はポリゴンのミラー面
の一面をイエロー,マゼンタ,シアン及び黒の第1主走
査が合致する様に、図7内にて転写ドラム116の周長
をポリゴンミラーの数とその副走査の密度から 転写ドラム=副走査線密度/ポリゴン面数×整数倍 になる様に作成し、色ズレのない鮮明な画像が得られる
提案をした。
【0072】特に米国特許第4853710号明細書に
詳述されているポリゴンミラーにf−θ特性を持たせた
光学装置等、ミラー面の加工精度が充分出ない装置でも
同様の効果がある。
【0073】また副走査線密度を切換えた場合でも常に
同一ミラー面で書き込もうとすると前述の様な欠点を有
していたが本出願人はこの解決する方法として副走査線
密度をAとした時A/ポリゴン面数の整数倍としかつ本
体が有する副走査線密度の切換密度を上記Aの整数倍に
することで前述不都合を無くすことが出来た。
【0074】具体的周長としては副走査密度1mm当り1
2本,16本,24本に切換る装置で、ポリゴンミラー
のミラー面数6面で画像形成の長さをA4サイズで29
7mmとすると周長は297mm+α(αは次の画像形成す
る為の準備期間)である。
【0075】前記式を使用して計算すると、αを79と
すると、トナー保持部材周長は376mmとなり (面数/線密度)×整数=376mm 1mm当り12本の場合 整数は188 1mm当り16本の場合 整数は141 1mm当り24本の場合 整数は 94 以上からトナー保持部材として転写ドラム周長を上記関
係式で規定すれば、装置本体で解像度を切換える装置で
も各色画像の書き出し主走査を同一ミラーで形成出来る
為、前述欠点を取除くことが可能となった。
【0076】以上を図7説明装置内に取入れてかつ各ド
ット切換えを行なってフルカラー画像を作成した所色ズ
レのない高画質を得ることが可能となった。
【0077】
【発明の効果】
(第1の発明の効果)以上説明したように、第1の発明
にあっては、画像形成動作開始時に、回転多面鏡が、印
字中の回転数に応じてあらかじめ定めた回転数に達した
ら、転写ドラムの回転動作を開始することまたは画像形
成動作開始時に、印字中の回転数に応じて、回転多面鏡
の回転初期に、立ち上がり速度を検出し、定常回転到達
時を予測し、該定常回転到達時より一定時間前から、転
写ドラムの回転動作を開始することまたは画像形成動作
開始時に、回転多面鏡の回転状態を検出し、該検出した
回転多面鏡の回転状態と、印字中の回転数に応じて、回
転多面鏡の回転初期に、立ち上がり速度を検出し、定常
回転到達時を予測し、該定常回転到達時より一定時間前
から、転写ドラムの回転動作を開始することによって、
感光ドラムや、クリーナーの寿命をちぢめる事はなく、
しかも、ファーストプリントタイムの速い画像形成装置
を提供することが可能となった。 (第2の発明の効果)また、第2の発明によると、複数
のトナー画像を保持するトナー保持部材の主走査は、回
転ミラーの同一ミラー面で形成されるので、より具体的
にはトナー保持部材の周長Lが(ポリゴン面数/副走査
線密度)×整数倍で規定されている為に装置本体の画素
密度を切換ても各画像の走査が同一鏡面で書き込まれ色
ズレのない鮮明な画像が形成出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の第1乃至第3の実施例に係る画像
形成装置の要部概略構成図である。
【図2】同発明の第1の実施例に係る画像形成装置の作
用説明図である。
【図3】同発明の第2の実施例に係る画像形成装置の作
用説明図である。
【図4】同発明の第3の実施例に係る画像形成装置の作
用説明図である。
【図5】同発明の第1乃至第3の実施例に係る画像形成
装置の概略構成図である。
【図6】同装置の一部拡大構成図である。
【図7】第1の従来例に係る画像形成装置の要部概略構
成図である。
【図8】第2の発明に係る第5の実施例の画像形成装置
の概略構成図である。
【図9】(a)は同発明の第6の実施例の画像形成装置
の概略構成図、(b)は同発明の第7の実施例の画像形
成装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 13 回転多面鏡 10 転写ドラム 103 感光ドラム(像担持体) 116 転写ドラム(トナー保持部材)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 そして、トナー保持部材の周長は副走
査線密度を1とした時、1/ポリゴン面数の整数倍と
し、かつ副走査密度切換時、副走査密度を1の整数倍と
することで、副走査密度を切換てもトナー保持部材の主
走査は同一ミラー面で行なわれるようにするのが良い。
さらに、転写ドラムの温度を検出する温度検出手段と、
該温度検出手段の検出結果に基づいて転写ドラムの温度
が一定に保持されるよう制御される加熱手段とを有する
のが望ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 また、画像形成動作開始時に、回転多面
鏡の回転状態を検出し、該検出した回転多面鏡の回転状
態と、印字中の回転数に応じて、回転多面鏡の回転初期
に、立ち上がり速度を検出し、定常回転到達時を予測
し、該定常回転到達時より一定時間前から、転写ドラム
の回転動作を開始することで、画像形成動作終了直後
に、再び画像形成動作を開始したときには、回転多面鏡
は慣性で回転しているので、すぐに立ち上げることがで
きる。 (第2の発明の作用)第2の発明にあつては、トナー保
持部材の周長は副走査線密度を1とした時、1/ポリゴ
ン面数の整数倍とし、かつ副走査密度切換時、副走査密
度を1の整数倍とすることで、副走査密度を切換てもト
ナー保持部材の主走査は同一ミラー面で行なわれる。
して、転写ドラムの温度を検出する温度検出手段と、温
度検出手段の検出結果に基づいて制御される加熱手段と
を有する場合、転写ドラムの温度が略一定に保持され、
転写ドラムの熱膨張収縮が抑えられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】 図8に示されているような装置では周
囲の温度は通常5℃〜35℃の範囲内で使用され、かつ
装置の作動によって、転写ドラム116が昇温し、転写
ドラム116の収縮が起り図8説明の装置内では常に各
色画像を一定に位置合わせすることが不可能な場合があ
る。図9(b)に示す例では、転写ドラム116内に
熱手段としてのヒーター125を内蔵しかつ温度検出手
段としてのサーミス126で転写ドラム116の温度を
検出しこの検出信号にてヒーター125の電源127を
制御するようになっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】
【発明の効果】 (第1の発明の効果)以上説明したように、第1の発明
にあっては、画像形成動作開始時に、回転多面鏡が、印
字中の回転数に応じてあらかじめ定めた回転数に達した
ら、転写ドラムの回転動作を開始することまたは画像形
成動作開始時に、印字中の回転数に応じて、回転多面鏡
の回転初期に、立ち上がり速度を検出し、定常回転到達
時を予測し、該定常回転到達時より一定時間前から、転
写ドラムの回転動作を開始することまたは画像形成動作
開始時に、回転多面鏡の回転状態を検出し、該検出した
回転多面鏡の回転状態と、印字中の回転数に応じて、回
転多面鏡の回転初期に、立ち上がり速度を検出し、定常
回転到達時を予測し、該定常回転到達時より一定時間前
から、転写ドラムの回転動作を開始することによって、
感光ドラムや、クリーナの寿命をちぢめる事はなく、し
かも、ファーストプリントタイムの速い画像形成装置を
提供することが可能となった。 (第2の発明の効果)また、第2の発明によると、複数
のトナー画像を保持するトナー保持部材の主走査は、回
転ミラーの同一ミラー面で形成されるので、より具体的
にはトナー保持部材の周長Lが副走査線密度を1とした
時、1/ポリゴン面数の整数倍とし、かつ副走査密度切
換時、(ポリゴン面数/副走査線密度)×整数倍で規定
されているために装置本体の画素密度を切換えても各画
像の走査が同一鏡面で書き込まれ色ズレのない鮮明な画
像が形成出来る。そして、転写ドラムの温度を検出する
温度検出手段と、温度検出手段の検出結果に基づいて制
御される加熱手段とを有する場合、転写ドラムの温度が
略一定に保持され、転写ドラムの熱膨張収縮が抑えら
れ、各色画像の位置合わせが良好になる。
フロントページの続き (72)発明者 榎本 直樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 斎藤 益朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小林 達也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 藤井 春夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体を一様に帯電した後、回転多面
    鏡によってレーザービームを走査させることで、電気信
    号化された画像情報にもとずいて像露光を行い、静電潜
    像を形成し、該像をトナーにより顕像化し、あらかじめ
    転写ドラムに巻き付けた転写材に転写し定着した後に印
    刷物として機外に排出する画像形成装置において、 画像形成動作開始時に、回転多面鏡が、印字中の回転数
    に応じてあらかじめ定めた回転数に達したら、転写ドラ
    ムの回転動作を開始するよう制御することを特長とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体を一様に帯電した後、回転多面
    鏡によってレーザービームを走査させることで、電気信
    号化された画像情報にもとずいて像露光を行い、静電潜
    像を形成し、該像をトナーにより顕像化し、あらかじめ
    転写ドラムに巻き付けた転写材に転写し定着した後に印
    刷物として機外に排出する画像形成装置において、 画像形成動作開始時に、印字中の回転数に応じて、回転
    多面鏡の回転初期に、立ち上がり速度を検出し、定常回
    転到達時を予測し、該定常回転到達時より一定時間前か
    ら、転写ドラムの回転動作を開始するよう制御すること
    を特長とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体を一様に帯電した後、回転多面
    鏡によってレーザービームを走査させることで、電気信
    号化された画像情報にもとずいて像露光を行い、静電潜
    像を形成し、該像をトナーにより顕像化し、あらかじめ
    転写ドラムに巻き付けた転写材に転写し定着した後に印
    刷物として機外に排出する画像形成装置において、 画像形成動作開始時に、回転多面鏡の回転状態を検出
    し、該検出した回転多面鏡の回転状態と、印字中の回転
    数に応じて、回転多面鏡の回転初期に、立ち上がり速度
    を検出し、定常回転到達時を予測し、該定常回転到達時
    より一定時間前から、転写ドラムの回転動作を開始する
    よう制御することを特長とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 電子写真画像形成を複数回繰返してから
    カラー画像を形成すると共に副走査線密度が切換えら
    れ、かつ、レーザー光が照射されて像担持体を走査する
    回転多面ミラーと、複数のトナー画像を保持するトナー
    保持部材とを少なくとも備えた画像形成装置において、 副走査線密度を切換えても、同一像内では前記回転多面
    ミラーの同一ミラー面で形成させることを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 トナー保持部材の周長は副走査線密度を
    1とした時、1/ポリゴン面数の整数倍とし、かつ副走
    査密度切換時、副走査密度を1の整数倍とすることで、
    副走査密度を切換てもトナー保持部材の主走査は同一ミ
    ラー面で行なわれるようにした請求項4記載の画像形成
    装置。
JP4356501A 1992-12-22 1992-12-22 画像形成装置 Withdrawn JPH06183054A (ja)

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JP4356501A JPH06183054A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 画像形成装置

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JP4356501A Withdrawn JPH06183054A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 画像形成装置

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JP (1) JPH06183054A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010262039A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び画像形成方法
JP2011017893A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び画像形成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010262039A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び画像形成方法
JP2011017893A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び画像形成方法

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