JP3641602B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に現像画像を形成後、記録媒体に転写装置を圧接して転写工程を行う画像形成装置及び画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数色の現像画像を重ねあわせてカラー画像を得る電子写真方式の画像形成装置において、各色の現像画像を高い精度で重ね合わせるためには、感光体の1回転毎に、静電潜像形成工程更には現像工程を繰り返して、感光体上にて複数色の現像画像を順次積層する事が望まれる。但し、感光体上に順次現像画像を重ねる場合、2色目以降の現像画像は、前色の現像画像が形成された上から現像画像を形成しなければならない。即ち2色目以降の静電潜像を形成する場合に、前色の現像画像の上から露光々を照射するいわゆる多重露光を行う必要がある。この多重露光は、前色の現像画像が二色目以降の露光々の透光を遮ることから、静電潜像が十分に形成されず、画質不良を生じるおそれがあり、前色の現像画像の透光性を極力高めることが要求されている。
【0003】
この事から近年にあっては、トナー粒径が大きく(7〜13μm)特に熱定着前のトナーの透光性に劣る乾式現像剤に比し、サブミクロンサイズの極めて微細なトナー粒子を用い定着前であってもトナーの透光性の高い、液体現像剤を用いる湿式の画像形成装置の実用化が図られている。この湿式の画像形成装置は更に微細なトナー粒子を用いることから高画質を実現できること、少量のトナーで十分な画像濃度が得られるため経済的であるうえに印刷(例えばオフセット印刷)並みの質感を実現できること、比較的低温で現像画像を用紙に定着出来るため省エネルギーを実現できること、などの利点を有している。
【0004】
そして例えば湿式の画像形成装置にて、多重露光を行ってカラー画像を得る画像形成装置として、従来は日本特許特開2000−284615号公報等に開示されるように、図8に示す様な画像形成部を有する画像形成装置1が開発されている。この画像形成装置1は、転写装置7を離間した状態で感光体ドラム2を矢印n方向に回転し、その1回転毎に、帯電装置3及び露光装置4により感光体ドラム2上に所定の色に対応する静電潜像を形成し、次いでそれぞれ色の異なる液体現像剤を有する複数の現像装置5Y〜5Kを備える現像ユニット5により静電潜像を所定の色の液体現像剤で現像して現像画像を形成し、更に乾燥ノズル6により余剰のキャリア液を乾燥する一連の現像画像形成操作を複数回繰り返して現像画像形成工程を実施して、感光体ドラム2上に複数色の現像画像を重ね合わせてなるフルカラー画像を形成する。
【0005】
次いで中間転写ローラ7a及び加圧ローラ7bを備えた転写装置7の中間転写ローラ7aを感光体ドラム2に圧接し、且つ転写効率向上の目的から中間転写ローラ7aの回転速度を感光体ドラム2の回転速度より数%程度低くなるよう回転速度差を保って、感光体ドラム2上に形成されたフルカラー画像を中間転写ローラ7aを介して用紙P上に圧力転写する転写工程を実施していた。
【0006】
そしてこのような従来の画像形成装置1にあっては、上記現像画像形成工程及び転写工程のいずれを実施する場合にも、高トルクの駆動モータの駆動を、ハスバ歯車等を組み合わせたギア機構を介して感光体ドラム2に伝達する単一の駆動装置により感光体ドラム2を画一的に回転駆動していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の画像形成装置1は、転写装置7が感光体ドラム2から離間し、感光体ドラム2に転写装置7による負荷が掛かっていない現像画像形成工程時と、中間転写ローラ7aが感光体ドラム2に圧接され、感光体ドラム2に1〜4kg/cm程度の大きな負荷が掛かる転写工程時のいずれにおいてもギア機構を用いた単一駆動装置により感光体ドラム2を回転駆動していることから、現像画像形成工程において、満足する画像品質を得られないという問題を生じている。
【0008】
即ち画像形成装置1の露光装置4は、例えば微小スポットに絞りこんだレーザビーム等により露光操作を行うことから、感光体ドラム2の回転速度がわずかに変動していても露光部にて画像ドットピッチの変動を招き、特にハーフトーン再現部のような画像パターンにあっては、感光体ドラム2の回転速度のわずかな変動が縞状の濃淡むら(以下バンディングと称する。)として顕著に認められる画質の低下につながり、ドット位置精度が数μmの微小なオーダーで周期的に変動しても目視でバンディングが確認されてしまう画像パターンもある事から、この様なバンディングを防止するために、感光体ドラム2を非常に高い精度で回転駆動することが要求される。
【0009】
それにもかかわらず従来の画像形成装置1では、感光体ドラム2に大きな負荷が掛かる転写工程時にすべりを生じることなく駆動モータの駆動を感光体ドラムに確実に伝達するために、ギア機構を有する駆動装置を用いており、しかもこの駆動モータが高トルクであることからギア機構の歯車のモジュールや歯厚などを増す必要があった。このためこれに伴って駆動装置のピッチ誤差や歯型誤差などが増加してしまい、ひいては駆動伝達角度精度を低下し、歯車が噛み合う周期毎に感光体ドラム2の回転速度に変動を生じていた。その結果、感光体ドラム2は、現像画像形成工程時に高精度の回転駆動を保つことが困難となり、感光体ドラム2の振動により現像画像中にバンディングが認められたり、単色現像画像を重ね合せたカラー画像中に重ね合せずれに起因する画質低下を生じ、画像品質を損ねていた。
【0010】
このため現像画像形成工程時に感光体ドラム2の振動を生じない様、駆動モータの駆動トルクを、有歯のギア機構ではなくコロを組み合わせて転がり接触するローラ機構を用いて伝達する駆動装置が検討されている。しかしながらこのローラ機構を用いた駆動装置の場合、転写工程時に感光体ドラム2に大きな負荷がかかるとローラ機構ですべりを発生してしまい、良好な駆動伝達を図れず、感光体ドラム2と中間転写ローラ7aとの回転速度差を保てずに感光体ドラム2が中間転写ローラ7aに連れまわされる現象が起こり、転写効率の低下による転写不良を生じてしまう。
【0011】
上述したように、感光体から転写装置を離間して現像画像形成工程を実施した後に、感光体に転写装置を圧接して転写工程を実施する画像形成装置にあっては、現像画像形成工程時には感光体に振動や遊びを生じることなく回転速度を高精度に保持する必要がある一方、転写工程時には感光体駆動にすべりを生じることなく、感光体と転写装置との回転速度差を保持しなければならず、その両方を満足することが困難であった。
【0012】
そこで本発明は上記課題を解決するものであり、適宜感光体の回転精度や回転速度等の回転特性を調整でき、ひいては高品質のカラー画像を得る画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するための手段として、表面に静電潜像を保持し回転可能な記録媒体と、前記記録媒体を一様に帯電する帯電装置と、一様に帯電された前記記録媒体に画像情報に対応した露光々を照射して前記記録媒体に静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像に現像剤を供給して前記記録媒体表面に現像画像を形成する現像装置と、前記記録媒体に接離可能に設置され、接触時に前記記録媒体表面に積層される前記現像画像を転写材に転写する転写装置と、前記記録媒体と前記転写装置との離間時に前記記録媒体を駆動する第1の駆動装置と、前記記録媒体と前記転写装置との接触時に前記記録媒体を駆動する第2の駆動装置と、前記第2の駆動装置により前記記録媒体を駆動する時に前記転写装置を駆動する第3の駆動装置とを設けるものである。
【0014】
又本発明は上記課題を解決するための手段として、ローラ機構により駆動を伝達する第1の駆動装置により記録媒体を回転駆動する間に、前記記録媒体に現像画像を形成する現像画像形成工程と、ギア機構により駆動を伝達する第2の駆動装置により前記記録媒体を回転駆動する間に、前記記録媒体に第3の駆動装置により回転駆動する転写装置を接触して、前記記録媒体表面に形成された前記現像画像を転写材に転写する転写工程とを実施するものである。
【0015】
上記構成により本発明は、高い重ねあわせ精度を有するカラー画像形成時に、濃淡むらや、転写不良により画質が低下するのを防止して、高品質なカラー画像を得るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図1乃至図7に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。図1は画像形成装置である電子写真装置10の像形成部を示す。記録媒体であり例えばアルミニウムなどの導電性の剛体基体上に、有機系もしくはアモルファスシリコン系の感光層を設け、好ましくは更にその上にフッ素系樹脂シリコーン系樹脂等からなる保護層を形成してなる記録媒体である感光体ドラム12周囲には、感光体ドラム12の矢印r方向の回転に沿って順次周知のスコロトロン帯電器などからなる帯電装置13、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、あるいはブラック(K)の画像情報に応じて変調された露光々14を、感光体ドラム12に照射して、露光された部分の電位を減衰させ静電潜像を形成する露光装置17が配列されている。
【0017】
露光装置17は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、あるいはブラック(K)の画像情報に応じて変調された図示しない色毎に設けられる図示しない半導体レーザ光源からの出射光をポリゴンモータ17aにより高速回転されるポリゴンミラー17bにより感光ドラム12表面の回転方向と直交する方向に走査して、fθレンズ17c、17d等により、感光体ドラム12表面で0.06mm程度の微小スポットに絞り込み、且つ走査速度を一定としている。半導体レーザ光源(図示せず)は、形成する各色毎の画像情報にあわせて点滅制御され、画像情報に対応する露光々14を点滅制御することによって、感光体ドラム12上に必要な静電潜像を形成する。
【0018】
更に感光体ドラム12周囲には、現像ユニットベース20に搭載され、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色の異なる液体現像剤を保持する4つの現像装置18Y〜18Kが配置されている。各現像装置18Y〜18Kは、保持された液体現像剤を感光体ドラム12表面に供給するための現像ローラ21Y〜21Kを有している。現像ローラ21Y〜21Kには現像バイアスが印加され、現像ローラ21Y〜21K端部に設けたギャップリング(図示せず)を介して感光体ドラム12と所定の間隙を持って対向する。現像ユニットベース20は、図示しない送り機構によってスライド移動する。
液体現像剤はそれぞれトナー粒子とキャリア液とを含有しており、前述の間隙に液体現像剤が満たされると、静電潜像と現像ローラ21Y〜21Kとの間に形成される電界によってトナー粒子が電気泳動し現像画像を形成される、
感光体ドラム12周囲の現像装置18Y〜18Kの下流には、現像画像の白地部分のかぶりを防止するため、感光体ドラム12上に残留する余剰の液体現像剤を薄層化するスクィーズローラ22aを有するスクィーズ装置22、感光体ドラム12の回収フード23で囲った領域に高速エアを吹き付けて感光体ドラム12上の余剰キャリア液を乾燥する乾燥ノズル24が設けられている。
【0019】
スクィーズローラ22aは、感光体ドラム12表面と狭いギャップを介して対向する金属ローラで構成され、感光体ドラム12の矢印r方向の回転方向と逆の矢印w方向に、感光体ドラム12の周速の約3倍程度の高速で回転駆動されるものである。さらにスクィーズローラ22aにはバイアス電圧を付加し、電気泳動によって、感光体ドラム12表面の静電潜像に付着している現像画像を感光体ドラム12側に押し付けている。
【0020】
感光体ドラム12周囲の乾燥ノズル24下流に配置される転写装置27は、離間機構26により感光体に接離可能(接触状態あるいは離間状態に適宜移動可能)に設置されている。すなわち離間機構26により中間転写ローラ27a及び加圧ローラ27bを揺動操作して、感光体ドラム12に中間転写ローラ27aを接触させ、感光体ドラム12上の現像画像を中間転写ローラ27aに一次転写した後、転写材である用紙Pに圧力転写により二次転写する転写装置27が設けられる。更に感光体ドラム12周囲の転写装置27下流には、感光体ドラム12に接触して、転写装置27通過後に感光体ドラム12上に残留する現像画像を除去するクリーナ28、感光体ドラム12表面の残留電荷を除去する消去ランプ30が設けられている。
【0021】
中間転写ローラ27aは、金属ローラ表面にゴム層が形成されている。また中間転写ローラ27a内部にはヒータが組み込まれており(図示せず)表面温度が約90℃となるように加熱されている。更に中間転写ローラ27aは、ギア減速器38aおよびモータ38bを有する第3の駆動装置である駆動機構38に接続されていて転写効率向上のために、ギア減速器38aによりモータ38bの駆動を減速し、感光体ドラム12の周速より数%程度低い周速となるよう回転制御される。転写装置27において、現像画像が感光体ドラム12から中間転写ローラ27aへ一次転写し、更に中間転写ローラ27aから転写材Pへ二次転写するメカニズムは双方の表面エネルギーの差によるところが大きい。
【0022】
接離機構26は、一端がベアリング31を介して固定軸32に固定され、他端がエアシリンダからなるアクチュエータ33により揺動される保持部材34によりベアリング36a、36bを介して中間転写ローラ27a及び加圧ローラ27bを揺動支持し、感光体ドラム12に中間転写ローラ27aを線圧1〜4kg/cmで接触させる。尚引っ張りばね37は、中間転写ローラ27aを感光体ドラム12に接触する際に所定の接触圧力がかかるように調整している。
【0023】
次に感光体ドラム12の駆動装置40について詳述する。駆動装置40は、駆動源であるサーボモータ41の駆動を第1の伝達部材であるローラ機構により感光体ドラム12に伝達する第1の駆動装置42と、サーボモータ41の駆動を第2の伝達部材であるギア機構により感光体ドラム12に伝達する第2の駆動装置43とを有している。サーボモータ41は、制御装置(図示せず)に制御され、中間転写ローラ27aが感光体ドラム12から離間する現像画像形成工程の間は矢印r方向に回転し、中間転写ローラ27aが感光体ドラム12に圧接する転写工程の間は矢印s方向に回転する。
【0024】
第1の駆動装置42は、サーボモータ41の主軸41aに取着されるローラ機構の第1の減速器46、第1のワンウェイクラッチ47を介して第1の減速器46のシャフト46aに取着される第2のタイミングプーリ48、第2のタイミングプーリ48の駆動を伝達する第1のタイミングベルト50、感光体ドラム12の主軸12aに取着され第1のタイミングベルト50により駆動される第3のタイミングプーリ51から成っている。
【0025】
第1の減速器46は、図5に示すように、サーボモータ41の主軸41aを入力軸とし、この主軸41aの駆動を遊星ローラ57によりシャフト46aと一体の出力軸58に減速伝達する。第1の減速器46は、例えば三菱重工社製の遊星ローラ減速器等の差動減速ローラ減速器を採用する。この第1の減速器46は、遊星ローラ57を用いて主軸41aから出力軸58に駆動を伝達する事から、駆動時に振動や遊びを生じることが無い。第1のワンウェイクラッチ47は、図6に示すように、サーボモータ41により矢印r方向あるいは矢印s方向に回転される第1の減速器46のシャフト46aの、矢印r方向の回転のみを外輪47aに伝達することにより、第2のタイミングプーリ48を矢印r方向にのみ回転する。
【0026】
第2の駆動装置43は、サーボモータ41の主軸41aに取着される第1のタイミングプーリ44、第1のタイミングプーリ44の駆動を伝達する第2のタイミングベルト52、第2のタイミングベルト52により駆動される第4のタイミングプーリ53、第2のワンウェイクラッチ54を介して第4のタイミングプーリ53により駆動されるギア機構の第2の減速器56、第2の減速器56の出力シャフト56aにより駆動される第3のタイミングプーリ51から成っている。第2のワンウェイクラッチ54は、図7に示すように、サーボモータ41から第4のタイミングプーリ53に伝達される矢印r方向あるいは矢印s方向の回転のうちの、矢印s方向の回転のみを外輪54aから第1のギア56aのシャフト60に伝達する。第2の減速器56は、第1のギア56a及びこの第1のギア56aと歯合する第2のギア56bを有している。
【0027】
次に作用について述べる。画像形成工程開始後、感光体ドラム12上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像画像を重ねあわせてフルカラー現像画像を得る現像画像形成工程を行う間は、接離機構26のアクチュエータ33が保持部材34を矢印u方向に回動し、転写装置27の中間転写ローラ27aを感光体ドラム12から離間している。又、クリーナ28も感光体ドラム12から離間している。そして現像画像形成工程を行う間は、第1の駆動装置42を用いて感光体ドラム12を、矢印r方向に回転駆動する。
【0028】
即ち、サーボモータ41を矢印r方向に駆動すると、このサーボモータ41の駆動は第1の減速器46内で、遊星ローラ57を介して出力軸58に伝達され、この出力軸58と一体のシャフト46aから、振動や遊びを生じることなく高精度に第1のワンウェイクラッチ47に伝達される。そして矢印r方向の回転のみを伝達する第1のワンウェイクラッチ47は第2のタイミングプーリ48を矢印r方向に回転する。第2のタイミングプーリ48の回転は、第1のタイミングベルト50を介して第3のタイミングプーリ51に伝達され、第3のタイミングプーリ51を矢印r方向に回転する事により、感光体ドラム12を矢印r方向に回転駆動する。第1の減速器46は振動や遊びを生じないので、非常に高精度な回転伝達が可能であり、感光体ドラム12の回転精度は非常に高く保たれる。
【0029】
尚サーボモータ41を矢印r方向に駆動すると、第1のタイミングプーリ44も同方向に回転して第2のタイミングベルト52を介して第4のタイミングプーリ53にサーボモータ41の駆動が伝達されるが、第2のワンウェイクラッチ54は矢印s方向の回転しか伝達せず、矢印r方向の回転の場合は空回りして第2の減速記56側への伝達は成されない。
【0030】
このように第1の駆動装置42を用いて感光体ドラム12を矢印r方向に回転すると、感光体ドラム12は、帯電装置13により一様に帯電された後、露光装置17により画像情報の1色目の画像情報であるイエローの画像情報に基づいて変調されたレーザビーム14を選択的に照射されて、イエロー画像に対応する静電潜像を形成され現像位置に到達する。
【0031】
現像位置にあっては、現像ユニットベース20が矢印v方向にスライド移動して、イエロー(Y)の液体現像剤を収容するイエロー(Y)の現像装置18Yの現像ローラ21Yが対向配置されていて、現像ローラ21Yにより感光体ドラム12上の静電潜像に液体現像剤を供給して、感光体ドラム12上にイエロー(Y)の現像画像を形成する。次いで矢印w方向に回転されるスクィーズローラ22aにより感光体ドラム12上の余剰の液体現像剤を書き取って液体現像剤を薄層化すると共に静電潜像に付着しているイエロー(Y)の現像画像を強力に感光体ドラム12側に押し付ける。
【0032】
この後感光体ドラム12上のイエロー(Y)の現像画像は乾燥ノズル24下を通過して、スクィーズローラ22aで除去しきれずに、感光体ドラム12表面にわずかに残存するキャリア液を高速吹き付けエアによって乾燥除去される。これによって感光体ドラム12表面にはイエロー(Y)のトナー粒子による現像画像のみが残存することとなる。
【0033】
さらにイエロー(Y)のトナー粒子による現像画像は転写装置27との対向位置を通過するが、中間転写ローラ27aは感光体ドラム12から離間しており、感光体ドラム12表面の現像画像は中間転写ローラ27aに転写されることなくクリーナ28へと進行する。クリーナ28も感光体ドラム12表面から離間しているので、イエロー(Y)の現像画像はクリーニング操作されることなく、消去ランプ30により、イエロー(Y)に対応する静電潜像を消去される。
【0034】
このようにして、1回転してイエロー(Y)のトナー粒子による現像画像を形成された感光体ドラム12は、次ぎの1回転でイエロー(Y)の現像画像と同様にして2色目の画像形成操作を成される。即ち、感光体ドラム12は、イエロー(Y)の現像画像を保持したまま、1色目のイエロー(Y)の現像画像形成と同様に、再び帯電装置13により一様に帯電され、次いで露光装置17により2色目の画像情報であるマゼンタ(M)の画像情報に基づいて変調されたレーザビーム14を選択的に照射されて、マゼンタ画像に対応する静電潜像を形成され現像位置に到達する。
【0035】
この間に、現像ユニットベース20が矢印v方向にスライド移動していて、現像位置にはイエロー(Y)の現像装置18Yに代わってマゼンタ(M)の現像装置18Mが配置され、感光体ドラム12表面に形成された静電潜像はマゼンタ(M)の液体現像剤によって現像される。これによって感光体ドラム12表面にはイエロー(Y)とマゼンタ(M)による現像画像が重ね合される。
【0036】
次いでイエロー(Y)の現像画像形成と同様にスクィーズローラ22a、乾燥ノズル24を経て余剰のキャリア液を乾燥した後、中間転写ローラ27a、クリーナ28を素通りして消去ランプ30によりマゼンタ(M)の静電潜像を消去され、次ぎの色の画像形成操作へと移行する。同様の操作を4回繰り返して、感光体ドラム12を4回転して、感光体ドラム12上に順次イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー粒子による現像画像を重ね合わせてフルカラー現像画像を得る。この間感光体ドラム12は、振動や遊びの無い第1の減速器46を有する第1の駆動装置42を用いてサーボモータ41の駆動を伝達され、速度変動を来たすことなく高精度に回転されるので、バンディングを生じることなく、高画質のフルカラー現像画像を得られる。
【0037】
上記現像画像形成工程を終了後転写工程を行うために、転写装置27にあっては、接離機構26のアクチュエータ33により保持部材34を矢印u方向と逆方向に回動し、転写装置27の中間転写ローラ27aを感光体ドラム12に圧接する。中間転写ローラ27aは駆動機構38により感光体ドラム12の周速より数%程度低い周速となるよう回転制御される。又、クリーナ28も感光体ドラム12に接触する。この中間転写ローラ27aの圧接により感光体ドラム12には高い負荷がかかり、感光体ドラム12には、サーボモータ41からの高い回転トルクの伝達が必要となる。
【0038】
この転写工程を行う間は、第1の駆動装置42では無く第2の駆動装置43を用いて、サーボモータ41の回転トルクを確実に伝達して感光体ドラム12を矢印r方向に回転駆動する。
【0039】
即ち、サーボモータ41を矢印s方向に駆動して、第4のタイミングプーリ53に同方向の回転を伝達する。この時第1の駆動装置42においても、矢印s方向の回転が、第1の減速器46を介し第1のワンウェイクラッチ47に伝達されるが、第1のワンウェイクラッチ47は矢印r方向の回転しか伝達せず、矢印s方向の回転の場合は空回りして第2のタイミングプーリ48側への伝達は成されない。第4のタイミングプーリ53の矢印s方向の回転は矢印s方向の回転のみを伝達する第2のワンウェイクラッチ54を介して、第2の減速器56の第1のギア56aからこれと歯合する第2のギア56bにすべりを生じることなく確実に伝達され、第3のタイミングプーリ51を矢印r方向に回転する事により、感光体ドラム12を矢印r方向に回転駆動する。
【0040】
第2の減速器56は、ギア機構であることから、感光体ドラム12に高負荷がかかるにも関わらず、感光体ドラム12の回転すべりを生じることなく感光体ドラム12を所定の速度で回転可能とする。尚第2の減速器56を用いると、感光体ドラム12の回転時に噛み合い振動や遊びによる回転角度誤差を生じるものの、転写工程時には、既に露光工程を終了しているので、バンディングにより画質を低下するおそれはない。
【0041】
このように転写工程時には第2の駆動装置43を用いて感光体ドラム12を矢印r方向に確実に回転し、中間転写ローラ27aとの間に数%の相対的な回転速度差を確保した状態で、感光体ドラム12のフルカラー現像画像形成領域を中間転写ローラ27aとの接触位置に搬送する。尚、この時中間転写ローラ27aは(ヒータ図示せず)により表面温度が約90°となるように加熱されている。これにより感光体ドラム12表面に形成されたフルカラー現像画像は、高い転写効率で、転写不良を生じることなく双方の表面エネルギーの差により中間転写ローラ27a側に一次転写される。
【0042】
中間転写ローラ27aに一次転写されたフルカラー現像画像は、中間転写ローラ27a上のフルカラー現像画像に同期して中間転写ローラ27a及び加圧ローラ27b間に狭持搬送される用紙Pに二次転写され用紙P上にフルカラー画像を得る。この中間転写ローラ27aから用紙Pへのフルカラー現像画像の二次転写のメカニズムも中間転写ローラ27aと用紙Pとの表面エネルギーの差による。
【0043】
一方、中間転写ローラ27a側にフルカラー現像画像を転写した後、感光体ドラム12はクリーナ28により残留トナーや紙粉その他のごみをクリーニングされ、更に消去ランプ30により残留電荷を消去されて、一連の画像形成工程を終了する。
【0044】
この様に構成すれば、現像画像形成工程時には、サーボモータ41の駆動を第1の駆動装置42を用いて伝達して感光体ドラム12を回転駆動する事により、感光体ドラム12は振動や遊びを生じることなく高い回転精度で回転される。従って、感光体ドラムの振動や遊びによる露光時のドットピッチの変動を原因とするハーフトーン部のバンディング現象を生じることなく、感光体ドラム12上に高画質の現像画像を形成できる。
【0045】
一方、転写工程時には、駆動装置40の駆動を切り替えて、サーボモータ41の駆動を第2の駆動装置43を用いて伝達して感光体ドラム12を回転駆動する事により、中間転写ローラ27aの圧接により感光体ドラム12に高い負荷がかかるにも関わらず、感光体ドラム12はすべりを生じることなく所定の回転速度で確実に回転される。従って、感光体ドラム12は、回転トルクの低下による中間転写ローラとの連れまわりによる転写効率低下による転写不良を生じることなく、転写効率向上を目的とする中間転写ローラ27aとの相対的な回転速度差を確実に保持出来、感光体ドラム12上に形成された現像画像を中間転写ローラ27aに良好に転写でき、高画質の転写画像を得られる。
【0046】
尚本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であって、駆動装置の構成等任意であり、例えば実施の形態で、駆動伝達に用いたタイミングベルトの代わりにワイヤやスチールベルトを用いたり、あるいは駆動伝達の切り替えに用いたワンウェイクラッチの代わりに電磁クラッチ等を用いても良い。又振動を生じない第1の伝達部材として用いた第1の減速器も、遊星ローラでは無く、プーリとスチールベルトを組み合わせた構成の減速器を用いる等してもよい。
【0047】
更に画像形成装置の構造やプロセスも限定されず、例えば記録媒体は回転可能な環状の弾性体ベルト表面に感光体層を形成した感光体ベルトであっても良いし、記録媒体に接離する転写装置も、中間転写ベルトであっても良い。又、静電潜像の現像に用いる現像剤は液体現像剤に限定されず、液体現像剤に比し多重露光する際の透光性に劣るものの、乾式の現像剤を用いて現像する画像形成装置であっても良い。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、適宜、記録媒体の回転特性を調整することが可能になり、例えば、現像画像形成工程時には、振動や遊びを生じることなく記録媒体を高い回転精度で回転して、速度変動に起因するバンディング現象を防止して、記録媒体上に高画質の現像画像を得る一方、転写工程時には、記録媒体に高い負荷がかかるにもかかわらず、記録媒体を所定の回転速度で確実に回転して、すべりによる転写装置との連れまわりによる転写不良を防止して、高い転写効率による高画質の転写画像を得られる高画質を実現する画像形成装置を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電子写真装置の像形成部を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態の転写装置の接離機構を示す概略構成図である。
【図3】本発明の実施の形態の中間転写ローラの駆動機構を示す概略斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態感光体ドラムの駆動装置を示す概略斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態の第1の減速器を示す概略説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の第1のワンウェイクラッチを示す概略説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の第2のワンウェイクラッチを示す概略説明図である。
【図8】従来の画像形成装置の画像形成部を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10…電子写真装置
12…感光体ドラム
13…帯電装置
14…露光々
16…露光部
17…露光装置
18Y〜18K…現像装置
20…現像ユニットベース
21Y〜21K…現像ローラ
22…スクィーズ装置
22a…スクィーズローラ
24…乾燥ノズル
26…離間機構
27…転写装置
27a…中間転写ローラ
27b…加圧ローラ
28…クリーナ
30…消去ランプ
40…駆動装置
41…サーボモータ
42…第1の駆動装置
43…第2の駆動装置
46…第1の減速器
56…第2の減速器
Claims (7)
- 表面に静電潜像を保持し回転可能な記録媒体と、
前記記録媒体を一様に帯電する帯電装置と、
一様に帯電された前記記録媒体に画像情報に対応した露光々を照射して前記記録媒体に静電潜像を形成する露光装置と、
前記静電潜像に現像剤を供給して前記記録媒体表面に現像画像を形成する現像装置と、
前記記録媒体に接離可能に設置され、接触時に前記記録媒体表面に積層される前記現像画像を転写材に転写する転写装置と、
前記記録媒体と前記転写装置との離間時に前記記録媒体を駆動する第1の駆動装置と、
前記記録媒体と前記転写装置との接触時に前記記録媒体を駆動する第2の駆動装置と、
前記第2の駆動装置により前記記録媒体を駆動する時に前記転写装置を駆動する第3の駆動装置とを具備することを特徴とする画像形成装置。 - 表面に静電潜像を保持し回転可能な記録媒体と、
前記記録媒体を一様に帯電する帯電装置と、
一様に帯電された前記記録媒体に画像情報に対応した露光々を照射して前記記録媒体に静電潜像を形成する露光装置と、
前記静電潜像に現像剤を供給して前記記録媒体表面に現像画像を形成する現像装置と、
前記記録媒体に接離可能に設置され、接触時に前記記録媒体表面に積層される前記現像画像を転写材に転写する転写装置と、
前記記録媒体を駆動する駆動源と、
前記記録媒体と前記転写装置との離間時に前記記録媒体に前記駆動源の駆動を伝達する第1の伝達部材と、
前記記録媒体と前記転写装置との接触時に前記記録媒体に前記駆動源の駆動を伝達する第2の伝達部とを具備することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1の伝達部材はローラ機構からなり、前記第2の伝達部材はギア機構からなることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記現像装置が、トナー粒子及びキャリア液を含む液体現像剤を用いて前記静電潜像を可視化することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記露光装置は、前記記録媒体の1回転毎に任意の色の画像情報に対応した露光々を照射し
前記現像装置は前記任意の色の現像剤毎に複数個設けられ、前記記録媒体の1回転毎に前記静電潜像に前記任意の色の現像剤を供給する事を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - ローラ機構により駆動を伝達する第1の駆動装置により記録媒体を回転駆動する間に、前記記録媒体に現像画像を形成する現像画像形成工程と、
ギア機構により駆動を伝達する第2の駆動装置により前記記録媒体を回転駆動する間に、前記記録媒体に第3の駆動装置により回転駆動する転写装置を接触して、前記記録媒体表面に形成された前記現像画像を転写材に転写する転写工程とを具備することを特徴とする画像形成方法。 - 前記第1の駆動装置と前記第2の駆動装置の駆動源が同一であることを特徴とする請求項6記載の画像形成方法。
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