JPH061826B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH061826B2
JPH061826B2 JP59206086A JP20608684A JPH061826B2 JP H061826 B2 JPH061826 B2 JP H061826B2 JP 59206086 A JP59206086 A JP 59206086A JP 20608684 A JP20608684 A JP 20608684A JP H061826 B2 JPH061826 B2 JP H061826B2
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well
diffusion layer
layer
semiconductor layer
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一哉 松本
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14679Junction field effect transistor [JFET] imagers; static induction transistor [SIT] imagers

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、非破壊、増幅読出し機能を有する静電誘導ト
ランジスタ(SIT)より成る受光素子と、その周辺回路と
を同一チップに設けた固体撮像装置に関するものであ
る。
(従来技術) 受光素子としてのSITとその周辺回路とを同一チップ上
に形成した固体撮像装置は、本願人が特願昭59-85904号
において提案している。第2図はその構成図を示すもの
であり、同一チップに受光用のSITと周辺回路用のNMOSF
ETとを形成したもので、1が周辺回路用NMOSFET部分
を、2が受光SIT部分を表わし、NMOSFET用のPウェル3
Pと基板4とは、埋込みN層5と、Nエピタキシャ
ル層6とにより互いに電気的アイソレーションが行われ
ている。この固体撮像装置においては受光SITのソース
7,ドレイン8とNMOSFETのソース9、ドレイン10、
受光SITのゲート絶縁膜11とNMOSFETのゲート絶縁膜1
2、および受光SITのゲート電極13とNMOSFETのゲート
電極14とをそれぞれ同じ工程で形成できる特長を有し
ている。
しかし、第2図に示す固体撮像装置においては、周辺回
路をNMOSFETのみで形成しているため、NMOSFET回路固有
の以下に示すような不具合があった。
CMOSFETに比べて消費電力が大きい。
シフトレジスタをNMOSFETで作成すると、ブートスト
ラップ等の昇圧回路が必要となる。
CMOSFETを使用した回路と比べると、アナログスイッ
チの特性が劣り、リニアリティー、ダイナミックレンジ
の低下につながる。
CMOSFETと比べると、NMOSFETのみでは回路構成が複雑
になる。
しかしながら、上記の問題を解決すべくCMOSFETにより
周辺回路を構成する場合、CMOSFETの特性を十分活かし
つつ小型に構成することのできる固体撮像装置は未だ具
体的に提案されていない。
(発明の目的) 本発明の目的は、周辺回路をCMOSFETにより構成するこ
とによりCMOSFETによる諸特性を十分活かしつつ小型に
構成することのできる固体撮像装置を提供しようとする
ものである。
(発明の概要) 本発明の固体撮像装置は、第1導電型を有する高抵抗半
導体基板の上に形成された第2導電型を有する半導体層
の同一表面に、第2導電型を有する低抵抗拡散層よりな
るソース領域及びドレイン領域が設けられ、該ソース領
域とドレイン領域との間に光励起により発生したキャリ
アを蓄積するためのゲート領域が設けられ、上記半導体
層の不純物濃度が、キャリアの蓄積状態においても、少
なくとも該半導体層全体が空乏化するように設定され、
この空乏化された半導体層中に存在する、蓄積キャリア
により変化する障壁ポテンシャルの高さに応じたソース
・ドレイン電流が、該半導体層の表面と平行に流れるよ
うに構成したCMD構造部と、 上記CMD構造部周辺に形成され、上記第2導電型を有
する半導体層の表面に形成した、第1導電型を有するウ
ェル拡散層と、該第1導電型を有するウェル拡散層中に
形成された、第2導電型チャネルを有する第1の電界効
果型トランジスタと、上記第1導電型を有するウェル拡
散層を囲むように上記半導体層の表面に形成した第2導
電型を有するウェル拡散層と、該第2導電型を有するウ
ェル拡散層中に形成された第1導電型チャネルを有する
第2の電界効果トランジスタと、の上記第1及び第2の
電界効果トランジスタを含んでなるCMOSFET構造
部と、 少なくとも、上記第1導電型を有すウェル拡散層及び上
記第2導電型を有するウェル拡散層の底部全面に接する
ように形成された、第2導電型を有するアイソレーショ
ン用の埋め込み拡散層とを有して構成され、 上記第2導電型を有するウェル拡散層が上記第1導電型
を有するウェル拡散層とのアイソレーション領域及び上
記第2の電界効果トランジスタの形成領域を兼ねるよう
にしたことを特徴とするものである。
(実施例) 本発明を実施するにあたっては、まずSITのチャネル
部をエピタキシャル工程で形成する場合と熱拡散法によ
り形成する場合とがあり、またCMOSFET形成部の下に
ウェル−基板アイソレーション用埋込み層を形成する場
合としない場合とがある。
以下SITを表面にソース、ドレインおよびゲートを有す
る横形(以下これをLSITと呼ぶ)とする場合の本発明に
関連した2つの構成例につき説明し、続いて本発明の2
つの実施例につき順次説明する。なお、以下の実施例に
おいては、LSITをそのソース・ドレイン電流がエレクト
ロンにより流れるNチャネルデバイスとすると共にゲー
ト構造をMOS型とし、また半導体基板はSiとして説明す
る。
第1の例 第1の例は、LSITのチャネル部を熱拡散法により形成
し、CMOSFET形成部の下にNタイプの埋め込み層を有し
ないものである。以下、この固体撮像装置の構成を第1
図A〜Fに示すプロセス工程図を参照しながら説明す
る。
先ず、第1図Aにおいて、P,P/PまたはP
/Pエピタキシャル基板(Pの厚さは10μm以上でP
濃度は1×1013cm-3以下)21の上にレジスト22を塗
布し、PMOSFET用Nウェル窓23をホトリソグラフィによ
り形成し、イオン注入法でヒ素、リン等を1×1012cm
-2程度注入する。
次に、第1図Bにおいて、再び基板21の上にレジスト24
を塗布し、LSIT用Nチャネル用窓25をホトリソグラフィ
により形成し、イオン注入法でヒ素、リン等のNタイプ
不純物を1×10〜1×1010cm-2程度注入する。な
お、第1図Bにおいて、26はNウェル形成用Nタイプ不
純物注入層である。
次にNウェルドライブインを行う。第1図Cはこのウェ
ルドライブインを終了した後の図で、27はPMOSFET用N
ウェルを、28はLSIT用Nチャネル部を表わす。Nウェル
ドライブインとしては、1200℃の温度で10〜20時間熱処
理を行って、PMOSFET用Nウェル27を表面濃度1〜5×1
015cm-3接合深さ8〜13μm程度に形成し、またLSIT
チャネル用N層28を表面濃度1×1013cm-3接合深さ
5〜8μm程度に形成する。
次に、第1図Dにおいて、レジスト29を塗布し、ホトリ
ソグラフィによりNMOSFET用窓30を形成し、イオン注入
法でボロンを1.4×1013cm-3程度注入する。
第1図Eは上記の工程後、更にPウェルドライブインを
行った後の図で、31はPウェルを示す。Pウェルドライ
ブインとしては、1200℃の温度で4〜5時間熱処理を行
って、Pウェル31を表面濃度1〜2×1016cm3、接合
深さ4〜5μmに形成する。
第1図Fは、上記の工程後、LSITチャネル用N層28に
拡散層より成るソース32、ドレイン33を、Pウェル
31にN拡散層より成るソース34、ドレイン35を、PMOS
FET用Nウェル27にP拡散層より成るソース36、ドレ
イン37を同時に形成し、その後ゲート絶縁膜38,39,40
を同時に形成してからゲート電極41,42,43を同時に形
成して、NMOSLSIT44より成る受光部と、NMOSFET45およ
びPMOSFET46のCMOSFETより成る周辺回路部とを構成した
最終断面図である。ここで、Pウェル31とNウェル27と
の距離dは4μm以上とし、P基板21とPウェル31と
の間の耐圧は10V以上とする。
第1の例においては、Nタイプの埋込み層を形成しない
から、マスク工程を一つ省略できる利点があると共に、
LSITチャネル用N層28の濃度をイオン注入工程により
精度よく決定出来るという効果がある。
第2の例 第2の例は、LSITのチャネル部をエピタキシャル法によ
り形成し、CMOSFET形成部の下にNタイプの埋め込み層
を有しないものである。以下この固体撮像装置の構成を
第3図A〜Fに示すプロセス工程図を参照しながら説明
する。
先ず、第3図Aにおいて、PまたはP基板51上にN
エピタキシャル層52を形成する。このエピタキシャル層
52は、濃度1〜5×1013cm-3とし、プロセス終了後の
層厚さが5〜10μmとなるように成長させる。
次に、第3図Bにおいて、エピタキシャル層52の上にレ
ジスト53を塗布し、PMOSFET用Nウェル窓54をホトリソ
グラフィにより形成し、イオン注入法でN型不純物(例
えばリン)を1×1012cm-2程度注入する。
次に、Nウェルドライブインを行う。第3図CはこのN
ウェルドライブインを終了した後の図で:55はPMOSFET
用Nウェルを示し、エピタキシャル層52はLSIT用Nチャ
ネル部である。なお、Nウェル55は表面濃度1〜5×10
15cm-3、接合深さ〜10μm程度とする。
次に、第3図Dにおいて、エピタキシャル層52およびN
ウェル55上にレジスト56を塗布し、ホトリソグラフィに
よりPウェル用拡散窓57を形成する。なお、第3図Dに
おいて左方の拡散窓57は、エピタキシャル層52とNウェ
ル55との電気的アイソレーションを行うP層を形成する
ために作るものである。その後、拡散窓57を通してイオ
ン注入法により〜1.4×101013cm-2程度ボロン等の
P型不純物を注入する。
第3図Eは上記の工程後、更に、Pウェルドライブイン
を行った後の図で、58はPウエルを示す。Pウエルドラ
イブインとしては1200℃の温度で、〜4時間の熱処理を
行って、Pウェル58を表面濃度1〜2×1016cm-3、接
合深さ〜4μmに形成する。
第3図Fは、上記の工程後、LSITのチャネル部と成るエ
ピタキシャル層52にN拡散層より成るソース59、ドレ
イン60を、Nウェル55にN拡散層より成るソース61、
ドレイン62を、Pウエル58にP拡散層より成るソース
63、ドレイン64を同時に形成し、その後ゲート絶縁膜6
5,66,67を同時に形成してからゲート電極68,69,70
を同時に形成してNMOSLSIT71より成る受光部と、PMOSFE
T72およびNMOSFET73のCMOSFETより成る周辺回路部とを
構成した最後断面図である。ここで、Pウェル58とNウ
ェル55との距離dは4μm以上とし、P基板51とPウェ
ル58との間の耐圧は10V以上とする。
第2の例のは、LSITおよびCMOSFETのチャネル部がエピ
タキシャル工程で形成されるから、結晶性がよく、ライ
フタイムが高く、リーク電流が少なく成るという特長が
ある。また、埋め込み層を形成しないと共に、第1の例
におけるNチャネル用マスクも不要となるから、その
分マスク工程が少なくなる利点がある。
第1実施例 第1実施例は、LSITのチャネル部を熱拡散法により成形
し、CMOSFET形成部の下にNタイプの埋め込み層を有す
るものである。以下、この固体撮像装置の構成を第4図
A〜Gに示すプロセス工程図を参照しながら説明する。
先ず、第4図Aにおいて、PまたはP基板81の上にレ
ジスト82を塗布し、ホトリソグラフィによりアイソレー
ションN層用窓83を形成する。その後、イオン注入法に
よりN型不純物(例えばリン)を1×1012〜1×10
13cm-2注入する。
次に、第4図Bに示すようにPエピタキシャル層84を
形成する。このエピタキシャル層84は、好ましくは濃度
を5×1012cm-3以下、厚さを15〜20μmとする。な
お、第4図Bにおいて、85はウェル−基板アイソレーシ
ョン用N層を示す。
次に、第4図Cにおいて、エピタキシャル層84上にレジ
スト86を塗布し、LSIT用Nチャネル用窓87をホトリソグ
ラフィにより形成して、イオン注入法でヒ素、リン等の
Nタイプ不純物を1×10〜1×1010cm-2程度注入す
る。
次に、第4図Dにおいて、エピタキシャル層84上にレジ
スト88を塗布し、PMOSFET用Nウェル窓89をホトリソグ
ラフィにより形成して、イオン注入法でN型不純物(例
えばリン)を1×1012cm-2程度注入する。なお、第4
図Dにおいて、90はLSITチャネルN層を形成するため
のN層を示す。
次に、第4図Eにおいて、レジスト91を塗布し、ホトリ
ソグラフィによりNMOSFET用窓92を形成して、Pウェル
用のボロンを1.4×1013cm-3程度注入する。なお、
第4図Eにおいて、93はNウェル用N層を示す。
次に、ウェルドライブインを行う。第4図Fはこのウェ
ルドライブインを終了した後の図で、94はLSITチャネル
用N層を、95はNウェルを、96はPウェルを示す。こ
のウェルドライブインは、1200℃の温度で10〜15時間行
う。ここで、N層94の表面濃度は1〜5×1013c
m-3、Nウェル95の表面濃度は1〜5×1015cm-3、P
ウェル96の表面濃度は1〜2×1016cm-3とし、Nウェ
ル95およびPウェル96の深さは7〜9μmとしてのその
下部をウェル熱処理によってもち上がったアイソレーシ
ョン用N層85にそれぞれ接合させる。なお、このときの
層94の深さは6μm程度となる。
第4図Gは、上記の工程後、LSIT用チャネル部を構成す
るN層94にN拡散層より成るソース97、ドレイン98
を、Nウェル95にP拡散層より成るソース99、ドレイ
ン100を、Pウェル96にN拡散層より成るソース101、
ドレイン102を同時に形成し、その後ゲート絶縁膜103,
104,105を同時に形成してからゲート電極106,107,10
8を同時に形成して、NMOSLSI109より成る受光部と、PMO
SFET110およびNMOSFET111のCMOSFETより成る周辺回路部
とを構成した最終断面図である。第4図Gから明らかな
ように、本例ではPウェル96とPまたはP基板81との
電気的アイソレーションを行うために、Nウェル95でP
ウェル96の周囲を取り囲んだ構成となっている。
第1実施例においては、LSITおよびCMOSFETのチャネル
部分がエピタキシャル層で形成されているからリーク電
流が少ないと共に、Nチャネルがイオン注入で行われ
るから濃度の制御性が良い利点がある。また、埋め込み
N層を有しない場合に比べて、ウェルのドライブイン時
間が短時間でよく、結晶性の改善、制御性向上の効果が
ある。
第2実施例 第2実施例は、LSITのチャネル部をエピタキシャル法に
より形成し、CMOSFET形成部の下にNタイプの埋め込み
層を有するものである。以下、この固体撮像装置の構成
を第5図A〜Fに示すプロセス工程図を参照しながら説
明する。
先ず、第5図Aにおいて、PまたはP基板121上にレ
ジスト122を塗布し、ホトリソグラフィによりアイソレ
ーションN層用窓123を形成する。
その後、イオン注入法により、N型不純物(例えばリ
ン)を1×1012〜1×1013cm-2注入する。
次に、第5図Bに示すようにNエピタキシャル層124
を形成する。このエピタキシャル層124は、濃度が1〜
5×1013cm-3、プロセス終了後の厚さが5〜10μmと
なるように形成する。なお、第5図Bにおいて、125は
ウェル−基板アソレーション用N層を示す。
次に、第5図Cにおいて、エピタキシャル層124上にレ
ジスト126を塗布し、PMOSFET用Nウェル用窓127をホト
リソグラフィにより形成してイオン注入法で、ヒ素、リ
ン等のNタイプ不純物を1×1012cm-2程度注入する。
次に、第5図Dにおいて、エピタキシャル層124上にレ
ジスト128を塗布し、NMOSFET用およびアイソレーション
用のPウェル窓129をそれぞれホトリソグラフィにより
形成してイオン注入法でP型不純物(例えばボロン)を
1〜2×1013cm-3程度注入する。なお、第5図Dにお
いて、130はNウェル形成用のN層を示す。
次に、ウェルドライブインを行う。第5図Eはこのウェ
ルドライブインを終了した後の図で、131はNウェル
を、132はPウェルを示す。このウェルドライブイン
は、1200℃の温度で10〜15時間行う。ここで、Nウェル
131の表面濃度は1〜5×1015cm-3、Pウェル132の表
面濃度は1〜2×1016cm-3とし、CMOSFET用のNウェ
ル131およびPウェル132の深さは7〜9μmとしてその
下部をウェル熱処理によってもち上がったアイソレーシ
ョン用N層125にそれぞれ接合させる。
第5図Fは、上記の工程後、LSIT用チャネル部124にN
拡散層より成るソース133、ドレイン134を、Nウェル
131にP拡散層より成るソース135、ドレイン136を、N
MOSFET用Pウェル132にN拡散層より成るソース137、
ドレイン138を同時に形成し、その後ゲート絶縁膜139,
140,141を同時に形成してからゲート電極142,143,14
4を同時に形成して、NMOSLSI145より成る受光部と、PMO
SFET146およびNMOSFET147のCMOSFETより成る周辺回路部
とを構成した最終断面図である。第5図Fから明らかな
ように、本例ではNウェル131とNエピタキシャル層1
24との電気的アイソレーションを行うために、これら間
にPウェル拡散層を入れている。
第2実施例においては、LSITおよびCMOSFETのチャネル
部分がエピタキシャル層で形成されているから、リーク
電流を少なくできる。また、埋め込みN層を有しない場
合に比べて、ウェルのドライブイン時間が短時間でよ
く、結晶性の改善、制御性向上の効果がある。
なお、本発明は上述した実施例にのみ限定されるもので
はなく幾多の変形または変更が可能である。例えばSIT
はMOSLSITに限らず、ジャンクションLSITとすることも
できるし、表面MOSゲート縦型SITとすることもできる。
また、SITはNチャネルデバイスに限らず、不純物のタ
イプおよび電圧を変えることによりPチャネルデバイス
とすることもできる。更に、上述した例では半導体とし
てSiを用いたがGaAs等の他の半導体を用いることもでき
る。
以上述べたように、上述の実施例では受光素子としての
SITとその周辺回路を構成するCMOSFETとを同一チップに
設けたから、次のような効果がある。
周辺回路をNMOSFETで構成する場合に比べて消費電力
が小さい。
シフトレジスタをブートストラップ等の昇圧回路を用
いることなく、クロックトCMOS回路でNMOSFETと同程度
の面積で形成できる。
CMOSFETを用いることにより、アナログスイッチの特
性が良くなり、したがってリニアリティ、ダイナミック
レンジが向上する。
CMOSFETを設けることにより、容易に各種の処理、演
算回路を構成できる。したがって、ワンチップで多様な
受光処理、演算を行うことができるから、インテリジェ
ントIC化に有利である。
本発明の固体撮像装置は、第1導電型を有する(Pまた
はP)高抵抗半導体基板(81,121)の上に形成
された第2導電型有する(N)半導体層(94,12
4)の同一表面に、第2導電型を有する(N)低抵抗拡
散層よりなるソース領域(97,133)及びドレイン
領域(98,134)が設けられ、該ソース領域とドレ
イン領域との間に光励起により発生したキャリアを蓄積
するためのゲート領域(106,142)が設けられ、
上記半導体導(94,124)の不純物濃度が、キャリ
アの蓄積状態においても、少なくとも該半導体層全体が
空乏化するように設定され、この空乏化された半導体層
中に存在する、蓄積キャリアにより変化する障壁ポテン
シャルの高さに応じたソース・ドレイン電流が、該半導
体層の表面と平行に流れるように構成したCMD構造部
と、 上記CMD構造部周辺に形成され、上記第2導電型を有
する(N)半導体層の表面に形成した、第1導電型を有
する(P)ウェル拡散層(96,132)と、該第1導
電型を有する(P)ウェル拡散層中に形成された、第2
導電型チャネルを有する第1の電界効果型トランジスタ
(111,147)と、上記第1導電型を有するウェル
拡散層を囲むように上記半導体層の表面に形成した第2
導電型を有する(N)ウェル拡散層(95,131)
と、該第2導電型を有するウェル拡散層中に形成された
第1導電型チャネルを有する第2の電界効果トランジス
タ(110,146)と、の上記第1及び第2の電界効
果トランジスタを含んでなるCMOSFET構造部と、 少なくとも、上記第1導電型を有するウェル拡散層及び
上記第2導電型を有するウェル拡散層の底部全面に接す
るように形成された、第2導電型を有する(N)アイソ
レーション用の埋め込み拡散層(85,125)とを有
して構成され、 上記第2導電型を有するウェル拡散層(95,131)
が上記第1導電型を有するウェル拡散層とのアイソレー
ション領域及び上記第2の電界効果トランジスタ(11
0,146)の形成領域を兼ねるようにしたことを特徴
とするものである。
このように、本発明によれば、第2導電型を有する(実
施例ではN型)ウェル拡散層が上記第1導電型を有する
(実施例ではP型)ウェル拡散層とのアイソレーション
領域及び第2の電界効果トランジスタ(実施例ではPM
OSFET110,146)の形成領域を兼ねるようにしたた
め、CMOSFETによる諸特性を十分活かしつつ小型に構成
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A〜Fは本発明に関連した固体撮像装置の第1の
例を説明するための工程図、 第2図は本願人が既に提案した固体撮像装置のチップ断
面図、 第3図A〜Fは本発明に関連した固体撮像装置の第2の
例を説明するための工程図、 第4図A〜Gは本発明の第1実施例としての固体撮像装
置を説明するための工程図、 第5図A〜Fは本発明の第2実施例としての固体撮像装
置を説明するための工程図である。 21,51,81,121…基板 27,55,95,131…Nウェル 31,58,96,132…Pウェル 28,94…N層 52,124…エピタキシャル層 32,34,36,59,61,63,97,99,101,133,135,137
…ソース 33,35,37,60,62,64,98,100,102,134,136,13
8…ドレイン 38,39,40,65,66,67,103,104,105,139,140,1
41…ゲート絶縁膜 41,42,43,68,69,70,106,107,108,142,143,1
44…ゲート電極 44,71,109,145…NMOSLSIT 45,73,111,147…NMOSFET 46,72,110,146…PMOSFET

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型を有する高抵抗半導体基板の上
    に形成された第2導電型を有する半導体層の同一表面
    に、第2導電型を有する低抵抗拡散層よりなるソース領
    域及びドレイン領域が設けられ、該ソース領域とドレイ
    ン領域との間に光励起により発生したキャリアを蓄積す
    るためのゲート領域が設けられ、上記半導体層の不純物
    濃度が、キャリアの蓄積状態においても、少なくとも該
    半導体層全体が空乏化するように設定され、この空乏化
    された半導体層中に存在する、蓄積キャリアにより変化
    する障壁ポテンシャルの高さに応じたソース・ドレイン
    電流が、該半導体層の表面と平行に流れるように構成し
    たCMD構造部と、 上記CMD構造部周辺に形成され、上記第2導電型を有
    する半導体層の表面に形成した、第1導電型を有するウ
    ェル拡散層と、該第1導電型を有するウェル拡散層中に
    形成された、第2導電型チャネルを有する第1の電界効
    果型トランジスタと、上記第1導電型を有するウェル拡
    散層を囲むように上記半導体層の表面に形成した第2導
    電型を有するウェル拡散層と、該第2導電型を有するウ
    ェル拡散層中に形成された第1導電型チャネルを有する
    第2の電界効果トランジスタと、の上記第1及び第2の
    電界効果トランジスタを含んでなるCMOSFET構造
    部と、 少なくとも、上記第1導電型を有するウェル拡散層及び
    上記第2導電型を有するウェル拡散層の底部全面に接す
    るように形成された、 第2導電型を有するアイソレーション用の埋め込み拡散
    層とを有して構成され、 上記第2導電型を有するウェル拡散層が上記第1導電型
    を有するウェル拡散層とのアイソレーション領域及び上
    記第2の電界効果トランジスタの形成領域を兼ねるよう
    にしたことを特徴とする固体撮像装置。
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