JPH11251447A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH11251447A JPH11251447A JP10064695A JP6469598A JPH11251447A JP H11251447 A JPH11251447 A JP H11251447A JP 10064695 A JP10064695 A JP 10064695A JP 6469598 A JP6469598 A JP 6469598A JP H11251447 A JPH11251447 A JP H11251447A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トランジスタ特性の優れた第2導電チャネル
型MOSトランジスタを第1導電型領域に形成する。 【解決手段】 エピタキシャル層102の上面からリン
(P)を選択的に拡散させることにより、nウェル10
4を形成し、nウェル104を筒形状をなして底面が埋
め込み層102に達するように形成し、このnウェル1
04の筒内部にエピタキシャル層103の一部をp型領
域105として包囲する。埋め込み層102及びnウェ
ル104がp型基体101及びエピタキシャル層103
とp型領域105との間に各々存するpn接合により、
p型領域105とp型エピタキシャル層103及び基体
101とが絶縁分離される。
型MOSトランジスタを第1導電型領域に形成する。 【解決手段】 エピタキシャル層102の上面からリン
(P)を選択的に拡散させることにより、nウェル10
4を形成し、nウェル104を筒形状をなして底面が埋
め込み層102に達するように形成し、このnウェル1
04の筒内部にエピタキシャル層103の一部をp型領
域105として包囲する。埋め込み層102及びnウェ
ル104がp型基体101及びエピタキシャル層103
とp型領域105との間に各々存するpn接合により、
p型領域105とp型エピタキシャル層103及び基体
101とが絶縁分離される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体基板
上にMOSトランジスタが形成されてなる半導体装置及
びその製造方法に関し、特に、nチャネル型MOSトラ
ンジスタとpチャネル型MOSトランジスタが相補的に
形成されてなるCMOSトランジスタを備えた半導体装
置に適用して好適である。
上にMOSトランジスタが形成されてなる半導体装置及
びその製造方法に関し、特に、nチャネル型MOSトラ
ンジスタとpチャネル型MOSトランジスタが相補的に
形成されてなるCMOSトランジスタを備えた半導体装
置に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、CMOS型集積回路は、第1導電
型(例えばp型:以下、p型と記す))の半導体基板の
主表面に選択的に第2導電型(例えばn型:以下、n型
と記す)の領域を設け、p型半導体基板の表面にnチャ
ネル型MOSトランジスタを形成し、n型領域の表面に
pチャネル型MOSトランジスタを設けるものであっ
た。この従来技術で、例えばDRAM機能とASICの
ようなロジック機能とを同一の半導体基板に混載すると
き、nチャネル型MOSトランジスタに基板電位(Vb
b)の異なる2種のMOSトランジスタを集積する必要
がある。従来技術においては、nウェルと称されるn型
領域内にさらに表面からp型不純物を拡散し、p型領域
を形成して此処に第2のnチャネル型MOSトランジス
タを設けている。
型(例えばp型:以下、p型と記す))の半導体基板の
主表面に選択的に第2導電型(例えばn型:以下、n型
と記す)の領域を設け、p型半導体基板の表面にnチャ
ネル型MOSトランジスタを形成し、n型領域の表面に
pチャネル型MOSトランジスタを設けるものであっ
た。この従来技術で、例えばDRAM機能とASICの
ようなロジック機能とを同一の半導体基板に混載すると
き、nチャネル型MOSトランジスタに基板電位(Vb
b)の異なる2種のMOSトランジスタを集積する必要
がある。従来技術においては、nウェルと称されるn型
領域内にさらに表面からp型不純物を拡散し、p型領域
を形成して此処に第2のnチャネル型MOSトランジス
タを設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の第2のnチャネル型MOSトランジスタは、半導体
基板の表面からn型不純物を拡散形成したn型領域に更
に高濃度のp型不純物を拡散して得たp型領域に形成さ
れるため、導電チャネルの荷電体の移動度が低く、MO
Sトランジスタの特性が悪いという欠点がある。更に、
半導体基板−n型領域−p型領域−MOSトランジスタ
のソース・ドレインのn型領域の寄生のサイリスタ動作
による異常電流による誤動作や破壊現象を引き起こす危
険が大であった。
来の第2のnチャネル型MOSトランジスタは、半導体
基板の表面からn型不純物を拡散形成したn型領域に更
に高濃度のp型不純物を拡散して得たp型領域に形成さ
れるため、導電チャネルの荷電体の移動度が低く、MO
Sトランジスタの特性が悪いという欠点がある。更に、
半導体基板−n型領域−p型領域−MOSトランジスタ
のソース・ドレインのn型領域の寄生のサイリスタ動作
による異常電流による誤動作や破壊現象を引き起こす危
険が大であった。
【0004】そこで本発明の目的は、トランジスタ特性
の優れた第2導電チャネル型MOSトランジスタが第1
導電型領域に形成されてなる半導体装置とその製造方法
を提供することにある。
の優れた第2導電チャネル型MOSトランジスタが第1
導電型領域に形成されてなる半導体装置とその製造方法
を提供することにある。
【0005】また、本発明の他の目的は、互いに基板電
位を独立し且つトランジスタ特性の優れた2種の第2導
電チャネル型MOSトランジスタが形成されてなる半導
体装置とその製造方法を提供することにある。
位を独立し且つトランジスタ特性の優れた2種の第2導
電チャネル型MOSトランジスタが形成されてなる半導
体装置とその製造方法を提供することにある。
【0006】本発明の更に他の目的は、互いに基板電位
が独立し且つトランジスタ特性の優れた2種の第2導電
チャネル型MOSトランジスタが、2つのpn接合分離
された半導体領域にそれぞれ設けられてなる半導体装置
とその製造方法を提供することにある。
が独立し且つトランジスタ特性の優れた2種の第2導電
チャネル型MOSトランジスタが、2つのpn接合分離
された半導体領域にそれぞれ設けられてなる半導体装置
とその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
第1導電型の半導体基体と、前記半導体基体の表面領域
に選択的に形成された第1導電型と逆導電型である第2
導電型の埋め込み層と、前記埋め込み層を覆うように前
記半導体基体上に形成された第1導電型の半導体層と、
前記埋め込み層上で、前記半導体層の上面から前記埋め
込み層に到達し、前記半導体層の一部を第1導電型の半
導体領域として囲み周囲から分離する第2導電型の半導
体領域と、前記第1導電型の半導体領域の上面近傍に設
けられた第2導電チャネル型の第1のトランジスタとを
含む。
第1導電型の半導体基体と、前記半導体基体の表面領域
に選択的に形成された第1導電型と逆導電型である第2
導電型の埋め込み層と、前記埋め込み層を覆うように前
記半導体基体上に形成された第1導電型の半導体層と、
前記埋め込み層上で、前記半導体層の上面から前記埋め
込み層に到達し、前記半導体層の一部を第1導電型の半
導体領域として囲み周囲から分離する第2導電型の半導
体領域と、前記第1導電型の半導体領域の上面近傍に設
けられた第2導電チャネル型の第1のトランジスタとを
含む。
【0008】本発明の半導体装置の一態様例は、前記第
2導電型の半導体領域の上面近傍に設けられた第1導電
チャネル型のトランジスタを更に含む。
2導電型の半導体領域の上面近傍に設けられた第1導電
チャネル型のトランジスタを更に含む。
【0009】本発明の半導体装置の一態様例は、前記半
導体層のうち、下面が前記半導体基体と接続されてなる
領域の上面近傍に設けられた第2導電チャネル型の第2
のトランジスタを更に含む。
導体層のうち、下面が前記半導体基体と接続されてなる
領域の上面近傍に設けられた第2導電チャネル型の第2
のトランジスタを更に含む。
【0010】本発明の半導体装置の一態様例において
は、前記半導体基体は、高濃度の第1導電型の単結晶シ
リコン基板である。
は、前記半導体基体は、高濃度の第1導電型の単結晶シ
リコン基板である。
【0011】本発明の半導体装置の一態様例において
は、前記半導体層は、低濃度の第1導電型のシリコンエ
ピタキシャル層である。
は、前記半導体層は、低濃度の第1導電型のシリコンエ
ピタキシャル層である。
【0012】本発明の半導体装置の一態様例において
は、前記第1導電型の半導体領域は、前記シリコンエピ
タキシャル層が前記埋め込み層及び前記第2導電型の半
導体領域により前記半導体基体からpn接合分離された
領域である。
は、前記第1導電型の半導体領域は、前記シリコンエピ
タキシャル層が前記埋め込み層及び前記第2導電型の半
導体領域により前記半導体基体からpn接合分離された
領域である。
【0013】本発明の半導体装置の製造方法は、第1導
電型の半導体基体の表面領域に第1導電型と逆導電型で
ある第2導電型の不純物を選択的に導入し、埋め込み層
を形成する第1の工程と、前記埋め込み層を覆うように
前記半導体基体上に第1導電型の半導体層を形成する第
2の工程と、前記埋め込み層上の前記半導体層内に第2
導電型の不純物を導入し、前記半導体層の上面から前記
埋め込み層に到達して前記半導体層の一部を第1導電型
の半導体領域として囲み周囲から分離する第2導電型の
半導体領域を形成する第3の工程と、前記第1導電型の
半導体領域の上面近傍に第2導電チャネル型の第1のト
ランジスタを形成する第4の工程とを含む。
電型の半導体基体の表面領域に第1導電型と逆導電型で
ある第2導電型の不純物を選択的に導入し、埋め込み層
を形成する第1の工程と、前記埋め込み層を覆うように
前記半導体基体上に第1導電型の半導体層を形成する第
2の工程と、前記埋め込み層上の前記半導体層内に第2
導電型の不純物を導入し、前記半導体層の上面から前記
埋め込み層に到達して前記半導体層の一部を第1導電型
の半導体領域として囲み周囲から分離する第2導電型の
半導体領域を形成する第3の工程と、前記第1導電型の
半導体領域の上面近傍に第2導電チャネル型の第1のト
ランジスタを形成する第4の工程とを含む。
【0014】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記第4の工程において、前記第2導電型
の半導体領域の上面近傍に第1導電チャネル型の第2の
トランジスタを形成する。
においては、前記第4の工程において、前記第2導電型
の半導体領域の上面近傍に第1導電チャネル型の第2の
トランジスタを形成する。
【0015】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記第4の工程において、前記半導体層の
うち、下面が前記半導体基体と接続されてなる領域の上
面近傍に第2導電チャネル型の第2のトランジスタを形
成する。
においては、前記第4の工程において、前記半導体層の
うち、下面が前記半導体基体と接続されてなる領域の上
面近傍に第2導電チャネル型の第2のトランジスタを形
成する。
【0016】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記半導体層は、低濃度の第1導電型のシ
リコンエピタキシャル層である。
においては、前記半導体層は、低濃度の第1導電型のシ
リコンエピタキシャル層である。
【0017】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記第1導電型の半導体領域は、前記シリ
コンエピタキシャル層が前記埋め込み層及び前記第2導
電型の半導体領域により前記半導体基体からpn接合分
離された領域である。
においては、前記第1導電型の半導体領域は、前記シリ
コンエピタキシャル層が前記埋め込み層及び前記第2導
電型の半導体領域により前記半導体基体からpn接合分
離された領域である。
【0018】
【作用】本発明の半導体装置においては、第1の第2導
電チャネル型MOSトランジスタが形成された第1導電
型の半導体領域が、半導体層と同一の不純物含有状態で
当該半導体層及び半導体基体とpn接合で電気的に絶縁
分離されているため、第1の第2導電チャネル型MOS
トランジスタの導電チャネルの荷電体の移動度が半導体
層に形成される第2のMOSトランジスタと実質的に同
一であり、しかも基板バイアスを独立に用いることがで
きる。このことは、従来技術のように第1導電型の半導
体基板に第2導電型の不純物を導入してウェル領域を形
成し、更にこのウェル領域内に第1導電型の不純物を導
入してウェル領域を形成し、此処に第1の第2導電チャ
ネル型MOSトランジスタを形成する場合に比較して、
第1導電型・第2導電型の不純物の絶対量の蓄積がない
ため、移動度が顕著に高く利得に優れ、ゲート閾値電圧
以下の所謂サブスレッシュホールド領域の電気的特性が
著しく改善されたMOSトランジスタを実現できる。ま
た、従来技術ではウェル領域に第2導電チャネル型MO
Sトランジスタを形成する場合に不純物濃度が順次高濃
度化されて寄生サイリスタ効果が惹起されてしまうのに
対して、第1導電型領域と半導体層とが同一の不純物濃
度であり、高濃度第2導電型の埋め込み層と第2導電チ
ャネル型MOSトランジスタのドレイン・ソースの第2
導電型領域の濃度差が近似するため、寄生サイリスタ効
果は実質的に回避され、微細化による集積密度が大幅に
改善されることになる。
電チャネル型MOSトランジスタが形成された第1導電
型の半導体領域が、半導体層と同一の不純物含有状態で
当該半導体層及び半導体基体とpn接合で電気的に絶縁
分離されているため、第1の第2導電チャネル型MOS
トランジスタの導電チャネルの荷電体の移動度が半導体
層に形成される第2のMOSトランジスタと実質的に同
一であり、しかも基板バイアスを独立に用いることがで
きる。このことは、従来技術のように第1導電型の半導
体基板に第2導電型の不純物を導入してウェル領域を形
成し、更にこのウェル領域内に第1導電型の不純物を導
入してウェル領域を形成し、此処に第1の第2導電チャ
ネル型MOSトランジスタを形成する場合に比較して、
第1導電型・第2導電型の不純物の絶対量の蓄積がない
ため、移動度が顕著に高く利得に優れ、ゲート閾値電圧
以下の所謂サブスレッシュホールド領域の電気的特性が
著しく改善されたMOSトランジスタを実現できる。ま
た、従来技術ではウェル領域に第2導電チャネル型MO
Sトランジスタを形成する場合に不純物濃度が順次高濃
度化されて寄生サイリスタ効果が惹起されてしまうのに
対して、第1導電型領域と半導体層とが同一の不純物濃
度であり、高濃度第2導電型の埋め込み層と第2導電チ
ャネル型MOSトランジスタのドレイン・ソースの第2
導電型領域の濃度差が近似するため、寄生サイリスタ効
果は実質的に回避され、微細化による集積密度が大幅に
改善されることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるいくつかの好
適な実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。本
実施形態では、便宜のために半導体装置であるCMOS
集積回路の構成をその製造方法とともに説明する。
適な実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。本
実施形態では、便宜のために半導体装置であるCMOS
集積回路の構成をその製造方法とともに説明する。
【0020】(第1の実施形態)先ず、第1の実施形態
について説明する。図1及び図2は、第1の実施形態に
係るCMOS集積回路の製造方法を工程順に示す概略断
面図である。
について説明する。図1及び図2は、第1の実施形態に
係るCMOS集積回路の製造方法を工程順に示す概略断
面図である。
【0021】先ず、図1に示すように、高濃度にホウ素
(B)を含有する比抵抗0.010〜0.050Ω・c
m程度のp型シリコン単結晶基体101の一主表面に選
択的に1018〜1020/cm3 程度の砒素(As)もし
くはアンチモン(Sb)を拡散して高濃度n型の埋め込
み層102を形成し、さらに一主表面に比抵抗0.5〜
50Ωcm程度のp型シリコン・エピタキシャル層10
3を成長させたシリコン・エピタキシャル基板を用意す
る。埋め込み層102の形成方法は、バイポーラ型集積
回路の埋め込み層の形成技術と同様である。エピタキシ
ャル層103はホウ素を含有し、1〜30μm程度の範
囲で所要の膜厚に制御される。
(B)を含有する比抵抗0.010〜0.050Ω・c
m程度のp型シリコン単結晶基体101の一主表面に選
択的に1018〜1020/cm3 程度の砒素(As)もし
くはアンチモン(Sb)を拡散して高濃度n型の埋め込
み層102を形成し、さらに一主表面に比抵抗0.5〜
50Ωcm程度のp型シリコン・エピタキシャル層10
3を成長させたシリコン・エピタキシャル基板を用意す
る。埋め込み層102の形成方法は、バイポーラ型集積
回路の埋め込み層の形成技術と同様である。エピタキシ
ャル層103はホウ素を含有し、1〜30μm程度の範
囲で所要の膜厚に制御される。
【0022】次に、図2に示すように、エピタキシャル
層102の上面からリン(P)を選択的に拡散させるこ
とにより、nウェル104を形成する。nウェル104
のリン濃度は、エピタキシャル層103のホウ素濃度よ
り高く、1016〜1018/cm3 で制御されn型領域と
して機能する。また、nウェル104は、筒形状をなし
て底面が埋め込み層102に達しており、このnウェル
104により筒内部にエピタキシャル層103の一部が
p型領域105として包囲される。従って、このp型領
域105はエピタキシャル層103と同一の不純物状態
で埋め込み層102及びnウェル104により囲まれ、
埋め込み層102及びnウェル104がp型シリコン単
結晶基体101及びエピタキシャル層103とp型領域
105との間に各々存するpn接合により、p型領域1
05とp型エピタキシャル層103及びシリコン単結晶
基体101とが絶縁分離される。
層102の上面からリン(P)を選択的に拡散させるこ
とにより、nウェル104を形成する。nウェル104
のリン濃度は、エピタキシャル層103のホウ素濃度よ
り高く、1016〜1018/cm3 で制御されn型領域と
して機能する。また、nウェル104は、筒形状をなし
て底面が埋め込み層102に達しており、このnウェル
104により筒内部にエピタキシャル層103の一部が
p型領域105として包囲される。従って、このp型領
域105はエピタキシャル層103と同一の不純物状態
で埋め込み層102及びnウェル104により囲まれ、
埋め込み層102及びnウェル104がp型シリコン単
結晶基体101及びエピタキシャル層103とp型領域
105との間に各々存するpn接合により、p型領域1
05とp型エピタキシャル層103及びシリコン単結晶
基体101とが絶縁分離される。
【0023】続いて、図2の工程で得られたp型シリコ
ン単結晶基体101、埋め込み層102、エピタキシャ
ル層103、nウェル104から構成されるエピタキシ
ャル基板を用いて、通常のCMOSインバータを形成す
る。即ち、図3に示すように、エピタキシャル層103
の一主表面の所定部分に、二酸化珪素のゲート絶縁膜1
06,107,108と多結晶シリコンのゲート電極1
09,110,111を形成した後、エピタキシャル層
103の表面に設けたゲート絶縁膜106とゲート電極
109との両側の表面からエピタキシャル層103の内
部に砒素もしくはリンをイオン注入し、表面濃度が10
18〜1020/cm3 程度で注入深さが0.01〜0.8
μm程度となる高濃度のn型領域112,113を形成
する。このn型領域112,113は、ここで形成され
るnチャネル型MOSトランジスタQ1のドレイン領域
及びソース領域である。この工程と同時に、p型領域1
05の表面にもゲート絶縁膜107とゲート電極110
との両側の表面からp型部分105の内部に同様のイオ
ン注入によりn型領域114,115を形成する。この
n型領域114,115はここで形成されるnチャネル
型MOSトランジスタQ2のドレイン領域及びソース領
域である。n型領域112〜115の形成工程でnウェ
ル104表面の端部にもn型領域116,117が形成
され、nウェル表面の寄生pチャネル漏洩路の形成が防
止される。
ン単結晶基体101、埋め込み層102、エピタキシャ
ル層103、nウェル104から構成されるエピタキシ
ャル基板を用いて、通常のCMOSインバータを形成す
る。即ち、図3に示すように、エピタキシャル層103
の一主表面の所定部分に、二酸化珪素のゲート絶縁膜1
06,107,108と多結晶シリコンのゲート電極1
09,110,111を形成した後、エピタキシャル層
103の表面に設けたゲート絶縁膜106とゲート電極
109との両側の表面からエピタキシャル層103の内
部に砒素もしくはリンをイオン注入し、表面濃度が10
18〜1020/cm3 程度で注入深さが0.01〜0.8
μm程度となる高濃度のn型領域112,113を形成
する。このn型領域112,113は、ここで形成され
るnチャネル型MOSトランジスタQ1のドレイン領域
及びソース領域である。この工程と同時に、p型領域1
05の表面にもゲート絶縁膜107とゲート電極110
との両側の表面からp型部分105の内部に同様のイオ
ン注入によりn型領域114,115を形成する。この
n型領域114,115はここで形成されるnチャネル
型MOSトランジスタQ2のドレイン領域及びソース領
域である。n型領域112〜115の形成工程でnウェ
ル104表面の端部にもn型領域116,117が形成
され、nウェル表面の寄生pチャネル漏洩路の形成が防
止される。
【0024】また、nウェル104の表面付近には、ゲ
ート絶縁膜108とゲート電極111との両側の表面か
らnウェル104の内部にホウ素をイオン注入し、表面
濃度1017〜1019/cm3 程度で注入深さが0.03
〜1.2μm程度となる高濃度のp型領域118,11
9を形成する。このp型領域118,119は、ここで
形成されるpチャネル型MOSトランジスタQ3のドレ
イン領域及びソース領域である。p型領域118,11
9の形成工程でp型エピタキシャル層103の表面端部
およびnウェル104に囲まれるp型領域105の端部
にも高濃度のp型領域120,121,122が形成さ
れ、これらの表面の寄生nチャネル漏洩路の形成が防止
される。そして、エピタキシャル層103の一主表面
を、保護絶縁膜である二酸化珪素膜123及びホウ素・
リン系ガラス層124により被覆する。
ート絶縁膜108とゲート電極111との両側の表面か
らnウェル104の内部にホウ素をイオン注入し、表面
濃度1017〜1019/cm3 程度で注入深さが0.03
〜1.2μm程度となる高濃度のp型領域118,11
9を形成する。このp型領域118,119は、ここで
形成されるpチャネル型MOSトランジスタQ3のドレ
イン領域及びソース領域である。p型領域118,11
9の形成工程でp型エピタキシャル層103の表面端部
およびnウェル104に囲まれるp型領域105の端部
にも高濃度のp型領域120,121,122が形成さ
れ、これらの表面の寄生nチャネル漏洩路の形成が防止
される。そして、エピタキシャル層103の一主表面
を、保護絶縁膜である二酸化珪素膜123及びホウ素・
リン系ガラス層124により被覆する。
【0025】図4は、第1の実施形態のCMOS集積回
路の主要部分を示す完成図であり、エピタキシャル層1
03の一主表面の各領域からガラス層124の上面にア
ルミニウム、少量の銅を含むアルミニウム、タングステ
ン等の金属配線130〜139が導出されている。シリ
コン単結晶基体101と基板電位を共通とする第1のn
チャネルMOSトランジスタQ1には、金属配線136
を通してエピタキシャル層103に第1の基板電位Vbb
1が供給され、シリコン単結晶基体101から絶縁分離
されたp型領域105に形成される第2のnチャネルM
OSトランジスタQ2には、当該p型領域105に対し
て金属配線134を通して第2の基板電位Vbb2が独立
に供給される。nウェル104に形成されるpチャネル
MOSトランジスタQ3には、金属配線135を通して
正電位の第2の基板電位Vbb3が供給される。第1,第
2のnチャネルMOSトランジスタQ1,Q2及びpチ
ャネルMOSトランジスタQ3には、例えば、Vbb1=
0ボルト、Vbb2=−2ボルト、Vbb3=+3.3ボル
トのようにそれぞれ独自の基板バイアスが供給される。
路の主要部分を示す完成図であり、エピタキシャル層1
03の一主表面の各領域からガラス層124の上面にア
ルミニウム、少量の銅を含むアルミニウム、タングステ
ン等の金属配線130〜139が導出されている。シリ
コン単結晶基体101と基板電位を共通とする第1のn
チャネルMOSトランジスタQ1には、金属配線136
を通してエピタキシャル層103に第1の基板電位Vbb
1が供給され、シリコン単結晶基体101から絶縁分離
されたp型領域105に形成される第2のnチャネルM
OSトランジスタQ2には、当該p型領域105に対し
て金属配線134を通して第2の基板電位Vbb2が独立
に供給される。nウェル104に形成されるpチャネル
MOSトランジスタQ3には、金属配線135を通して
正電位の第2の基板電位Vbb3が供給される。第1,第
2のnチャネルMOSトランジスタQ1,Q2及びpチ
ャネルMOSトランジスタQ3には、例えば、Vbb1=
0ボルト、Vbb2=−2ボルト、Vbb3=+3.3ボル
トのようにそれぞれ独自の基板バイアスが供給される。
【0026】第1の実施形態に係るCMOS集積回路に
よれば、p型領域105の不純物濃度がエピタキシャル
層103と同一であるため、nチャネルMOSトランジ
スタQ2がエピタキシャル層103に設けたnチャネル
MOSトランジスタQ1と同等なトランジスタ特性を有
し、良好な動作を得ることができる。しかも、MOSト
ランジスタQ2の基板電位はMOSトランジスタQ1と
独自に設定することができ、集積回路機能が向上する。
更に、CMOSトランジスタとして、pチャネルMOS
トランジスタQ3を含めて形成されるp型領域118,
119−n埋め込み層102−シリコン単結晶基体10
1のpnpバイポーラトランジスタ効果の利得はエミッ
タとコレクタ濃度差が低いため小さく、MOSトランジ
スタQ2のドレイン領域,ソース領域のn型領域−p型
領域105−埋め込み層102のnpnバイポーラトラ
ンジスタ効果の利得もエミッタとコレクタ濃度差が低い
ため小さい。従って、n型領域114,115−p型領
域105−埋め込み層102−シリコン単結晶基体10
1で構成される寄生サイリスタ効果は従来の二重拡散型
のCMOS構造に比較して顕著に抑えられている。加え
て、高濃度(n+ 型)の埋め込み層102を用いること
により、nウェル104内に複数のpチャネルMOSト
ランジスタを設けた集積回路でpチャネルMOSトラン
ジスタの各々の基板電位が安定しノイズに対する安定動
作が得られる。
よれば、p型領域105の不純物濃度がエピタキシャル
層103と同一であるため、nチャネルMOSトランジ
スタQ2がエピタキシャル層103に設けたnチャネル
MOSトランジスタQ1と同等なトランジスタ特性を有
し、良好な動作を得ることができる。しかも、MOSト
ランジスタQ2の基板電位はMOSトランジスタQ1と
独自に設定することができ、集積回路機能が向上する。
更に、CMOSトランジスタとして、pチャネルMOS
トランジスタQ3を含めて形成されるp型領域118,
119−n埋め込み層102−シリコン単結晶基体10
1のpnpバイポーラトランジスタ効果の利得はエミッ
タとコレクタ濃度差が低いため小さく、MOSトランジ
スタQ2のドレイン領域,ソース領域のn型領域−p型
領域105−埋め込み層102のnpnバイポーラトラ
ンジスタ効果の利得もエミッタとコレクタ濃度差が低い
ため小さい。従って、n型領域114,115−p型領
域105−埋め込み層102−シリコン単結晶基体10
1で構成される寄生サイリスタ効果は従来の二重拡散型
のCMOS構造に比較して顕著に抑えられている。加え
て、高濃度(n+ 型)の埋め込み層102を用いること
により、nウェル104内に複数のpチャネルMOSト
ランジスタを設けた集積回路でpチャネルMOSトラン
ジスタの各々の基板電位が安定しノイズに対する安定動
作が得られる。
【0027】(第2の実施形態)以下、第2の実施形態
に係るCMOS集積回路について説明する。このCMO
S集積回路は、第1の実施形態のそれとほぼ同様の構成
を有するが、nチャネル型MOSトランジスタQ1の代
わりにp型領域に形成されたnチャネル型MOSトラン
ジスタQ4を備える点で相違する。図5は、この変形例
のCMOS集積回路の主要構成を示す概略断面図であ
る。なお、第1の実施形態の場合と同様の構成部材等に
ついては同符号を記して説明を省略する。
に係るCMOS集積回路について説明する。このCMO
S集積回路は、第1の実施形態のそれとほぼ同様の構成
を有するが、nチャネル型MOSトランジスタQ1の代
わりにp型領域に形成されたnチャネル型MOSトラン
ジスタQ4を備える点で相違する。図5は、この変形例
のCMOS集積回路の主要構成を示す概略断面図であ
る。なお、第1の実施形態の場合と同様の構成部材等に
ついては同符号を記して説明を省略する。
【0028】このCMOS集積回路は、第1の実施形態
の製造工程とほぼ同一工程を経ることで得られる。この
CMOS集積回路は、高濃度のp型シリコン単結晶基体
101から高濃度のn型埋め込み層102及びnウェル
104で絶縁分離された複数のp型領域105,201
を有する。各々のp型領域105,201には必要に応
じて複数のnチャネルMOSトランジスタを形成する。
第2のp型領域201のnチャネルMOSトランジスタ
Q4は、第1のp型領域105のnチャネルMOSトラ
ンジスタQ2とほぼ同一の工程で形成されるものであ
り、このp型領域201の表面のゲート絶縁膜202,
ゲート電極203、ドレイン領域及びソース領域となる
n型領域204,205、p型領域の表面寄生チャネル
を抑える高濃度のp型領域206を有する。n型領域2
04,205及びp型領域206には必要に応じて所定
の部分に金属配線130〜135,139,210〜2
13がそれぞれ導出される。
の製造工程とほぼ同一工程を経ることで得られる。この
CMOS集積回路は、高濃度のp型シリコン単結晶基体
101から高濃度のn型埋め込み層102及びnウェル
104で絶縁分離された複数のp型領域105,201
を有する。各々のp型領域105,201には必要に応
じて複数のnチャネルMOSトランジスタを形成する。
第2のp型領域201のnチャネルMOSトランジスタ
Q4は、第1のp型領域105のnチャネルMOSトラ
ンジスタQ2とほぼ同一の工程で形成されるものであ
り、このp型領域201の表面のゲート絶縁膜202,
ゲート電極203、ドレイン領域及びソース領域となる
n型領域204,205、p型領域の表面寄生チャネル
を抑える高濃度のp型領域206を有する。n型領域2
04,205及びp型領域206には必要に応じて所定
の部分に金属配線130〜135,139,210〜2
13がそれぞれ導出される。
【0029】p型領域105,201は互いにnウェル
104で絶縁分離され、p型領域105には金属配線1
34を通して、p型領域201には金属配線213を通
して各々独自の基板電位Vbb2,Vbb4が供給される。
従って、第1のp型領域105に形成されるnチャネル
MOSトランジスタQ2と第2のp型領域201に形成
されるnチャネルMOSトランジスタQ4とは、各々の
p型領域の表面濃度が同一でゲート絶縁膜の膜厚やゲー
ト長等のMOSトランジスタ構造が同一であっても、基
板電位Vbb2,Vbb4を異なる値とすることにより、n
チャネルMOSトランジスタQ2,Q4のゲート閾値電
圧(Vth)を相違させることができる。
104で絶縁分離され、p型領域105には金属配線1
34を通して、p型領域201には金属配線213を通
して各々独自の基板電位Vbb2,Vbb4が供給される。
従って、第1のp型領域105に形成されるnチャネル
MOSトランジスタQ2と第2のp型領域201に形成
されるnチャネルMOSトランジスタQ4とは、各々の
p型領域の表面濃度が同一でゲート絶縁膜の膜厚やゲー
ト長等のMOSトランジスタ構造が同一であっても、基
板電位Vbb2,Vbb4を異なる値とすることにより、n
チャネルMOSトランジスタQ2,Q4のゲート閾値電
圧(Vth)を相違させることができる。
【0030】第2の実施形態に係るCMOS集積回路に
よれば、n型の埋め込み層102とnウェル104によ
り分離された複数のp型領域105,201を設け、各
々に同一構造のnチャネルMOSトランジスタを設けて
異なる基板電位を供給することによりゲート閾値電圧の
相違するnチャネルMOSトランジスタの回路動作を実
現できる。エピタキシャル層103の表面に形成するn
チャネルMOSトランジスタと合わせて、全く製造工程
を複雑化することなく複数種のMOSトランジスタを用
いることができるため、回路設計の自由度が広範にな
る。
よれば、n型の埋め込み層102とnウェル104によ
り分離された複数のp型領域105,201を設け、各
々に同一構造のnチャネルMOSトランジスタを設けて
異なる基板電位を供給することによりゲート閾値電圧の
相違するnチャネルMOSトランジスタの回路動作を実
現できる。エピタキシャル層103の表面に形成するn
チャネルMOSトランジスタと合わせて、全く製造工程
を複雑化することなく複数種のMOSトランジスタを用
いることができるため、回路設計の自由度が広範にな
る。
【0031】更に、第2の実施形態においては、単一の
nウェル104のみを説明したが、高濃度p型のシリコ
ン単結晶基体101の一主表面に互いに離れた複数の高
濃度n型の埋め込み層を設けてp型エピタキシャル層を
形成し、各々の埋め込み層の表面に同様なnウェル及び
p型領域を形成することにより、互いに基板電位の異な
るnウェルにゲート閾値電圧の異なるpチャネルMOS
トランジスタを設けることができる。
nウェル104のみを説明したが、高濃度p型のシリコ
ン単結晶基体101の一主表面に互いに離れた複数の高
濃度n型の埋め込み層を設けてp型エピタキシャル層を
形成し、各々の埋め込み層の表面に同様なnウェル及び
p型領域を形成することにより、互いに基板電位の異な
るnウェルにゲート閾値電圧の異なるpチャネルMOS
トランジスタを設けることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、トランジスタ特性の優
れた第2導電チャネル型MOSトランジスタが第1導電
型領域に形成されてなる半導体装置を実現することが可
能となる。
れた第2導電チャネル型MOSトランジスタが第1導電
型領域に形成されてなる半導体装置を実現することが可
能となる。
【0033】更に、本発明によれば、互いに基板電位を
独立し且つトランジスタ特性の優れた2種の第2導電チ
ャネル型MOSトランジスタが形成されてなる半導体装
置を実現することが可能となる。
独立し且つトランジスタ特性の優れた2種の第2導電チ
ャネル型MOSトランジスタが形成されてなる半導体装
置を実現することが可能となる。
【0034】更に、本発明によれば、互いに基板電位が
独立し且つトランジスタ特性の優れた2種の第2導電チ
ャネル型MOSトランジスタが、2つのpn接合分離さ
れた半導体領域にそれぞれ設けられてなる半導体装置を
実現することが可能となる。
独立し且つトランジスタ特性の優れた2種の第2導電チ
ャネル型MOSトランジスタが、2つのpn接合分離さ
れた半導体領域にそれぞれ設けられてなる半導体装置を
実現することが可能となる。
【図1】本発明の実施形態によるCMOS集積回路の製
造方法を工程順に示す概略断面図である。
造方法を工程順に示す概略断面図である。
【図2】図1に引き続き、本発明の第1の実施形態によ
るCMOS集積回路の製造方法を工程順に示す概略断面
図である。
るCMOS集積回路の製造方法を工程順に示す概略断面
図である。
【図3】図2に引き続き、本発明の第1の実施形態によ
るCMOS集積回路の製造方法を工程順に示す概略断面
図である。
るCMOS集積回路の製造方法を工程順に示す概略断面
図である。
【図4】図3に引き続き、本発明の第1の実施形態によ
るCMOS集積回路の製造方法を工程順に示す概略断面
図である。
るCMOS集積回路の製造方法を工程順に示す概略断面
図である。
【図5】本発明の第2の実施形態によるCMOS集積回
路の主要構成を示す概略断面図である。
路の主要構成を示す概略断面図である。
101 シリコン単結晶基体 102 埋め込み層 103 p型シリコン・エピタキシャル層 104 nウェル 105,201 p型領域 106,107,108、202 ゲート絶縁膜 109,110,111,203 ゲート電極 112,113,114,115,116,117,2
04,205 n型領域 118,119,120,121,122,206 p
型領域 123 二酸化珪素膜 124 ホウ素・リン系ガラス層 Q1,Q2,Q4 nチャネル型MOSトランジスタ Q3 pチャネル型MOSトランジスタ
04,205 n型領域 118,119,120,121,122,206 p
型領域 123 二酸化珪素膜 124 ホウ素・リン系ガラス層 Q1,Q2,Q4 nチャネル型MOSトランジスタ Q3 pチャネル型MOSトランジスタ
Claims (12)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基体と、 前記半導体基体の表面領域に選択的に形成された第1導
電型と逆導電型である第2導電型の埋め込み層と、 前記埋め込み層を覆うように前記半導体基体上に形成さ
れた第1導電型の半導体層と、 前記埋め込み層上で、前記半導体層の上面から前記埋め
込み層に到達し、前記半導体層の一部を第1導電型の半
導体領域として囲み周囲から分離する第2導電型の半導
体領域と、 前記第1導電型の半導体領域の上面近傍に設けられた第
2導電チャネル型の第1のトランジスタとを含むことを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記第2導電型の半導体領域の上面近傍
に設けられた第1導電チャネル型のトランジスタを更に
含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記半導体層のうち、下面が前記半導体
基体と接続されてなる領域の上面近傍に設けられた第2
導電チャネル型の第2のトランジスタを更に含むことを
特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記半導体基体は、高濃度の第1導電型
の単結晶シリコン基板であることを特徴とする請求項1
〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記半導体層は、低濃度の第1導電型の
シリコンエピタキシャル層であることを特徴とする請求
項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記第1導電型の半導体領域は、前記シ
リコンエピタキシャル層が前記埋め込み層及び前記第2
導電型の半導体領域により前記半導体基体からpn接合
分離された領域であることを特徴とする請求項5に記載
の半導体装置。 - 【請求項7】 第1導電型の半導体基体の表面領域に第
1導電型と逆導電型である第2導電型の不純物を選択的
に導入し、埋め込み層を形成する第1の工程と、 前記埋め込み層を覆うように前記半導体基体上に第1導
電型の半導体層を形成する第2の工程と、 前記埋め込み層上の前記半導体層内に第2導電型の不純
物を導入し、前記半導体層の上面から前記埋め込み層に
到達して前記半導体層の一部を第1導電型の半導体領域
として囲み周囲から分離する第2導電型の半導体領域を
形成する第3の工程と、 前記第1導電型の半導体領域の上面近傍に第2導電チャ
ネル型の第1のトランジスタを形成する第4の工程とを
含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記第4の工程において、前記第2導電
型の半導体領域の上面近傍に第1導電チャネル型の第2
のトランジスタを形成することを特徴とする請求項7に
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記第4の工程において、前記半導体層
のうち、下面が前記半導体基体と接続されてなる領域の
上面近傍に第2導電チャネル型の第2のトランジスタを
形成することを特徴とする請求項7又は8に記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記半導体基体は、高濃度の第1導電
型の単結晶シリコン基板であることを特徴とする請求項
7〜9のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 前記半導体層は、低濃度の第1導電型
のシリコンエピタキシャル層であることを特徴とする請
求項7〜10のいずれか1項に記載の半導体装置の製造
方法。 - 【請求項12】 前記第1導電型の半導体領域は、前記
シリコンエピタキシャル層が前記埋め込み層及び前記第
2導電型の半導体領域により前記半導体基体からpn接
合分離された領域であることを特徴とする請求項11に
記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10064695A JPH11251447A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10064695A JPH11251447A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11251447A true JPH11251447A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=13265553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10064695A Pending JPH11251447A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11251447A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006140496A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co Ltd | 多種動作電圧を有する集積回路絶縁用半導体構造 |
JP2006245276A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Toshiba Corp | 半導体集積回路装置 |
JP2013145792A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
JP2014207361A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-30 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
CN104979349A (zh) * | 2014-04-07 | 2015-10-14 | 精工爱普生株式会社 | 半导体装置 |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP10064695A patent/JPH11251447A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006140496A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co Ltd | 多種動作電圧を有する集積回路絶縁用半導体構造 |
JP2006245276A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Toshiba Corp | 半導体集積回路装置 |
US7365377B2 (en) | 2005-03-03 | 2008-04-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor integrated circuit device using four-terminal transistors |
US7514728B2 (en) | 2005-03-03 | 2009-04-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor integrated circuit device using four-terminal transistors |
JP2013145792A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
JP2014207361A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-30 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
CN104979349A (zh) * | 2014-04-07 | 2015-10-14 | 精工爱普生株式会社 | 半导体装置 |
JP2015201500A (ja) * | 2014-04-07 | 2015-11-12 | セイコーエプソン株式会社 | 半導体装置 |
CN104979349B (zh) * | 2014-04-07 | 2019-07-16 | 精工爱普生株式会社 | 半导体装置 |
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