JPH0618114Y2 - ホース取付金具 - Google Patents

ホース取付金具

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JPH0618114Y2
JPH0618114Y2 JP6086789U JP6086789U JPH0618114Y2 JP H0618114 Y2 JPH0618114 Y2 JP H0618114Y2 JP 6086789 U JP6086789 U JP 6086789U JP 6086789 U JP6086789 U JP 6086789U JP H0618114 Y2 JPH0618114 Y2 JP H0618114Y2
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JP
Japan
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nipple
connector
hose
mounting bracket
mounting hole
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JP6086789U
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JPH03396U (ja
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義裕 滑川
武夫 三上
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば自動車用ホースを機器類に取付けるた
めの端末継手として使用されている締付け固定用ネジ付
き取付金具の改良に関するものである。
[従来の技術] 自動車用機器には、例えばパワーステアリングや油圧ブ
レーキのような液圧によって作動される機器類が多く、
これら機器間の連結には振動の吸収や配設の容易性さら
には内圧の緩衝などを考慮してゴムホース類が多用され
ている。このゴムホースの両側には端末継手が取付けら
れるが、自動車はつねに激しい振動にさらされており、
前記継手はそのような振動に十分に耐え得る強度と構造
を有していなければならない。
第5図に示すホース取付金具20′は、そのような要請
に適合する継手として開発された一部欠截断面を有する
従来の取付金具であり、コネクター部10とニップル部
11とよりなり、ニップル11の内側には第4図に示し
たように図示してないホースよりの液体が流通せしめら
れる流通孔6がある。
ニップル11の先端側にはツバ部2′と挿入片5があ
り、一方コネクター10側にはニップル挿入孔7があっ
て、前記挿入片5が挿入孔7に挿入され、該挿入接合部
1bは第5図に示すようにろう接などによりしっかりと
固定され、ホース取付金具20′に組上げられる。組上
げられたコネクター10側には相手側機器の部品にネジ
1aをもって締付け固定するための取付孔1Bが形成さ
れており、該取付孔1Bによって相手側機器に取付けら
れた状態でコネクター10側の液体流通孔8を介し、前
記ホースよりの液体が相手側機器に流通可能な状態とな
り、例えば必要な油圧を当該相手側機器に負荷すること
ができるように連結構成される。
なお、図示してないホースは前記ニップル11のホース
挿入部3に挿入され、ホース端部のソケットがソケット
嵌合部4に嵌合固定されることにより金具20′とホー
スとが結合される。
また、ニップル11そのものは通常丸棒あるいは厚肉パ
イプから切削により作られるかあるいは冷間鍛造と切削
などを組合せて作られる。コネクター10は四角材や6
角材を用いて切削により作るか、あるいは冷間鍛造や熱
間鍛造と切削を組合せて作られる。こうして別々に作つ
た2つの部品を前述したように挿入し合って組上げろう
接、溶接、圧着などにより一体化するものである。
第6図の右側面図に示したコネクター10の対の平行面
10A,10Bは、これにスパナ掛けをし、それによっ
てコネクター10を相手側機器に強固に締付けるための
ものである。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように構成されるホース取付金具20′は、相手
側部品との接合の関係からニップル軸に対し第5図に示
すように角度θだけ方向がずれた位置にその取付抗1B
を設けることが多い。この場合のネジ部1aの加工を容
易にするため、前記取付孔1Bはコネクター10の平坦
面1Cに直角となるように形成される。一方、ニップル
11側の挿入片5の挿入される挿入孔7も同じ理由から
第4図に示すようにコネクター10のニップル軸に直角
な面1Dに形成される。
しかし、上記取付角度θは機器に対しつねに一定ではな
く、数多くある相手側機器毎に変化させる必要があり、
その変化するθの数に応じてそれぞれθの異なるコネク
ターを多数準備しておく必要があり、これを可能にする
ための切削角度の異なる切削工具ないし治具をも多数準
備せねばならず、製造工程ならびに保管上の管理が非常
に煩雑なものとなり、その改善が強く望まれてきた。
さらに、上記従来構成の取付金具は、コネクター10と
ニップル11の2部品により構成されており、両者を挿
入し合い固定するために、挿入片と挿入孔の加工、挿入
後のろう接や溶接作業といった付随作業も多く、全体に
コスト高になることは避けられなかった。
また、上記ろう接や溶接を行なった場合には、接合部の
信頼性を確保するために、その全数について気体あるい
は液体による気密試験を行なわねばならず、そのための
時間的費用的な増加も意外に大きなものがある。
本考案の目的は、上記したような従来技術の問題点を解
消し、コストおよび部品の点数や種類の格段の低減を図
る一方、信頼性を一層向上せしめ得る新規なネジ付きホ
ース取付金具を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、ホースを挿入固定し得るニップル部と、当該
ニップルの先端部に設けられ、機器類の相手側部品とネ
ジ嵌合により締付け固定されるコネクター部とを有する
ホース取付金具において、前記コネクター部と前記ニッ
プル部とは一体物に成形されており、コネクター部の外
形状をほぼ球形状の頭部となるように形成すると共に、
該球形状頭部の相対向する外側面に該コネクター頭部を
スパナ掛け可能にするための平行面が形成されてなり、
当該平行面以外の球状面の外周には1ないし複数の平坦
面が形成され、該平坦面に直交する内側に向って形成さ
れた取付孔の内周面にネジ部が形成され、当該ネジ部の
形成された取付孔と前記ニップルの内側に有する液体流
通孔とを連通せしめたものである。
[作用] コネクターとニップルとを一体物に成形すれば、接合部
を形成する必要がなくなり、接合部の加工、その接合を
強固にするためのろう接などの接合作業、さらには接合
部の気密確認試験などが一切不要となり、その経費節減
効果および工数や保管上における省力化効果は甚大なも
のがある。しかも、コネクターの頭部をほぼ球形状と
し、スパナ掛け平行面が確保されたため、相手側機器へ
の締付けにはなんらの支障も存在しない上、頭部がほぼ
球形状よりなるから、ニップル軸に対する取付孔の取出
角度θについては、自由に選択することができ、基本的
な形状の一種の金具を量産準備しておけば、取出角θの
異なる金具を簡単に製造できるから、工程の簡素化に及
ぼす効用は測り知れないものがある。
[実施例] 以下に、本考案について実施例を参照し説明する。
第1図は本考案に係るホース取付金具の実施例を示す一
部欠截断面を有する見取図であり、第2図はその右側面
図を示したものである。
コネクター10とニップル11は一体物に成形されてお
り、前記従来例にみられたような両者間における機械的
接合部は存在せず、全体が治金学的な一つの構造体とし
て成形されている。
このような成形は、球形状頭部1およびニップル部11
の全体形状を鍛造により一体物として容易に成形し得
る。第2図に示すスパナ掛けのための対の平行面10
A,10Bについては、プレス圧縮や切削加工により容
易に形成可能であるが、鍛造の際に鍛造用金型をそのよ
うに設計しておけば、全体の鍛造時に同時に形成するこ
とも可能である。
この種加工を行なうための材料としては、鍛造加工の容
易な軟鋼の如き材料を選ぶのが適当であるが、加工が可
能であればよいのであって軟鋼にのみ限定されるもので
はない。
上記のようにして金具の全体構造が成形されたら、ニッ
プル11には液体流通孔6を切削により穿設し、当該ニ
ップル軸に対して必要な取付孔1Bの取出角θに相応す
る位置に取出角θに直交する平坦面1Aを形成し、当該
平坦面1Aに直交する内側に向って取付孔1Bを穿孔し
て前記ニップル11の液体流通孔6と連通させ、取付孔
1Bの内周面に所要のネジ部1aを形成すれば所要のホ
ース取付金具20を得ることができる。
上記によって明らかなように、コネクター10の頭部1
に形成する取付孔1Bのニップル11の軸線に対する形
成角度θについては、頭部そのものがほぼ球形状に成形
されているため、自由に選定することができ、その角度
θの選定が決定されれば、後は常用の切削工具を用いて
容易に加工することができるから、一種類の基本外形品
のみを量産し準備しておくことが可能となり、大巾な原
価低減が可能となる。
本考案に係る実施例として、頭部1の外径28mmの両側
面にスパナ掛け用の平行平面部10A,10Bを形成
し、鍛造により前記頭部1の首部2と一体成形したニッ
プルの軸線との角度θ=35゜のところに平坦面1Aを
形成し、当該平坦面1Aに直角にM14ネジよりなる内
径9mmの取付孔1Bを形成し、ニップル11の流通孔6
と取付孔1Bとを連通させ、ニップルの軸線との取付角
θが35゜となるホース取付金具を作製したところ、非
常に容易に所望のホース取付金具を製造することがで
き、精度の面からも十分に満足し得るものを得ることが
できた。
第3図は、本考案に係る別な実施例を示す一部欠截断面
を有する見取図である。
本考案においては、2つの平坦面1A,1A′を形成
し、それぞれ取付孔1Bとその反対側1B′とに2個形
成しネジ部1aおよび1a′を形成した例を示すもので
あるが、一種類の前記基本外形品からこのように2個所
に取付孔を有する金具を製造することは容易であるし、
2個以上の取付孔を形成することも可能である。
[考案の効果] 以上の通り、本考案によれば、つぎのような優れた効果
を発揮することができる。
(1)コネクターとニップルとを一体物として成形したか
ら、従来必要であった両者の接合のための加工や管理が
不要となり、経済的かつ時間的な省力効果は極めて大き
い。
(2)コネクターの頭部が球形状に形成されているため、
ニップルの軸線に対する取付角度を自在に選択すること
ができ、基本構成品の一種類を量産して保管し、必要に
応じ要求される取付角度に適合した製品を納入できるか
ら、従来のように多数の形状、構成の異なる部品を保管
しておく必要がなくなり、管理面での省力化効果は甚大
なものがある。
(3)多数の異種部品を管理していた従来例に多くみられ
た異部品の混入といったおそれが大巾に解消される。
(4)接合部を有しないから気密試験が不要となる上、液
洩れのおそれは皆無となり、信頼性を格段に向上させる
ことができる。
(5)取付方向を2個以上別個に設けることも可能とな
り、コスト低減につながるばかりでなく、重量の低減に
寄与せしめ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例の一部欠截断面を有する見
取図、第2図はその右側面図、第3図は本考案に係る別
な実施例を示す一部欠截断面を有する見取図、第4図は
従来例の接合状況を示す説明図、第5図は第4図のよう
にして接合せしめた従来例の一部欠截断面を有する見取
図、第6図はその右側面図である。 1:コネクター頭部、 1A,1A′:平坦面、 1B,1B′:取付孔、 1a,1a′:ネジ部、 2:首部、 3:ホース挿入部、 4:ソケット嵌合部、 6,8:液体流通孔、 10:コネクター、 10A,10B:対の平行面、 11:ニップル、20 :ホース取付金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホースを挿入固定し得るニップル部と、当
    該ニップルの先端部に設けられ、機器類の相手側部品と
    ネジ嵌合により締付け固定されるコネクター部とを有す
    るホース取付金具において、前記コネクター部と前記ニ
    ップル部とは一体物に成形されており、コネクター部の
    外形状をほぼ球形状の頭部となるように形成すると共
    に、該球形状頭部の相対向する外側面に該コネクター頭
    部をスパナ掛け可能にするための平行面が形成されてな
    り、当該平行面以外の球状面の外周には1ないし複数の
    平坦面が形成され、該平坦面に直交する内側に向って形
    成された取付孔の内周面にネジ部が形成され、当該ネジ
    部の形成された取付孔と前記ニップルの内側に有する液
    体流通孔とが連通せしめられてなるホース取付金具。
JP6086789U 1989-05-25 1989-05-25 ホース取付金具 Expired - Lifetime JPH0618114Y2 (ja)

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JPH03396U JPH03396U (ja) 1991-01-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999052391A1 (fr) * 1998-04-08 1999-10-21 Zaza International Co., Ltd. Boucle d'oreille
JP2012219942A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Mitsubishi Plastics Inc 配管用継手及び継手構造
JP2018151041A (ja) * 2017-03-15 2018-09-27 三菱ケミカルインフラテック株式会社 継手接続部材、給水給湯配管設備及び配管部材の製造方法

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JPH03396U (ja) 1991-01-07

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