JP2018151041A - 継手接続部材、給水給湯配管設備及び配管部材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
そして、接続口103に樹脂管Pの端部を挿入すると、樹脂管Pの先端でリング体108aが接続口103の奥側へ移動せしめられ、その過程で筒状内装体108bが拡開方向へ弾性変形してノズル104aに外篏合した樹脂管Pの外周面とボディ105の内周面に圧接嵌着することで樹脂管Pが挿入位置に固定され、樹脂管Pを接続口103に押し込む操作をするだけで管継手100に管継手を連結することができるように構成してある(例えば特許文献1参照)。
樹脂管に代えてL字形に屈曲したエルボ管を用い、これをT字形の管継手の分岐流路に接続することも考えられるが、汎用のエルボ管は座屈を防ぐために最小曲げ半径が定められており、前述の大きさのスリーブ管内に管継手とともに収納することができない。
また、スリーブ管内に収納し得る長さの短い樹脂管で管継手同士を接続することも不可能ではないが、その場合、例えば水撃作用などの外力が配管にかかると、配管の中で最も小さな外径の部分である前記樹脂管に応力が集中し易くなり、配管全体の強度を保持する上で問題がある。
内部に流路を有する胴部と、前記流路を介して連通していて前記管継手の接続口に挿入される複数の差込管部を有し、
前記複数の差込管部は互いに軸方向を異ならせて胴部表面から外方へ突出させて設けられているとともに、前記胴部の各差込管部の根元部に前記管継手の接続口端部に当接する座面が設けられた構成を有することを特徴とする。
前記継手接続部材の差込管部は管継手に接続する樹脂管と同径に形成され、胴部は管継手の接続口の形状や大きさに合わせて、樹脂管よりも太く厚肉に形成される。継手接続部材を管継手に接続したときに、差込管部はその全体が管継手の接続口内に差し込まれ、胴部が管継手と管継手の間に露出するが、胴部が前記接続口の大きさに合わせて太く形成されているので、外力が配管に加わっても、露出した胴部に応力が集中することはない。
また、差込管部を管継手に接続したときに、差込管部の根元部に設けられた座面が管継手の接続口の端部に当接して差込管部と接続口との接続部位を密閉し、管路を流れる流体の接続部位から漏れを防止し、配管の気密性を保つことができる。
この場合に継手接続部材は、管継手の接続口端部の投影面積(A)に対して、一方の差込管部側の座面の投影面積(B1)と他方の差込管部側の座面の投影面積(B2)が以下の関係となるように形成されていることが好ましい。
B1 ≧ A > B2
さらに、投影面積(B1)の座面の側の一方の差込管部は当該差面の略中央に位置するように配置する一方、投影面積(B2)の座面の側の他方の差込管部は当該座面の中央から前記一方の差込管部の側へずれた偏芯位置に配置してあることがより好ましい。
すなわち、本発明は、樹脂管の端部に挿入される接続口を有する管継手同士を接続する継手接続部材において、
内部に流路を有する胴部と、前記流路を介して連通していて前記管継手の接続口が挿入される複数の受入口部を有し、
前記複数の受入口部は互いに内部流路の軸方向を異ならせて胴部に設けられているともに、各受入口部の先端に前記管継手の接続口根元部分の周辺部に当接する座面が設けられた構成を有することを特徴とする。
前記構成の継手接続部材は、その受入口部が管継手に接続する樹脂管と同径に形成され、胴部は樹脂管よりも太く厚肉に形成される。継手接続部材を管継手に接続したときに、受入口部内に管継手の接続口が差し込まれて胴部が露出するが、胴部が樹脂管よりも太く形成されているので、外力が配管に加わっても、露出した胴部に応力が集中することはない。
また、受入口部の先端に座面が設けられており、管継手の接続口を受入口部に挿入して接続したときに、座面が管継手の外面に当接して受入口部と接続口との接続部位を密閉し、管路を流れる流体の漏れを防止して配管の気密性を保つことができる。
この場合に継手接続部材は、管継手の接続口の根本部分を含む周辺部の投影面積(A)に対して、前記継手接続部材の受入口部先端の座面の投影面積(C)が以下の関係となるように形成されていることが好ましい。
C > A
さらに、一方の受入口部は当該差面の略中央に位置するように配置する一方、他方の受入口部は当該座面の中央から前記一方の受入口部の側へずれた偏芯位置に配置してあってもよい。
0.5×A ≦ 〔B又はC〕 ≦ 1.2×A
座面の投影面積(B,C)が投影面積(A)の半分より小さいと、座面の管継手との接触面積が小さくなって接続部位の気密性が損なわれる虞が生じ、また、投影面積(A)の1.2倍を超える大きさであると、座面の周辺への張り出し寸法が大きくなり、接続部位をコンパクトに収めることができないことから、上記範囲に形成することが好ましい。
また、継手接続部材は、前記胴部内の流路が略直角に屈曲したエルボ管の形態の他に、Y字形、H字形や(正)八面体、(正)十二面体などの多角面体などの、胴部に複数の差込管部を設けた種々の形態のものに形成することが可能である。
図1は本発明の一実施形態の継手接続部材の外観を示しており、これは内部流路がL字形に屈曲したエルボ管の形態に構成したものである。
また、座面13a,13bは、管継手2,3の接続口21,31の端部の投影面積(A)に対して、座面13aはその投影面積(B1)を投影面積(A)と同じか若干大きく、座面13bはその投影面積(B2)を前記投影(A)よりも小さい大きさに設けてある((B1)≧(A)>(B2))。
また、差込管部12,12は、座面13a側の差込管部12は当該座面13aの略中央に位置する配置に(図2の(底面)参照)、座面13b側の差込管部12は当該差面13bの中央から座面13a側へずれた偏芯位置に配置にそれぞれ設けてある(図2の(底面)及び(右側面)を参照)。
かかる接続状態で、管継手2,3間に架設されて露出することとなる継手接続部材1の胴部11は、管継手2,3の接続口21,31の大きさに合わせ、且つ樹脂管Pよりも太く厚肉に形成されているので、配管に外力が加わっても胴部11に応力が集中することはなく、また、前記差込管部12,12の根元部に設けられた座面13a,13bが管継手2,3の接続口21,31の端部にそれぞれ当接し、座面13a,13bで接続部位が密閉されるので配管内の気密性を良好に保つことが可能である。
図1に示されるような継手接続部材1は、電気融着継手や特開2012−72895号公報に記載の所謂ワンタッチ継手などの、メス型継手同士を接続する場合に、好適に用いることができる。
管継手2,3を短距離で接続することで、管継手2に接続した樹脂管Pの管路と管継手3に接続した樹脂管Pの管路間の距離が小さくなるので、図5に示さるように、スリーブ管4のような狭い空間内にも配管を収納し設置することが可能である。
本形態の継手接続部材1は、図7に示された、一側に樹脂管Pの端部に挿入される接続口51、他側に樹脂管Pとは太さ、さらには材質が異なる管材が接続される接続口52を備えた、異径・異材質の管材の接続に使用される管継手5同士の接続に用いられるものである。
座面15は、その投影面積(C)が、管継手5の接続口51が形成された根本部分の周辺部53の投影面積(A)よりも若干大きな大きさとなるように設けてある((C)>(A))。
かかる接続状態で、管継手5,5間に架設されて露出することとなる継手接続部材1の胴部11は、管継手5,5よりも太く厚肉に形成されているので、配管に外力が加わっても胴部11に応力が集中することはなく、また、受入口部14,14の先端に設けられた座面15,15が管継手5,5の接続口14,14の根本部周辺部53,53にそれぞれ当接して接続部位を密閉し、配管内の気密性を良好に保つことが可能である。
図6に示されるような継手接続部材1は、所謂タケノコ継手や特開2011−106662号公報に記載の継手などの、オス型継手同士を接続する場合に、好適に用いることができる。
すなわち、この継手接続部材1は、多角断面形状に形成された胴部11の一端に樹脂管Pと同径の差込管部16を設け、胴部11の各外面に同じく樹脂管Pと同径の複数の差込管部17を前記差込管部16とは軸方向が略直角に交差する向きに突設させ、これら各差込管部16,17同士を、胴部11内部の流路を介して連通させるとともに、各差込管部16,17が突出した胴部11の表面に、管継手の接続口端部に当接する座面18a,18bを設けて形成してある。そして、前記差込管部16に一の管継手を接続し、また、各差込管部17にそれぞれ他の管継手を接続して、前記一の管継手の側から胴部11内に流入した水や湯が、各差込管部17に接続した管継手の側へと分流されるようになっている。
また、本発明の継手接続部材を用いて管継手同士を接続し、当該接続された管継手に樹脂管を接続して製造される配管部材を用いた設備であれば、給水給湯配管設備の他に様々な配管設備に適用可能である。
Claims (10)
- 接続口に挿入される樹脂管の端部を保持する固定手段を前記接続口内部に備えた構造を有する管継手同士を接続する継手接続部材において、
内部に流路を有する胴部と、前記流路を介して連通していて前記管継手の接続口に挿入される複数の差込管部を有し、
前記複数の差込管部は互いに軸方向を異ならせて胴部表面から外方へ突出させて設けられているとともに、前記胴部の各差込管部の根元部に前記管継手の接続口端部に当接する座面が設けられた構成を有することを特徴とする継手接続部材。 - 樹脂管の端部に挿入される接続口を有する管継手同士を接続する継手接続部材において、
内部に流路を有する胴部と、前記流路を介して連通していて前記管継手の接続口が挿入される複数の受入口部を有し、
前記複数の受入口部は互いに内部流路の軸方向を異ならせて胴部に設けられているともに、各受入口部の先端に前記管継手の接続口根元部分の周辺部に当接する座面が設けられた構成を有することを特徴とする継手接続部材。 - 管継手の接続口先端部の投影面積又は接続口の根元部分を含むの周辺部の投影面積(A)と、継手接続部材の差込管部の座面の投影面積(B(B1,B2))又は受入口部の先端の座面の投影面積(C)が以下の関係となるように形成された請求項1又は2に記載の継手接続部材。
0.5×A ≦ 〔B又はC〕 ≦ 1.2×A - 請求項1から3の何れかに記載の継手接続部材は、胴部から突出した一対の差込管部の、又は胴部に設けられた一対の受入口部のそれぞれの軸方向が略直角に交差したエルボ管である継手接続部材。
- 管継手の接続口端部の投影面積(A)に対して、継手接続部材の一方の差込管部側の座面の投影面積(B1)と他方の差込管部側の座面の投影面積(B2)が以下の関係となるように形成された請求項4に記載の継手接続部材。
B1 ≧ A > B2 - 管継手の接続口の根本部分を含む周辺部の投影面積(A)に対して、継手接続部材の受入口部先端の座面の投影面積(C)が以下の関係となるように形成された請求項2から4の何れかに記載の継手接続部材。
C > A - 胴部の外周面を湾曲させてなる請求項1から6の何れかに記載の継手接続部材。
- 架橋ポリエチレンにより形成されてなる請求項1から7の何れかに記載の継手接続部材。
- 請求項1から8の何れかに記載の継手接続部材を備える給水給湯配管設備。
- 請求項1から8の何れかに記載の継手接続部材と管継手を接続させる工程と、当該管継手と樹脂管を接続させる工程を備える配管部材の製造方法。
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