JPH0618102U - 走行車体における安全装置 - Google Patents

走行車体における安全装置

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Publication number
JPH0618102U
JPH0618102U JP5643592U JP5643592U JPH0618102U JP H0618102 U JPH0618102 U JP H0618102U JP 5643592 U JP5643592 U JP 5643592U JP 5643592 U JP5643592 U JP 5643592U JP H0618102 U JPH0618102 U JP H0618102U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
traveling vehicle
safety
safety frame
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP5643592U
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English (en)
Inventor
治 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanma Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP5643592U priority Critical patent/JPH0618102U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラクタ等の走行車体1の座席12に座る作
業者の安全を確保すると共に、車庫入れ等に際して安全
用フレーム14が邪魔にならないようにする。 【構成】 走行車体1における座席12部近傍に、安全
用フレーム14を筒状の支持部13に上下動可能に装着
し、油圧シリンダ15等のアクチェータを介して上下出
没動自在に構成する。走行車体1に設けた傾斜角度セン
サ18による転倒の危険検出信号にて油圧シリンダ15
を作動させて、前記安全用フレーム14を座席12の上
端より適宜上方に突出保持するように構成する。緊急事
態が発生しないときには、安全用フレーム13は低い位
置にあるので、車庫入れ等の作業に邪魔になることがな
い。万一、走行車体1が転倒するように大きく傾くなど
すると、安全用フレーム14は迅速に突出でき、座席1
2に座る作業者の安全を確保できるという効果を奏する

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トラクタ等の農作業機や土木作業機等の走行車体が転倒した場合に 、操縦座席に座る作業者の安全を確保するための安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
走行車体の座席に座って作業者が運転するトラクタ等の農作業機や、土木作業 機等においては、山地等の傾斜地にて作業することが度々あり、その場合、走行 車体が転倒すると、座席に座る作業者が走行車体から投げ出されたり、地面と走 行車体との間に挟まれる危険がある。
【0003】 この危険を防止するため、従来では、座席の後部近傍等に、座席を挟む左右か ら立設する支柱と該一対の支柱の上端間をつなぐ横梁とからなる下向きコ字型の 安全用フレームを、走行車体に立設している。そして、この安全用フレームの上 端は通常、座席に座る作業者の頭部より上方に突出するようにしているため、車 庫等の収納箇所への出入りや収納場所では、前記安全用フレームがつかえる等し て却って邪魔になることがある。
【0004】 そのため、走行車体に安全用フレームの基端を回動可能に枢着して起伏自在に 構成することが考えられる。しかし、このように構成すると、安全用フレームを 起立状態にする作業を忘れることがあり、また、安全用フレームの基端の回動枢 着部分の固定構造を強固にしなければ、走行車体の転倒時に安全用フレームの起 立状態を保持することができず、安全上問題があった。
【0005】 本考案は、これらの問題を一挙に解決することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案の走行車体における安全装置は、トラクタ等 の走行車体における座席部近傍に、安全用フレームをアクチェータを介して上下 出没動自在に設け、前記走行車体に設けたセンサによる危険検出信号にて前記ア クチェータを作動させて、前記安全用フレームを前記座席の上端より適宜上方に 突出保持するように構成したものである。
【0007】
【実施例】
次に本考案を農作業機について具体化した実施例について説明する。図1はト ラクタ及びロータリ耕うん機の平面図、図2は側面図である。 牽引車としてのトラクタの走行車体1の後端には、左右一対の連結リンク2, 2の基端を上下回動自在に枢支し、該一対の連結リンク2,2の先端を作業機と してのロータリ耕うん機3に回動可能に連結する。走行車体1の後端には、昇降 用油圧機構4を介して前記連結リンク2,2の上方に配置した左右一対の昇降リ ンク5,5を昇降駆動するように構成し、一方の昇降リンク5とその下方の連結 リンク2とを連結杆(図示せず)にて連結する一方、他方の昇降リンク5とその 下方の連結リンク2とを伸縮駆動可能な油圧シリンダ7にて連結する。
【0008】 前記昇降用油圧機構4や油圧シリンダ7に対する油圧は、走行車体1に搭載さ れたエンジン(図示しない)の回転動力にて駆動する従来周知の構造の油圧ポン プ16から供給される。 これらの構成により、ロータリ耕うん機3は走行車体1に対して左右が一斉に 昇降すると共に、油圧シリンダ7の作動にてロータリ耕うん機3の左右が走行車 体1に対して左右に傾けることができる。
【0009】 なお、走行車体1に搭載したエンジン(図示せず)からの動力は、走行車体1 の後端に後向きに延びるPTO軸8及び自在継手を介してロータリ耕うん機3に 伝達され、ロータリ耕耘爪9を回転駆動する。符号10はゴム板等からなる整地 板、符号11は整地板9の後方に設けた補助輪である。 符号12は運転する作業者が座る座席であり、該座席12の後部近傍には、走 行車体1から左右一対の筒状の支持部13,13を上向きに突設する。そして、 この左右対の支持部13,13に、正面視下向きコ字型の安全等用フレーム14 の支柱部14a,14aを摺動自在に嵌挿する。各支持部13の下端には、安全 用フレーム14を上向き突出動させるアクチェータとして、各支柱部14aに連 結した伸縮駆動する油圧シリンダ15を設けてある。この油圧シリンダ15は二 段伸縮式等により構成され、前記油圧ポンプ16からの油圧が制御弁17を介し て各油圧シリンダ15,15に供給される。
【0010】 符号18は走行車体1の適宜箇所に搭載されたセンサで、該センサ18の第1 実施例は、走行車体1の左右傾斜角度(水平面に対する)を検出するものである 。傾斜角度が例えば30度以上傾くと、センサ18から危険である旨の検出信号 を出し、図3に示す作動回路のように、電子式等のコントローラ19でこの危険 信号を受けて、前記制御弁17を起動させ、安全用フレーム14を、座席12に 座る作業者Mの頭部より高い位置まで突出し、その位置で保持するように制御す るものである。
【0011】 なお、この実施例では、前記センサ18の危険信号が出力されていない場合で あっても、コントローラ19へのスイッチ操作で、前記安全用フレーム14を任 意の途中高さ位置に突出させた状態に保持することもできる。 走行車体の転倒等の危険を感知するセンサとして、走行車体1の左右方向の回 転速度センサ、または加速度(乃至角加速度)センサを採用することもでき、こ れら、傾斜角度センサ、回転速度センサ、加速度センサ、角加速度センサの1つ 乃至複数を採用し、いずれか1つのセンサの危険信号が出力されたとき、前記安 全用フレーム14を突出動するように構成しても良い。
【0012】 さらに、前記安全用フレーム14を突出動するためのアクチェータとして、電 動アクチェータ、空気圧アクチェータでも良いし、これらの場合にも、安全用フ レーム14の突出速度が迅速であることが好ましい。また、圧縮バネを使用し、 危険信号により圧縮バネの圧縮状態のロックを解除して安全用フレーム14を突 出させる構成や、火薬を使用して、瞬時に安全用フレーム14を突出させる構成 としても良い。安全用フレームの装着箇所としては、座席部の左右両側方であっ ても良い。
【0013】
【考案の作用・効果】
以上説明したように、本考案では、トラクタ等の走行車体における座席部近傍 に、安全用フレームをアクチェータを介して上下出没動自在に設け、前記走行車 体に設けたセンサによる危険検出信号にて前記アクチェータを作動させて、前記 安全用フレームを前記座席の上端より適宜上方に突出保持するように構成したも のであるので、緊急事態が発生しないときには、安全用フレームは低い位置にあ るので、車庫入れ等の作業に邪魔になることがない一方、万一、走行車体が転倒 するように大きく傾くなどすると、安全用フレームは迅速に突出でき、座席に座 る作業者の安全を確保できるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタ及びロータリ耕うん機の平面図であ
る。
【図2】トラクタ及びロータリ耕うん機の側面図であ
る。
【図3】作動回路と共に示す安全装置の側面図である。
【図4】安全用フレームの正面視で示す図である。
【符号の説明】
1 走行車体 2,2 連結リンク 3 ロータリ耕うん機 12 座席 13 支持部 14 安全用フレーム 14a 支柱部 15 アクチェータとしての油圧シリンダ 18 傾斜角度センサ 19 コントローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ等の走行車体における座席部近
    傍に、安全用フレームをアクチェータを介して上下出没
    動自在に設け、前記走行車体に設けたセンサによる危険
    検出信号にて前記アクチェータを作動させて、前記安全
    用フレームを前記座席の上端より適宜上方に突出保持す
    るように構成したことを特徴とする走行車体における安
    全装置。
JP5643592U 1992-08-11 1992-08-11 走行車体における安全装置 Pending JPH0618102U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5643592U JPH0618102U (ja) 1992-08-11 1992-08-11 走行車体における安全装置

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JP5643592U JPH0618102U (ja) 1992-08-11 1992-08-11 走行車体における安全装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0618102U true JPH0618102U (ja) 1994-03-08

Family

ID=13027013

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5643592U Pending JPH0618102U (ja) 1992-08-11 1992-08-11 走行車体における安全装置

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JP (1) JPH0618102U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100380496B1 (ko) * 2000-12-28 2003-04-18 현대자동차주식회사 로드스터의 안전장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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