JP7019750B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、トラクタ等の作業車両に関する。
従来、特許文献1に開示された作業車両が知られている。
特許文献1に開示された作業車両は、
特許文献1に開示された作業車両は、測位衛星から送信された信号に基づいて車体の位置を検出する測位装置と、測位装置の検出情報を取得可能な制御装置とを有している。制御装置は、測位装置の検出情報に基づいて車体の操舵を自動制御する自動操舵制御を行う。
特開2018-114925号公報
ところで、測位装置を、使用する位置である第1位置と、第1位置より低い位置である第2位置とに変位可能にした場合、測位装置を第1位置にするのを忘れて第2位置のまま自動操舵制御を行うと、自動操舵制御が精度よく行えないという問題が生じる。
本発明は、前記問題点に鑑み、測位装置が第2位置に在る状態で自動操舵制御を行うのを防止することを目的とする。
本発明の一態様に係る作業車両は、走行可能な車体と、測位衛星から送信された衛星信号に基づいて前記車体の位置を検出する測位装置と、前記測位装置で検出した前記車体の位置に基づいて前記車体の操舵を自動制御する自動操舵制御を行う制御装置と、を備え、前記測位装置は、前記自動操舵制御時に用いられる前記車体の位置を検出する前記衛星信号を受信する第1位置と、前記第1位置から枢軸回りに回転した位置であって前記衛星信号を反射することで前記自動操舵制御を不能にする部材によって当該測位装置が覆われる第2位置とに変位可能であり、前記部材は前記測位装置に取り付けられていて、前記第1位置では、前記部材が前記測位装置の下方に配置されるとともに、前記第2位置では、前記部材が前記測位装置の上方を覆う。
また、前記部材は、前記測位装置が取り付けられる板材で形成されている。
また、前記第1位置に在る前記測位装置の下面側が前記部材に取り付けられ、前記部材は、前記枢軸回りに回転可能に支持されていて、前記測位装置が前記第1位置に在る状態から前記測位装置と共に前記枢軸回りに一体的に回転することで、前記第2位置に変位した前記測位装置の上方に位置する。
また、板部材によって形成されていて板面が上下方向を向くように前記車体側に取り付けられるベースステーを備え、前記部材は、前記測位装置が前記第1位置に在る状態で、前記ベースステーに載置されると共に前部が前記ベースステーに前記枢軸によって車幅方向に延伸する軸心回りに回転可能に枢支されている。
また、前記部材は、前記測位装置が取り付けられる本体板部と、前記本体板部から一側方に延出する第1延出板部と、前記本体板部から他側方に延出する第2延出板部とを有している。
また、前記車体に搭載され、上部にルーフを有するキャビンと、前記ルーフの上方に車幅方向に延伸して設けられ且つ前後方向で並設された第1杆材及び第2杆材と、を備え、
前記ベースステーは、前記第1杆材及び第2杆材上に固定されている。
上記の作業車両によれば、測位装置が第2位置に在る状態で自動操舵制御を行うのを防止することができる。
作業車両の側面図である。 作業車両の平面図である。 作業車両の一部構成及び制御系ブロック図を示す構成図である。 キャビンの上部側の正面図である。 キャビンを正面側からみた斜視図である。 キャビン上部の側面図である。 キャビン前部の上部の側面図である。 支持ブラケットの分解斜視図である。 測位装置が第2位置に在る状態の平面図である。 測位装置が第2位置に在る状態の側面断面図である。 変形例に係る支持ブラケット取付部分の側面断面図である。 変形例に係る作業車両の一部構成及び制御系ブロック図を示す構成図である。 他の実施形態に係る作業車両の一部構成及び制御系ブロック図を示す構成図である。 他の実施形態に係る作業車両の一部構成及び制御系ブロック図を示す構成図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る作業車両1の全体構成を示す概略側面図である。図2は、作業車両1の概略平面図である。本実施形態では、作業車両1としてトラクタが例示されている。但し、作業車両1は、トラクタに限定されず、コンバインや移植機等の農業機械(農業車両)であってもよいし、ローダ作業機等の建設機械(建設車両)等であってもよい。
本実施形態においては、図1、図2の矢印A1方向(トラクタ1の前進方向)を前方、図1、図2の矢印A2方向(トラクタ1の後進方向)を後方、図1、図2の矢印A3方向を前後方向として説明する。したがって、図1の手前側が左方(図2の矢印B1方向)であり、図1の奥側が右方(図2の矢印B2方向)である。また、前後方向A3に直交する水平方向をトラクタ1(作業車両)の幅方向である車幅方向(図2の矢印B3方向)として説明する。トラクタ1における車幅方向B3の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を車幅方向外方として説明する。言い換えれば、車幅方向外方とは、車幅方向B3であってトラクタ1の幅方向の中心から離れる方向のことである。車幅方向外方とは反対の方向を車幅方向内方として説明する。言い換えれば、車幅方向内方とは、車幅方向B3であってトラクタ1の幅方向の中心に近づく方向である。
図1に示すように、トラクタ1は、車体5を有する。車体5は、原動機6と、伝動ケース7とを有する。原動機6は、ディーゼルエンジンである。原動機6は、ガソリンエンジンや電動モータであってもよいし、エンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。原動機6は、トラクタ1の前部に配置され、ボンネット8によって覆われている。
伝動ケース7は、複数のケース7A~7Dを、順に前後方向A3に連結して構成されている。最前のケース7Aは、原動機6の後部に連結されている。伝動ケース7内には、原動機E1の動力を走行装置4に伝達する走行系の動力伝達機構と、原動機E1の動力を動力取出し軸(PTO軸)17に伝達する作業系の動力伝達機構とが設けられている。
図1、図2に示すように、車体5は、走行可能である。詳しくは、車体5は、例えば、複数の車輪を含む車輪型の走行装置4によって走行可能に支持されている。複数の車輪は、車体5の前部の左方及び右方に設けた一対の前輪2(2L,2R)と、車体5の後部の左方及び右方に設けた一対の後輪3(3L,3R)とを含む。
図1に示すように、トラクタ1はキャビン9を有する。キャビン9は、車体5の後部に搭載されている。キャビン9の室内の後部には、オペレータ(運転者)が着座する運転席10が設けられている。運転席10の前方には、前輪2(2L,2R)を操向操作するハンドル(ステアリングホイール)11が設けられている。ハンドル11の下方且つ右側には、走行装置4を制動するための操作を行うブレーキペダル(ブレーキ操作具)12が設けられている。キャビン9の前面には、フロントガラスが設けられている。キャビン9の背面には、リヤガラスが設けられている。キャビン9の側面(左側面及び右側面)には、オペレータが乗り降りする乗降口13及び該乗降口13を開閉する乗降ドア14が設けられている。乗降ドア14の後方には、リヤサイドガラス15が設けられている。また、キャビン9は、上部に、天井部を形成するルーフ16を有する。
ここで、図3を参照して、トラクタ1の走行系の概略構成及び制御系の概略構成を説明する。
図3に示すように、トラクタ1は、操舵装置18を備えている。操舵装置18は、オペレータの操作によって車体5の操舵を行う手動操舵と、オペレータの操作によらずに自動的に車体5の操舵を行う自動操舵とを行うことが可能な装置である。操舵装置18は、ハンドル11と、ハンドル11の回転に伴って回転する回転軸(操舵軸)19とを有している。また、操舵装置18は、ハンドル11の操舵を補助する補助機構(パワーステアリング機構)20を有する。詳しくは、補助機構20は、油圧ポンプ21と、油圧ポンプ21から吐出した作動油が供給される制御弁22と、制御弁22により作動するステアリングシリンダ23とを含む。制御弁22は、例えば、スプール等の移動によって切り換え可能な3位置切換弁であり、回転軸19の操舵方向(回転方向)に対応して切り換わる。また、制御弁22は、制御信号に基づいて作動する電磁弁でもある。ステアリングシリンダ23は、前輪2の向きを変えるアーム(ナックルアーム)24に接続されている。
オペレータがハンドル11を把持して一方向又は他方向に操作すると、当該ハンドル11の回転方向に対応して制御弁22の切換位置及び開度が切り換わると共に、当該制御弁22の切換位置及び開度に応じてステアリングシリンダ23のピストンロッドが左又は右に移動する。これによって、前輪2の操向方向(操舵方向)を変更することができる。つまり、車体5は、ハンドル11の手動操舵によって、進行方向を左又は右に変更することができる。なお、上述した操舵装置18は一例であり、上述した構成に限定されない。
図3に示すように、トラクタ1は、制御装置26を備えている。制御装置26は、CPU(中央演算装置: Central ProcessingUnit)及びEEPROM(Electrically ErasableProgrammable Read-Only Memory)などを有するマイクロプロセッサを備えている。
制御装置26は、トラクタ1の様々な制御を行う。制御装置26には、トラクタ1の駆動状態等を検出する状態検出装置27が接続されている。状態検出装置27は、例えば、走行系の状態を検出する装置等であって、例えば、クランクセンサ、カムセンサ、エンジン回転センサ、アクセルセンサ、車速センサ、操舵角センサ、後述する測位装置30等の状態を検出する。なお、状態検出装置27は、走行系の状態以外に、昇降レバー検出センサ、PTO回転検出センサ等であってもよい。制御装置26は、トラクタ1における走行
系の制御、作業系の制御を行う。制御装置26は、例えば、状態検出装置27が検出した検出状態に基づいて原動機6(エンジン)の回転数、車速、操舵装置18の操舵角等を制御する。また、状態検出装置27は、該状態検出装置27が検出した検出状態に基づいて、トラクタ1に装着される作業機を昇降する昇降装置の昇降、PTO回転数等の制御を行う。
制御装置26には、測位衛星から送信された信号(衛星信号)に基づいて車体5(トラクタ1)の位置を検出する測位装置30が接続されている。制御装置26は、測位装置30で検出された検出情報(位置)を取得可能である。測位装置30は、衛星測位システム(測位衛星)によって、自己の位置(緯度、経度を含む測位情報)を検出する装置である。即ち、測位装置30は、測位衛星から送信された信号である衛星信号(測位衛星の位置、送信時刻、補正情報等)を受信し、衛星信号に基づいて位置(例えば、緯度、経度)を検出する。
また、測位装置30は、全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation SatelliteSystem)の一例である周知のGPS(Global PositioningSystem)を利用して車体5の位置及び方位を求める。なお、測位装置30は、GLONASS、北斗、ガリレオ、みちびき等の衛星測位システムであってもよい。
図3に示すように、測位装置30は、例えば、受信機31と、無線機32とを有している。
受信機31は、アンテナ等を有していて測位衛星から送信された衛星信号を受信する。
無線機32は、アンテナ等を有していて既知位置に設置された基地局(基準局)と通信する。基地局は、測位衛星からの電波を受信して得た測位データ(補正情報)を測位装置30に送信する。測位装置30は、測位衛星から送信された電波と、基地局から送信された測位データとを受信し、測位衛星からの電波を受信して得た測位データと、基地局からの測位データとに基づいて、自己の位置(緯度、経度)を検出する。
なお、測位装置30は、必ずしも、無線機32を備えていなくてもよい。また、測位装置30は、後述する慣性計測装置33を備えていてもよい。
制御装置26は、測位装置30で検出した検出情報に基づいて車体5の操舵を自動制御する自動操舵制御を行う。
自動操舵制御を行うに際しては、まず、走行基準ラインを設定し、走行基準ラインの設定後に、当該走行基準ラインに平行な走行予定ラインの設定を行うことによって自動操舵制御を行うことができる。
自動操舵制御では、測位装置30によって測定された車体位置と走行予定ラインとが一致するように、トラクタ1(車体5)の進行方向の操舵を自動的に行う。具体的には、自動操舵制御を行う前にトラクタ1(車体5)を圃場内の所定位置に移動させ、所定位置にてオペレータがトラクタ1に設けられた操舵切換スイッチ(登録スイッチ)の操作を行うと、測位装置30によって測定された車体位置が走行基準ラインの始点に設定される。また、トラクタ1(車体5)を走行基準ラインの始点から移動させ、所定の位置でオペレータが操舵切換スイッチの操作を行うと、測位装置30によって測定された車体位置が走行基準ラインの終点に設定される。始点と終点とを結ぶ直線が走行基準ラインとして設定される。
走行基準ラインの設定後、例えば、トラクタ1(車体5)を、走行基準ラインを設定した場所とは異なる場所に移動させ、オペレータが操舵切換スイッチの操作を行うと、走行基準ラインに平行な直線である走行予定ラインが設定される。走行予定ラインの設定後、自動操舵制御が開始され、トラクタ1(車体5)の進行方向が走行予定ラインに沿うよう
に変更される。
図4、図5に示すように、キャビン9は、前部にフロントピラー36を有している。フロントピラー36は、キャビン9の前部の車幅方向B3の一側(左側)に位置する第1フロントピラー36L及びキャビン9の前部の車幅方向B3の他側(右側)に位置する第2フロントピラー36Rを含む。第1フロントピラー36Lと第2フロントピラー36Rとの間にフロントガラスが設けられる。第1フロントピラー36Lと第2フロントピラー36Rの上部同士は、フロントアッパフレーム37によって連結されている。
図4、図5に示すように、測位装置30は、第1フロントピラー36Lの上部から第2フロントピラー36Rの上部にわたって設けられた支持フレーム38に取り付けられている。測位装置30は、ケース34内に受信機31、無線機32等を収容して構成され、測位衛星から送信された衛星信号を受信すると共に該受信した衛星信号に基づいて位置を検出する。測位装置30の右側には、ハーネスの接続端子を接続する接続部35が設けられている(図9参照)。
図4、図5に示すように、支持フレーム38は、車幅方向B3に延伸して設けられた第1杆材39及び第2杆材40と、第1杆材39及び第2杆材40の車幅方向B3の一端(左端)側に設けられた第1フレームステー41Lと、第1杆材39及び第2杆材40の車幅方向B3の他端(右端)側に設けられた第2フレームステー41Rとを有している。第1杆材39及び第2杆材40は、例えば、パイプ材等の棒状部材によって形成され、ルーフ16の上方で前後方向A3に並設されて配置されている。
図2、図4に示すように、第1杆材39は、第1直杆部39aと、第1縦杆部39bと、第2縦杆部39cとを有している。第1直杆部39aは、ルーフ16の前部の上方に配置されている。詳しくは、第1直杆部39aは、第1フロントピラー36Lの上方から第2フロントピラー36Rの上方にわたるように車幅方向B3に直線状に延伸して形成されている。第1縦杆部39bは、第1直杆部39aの左端から下方に延出されている。第2縦杆部39cは、第1直杆部39aの右端から下方に延出されている。
図2、図5に示すように、第2杆材40は、第2直杆部40aと、第1傾斜部40bと、第2傾斜部40cと、第3縦杆部40dと、第4縦杆部40eとを有している。第2直杆部40aは、ルーフ16の上方で且つ第1直杆部39aの後方に配置されている。また、第2直杆部40aは、第1直杆部39aと間隔をあけて略平行状に配置されている。第1傾斜部40bは、第1直杆部39aの一端(左端)から左方に向かうにつれて前方に移行する傾斜方向に延びている。第1傾斜部40bの左端は、第1直杆部39aの左端の後方に配置されている。第2傾斜部40cは、第2直杆部40aの他端(右端)から右方に向かうにつれて前方に移行する傾斜方向に延びている。第2傾斜部40cの右端は、第1直杆部39aの右端の後方に配置されている。第3縦杆部40dは、第1傾斜部40bの左端から下方に延出されている。第4縦杆部40eは、第2傾斜部40cの右端から下方に延出されている。
図4、図5に示すように、第1フレームステー41L及び第2フレームステー41Rは、板材によって形成されている。第1フレームステー41Lは、上部が第1縦杆部39bと第3縦杆部40dとに挟まれ且つ第1縦杆部39b及び第3縦杆部40dに固定されている。第2フレームステー41Rは、上部が第2縦杆部39cと第4縦杆部40eとに挟まれ且つ第2縦杆部39c及び第4縦杆部40eに固定されている。
図4に示すように、支持フレーム38の一端側は、第1フロントピラー36Lの上部に取り付けられ、他端側は、第2フロントピラー36Rの上部に取り付けられている。詳し
く説明すると、第1フロントピラー36Lの上部には、第1取付片42Lが固定され、第2フロントピラー36Rの上部には、第2取付片42Rが固定されている。第1取付片42L及び第2取付片42Rは、板材によって形成されている。第1取付片42Lは、第1フロントピラー36Lの前部から前方に向かうにつれて左方に移行する傾斜方向に突出している。第2取付片42Rは、第2フロントピラー36Rの前部から前方に向かうにつれて右方に移行する傾斜方向に突出している。第1取付片42Lに、第1フレームステー41Lがボルト及びナットによって取り付けられ、第2取付片42Rに、第2フレームステー41Rがボルト及びナットによって取り付けられている。
図4、図5に示すように、第1フロントピラー36Lの上部の左側方には、第1サイドミラー43Lが配置され、第2フロントピラー36Rの上部の右側方には、第2サイドミラー43Rが配置されている。第1サイドミラー43L及び第2サイドミラー43Rは、車体5の後方及び後側方を視認するミラーである。第1サイドミラー43L及び第2サイドミラー43Rは、ミラー本体43aと、ミラー本体43aを支持するブラケットアーム43bと、ブラケットアーム43bを上下軸回りに回動可能に支持する取付部43cとを有する。第1サイドミラー43Lの取付部43cは、第1取付片42Lに固定されている。第2サイドミラー43Rの取付部43cは、第2取付片42Rに固定されている。また、第2取付片42Rには、ラジオ用のアンテナ44が取り付けられている。
図2、図4、図5に示すように、支持フレーム38は、測位装置30を支持する支持ブラケット45を有している。支持ブラケット45は、第1杆材39及び第2杆材40の車幅方向B3の略中央部に設けられている。
図6~図10に示すように、支持ブラケット45は、車体5側に取り付けられるベースステー46と、ベースステー46に枢支連結された取付ステー47とを有している。ベースステー46及び取付ステー47は、板材によって形成されている。
図8、図9に示すように、ベースステー46は、第1杆材39及び第2杆材40上に設けられた基板部48と、基板部48から下方に且つ第1杆材39と第2杆材40との間に延出する延出部49とを有している。基板部48の本体部分48aは、平面視矩形状に形成され、第1杆材39及び第2杆材40に固定されている。基板部48の後部は下方に屈曲されている。詳しくは、基板部48は、本体部分48aの後端から下方に延出された壁部48bを有している。延出部49は、基板部48の左端の前後方向A3中途部から下方に延出された第1延出壁49Lと、基板部48の右端の前後方向A3中途部から下方に延出された第2延出壁49Rとを含む。第1延出壁49L及び第2延出壁49Rは、第1杆材39及び第2杆材40に固定されている。ベースステー46が第1延出壁49L及び第2延出壁49Rを有することにより、ベースステー46を第1杆材39及び第2杆材40に強固に取り付けることができる。
図7に示すように、取付ステー47に測位装置30がボルトによって取り付けられる。図6に示すように、取付ステー47は、ベースステー46の前部に車幅方向B3に延伸する軸心回りに回転可能に枢支され、回転することにより、測位装置30を、使用する位置である第1位置X1と該第1位置X1より低い位置である第2位置X2とに変位させる。つまり、支持ブラケット45は、測位装置30を、第1位置X1と第2位置X2とに変位可能に支持する。また、測位装置30は、取付ステー47を回転させることにより、第1位置X1から第2位置X2に反転し、第2位置X2では、第1位置X1に在る測位装置30の上面30a側が下側を向く下向き状態となる。したがって、不使用時に測位装置30を第1位置X1から第2位置X2に変位させることにより、測位装置30を障害物に当てるのを防止することができる。また、取付ステー47を回転させるだけで、第2位置X2を第1位置X1より十分に低い位置に設定することができる。
本実施形態にあっては、測位装置30は、第2位置X2に在る状態では、上面30a側が下側を向く下向き姿勢であって、前方に向かうにつれて上方に移行する傾斜状である。
図7に示すように、取付ステー47は、測位装置30が第1位置X1に在る状態で測位装置30の下方に配置される。したがって、測位装置30の下面30b側が取付ステー47に取り付けられる。また、取付ステー47は、測位装置30が第1位置X1に在る状態でベースステー46(基板部48)に載置される。この状態で、取付ステー47は、ボルト50(図8参照)によってベースステー46に取り付けられる。なお、ボルト50がねじ込まれるナットは、ベースステー46の下面に固定されている。
図9に示すように、取付ステー47は、測位装置30が取り付けられる本体板部51と、本体板部51から一側方(左側方)に延出する第1延出板部52Lと、本体板部51から他側方(右側方)に延出する第2延出板部52Rとを有している。
図9、図10に示すように、取付ステー47は、第2位置X2では、測位装置30(受信機31、無線機32)を覆っている。また、取付ステー47は、衛星信号を反射する部材によって構成されている。したがって、測位装置30が第2位置X2に在る状態では、衛星信号を有効に受信できない状態となる。つまり、測位装置30が第2位置X2に在る状態では、取付ステー47によって、自動操舵制御を行わないように牽制される。言い換えると、取付ステー47は、第2位置X2に在る測位装置30の上方を覆うことで自動操舵制御を行わないように牽制する牽制部を構成している。取付ステー47によって自動操舵制御を行わないように牽制することで、測位装置30が第2位置X2に在る状態で、自動操舵制御を行って作業するのを防止することができる。
取付ステー47は、例えば、鉄板等の金属板等で形成される。
図6に示すように、測位装置30は、第1位置X1でルーフ16の上方側に配置され、第2位置X2では大部分がルーフ16の上端よりも下方に位置していると共に一部がルーフ16の上端よりも高い位置に在る。図6において一点鎖線は、ルーフ16の最上端の延長線Y1を示している。図例では、第2位置X2に在る測位装置30の前上部が延長線Y1よりも高い位置に在る。
図5、図10に示すように、支持フレーム38は、ベースステー46に取付ステー47を車幅方向B3に延伸する軸心回りに回転可能に枢支連結するヒンジ53を有している。
ヒンジ53は、図8、図9に示すように、ベースステー46に設けられた固定側ヒンジ片54と、取付ステー47に設けられた可動側ヒンジ片55と、固定側ヒンジ片54に可動側ヒンジ片55を枢支連結する枢軸56とを有している。
固定側ヒンジ片54は、第1ヒンジ片54Lと第2ヒンジ片54Rとを含む。ベースステー46の前端側左部には、第1延設部57が設けられている。第1延設部57は、ベースステー46から前方に延出された後、下方に延出されて形成されている。第1ヒンジ片54Lは、第1延設部57の右部から後方に向けて延出されている。また、ベースステー46の前端側右部には、第2延設部58が設けられている。第2延設部58は、ベースステー46から前方に延出された後、下方に延出されて形成されている。第2ヒンジ片54Rは、第2延設部58の左部から後方に向けて延出されている。第1ヒンジ片54Lと第2ヒンジ片54Rとは、車幅方向B3で間隔をあけて対向配置されている。
可動側ヒンジ片55は、第3ヒンジ片55Lと第4ヒンジ片55Rとを含む。取付ステー47の前端側の車幅方向B3の中央部には、第3延設部59が設けられている。第3延設部59は、取付ステー47から前方に延出された後、下方に延出されて形成されている。第3延設部59は、第1延設部57と第2延設部58との間に配置されている。第3ヒンジ片55Lは、第3延設部59の左部から後方に延出されており、第1ヒンジ片54Lと対向している。第4ヒンジ片55Rは、第3延設部59の右部から後方に延出されてお
り、第2ヒンジ片54Rと対向している。
図9に示すように、枢軸56は、第1ヒンジ片54Lと第3ヒンジ片55Lとを枢支連結する第1ピン56Lと、第1ヒンジ片54Lと第3ヒンジ片55Lとを枢支連結する第2ピン56Rとを含む。第1ピン56Lと第2ピン56Rとは、同軸心Y2上に配置されている。
図8に示すように、支持ブラケット45は、ベースステー46に設けられた固定片60と、取付ステー47に設けられた可動片61と、可動片61を固定片60に取り付ける取付ネジ62(図9参照)とを有する。
固定片60は、ベースステー46の前部左端側に設けられた第1片60Lと、ベースステー46の前部右端側に設けられた第2片60Rとを含む。第1片60Lは、第1延設部57の左部から後方に延出されている。第2片60Rは、第2延設部58の右部から後方に延出されている。
可動片61は、取付ステー47の前部左端側に設けられた第3片61Lと、取付ステー47の前部右端側に設けられた第4片61Rとを含む。第3片61Lは、取付ステー47から左方に延出した後、前方に向かうにつれて下方に移行する傾斜方向に延出している。第3片61Lは、第1片60Lの車幅方向外方に配置される。第4片61Rは、取付ステー47から左方に延出した後、前方に向かうにつれて下方に移行する傾斜方向に延出している。第4片61Rは、第2片60Rの車幅方向外方に配置される。
図9に示すように、取付ネジ62は、第3片61Lを第1片60Lに固定する第1ネジ62Lと、第4片61Rを第2片60Rに固定する第2ネジ62Rとを含む。取付ネジ62(第1ネジ62L、第2ネジ62R)は、枢軸56と略同一軸心Y2上に設けられている。これにより、取付ネジ62を緩めるだけで取付ステー47を回転させることができる。言い換えると、取付ネジ62を取り外さなくても取付ステー47を回転させることができる。また、取付ステー47を任意の回転位置で固定することもできる。
第1片60Lの車幅方向内方側の面には、第1ネジ62Lがねじ込まれる第1ナット部材63Lが固定されている。第2片60Rの車幅方向内方側の面には、第2ネジ62Rがねじ込まれる第2ナット部材63Rが固定されている。
図10に示すように、第3延設部59の端部は、測位装置30が第2位置X2に在るときにベースステー46側に当接することで、取付ステー47の前回りの回転を規制する規制部64とされている。ベースステー46の下面における規制部64が当接する箇所には、当接部材65が設けられている。当接部材65は、ゴム等の弾性板材から形成されている。規制部64が当たる当接部材65が弾性板材によって形成されていることにより、規制部64がベースステー46側に当接することによる衝撃を当接部材65によって吸収することができる。
図11及び図12は、上記一実施形態の変形例を示している。この変形例にあっては、測位装置30が第2位置X2に在ることを検出する検出センサ66と、検出センサ66が測位装置30の第2位置X2を検出していることを表示する表示装置67とを有している。
図11に示すように、検出センサ66は、例えば、マイクロスイッチによって構成されている。図11は、検出センサ66が、支持ブラケット45の前部又は後部に取り付けられる例を示している。検出センサ66は、センサ本体66Aと、先端部にローラ66Bが取り付けられたレバー66Cと、ボタン66Dとを有している。
前側の検出センサ66Fは、ヒンジ53の前方下方に配置されて第1杆材39に固定されたセンサブラケット68に取り付けられている。この検出センサ66Fにあっては、測
位装置30が第2位置X2に変位した際に、第3延設部59がローラ66Bに当接して該ローラ66Bを押動することでレバー66Cが揺動してボタン66Dを押す。これにより、測位装置30が第2位置X2に在ることを検出する。
後側の検出センサ66Rは、第2杆材40の後方且つベースステー46の下方に配置されて第2杆材40に固定されたセンサブラケット69に取り付けられている。ベースステー46には、ローラ66Bをベースステー46の上方に突出させるための開口穴70が形成されている。この検出センサ66Rにあっては、測位装置30が第1位置X1に在るときには、取付ステー47がローラ66Bを押圧し且つレバー66Cがボタン66Dを押圧している。取付ステー47がベースステー46に載置された状態から上方に回転した後に前方に回転して測位装置30が第1位置X1から第2位置X2に変位すると、取付ステー47がローラ66Bから離れ、レバー66Cがボタン66Dを押圧しなくなる。これにより、測位装置30が第2位置X2に在ることを検出する。
なお、検出センサ66は、少なくとも1つあればよいが、複数あってもよい。検出センサ66を取り付ける取付箇所は、図11で示した場所に限定されることはない。また、検出センサ66によって測位装置30を直接検出することで、測位装置30が第2位置X2に在ることを検出するようにしてもよい。また、検出センサ66は、マイクロスイッチ以外の接触式検出方式のセンサであってもよい。また、検出センサ66は、取付ステー47又は測位装置30等に接触することなく測位装置30が第2位置X2に在ることを検出することのできる非接触式検出方式のセンサ(近接センサ)であってもよい。
図12に示すように、検出センサ66は、制御装置26に接続されている。制御装置26は、検出センサ66が検出した検出情報を取得することができる。表示装置67も制御装置26に接続されている。表示装置67は、運転席10の近傍のオペレータが視認しやすい場所に設けられる。表示装置67は、液晶画面等によって構成される画面を有し、画面に検出センサ66が測位装置30の第2位置X2を検出していることを表示することができる。これにより、測位装置30が第2位置X2に在り、自動操舵制御を行えないことをオペレータに認識させることができる。なお、ブザーや音声等によって測位装置30が第2位置X2に在ることをオペレータに報知させるようにしてもよい。
その他の構成については、上記一実施形態と同様に構成される。
図13、図14は他の実施形態を示している。
図13に示す他の実施形態にあっては、制御装置26は、牽制部71を有している。牽制部71は、検出センサ66の検出情報に基づいて自動操舵制御を行わないように牽制する。つまり、牽制部71は、検出センサ66が測位装置30の第2位置X2を検出した際に、自動操舵制御を開始させない。表示装置67は、牽制部71が自動操舵制御を牽制していることを表示する。
なお、取付ステー47を形成する材料及び形状は、上記一実施形態と同じでもよいが、制御装置26が牽制部71を有する場合は、必ずしも取付ステー47が衛星信号を反射する部材によって構成されていなくてもよい。また、取付ステー47の車幅方向B3の幅は広くしなくてもよい。つまり、狭くてもよい。
その他の構成については、上記一実施形態及び変形例と同様に構成される。
図14に示す他の実施形態においては、測位装置30は、慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)33を有している。
慣性計測装置33は、重力加速度を検出する加速度センサ、角速度を検出するジャイロセンサ等を有している。この慣性計測装置33によって、車体5のロール角、ピッチ角、ヨー角等を検出することができる。制御装置26は、慣性計測装置33が検出した検出情
報を取得することができる。
慣性計測装置33(加速度センサ、ジャイロセンサ等)によって、測位装置30の傾きを検出することができる。つまり、慣性計測装置33は、測位装置30の傾きを検出可能な傾斜センサである。したがって、慣性計測装置33によって、第2位置X2に在る状態の測位装置30の傾きを検出することにより測位装置30が第2位置X2に在ることを検出することができる。測位装置30は制御装置26に接続されていて、慣性計測装置33の検出情報を制御装置26が取得可能であるので、制御装置26に、測位装置30が第2位置X2に在ること(下向きであること)を把握させることができる。
制御装置26は、判別部72と、牽制部71とを有している。判別部72は、慣性計測装置33の検出情報に基づいて測位装置30が第2位置X2に在ることを判別する。牽制部71は、判別部72が測位装置30の第2位置X2を判別した際に自動操舵制御を行わないように牽制する。表示装置67は、牽制部71が自動操舵制御を牽制していることを表示する。
測位装置30が第2位置X2に在ることを検出するのに、測位装置30が具備している慣性計測装置33を利用することにより、構造の簡素化、コストダウンを図ることができる。
本実施形態の作業車両1は、走行可能な車体5と、測位衛星から送信された信号に基づいて車体5の位置を検出する測位装置30と、測位装置30で検出した検出情報に基づいて車体5の操舵を自動制御する自動操舵制御を行う制御装置26と、自動操舵制御を牽制する牽制部47、71と、を備え、測位装置30は、使用する位置である第1位置X1と第1位置X1より低い位置である第2位置X2とに変位可能であり、牽制部47、71は、測位装置30が第2位置に在るときに自動操舵制御を行わないように牽制する。
この構成によれば、測位装置30が第2位置X2に在る状態で自動操舵制御を行うのを防止することができる。
また、測位装置30を第1位置X1と第2位置X2とに変位可能に支持する支持ブラケット45を備え、支持ブラケット45は、枢軸56と、枢軸56回りに回転可能であって且つ第1位置X1に在る測位装置30の下面30b側が取り付けられる取付ステー47とを有し、測位装置30は、取付ステー47が枢軸56回りに回転することで、第1位置X1から第1位置X1に在る測位装置30の上面30a側が下側を向く第2位置X2に変位し、取付ステー47は、測位衛星から送信された信号を反射する部材によって構成されていて第2位置X2に在る測位装置30の上方を覆うことで自動操舵制御を行わないように牽制する牽制部を構成している。
この構成によれば、測位装置30が第2位置X2に在ることを検出しなくても、測位装置30が第2位置X2に在る状態で自動操舵制御を行うのを防止することができる。
また、取付ステー47は、測位装置30が取り付けられる本体板部51と、本体板部51から一側方に延出する第1延出板部52Lと、本体板部51から他側方に延出する第2延出板部52Rとを有している。
この構成によれば、測位装置30の第2位置X2において衛星信号を良好に遮蔽することができる。
また、測位装置30が第2位置X2に在ることを検出する検出センサ66を備えている。
この構成によれば、測位装置30が第2位置X2に在ることをオペレータに報知することができる。
また、検出センサ66が第2位置X2を検出していることを表示する表示装置67を備えている。
この構成によれば、測位装置30が第2位置X2に在ることをオペレータに認識させることができる。
また、測位装置30が第2位置X2に在ることを検出する検出センサ66を備え、制御装置26は、検出センサ66の検出情報に基づいて自動操舵制御を行わないように牽制する牽制部71を有している。
この構成によれば、測位装置30が第2位置X2に在る状態で自動操舵制御を行うのを防止することができる。
また、測位装置30は、測位装置30の傾きを検出可能な傾斜センサ(慣性計測装置33)を有し、制御装置26は、傾斜センサ33の検出情報に基づいて測位装置30が第2位置X2に在ることを判別する判別部72と、判別部72が測位装置30の第2位置X2を判別した際に自動操舵制御を行わないように牽制する牽制部71とを有している。
この構成によっても、測位装置30が第2位置X2に在る状態で自動操舵制御を行うのを防止することができる。
また、測位装置30は、慣性計測装置33を有し、傾斜センサは、慣性計測装置33で構成される。
この構成によれば、測位装置30に装備された慣性計測装置33によって測位装置30が第2位置X2に在ることを検出することができ、構造の簡素化を図ることができる。
また、牽制部71が自動操舵制御を牽制していることを表示する表示装置67を備えている。
この構成によれば、自動操舵制御を行われないことをオペレータに認識させることができる。
また、作業車両1は、車体5と、測位衛星から送信された信号に基づいて車体5の位置を検出する測位装置30と、測位装置30を、使用する位置である第1位置X1と第1位置X1より低い位置である第2位置X2とに変位可能に支持する支持ブラケット45と、を備え、支持ブラケット45は、車体5側に取り付けられるベースステー46と、ベースステー46に枢軸56を介して枢支され且つ第1位置X1に在る測位装置30の下面30b側が取り付けられる取付ステー47とを有し、測位装置30は、取付ステー47が枢軸56回りに回転することで、第1位置X1から第1位置X1に在る測位装置30の上面30a側が下側を向く第2位置X2に変位する。
この構成によれば、測位装置30を、不使用時に、使用位置である第1位置X1より低い第2位置X2に移動させることにより、測位装置30を障害物に当てるのを防止することができる。また、第2位置X2では、第1位置X1に在る測位装置30の上面30a側が下側を向くことにより、第2位置X2を第1位置X1よりも十分に低い位置に設定することができる。
また、取付ステー47は、測位装置30が第1位置X1に在る状態でベースステー46に載置される。
この構成によれば、測位装置30の使用時に、該測位装置30を確りと支持することができる。
また、支持ブラケット45は、ベースステー46に設けられた固定側ヒンジ片54と、取付ステー47に設けられていて固定側ヒンジ片54に枢軸56を介して枢支連結される可動側ヒンジ片55とを有する。
この構成によれば、簡単な構成で、測位装置30を第1位置X1から上面側が下側を向
く第2位置X2に変位させることができる。
また、支持ブラケット45は、ベースステー46に設けられた固定片60と、取付ステー47に設けられた可動片61と、可動片61を固定片60に取り付ける取付ネジ62とを有し、取付ネジ62は、枢軸56と略同一軸心Y2上に設けられている。
この構成によれば、取付ネジ62を緩めることで、取付ステー47を回転させることができる。
また、車体5に搭載されたキャビン9を備え、キャビン9は、上部にルーフ16を有し、測位装置30は、第1位置X1でルーフ16の上方側に配置され、且つ第2位置X2において少なくとも一部がルーフ16の上端よりも高い位置に在るようにしてもよい。
また、ルーフ16の上方に車幅方向B3に延伸して設けられ且つ前後方向A3で並設された第1杆材39及び第2杆材40を備え、ベースステー46は、第1杆材39及び第2杆材40上に設けられていて測位装置30の第1位置X1で取付ステー47が載置されて取り付けられる基板部48と、基板部48から下方に且つ第1杆材39と第2杆材40との間に延出する延出部49とを有している。
この構成によれば、ベースステー46を第1杆材39及び第2杆材40に強固に取り付けることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
5 車体
9 キャビン
16 ルーフ
26 制御装置
30 測位装置
39 第1杆材
40 第2杆材
46 ベースステー
47 部材(取付ステー)
51 本体板部
52L 第1延出板部
52R 第2延出板部
56 枢軸
B3 車幅方向
X1 第1位置
X2 第2位置

Claims (6)

  1. 走行可能な車体と、
    測位衛星から送信された衛星信号に基づいて前記車体の位置を検出する測位装置と、
    前記測位装置で検出した前記車体の位置に基づいて前記車体の操舵を自動制御する自動操舵制御を行う制御装置と、
    を備え、
    前記測位装置は、前記自動操舵制御時に用いられる前記車体の位置を検出する前記衛星信号を受信する第1位置と、前記第1位置から枢軸回りに回転した位置であって前記衛星信号を反射することで前記自動操舵制御を不能にする部材によって当該測位装置が覆われる第2位置とに変位可能であり、
    前記部材は前記測位装置に取り付けられていて、前記第1位置では、前記部材が前記測位装置の下方に配置されるとともに、前記第2位置では、前記部材が前記測位装置の上方を覆う作業車両。
  2. 前記部材は、前記測位装置が取り付けられる板材で形成されている請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記第1位置に在る前記測位装置の下面側が前記部材に取り付けられ、
    前記部材は、前記枢軸回りに回転可能に支持されていて、前記測位装置が前記第1位置に在る状態から前記測位装置と共に前記枢軸回りに一体的に回転することで、前記第2位置に変位した前記測位装置の上方に位置する請求項1または2に記載の作業車両。
  4. 板部材によって形成されていて板面が上下方向を向くように前記車体側に取り付けられるベースステーを備え、
    前記部材は、前記測位装置が前記第1位置に在る状態で、前記ベースステーに載置されると共に前部が前記ベースステーに前記枢軸によって車幅方向に延伸する軸心回りに回転可能に枢支されている請求項1~3のいずれか1項に記載の作業車両。
  5. 前記部材は、前記測位装置が取り付けられる本体板部と、前記本体板部から一側方に延出する第1延出板部と、前記本体板部から他側方に延出する第2延出板部とを有している請求項1~4のいずれか1項に記載の作業車両。
  6. 前記車体に搭載され、上部にルーフを有するキャビンと、
    前記ルーフの上方に車幅方向に延伸して設けられ且つ前後方向で並設された第1杆材及び第2杆材と、
    を備え、
    前記ベースステーは、前記第1杆材及び第2杆材上に固定されている請求項4に記載の作業車両。
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