JP3886114B2 - 作業用車両のエンジン制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業用車両のエンジン制御装置に関し、更に詳細には、作業台を作業位置に移動させた状態で車両を走行させながら作業を行なう作業用車両のエンジン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電柱間にメッセンワイヤを架設しておき、これに電線を沿わせ、一定間隔毎にハンガーにより電線をメッセンワイヤに固定するいわゆるハンガー掛け作業は、作業台を作業位置に移動させた状態で車両を走行させながら行なわれる場合が多い。このハンガー掛け作業を行なう作業用車両は、例えば、車体の前後に車輪を有して走行可能であって前部に運転キャビンを有したトラック車両をベースに構成され、車両の略中央部に水平旋回可能な旋回台を有し、この旋回台にブームを上下に揺動可能に取り付け、ブームの先端部に屈伸アームを上下に揺動可能に取り付け、屈伸アームの先端部に水平面内を首振り動可能であるとともに、上下に揺動可能な作業台とを有して構成されているものがある。ブームにはレベリング装置が取り付けられており、このレベリング装置により、ブームの起伏動及び屈伸アームの揺動に拘わらず、作業台を常に水平状態にしている。
【0003】
このように構成された高所作業車により前述したハンガー掛け作業を行なうには、先ず、作業台に作業者が搭乗し、この作業者が作業台に搭載されたブーム操作装置を操作して作業台をメッセンワイヤの近傍位置に移動させる。そして、運転キャビン内に搭乗している運転手が作業台をメッセンワイヤに沿って移動させるように車両を走行させる。これと同時に、作業者は一定間隔毎にハンガーにより電線をメッセンワイヤに固定する。
【0004】
ここで、作業台がメッセンワイヤに沿って移動しているときに、例えば、作業を途中で中断したい等の理由で車両を停止させる必要性が生じる場合がある。このような場合、作業台から車両の移動を停止させることができるように、作業台には上部エンジン停止スイッチが搭載されているものがある。この上部エンジン停止スイッチはこれが操作されるとエンジン停止信号を出力し、この信号がエンジンの回転制御を行なうエンジンコントローラに受け取られると、エンジンコントローラはエンジンの駆動を停止させる。尚、エンジンコントローラは、通常、アクセルペダルの操作に応じてエンジンの動作を制御する。
【0005】
また、作業台にはブームや屈伸アームを操作する操作装置が搭載されているのが一般的であり、この操作装置は傾動可能な操作レバーを有している。操作装置は、操作レバーが傾動操作されると、傾動操作量に応じた速度でブームや屈伸アームが作動するように構成されている。ここで、作業台にはブームや屈伸アームの作動速度を調整するためブームや屈伸アームの駆動源であるエンジンの回転数を所定の回転数に選択操作可能なエンジン駆動操作スイッチが搭載されているものがある。このエンジン駆動操作スイッチが選択操作されて操作レバーが傾動操作されると、エンジン駆動操作スイッチで選択された回転数でエンジンが回転駆動して操作レバーの操作内容に応じてブームや屈伸アームが作動する。
【0006】
ここで、車両の走行装置が駆動可能状態にあるときに、作業台から操作装置が操作されてエンジンがエンジン駆動操作スイッチで選択操作されたエンジン回転数で回転駆動すると、車両の走行速度が急変して運転者は驚いて急ブレーキをかけたり、作業台内に搭乗している作業者が作業台内で転倒する虞が生じる。そこで、走行装置が駆動可能状態にあるときには、作業台からエンジン回転数を制御することができないようにするための走行作業スイッチが設けられているものがある。この走行作業スイッチは操作によりエンジン駆動操作スイッチからの回転信号をエンジンの回転数を制御するエンジンコントローラに伝達及び遮断するように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車両が走行しているときに、作業台に搭乗している作業者が上部エンジン停止スイッチを操作してエンジンを停止させると、車両を運転している運転キャビン内の運転手は、この行為を知らない場合には突然のエンジン停止により動揺する虞がある。また、エンジンが停止すると、ハンドルやブレーキペダルの動作を補助する補助装置の動力源が無くなり、ハンドル操作やブレーキ操作が重くなる。
【0008】
また、走行装置が駆動可能状態にあるときに、作業台に搭乗している作業者がエンジン駆動操作スイッチの回転信号がエンジンコントローラに伝達されるように走行作業スイッチを不用意に操作した場合、この状態で作業台内の作業装置が操作されれば、エンジンはエンジン駆動操作スイッチで選択操作されたエンジン回転数で作動することになり、車両の走行速度が急変して運転者が急ブレーキをかけたり、作業者が作業台内で転倒する虞が生じるとうい問題が発生する。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、作業台を作業位置に移動させて車両を走行させながら作業を行なっているときに、上部エンジン停止スイッチが操作されてもエンジンを停止させず、走行装置が駆動可能状態にあるときに、操作装置が操作されても車両の走行速度を急変させないエンジン制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の作業用車両のエンジン制御装置は、エンジンの駆動力を受けて駆動する走行装置(例えば、実施形態における前輪4、後輪5)を備え、走行装置を走行操作するための運転キャビンが設けられた走行体(例えば、実施形態におけるトラック車両2)と、走行体に配設され作業台を備えて作業台を昇降動させる昇降装置(例えば、実施形態におけるブーム20)とを有してなり、作業台を作業位置に移動させて走行体を走行させながら作業を行なう作業用車両(例えば、実施形態における高所作業車1)のエンジン制御装置において、少なくとも作業台に配設された停止操作手段(例えば、実施形態における上部エンジン操作スイッチ61)と、走行装置が駆動状態にあるか否かを検出する駆動状態検出手段(例えば、実施形態におけるパーキングブレーキセンサ75)と、停止操作手段の操作に応じてエンジンの作動を停止させるエンジンコントローラとを有し、エンジンコントローラは、運転キャビンにおいて走行装置が走行操作されている場合において、駆動状態検出手段により走行装置が駆動状態にあると検出されているときに、停止操作手段によりエンジンを停止させる操作が行なわれると、停止操作手段の操作に拘わらずエンジンの作動を維持させるように構成される。
【0011】
上記構成のエンジン制御装置によれば、エンジンコントローラは走行装置が駆動状態にあるときには停止操作手段によるエンジン停止操作が行なれてもこの操作に拘わらずエンジンの作動を維持させるので、作業台を作業位置に移動させた状態で走行体を走行させながら作業が行なわれる場合、停止操作手段によるエンジン作動の停止操作が行なわれても、エンジンの作動は現在の状態のまま維持される。このため、車両が走行状態にあるときに作業台からエンジンを停止させることはできず、その結果として、突然のエンジン停止により運転キャビン内の運転手が動揺したり、ハンドルやブレーキペダルの動作を補助する補助装置の動力源が無くなることでハンドル操作やブレーキ操作が重くなる事態を防止することができる。
【0012】
本発明の作業用車両のエンジン制御装置は、エンジンの駆動力を受けて駆動する走行装置を備え、走行装置を走行操作するための運転キャビンが設けられた走行体と、走行体に配設され作業台を備えて作業台を昇降動させる昇降装置とを有してなり、作業台を作業位置に移動させて走行体を走行させながら作業を行なう作業用車両のエンジン制御装置において、作業台に配設されたアクセル操作手段(例えば、実施形態におけるアクセル操作スイッチ91)と、走行装置が駆動状態にあるか否かを検出する駆動状態検出手段(例えば、実施形態における状態センサ83)と、アクセル操作手段の操作に応じてエンジンの回転数を制御するエンジンコントローラとを有し、エンジンコントローラは、運転キャビンにおいて走行装置が走行操作されている場合において、駆動状態検出手段により走行装置が駆動状態にあると検出されているときにアクセル操作手段によりエンジンの回転数を変更させる操作が行なわれても、アクセル操作手段の操作に拘わらずエンジンの回転数を維持させるように構成される。
【0013】
上記構成のエンジン制御装置によれば、エンジンコントローラは走行装置が駆動状態にあるときにアクセル操作手段によるエンジン回転数の変更操作が行なわれても、アクセル操作手段の操作に拘わらずエンジンの回転数を維持させるので、作業台を作業位置に移動させた状態で走行体を走行させながら作業が行なわれる場合、アクセル操作手段によりエンジンを作動させる操作がされても、エンジン回転数は現在の状態のまま維持される。このため、車両が走行状態にあるときに作業台からエンジン回転数を変えることはできず、その結果として、車両の走行速度が変化したり車両が突然に走行する事態を未然に防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図1から図7に基づいて説明する。本実施の形態は、車体上に旋回且つ起伏動自在に設けられ伸縮動可能に構成されたブームと、ブームの先端に上下に揺動可能に取り付けられた屈伸アームと、屈伸アームの先端に取り付けられた作業台とを有してなる高所作業車の態様を示す。
【0015】
【第1の実施の形態】
最初に本発明に係わるエンジン制御装置の第1の実施の形態を図1から図4を使用して説明する。先ず、エンジン制御装置を説明する前に、このエンジン制御装置を搭載した高所作業車について説明する。
【0016】
高所作業車1は、図1に示すように、車体3の前側の左右両側部に配設された一対の前輪4と車体後側の左右両側部に配設されてエンジンEの駆動力を受けて回転駆動する一対の後輪5とを有して走行可能であり、前部に運転キャビン7を有したトラック車両2をベースに構成されている。以下、前輪4及び後輪5を併せて走行装置4、5と記す。一対の後輪5よりも車両後方側の車体3の左右両側部には上下及び車両左右方向に張出動自在に構成された一対のジャッキ10が配設され、ジャッキ10の下部にはローラ11が回転自在に取り付けられている。車両は前輪4及び後輪5を接地させるとともに、ローラ11を接地させた状態で走行可能である。トラック車両2の車体3の略中央部には旋回モータ(図示せず)により駆動されて水平旋回可能に構成された旋回台9が配設されている。旋回台9には基部が枢結されたブーム20が上下に揺動自在に取り付けられ、ブーム20は基端ブーム21及び先端ブーム22を入れ子式に組み合わせて内蔵された図示しない伸縮シリンダにより伸縮動可能に構成されている。ブーム20は起伏シリンダ23により起伏動される。
【0017】
ブーム20の先端には、図2を更に追加して説明すると、レベリングブラケット25を介して屈伸アーム35が上下に揺動可能に取り付けられている。屈伸アーム35はブーム20とレベリングブラケット25間に枢結された上部レベリングシリンダ29の伸縮動により揺動可能であるとともに、レベリングブラケット25に枢結されたリンク機構39と屈伸アーム35間に枢結された屈伸シリンダ37により上下に屈伸動可能である。上部レベリングシリンダ29はブーム20の起伏動に連動して伸縮動して作業台51が水平状態になるように屈伸アーム35と作業台51とから構成される先端構造物57を揺動させる。
【0018】
屈伸アーム35の先端部には作業台ブラケット41が上下に揺動自在に取り付けられている。この作業台ブラケット41は、屈伸アーム35の上下動に連動して作動する屈伸アーム35内に内蔵された上部レベリング機構31により水平状態に維持される。作業台ブラケット41の先端部には垂直上方へ突出した垂直ポスト47が回動自在に取り付けられ、垂直ポスト47は首振りモータ49により回動可能である。垂直ポスト47の上端部には作業者が搭乗可能であって作業台ブラケット41に対して水平に取り付けられた前述した作業台51が設けられている。このため、作業台51は上部レベリングシリンダ29及び上部レベリング機構31によりブーム20の揺動及び屈伸アーム35の屈伸動に拘わらず常に水平状態に保持されている。
【0019】
作業台51にはブーム20の起伏動、旋回動、伸縮動及び作業台51の首振り動を操作するブーム操作装置(図示せず)、屈伸アーム35を揺動させるアーム操作装置(図示せず)及び車両に搭載されたエンジンEを駆動又は停止させるときに操作する上部エンジン操作スイッチ61が配設されている。また、旋回台9の側部には上部エンジン操作スイッチ61と同一機能を有する下部エンジン操作スイッチ63が配設されている。下部エンジン操作スイッチ63は旋回台9の側部の他に車体3の側部や後部に配設されてもよい。
【0020】
尚、ブーム操作装置及びアーム操作装置は操作に応じた操作信号を出力し、この操作信号に応じて図示しないブームコントローラが旋回モータ(図示せず)、起伏シリンダ23、伸縮シリンダ(図示せず)、屈伸シリンダ37及び首振りモータ49(以下、これらをまとめて単に「アクチュエータ」と記す。)の作動を制御する。ブームコントローラは、車両に搭載された図示しないバッテリからの電力供給を受けて作動し、エンジンEの駆動力を取り出すときに操作されるパワーテイクオフスイッチ(図示せず)が操作されると、これに連動してバッテリから電力供給を受けるように構成されている。
【0021】
ブーム20は車両前方側から後方側へ略水平に倒伏動し、その先端が車両右側の後端角部の上方位置に移動した状態で車両に格納され、作業台51は、垂直下方へ延びた屈伸アーム35の車両左側に首振り動してブーム20の車両左側に位置した状態で格納される。
【0022】
次に、前述した上部エンジン操作スイッチ61及び下部エンジン操作スイッチ63を備えたエンジン制御装置60について、図3を更に追加して説明する。エンジン制御装置60は、車両に搭載されたバッテリBに並列に接続された上部エンジン操作スイッチ61及び下部エンジン操作スイッチ63と、上部エンジン操作スイッチ61及び下部エンジン操作スイッチ63から送られる駆動信号(電気信号)を受けて作動するエンジン駆動リレー64と、上部エンジン操作スイッチ61及び下部エンジン操作スイッチ63から送られる停止信号(電気信号)を受け作動するエンジン停止リレー65と、バッテリBに接続されて運転キャビン7に配設された信号伝達遮断スイッチ67と、上部エンジン操作スイッチ61若しくは下部エンジン操作スイッチ63からの駆動信号及び停止信号に応じてエンジンEの駆動停止制御を行なうエンジンコントローラ68と、信号伝達遮断スイッチ67から送られる遮断信号(電気信号)を受けて作動して、上部エンジン操作スイッチ61及び下部エンジン操作スイッチ63からの駆動信号を伝達する第1電路69を接続又は遮断するとともに、上部エンジン操作スイッチ61及び下部エンジン操作スイッチ63からの停止信号を伝達する第2電路70を接続又は遮断する信号伝達遮断リレー71とを有して構成されている。
【0023】
エンジン駆動リレー64の駆動部64aは、駆動信号を受け取るとスイッチ部64bを駆動端子部64cに接触させ、駆動信号を受けなければスイッチ部64bを遮断端子部64dに接触させて駆動信号のエンジンコントローラ68への伝達を遮断する。エンジン停止リレー65の駆動部65aは停止信号を受け取るとスイッチ部65bを停止端子部65cに接触させ、停止信号を受けなければスイッチ部65bを遮断端子部65dに接触させる。一方、信号伝達遮断リレー71の駆動部71aは遮断信号を受け取ると、第1電路69に配設された第1スイッチ部71b1及び第2電路70に配設された第2スイッチ部71b2を駆動させて第1電路69及び第2電路70を電気的に遮断させ、遮断信号を受けなければ第1スイッチ部71b1及び第2スイッチ部71b2により第1電路69及び第2電路70を電気的に接続させる。尚、バッテリBは、前述したPTO SWがON操作されるとこれに連動して上部エンジン操作スイッチ61、下部エンジン操作スイッチ63及び信号伝達遮断スイッチ67に電力を供給するように構成されている。
【0024】
次に、図4に示すように、図示しない電柱間に架設されたメッセンワイヤWに電線Dを沿わせ、一定間隔毎にハンガーHにより電線DをメッセンワイヤWに固定する作業を行なう場合におけるエンジン制御装置60の作動について説明する。先ず、作業者Mが作業台51に搭乗し、作業者Mが図示しないアーム操作装置等を操作して屈伸アーム35を上方へ揺動させるとともに作業台51を電線側に首振り動させて作業台51を作業位置に移動させる。続いて、運転キャビン7内に搭乗している図示しない運転手が車両を前方側に走行させる。車両が走行すると作業台51に搭乗している作業者Mは一定間隔毎にハンガーHによって電線DをメッセンワイヤWに固定する。
【0025】
ここで、作業台51に搭乗している作業者Mが作業を行なっているときに、何らかの理由で車両を停止させる状況が発生したと想定する。このような場合において、図3に示す信号伝達遮断スイッチ67がOFF操作の状態にあり、即ち、図3を更に追加して説明すると、信号伝達遮断リレー71の駆動部71aに電力が供給されていない状態で、作業台51に搭乗している作業者MがエンジンEを停止させるように上部エンジン操作スイッチ61を操作した場合には、この停止信号は第1電路70を通ってエンジン停止リレー65の駆動部65aを駆動させ、スイッチ部65bが停止端子部65cに接した状態となり、この停止信号がエンジンコントローラ68に送られることになる。その結果、エンジンコントローラ68はこの停止信号に基づいてエンジンEを停止させる。ここで、運転手が作業者Mのこの行為(即ち、上部エンジン操作スイッチ61を閉じた行為)を知らない場合には、運転手が突然のエンジン停止により動揺する虞がある。また、エンジンEが停止すると、ハンドルやブレーキペダルの動作を補助する図示しない補助装置の動力源が無くなり、ハンドル操作やブレーキ操作が重くなる。
【0026】
しかしながら、本発明に係わるエンジン制御装置60では、信号伝達遮断スイッチ67が運転キャビン7内に配設され、運転キャビン7内の運転手が信号伝達遮断スイッチ67を閉じる操作を行なえば、信号伝達遮断リレー71が第2電路70を電気的に遮断した状態にする。このため、車両が走行可能状態にあるときに作業台51に配設された上部エンジン操作スイッチ61によりエンジンEを停止させる操作が行なわれても、エンジン停止リレー65の駆動部65aは作動せず、このスイッチ部65aは遮断端子部65dに接触した状態に維持される。その結果、エンジンコントローラ68に停止信号が入力されることはなく、エンジンコントローラ68はアクセル操作に応じたエンジンEのスロットル開度制御を行なうことになる。
【0027】
従って、車両が走行中にエンジンが突然停止することはなく、突然のエンジン停止により運転手が動揺したり、エンジン停止によりハンドルやブレーキペダルの動作を補助する補助装置の動力源が無くなって、ハンドル操作やブレーキ操作が重くなるという事態を未然に防止することができる。
【0028】
【第2の実施の形態】
次に、本発明に係わるエンジン制御装置の第2の実施の形態を図5を使用して説明する。尚、第2の実施の形態においては第1の実施の形態との相違点のみを説明し、第1の実施の形態と同一態様部分については同一符号を附してその説明を省略する。エンジンコントローラ77には図1に示す運転キャビン7内に配設されたパーキングブレーキ8が作動状態にあるか否かを検出するパーキングブレーキセンサ(PBセンサ)75と、エンジンEを停止させる機能のみを備えた上部エンジン操作スイッチ61及び下部エンジン操作スイッチ63が電気的に接続されている。尚、パーキングブレーキ8はこれが作動すると後輪5を制動状態にするように構成されている。また、エンジンコントローラ77は、上部エンジン操作スイッチ61又は下部エンジン操作スイッチ63からの停止信号及びパーキングブレーキセンサ(Pbセンサ)75からのブレーキ信号を受け取ると、エンジンEを停止させる制御を行ない、図示しないアクセルの操作に応じてエンジンEのスロットル開度を制御し、Pbセンサ75からのブレーキ信号を受けていない状態にあれば(即ち、車両が走行可能状態にあれば)、上部エンジン操作スイッチ61若しくは下部エンジン操作スイッチ63が閉じられても、上部エンジン操作スイッチ61若しくは下部エンジン操作スイッチ63からの停止信号を無視して、アクセル操作に応じてエンジンEのスロットル開度制御を行なうように構成されている。
【0029】
従って、車両が走行している場合において、エンジンコントローラ77は、Pbセンサ75からブレーキ信号を受けていない状態にあれば、上部エンジン操作スイッチ61若しくは下部エンジン操作スイッチ63から停止信号を受けても、エンジンEが突然に停止することはなく、突然のエンジン停止により運転手が動揺したり、エンジン停止によりハンドルやブレーキペダルの動作を補助する補助装置(図示せず)の動力源を無くして、ハンドル操作やブレーキ操作が重くなるという事態を未然に防止することができる。また、第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態における信号伝達遮断スイッチ67を操作しなくても、車両が走行可能状態にあるときに操作スイッチ61、63が操作されると、車両の走行可能状態を維持するように構成されているので、信号伝達遮断スイッチ67の操作を忘れてもエンジンEが突然に停止する事態を確実に防止することができる。
【0030】
尚、エンジンコントローラ77は、PTO SWからのOFF信号(即ち、エンジンEの駆動力が取り出されていない状態の信号)を受けたときに、車両が走行可能状態にあると判断するように構成されてもよい。この場合、PTO SWがOFF操作されてもバッテリBの電力が上部エンジン操作スイッチ61及び下部エンジン操作スイッチ63に供給されるように構成する。
【0031】
【第3の実施の形態】
次に、本発明に係わるエンジン制御装置における第3の実施の形態を図6、図7を使用して説明する。尚、第3の実施の形態においては第2の実施の形態との相違点のみを説明し、第2の実施の形態と同一態様部分については同一符号を附してその説明を省略する。エンジン制御装置80は、図6に示すように、エンジンコントローラ77と状態センサ83とを有して構成されている。エンジンコントローラ77にはブームコントローラ89が電気的に接続されている。ブームコントローラ89は、図1に示す作業台51内に配設されたブーム操作装置85の操作に応じて図1に示すブーム20の起伏動、旋回動、伸縮動及び作業台51の首振り動を制御する作動制御バルブV及び図1に示す作業台51内に配設されたアーム操作装置87の操作に応じて図1に示す屈伸アーム35の屈伸動作を制御する図示しない作動制御バルブの作動をコントロールする。このブームコントローラ89にはエンジンEの回転数を高・中・低のいずれかを選択操作して選択操作されたエンジン回転数でエンジンEを回転駆動させるアクセル操作スイッチ91が電気的に接続されている。このアクセル操作スイッチ91は操作レバー91aの回転位置に応じた回転信号を出力するように構成されている。
【0032】
ブーム操作装置85は、図1に示すブーム20を起伏動作させる起伏操作レバー85aと、ブーム20を伸縮動させる伸縮操作レバー85bと、ブーム20を旋回動させる旋回操作レバー85cと、作業台51を首振り動させる首振り操作レバー85dとを有し、これらの操作レバーは前後若しくは左右方向に傾動操作可能に構成されている。アーム操作装置87は、図1に示す屈伸アーム35を屈伸動作させる屈伸操作レバー87aを有し、この屈伸操作レバー87aは前後若しくは左右方向に傾動操作可能に構成されている。
【0033】
ブームコントローラ89はこれらの操作レバーが傾動操作されたときに、操作レバーの傾動角度に応じて操作された操作レバーに対応する作動制御バルブVの開度を制御するとともに、アクセル操作スイッチ91からの回転信号をエンジンコントローラ77に出力するように構成されている。ブームコントローラ89とエンジンコントローラ77は接続ラインLを介して電気的に接続され、この接続ラインLにリレースイッチ93が配設されている。このリレースイッチ93は図2に示す作業台51に配設された走行作業スイッチ94の操作によってその作動が制御されるように構成されている。具体的には、リレースイッチ93は、走行作業スイッチ94がON操作されると接続ラインLを連通状態にし、走行作業スイッチ94がOFF操作されると接続ラインLを遮断するように構成されている。このため、例えば、走行作業スイッチ94がON操作の状態で、伸縮操作レバー85bにより図1に示すブーム20を伸長動させるための傾動操作がされ、且つアクセル操作スイッチ91がエンジンEを高速回転させるように選択操作された場合には、エンジンEは高速度で回転駆動し、ブーム20は高速で伸長動することになる。また、ブームコントローラ89は、伸縮操作レバー85bが中立状態にある場合でもアクセル操作スイッチ91からの回転信号をエンジンコントローラ77に出力するように構成されている。このため、走行作業スイッチ94がOFF状態にされていれば、エンジンEはアクセル操作に応じてその作動が制御されることになる。なお、走行作業スイッチ94は、通常、車両が走行可能状態にあるときには、回転信号がエンジンコントローラ77に伝達されないようにOFF操作されるようにして用いられる。
【0034】
このようなエンジン回転数を制御するエンジンコントローラ77には状態センサ83が電気的に接続されている。ここでいう状態センサ83は前述した図5に示すパーキングブレーキセンサ(PBセンサ)75と同様の機能を有したセンサであり、即ち、図1に示す走行装置4、5が走行可能状態にあるか否かを検出する機能を有したセンサである。具体的には、状態センサ83は、エンジンEに接続されたトランスミッションTMがマニュアルトランスミッション又はオートマチックトランスミッションである場合において、操作によりエンジンEの駆動力を走行装置4、5に伝達するシフトレバー95の位置が中立位置にあるか否かを検出するレバー位置検出センサ96、図7に示す前輪4若しくは後輪5の回転速度から車両の走行速度を検出する速度検出センサ97、油の給排制御を行なう作動制御バルブVに油を供給し及び遮断するインターロックバルブ101の作動状態を検出するロックバルブ作動検出センサ103、図7に示すブレーキペダル105を一度踏めばその後にブレーキペダル105の踏み込み動作を止めても、前輪4及び後輪5の全ての車輪4、5をロック状態にする第3ブレーキ107が作動状態にあるか否かを検出する第3ブレーキ作動検出センサ109、図1に示すジャッキ10のローラ11が接地状態にあるか否かを検出する図1に示すローラ接地検出センサ111及び前述した図5に示すパーキングブレーキセンサ75の少なくともいずれかのセンサである。
【0035】
ここで、レバー位置検出センサ96は、トランスミッションTMがマニュアルトランスミッションである場合には、シフトレバー95の位置がニュートラルN以外の位置にあるときに走行装置4,5が駆動可能状態にあると検出し、トランスミッションTMがオートマチックトランスミッションである場合には、シフトレバー95の位置がニュートラルN及びパーキングP以外の位置にあるときに走行装置4,5が駆動可能状態にあると検出する。図7に示す速度検出センサ97は車両の走行速度が所定速度を超えた状態にあるときに走行装置4、5が駆動可能状態にあると検出する。なお、所定速度は任意の速度に設定可能である。ロックバルブ作動検出センサ103は作動制御バルブV…への油の供給が可能な状態にあるときに走行装置4、5が駆動可能状態にあると検出する。図7に示す第3ブレーキ作動検出センサ109は、第3ブレーキ107が非作動状態にあるときに走行装置4、5が駆動可能状態にあると検出する。図1に示すローラ接地検出センサ111はローラ11が非接地状態にあるときに走行装置4、5が駆動可能状態にあると検出する。
【0036】
なお、第3ブレーキ107は、図7に示すように、図示しない作業者が押圧操作を行なうブレーキペダル105と、ブレーキペダル105に接続された油圧管路113を介して接続されてブレーキペダル105の押圧操作により作動するマスターシリンダ114と、マスターシリンダ114に接続された油圧管路115を介して接続されてマスターシリンダ114から供給される圧油により作動して圧油を吐出させるハイドロマスタ116と、ハイドロマスタ116に接続された油圧管路117を介して接続されてハイドロマスタ116から吐出された圧油の供給を受けて前輪4及び後輪5を制動状態にするフロントブレーキ118及びリヤブレーキ119とを有して構成されている。マスターシリンダ114には、ブレーキペダル105が押圧操作されてフロントブレーキ118及びリヤブレーキ119を作動させて前輪4及び後輪5がロック状態にあることを検出する前述した第3ブレーキ作動検出センサ109が取り付けられている。第3ブレーキ作動検出センサ109はマスターシリンダ114内の作動油の油圧が所定値を越えているときに車輪4、5がロックされた状態にある旨のロック信号を出力する。
【0037】
図6に示すように、エンジンコントローラ77は、状態センサ83により走行装置4、5が駆動可能状態にあると検出され、且つアクセル操作スイッチ91からの回転信号をブームコントローラ89から受け取ったときに、この回転信号を無視して走行装置4、5を駆動可能状態に維持させるように構成されている。具体的には、エンジンコントローラ77は、車両が走行状態にあるときに回転信号を受け取ったときには、この回転信号を無視して車両の走行状態を維持させる。このため、車両が走行状態にあるときに、図1に示す作業台51に搭乗している図示しない作業者が走行作業スイッチ94を不用意にON状態にして、接続ラインLが繋がった状態となり、この状態でブーム操作装置85の操作レバーが傾動操作されても、エンジンコントローラ77はブームコントローラ89から送られてくる回転信号を無視する。その結果、エンジンコントローラ77はアクセル操作に応じたエンジン回転制御を行なうことになり、車両の走行速度が一定であればエンジンEの回転数は変化しない。このため、走行作業スイッチ94の誤操作から生じるエンジン回転数の変化により車両の走行速度が急変する事態を未然に防止することができ、車両の走行速度が急変して運転者が急ブレーキをかけたり、作業者が作業台内で転倒する虞を未然に防止することができる。
【0038】
また、車両が停止状態にあるとき(例えば、エンジンEが停止状態にあるとき)に、図1に示す作業台51に搭乗している図示しない作業者が走行作業スイッチ94を不用意にON状態にし(接続ラインLを接続状態にし)、且つ、ブーム操作装置85の操作レバーを傾動操作した場合でも、エンジンコントローラ77は回転信号を無視してエンジン回転数を停止状態に維持させる。その結果、エンジンEが突然に始動して車両がいきなり走行する事態を未然に防止することができる。
【0039】
なお、前述した実施の形態では、道路上を走行可能な車両を例に説明したが、軌道上を走行可能な軌陸作業車でもよい。また、作業台51を昇降移動させる手段としてブーム20を示したが、シザースリンク機構を備えたものでもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明におけるエンジン制御装置によれば、エンジンコントローラは走行装置が駆動状態にあるときには停止操作手段によるエンジン停止操作が行なれてもこの操作に拘わらずエンジンの作動を維持させるので、作業台を作業位置に移動させた状態で走行体を走行させながら作業が行なわれる場合、停止操作手段によるエンジン作動の停止操作が行なわれても、エンジンの作動は現在の状態のまま維持される。このため、車両が走行状態にあるときに作業台からエンジンを停止させることはできず、その結果として、突然のエンジン停止により運転キャビン内の運転手が動揺したり、ハンドルやブレーキペダルの動作を補助する補助装置の動力源が無くなることでハンドル操作やブレーキ操作が重くなる事態を防止することができる。
【0041】
また、本発明におけるエンジン制御装置によれば、エンジンコントローラは走行装置が駆動状態にあるときにアクセル操作手段によるエンジン回転数の変更操作が行なわれても、アクセル操作手段の操作に拘わらずエンジンの回転数を維持させるので、作業台を作業位置に移動させた状態で走行体を走行させながら作業が行なわれる場合、アクセル操作手段によりエンジンを作動させる操作がされても、エンジン回転数は現在の状態のまま維持される。このため、車両が走行状態にあるときに作業台からエンジン回転数を変えることはできず、その結果として、車両の走行速度が変化したり車両が突然に走行する事態を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるエンジン制御装置を搭載した高所作業車の斜視図を示す。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるブーム、屈伸アーム及び作業台の側面図を示す。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるエンジン制御装置の概略構成図を示す。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるエンジン制御装置の作動を説明するための図を示す。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるエンジン制御装置の概略構成図を示す。
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるエンジン制御装置の概略構成図を示す。
【図7】本発明の第3の実施の形態における第3ブレーキの概略構成図を示す。
【符号の説明】
1 高所作業車(作業用車両)
2 トラック車両(走行体)
4 前輪(走行装置)
5 後輪(走行装置)
20 ブーム(昇降装置)
51 作業台
60、80 エンジン制御装置
61 上部エンジン操作スイッチ(停止操作手段)
68、77 エンジンコントローラ
75 パーキングブレーキセンサ(駆動状態検出手段)
83 状態センサ(駆動状態検出手段)
91 アクセル操作スイッチ(駆動状態検出手段)
96 レバー位置検出センサ(駆動状態検出手段)
97 速度検出センサ(駆動状態検出手段)
103 ロックバルブ作動検出センサ(駆動状態検出手段)
109 第3ブレーキ作動検出センサ(駆動状態検出手段)
111 ローラ接地検出センサ(駆動状態検出手段)
E エンジン
Claims (2)
- エンジンの駆動力を受けて駆動する走行装置を備え、前記走行装置を走行操作するための運転キャビンが設けられた走行体と、前記走行体に配設され作業台を備えて前記作業台を昇降動させる昇降装置とを有してなり、前記作業台を作業位置に移動させて前記走行体を走行させながら作業を行なう作業用車両のエンジン制御装置において、
少なくとも前記作業台に配設された停止操作手段と、
前記走行装置が駆動状態にあるか否かを検出する駆動状態検出手段と、
前記停止操作手段の操作に応じて前記エンジンの作動を停止させるエンジンコントローラとを有し、
前記エンジンコントローラは、前記運転キャビンにおいて前記走行装置が走行操作されている場合において、前記駆動状態検出手段により前記走行装置が駆動状態にあると検出されているときに、前記停止操作手段により前記エンジンを停止させる操作が行なわれると、前記停止操作手段の操作に拘わらず前記エンジンの作動を維持させるように構成されていることを特徴とする作業用車両のエンジン制御装置。 - エンジンの駆動力を受けて駆動する走行装置を備え、前記走行装置を走行操作するための運転キャビンが設けられた走行体と、前記走行体に配設され作業台を備えて前記作業台を昇降動させる昇降装置とを有してなり、前記作業台を作業位置に移動させて前記走行体を走行させながら作業を行なう作業用車両のエンジン制御装置において、
前記作業台に配設されたアクセル操作手段と、
前記走行装置が駆動状態にあるか否かを検出する駆動状態検出手段と、
前記アクセル操作手段の操作に応じて前記エンジンの回転数を制御するエンジンコントローラとを有し、
前記エンジンコントローラは、前記運転キャビンにおいて前記走行装置が走行操作されている場合において、前記駆動状態検出手段により前記走行装置が駆動状態にあると検出されているときに前記アクセル操作手段により前記エンジンの回転数を変更させる操作が行なわれても、前記アクセル操作手段の操作に拘わらず前記エンジンの回転数を維持させるように構成されていることを特徴とする作業用車両のエンジン制御装置。
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