JP2002068684A - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車

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JP2002068684A
JP2002068684A JP2000256022A JP2000256022A JP2002068684A JP 2002068684 A JP2002068684 A JP 2002068684A JP 2000256022 A JP2000256022 A JP 2000256022A JP 2000256022 A JP2000256022 A JP 2000256022A JP 2002068684 A JP2002068684 A JP 2002068684A
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JP
Japan
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speed
engine
movable
work table
vehicle
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Application number
JP2000256022A
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English (en)
Inventor
Takashi Terada
喬 寺田
Hideo Yoshii
秀夫 吉井
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業台の下降時と上昇時での水平方向の位置
ずれをなくし、作業性の向上を図る。 【解決手段】 左右一対の駆動輪5L,5Rと、左右駆
動輪5L,5Rの前後一側に位置する車輪6とを有し、
左右駆動輪5L,5R間に略直線方向に昇降自在な作業
台11を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、果樹園等
で使用される高所作業車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高所での作業を行うべく、昇降自
在な作業台を備えた高所作業車が実開平5−95247
号公報にて開示されたものがある。この高所作業車にあ
っては、基部側が車体に枢支されて上下揺動自在とされ
たブームの先端側に作業台を取り付け、ブームを上下動
させることにより、作業台を昇降させるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の高所作業車
にあっては、ブームを昇降させると、作業台は円弧軌跡
を描くように運動するので、目標位置の真下に作業台を
位置させても、作業台を上昇させると、作業台は目標到
達位置から水平方向に大きく位置ずれし、車体を移動さ
せて位置修正しなければならないという問題がある。ま
た、作業台が昇降するにともなって重心位置が変化する
ため不安定であると共に、作業台が旋回中心から大きく
離れた位置にあるので、遠心力によって旋回時に作業車
が振り回されてしまうという問題もある。
【0004】そこで本発明は、前記問題点を解消するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が技術的課題を解
決するために講じた技術的手段は、左右一対の駆動輪
と、左右駆動輪の前後一側に位置する車輪とを有し、左
右駆動輪間に略直線方向に昇降自在な作業台を備えたこ
とを特徴とする。また、電動機によって左右の駆動輪を
それぞれ独立して駆動させるように構成するのがよい。
また、エンジンと、電動機の電源となるバッテリーと、
エンジンにより駆動されてバッテリーに充電するオルタ
ネータとを備えるのがよい。
【0006】また、車体フレームに立設された固定マス
トに、可動マストを昇降自在に備え、この可動マストに
作業台を昇降自在に備え、作業台の上昇にともなって可
動マストが上昇するように構成してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図4において、1は高所作
業車であり、この高所作業車1は、左右一対の前輪5
L,5R(駆動輪)及び1つの後輪6(車輪)によって
走行可能に支持された車体フレーム2を有する。この車
体フレーム2は、図5に示すように、左右一対の主枠材
3を有する。左右の主枠材3は、前部3a側の左右間隔
が広く、後部3b側の左右間隔が狭く、中間部分3cの
左右間隔が後方に向かうにしたがって漸次幅狭となるよ
うに形成されていると共に、後部3b側において、一段
高くなるように形成されている。
【0008】左右各主枠材3の前端側には、それぞれ支
持ブラケット4が設けられ、この支持ブラケット4に前
輪5L,5Rが左右方向の軸心廻り回転自在に支持され
ている。また、左右の主枠材3の後部3b側の一段高く
なった部分は、左右方向の支持部材7によって連結さ
れ、この支持部材7の左右方向中央部に支持ブラケット
8が取り付けられ、この支持ブラケット8に後輪6が左
右方向の軸心廻りに回転自在に支持されている。
【0009】前記支持ブラケット8は、支持部材7に上
下方向の軸心廻りに回動自在に取り付けられていて、後
輪6はキャスタ輪とされている。左右の主枠材3の前部
3aの後部側及び中間部分3cの前後方向中途部は前後
一対の連結部材9,10によって連結されている。車体
フレーム2には、作業者が搭乗可能なバケット状の作業
台11と、この作業台11を昇降させる昇降装置12
と、左右の前輪5L,5Rを駆動するモータ13L,1
3Rと、高所作業車1に装備された電気機器の電源とな
る2つのバッテリー14と、昇降装置12を駆動させる
油圧ポンプ15と、バッテリー14の充電をするオルタ
ネータ16と、これら油圧ポンプ15及びオルタネータ
16を駆動するエンジン17等とが設けられている。
【0010】バッテリー14は、左右の主枠材3の中間
部分3cの前後方向中途部を連結する連結部材10上に
載置板を介して載置されて取付固定され、エンジン1
7,油圧ポンプ15,オルタネータ16は、バッテリー
14の後方側に横並びに配置され、車体フレーム2に設
けた支持台55上に搭載されている。また、油圧ポンプ
15及びオルタネータ16は、エンジン17の出力軸
に、巻掛伝動機構56を介して連動連結されている。作
業台11は左右前輪5L,5R間の略中央部に配置さ
れ、昇降装置12によって上下方向(鉛直方向)に略直
線状に昇降可能とされている。
【0011】したがって、作業台11が最下端位置にあ
る状態で高所作業車1を移動させて作業台11を目標位
置の下方に位置させ、昇降装置12によって作業台11
を上昇させることにより、目標の位置に正確に位置させ
ることができ、車体フレーム2を動かして位置修正する
という必要がなく、作業性に優れている。また、作業台
11を昇降させても水平方向の重心位置が変化しないの
で、安定性がよい。また、作業台11は、左右の前輪5
L,5R間の略中央部に位置しており、旋回中心又は旋
回中心から近い位置にあるので、旋回時に作業者が振り
回されず、比較的速い速度で旋回が可能とされている。
【0012】また、作業台11には、ガード24が設け
られており、このガード24は、後下部の枢支部24a
が図示省略のブラケットを介して作業台11に左右方向
の軸心廻りに回動自在に支持されていると共に、ガード
24の前部は作業台11の前部左右両側に設けられたサ
ポート25上に載置されている。さらに、作業台11に
は、コントロールボックス36が設けられ、このコント
ロールボックス36には、図9及び図10に示すよう
に、高所作業車1に装備される電気機器を制御するコン
トローラ(制御装置)48が組み込まれていると共に、
昇降装置12を遠隔操作するリフト昇降スイッチ37、
最高走行速度切替用の速度切替スイッチ42、操向用の
ジョイスティックレバー43、エンジン17始動用のキ
ースイッチ44、チャージランプ45、過負荷インジケ
ーター50、警報ブザー49等が備えられている。
【0013】昇降装置12は、作業台11の後方側に配
置され、左右主枠材3の前部3aを連結する連結部材9
の左右方向中央部に固定された支持板18上に立設され
ている。昇降装置12は、図6〜図8に示すように、左
右一対の固定マスト20と、左右一対の可動マスト21
と、油圧シリンダ(アクチュエータ)22とから主構成
されている。左右の固定マスト20は、溝形鋼等から形
成され、開放部が対向するように上下方向に配置されて
いる。また、左右の固定マスト20は、前記支持板18
上に立設固定された平面視コ字形の支持体23で支持さ
れていると共に連結されている。
【0014】左右の可動マスト21は、溝形鋼等から形
成され、左右の固定マスト20間に開放部が対向するよ
うに上下方向に配置されており、連結部材26によって
左右の可動マスト21の上端同志が連結されている。左
右各可動マスト21の左右方向外側には、固定マスト2
0内に上下方向移動自在に設けられたシュー又はローラ
等の移動体27が支軸28を介して取り付けられてお
り、左右の可動マスト21は、固定マスト20によって
前後左右の位置規制されながら、固定マスト20をガイ
ドとして上下方向に移動自在とされている。
【0015】また、左右の可動マスト21内には、シュ
ー又はローラ等の移動体31が上下方向移動自在に設け
られており、この移動体31に支軸32を介して可動体
33が取り付けられており、これによって可動体33が
可動マスト21をガイドとして上下方向に移動自在とさ
れており、この可動体33に作業台11が取付固定され
ている(したがって、作業台11は可動マスト33をガ
イドとして上下方向移動自在とされている)。油圧シリ
ンダ22は左右の可動マスト21間に、ピストンロッド
22aが上方に突出するように上下方向に配置されてお
り、シリンダチューブ22bの下端側が支持板18に固
定されると共に、シリンダチューブ22bの上端側がU
字金具34を介して支持体23に支持されている。
【0016】この油圧シリンダ22のピストンロッド2
2aの先端側にはスプロケット29が左右方向の軸心廻
りに回動自在に取り付けられると共に、ピストンロッド
22aは可動マスト21側に連結されている。また、ス
プロケット29に掛けられたチェーン35の一端側は作
業台11側(可動体33)に係止され、他端側は支持体
23側に係止されている。したがって、油圧シリンダ2
2のピストンロッド22aを上方に向けて突出させる
と、可動マスト21がピストンロッド22aの伸び量と
同量上昇すると共に、作業台11がピストンロッド22
aの伸び量の2倍量上昇する。
【0017】なお、昇降装置12を鉛直方向に対して若
干傾けることで、作業台11の昇降方向を鉛直方向に対
して若干傾斜させてもよく(例えば、10〜15°前傾
させる)、傾けることで、樹形に沿った昇降が可能とな
る。また、前記昇降装置12にあっては、パンタグラフ
式の昇降装置に比べて、昇降装置12全体の水平面に対
する投影面積が小さく、樹間作業時の障害になりにくい
という利点がある。また、固定マスト20に、直接、作
業台11を昇降自在に取り付けると、高い固定マスト2
0が必要とされるが、固定マスト20に可動マスト21
を昇降自在に取り付け、この可動マスト21に作業台1
1を昇降自在に取り付け、油圧シリンダ22により可動
マスト21を昇降させるようにすることにより、作業台
11のガイド装置(固定マスト20及び可動マスト2
1)が低いもので構成でき、該ガイド装置が、果樹園内
等での走行時に枝等にひっかかるということが少ない。
【0018】また、コントロールボックス36のリフト
昇降スイッチ37によって、ピストンロッド22aが上
昇・停止・下降するように油圧シリンダ22を制御する
電磁バルブからなるリフト昇バルブ53a及びリフト降
バルブ53bの切換え操作ができるようになっている。
モータ13L,13Rは、図例のものでは、モータコン
トローラ51によってPWM制御されるDCモータで構
成され(ACモータ等の電動機又は油圧モータ等であっ
てもよい)、左右の前輪5L,5Rに対応して左右一対
設けられており、左右の前輪5L,5Rがそれぞれ独立
して正逆に回転駆動されるように構成されている。
【0019】左右のモータ13L,13Rは、昇降装置
12の左右両側に配置された伝動ケース38に取り付け
られており、伝動ケース38は、左右主枠材3の前部3
aを連結する連結部材9の左右両側に固定された支持板
39に取付固定されており、各伝動ケース38には、モ
ータ13L,13Rの出力軸から伝動ケース38内のギ
ヤ伝動機構等の伝動機構を介して動力伝達される伝動軸
40が左右方向外方に突出状に設けられている。前記伝
動軸40から前輪5L,5Rの車軸41に、チェーン巻
掛け伝動機構等の伝動機構30を介して動力伝達され、
モータ13L,13Rによって前輪5L,5Rが回転駆
動されるように構成されている。
【0020】なお、エンジン17からの回転動力をギヤ
伝動、ベルト伝動等の動力伝動装置によって前輪5L,
5Rに伝動して、該前輪5L,5Rを回転駆動させるよ
うにしてもよいが、このエンジン17からの回転動力を
前輪5L,5Rに伝動する機械的駆動では、車速及び回
転方向を制御するために変速機が必要であり、駆動系が
複雑化すると共に、車速はエンジン回転数に比例するた
め(油圧装置を介した駆動でも同様である)、正確な速
度制御が困難であるが、本実施の形態のように、DCモ
ータ13L,13Rで前輪5L,5Rを駆動するように
することで、正逆回転が自由に行えると共に、エンコー
ダ52によるモータ回転数検知によって正確な速度制御
が可能であり、また、これらの制御は、コントローラ4
8で電気的に行えるので、複雑な変速機構が不要とな
り、駆動系を簡略化できる。
【0021】また、機械的駆動では、作業台11の昇降
に伴って、操作部の位置も変化するため、該操作部から
駆動制御部までの間のリモートコントロール方法に制約
ができたり、複雑な装置が必要となるが、図例のもので
は、作業台11に設けられる操作部と、駆動制御部との
間は電気ハーネスでつながれることとなり、電気ハーネ
スは柔軟なため、ワイヤより取り回し時の制約が少な
く、前述の多段伸縮式の昇降装置12のリモートコント
ロールが可能となる。また、モータ13L,13Rの電
源となるバッテリー14への充電はオルタネータ16で
行うので、通常の電動車輌の様に、商用電源のある場所
まで移動させて充電を行う必要がない。
【0022】また、エンジン17の出力を前輪5L,5
Rに伝達するものにあっては、エンジン17は出力の大
きいものが必要とされるが、図例のもののように、走行
系駆動力をDCモータ13L,13Rから得ることで、
エンジン出力は小さくてすむと共に、エンジン17は一
定回転数で使用されるので、耐久性の向上が期待でき
る。また、この高所作業車1にあっては、走行速度(車
速)は、最高速度が低速(例えば、1km/h)の1速
モードと、最高速度が1速モードよりも速い(例えば、
4km/h)2速モードとに切換え可能とされており、
このモード切換えはコントロールボックス36の速度切
替スイッチ42によって行われる。
【0023】この速度切替スイッチ42は、例えば、モ
ーメンタリ式照光スイッチによって構成され、速度切替
スイッチ42を押すごとに、1速モードと2速モードと
に交互に切り替わるようにコントローラのCPUマップ
が変更されるようになっていると共に、2速モード時に
スイッチのランプが点灯するようになっている(速度切
替スイッチ42が、ON状態で2速モードとされ、OF
F状態で1速モードとされる)。また、この高所作業車
1にあっては、コントロールボックス36のジョイステ
ィックレバー43によって、高所作業車1の前後移動と
方向転換(旋回)が行えるようになっている。
【0024】すなわち、ジョイスティックレバー43は
上方突出状態の中立位置から前後左右及び斜め方向に傾
動可能とされ、このジョイスティックレバー43の傾斜
角度と傾斜方向とによって、左右のDCモータ13L,
13Rの回転速度(出力回転数)と回転方向(正転・逆
転)が制御されるように構成されており、基本的には、
ジョイスティックレバー43を前方に傾けると前進し、
ジョイスティックレバー43を後方に傾けると後進し、
前方に傾けながら右方にも傾けると右側の前輪5Rの周
速度が左側の前輪5Lの周速度よりも遅くなって右斜め
前方に方向転換(前進で右側に旋回)し、前方に傾けな
がら左方にも傾けると左側の前輪5Lの周速度が右側の
前輪5Rの周速度よりも遅くなって左斜め前方に方向転
換(前進で左側に旋回)し、後方に傾けながら右方にも
傾けると右側の前輪5Rの周速度が左側の前輪5Lの周
速度よりも遅くなって右斜め後方に方向転換(後進で右
側に旋回)し、後方に傾けながら左方にも傾けると左側
の前輪5Lの周速度が右廻りに側の前輪5Rの周速度よ
りも遅くなって左斜め後方に方向転換(後進で左側)に
旋回するように制御される。
【0025】このジョイスティックレバー43の傾斜角
度及び傾斜方向と、左右の前輪5L,5Rの周速度との
関係を図11及び図12に示す。図11は、1速モード
時におけるCPUマップ(スロットルマップ)を示して
おり、図12は、2速モード時におけるCPUマップ
(スロットルマップ)を示している。図11及び図12
において、縦軸はジョイスティックレバー43を鉛直状
態から前方へ傾斜させたときの傾斜角度を示しており、
横軸はジョイスティックレバー43を鉛直状態から右方
へ傾斜させたときの傾斜角度を示している。また、括弧
内の数値は、左側の数値が左側の前輪5Lの周速度を示
しており、右側の数値が右側の前輪5Rの周速度を示し
ており、それぞれ単位はkm/hである。また、括弧内
数値のマイナス表示は、ジョイスティックレバー43を
傾けた方向と逆の方向に回転する(図11の場合、後転
する)ことを示している。
【0026】例えば、(0,0)の場合、左右の前輪5
L,5Rの周速度がともに0km/hで停止状態であ
り、(2,1)の場合、左側の前輪5Lが周速度2km
/hで、且つ右側の前輪5Rが周速度1km/hで前進
し、(1,−1)の場合、左側の前輪5Lが周速度1k
m/hで前転し、右側の前輪5Rが周速度1km/hで
後転する。図11より、1速モード時での最小旋回は左
右の前輪5L,5R間の中央部を中心として旋回する芯
地旋回(その場旋回)とされ、図12より、2速モード
時での最小旋回は右側の前輪5R(左右一方の前輪)を
中心として旋回する片輪旋回とされている。
【0027】したがって、速度切替スイッチ42の切替
操作により、最高速度の切り替えと同時に、旋回方法の
制限が行われることとなる。また、図11及び図12よ
り、前進する場合、ジョイスティックレバー43の前方
への傾斜角度が大きい程、左右の前輪5L,5Rの周速
度が速くなり、方向転換(又は旋回)する場合、ジョイ
スティックレバー43の右方への傾斜角度が大きい程、
左右の前輪5L,5Rの周速度差が大きくなるように制
御されるが、芯地旋回の場合は、ジョイスティックレバ
ー43の右方への傾斜角度が大きい程、左右の前輪5
L,5Rの周速度が速くなるように制御される。
【0028】図11及び図12は、ジョイスティックレ
バー43を前方へ傾斜させたときの傾斜角度及びジョイ
スティックレバー43を右方へ傾斜させたときの傾斜角
度と、左右の前輪5L,5Rの周速度との関係を例示し
たが、ジョイスティックレバー43の、その他の方向の
傾斜角度と、左右の前輪5L,5Rの周速度との関係
は、前記図11及び図12で示した関係と同様であるの
で、図示は省略する。また、旋回させるのに、左右の前
輪5L,5Rの内、一方の前輪5L,5Rをブレーキで
制動するスキッドステアであると、路面を傷めてしまう
が、前記のようにモータ13L,13Rの回転速度を制
御することにより旋回させるようにすると、接地面のス
リップが少なく、路面を傷めないという利点がある。
【0029】なお、図11及び図12において、前輪5
L,5Rの周速度は、ジョイスティックレバー43の所
定の範囲の傾斜角度を超えると変速する段階的な変速と
なっているが、無段階的に変速するようにしてもよい。
前記モータ13L,13Rには、電磁クラッチブレーキ
58(図10参照)が付属されており、この電磁クラッ
チブレーキ58により前輪5L,5Rを制動できるよう
になっている。この電磁クラッチブレーキ58は、ジョ
イスティックレバー43が中立のときにのみ作動するよ
うに構成されている。
【0030】また、本実施の形態の高所作業車1では、
ジョイスティックレバー43が中立位置のときにのみ、
1速又は2速のモード切り替えが行えるようになってお
り、したがって、ジョイスティックレバー43が中立位
置にないときには、速度切替スイッチ42を操作しても
モード切り替えがなされないようになっている。また、
図2に示すように、作業台11が最下端位置にあるのを
リミットスイッチ又はその他のセンサからなるリフトス
イッチ47で検出し、作業台11が上昇してリフトスイ
ッチ47がOFF状態になると、2速モードであって
も、強制的に1速モードとなるように構成されている。
また、作業台11が下降し、前記リフトスイッチ47が
ON状態となって作業台11が検出されても自動的に2
速モードには復帰せず、速度切替スイッチ42によるモ
ード切り替えが可能となる。
【0031】この高所作業車1では、走行時でも作業台
11が昇降できるようになっており、2速モード走行時
には、前述したように、作業台11が上昇すると1速モ
ードとなる。また、高所作業車1の下り坂での走行にお
いては、モータ13L,13Rの逆起電力を検知するこ
とで、高所作業車1が重力による加速を行っていると判
断した場合、モータコントローラ51に付属している機
能である発電ブレーキによって速度を低下させるように
なっている。
【0032】また、エンジン17の停止時には、走行系
の電源が遮断されるようになっており、走行中にキース
イッチ44をOFFにした場合、高所作業車1は徐徐に
速度を低下させて停止するようになっている。また、所
定時間(例えば、3秒間)、前輪5L,5Rロック状態
が続いた場合、すなわち、モータ出力がされているにも
関わらず、エンコーダ52からの入力がない(片輪でも
車輪の回転を検出しなかった)場合、連続音の警報ブザ
ー49を鳴らし、且つ過負荷インジケータ50を点灯し
た上で、モータ13L,13Rの出力を停止させてモー
タ13L,13Rを保護するようになっている。
【0033】この場合、メインスイッチをOFFにし、
再度ONにすると復帰するようになっている。メインス
イッチは、コントローラ48、リフト昇バルブ53a、
リフト降バルブ53b、モータコントローラ51のロジ
ック電源及びリコイル1次側をON・OFFする。ま
た、メインスイッチがOFFのときには、エンジン17
が停止する。また、オルタネータ16が異常の場合に
は、断続音の警報ブザー49を鳴らし、且つチャージラ
ンプ45を点灯させるようになっている。
【0034】また、この高所作業車1にあっては、エン
ジン17が回転しており、且つオルタネータ16が正常
の時にのみ走行可能とされており、走行中にオルタネー
タ16に異常が起こった場合には、徐徐に速度を低下さ
せて停止させるようになっている。インジケーターのラ
ンプ切れを判定するために、キースイッチ44を回して
メインスイッチをONした後、チャージランプ45、過
負荷インジケーター50、速度切替スイッチ42のラン
プが数秒間(1秒)点灯するようになっている。
【0035】なお、チャージランプ45はエンジン17
が始動するまで点灯する。また、エンジン17の停止時
であっても、リフト昇降スイッチ37を下降側に操作し
た場合、非常用バルブ54(図10参照)が動作して、
作業台11を下降させることができるようになってい
る。この非常用バルブ54はエンジン17の駆動時には
作動しないようになっている。高所作業車の走行、作業
台の昇降等の制御を機械的に行うと、多数の機械的機構
が必要とされるが、電気部品を使用することで、コント
ローラのプログラムにより機能制御が可能であり、機械
部品の点数や調整項目が減少する。
【0036】なお、図2に仮想線で示すように、車体フ
レーム2には、例えばエンジン17の上方側を覆うよう
に、コンテナ等を載置する載置台57を設けてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、左右一対の駆動輪と、
左右駆動輪の前後一側に位置する車輪とを有し、左右駆
動輪間に略直線方向に昇降自在な作業台を備えたので、
作業台を上昇させて目標位置に位置させる際において、
正確に目標位置に到達させることが可能であると共に、
作業台の昇降による重心位置の変化がない(又は少な
い)ので、安定性に優れる。また、作業台が旋回中心又
はその近傍に位置するので、従来のように、旋回時に作
業者が振り回されるということもない。
【0038】また、エンジンの動力を駆動輪に伝達して
該駆動輪を駆動させるようにすると、車速及び回転方向
を制御するために複雑な変速機構が必要であると共に、
車速はエンジン回転数に比例するため正確な速度制御が
困難であるが、電動機によって左右の駆動輪をそれぞれ
独立して駆動させることにより、電気的に制御が行える
ので、車速及び回転方向を制御するために複雑な変速機
構が不要となると共に、駆動系を簡略化することができ
る。また、エンジンの動力を駆動輪に伝達して該駆動輪
を駆動させるようにするものに比べ、出力の小さいエン
ジンでよく、また、エンジンは一定回転数で使用するの
で、耐久性の向上が期待できる。
【0039】また、エンジンと、電動機の電源となるバ
ッテリーと、エンジンにより駆動されてバッテリーに充
電するオルタネータとを備えたことにより、商用電源の
ある場所まで移動させて充電を行う必要がない。また、
車体フレームに立設された固定マストに、可動マストを
昇降自在に備え、この可動マストに作業台を昇降自在に
備え、作業台の上昇にともなって可動マストが上昇する
ように構成することにより、作業台を必要十分な高さに
上昇させることができると共に、作業台の下降時にあっ
ては、該作業台をガイドするガイド機構が低くなり、ま
た、該ガイド機構の水平面への投影面積が小さく、樹間
作業時の傷害になりにくいという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】高所作業車の平面図である。
【図2】高所作業車の側面図である。
【図3】高所作業車の正面図である。
【図4】高所作業車の背面図である。
【図5】車体フレームの平面図である。
【図6】作業台及び昇降装置の側面図である。
【図7】昇降装置の正面図である。
【図8】昇降装置の平面図である。
【図9】コントロールボックスの平面図である。
【図10】制御系の構成図である。
【図11】1速モード時のスロットルマップを示した図
である。
【図12】2速モード時のスロットルマップを示した図
である。
【符号の説明】
2 車体フレーム 5L 前輪(駆動輪) 5R 前輪(駆動輪) 6 後輪(車輪) 13L モータ(電動機) 13R モータ(電動機) 14 バッテリー 16 オルタネータ 17 エンジン 20 固定マスト 21 可動マスト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月5日(2000.10.
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 高所作業車
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、果樹園等
で使用される高所作業車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高所での作業を行うべく、昇降自
在な作業台を備えた高所作業車が実開平5−95247
号公報にて開示されたものがある。この高所作業車にあ
っては、基部側が車体に枢支されて上下揺動自在とされ
たブームの先端側に作業台を取り付け、ブームを上下動
させることにより、作業台を昇降させるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の高所作業車
にあっては、ブームを昇降させると、作業台は円弧軌跡
を描くように運動するので、目標位置の真下に作業台を
位置させても、作業台を上昇させると、作業台は目標到
達位置から水平方向に大きく位置ずれし、車体を移動さ
せて位置修正しなければならないという問題がある。ま
た、作業台が昇降するにともなって重心位置が変化する
ため不安定であると共に、作業台が旋回中心から大きく
離れた位置にあるので、遠心力によって旋回時に作業車
が振り回されてしまうという問題もある。
【0004】そこで本発明は、前記問題点を解消するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が技術的課題を解
決するために講じた技術的手段は、左右一対の駆動輪
と、左右駆動輪の前後一側に位置する車輪とを有し、左
右駆動輪間に略上下方向に略直線状に昇降自在な作業台
を備えたことを特徴とする。また、作業台を左右の駆動
輪間の略中央部に配置するのがよい。また、電動機によ
って左右の駆動輪をそれぞれ独立して駆動させるように
構成するのがよい。
【0006】また、エンジンと、電動機の電源となるバ
ッテリーと、エンジンにより駆動されてバッテリーに充
電するオルタネータとを備えるのがよい。また、作業台
を昇降するための油圧アクチュエータと、エンジンによ
って駆動されて前記油圧アクチュエータを作動させる油
圧ポンプとを備えるのがよい。また、車体フレームに立
設された固定マストに、可動マストを昇降自在に備え、
この可動マストに作業台を昇降自在に備え、作業台の上
昇にともなって可動マストが上昇するように構成しても
よい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図4において、1は高所作
業車であり、この高所作業車1は、左右一対の前輪5
L,5R(駆動輪)及び1つの後輪6(車輪)によって
走行可能に支持された車体フレーム2を有する。この車
体フレーム2は、図5に示すように、左右一対の主枠材
3を有する。左右の主枠材3は、前部3a側の左右間隔
が広く、後部3b側の左右間隔が狭く、中間部分3cの
左右間隔が後方に向かうにしたがって漸次幅狭となるよ
うに形成されていると共に、後部3b側において、一段
高くなるように形成されている。
【0008】左右各主枠材3の前端側には、それぞれ支
持ブラケット4が設けられ、この支持ブラケット4に前
輪5L,5Rが左右方向の軸心廻り回転自在に支持され
ている。また、左右の主枠材3の後部3b側の一段高く
なった部分は、左右方向の支持部材7によって連結さ
れ、この支持部材7の左右方向中央部に支持ブラケット
8が取り付けられ、この支持ブラケット8に後輪6が左
右方向の軸心廻りに回転自在に支持されている。
【0009】前記支持ブラケット8は、支持部材7に上
下方向の軸心廻りに回動自在に取り付けられていて、後
輪6はキャスタ輪とされている。左右の主枠材3の前部
3aの後部側及び中間部分3cの前後方向中途部は前後
一対の連結部材9,10によって連結されている。車体
フレーム2には、作業者が搭乗可能なバケット状の作業
台11と、この作業台11を昇降させる昇降装置12
と、左右の前輪5L,5Rを駆動するモータ13L,1
3Rと、高所作業車1に装備された電気機器の電源とな
る2つのバッテリー14と、昇降装置12を駆動させる
油圧ポンプ15と、バッテリー14の充電をするオルタ
ネータ16と、これら油圧ポンプ15及びオルタネータ
16を駆動するエンジン17等とが設けられている。
【0010】バッテリー14は、左右の主枠材3の中間
部分3cの前後方向中途部を連結する連結部材10上に
載置板を介して載置されて取付固定され、エンジン1
7,油圧ポンプ15,オルタネータ16は、バッテリー
14の後方側に横並びに配置され、車体フレーム2に設
けた支持台55上に搭載されている。また、油圧ポンプ
15及びオルタネータ16は、エンジン17の出力軸
に、巻掛伝動機構56を介して連動連結されている。作
業台11は左右前輪5L,5R間の略中央部に配置さ
れ、昇降装置12によって上下方向(鉛直方向)に略直
線状に昇降可能とされている。
【0011】したがって、作業台11が最下端位置にあ
る状態で高所作業車1を移動させて作業台11を目標位
置の下方に位置させ、昇降装置12によって作業台11
を上昇させることにより、目標の位置に正確に位置させ
ることができ、車体フレーム2を動かして位置修正する
という必要がなく、作業性に優れている。また、作業台
11を昇降させても水平方向の重心位置が変化しないの
で、安定性がよい。また、作業台11は、左右の前輪5
L,5R間の略中央部に位置しており、旋回中心又は旋
回中心から近い位置にあるので、旋回時に作業者が振り
回されず、比較的速い速度で旋回が可能とされている。
【0012】また、作業台11には、ガード24が設け
られており、このガード24は、後下部の枢支部24a
が図示省略のブラケットを介して作業台11に左右方向
の軸心廻りに回動自在に支持されていると共に、ガード
24の前部は作業台11の前部左右両側に設けられたサ
ポート25上に載置されている。さらに、作業台11に
は、コントロールボックス36が設けられ、このコント
ロールボックス36には、図9及び図10に示すよう
に、高所作業車1に装備される電気機器を制御するコン
トローラ(制御装置)48が組み込まれていると共に、
昇降装置12を遠隔操作するリフト昇降スイッチ37、
最高走行速度切替用の速度切替スイッチ42、操向用の
ジョイスティックレバー43、エンジン17始動用のキ
ースイッチ44、チャージランプ45、過負荷インジケ
ーター50、警報ブザー49等が備えられている。
【0013】昇降装置12は、作業台11の後方側に配
置され、左右主枠材3の前部3aを連結する連結部材9
の左右方向中央部に固定された支持板18上に立設され
ている。昇降装置12は、図6〜図8に示すように、左
右一対の固定マスト20と、左右一対の可動マスト21
と、油圧シリンダ(アクチュエータ)22とから主構成
されている。左右の固定マスト20は、溝形鋼等から形
成され、開放部が対向するように上下方向に配置されて
いる。また、左右の固定マスト20は、前記支持板18
上に立設固定された平面視コ字形の支持体23で支持さ
れていると共に連結されている。
【0014】左右の可動マスト21は、溝形鋼等から形
成され、左右の固定マスト20間に開放部が対向するよ
うに上下方向に配置されており、連結部材26によって
左右の可動マスト21の上端同志が連結されている。左
右各可動マスト21の左右方向外側には、固定マスト2
0内に上下方向移動自在に設けられたシュー又はローラ
等の移動体27が支軸28を介して取り付けられてお
り、左右の可動マスト21は、固定マスト20によって
前後左右の位置規制されながら、固定マスト20をガイ
ドとして上下方向に移動自在とされている。
【0015】また、左右の可動マスト21内には、シュ
ー又はローラ等の移動体31が上下方向移動自在に設け
られており、この移動体31に支軸32を介して可動体
33が取り付けられており、これによって可動体33が
可動マスト21をガイドとして上下方向に移動自在とさ
れており、この可動体33に作業台11が取付固定され
ている(したがって、作業台11は可動マスト33をガ
イドとして上下方向移動自在とされている)。油圧シリ
ンダ22は左右の可動マスト21間に、ピストンロッド
22aが上方に突出するように上下方向に配置されてお
り、シリンダチューブ22bの下端側が支持板18に固
定されると共に、シリンダチューブ22bの上端側がU
字金具34を介して支持体23に支持されている。
【0016】この油圧シリンダ22のピストンロッド2
2aの先端側にはスプロケット29が左右方向の軸心廻
りに回動自在に取り付けられると共に、ピストンロッド
22aは可動マスト21側に連結されている。また、ス
プロケット29に掛けられたチェーン35の一端側は作
業台11側(可動体33)に係止され、他端側は支持体
23側に係止されている。したがって、油圧シリンダ2
2のピストンロッド22aを上方に向けて突出させる
と、可動マスト21がピストンロッド22aの伸び量と
同量上昇すると共に、作業台11がピストンロッド22
aの伸び量の2倍量上昇する。
【0017】なお、昇降装置12を鉛直方向に対して若
干傾けることで、作業台11の昇降方向を鉛直方向に対
して若干傾斜させてもよく(例えば、10〜15°前傾
させる)、傾けることで、樹形に沿った昇降が可能とな
る。また、前記昇降装置12にあっては、パンタグラフ
式の昇降装置に比べて、昇降装置12全体の水平面に対
する投影面積が小さく、樹間作業時の障害になりにくい
という利点がある。また、固定マスト20に、直接、作
業台11を昇降自在に取り付けると、高い固定マスト2
0が必要とされるが、固定マスト20に可動マスト21
を昇降自在に取り付け、この可動マスト21に作業台1
1を昇降自在に取り付け、油圧シリンダ22により可動
マスト21を昇降させるようにすることにより、作業台
11のガイド装置(固定マスト20及び可動マスト2
1)が低いもので構成でき、該ガイド装置が、果樹園内
等での走行時に枝等にひっかかるということが少ない。
【0018】また、コントロールボックス36のリフト
昇降スイッチ37によって、ピストンロッド22aが上
昇・停止・下降するように油圧シリンダ22を制御する
電磁バルブからなるリフト昇バルブ53a及びリフト降
バルブ53bの切換え操作ができるようになっている。
モータ13L,13Rは、図例のものでは、モータコン
トローラ51によってPWM制御されるDCモータで構
成され(ACモータ等の電動機又は油圧モータ等であっ
てもよい)、左右の前輪5L,5Rに対応して左右一対
設けられており、左右の前輪5L,5Rがそれぞれ独立
して正逆に回転駆動されるように構成されている。
【0019】左右のモータ13L,13Rは、昇降装置
12の左右両側に配置された伝動ケース38に取り付け
られており、伝動ケース38は、左右主枠材3の前部3
aを連結する連結部材9の左右両側に固定された支持板
39に取付固定されており、各伝動ケース38には、モ
ータ13L,13Rの出力軸から伝動ケース38内のギ
ヤ伝動機構等の伝動機構を介して動力伝達される伝動軸
40が左右方向外方に突出状に設けられている。前記伝
動軸40から前輪5L,5Rの車軸41に、チェーン巻
掛け伝動機構等の伝動機構30を介して動力伝達され、
モータ13L,13Rによって前輪5L,5Rが回転駆
動されるように構成されている。
【0020】なお、エンジン17からの回転動力をギヤ
伝動、ベルト伝動等の動力伝動装置によって前輪5L,
5Rに伝動して、該前輪5L,5Rを回転駆動させるよ
うにしてもよいが、このエンジン17からの回転動力を
前輪5L,5Rに伝動する機械的駆動では、車速及び回
転方向を制御するために変速機が必要であり、駆動系が
複雑化すると共に、車速はエンジン回転数に比例するた
め(油圧装置を介した駆動でも同様である)、正確な速
度制御が困難であるが、本実施の形態のように、DCモ
ータ13L,13Rで前輪5L,5Rを駆動するように
することで、正逆回転が自由に行えると共に、エンコー
ダ52によるモータ回転数検知によって正確な速度制御
が可能であり、また、これらの制御は、コントローラ4
8で電気的に行えるので、複雑な変速機構が不要とな
り、駆動系を簡略化できる。
【0021】また、機械的駆動では、作業台11の昇降
に伴って、操作部の位置も変化するため、該操作部から
駆動制御部までの間のリモートコントロール方法に制約
ができたり、複雑な装置が必要となるが、図例のもので
は、作業台11に設けられる操作部と、駆動制御部との
間は電気ハーネスでつながれることとなり、電気ハーネ
スは柔軟なため、ワイヤより取り回し時の制約が少な
く、前述の多段伸縮式の昇降装置12のリモートコント
ロールが可能となる。また、モータ13L,13Rの電
源となるバッテリー14への充電はオルタネータ16で
行うので、通常の電動車輌の様に、商用電源のある場所
まで移動させて充電を行う必要がない。
【0022】また、エンジン17の出力を前輪5L,5
Rに伝達するものにあっては、エンジン17は出力の大
きいものが必要とされるが、図例のもののように、走行
系駆動力をDCモータ13L,13Rから得ることで、
エンジン出力は小さくてすむと共に、エンジン17は一
定回転数で使用されるので、耐久性の向上が期待でき
る。また、この高所作業車1にあっては、走行速度(車
速)は、最高速度が低速(例えば、1km/h)の1速
モードと、最高速度が1速モードよりも速い(例えば、
4km/h)2速モードとに切換え可能とされており、
このモード切換えはコントロールボックス36の速度切
替スイッチ42によって行われる。
【0023】この速度切替スイッチ42は、例えば、モ
ーメンタリ式照光スイッチによって構成され、速度切替
スイッチ42を押すごとに、1速モードと2速モードと
に交互に切り替わるようにコントローラのCPUマップ
が変更されるようになっていると共に、2速モード時に
スイッチのランプが点灯するようになっている(速度切
替スイッチ42が、ON状態で2速モードとされ、OF
F状態で1速モードとされる)。また、この高所作業車
1にあっては、コントロールボックス36のジョイステ
ィックレバー43によって、高所作業車1の前後移動と
方向転換(旋回)が行えるようになっている。
【0024】すなわち、ジョイスティックレバー43は
上方突出状態の中立位置から前後左右及び斜め方向に傾
動可能とされ、このジョイスティックレバー43の傾斜
角度と傾斜方向とによって、左右のDCモータ13L,
13Rの回転速度(出力回転数)と回転方向(正転・逆
転)が制御されるように構成されており、基本的には、
ジョイスティックレバー43を前方に傾けると前進し、
ジョイスティックレバー43を後方に傾けると後進し、
前方に傾けながら右方にも傾けると右側の前輪5Rの周
速度が左側の前輪5Lの周速度よりも遅くなって右斜め
前方に方向転換(前進で右側に旋回)し、前方に傾けな
がら左方にも傾けると左側の前輪5Lの周速度が右側の
前輪5Rの周速度よりも遅くなって左斜め前方に方向転
換(前進で左側に旋回)し、後方に傾けながら右方にも
傾けると右側の前輪5Rの周速度が左側の前輪5Lの周
速度よりも遅くなって右斜め後方に方向転換(後進で右
側に旋回)し、後方に傾けながら左方にも傾けると左側
の前輪5Lの周速度が右廻りに側の前輪5Rの周速度よ
りも遅くなって左斜め後方に方向転換(後進で左側)に
旋回するように制御される。
【0025】このジョイスティックレバー43の傾斜角
度及び傾斜方向と、左右の前輪5L,5Rの周速度との
関係を図11及び図12に示す。図11は、1速モード
時におけるCPUマップ(スロットルマップ)を示して
おり、図12は、2速モード時におけるCPUマップ
(スロットルマップ)を示している。図11及び図12
において、縦軸はジョイスティックレバー43を鉛直状
態から前方へ傾斜させたときの傾斜角度を示しており、
横軸はジョイスティックレバー43を鉛直状態から右方
へ傾斜させたときの傾斜角度を示している。また、括弧
内の数値は、左側の数値が左側の前輪5Lの周速度を示
しており、右側の数値が右側の前輪5Rの周速度を示し
ており、それぞれ単位はkm/hである。また、括弧内
数値のマイナス表示は、ジョイスティックレバー43を
傾けた方向と逆の方向に回転する(図11の場合、後転
する)ことを示している。
【0026】例えば、(0,0)の場合、左右の前輪5
L,5Rの周速度がともに0km/hで停止状態であ
り、(2,1)の場合、左側の前輪5Lが周速度2km
/hで、且つ右側の前輪5Rが周速度1km/hで前進
し、(1,−1)の場合、左側の前輪5Lが周速度1k
m/hで前転し、右側の前輪5Rが周速度1km/hで
後転する。図11より、1速モード時での最小旋回は左
右の前輪5L,5R間の中央部を中心として旋回する芯
地旋回(その場旋回)とされ、図12より、2速モード
時での最小旋回は右側の前輪5R(左右一方の前輪)を
中心として旋回する片輪旋回とされている。
【0027】したがって、速度切替スイッチ42の切替
操作により、最高速度の切り替えと同時に、旋回方法の
制限が行われることとなる。また、図11及び図12よ
り、前進する場合、ジョイスティックレバー43の前方
への傾斜角度が大きい程、左右の前輪5L,5Rの周速
度が速くなり、方向転換(又は旋回)する場合、ジョイ
スティックレバー43の右方への傾斜角度が大きい程、
左右の前輪5L,5Rの周速度差が大きくなるように制
御されるが、芯地旋回の場合は、ジョイスティックレバ
ー43の右方への傾斜角度が大きい程、左右の前輪5
L,5Rの周速度が速くなるように制御される。
【0028】図11及び図12は、ジョイスティックレ
バー43を前方へ傾斜させたときの傾斜角度及びジョイ
スティックレバー43を右方へ傾斜させたときの傾斜角
度と、左右の前輪5L,5Rの周速度との関係を例示し
たが、ジョイスティックレバー43の、その他の方向の
傾斜角度と、左右の前輪5L,5Rの周速度との関係
は、前記図11及び図12で示した関係と同様であるの
で、図示は省略する。また、旋回させるのに、左右の前
輪5L,5Rの内、一方の前輪5L,5Rをブレーキで
制動するスキッドステアであると、路面を傷めてしまう
が、前記のようにモータ13L,13Rの回転速度を制
御することにより旋回させるようにすると、接地面のス
リップが少なく、路面を傷めないという利点がある。
【0029】なお、図11及び図12において、前輪5
L,5Rの周速度は、ジョイスティックレバー43の所
定の範囲の傾斜角度を超えると変速する段階的な変速と
なっているが、無段階的に変速するようにしてもよい。
前記モータ13L,13Rには、電磁クラッチブレーキ
58(図10参照)が付属されており、この電磁クラッ
チブレーキ58により前輪5L,5Rを制動できるよう
になっている。この電磁クラッチブレーキ58は、ジョ
イスティックレバー43が中立のときにのみ作動するよ
うに構成されている。
【0030】また、本実施の形態の高所作業車1では、
ジョイスティックレバー43が中立位置のときにのみ、
1速又は2速のモード切り替えが行えるようになってお
り、したがって、ジョイスティックレバー43が中立位
置にないときには、速度切替スイッチ42を操作しても
モード切り替えがなされないようになっている。また、
図2に示すように、作業台11が最下端位置にあるのを
リミットスイッチ又はその他のセンサからなるリフトス
イッチ47で検出し、作業台11が上昇してリフトスイ
ッチ47がOFF状態になると、2速モードであって
も、強制的に1速モードとなるように構成されている。
また、作業台11が下降し、前記リフトスイッチ47が
ON状態となって作業台11が検出されても自動的に2
速モードには復帰せず、速度切替スイッチ42によるモ
ード切り替えが可能となる。
【0031】この高所作業車1では、走行時でも作業台
11が昇降できるようになっており、2速モード走行時
には、前述したように、作業台11が上昇すると1速モ
ードとなる。また、高所作業車1の下り坂での走行にお
いては、モータ13L,13Rの逆起電力を検知するこ
とで、高所作業車1が重力による加速を行っていると判
断した場合、モータコントローラ51に付属している機
能である発電ブレーキによって速度を低下させるように
なっている。
【0032】また、エンジン17の停止時には、走行系
の電源が遮断されるようになっており、走行中にキース
イッチ44をOFFにした場合、高所作業車1は徐徐に
速度を低下させて停止するようになっている。また、所
定時間(例えば、3秒間)、前輪5L,5Rロック状態
が続いた場合、すなわち、モータ出力がされているにも
関わらず、エンコーダ52からの入力がない(片輪でも
車輪の回転を検出しなかった)場合、連続音の警報ブザ
ー49を鳴らし、且つ過負荷インジケータ50を点灯し
た上で、モータ13L,13Rの出力を停止させてモー
タ13L,13Rを保護するようになっている。
【0033】この場合、メインスイッチをOFFにし、
再度ONにすると復帰するようになっている。メインス
イッチは、コントローラ48、リフト昇バルブ53a、
リフト降バルブ53b、モータコントローラ51のロジ
ック電源及びリコイル1次側をON・OFFする。ま
た、メインスイッチがOFFのときには、エンジン17
が停止する。また、オルタネータ16が異常の場合に
は、断続音の警報ブザー49を鳴らし、且つチャージラ
ンプ45を点灯させるようになっている。
【0034】また、この高所作業車1にあっては、エン
ジン17が回転しており、且つオルタネータ16が正常
の時にのみ走行可能とされており、走行中にオルタネー
タ16に異常が起こった場合には、徐徐に速度を低下さ
せて停止させるようになっている。インジケーターのラ
ンプ切れを判定するために、キースイッチ44を回して
メインスイッチをONした後、チャージランプ45、過
負荷インジケーター50、速度切替スイッチ42のラン
プが数秒間(1秒)点灯するようになっている。
【0035】なお、チャージランプ45はエンジン17
が始動するまで点灯する。また、エンジン17の停止時
であっても、リフト昇降スイッチ37を下降側に操作し
た場合、非常用バルブ54(図10参照)が動作して、
作業台11を下降させることができるようになってい
る。この非常用バルブ54はエンジン17の駆動時には
作動しないようになっている。高所作業車の走行、作業
台の昇降等の制御を機械的に行うと、多数の機械的機構
が必要とされるが、電気部品を使用することで、コント
ローラのプログラムにより機能制御が可能であり、機械
部品の点数や調整項目が減少する。
【0036】なお、図2に仮想線で示すように、車体フ
レーム2には、例えばエンジン17の上方側を覆うよう
に、コンテナ等を載置する載置台57を設けてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、左右一対の駆動輪と、
左右駆動輪の前後一側に位置する車輪とを有し、左右駆
動輪間に略直線方向に昇降自在な作業台を備えたので、
作業台を上昇させて目標位置に位置させる際において、
正確に目標位置に到達させることが可能であると共に、
作業台の昇降による重心位置の変化がない(又は少な
い)ので、安定性に優れる。また、作業台が旋回中心又
はその近傍に位置するので、従来のように、旋回時に作
業者が振り回されるということもない。
【0038】また、エンジンの動力を駆動輪に伝達して
該駆動輪を駆動させるようにすると、車速及び回転方向
を制御するために複雑な変速機構が必要であると共に、
車速はエンジン回転数に比例するため正確な速度制御が
困難であるが、電動機によって左右の駆動輪をそれぞれ
独立して駆動させることにより、電気的に制御が行える
ので、車速及び回転方向を制御するために複雑な変速機
構が不要となると共に、駆動系を簡略化することができ
る。また、エンジンの動力を駆動輪に伝達して該駆動輪
を駆動させるようにするものに比べ、出力の小さいエン
ジンでよく、また、エンジンは一定回転数で使用するの
で、耐久性の向上が期待できる。
【0039】また、エンジンと、電動機の電源となるバ
ッテリーと、エンジンにより駆動されてバッテリーに充
電するオルタネータとを備えたことにより、商用電源の
ある場所まで移動させて充電を行う必要がない。また、
車体フレームに立設された固定マストに、可動マストを
昇降自在に備え、この可動マストに作業台を昇降自在に
備え、作業台の上昇にともなって可動マストが上昇する
ように構成することにより、作業台を必要十分な高さに
上昇させることができると共に、作業台の下降時にあっ
ては、該作業台をガイドするガイド機構が低くなり、ま
た、該ガイド機構の水平面への投影面積が小さく、樹間
作業時の傷害になりにくいという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】高所作業車の平面図である。
【図2】高所作業車の側面図である。
【図3】高所作業車の正面図である。
【図4】高所作業車の背面図である。
【図5】車体フレームの平面図である。
【図6】作業台及び昇降装置の側面図である。
【図7】昇降装置の正面図である。
【図8】昇降装置の平面図である。
【図9】コントロールボックスの平面図である。
【図10】制御系の構成図である。
【図11】1速モード時のスロットルマップを示した図
である。
【図12】2速モード時のスロットルマップを示した図
である。
【符号の説明】 2 車体フレーム 5L 前輪(駆動輪) 5R 前輪(駆動輪) 6 後輪(車輪) 13L モータ(電動機) 13R モータ(電動機) 14 バッテリー 16 オルタネータ 17 エンジン 20 固定マスト 21 可動マスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B075 JA03 3F333 AA12 AA15 AB14 AC01 BA03 BD02 BF03 BG03 CA09 CA11 CA21 FA09 FA29 FA32 FA34 FA36 FD03 FE03 FE04 FE09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の駆動輪と、左右駆動輪の前後
    一側に位置する車輪とを有し、左右駆動輪間に略直線方
    向に昇降自在な作業台を備えたことを特徴とする高所作
    業車。
  2. 【請求項2】 電動機によって左右の駆動輪をそれぞれ
    独立して駆動させるように構成したことを特徴とする請
    求項1に記載の高所作業車。
  3. 【請求項3】 エンジンと、電動機の電源となるバッテ
    リーと、エンジンにより駆動されてバッテリーに充電す
    るオルタネータとを備えたことを特徴とする請求項2に
    記載の高所作業車。
  4. 【請求項4】 車体フレームに立設された固定マスト
    に、可動マストを昇降自在に備え、この可動マストに作
    業台を昇降自在に備え、作業台の上昇にともなって可動
    マストが上昇するように構成したことを特徴とする請求
    項1、2又は3に記載の高所作業車。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269904A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Atex Co Ltd ハンド走行フォークリフター
JP2010269903A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Atex Co Ltd ハンド走行フォークリフター
JP2015214399A (ja) * 2014-05-09 2015-12-03 有限会社河島農具製作所 農用高所作業機

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