JPH06180903A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JPH06180903A JPH06180903A JP4331487A JP33148792A JPH06180903A JP H06180903 A JPH06180903 A JP H06180903A JP 4331487 A JP4331487 A JP 4331487A JP 33148792 A JP33148792 A JP 33148792A JP H06180903 A JPH06180903 A JP H06180903A
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- motor
- capstan motor
- capstan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マルチセグメントされたテープの磁気記録再
生装置のテープ走行開始時のキャプスタンモータの高速
位相引き込みに関するものであり、スチルからノーマル
再生等のモード移行において、キャプスタンモータが停
止する際のFGパルスをカウントし、カウント数により
キャプスタンモータを起動させるタイミングを決定する
ことを目的とする。 【構成】 回転磁気ヘッド903を駆動するシリンダモ
ータ902の回転基準である基準回転信号及び基準フレ
ーム信号を発生する基準信号発生器911と、キャプス
タンモータ停止開始からキャプスタンFGのパルス数を
カウントする手段と、上記キャプスタンモータ停止開始
からのキャプスタンFGのパルス数によりキャプスタン
モータ起動タイミングを決定する演算処理手段とを有す
る構成である。
生装置のテープ走行開始時のキャプスタンモータの高速
位相引き込みに関するものであり、スチルからノーマル
再生等のモード移行において、キャプスタンモータが停
止する際のFGパルスをカウントし、カウント数により
キャプスタンモータを起動させるタイミングを決定する
ことを目的とする。 【構成】 回転磁気ヘッド903を駆動するシリンダモ
ータ902の回転基準である基準回転信号及び基準フレ
ーム信号を発生する基準信号発生器911と、キャプス
タンモータ停止開始からキャプスタンFGのパルス数を
カウントする手段と、上記キャプスタンモータ停止開始
からのキャプスタンFGのパルス数によりキャプスタン
モータ起動タイミングを決定する演算処理手段とを有す
る構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置に関
し、特にテープ走行開始時のキャプスタンモータの位相
引き込みに関するものである。
し、特にテープ走行開始時のキャプスタンモータの位相
引き込みに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置(以下VTRと
いう)のサーボ機構について説明する。
いう)のサーボ機構について説明する。
【0003】図9は従来のVTRの再生時におけるサー
ボ機構の構成を示すブロック図である。回転ヘッド90
3を駆動するシリンダモータ902と、そのシリンダモ
ータ902の回転速度を検出する第1の周波数発電機9
05と、シリンダモータ902の回転位相を検出する位
相検出器904と、第1の周波数発電機905の出力信
号であるシリンダーFG信号928の基準周期に対する
誤差を検出する第1の周波数弁別器907と、基準信号
発生器911と、位相検出器904の出力信号926と
第1の周波数発電機905の出力信号928より得られ
るヘッド切り換え信号927(HSW信号)と基準信号
発生器911より得られる再生基準信号との位相誤差を
検出する第1の位相比較器910と、その第1の位相比
較器910の位相誤差出力929と第1の周波数弁別器
907の速度誤差出力930との混合する第1の加算器
909と、第1の増幅器908とシリンダモータ902
を駆動する第1の駆動回路906と、磁気テープを定速
走行させるキャプスタンモータ925と、そのキャプス
タンモータ925の回転速度を検出する第2の周波数発
電機924と、第2の周波数発電機924の出力信号で
あるキャプスタンFG信号931の基準周期に対する誤
差を検出する第2の周波数弁別器923と、磁気テープ
上に記録されているパイロット信号からキャプスタンモ
ータのトラッキング制御に用いるトラッキングエラー信
号934を作成する回路913とトラッキングエラー信
号と端子918より得る1/2Vccを比較してキャプ
スタンモータの回転位相を検出する第2の位相検出器9
19と、その第2の位相比較器919の位相誤差出力9
32と第2の周波数弁別器923の速度誤差出力933
との混合する第2の加算器920と、第2の増幅器92
1とキャプスタンモータ925を駆動する第2の駆動回
路922とから構成される。
ボ機構の構成を示すブロック図である。回転ヘッド90
3を駆動するシリンダモータ902と、そのシリンダモ
ータ902の回転速度を検出する第1の周波数発電機9
05と、シリンダモータ902の回転位相を検出する位
相検出器904と、第1の周波数発電機905の出力信
号であるシリンダーFG信号928の基準周期に対する
誤差を検出する第1の周波数弁別器907と、基準信号
発生器911と、位相検出器904の出力信号926と
第1の周波数発電機905の出力信号928より得られ
るヘッド切り換え信号927(HSW信号)と基準信号
発生器911より得られる再生基準信号との位相誤差を
検出する第1の位相比較器910と、その第1の位相比
較器910の位相誤差出力929と第1の周波数弁別器
907の速度誤差出力930との混合する第1の加算器
909と、第1の増幅器908とシリンダモータ902
を駆動する第1の駆動回路906と、磁気テープを定速
走行させるキャプスタンモータ925と、そのキャプス
タンモータ925の回転速度を検出する第2の周波数発
電機924と、第2の周波数発電機924の出力信号で
あるキャプスタンFG信号931の基準周期に対する誤
差を検出する第2の周波数弁別器923と、磁気テープ
上に記録されているパイロット信号からキャプスタンモ
ータのトラッキング制御に用いるトラッキングエラー信
号934を作成する回路913とトラッキングエラー信
号と端子918より得る1/2Vccを比較してキャプ
スタンモータの回転位相を検出する第2の位相検出器9
19と、その第2の位相比較器919の位相誤差出力9
32と第2の周波数弁別器923の速度誤差出力933
との混合する第2の加算器920と、第2の増幅器92
1とキャプスタンモータ925を駆動する第2の駆動回
路922とから構成される。
【0004】次に、複数周波のパイロット信号を用いた
トラッキング制御の概要について示す。以下、パイロッ
ト信号はf1,f2の2種類の周波数で構成されている
ものとして説明する。また、回転ヘッドの構成は図12
で示す様にR1とL1、R2とL2ヘッドを各コンビに
し、各コンビヘッドが1走査する間に2トラックの情報
がテープに記録されるものとする。
トラッキング制御の概要について示す。以下、パイロッ
ト信号はf1,f2の2種類の周波数で構成されている
ものとして説明する。また、回転ヘッドの構成は図12
で示す様にR1とL1、R2とL2ヘッドを各コンビに
し、各コンビヘッドが1走査する間に2トラックの情報
がテープに記録されるものとする。
【0005】図11に、2周波パイロット信号の磁気軌
跡を示す。f1とf2はトラッキング制御用のパイロッ
ト信号を示す。図11のf0は無信号である。各パイロ
ット信号は映像信号に重畳して記録され、回転ヘッドの
1走査ごとにf0−>f1−>f0−>f2−>f0−
>f1の順に順次サイクリックに切り換えられて記録さ
れる。L1及びL2のヘッドにおいてはパイロット信号
は記録されない。各パイロットの信号はf1は120k
Hz、f2は180kHzとする。後述する方法でf1
とf2の再生レベル差を比較することにより記録磁化軌
跡に対するヘッド走査のずれ量を知ることができる。
跡を示す。f1とf2はトラッキング制御用のパイロッ
ト信号を示す。図11のf0は無信号である。各パイロ
ット信号は映像信号に重畳して記録され、回転ヘッドの
1走査ごとにf0−>f1−>f0−>f2−>f0−
>f1の順に順次サイクリックに切り換えられて記録さ
れる。L1及びL2のヘッドにおいてはパイロット信号
は記録されない。各パイロットの信号はf1は120k
Hz、f2は180kHzとする。後述する方法でf1
とf2の再生レベル差を比較することにより記録磁化軌
跡に対するヘッド走査のずれ量を知ることができる。
【0006】図10は、再生パイロット信号から、トラ
ッキングエラー信号を得るための処理回路のブロック図
である。同図において、回路1001は120kHzと
180kHzの周波数成分を取り出すバンドパスフィル
タである。回路1002はf1の周波数を持つ信号に同
調する同調回路である。回路1003はf2の周波数を
持つ信号に同調する同調回路である。各同調回路の出力
信号は、回路1004、1005で検波整流されたあ
と、比較回路1006でそのレベルが比較される。比較
回路出力信号は反転回路1008で1/2Vcc(Vc
cは電源電圧)を中心に反転される。反転及び非反転出
力はスイッチ回路1010に入力され、端子1009か
ら供給されるヘッドスイッチング信号(HSW信号)に
応じてコンビヘッドが1走査するごとに交互に切り替え
られて出力される。図11から明らかなように、記録ト
ラックに対するヘッドのずれ方向と、f1とf2の信号
の再生レベルの変化とは、R1/L1トラックとR2/
L2トラックでは互いに逆の関係になる。このため、反
転回路1010を用いてコンビヘッド1走査ごとに極性
を切り換えてやれば、端子1011に得られるトラッキ
ングエラー信号の極性は、走査トラックに関係なく、ト
ラックずれに対応した極性になる。
ッキングエラー信号を得るための処理回路のブロック図
である。同図において、回路1001は120kHzと
180kHzの周波数成分を取り出すバンドパスフィル
タである。回路1002はf1の周波数を持つ信号に同
調する同調回路である。回路1003はf2の周波数を
持つ信号に同調する同調回路である。各同調回路の出力
信号は、回路1004、1005で検波整流されたあ
と、比較回路1006でそのレベルが比較される。比較
回路出力信号は反転回路1008で1/2Vcc(Vc
cは電源電圧)を中心に反転される。反転及び非反転出
力はスイッチ回路1010に入力され、端子1009か
ら供給されるヘッドスイッチング信号(HSW信号)に
応じてコンビヘッドが1走査するごとに交互に切り替え
られて出力される。図11から明らかなように、記録ト
ラックに対するヘッドのずれ方向と、f1とf2の信号
の再生レベルの変化とは、R1/L1トラックとR2/
L2トラックでは互いに逆の関係になる。このため、反
転回路1010を用いてコンビヘッド1走査ごとに極性
を切り換えてやれば、端子1011に得られるトラッキ
ングエラー信号の極性は、走査トラックに関係なく、ト
ラックずれに対応した極性になる。
【0007】ところで、複数トラックで1フレームを完
結するフォーマットではフレームの先頭トラックを再生
回路に認識させる必要があるために各トラックごとにト
ラックナンバーが全トラックの情報信号に重畳されて記
録される。再生時にトラックナンバーが復調され、トラ
ックナンバーの先頭を示すトラックと基準信号発生器9
11より出力される基準フレーム信号(以下、RFS信
号と言う)のエッジが一致するように制御をかける。
結するフォーマットではフレームの先頭トラックを再生
回路に認識させる必要があるために各トラックごとにト
ラックナンバーが全トラックの情報信号に重畳されて記
録される。再生時にトラックナンバーが復調され、トラ
ックナンバーの先頭を示すトラックと基準信号発生器9
11より出力される基準フレーム信号(以下、RFS信
号と言う)のエッジが一致するように制御をかける。
【0008】図7と図8を用いて説明する。10トラッ
クで1フレーム完結するフォーマットで記録された磁化
軌跡を図7に示す。RFS信号は基準回転信号を5分周
した信号である。この場合のRFS信号と各トラックの
トラックナンバーの位相関係を図8に示す。通常のトラ
ッキング制御のみをおこなったとき、ヘッドのトラック
走査とRFS信号の位相関係は5種類あることが図8か
らわかる。RFS信号とトラックナンバーの位相関係を
図8の(A)と(C)の関係にする方法(以下、フレー
ム同期という)について、以下に述べる。
クで1フレーム完結するフォーマットで記録された磁化
軌跡を図7に示す。RFS信号は基準回転信号を5分周
した信号である。この場合のRFS信号と各トラックの
トラックナンバーの位相関係を図8に示す。通常のトラ
ッキング制御のみをおこなったとき、ヘッドのトラック
走査とRFS信号の位相関係は5種類あることが図8か
らわかる。RFS信号とトラックナンバーの位相関係を
図8の(A)と(C)の関係にする方法(以下、フレー
ム同期という)について、以下に述べる。
【0009】従来のフレーム同期は、第1の方法とし
て、RFS信号とトラックナンバーが正常な位相になる
までキャプスタンモータの位相制御を切りヘッド走査が
正常なトラックを走査したときに位相制御をかけるか、
または、第2の方法として、引きこんだトラックとRF
S信号の位相関係を判断し、その位相関係によりキャプ
スタンモータの速度を強制的に加速または減速させRF
S信号とトラックナンバーの位相関係を正常に直す方法
などがとられてきた。
て、RFS信号とトラックナンバーが正常な位相になる
までキャプスタンモータの位相制御を切りヘッド走査が
正常なトラックを走査したときに位相制御をかけるか、
または、第2の方法として、引きこんだトラックとRF
S信号の位相関係を判断し、その位相関係によりキャプ
スタンモータの速度を強制的に加速または減速させRF
S信号とトラックナンバーの位相関係を正常に直す方法
などがとられてきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術の第1の方法では、トラックナンバーとRFS
信号の位相が正常になるまで時間がかかり、スチル解除
時などに画面が乱れている時間が長いという欠点があっ
た。また、従来の技術の第2の方法は、強制的に加速ま
たは減速するためにテープにダメージを与えやすいとい
う欠点があった。
来の技術の第1の方法では、トラックナンバーとRFS
信号の位相が正常になるまで時間がかかり、スチル解除
時などに画面が乱れている時間が長いという欠点があっ
た。また、従来の技術の第2の方法は、強制的に加速ま
たは減速するためにテープにダメージを与えやすいとい
う欠点があった。
【0011】本発明は上記のような問題点を解決するた
めに、キャプスタンモータの位相引き込みを早くする磁
気記録再生装置を提供することを目的とする。
めに、キャプスタンモータの位相引き込みを早くする磁
気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の磁気記録再生装置では、再生時には回転
磁気ヘッドを駆動するシリンダモータの回転基準である
基準回転信号及び基準フレーム信号を発生する基準信号
発生手段と、基準フレーム信号に同期してキャプスタン
モータを停止させるキャプスタンモータ停止手段と、キ
ャプスタンモータ停止開始からキャプスタンFGのパル
ス数をカウントするパルス計数手段と、キャプスタンモ
ータ停止開始からのキャプスタンFGのパルス数により
キャプスタンモータ起動タイミングを決定する演算処理
手段とを具備している。
めに、本発明の磁気記録再生装置では、再生時には回転
磁気ヘッドを駆動するシリンダモータの回転基準である
基準回転信号及び基準フレーム信号を発生する基準信号
発生手段と、基準フレーム信号に同期してキャプスタン
モータを停止させるキャプスタンモータ停止手段と、キ
ャプスタンモータ停止開始からキャプスタンFGのパル
ス数をカウントするパルス計数手段と、キャプスタンモ
ータ停止開始からのキャプスタンFGのパルス数により
キャプスタンモータ起動タイミングを決定する演算処理
手段とを具備している。
【0013】
【作用】本発明は、上記した構成によって、複数トラッ
クで1フレーム完結するフォーマットにおいても、スチ
ル解除時などのテープ走行開始時にキャプスタンモータ
が定速になったときにトラックナンバーと基準フレーム
信号の位相関係を一致させることができ、キャプスタン
モータの位相引き込みを早くすることができる。
クで1フレーム完結するフォーマットにおいても、スチ
ル解除時などのテープ走行開始時にキャプスタンモータ
が定速になったときにトラックナンバーと基準フレーム
信号の位相関係を一致させることができ、キャプスタン
モータの位相引き込みを早くすることができる。
【0014】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。同図において101で示すブロックは従来のV
TRのサーボ機構の構成と同じ機能を有する。まず、キ
ャプスタンモータ925の停止タイミングについて説明
する。ノーマル再生からスチル指令に切り替わる情報が
端子916よりマイクロコンピュータ917に入力され
たら、マイクロコンピュータ917はRFS信号102
の立ち上がりエッジのタイミングでキャプスタンモータ
925を停止させる指令935を第2の駆動回路922
に出力し、キャプスタンモータ925を停止させる。こ
の時にキャプスタンFGをマイクロコンピュータ917
に入力し、キャプスタンモータ停止指令935が出力さ
れてからキャプスタンモータが停止するまでのキャプス
タンFG信号931のパルス数ct1をカウントしてお
く。次に、スチル時に行うキャプスタンモータ起動タイ
ミングの設定について説明する。キャプスタンモータの
半径をr、FG歯数をZとするとキャプスタン1パルス
あたりテープ走行長Lは(数1)で与えられる。
である。同図において101で示すブロックは従来のV
TRのサーボ機構の構成と同じ機能を有する。まず、キ
ャプスタンモータ925の停止タイミングについて説明
する。ノーマル再生からスチル指令に切り替わる情報が
端子916よりマイクロコンピュータ917に入力され
たら、マイクロコンピュータ917はRFS信号102
の立ち上がりエッジのタイミングでキャプスタンモータ
925を停止させる指令935を第2の駆動回路922
に出力し、キャプスタンモータ925を停止させる。こ
の時にキャプスタンFGをマイクロコンピュータ917
に入力し、キャプスタンモータ停止指令935が出力さ
れてからキャプスタンモータが停止するまでのキャプス
タンFG信号931のパルス数ct1をカウントしてお
く。次に、スチル時に行うキャプスタンモータ起動タイ
ミングの設定について説明する。キャプスタンモータの
半径をr、FG歯数をZとするとキャプスタン1パルス
あたりテープ走行長Lは(数1)で与えられる。
【0016】
【数1】
【0017】キャプスタンモータ停止時にキャプスタン
FG信号931のパルス数がct1のとき、シリンダー
の回転ヘッドはトラック中心から(数2)で与えられる
△Lだけずれた位置で走査する。
FG信号931のパルス数がct1のとき、シリンダー
の回転ヘッドはトラック中心から(数2)で与えられる
△Lだけずれた位置で走査する。
【0018】
【数2】
【0019】RFS信号と回転ヘッドの走査するトラッ
クの位相関係を一定にするには、RFS信号から(数
3)で与えられる△T2だけ遅らせてキャプスタンモー
タを起動すればよい。
クの位相関係を一定にするには、RFS信号から(数
3)で与えられる△T2だけ遅らせてキャプスタンモー
タを起動すればよい。
【0020】
【数3】
【0021】ここで、記録時のテープスピードをVre
cとし、回転ヘッドの1トラック走査に要する時間をT
sとする。次にスチル解除時のタイミングを図6を用い
て説明する。端子916からの起動指令を受けて、マイ
クロコンピュータ917がスチル状態時に決定した起動
タイミングで、キャプスタンモータONの指令を第2の
駆動回路922に出力し、キャプスタンモータ925を
起動させる。マイクロコンピュータ917による起動タ
イミングはタイマー等により設定し汎用ポートからキャ
プスタンモータON/OFF指令を出力するが、タイマ
の設定値はオントラックタイミングからキャプスタンモ
ータの起動に要する所定の時間分△T1だけ余裕を見込
んだタイミングを設定する必要がある。また、キャプス
タンモータの停止と起動をRFS信号の立ち上がりエッ
ジに同期させることによりトラッキングエラー信号の極
性を停止時と起動時であわせることができることは自明
である。
cとし、回転ヘッドの1トラック走査に要する時間をT
sとする。次にスチル解除時のタイミングを図6を用い
て説明する。端子916からの起動指令を受けて、マイ
クロコンピュータ917がスチル状態時に決定した起動
タイミングで、キャプスタンモータONの指令を第2の
駆動回路922に出力し、キャプスタンモータ925を
起動させる。マイクロコンピュータ917による起動タ
イミングはタイマー等により設定し汎用ポートからキャ
プスタンモータON/OFF指令を出力するが、タイマ
の設定値はオントラックタイミングからキャプスタンモ
ータの起動に要する所定の時間分△T1だけ余裕を見込
んだタイミングを設定する必要がある。また、キャプス
タンモータの停止と起動をRFS信号の立ち上がりエッ
ジに同期させることによりトラッキングエラー信号の極
性を停止時と起動時であわせることができることは自明
である。
【0022】つぎに、マイクロコンピュータ917のソ
フトウエア処理について図2,図3,図4及び図5を用
いて説明する。
フトウエア処理について図2,図3,図4及び図5を用
いて説明する。
【0023】電源投入後は、図2に示すメイン処理が行
われる。処理201は初期設定を行う処理であり、RA
M−FLG1,FLG2,FGcntをクリアする処理
である。処理201後は処理202に進む。処理202
は判断処理であり、端子916より入力された指令がキ
ャプスタンモータONかOFFかを判断する処理であ
る。キャプスタンモータOFFの指令が端子916から
入力されていたら処理203に進み、キャプスタンON
の指令ならば待機状態に入る。処理203は後述するR
AM−FLG1に1を格納する処理である。処理204
はキャプスタンモータを起動させるタイミング計算する
処理であり、後述するキャプスタンFG信号による外部
割り込みでカウントされたFG信号のパルス数によりタ
イマーの設定値を決定する処理である。実際には、モー
タ駆動に要する時間△Tがあるので、タイマーの設定値
は△T2−△T1の値を設定する。
われる。処理201は初期設定を行う処理であり、RA
M−FLG1,FLG2,FGcntをクリアする処理
である。処理201後は処理202に進む。処理202
は判断処理であり、端子916より入力された指令がキ
ャプスタンモータONかOFFかを判断する処理であ
る。キャプスタンモータOFFの指令が端子916から
入力されていたら処理203に進み、キャプスタンON
の指令ならば待機状態に入る。処理203は後述するR
AM−FLG1に1を格納する処理である。処理204
はキャプスタンモータを起動させるタイミング計算する
処理であり、後述するキャプスタンFG信号による外部
割り込みでカウントされたFG信号のパルス数によりタ
イマーの設定値を決定する処理である。実際には、モー
タ駆動に要する時間△Tがあるので、タイマーの設定値
は△T2−△T1の値を設定する。
【0024】図3はHSW信号がマイクロコンピュータ
917に入力されるごとに割り込みが入る外部割り込み
処理である。処理301は判断処理であり、キャプスタ
ンONの指令が端子916から入力されていたら処理3
02に進み、キャプスタンOFFの指令ならば処理30
9に進む。処理302は判断処理であり、RAM−FL
G1が1なら処理303に進み、0なら処理308に進
む。処理303は判断処理であり、HSW信号のレベル
がHであれば処理304に進み、HSW信号のレベルが
Lならば処理308に進む。処理304は判断処理であ
り、RFS信号102のレベルが反転し、かつ、RFS
信号102のレベルがLからHに反転したら処理305
に進みそれ以外は処理308に進む処理である。処理3
05はRAM−FLG1をクリアする処理である。処理
306はRAM−FLG2をクリアする処理である。処
理307は図2のメイン処理で設定したタイミングでタ
イマー割り込みがかかる様にタイマーをスタートする処
理である。処理309は判断処理であり、RAM−FL
G2が1なら処理308に進みそれ以外は処理310に
進む。処理311は判断処理でありRFS信号102の
レベルが反転し、かつ、RFS信号102のレベルLか
らHに反転したら処理312に進みそれ以外は処理30
8に進む処理である。処理312はマイクロコンピュー
タ917から第2の駆動回路922にキャプスタンOF
Fの指令を出力する処理である。処理312の後は処理
313に進む。処理313はRAM−FLG2に1を格
納するための処理である。ここで、RAM−FLG1は
処理305以降の処理を、FLG2は処理312以降の
処理をキャプスタンON/OFF動作時に1回のみ通過
させるためのフラグである。
917に入力されるごとに割り込みが入る外部割り込み
処理である。処理301は判断処理であり、キャプスタ
ンONの指令が端子916から入力されていたら処理3
02に進み、キャプスタンOFFの指令ならば処理30
9に進む。処理302は判断処理であり、RAM−FL
G1が1なら処理303に進み、0なら処理308に進
む。処理303は判断処理であり、HSW信号のレベル
がHであれば処理304に進み、HSW信号のレベルが
Lならば処理308に進む。処理304は判断処理であ
り、RFS信号102のレベルが反転し、かつ、RFS
信号102のレベルがLからHに反転したら処理305
に進みそれ以外は処理308に進む処理である。処理3
05はRAM−FLG1をクリアする処理である。処理
306はRAM−FLG2をクリアする処理である。処
理307は図2のメイン処理で設定したタイミングでタ
イマー割り込みがかかる様にタイマーをスタートする処
理である。処理309は判断処理であり、RAM−FL
G2が1なら処理308に進みそれ以外は処理310に
進む。処理311は判断処理でありRFS信号102の
レベルが反転し、かつ、RFS信号102のレベルLか
らHに反転したら処理312に進みそれ以外は処理30
8に進む処理である。処理312はマイクロコンピュー
タ917から第2の駆動回路922にキャプスタンOF
Fの指令を出力する処理である。処理312の後は処理
313に進む。処理313はRAM−FLG2に1を格
納するための処理である。ここで、RAM−FLG1は
処理305以降の処理を、FLG2は処理312以降の
処理をキャプスタンON/OFF動作時に1回のみ通過
させるためのフラグである。
【0025】次に、図4について説明する。図4はタイ
マー割り込み処理であり、図3の処理307でスタート
したタイマーが設定値になったとき発生する割り込み処
理である。処理401はキャプスタンONの指令を第2
の駆動回路922に出力する処理である。
マー割り込み処理であり、図3の処理307でスタート
したタイマーが設定値になったとき発生する割り込み処
理である。処理401はキャプスタンONの指令を第2
の駆動回路922に出力する処理である。
【0026】次に、図5について説明する。図5は、キ
ャプスタンFG信号による外部割り込み処理である。処
理501は、判断処理であり、処理312または処理4
01で設定されたキャプスタンON/OFF指令にもと
づいて判断する処理である。キャプスタンON/OFF
指令がONなら処理503に進み、キャプスタンON/
OFF指令がOFFなら処理502に進む。処理502
はRAM−FGcntの内容に1を加える処理である。
処理503はRAM−FGcntの内容をクリアする処
理である。
ャプスタンFG信号による外部割り込み処理である。処
理501は、判断処理であり、処理312または処理4
01で設定されたキャプスタンON/OFF指令にもと
づいて判断する処理である。キャプスタンON/OFF
指令がONなら処理503に進み、キャプスタンON/
OFF指令がOFFなら処理502に進む。処理502
はRAM−FGcntの内容に1を加える処理である。
処理503はRAM−FGcntの内容をクリアする処
理である。
【0027】以上がマイクロコンピュータ917が行う
ソフトウエア処理である。なお、本実施例においてはス
チルからノーマル再生へのモード移行について説明した
が、つなぎ撮りやインサート開始時のトラック位相引き
込みにも応用できることは自明である。
ソフトウエア処理である。なお、本実施例においてはス
チルからノーマル再生へのモード移行について説明した
が、つなぎ撮りやインサート開始時のトラック位相引き
込みにも応用できることは自明である。
【0028】また、本実施例において、タイマの設定値
はオントラックタイミングからキャプスタンモータの起
動に要する所定の時間分△T1だけ余裕を見込んだタイ
ミングを設定するが、モータ等の慣性等に依存するので
モータに応じて設定値をかえればよい。
はオントラックタイミングからキャプスタンモータの起
動に要する所定の時間分△T1だけ余裕を見込んだタイ
ミングを設定するが、モータ等の慣性等に依存するので
モータに応じて設定値をかえればよい。
【0029】また、キャプスタンモータの半径r及びF
G歯数Zはモーターにより異なり、記録時のテープスピ
ードVrec及び回転ヘッドの1トラック走査に要する
時間Tsはフォーマットにより異なるのでモーター及び
フォーマットに応じて△T2をかえればよい。
G歯数Zはモーターにより異なり、記録時のテープスピ
ードVrec及び回転ヘッドの1トラック走査に要する
時間Tsはフォーマットにより異なるのでモーター及び
フォーマットに応じて△T2をかえればよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、複数トラックで1フレーム完結する磁気記録再
生装置においても、スチル解除時などのテープ走行開始
時にキャプスタンが定速になったときにトラックナンバ
ーと基準フレーム信号の位相関係を一致させることがで
き、テープ走行開始時にキャプスタンモータの位相引き
込みを早くすることができ、画面ノイズのないスチルか
らノーマル再生へのモード移行を実現できる。
よれば、複数トラックで1フレーム完結する磁気記録再
生装置においても、スチル解除時などのテープ走行開始
時にキャプスタンが定速になったときにトラックナンバ
ーと基準フレーム信号の位相関係を一致させることがで
き、テープ走行開始時にキャプスタンモータの位相引き
込みを早くすることができ、画面ノイズのないスチルか
らノーマル再生へのモード移行を実現できる。
【図1】本発明の一実施例の磁気記録再生装置のブロッ
ク図
ク図
【図2】本発明に適用したマイクロコンピュータのメイ
ン処理プログラムのフローチャート
ン処理プログラムのフローチャート
【図3】本発明に適用したマイクロコンピュータのHS
W割り込みが入ったときの処理プログラムのフローチャ
ート
W割り込みが入ったときの処理プログラムのフローチャ
ート
【図4】本発明に適用したマイクロコンピュータのタイ
マー割り込みが入ったときの処理プログラムのフローチ
ャート
マー割り込みが入ったときの処理プログラムのフローチ
ャート
【図5】本発明に適用したマイクロコンピュータの外部
割り込みが入ったときの処理プログラムのフローチャー
ト
割り込みが入ったときの処理プログラムのフローチャー
ト
【図6】本発明の一実施例におけるキャプスタタン起動
タイミングを示すタイミングチャート
タイミングを示すタイミングチャート
【図7】本発明の一実施例における10トラックで1フ
レーム完結するフォーマットで記録された磁化軌跡を示
す模式図
レーム完結するフォーマットで記録された磁化軌跡を示
す模式図
【図8】本発明の一実施例における基準フレーム信号と
HSW信号及びトラックナンバーの位相関係を示すタイ
ミングチャート
HSW信号及びトラックナンバーの位相関係を示すタイ
ミングチャート
【図9】従来の磁気記録再生装置の再生時におけるサー
ボ機構の主要部のブロック図
ボ機構の主要部のブロック図
【図10】従来のトラッキングエラー信号を作成する回
路のブロック図
路のブロック図
【図11】2周波パイロット信号の磁化軌跡を示す模式
図
図
【図12】コンビヘッド構成のヘッドを2対搭載したシ
リンダーモータのヘッド構成を示すタイミングチャート
リンダーモータのヘッド構成を示すタイミングチャート
904 回転位相検出器 905 周波数発電機 906 シリンダーモータ駆動回路 907 周波数弁別器 908 増幅回路 909 加算器 910 位相比較器 911 基準信号発生器 912 HSW信号作成器 913 トラッキングエラー信号作成器 914 ヘッドアンプ 915 復調回路 917 マイクロコンピュータ 919 位相比較器 920 加算器 921 増幅回路 922 キャプスタンモータ駆動回路 923 周波数弁別器 924 周波数発電機 925 キャプスタンモータ
Claims (1)
- 【請求項1】 回転磁気ヘッドにより斜めに記録された
信号であり且つ複数トラックで1または複数フレームの
情報を記録した信号でありかつ各トラックごとにトラッ
クナンバーの情報を含む上記情報信号が記録されたテー
プをその長手方向に走行させるテープ駆動手段と、キャ
プスタンモータの回転速度を検出する回転速度検出手段
と、上記回転磁気ヘッドを駆動するシリンダモータの回
転基準である基準回転信号及び基準フレーム信号を発生
する基準信号発生手段と、上記基準フレーム信号に同期
して上記キャプスタンモータを停止させるキャプスタン
モータ停止手段と、上記キャプスタンモータ停止開始か
ら上記キャプスタンモータの回転速度を検出する信号の
パルスをカウントするパルス計数手段と、上記キャプス
タンモータ停止開始から上記キャプスタンモータの回転
速度を検出する信号のパルスのカウント値によりキャプ
スタンモータ起動タイミングを決定する演算処理手段と
を備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4331487A JPH06180903A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4331487A JPH06180903A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 磁気記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06180903A true JPH06180903A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18244195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4331487A Pending JPH06180903A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06180903A (ja) |
-
1992
- 1992-12-11 JP JP4331487A patent/JPH06180903A/ja active Pending
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