JP2983791B2 - ビデオテープレコーダ - Google Patents
ビデオテープレコーダInfo
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- JP2983791B2 JP2983791B2 JP5058959A JP5895993A JP2983791B2 JP 2983791 B2 JP2983791 B2 JP 2983791B2 JP 5058959 A JP5058959 A JP 5058959A JP 5895993 A JP5895993 A JP 5895993A JP 2983791 B2 JP2983791 B2 JP 2983791B2
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- head
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- signal
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号をコマ抜きし
て長時間記録を可能にした所謂タイムラプスビデオテー
プレコーダ(VTR)に関する。
て長時間記録を可能にした所謂タイムラプスビデオテー
プレコーダ(VTR)に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号を間引くことにより、通常テー
プを用いて長時間映像信号を記録する、所謂タイムラプ
スVTRとして、特開昭62−166671号公報(H
04N5/782)に一例が開示されている。この従来
例は、ビデオ信号を第1フィールド、第4フィールド、
第7フィールドと3フィールド周期で抜き出して磁気テ
ープに記録するもので、結果的に記録パターンは奇数と
偶数フィールドが繰り返されるため、隣接するトラック
はアジマス角の異なるヘッドで記録できることになる。
プを用いて長時間映像信号を記録する、所謂タイムラプ
スVTRとして、特開昭62−166671号公報(H
04N5/782)に一例が開示されている。この従来
例は、ビデオ信号を第1フィールド、第4フィールド、
第7フィールドと3フィールド周期で抜き出して磁気テ
ープに記録するもので、結果的に記録パターンは奇数と
偶数フィールドが繰り返されるため、隣接するトラック
はアジマス角の異なるヘッドで記録できることになる。
【0003】また、前述のようなタイムラプスVTRで
は、ダブルアジマス4ヘッドのシリンダを用いる場合が
一般的である。このダブルアジマス4ヘッドシリンダと
はアジマス角が異なるヘッドA+とヘッドA−を180
度対向配置された2ヘッドに、更にアジマス角が異なる
ヘッドB+(アジマス角はヘッドA+と同一)とヘッド
B−(アジマス角はヘッドA−と同一)を追加し、ヘッ
ドA+の近傍にヘッドB−を、またヘッドA−の近傍に
ヘッドB+を配置したもので、再生時に再生出力のエン
ベロープを比較して、出力の大きい方のヘッドに選択的
に再生ヘッドを切り換える手法が用いられる。
は、ダブルアジマス4ヘッドのシリンダを用いる場合が
一般的である。このダブルアジマス4ヘッドシリンダと
はアジマス角が異なるヘッドA+とヘッドA−を180
度対向配置された2ヘッドに、更にアジマス角が異なる
ヘッドB+(アジマス角はヘッドA+と同一)とヘッド
B−(アジマス角はヘッドA−と同一)を追加し、ヘッ
ドA+の近傍にヘッドB−を、またヘッドA−の近傍に
ヘッドB+を配置したもので、再生時に再生出力のエン
ベロープを比較して、出力の大きい方のヘッドに選択的
に再生ヘッドを切り換える手法が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、各ヘッ
ドからの再生出力のエンベロープを検出して、再生ヘッ
ドとして使用するヘッドを切り換える場合、1フィ−ル
ド分のトラックトレ−ス時にヘッドを切り換えるため、
TV画面上の映像が不連続となり、切り換え部でノイズ
を生ずるといった問題がある。
ドからの再生出力のエンベロープを検出して、再生ヘッ
ドとして使用するヘッドを切り換える場合、1フィ−ル
ド分のトラックトレ−ス時にヘッドを切り換えるため、
TV画面上の映像が不連続となり、切り換え部でノイズ
を生ずるといった問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、3フィールド
周期で1フィールド分の映像信号を抜き取り、1トラッ
ク毎に異なったアジマス角で記録され、且つ同一アジマ
ストラックに同期してコントロール信号がコントロール
トラックに記録された磁気テープと、第1のアジマス角
を有する第1ヘッドと該第1ヘッドの近傍に配され前記
第1のアジマス角とは異なる第2のアジマス角を有する
第2ヘッドよりなる第1のヘッド群と前記第1ヘッドに
対向配置され前記第2のアジマス角を有する第3ヘッド
と、該第3ヘッドの近傍に配置され前記第1のアジマス
角を有する第4ヘッドよりなる第2のヘッド群を備える
4ヘッドシリンダと、第1のヘッド群の出力として第1
ヘッド出力を、第2のヘッド群の出力として第3ヘッド
出力を選択する第1のモードと、第1のヘッド群の出力
として第2ヘッド出力を、第2のヘッド群の出力として
第4ヘッド出力を選択する第2のモードを前記シリンダ
の1/2回転毎に交互に選択する第1のスイッチ手段
と、該磁気テープの再生時に得られるコントロール信号
に同期するトラックを起点として前記第1スイッチ手段
が第1モードを選択する場合に、前記第1のヘッド群の
出力を第1の期間再生出力として選択し、前記第2のヘ
ッド群の出力を前記第1の期間とは異なる第2の期間選
択する第2スイッチ手段を備える事を特徴とする。
周期で1フィールド分の映像信号を抜き取り、1トラッ
ク毎に異なったアジマス角で記録され、且つ同一アジマ
ストラックに同期してコントロール信号がコントロール
トラックに記録された磁気テープと、第1のアジマス角
を有する第1ヘッドと該第1ヘッドの近傍に配され前記
第1のアジマス角とは異なる第2のアジマス角を有する
第2ヘッドよりなる第1のヘッド群と前記第1ヘッドに
対向配置され前記第2のアジマス角を有する第3ヘッド
と、該第3ヘッドの近傍に配置され前記第1のアジマス
角を有する第4ヘッドよりなる第2のヘッド群を備える
4ヘッドシリンダと、第1のヘッド群の出力として第1
ヘッド出力を、第2のヘッド群の出力として第3ヘッド
出力を選択する第1のモードと、第1のヘッド群の出力
として第2ヘッド出力を、第2のヘッド群の出力として
第4ヘッド出力を選択する第2のモードを前記シリンダ
の1/2回転毎に交互に選択する第1のスイッチ手段
と、該磁気テープの再生時に得られるコントロール信号
に同期するトラックを起点として前記第1スイッチ手段
が第1モードを選択する場合に、前記第1のヘッド群の
出力を第1の期間再生出力として選択し、前記第2のヘ
ッド群の出力を前記第1の期間とは異なる第2の期間選
択する第2スイッチ手段を備える事を特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は上述のように構成したので、記録トラ
ックの再生過程で、ヘッド切換時にノイズが生じること
がない。
ックの再生過程で、ヘッド切換時にノイズが生じること
がない。
【0007】
【実施例】以下、図面に従い、本発明の第1実施例装置
であるVTRについて説明する。図2は記録時のヘッド
への映像信号の供給を説明する回路ブロック図であり、
入力端子1に入力される映像信号は同期分離回路4に入
力されると共に記録アンプ2にて増幅された後に、ゲー
ト回路3に供給される。
であるVTRについて説明する。図2は記録時のヘッド
への映像信号の供給を説明する回路ブロック図であり、
入力端子1に入力される映像信号は同期分離回路4に入
力されると共に記録アンプ2にて増幅された後に、ゲー
ト回路3に供給される。
【0008】同期分離回路4は入力映像信号の中から垂
直同期信号を抜き出し、得られた垂直同期信号はシリン
ダドライブ回路5及びゲート制御回路6に入力される。
シリンダドライブ回路5は、この垂直同期信号を基準信
号にして回転シリンダ7を一定速度で回転させる。
直同期信号を抜き出し、得られた垂直同期信号はシリン
ダドライブ回路5及びゲート制御回路6に入力される。
シリンダドライブ回路5は、この垂直同期信号を基準信
号にして回転シリンダ7を一定速度で回転させる。
【0009】一方、ゲート制御回路6では、垂直同期信
号を用いてゲート制御信号が作成される。図3に示す様
にこのゲート制御信号は3フィールド毎に1フィールド
期間だけHレベルとなるもので、ゲート回路3はこのゲ
ート制御信号を受けて、ゲート制御信号がHレベルの期
間にのみ入力される映像信号の通過を許容し、結果的に
ゲート回路3からは3フィールド周期で1フィールド分
の映像信号が出力されることになる。図3の例で説明す
ると、第1フィールドの映像信号V1が出力されると次
は第4フィールド、更に第7フィールドの映像信号V
4、V7が3フィールド毎に出力される。
号を用いてゲート制御信号が作成される。図3に示す様
にこのゲート制御信号は3フィールド毎に1フィールド
期間だけHレベルとなるもので、ゲート回路3はこのゲ
ート制御信号を受けて、ゲート制御信号がHレベルの期
間にのみ入力される映像信号の通過を許容し、結果的に
ゲート回路3からは3フィールド周期で1フィールド分
の映像信号が出力されることになる。図3の例で説明す
ると、第1フィールドの映像信号V1が出力されると次
は第4フィールド、更に第7フィールドの映像信号V
4、V7が3フィールド毎に出力される。
【0010】こうして出力される映像信号は回転シリン
ダ7に内蔵されるビデオヘッドA+、A−に交互に供給
される。ビデオヘッドA+、A−は互いに逆アジマスの
一対のヘッドであり、図3に示すようにゲート回路3か
らの出力は1フィールド毎に各ビデオヘッドA+、A−
に振り分けられる。即ち、第1フィールドの映像信号V
1がビデオヘッドA+に供給されて、図4のT1の様な
トラックパターンがテープに形成され、次の第2フィー
ルドの映像信号V2はゲート回路3にて遮断されると共
にビデオヘッドA−の電流をオフ状態にする。これによ
り、本来はT2のトラックパターンが形成されるはず
が、電流オフ状態によりT2が形成されない。同様に第
3フィールドの映像信号V3もゲート回路3にて遮断さ
れると共にビデオヘッドA+の電流をオフ状態にする。
これによりトラックパターンT3も形成されることはな
い。こうしてT1の上にT2、T3は実質的に形成され
ないので、トラックピッチTpのトラックパターンT1
がそのまま残り、ここに映像信号V1が記録されること
になる。
ダ7に内蔵されるビデオヘッドA+、A−に交互に供給
される。ビデオヘッドA+、A−は互いに逆アジマスの
一対のヘッドであり、図3に示すようにゲート回路3か
らの出力は1フィールド毎に各ビデオヘッドA+、A−
に振り分けられる。即ち、第1フィールドの映像信号V
1がビデオヘッドA+に供給されて、図4のT1の様な
トラックパターンがテープに形成され、次の第2フィー
ルドの映像信号V2はゲート回路3にて遮断されると共
にビデオヘッドA−の電流をオフ状態にする。これによ
り、本来はT2のトラックパターンが形成されるはず
が、電流オフ状態によりT2が形成されない。同様に第
3フィールドの映像信号V3もゲート回路3にて遮断さ
れると共にビデオヘッドA+の電流をオフ状態にする。
これによりトラックパターンT3も形成されることはな
い。こうしてT1の上にT2、T3は実質的に形成され
ないので、トラックピッチTpのトラックパターンT1
がそのまま残り、ここに映像信号V1が記録されること
になる。
【0011】また、次の第4フィールドの映像信号V4
は、ビデオヘッドA−に供給されてトラックパターンT
4が形成され、前述と同様に第5及び第6フィールドの
映像信号V5、V6は、遮断されてビデオヘッドの電流
はオフとなり、トラックパターンT5、T6は形成され
ず、トラックピッチTpのトラックパターンT4がその
まま残り、ここに第4フィールドの映像信号が記録され
ることになる。
は、ビデオヘッドA−に供給されてトラックパターンT
4が形成され、前述と同様に第5及び第6フィールドの
映像信号V5、V6は、遮断されてビデオヘッドの電流
はオフとなり、トラックパターンT5、T6は形成され
ず、トラックピッチTpのトラックパターンT4がその
まま残り、ここに第4フィールドの映像信号が記録され
ることになる。
【0012】以下、同様に、ビデオトラックA+にて形
成されたトラックパターンT7に第7フィールドの映像
信号V7が、更にビデオヘッドA−にて形成されたトラ
ックパターンT10の映像信号V10が順次記録され
る。この結果、第1、第7、第13・・・の各フィール
ドの映像信号は、ビデオヘッドA+にて、第4、第1
0、第16・・・の各フィールドの映像信号はビデオヘ
ッドA−にて間欠的にコマ抜き記録されることになる。
成されたトラックパターンT7に第7フィールドの映像
信号V7が、更にビデオヘッドA−にて形成されたトラ
ックパターンT10の映像信号V10が順次記録され
る。この結果、第1、第7、第13・・・の各フィール
ドの映像信号は、ビデオヘッドA+にて、第4、第1
0、第16・・・の各フィールドの映像信号はビデオヘ
ッドA−にて間欠的にコマ抜き記録されることになる。
【0013】尚、図4は磁気テープ上に形成されたトラ
ックパターンを示し、鎖線はコマ抜き記録をせず、映像
信号を1フィールドずつ順次記録した場合に形成される
トラックパターン、実線は上述の様にコマ抜き記録した
場合に形成されるトラックパターンであり、連続記録時
に第1〜第3トラックが形成される部分にコマ抜き記録
時のトラックT1が形成され、同様に連続記録時に第4
〜第6トラックが形成される部分にコマ抜き記録時のト
ラックT4が、連続記録時に第7〜第9トラックが形成
される部分にコマ抜き記録時のトラックT7が形成され
る。ここで、隣接する各トラックのアジマス角は互いに
異なっている。
ックパターンを示し、鎖線はコマ抜き記録をせず、映像
信号を1フィールドずつ順次記録した場合に形成される
トラックパターン、実線は上述の様にコマ抜き記録した
場合に形成されるトラックパターンであり、連続記録時
に第1〜第3トラックが形成される部分にコマ抜き記録
時のトラックT1が形成され、同様に連続記録時に第4
〜第6トラックが形成される部分にコマ抜き記録時のト
ラックT4が、連続記録時に第7〜第9トラックが形成
される部分にコマ抜き記録時のトラックT7が形成され
る。ここで、隣接する各トラックのアジマス角は互いに
異なっている。
【0014】次に、テープ走行を為すキャプスタンの駆
動制御について、図5の回路ブロック図を参照にして説
明する。図5はテープ走行を為すキャプスタンを駆動す
るキャプスタンモータ20のサーボ回路を示しており、
キャプスタンモータの回転状態をFG検出器10により
検出し、この回転速度に周波数が比例するFG信号を分
周回路11にて所定の分周比で分周し、この分周出力の
周期を速度検出器にて検出する。この速度検出器は具体
的には所定周波数のクロックをカウントし、分周された
FG信号の立ち上がりエッジでリセットされるカウンタ
12と前記立ち上がりエッジに同期してカウンタのカウ
ント値をラッチするラッチ回路13からなり、分周FG
信号の周期がカウント値として出力される。
動制御について、図5の回路ブロック図を参照にして説
明する。図5はテープ走行を為すキャプスタンを駆動す
るキャプスタンモータ20のサーボ回路を示しており、
キャプスタンモータの回転状態をFG検出器10により
検出し、この回転速度に周波数が比例するFG信号を分
周回路11にて所定の分周比で分周し、この分周出力の
周期を速度検出器にて検出する。この速度検出器は具体
的には所定周波数のクロックをカウントし、分周された
FG信号の立ち上がりエッジでリセットされるカウンタ
12と前記立ち上がりエッジに同期してカウンタのカウ
ント値をラッチするラッチ回路13からなり、分周FG
信号の周期がカウント値として出力される。
【0015】ROM14には予め、所謂VHS方式とし
て規格化されている通常のVTRの3種類の標準速度
(テープ速度が33.4mm/sのSPモード、テープ
速度がSPモードの1/2のLPモード、テープ速度が
SPモードの1/3のEPモード)中のSPモードのテ
ープ速度を実現する為の速度データ、即ちSPモードの
テープ速度を実現する際のFG信号の周期を示すデータ
が記憶されている。
て規格化されている通常のVTRの3種類の標準速度
(テープ速度が33.4mm/sのSPモード、テープ
速度がSPモードの1/2のLPモード、テープ速度が
SPモードの1/3のEPモード)中のSPモードのテ
ープ速度を実現する為の速度データ、即ちSPモードの
テープ速度を実現する際のFG信号の周期を示すデータ
が記憶されている。
【0016】この速度データは、選択回路15の可動接
片15aに出力される。ここで、入力される速度データ
をそのまま後段の比較回路18に出力できる様に、選択
回路の固定接点15aは直接、比較回路18に接続さ
れ、固定接点15cは入力データを9倍する第1演算器
16を経て比較回路18に、また固定接点15dは入力
データを12倍する第2演算器17を経て比較回路18
に夫々接続されている。この選択回路15での可動接片
15aの切り換えはテープ速度切換信号S1により実行
される。尚、このテープ速度切換信号は、使用者が任意
に選択する速度に応じてシステムコントローラ(シスコ
ン)21より出力される。
片15aに出力される。ここで、入力される速度データ
をそのまま後段の比較回路18に出力できる様に、選択
回路の固定接点15aは直接、比較回路18に接続さ
れ、固定接点15cは入力データを9倍する第1演算器
16を経て比較回路18に、また固定接点15dは入力
データを12倍する第2演算器17を経て比較回路18
に夫々接続されている。この選択回路15での可動接片
15aの切り換えはテープ速度切換信号S1により実行
される。尚、このテープ速度切換信号は、使用者が任意
に選択する速度に応じてシステムコントローラ(シスコ
ン)21より出力される。
【0017】比較回路18は両入力データを比較するも
ので、選択回路15から入力される速度デ−タを基準速
度データとし、ラッチ回路13のラッチデータを現速度
データとし、基準速度データに対する現速度データの差
を速度エラ−信号として出力する。この速度エラー信号
はモータドライバー19に供給され、ドライバー19は
この速度エラー信号が零になるように、即ち、現速度デ
ータが基準速度データに一致するようにキャプスタンモ
ータ20の速度を制御する。
ので、選択回路15から入力される速度デ−タを基準速
度データとし、ラッチ回路13のラッチデータを現速度
データとし、基準速度データに対する現速度データの差
を速度エラ−信号として出力する。この速度エラー信号
はモータドライバー19に供給され、ドライバー19は
この速度エラー信号が零になるように、即ち、現速度デ
ータが基準速度データに一致するようにキャプスタンモ
ータ20の速度を制御する。
【0018】尚、上述のキャプスタンのサーボ回路には
速度サーボのみが示されているが、通常のVTRと同様
に、位相サーボも不可欠であり、記録時にはFG検出器
10からのFG信号を所定の分周比で分周した信号と基
準信号との位相差に応じた位相エラー信号、また再生時
には再生コントロール信号と基準信号との位相差に応じ
た信号を前記速度エラー信号に加算してキャプスタンモ
ータ20の駆動制御が為される。
速度サーボのみが示されているが、通常のVTRと同様
に、位相サーボも不可欠であり、記録時にはFG検出器
10からのFG信号を所定の分周比で分周した信号と基
準信号との位相差に応じた位相エラー信号、また再生時
には再生コントロール信号と基準信号との位相差に応じ
た信号を前記速度エラー信号に加算してキャプスタンモ
ータ20の駆動制御が為される。
【0019】SPモードの速度Vspの1/9または1
/12のテープ速度で3フィールドに1回のコマ抜き記
録をする場合には、使用者がいずれのテープ速度によっ
てコマ抜き記録を行うかを、操作釦により選択し、Vs
pの1/9の速度が選択されれば、シスコン21よりテ
ープ速度切換信号が出力されて、可動切片15aが固定
接点15cに切り換わり、SPモードのテープ速度Vs
pに対応する速度データが第1演算回路16にて9倍さ
れた上で比較回路18に基準速度データとして供給され
る。同様に、Vspの1/12の速度が選択されれば、
可動接片15aは固定接点15dに切り換わり、Vsp
の速度データが第2演算回路17にて12倍された上で
基準速度デ−タとして供給される。
/12のテープ速度で3フィールドに1回のコマ抜き記
録をする場合には、使用者がいずれのテープ速度によっ
てコマ抜き記録を行うかを、操作釦により選択し、Vs
pの1/9の速度が選択されれば、シスコン21よりテ
ープ速度切換信号が出力されて、可動切片15aが固定
接点15cに切り換わり、SPモードのテープ速度Vs
pに対応する速度データが第1演算回路16にて9倍さ
れた上で比較回路18に基準速度データとして供給され
る。同様に、Vspの1/12の速度が選択されれば、
可動接片15aは固定接点15dに切り換わり、Vsp
の速度データが第2演算回路17にて12倍された上で
基準速度デ−タとして供給される。
【0020】こうして決定された基準速度データに基づ
いて、キャプスタンモータ20の速度サーボが実行さ
れ、Vspの1/9または1/12のテープ速度にて3
フィールドに1回のコマ抜き記録が為されることにな
る。
いて、キャプスタンモータ20の速度サーボが実行さ
れ、Vspの1/9または1/12のテープ速度にて3
フィールドに1回のコマ抜き記録が為されることにな
る。
【0021】上述のようにテープ送り速度が、VHS方
式のSPモードの速度Vspの1/9、1/12に設定
可能なVTRを用いて、特に選択回路15を固定接点1
5dに切り換え、テープ送り速度を1/12に設定して
記録を行うと、トラックパターン座標図は図7に示すよ
うなパターンとなる。図中、縦軸にテ−プ走行量、横軸
に時間がとられ、+、−の記号は各々ビデオヘッドA
+、ビデオヘッドA−、即ち+アジマスヘッド、−アジ
マスヘッドで記録されたテ−プ記録パターンを示してい
る。
式のSPモードの速度Vspの1/9、1/12に設定
可能なVTRを用いて、特に選択回路15を固定接点1
5dに切り換え、テープ送り速度を1/12に設定して
記録を行うと、トラックパターン座標図は図7に示すよ
うなパターンとなる。図中、縦軸にテ−プ走行量、横軸
に時間がとられ、+、−の記号は各々ビデオヘッドA
+、ビデオヘッドA−、即ち+アジマスヘッド、−アジ
マスヘッドで記録されたテ−プ記録パターンを示してい
る。
【0022】この記録パターンが形成されたテープをテ
ープ送り速度を記録時と同じ速度で再生すると、ヘッド
軌跡は一点鎖線のようになる。この一点鎖線と時間軸上
に縦軸に平行に等間隔で引かれた実線(シリンダ半回転
分の時間)とで囲まれたエリアが、テ−プ上の記録パタ
ーンとヘッドのトレ−ス軌跡との関係に対応し、このエ
リア内の+の部分の面積、−の部分の面積が各々+アジ
マスヘッド、−アジマスヘッドでの再生出力の大きさを
表す。また、再生出力の大きい方をハッチングしてい
る。因みにヘッドのトラック幅Htはテ−プに記録され
たトラックピッチTpの2倍未満で本実施例では21.5μ
と設定されている。
ープ送り速度を記録時と同じ速度で再生すると、ヘッド
軌跡は一点鎖線のようになる。この一点鎖線と時間軸上
に縦軸に平行に等間隔で引かれた実線(シリンダ半回転
分の時間)とで囲まれたエリアが、テ−プ上の記録パタ
ーンとヘッドのトレ−ス軌跡との関係に対応し、このエ
リア内の+の部分の面積、−の部分の面積が各々+アジ
マスヘッド、−アジマスヘッドでの再生出力の大きさを
表す。また、再生出力の大きい方をハッチングしてい
る。因みにヘッドのトラック幅Htはテ−プに記録され
たトラックピッチTpの2倍未満で本実施例では21.5μ
と設定されている。
【0023】ここで、従来例のように、再生出力が大き
い方のヘッドで選択的に再生した場合、トレ−スされる
トラックのアジマス角は、+→−→−→−→+→+→+
→−→−→−→+→・・・が繰り返されることが分か
る。即ち、再生開始時が上記繰り返しパタ−ンのどの位
置にあるかを認識できれば、後は上記パターンに合わせ
て、規則的にヘッドの切り換え動作を行えばよいことが
わかる。
い方のヘッドで選択的に再生した場合、トレ−スされる
トラックのアジマス角は、+→−→−→−→+→+→+
→−→−→−→+→・・・が繰り返されることが分か
る。即ち、再生開始時が上記繰り返しパタ−ンのどの位
置にあるかを認識できれば、後は上記パターンに合わせ
て、規則的にヘッドの切り換え動作を行えばよいことが
わかる。
【0024】図6はテ−プに記録されたパタ−ンと再生
時のヘッド軌跡との関係を表した図である。図6(a)
は図7の時間t1に、図6(b)は時間t2に、図6
(c)は時間t3に、図6(d)は時間t4に、図6
(e)は時間t5に、図6(f)は時間t6に相当す
る。以降、図6(a)〜(f)の状態が繰り返される。
時のヘッド軌跡との関係を表した図である。図6(a)
は図7の時間t1に、図6(b)は時間t2に、図6
(c)は時間t3に、図6(d)は時間t4に、図6
(e)は時間t5に、図6(f)は時間t6に相当す
る。以降、図6(a)〜(f)の状態が繰り返される。
【0025】テ−プには映像信号の他、音声信号、再生
時に正確に記録トラックをトレ−スするためのサ−ボ用
基準信号となるコントロ−ル信号が記録されている。こ
のコントロ−ル信号はテ−プ記録パタ−ン上で映像信号
の1トラックおきに立ち上がり部が記録される矩形波で
ある。すなわち本実施例では、周期が1/10SECの
矩形波である。この記録された矩形波は、再生時には図
3に示すような微分波形となりサ−ボ用基準信号として
は記録された矩形波の立ち上がり時の再生信号である正
パルスのみが使用される。
時に正確に記録トラックをトレ−スするためのサ−ボ用
基準信号となるコントロ−ル信号が記録されている。こ
のコントロ−ル信号はテ−プ記録パタ−ン上で映像信号
の1トラックおきに立ち上がり部が記録される矩形波で
ある。すなわち本実施例では、周期が1/10SECの
矩形波である。この記録された矩形波は、再生時には図
3に示すような微分波形となりサ−ボ用基準信号として
は記録された矩形波の立ち上がり時の再生信号である正
パルスのみが使用される。
【0026】このため正パルス検出時の記録パターンと
ヘッドの位置関係は一義的に決まり、例えばこの正パル
ス検出時の記録パターンとヘッドの関係を図2(a)の
ように設定しておけば正パルス検出時の動作ヘッドを+
アジマスヘッドとし、以降−アジマスヘッドを3回、+
アジマスヘッドを2回繰り返し3回目の+アジマスヘッ
ド繰り返し時(図2(a)に相当)に正パルスを検出す
るといった動作の繰り返しとなる。即ち、コントロ−ル
信号の立ち上がりを検出することにより、再生開始時の
動作ヘッドを+アジマスにするか−アジマスにするかを
一義的に決めることができるため、これ以降は規則的に
ヘッドを切り換えるだけで出力の大きいヘッドに選択的
に再生ヘッドを切り換えることが可能となる。
ヘッドの位置関係は一義的に決まり、例えばこの正パル
ス検出時の記録パターンとヘッドの関係を図2(a)の
ように設定しておけば正パルス検出時の動作ヘッドを+
アジマスヘッドとし、以降−アジマスヘッドを3回、+
アジマスヘッドを2回繰り返し3回目の+アジマスヘッ
ド繰り返し時(図2(a)に相当)に正パルスを検出す
るといった動作の繰り返しとなる。即ち、コントロ−ル
信号の立ち上がりを検出することにより、再生開始時の
動作ヘッドを+アジマスにするか−アジマスにするかを
一義的に決めることができるため、これ以降は規則的に
ヘッドを切り換えるだけで出力の大きいヘッドに選択的
に再生ヘッドを切り換えることが可能となる。
【0027】図1に本発明のヘッド切り換え方法のブロ
ック図を示す。図中、記録時に使用されたシリンダ7は
ダブルアジマス4ヘッドのシリンダである。記録時に使
用するメインヘッドをヘッドA+、ヘッドA−とし、ヘ
ッドA+で映像信号を記録するタイミングで、コントロ
−ルトラックに再生時のサ−ボ用基準信号となる、図8
に示すコントロール信号がテープTに記録されているも
のとする。
ック図を示す。図中、記録時に使用されたシリンダ7は
ダブルアジマス4ヘッドのシリンダである。記録時に使
用するメインヘッドをヘッドA+、ヘッドA−とし、ヘ
ッドA+で映像信号を記録するタイミングで、コントロ
−ルトラックに再生時のサ−ボ用基準信号となる、図8
に示すコントロール信号がテープTに記録されているも
のとする。
【0028】再生時には、ヘッドA+、ヘッドA−の他
に、アジマス角がヘッドA+と同一でヘッドA−の近傍
配置されたヘッドB+と、ヘッドA−の他に、アジマス
角がヘッドA−と同一でヘッドA+の近傍配置されたヘ
ッドB−が用いられ、各ヘッド再生出力は、再生アンプ
56、57、58、59にて増幅された後に、ヘッドA
−の再生出力は第1スイッチ60の固定接点60aに、
ヘッドB+の再生出力は第1スイッチ60の固定接点6
0cに、ヘッドA+の再生出力は第1スイッチ60の固
定接点60bに、ヘッドB−の再生出力は第1スイッチ
60の固定接点60dに供給される。
に、アジマス角がヘッドA+と同一でヘッドA−の近傍
配置されたヘッドB+と、ヘッドA−の他に、アジマス
角がヘッドA−と同一でヘッドA+の近傍配置されたヘ
ッドB−が用いられ、各ヘッド再生出力は、再生アンプ
56、57、58、59にて増幅された後に、ヘッドA
−の再生出力は第1スイッチ60の固定接点60aに、
ヘッドB+の再生出力は第1スイッチ60の固定接点6
0cに、ヘッドA+の再生出力は第1スイッチ60の固
定接点60bに、ヘッドB−の再生出力は第1スイッチ
60の固定接点60dに供給される。
【0029】可動切片60eは後述のスイッチングパル
スにより、固定接点60a、60bを選択し、可動切片
60fは固定接点60c、60dを選択し、スイッチン
グパルスがL(ロ−)レベルの時に、可動切片60eが
固定接点60aを選択し、同時に、可動切片60fは固
定接点60cを選択する。また、スイッチングパルスが
H(ハイ)レベルの時には、可動切片60eが固定接点
60bを選択し、同時に可動切片60fが固定接点60
dを選択する。尚、スイッチングパルスは後述のスイッ
チングパルス作成回路77により作成される。
スにより、固定接点60a、60bを選択し、可動切片
60fは固定接点60c、60dを選択し、スイッチン
グパルスがL(ロ−)レベルの時に、可動切片60eが
固定接点60aを選択し、同時に、可動切片60fは固
定接点60cを選択する。また、スイッチングパルスが
H(ハイ)レベルの時には、可動切片60eが固定接点
60bを選択し、同時に可動切片60fが固定接点60
dを選択する。尚、スイッチングパルスは後述のスイッ
チングパルス作成回路77により作成される。
【0030】この第1スイッチ60の選択出力は、第2
スイッチ70に入力され、可動切片60e出力は第2ス
イッチ70の固定接点70aに、可動切片60f出力は
第2スイッチ70の固定接点70bに供給される。この
第2スイッチ70の可動切片70cの切換制御は、後述
のマイクロコンピュ−タ(マイコン)74からの制御信
号により為される。
スイッチ70に入力され、可動切片60e出力は第2ス
イッチ70の固定接点70aに、可動切片60f出力は
第2スイッチ70の固定接点70bに供給される。この
第2スイッチ70の可動切片70cの切換制御は、後述
のマイクロコンピュ−タ(マイコン)74からの制御信
号により為される。
【0031】第2スイッチ70の選択出力は、映像信号
処理回路71に供給されて、周知の再生信号処理が為さ
れた後に、再生映像信号として出力される。
処理回路71に供給されて、周知の再生信号処理が為さ
れた後に、再生映像信号として出力される。
【0032】72はテープ73に記録されているコント
ロール信号を再生するコントロールヘッドであり、この
ヘッド72出力はコントロール信号検出回路73に入力
されて、図8に示す信号として後段のマイコン74に入
力される。
ロール信号を再生するコントロールヘッドであり、この
ヘッド72出力はコントロール信号検出回路73に入力
されて、図8に示す信号として後段のマイコン74に入
力される。
【0033】76は、シリンダ7の回転状態を磁気的に
検知するPG検出コイル75の出力に基づき、シリンダ
53のロ−タが1回転する毎に1個のPGパルスを出力
する回転位相検出回路である。PG検出コイルは、ビデ
オヘッドA+が図6(a)の状態で記録トラックをトレ
ースする際に、PGパルスが発せられる位置に各ヘッド
との位置関係が決定されている。
検知するPG検出コイル75の出力に基づき、シリンダ
53のロ−タが1回転する毎に1個のPGパルスを出力
する回転位相検出回路である。PG検出コイルは、ビデ
オヘッドA+が図6(a)の状態で記録トラックをトレ
ースする際に、PGパルスが発せられる位置に各ヘッド
との位置関係が決定されている。
【0034】得られたPGパルスは、後段のスイッチン
グパルス作成回路77に供給され、ここでPGパルスを
基にシリンダ53の回転位相に同期し、即ちPGパルス
の立ち上がりエッジに同期し、シリンダ7の1回転時間
を1周期としたデュ−ティ50%のスイッチングパルス
(SWP)が作成される。また、このスイッチングパル
スにより、固定接点60aと60bの選択、固定接点6
0cと60dの選択が為され、第1スイッチ60の出力
としてヘッドA−出力及びヘッドB+出力を選択する
か、ヘッドA+出力及びヘッドB−出力を選択する。
グパルス作成回路77に供給され、ここでPGパルスを
基にシリンダ53の回転位相に同期し、即ちPGパルス
の立ち上がりエッジに同期し、シリンダ7の1回転時間
を1周期としたデュ−ティ50%のスイッチングパルス
(SWP)が作成される。また、このスイッチングパル
スにより、固定接点60aと60bの選択、固定接点6
0cと60dの選択が為され、第1スイッチ60の出力
としてヘッドA−出力及びヘッドB+出力を選択する
か、ヘッドA+出力及びヘッドB−出力を選択する。
【0035】また、このスイッチングパルスは、マイコ
ン74にも供給され、第1グループ(ヘッドA+、ヘッ
ドA−)のヘッドと、第2グループ(ヘッドB+、ヘッ
ドB−)のヘッドを選択する切換制御信号が出力され
る。
ン74にも供給され、第1グループ(ヘッドA+、ヘッ
ドA−)のヘッドと、第2グループ(ヘッドB+、ヘッ
ドB−)のヘッドを選択する切換制御信号が出力され
る。
【0036】マイコン74には、再生コントロール信号
がHレベルとなる立ち上がりエッジに同期して、Hレベ
ルのスイッチングパルスを出力し、この後、スイッチン
グパルスがH→L、またはL→Hにレベルを変更する
と、この各エッジ同期して、H→H→L→H→H→L→
H→・・・と2度続けてHレベル、次にLレベルを一度
というような繰り返しを為すように予めアルゴリズムが
決定されている。
がHレベルとなる立ち上がりエッジに同期して、Hレベ
ルのスイッチングパルスを出力し、この後、スイッチン
グパルスがH→L、またはL→Hにレベルを変更する
と、この各エッジ同期して、H→H→L→H→H→L→
H→・・・と2度続けてHレベル、次にLレベルを一度
というような繰り返しを為すように予めアルゴリズムが
決定されている。
【0037】このため、コントロール信号を用いてサ−
ボをかける再生時には、コントロール信号の正パルスが
検出される時のヘッドと記録パターンの関係を一義的に
決めることができる。即ち、ヘッドA+での再生状態を
図6(a)の様にしておけば、必ずコントロール信号の
正パルスが検出される時にはヘッドA+は図6(a)の
トレースを行うことになる。
ボをかける再生時には、コントロール信号の正パルスが
検出される時のヘッドと記録パターンの関係を一義的に
決めることができる。即ち、ヘッドA+での再生状態を
図6(a)の様にしておけば、必ずコントロール信号の
正パルスが検出される時にはヘッドA+は図6(a)の
トレースを行うことになる。
【0038】次に上述のように構成された回路ブロック
の動作について、図9のタイミングチャートを参考にし
て説明する。
の動作について、図9のタイミングチャートを参考にし
て説明する。
【0039】再生モ−ドになりシリンダ及びキャプスタ
ンサ−ボがかかると、まず、ヘッドA+が図6(a)の
状態で記録トラックをトレースする。この時、Hレベル
のスイッチングパルスにより第1スイッチ60はH側、
即ち固定接点60b、60d側に切り換わる。
ンサ−ボがかかると、まず、ヘッドA+が図6(a)の
状態で記録トラックをトレースする。この時、Hレベル
のスイッチングパルスにより第1スイッチ60はH側、
即ち固定接点60b、60d側に切り換わる。
【0040】一方、コントロール信号検出回路73より
Hレベルの再生コントロール信号が供給され、これを受
けたマイコン74からHレベルの制御信号が発せられ、
第2スイッチ70はH側、即ち固定接点70a側に切り
換わる。これによりヘッドA+からの再生信号が映像信
号処理回路71に入力され、該当する映像信号が出力さ
れる。
Hレベルの再生コントロール信号が供給され、これを受
けたマイコン74からHレベルの制御信号が発せられ、
第2スイッチ70はH側、即ち固定接点70a側に切り
換わる。これによりヘッドA+からの再生信号が映像信
号処理回路71に入力され、該当する映像信号が出力さ
れる。
【0041】次に、シリンダ7が半回転し、ヘッドA−
及びヘッドB+がテープをトレ−スする位置にくると、
スイッチングパルスはLレベルとなるため、第1スイッ
チ60はL側に切り換わる。同時にマイコン74はHレ
ベルの制御信号を出力し、第2スイッチ70が引き続き
固定接点70a側に切り換わり、ヘッドA−からの信号
が映像信号処理回路71へ入力されることになり、図6
(b)の状態が実現される。
及びヘッドB+がテープをトレ−スする位置にくると、
スイッチングパルスはLレベルとなるため、第1スイッ
チ60はL側に切り換わる。同時にマイコン74はHレ
ベルの制御信号を出力し、第2スイッチ70が引き続き
固定接点70a側に切り換わり、ヘッドA−からの信号
が映像信号処理回路71へ入力されることになり、図6
(b)の状態が実現される。
【0042】次に、ヘッドA+、ヘッドB−がテープを
トレ−スする位置にくると、スイッチングパルスはHレ
ベルとなるため、第1スイッチ60はH側に切り換わ
る。同時にマイコン74はLレベルの制御信号を出力
し、第2スイッチ70が固定接点70a側に切り換わ
り、ヘッドB−からの信号が映像信号処理回路71へ入
力されることになり、図6(c)の状態が実現される。
トレ−スする位置にくると、スイッチングパルスはHレ
ベルとなるため、第1スイッチ60はH側に切り換わ
る。同時にマイコン74はLレベルの制御信号を出力
し、第2スイッチ70が固定接点70a側に切り換わ
り、ヘッドB−からの信号が映像信号処理回路71へ入
力されることになり、図6(c)の状態が実現される。
【0043】次に、ヘッドA−、ヘッドB+がテープを
トレ−スする位置にくると、スイッチングパルスはLレ
ベルとなるため、第1スイッチ60はL側に切り換わ
る。同時にマイコン74はHレベルの制御信号を出力
し、第2スイッチ70が固定接点70a側に切り換わ
り、ヘッドA−からの信号が映像信号処理回路71へ入
力されることになり、図6(d)の状態が実現されるこ
とになる。
トレ−スする位置にくると、スイッチングパルスはLレ
ベルとなるため、第1スイッチ60はL側に切り換わ
る。同時にマイコン74はHレベルの制御信号を出力
し、第2スイッチ70が固定接点70a側に切り換わ
り、ヘッドA−からの信号が映像信号処理回路71へ入
力されることになり、図6(d)の状態が実現されるこ
とになる。
【0044】次に、ヘッドA+、ヘッドB−がテープを
トレ−スする位置にくると、スイッチングパルスはHレ
ベルとなるため、第1スイッチ60はH側に切り換わ
る。同時にマイコン74はHレベルの制御信号を出力
し、第2スイッチ70が固定接点70a側に切り換わ
り、ヘッドA+からの信号が映像信号処理回路71へ入
力されることになり、図6(e)の状態が実現されるこ
とになる。
トレ−スする位置にくると、スイッチングパルスはHレ
ベルとなるため、第1スイッチ60はH側に切り換わ
る。同時にマイコン74はHレベルの制御信号を出力
し、第2スイッチ70が固定接点70a側に切り換わ
り、ヘッドA+からの信号が映像信号処理回路71へ入
力されることになり、図6(e)の状態が実現されるこ
とになる。
【0045】次に、ヘッドA−、ヘッドB+がテープを
トレ−スする位置にくると、スイッチングパルスはLレ
ベルとなるため、第1スイッチ60はL側に切り換わ
る。同時にマイコン74はLレベルの制御信号を出力
し、第2スイッチ70が固定接点70b側に切り換わ
り、ヘッドB+からの信号が映像信号処理回路71へ入
力されることになり、図6(f)の状態が実現されるこ
とになる。
トレ−スする位置にくると、スイッチングパルスはLレ
ベルとなるため、第1スイッチ60はL側に切り換わ
る。同時にマイコン74はLレベルの制御信号を出力
し、第2スイッチ70が固定接点70b側に切り換わ
り、ヘッドB+からの信号が映像信号処理回路71へ入
力されることになり、図6(f)の状態が実現されるこ
とになる。
【0046】次に、ヘッドA+、ヘッドB−がテープを
トレ−スする位置にくると、スイッチングパルスはHレ
ベルとなるため、第1スイッチ60はH側に切り換わ
る。同時にマイコン74はHレベルの制御信号を出力
し、第2スイッチ70が固定接点70a側に切り換わ
り、ヘッドA+からの信号が映像信号処理回路71へ入
力されることになり、図6(a)の状態が実現されるこ
とになる。以降、同様の動作が繰り返されることにな
る。
トレ−スする位置にくると、スイッチングパルスはHレ
ベルとなるため、第1スイッチ60はH側に切り換わ
る。同時にマイコン74はHレベルの制御信号を出力
し、第2スイッチ70が固定接点70a側に切り換わ
り、ヘッドA+からの信号が映像信号処理回路71へ入
力されることになり、図6(a)の状態が実現されるこ
とになる。以降、同様の動作が繰り返されることにな
る。
【0047】即ち、まず、再生コントロ−ル信号の正パ
ルスを検出したトラック再生時に第2スイッチ70を固
定接点70a側に切り換え、以降はマイコン74に予め
設定されているアルゴリズムにより、第1スイッチ60
のL側、H側の切換タイミングに同期して、第2スイッ
チ70への制御信号のレベルをH→H→L→H→H→L
→H→H→Lという順に繰り返して切り換える。これに
より、従来技術の如くエンベロープを監視することなく
一義的に再生出力の大きいヘッドに選択的に再生ヘッド
を切り換えることができることになる。
ルスを検出したトラック再生時に第2スイッチ70を固
定接点70a側に切り換え、以降はマイコン74に予め
設定されているアルゴリズムにより、第1スイッチ60
のL側、H側の切換タイミングに同期して、第2スイッ
チ70への制御信号のレベルをH→H→L→H→H→L
→H→H→Lという順に繰り返して切り換える。これに
より、従来技術の如くエンベロープを監視することなく
一義的に再生出力の大きいヘッドに選択的に再生ヘッド
を切り換えることができることになる。
【0048】前述の実施例では、記録及び再生時のテー
プ送り速度を、SPモードの1/12に設定したが、こ
れに限定されるものではなく、選択回路15を固定接点
15cに切り換えて、SPモードの1/9に設定しても
可能であり、また、コマ抜きを行うに際して、3フィー
ルド毎に1フィールドを記録したが、5フィールドある
いは7フィールド毎などの様に、記録される1フィール
ド分が結果的に元の映像信号の奇数、偶数フィールドと
交互に抜き出されるのであれば、特に3フィ−ルド毎に
という限定は必要ない。
プ送り速度を、SPモードの1/12に設定したが、こ
れに限定されるものではなく、選択回路15を固定接点
15cに切り換えて、SPモードの1/9に設定しても
可能であり、また、コマ抜きを行うに際して、3フィー
ルド毎に1フィールドを記録したが、5フィールドある
いは7フィールド毎などの様に、記録される1フィール
ド分が結果的に元の映像信号の奇数、偶数フィールドと
交互に抜き出されるのであれば、特に3フィ−ルド毎に
という限定は必要ない。
【0049】前記第1実施例では、図9からも明らかな
ように、再生コントロール信号の立ち上がりのエッジと
スイッチングパルスのエッジが一致するように、記録時
にコントロール信号の記録タイミングが設定されるVT
Rを前提に説明したが、通常の所謂VHS方式のVTR
では、再生コントロール信号の立ち上がりエッジとスイ
ッチングパルスのエッジには、適当な位相差が生じるよ
うにコントロール信号の記録が為されており、前記第1
実施例のVTRに通常のVHS方式のVTRとの互換性
を保持させるためには、記録時にコントロール信号をス
イッチングパルスのエッジに対して適当な位相差を持た
せるように記録する必要がある。
ように、再生コントロール信号の立ち上がりのエッジと
スイッチングパルスのエッジが一致するように、記録時
にコントロール信号の記録タイミングが設定されるVT
Rを前提に説明したが、通常の所謂VHS方式のVTR
では、再生コントロール信号の立ち上がりエッジとスイ
ッチングパルスのエッジには、適当な位相差が生じるよ
うにコントロール信号の記録が為されており、前記第1
実施例のVTRに通常のVHS方式のVTRとの互換性
を保持させるためには、記録時にコントロール信号をス
イッチングパルスのエッジに対して適当な位相差を持た
せるように記録する必要がある。
【0050】そこで、上述のように適当な位相差を持た
せて記録する場合を、図10の第2実施例として説明す
る。ここで、図10において図1と同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。
せて記録する場合を、図10の第2実施例として説明す
る。ここで、図10において図1と同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。
【0051】本第2実施例では、図11に示すように、
aのスイッチングパルスのエッジE1〜E12に対して
cの再生コントロールパルスの立ち上がりエッジが期間
tpだけ遅れて生じることになる。尚、このcの再生コ
ントロールパルスは図9の再生コントロール信号の正方
向への出力エッジにて立ち上がり、負方向への出力エッ
ジにて立ち下がるように波形整形されたものである。ま
た、ヘッド切換に必要なタイミングは再生コントロール
パルスの立ち上がりエッジであり、図11の再生コント
ロールパルスのデュ−ティ−は50%ではないが、問題
にはならない。
aのスイッチングパルスのエッジE1〜E12に対して
cの再生コントロールパルスの立ち上がりエッジが期間
tpだけ遅れて生じることになる。尚、このcの再生コ
ントロールパルスは図9の再生コントロール信号の正方
向への出力エッジにて立ち上がり、負方向への出力エッ
ジにて立ち下がるように波形整形されたものである。ま
た、ヘッド切換に必要なタイミングは再生コントロール
パルスの立ち上がりエッジであり、図11の再生コント
ロールパルスのデュ−ティ−は50%ではないが、問題
にはならない。
【0052】図中、80はコントロール信号検出回路7
3から出力される再生コントロール信号の正方向の出力
で立ち上がり、負方向の出力で立ち下がる再生コントロ
ールパルスを発するコントロールパルス作成回路であ
り、作成された再生コントロールパルスはリセットパル
ス作成回路100に供給される。また、スイッチング作
成回路77にて作成されたスイッチングパルスは2逓倍
回路83に供給され2逓倍される。
3から出力される再生コントロール信号の正方向の出力
で立ち上がり、負方向の出力で立ち下がる再生コントロ
ールパルスを発するコントロールパルス作成回路であ
り、作成された再生コントロールパルスはリセットパル
ス作成回路100に供給される。また、スイッチング作
成回路77にて作成されたスイッチングパルスは2逓倍
回路83に供給され2逓倍される。
【0053】リセットパルス作成回路100は再生コン
トロールパルスの立ち上がりエッジにてリセットパルス
を出力し、カウンタ103はこのリセットパルスにてリ
セットされ、2逓倍回路83からのパルスをカウント
し、このカウント値を制御回路101に供給する。
トロールパルスの立ち上がりエッジにてリセットパルス
を出力し、カウンタ103はこのリセットパルスにてリ
セットされ、2逓倍回路83からのパルスをカウント
し、このカウント値を制御回路101に供給する。
【0054】ここでカウンタ103は、2逓倍回路83
からのパルスの立ち上がりエッジのみをカウントアップ
するもので、2逓倍回路83でのスイッチングパルスの
2逓倍により、スイッチングパルスの立ち上がり及び立
ち下がりエッジの両エッジに対応するタイミングで、2
逓倍回路83からのパルスに立ち上がりエッジが生じる
ことになり、実質的にカウンタ103はスイッチングパ
ルスの立ち上がり及び立ち下がりのいずれのエッジにて
もカウントアップされることになる。尚、この2逓倍回
路83に代えて、スイッチングパルスの立ち上がりか立
ち下がりかを問わず、エッジ毎に1個のパルスを出力す
るエッジ検出回路を使用することも可能である。
からのパルスの立ち上がりエッジのみをカウントアップ
するもので、2逓倍回路83でのスイッチングパルスの
2逓倍により、スイッチングパルスの立ち上がり及び立
ち下がりエッジの両エッジに対応するタイミングで、2
逓倍回路83からのパルスに立ち上がりエッジが生じる
ことになり、実質的にカウンタ103はスイッチングパ
ルスの立ち上がり及び立ち下がりのいずれのエッジにて
もカウントアップされることになる。尚、この2逓倍回
路83に代えて、スイッチングパルスの立ち上がりか立
ち下がりかを問わず、エッジ毎に1個のパルスを出力す
るエッジ検出回路を使用することも可能である。
【0055】制御回路101は、図11に示すように、
カウンタ103のカウント値をモニターし、カウント値
CNが2に達した時に、即ち、再生コントロールパルス
の立ち上がりエッジから2番目のスイッチングパルスの
エッジE2で、出力である制御信号のレベルをLレベル
に変更し、次にCN=3、即ち3番目のエッジE3でH
レベルに、CN=5即ち5番目のエッジでLレベルに、
CN=6即ち6番目のエッジでHレベルに変更するよう
に予め定められたルールに従って制御信号のレベルを変
更する。また次の再生コントロールパルスの立ち上がり
エッジ以降は、上述したルールに従って制御信号のレベ
ル変更が実行され、エッジE8でLレベルに、エッジE
9でHレベルに、エッジE11でLレベルに、エッジ1
2でHレベルに変更される。尚、この制御回路101の
動作はマイコンを用いてソフトウエア的に処理可能であ
る。
カウンタ103のカウント値をモニターし、カウント値
CNが2に達した時に、即ち、再生コントロールパルス
の立ち上がりエッジから2番目のスイッチングパルスの
エッジE2で、出力である制御信号のレベルをLレベル
に変更し、次にCN=3、即ち3番目のエッジE3でH
レベルに、CN=5即ち5番目のエッジでLレベルに、
CN=6即ち6番目のエッジでHレベルに変更するよう
に予め定められたルールに従って制御信号のレベルを変
更する。また次の再生コントロールパルスの立ち上がり
エッジ以降は、上述したルールに従って制御信号のレベ
ル変更が実行され、エッジE8でLレベルに、エッジE
9でHレベルに、エッジE11でLレベルに、エッジ1
2でHレベルに変更される。尚、この制御回路101の
動作はマイコンを用いてソフトウエア的に処理可能であ
る。
【0056】制御回路101からの制御信号は、第1実
施例のマイコン74からの制御信号と同様に、第2スイ
ッチ70の切り替えを実行し、結果的に第1及び第2ス
イッチの切り替えにより選択される再生ヘッドは図11
のgに示すような順序となり、図9に示す順序と全く同
一順序が維持されることになる。
施例のマイコン74からの制御信号と同様に、第2スイ
ッチ70の切り替えを実行し、結果的に第1及び第2ス
イッチの切り替えにより選択される再生ヘッドは図11
のgに示すような順序となり、図9に示す順序と全く同
一順序が維持されることになる。
【0057】ところで、前記第2実施例に示されるVT
Rでは、コントロール信号は映像信号を記録する回転シ
リンダに搭載された映像信号用ヘッドとは別の、固定ヘ
ッドによりテープ上に記録または再生されるため、再生
時に位相制御手段によりコントロール信号の位置を頼り
にしてテープ上に記録された映像信号トラックと回転ヘ
ッド軌跡との位置決めを行おうとした場合、固定ヘッド
や回転ヘッドの組み立て精度、その他を考慮すれば、複
数の記録機器間での互換性の確保からトラッキング調整
が当然必要となる。
Rでは、コントロール信号は映像信号を記録する回転シ
リンダに搭載された映像信号用ヘッドとは別の、固定ヘ
ッドによりテープ上に記録または再生されるため、再生
時に位相制御手段によりコントロール信号の位置を頼り
にしてテープ上に記録された映像信号トラックと回転ヘ
ッド軌跡との位置決めを行おうとした場合、固定ヘッド
や回転ヘッドの組み立て精度、その他を考慮すれば、複
数の記録機器間での互換性の確保からトラッキング調整
が当然必要となる。
【0058】尚、コントロール信号は通常テープ上に正
パルス、負パルスが交互に記録され、このうち実際にテ
ープ位置検出の基準となるのはどちらか一方のパルスの
みである。従って再生コントロール信号を基に作られた
再生コントロールパルスは、これに対応する一方のエッ
ジのみが実際に基準エッジとして使われ、本実施例では
立ち上がりエッジのみが使われる。
パルス、負パルスが交互に記録され、このうち実際にテ
ープ位置検出の基準となるのはどちらか一方のパルスの
みである。従って再生コントロール信号を基に作られた
再生コントロールパルスは、これに対応する一方のエッ
ジのみが実際に基準エッジとして使われ、本実施例では
立ち上がりエッジのみが使われる。
【0059】ここで、トラッキング調整の原理につい
て、簡単に説明する。図16はシリンダを駆動するシリ
ンダモータ122と、テープ走行を行うキャプスタンを
駆動するキャプスタンモータ125の位相制御を示す回
路ブロック図である。図16中の120は30HZの基
準信号を発する基準信号発生器で、この基準信号は位相
比較回路121でPG検出コイル75から得られるPG
パルスと位相比較されて、両者の位相差がシリンダ位相
エラーとしてシリンダモータ122に供給されシリンダ
の位相制御が実行される。
て、簡単に説明する。図16はシリンダを駆動するシリ
ンダモータ122と、テープ走行を行うキャプスタンを
駆動するキャプスタンモータ125の位相制御を示す回
路ブロック図である。図16中の120は30HZの基
準信号を発する基準信号発生器で、この基準信号は位相
比較回路121でPG検出コイル75から得られるPG
パルスと位相比較されて、両者の位相差がシリンダ位相
エラーとしてシリンダモータ122に供給されシリンダ
の位相制御が実行される。
【0060】また、基準信号は可変遅延回路123にて
遅延時間DTだけ遅延された後に、位相比較回路124
にてコントロールパルス作成回路80から得られる再生
コントロールパルスの立ち上がりエッジと位相比較さ
れ、両者の位相差がキャプスタン位相エラーとしてキャ
プスタンモータ125に供給されキャプスタンの位相制
御が実行される。
遅延時間DTだけ遅延された後に、位相比較回路124
にてコントロールパルス作成回路80から得られる再生
コントロールパルスの立ち上がりエッジと位相比較さ
れ、両者の位相差がキャプスタン位相エラーとしてキャ
プスタンモータ125に供給されキャプスタンの位相制
御が実行される。
【0061】遅延時間DTは、ボリューム等により構成
されるトラッキング調整回路126により決定される可
変の値であり、トラッキング調整時に、使用者はこのト
ラッキング調整回路126を手動で操作して、任意に遅
延時間DTを調整する。このトラッキング調整により基
準信号の位相が任意の量だけ変更され、固定ヘッドや回
転ヘッドの組み立て精度等に起因する複数のVTR間で
の位相ずれが調整されて互換性が維持可能となる。尚、
図16において、シリンダモータ122及びキャプスタ
ンモータ125には、図示省略の速度制御回路からの速
度エラーが供給されて、周知のVTRと同様に速度制御
も実行される。
されるトラッキング調整回路126により決定される可
変の値であり、トラッキング調整時に、使用者はこのト
ラッキング調整回路126を手動で操作して、任意に遅
延時間DTを調整する。このトラッキング調整により基
準信号の位相が任意の量だけ変更され、固定ヘッドや回
転ヘッドの組み立て精度等に起因する複数のVTR間で
の位相ずれが調整されて互換性が維持可能となる。尚、
図16において、シリンダモータ122及びキャプスタ
ンモータ125には、図示省略の速度制御回路からの速
度エラーが供給されて、周知のVTRと同様に速度制御
も実行される。
【0062】また、図16では可変遅延回路123に基
準信号を通過させて、基準信号自身の位相を変更した
が、これに代えて、基準信号を直接、位相比較回路12
4に入力し、再生コントロールパルスを可変遅延回路1
23に通過させて、再生コントロールパルスの方の位相
を変更しても、同一の効果が得られる。
準信号を通過させて、基準信号自身の位相を変更した
が、これに代えて、基準信号を直接、位相比較回路12
4に入力し、再生コントロールパルスを可変遅延回路1
23に通過させて、再生コントロールパルスの方の位相
を変更しても、同一の効果が得られる。
【0063】前記第2実施例に上述のトラッキング調整
を行った場合、無調整時と調整時で選択されるヘッドが
異なるという不都合が生じる。このトラッキング調整に
よる不都合を図11及び図12を参照にして説明する。
を行った場合、無調整時と調整時で選択されるヘッドが
異なるという不都合が生じる。このトラッキング調整に
よる不都合を図11及び図12を参照にして説明する。
【0064】ここで、前記第2実施例で示したヘッド切
り替えの方法により、初期の状態では、図11に示すよ
うな位相関係に、aのスイッチングパルスとcの再生コ
ントロールパルスがある場合に、機器間の互換再生など
で必要によりトラッキング調整を行い、図中矢印→で示
したように、aのスイッチングパルスとcのコントロー
ルパルスとの位相関係が変化し、再生コントロールパル
スは図11のcの破線で示した位置、即ちスイッチング
パルスのエッジE1も前に位置した再生コントロールパ
ルスの立ち上がりエッジが、後ろにシフトした位置にて
最適のトラッキング状態が得られたという設定で説明す
る。
り替えの方法により、初期の状態では、図11に示すよ
うな位相関係に、aのスイッチングパルスとcの再生コ
ントロールパルスがある場合に、機器間の互換再生など
で必要によりトラッキング調整を行い、図中矢印→で示
したように、aのスイッチングパルスとcのコントロー
ルパルスとの位相関係が変化し、再生コントロールパル
スは図11のcの破線で示した位置、即ちスイッチング
パルスのエッジE1も前に位置した再生コントロールパ
ルスの立ち上がりエッジが、後ろにシフトした位置にて
最適のトラッキング状態が得られたという設定で説明す
る。
【0065】このようなトラッキング調整を実行した後
の各信号の関係を図に示すと図12のようになる。即
ち、図12の実線及び破線は、夫々図11の破線及び実
線に対応する。この図12の位相関係にあるスイッチン
グパルス及び再生コントロールパルスで、図10の各回
路の動作を実行すると、上記制御信号即ちヘッド選択信
号は再生コントロールパルスの立ち上がりを起点とし、
スイッチングパルスの立ち上がり及び立ち下がりの両方
のエッジを境にして所定の規則により反転する信号であ
るため、上記の例のようにスイッチングパルスの各エッ
ジを境にして、コントロールパルスの立ち上がりエッジ
の位置が変わってしまった場合、実際には図12のfに
示すようにヘッド選択信号が本来所望のものとは異なっ
た位相で生成される事になり、結果選択されるヘッドも
図12のgの如く異なったものになる。
の各信号の関係を図に示すと図12のようになる。即
ち、図12の実線及び破線は、夫々図11の破線及び実
線に対応する。この図12の位相関係にあるスイッチン
グパルス及び再生コントロールパルスで、図10の各回
路の動作を実行すると、上記制御信号即ちヘッド選択信
号は再生コントロールパルスの立ち上がりを起点とし、
スイッチングパルスの立ち上がり及び立ち下がりの両方
のエッジを境にして所定の規則により反転する信号であ
るため、上記の例のようにスイッチングパルスの各エッ
ジを境にして、コントロールパルスの立ち上がりエッジ
の位置が変わってしまった場合、実際には図12のfに
示すようにヘッド選択信号が本来所望のものとは異なっ
た位相で生成される事になり、結果選択されるヘッドも
図12のgの如く異なったものになる。
【0066】即ち、制御回路101は、カウント値CN
が2に達した時に、即ち、再生コントロールパルスの立
ち上がりエッジから2番目のスイッチングパルスのエッ
ジE3で出力である制御信号のレベルをLレベルに変更
し、次にCN=3、即ち3番目のエッジE4でHレベル
に、CN=5即ち5番目のエッジE6でLレベルに、C
N=6即ち6番目のエッジE7でHレベルに変更する。
したがって、再生ヘッドは図12のgのように変化する
ことになる。この図12のgは、図11のgとは異なる
ことになる。
が2に達した時に、即ち、再生コントロールパルスの立
ち上がりエッジから2番目のスイッチングパルスのエッ
ジE3で出力である制御信号のレベルをLレベルに変更
し、次にCN=3、即ち3番目のエッジE4でHレベル
に、CN=5即ち5番目のエッジE6でLレベルに、C
N=6即ち6番目のエッジE7でHレベルに変更する。
したがって、再生ヘッドは図12のgのように変化する
ことになる。この図12のgは、図11のgとは異なる
ことになる。
【0067】これは、本来、予め決められたルールでヘ
ッド選択をして常に同一磁気テープを再生する場合に
は、選択される再生ヘッドが一定に維持できるという本
発明の利点がトラッキング調整の有無により崩れること
を意味する。
ッド選択をして常に同一磁気テープを再生する場合に
は、選択される再生ヘッドが一定に維持できるという本
発明の利点がトラッキング調整の有無により崩れること
を意味する。
【0068】そこで、この不都合が発生しないようなヘ
ッド切り替え信号を作成する構成を第3実施例として説
明する。尚、第3実施例は、トラッキング調整による再
生コントロールパルスとスイッチングパルスの位相のず
れがスイッチングパルスの1周期の範囲内であって、か
つトラッキング調整範囲内で再生コントロールパルスの
立ち上がりエッジがスイッチングパルスの立ち上がり又
は立ち下がりのエッジと一致する回数が1回以内である
という条件下において説明する。
ッド切り替え信号を作成する構成を第3実施例として説
明する。尚、第3実施例は、トラッキング調整による再
生コントロールパルスとスイッチングパルスの位相のず
れがスイッチングパルスの1周期の範囲内であって、か
つトラッキング調整範囲内で再生コントロールパルスの
立ち上がりエッジがスイッチングパルスの立ち上がり又
は立ち下がりのエッジと一致する回数が1回以内である
という条件下において説明する。
【0069】この第3実施例は、スイッチングパルスの
立ち上がり及び立ち下がりの両エッジのうち、前記トラ
ッキング調節の範囲内では再生コントロールパルスの基
準側エッジ、即ち立ち上がりエッジとは同時に検出され
ない側のエッジのうち再生コントロールパルスの基準側
エッジから一定の位置関係にあるものだけを検出し、こ
のエッジを起点とし所定の規則に従って状態が反転する
ことにより制御信号、即ちヘッド選択信号を作成する。
これによって、トラッキング調整量、即ちトラッキング
調整による再生コントロールパルスとスイッチングパル
スの位相関係の変化量が上記範囲内であれば、これら信
号間の位相変化に影響されることなく当初の最適ヘッド
選択順序を維持した切り替え信号を生成することができ
るという点に着目している。
立ち上がり及び立ち下がりの両エッジのうち、前記トラ
ッキング調節の範囲内では再生コントロールパルスの基
準側エッジ、即ち立ち上がりエッジとは同時に検出され
ない側のエッジのうち再生コントロールパルスの基準側
エッジから一定の位置関係にあるものだけを検出し、こ
のエッジを起点とし所定の規則に従って状態が反転する
ことにより制御信号、即ちヘッド選択信号を作成する。
これによって、トラッキング調整量、即ちトラッキング
調整による再生コントロールパルスとスイッチングパル
スの位相関係の変化量が上記範囲内であれば、これら信
号間の位相変化に影響されることなく当初の最適ヘッド
選択順序を維持した切り替え信号を生成することができ
るという点に着目している。
【0070】図13は第3実施例のブロック図、図14
はその動作を説明するタイミングチャートである。尚、
図13中で図1または図10と同一部分については同一
符号を付して説明を省略する。また、本実施例は先に述
べたトラッキング調整範囲内で再生コントロールパルス
の立ち上がりエッジがスイッチングパルスの立ち下がり
のエッジと一致する可能性がある場合について説明す
る。81はスイッチングパルス作成回路から出力される
スイッチングパルスの立ち上がりエッジを起点として図
14のbに示す幅T1の第1パルスを発生する単安定マ
ルチバイブレータ(以下モノマルチと略す)で、82は
コントロールパルス作成回路80にて作成された再生コ
ントロールパルスの立ち上がりエッジを起点として図1
4のdに示すように、スイッチングパルス1周期に相当
する幅T2の第2パルスを発生するモノマルチである。
はその動作を説明するタイミングチャートである。尚、
図13中で図1または図10と同一部分については同一
符号を付して説明を省略する。また、本実施例は先に述
べたトラッキング調整範囲内で再生コントロールパルス
の立ち上がりエッジがスイッチングパルスの立ち下がり
のエッジと一致する可能性がある場合について説明す
る。81はスイッチングパルス作成回路から出力される
スイッチングパルスの立ち上がりエッジを起点として図
14のbに示す幅T1の第1パルスを発生する単安定マ
ルチバイブレータ(以下モノマルチと略す)で、82は
コントロールパルス作成回路80にて作成された再生コ
ントロールパルスの立ち上がりエッジを起点として図1
4のdに示すように、スイッチングパルス1周期に相当
する幅T2の第2パルスを発生するモノマルチである。
【0071】両モノマルチ81、82より出力される両
パルスは、リセットパルス作成回路84を構成するAN
Dゲートに入力され、論理和がとられることにより、第
2のパルスのHレベル期間をゲートとして第1パルスの
うちの再生コントロールパルスの立ち上がりエッジ検出
後に最初に発生するものだけを、図14のeに示すよう
に抜き出したパルスが発せられ、このパルスがリセット
パルスとして使用される。
パルスは、リセットパルス作成回路84を構成するAN
Dゲートに入力され、論理和がとられることにより、第
2のパルスのHレベル期間をゲートとして第1パルスの
うちの再生コントロールパルスの立ち上がりエッジ検出
後に最初に発生するものだけを、図14のeに示すよう
に抜き出したパルスが発せられ、このパルスがリセット
パルスとして使用される。
【0072】リセットパルス作成回路84からのリセッ
トパルスは、スイッチングパルスを2逓倍回路83にて
2逓倍した出力の立ち上がりエッジをカウントするカウ
ンタ90をリセットする。従って、カウンタ90はリセ
ットパルス入力後のスイッチングパルスの立ち上がり及
び立ち下がりの両エッジをカウントすることになる。
トパルスは、スイッチングパルスを2逓倍回路83にて
2逓倍した出力の立ち上がりエッジをカウントするカウ
ンタ90をリセットする。従って、カウンタ90はリセ
ットパルス入力後のスイッチングパルスの立ち上がり及
び立ち下がりの両エッジをカウントすることになる。
【0073】制御回路91は、カウンタ90のカウント
値をモニターし、図14のfに示すようにカウント値N
が1のとき、即ちリセットパルスの後に最初に発生する
スイッチングパルスのエッジE3で出力信号である制御
信号CSのレベルをHレベルに、N=3即ちリセットパ
ルス後の3番目のエッジE5でLレベルに、N=4即ち
リセットパルス後の4番目のエッジE6でHレベルに、
N=6即ちリセットパルス後の6番目のエッジE8でL
レベルに変更して、制御信号CSを規則的に反転させる
ような予め定められたルールに沿って動作する。また、
次のリセットパルスが入力されると、同じ動作を繰り返
す。
値をモニターし、図14のfに示すようにカウント値N
が1のとき、即ちリセットパルスの後に最初に発生する
スイッチングパルスのエッジE3で出力信号である制御
信号CSのレベルをHレベルに、N=3即ちリセットパ
ルス後の3番目のエッジE5でLレベルに、N=4即ち
リセットパルス後の4番目のエッジE6でHレベルに、
N=6即ちリセットパルス後の6番目のエッジE8でL
レベルに変更して、制御信号CSを規則的に反転させる
ような予め定められたルールに沿って動作する。また、
次のリセットパルスが入力されると、同じ動作を繰り返
す。
【0074】制御信号CSはヘッド選択信号として第2
スイッチ70に供給され、最終的には図14のgに示す
ように再生ヘッドが予め決められた順序で規則的に選択
されることになる。尚、制御回路91は第2実施例と同
様にマイコンを用いてソフトウェア的に処理可能である
ことは言うまでもない。
スイッチ70に供給され、最終的には図14のgに示す
ように再生ヘッドが予め決められた順序で規則的に選択
されることになる。尚、制御回路91は第2実施例と同
様にマイコンを用いてソフトウェア的に処理可能である
ことは言うまでもない。
【0075】上述のように構成することにより、図15
のcに示すように、トラッキング調整を行ってサンプリ
ングパルスに対して再生コントロールパルスを矢印方向
にシフトさせ、再生コントロールパルスの立ち上がりエ
ッジをスイッチングパルスのエッジE1の前から後にシ
フトさせた場合にも、リセットパルスの発生場所はトラ
ッキング調整をしない場合と変わらず、図15のfの制
御信号CSは図14のfと同一であり、その結果、図1
5のgと図14のgから明らかなように、選択される再
生ヘッドも全く同一の選択状態が維持されることにな
り、トラッキング調整が再生ヘッドの選択に何ら影響を
生じることがなくなる。
のcに示すように、トラッキング調整を行ってサンプリ
ングパルスに対して再生コントロールパルスを矢印方向
にシフトさせ、再生コントロールパルスの立ち上がりエ
ッジをスイッチングパルスのエッジE1の前から後にシ
フトさせた場合にも、リセットパルスの発生場所はトラ
ッキング調整をしない場合と変わらず、図15のfの制
御信号CSは図14のfと同一であり、その結果、図1
5のgと図14のgから明らかなように、選択される再
生ヘッドも全く同一の選択状態が維持されることにな
り、トラッキング調整が再生ヘッドの選択に何ら影響を
生じることがなくなる。
【0076】ところで、上述のいずれの実施例も、ダブ
ルアジマスの4ヘッドシリンダを用いて所定の順序に従
って再生ヘッドを選択することによりヘッド切り替えを
行う再生方法であるが、各回路ブロック図でも明らかな
ように、隣接した夫々2個のヘッド、即ちヘッドA−と
ヘッドB+、またはヘッドA+とヘッドB−はある一定
のヘッド間隔dをもって取り付けられている。従って、
仮にこの隣接した2つのヘッドが同じトラックを再生し
ようとしたとき(ここではヘッドアジマスの違いは無視
して考える)、両ヘッドから得られる再生信号は走行テ
ープに対するヘッドの相対速度をvとすると、t=d/
vの時間差が発生することになる。
ルアジマスの4ヘッドシリンダを用いて所定の順序に従
って再生ヘッドを選択することによりヘッド切り替えを
行う再生方法であるが、各回路ブロック図でも明らかな
ように、隣接した夫々2個のヘッド、即ちヘッドA−と
ヘッドB+、またはヘッドA+とヘッドB−はある一定
のヘッド間隔dをもって取り付けられている。従って、
仮にこの隣接した2つのヘッドが同じトラックを再生し
ようとしたとき(ここではヘッドアジマスの違いは無視
して考える)、両ヘッドから得られる再生信号は走行テ
ープに対するヘッドの相対速度をvとすると、t=d/
vの時間差が発生することになる。
【0077】この為、前記ヘッド選択再生により得られ
る映像信号は、隣接する2個のヘッドの内で、後でテー
プに当接する後行ヘッドを選択している状態下で、先に
磁気テープに当接する側の先行ヘッドを選択した時に
は、垂直同期信号が一定の周期から時間tだけ進むこと
になる。このように垂直同期信号の周期が均一でない映
像信号をTV等のモニターに映出すると、モニター画面
には垂直方向のガタが発生するという問題が生じる。
る映像信号は、隣接する2個のヘッドの内で、後でテー
プに当接する後行ヘッドを選択している状態下で、先に
磁気テープに当接する側の先行ヘッドを選択した時に
は、垂直同期信号が一定の周期から時間tだけ進むこと
になる。このように垂直同期信号の周期が均一でない映
像信号をTV等のモニターに映出すると、モニター画面
には垂直方向のガタが発生するという問題が生じる。
【0078】そこで、予め設定されたヘッド選択のパタ
ーンに応じて先行ヘッドからの映像信号を選択するとき
のみ、映像信号を時間tだけ遅延させることにより、垂
直同期信号の周期を均一なものとし、モニター画面での
垂直方向のガタを発生させない工夫を為す必要があり、
第4実施例としてこのような工夫を為した実施例を示
す。
ーンに応じて先行ヘッドからの映像信号を選択するとき
のみ、映像信号を時間tだけ遅延させることにより、垂
直同期信号の周期を均一なものとし、モニター画面での
垂直方向のガタを発生させない工夫を為す必要があり、
第4実施例としてこのような工夫を為した実施例を示
す。
【0079】図17は第4実施例の回路ブロック図であ
り、図13と同一部分には同一符号を付して説明を省略
する。尚、図13では先行ヘッドをヘッドA−、A+と
して説明したが、第4実施例では、ヘッドA−及びB+
の位置及びヘッドA+及びB−の位置を夫々逆にし、B
−ヘッドがA+ヘッドに先行し、B+ヘッドがA−ヘッ
ドに先行するように構成されている。
り、図13と同一部分には同一符号を付して説明を省略
する。尚、図13では先行ヘッドをヘッドA−、A+と
して説明したが、第4実施例では、ヘッドA−及びB+
の位置及びヘッドA+及びB−の位置を夫々逆にし、B
−ヘッドがA+ヘッドに先行し、B+ヘッドがA−ヘッ
ドに先行するように構成されている。
【0080】従って、再生アンプ156、157、15
8、159には、夫々ヘッドB+、A−、B−、A+か
らの再生信号が入力されて増幅され、ヘッドB+、A
−、B−、A+の再生出力は夫々、第1スイッチ160
の固定接点160a、160b、160c、160dに
供給される。可動接片160e及び160fは、図13
の可動接片60e、60fと全く同様に、スイッチング
パルス作成回路77からのスイッチングパルスにより固
定接点160a及び160bの一方を、また固定接点1
60c及び160dの一方を選択し、スイッチングパル
スがLレベルの時に、各可動接片が固定接点160a及
び160cを選択し、Hレベルの時に、各可動接片は固
定接点160b及び160dを選択する。
8、159には、夫々ヘッドB+、A−、B−、A+か
らの再生信号が入力されて増幅され、ヘッドB+、A
−、B−、A+の再生出力は夫々、第1スイッチ160
の固定接点160a、160b、160c、160dに
供給される。可動接片160e及び160fは、図13
の可動接片60e、60fと全く同様に、スイッチング
パルス作成回路77からのスイッチングパルスにより固
定接点160a及び160bの一方を、また固定接点1
60c及び160dの一方を選択し、スイッチングパル
スがLレベルの時に、各可動接片が固定接点160a及
び160cを選択し、Hレベルの時に、各可動接片は固
定接点160b及び160dを選択する。
【0081】可動接片160e、160fの出力は夫々
後段の第2スイッチ170の固定接点170a、170
bに出力され、図18のfに示すようにカウンタ90の
カウント値に応じて、規則的にレベルが変化する制御回
路91からの制御信号CSにより可動接片170cを切
り替えて、後段の映像信号処理回路171に供給され
る。ここで、可動接片170cは制御信号CSがHレベ
ルの時に固定接点170b側に、またLレベルの時に固
定接点170a側に切り替わる。尚、制御信号のレベル
変化は第3実施例と同一である。
後段の第2スイッチ170の固定接点170a、170
bに出力され、図18のfに示すようにカウンタ90の
カウント値に応じて、規則的にレベルが変化する制御回
路91からの制御信号CSにより可動接片170cを切
り替えて、後段の映像信号処理回路171に供給され
る。ここで、可動接片170cは制御信号CSがHレベ
ルの時に固定接点170b側に、またLレベルの時に固
定接点170a側に切り替わる。尚、制御信号のレベル
変化は第3実施例と同一である。
【0082】映像信号処理回路171は、後述の時間軸
補正回路210が付加できる構成となっている以外は、
前述の映像信号処理回路71と何ら変わらない構成とな
る。即ち、具体的には図19に示すように、プリアンプ
201、輝度信号処理回路204、色信号処理回路20
5、及び加算器206から構成され、第2スイッチ17
0からの再生信号はプリアンプ201にて所定ゲインだ
け増幅された後に、輝度信号と色信号に分離され、輝度
信号は記録時にFM変調されていたので、輝度信号処理
回路204にてFM復調され、色信号は記録時に低域に
周波数変換されていたので、色信号処理回路205にて
高域に周波数変換されて、両信号処理回路204、20
5の出力は加算器206にて足し合わされて再生映像信
号として出力される。
補正回路210が付加できる構成となっている以外は、
前述の映像信号処理回路71と何ら変わらない構成とな
る。即ち、具体的には図19に示すように、プリアンプ
201、輝度信号処理回路204、色信号処理回路20
5、及び加算器206から構成され、第2スイッチ17
0からの再生信号はプリアンプ201にて所定ゲインだ
け増幅された後に、輝度信号と色信号に分離され、輝度
信号は記録時にFM変調されていたので、輝度信号処理
回路204にてFM復調され、色信号は記録時に低域に
周波数変換されていたので、色信号処理回路205にて
高域に周波数変換されて、両信号処理回路204、20
5の出力は加算器206にて足し合わされて再生映像信
号として出力される。
【0083】この映像信号処理回路171には、遅延回
路202及び第3スイッチ203からなる時間軸補正回
路210が付加される。ここで、遅延回路202及び第
3スイッチ203の映像信号処理回路171への付加の
形態については、図19に示す様に、プリアンプ201
の出力を遅延時間tの遅延回路202に供給し、この遅
延回路202の遅延出力を第3スイッチ203の固定接
点203aに印加し、プリアンプ201の出力をそのま
ま固定接点203bに供給することにより、第3スイッ
チ203で遅延回路202出力とプリアンプ201出力
を選択することが可能になる。
路202及び第3スイッチ203からなる時間軸補正回
路210が付加される。ここで、遅延回路202及び第
3スイッチ203の映像信号処理回路171への付加の
形態については、図19に示す様に、プリアンプ201
の出力を遅延時間tの遅延回路202に供給し、この遅
延回路202の遅延出力を第3スイッチ203の固定接
点203aに印加し、プリアンプ201の出力をそのま
ま固定接点203bに供給することにより、第3スイッ
チ203で遅延回路202出力とプリアンプ201出力
を選択することが可能になる。
【0084】ここで、遅延時間tは、ヘッドA−とB+
のヘッド間隔、またはヘッドA+とB−のヘッド間隔を
dとし、再生時の磁気テープの走行速度をvとした時
に、t=d/vの条件を満足する、即ち隣接する2個の
ヘッドの先行ヘッドが磁気テープのある位置を走査し、
次いで後行ヘッドが同じ位置を走査する迄に要する時
間、更に換言すると、テープ上の同一位置を先行及び後
行ヘッドが走査する際に生じる時間差に相当し、通常は
2H(Hは水平同期期間)程度に設定されている。
のヘッド間隔、またはヘッドA+とB−のヘッド間隔を
dとし、再生時の磁気テープの走行速度をvとした時
に、t=d/vの条件を満足する、即ち隣接する2個の
ヘッドの先行ヘッドが磁気テープのある位置を走査し、
次いで後行ヘッドが同じ位置を走査する迄に要する時
間、更に換言すると、テープ上の同一位置を先行及び後
行ヘッドが走査する際に生じる時間差に相当し、通常は
2H(Hは水平同期期間)程度に設定されている。
【0085】この第3スイッチ210での信号選択は第
2スイッチ170の信号選択に用いられた制御回路91
からの制御信号CSにより実行され、制御信号CSがL
レベルの時、即ち先行ヘッドであるヘッドB+またはヘ
ッドB−を選択する場合には、垂直同期信号が後行ヘッ
ドであるヘッドA+またはヘッドA−による再生に比べ
時間tだけ前にずれるので、これを遅延させるべく、固
定接点203aを選択し、制御信号CSがHレベルの
時、即ち後行ヘッドであるへッドA+またはA−を選択
する場合には、遅延させる必要がないので、固定接点2
03bを選択する。第3スイッチ203の出力は輝度及
び色信号処理回路204、205にて前述の各処理が為
された後に足し合わせて再生映像信号として出力され
る。
2スイッチ170の信号選択に用いられた制御回路91
からの制御信号CSにより実行され、制御信号CSがL
レベルの時、即ち先行ヘッドであるヘッドB+またはヘ
ッドB−を選択する場合には、垂直同期信号が後行ヘッ
ドであるヘッドA+またはヘッドA−による再生に比べ
時間tだけ前にずれるので、これを遅延させるべく、固
定接点203aを選択し、制御信号CSがHレベルの
時、即ち後行ヘッドであるへッドA+またはA−を選択
する場合には、遅延させる必要がないので、固定接点2
03bを選択する。第3スイッチ203の出力は輝度及
び色信号処理回路204、205にて前述の各処理が為
された後に足し合わせて再生映像信号として出力され
る。
【0086】このように制御信号CSにより再生信号の
遅延、非遅延を選択することにより、第3スイッチ20
3から出力される再生信号中の垂直同期信号の周期は選
択されるヘッドに関係なく常に一定に維持されることに
なり、従って映像信号処理回路171からの再生映像信
号の垂直同期信号も周期も一定の維持され、この再生映
像信号をモニターに映出した場合に、モニター画面がが
たつくことが防止される。尚、図18hには、実線にて
時間軸補正後の再生映像信号中の垂直同期信号の位置が
示されており、破線は時間軸補正前の垂直同期信号を示
し、先行ヘッドであるヘッドB−またはB+の再生信号
が選択されている場合にのみ、垂直同期信号が時間tだ
け前にずれていることが明らかであり、この信号が遅延
回路202にて遅延されて垂直同期信号の周期変動が吸
収されることになる。
遅延、非遅延を選択することにより、第3スイッチ20
3から出力される再生信号中の垂直同期信号の周期は選
択されるヘッドに関係なく常に一定に維持されることに
なり、従って映像信号処理回路171からの再生映像信
号の垂直同期信号も周期も一定の維持され、この再生映
像信号をモニターに映出した場合に、モニター画面がが
たつくことが防止される。尚、図18hには、実線にて
時間軸補正後の再生映像信号中の垂直同期信号の位置が
示されており、破線は時間軸補正前の垂直同期信号を示
し、先行ヘッドであるヘッドB−またはB+の再生信号
が選択されている場合にのみ、垂直同期信号が時間tだ
け前にずれていることが明らかであり、この信号が遅延
回路202にて遅延されて垂直同期信号の周期変動が吸
収されることになる。
【0087】時間軸補正回路210の映像信号処理回路
171への付加形態としては、図20のように加算器2
06の後段に付加し、輝度及び色の必要な信号処理が完
了した後に信号切り替えを行っても問題はない。
171への付加形態としては、図20のように加算器2
06の後段に付加し、輝度及び色の必要な信号処理が完
了した後に信号切り替えを行っても問題はない。
【0088】また、垂直同期信号の周期を一定に保持す
るためには、垂直同期信号が関与する輝度信号に対して
のみ、遅延、非遅延の切り替えを実行すればよい。そこ
で、図21に示すように輝度信号処理回路の前段、ある
いは図22に示すように輝度信号処理回路の後段に時間
軸補正回路210を付加しても対応できる。この場合、
遅延された輝度信号と非遅延の色信号には遅延時間分の
ずれが生じるが、2H程度のずれはモニター画面には何
ら問題にはならない。
るためには、垂直同期信号が関与する輝度信号に対して
のみ、遅延、非遅延の切り替えを実行すればよい。そこ
で、図21に示すように輝度信号処理回路の前段、ある
いは図22に示すように輝度信号処理回路の後段に時間
軸補正回路210を付加しても対応できる。この場合、
遅延された輝度信号と非遅延の色信号には遅延時間分の
ずれが生じるが、2H程度のずれはモニター画面には何
ら問題にはならない。
【0089】
【発明の効果】上述の如く本発明によると、記録トラッ
ク再生過程で再生ヘッドを切り換える必要がないため、
ヘッド切り換え時に生ずるノイズのないきれいな再生画
を得ることができる。また、ヘッドの切り換え動作をサ
−ボ用のコントロール信号と論理回路のアルゴリズムで
行うため、再生エンベロープの大小判別回路が不要とな
る。また、トラッキング調整により再生コントロールパ
ルスとスイッチングパルスの位相関係が変化した場合で
も、これに影響されることなく当初の最適ヘッド選択が
得られる切り替え信号を生成することができる。更に、
ヘッドの切り換えに起因して生じる隣接ヘッド間のヘッ
ド間隔に伴う垂直同期信号の周期変動が抑えられ、再生
画面のがたつきが防止される。
ク再生過程で再生ヘッドを切り換える必要がないため、
ヘッド切り換え時に生ずるノイズのないきれいな再生画
を得ることができる。また、ヘッドの切り換え動作をサ
−ボ用のコントロール信号と論理回路のアルゴリズムで
行うため、再生エンベロープの大小判別回路が不要とな
る。また、トラッキング調整により再生コントロールパ
ルスとスイッチングパルスの位相関係が変化した場合で
も、これに影響されることなく当初の最適ヘッド選択が
得られる切り替え信号を生成することができる。更に、
ヘッドの切り換えに起因して生じる隣接ヘッド間のヘッ
ド間隔に伴う垂直同期信号の周期変動が抑えられ、再生
画面のがたつきが防止される。
【図1】本発明の第1実施例のヘッド切換部の回路ブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】本発明の第1実施例の記録部の回路ブロック図
である。
である。
【図3】本発明の第1実施例の記録時のタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図4】本発明の第1実施例の記録トラックパターンで
ある。
ある。
【図5】本発明の第1実施例の速度制御部の回路ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図6】本発明の第1実施例の記録パターンと再生ヘッ
ド軌跡の関係を示す図である。
ド軌跡の関係を示す図である。
【図7】本発明の第1実施例のトラックパターン座標図
である。
である。
【図8】記録コントロール信号と再生コントロール信号
を説明する図である。
を説明する図である。
【図9】本発明の第1実施例のヘッド切換のタイミング
チャートである。
チャートである。
【図10】本発明の第2実施例の回路ブロック図であ
る。
る。
【図11】本発明の第2実施例のヘッド切換のタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図12】本発明の第2実施例のトラッキング調整を行
った場合のヘッド切換のタイミングチャートである。
った場合のヘッド切換のタイミングチャートである。
【図13】本発明の第3実施例の回路ブロック図であ
る。
る。
【図14】本発明の第3実施例のヘッド切換のタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図15】本発明の第3実施例のトラッキング調整を行
った場合のヘッド切換のタイミングチャートである。
った場合のヘッド切換のタイミングチャートである。
【図16】本発明の第3実施例のトラッキング調整を行
う回路ブロック図である。
う回路ブロック図である。
【図17】本発明の第4実施例の回路ブロック図であ
る。
る。
【図18】本発明の第4実施例のヘッド切換のタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図19】本発明の第4実施例の時間軸補正回路を説明
する図である。
する図である。
【図20】本発明の第4実施例の時間軸補正回路を説明
する図である。
する図である。
【図21】本発明の第4実施例の時間軸補正回路を説明
する図である。
する図である。
【図22】本発明の第4実施例の時間軸補正回路を説明
する図である。
する図である。
3 ゲート回路 T 磁気テープ A+ ビデオヘッド A− ビデオヘッド B+ ビデオヘッド B− ビデオヘッド 7 回転シリンダ 60 第1スイッチ 70 第2スイッチ 80 コントロールパルス作成回路 91 制御回路 101 制御回路 202 遅延回路 203 第3スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 毎田 佳秋 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/91 - 5/956 G11B 5/027 G11B 5/53 101 H04N 5/7826
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の数フィールド中の1フィールド分
の映像信号を抜き取るゲート手段と、 該ゲート手段出力が1トラック毎に異なった第1及び第
2のアジマス角で記録され、且つ同一アジマストラック
に同期してコントロール信号がコントロールトラックに
記録された磁気テープと、 前記第1のアジマス角を有する第1ヘッドと該第1ヘッ
ドの近傍に配され前記第2のアジマス角を有する第2ヘ
ッドより成る第1のヘッド群と、前記第1ヘッドに対向
配置され前記第2のアジマス角を有する第3ヘッドと該
第3ヘッドの近傍に配置され前記第1のアジマス角を有
する第4ヘッドより成る第2のヘッド群を有する4ヘッ
ドシリンダと、 前記第1のヘッド群及び第2のヘッド群のいずれかを前
記シリンダの1/2回転毎に交互に選択する第1スイッ
チ手段と、 前記第1のヘッド群の出力として前記第1ヘッド出力
を、前記第2のヘッド群の出力として前記第3ヘッド出
力を選択する第1のモードと、前記第1のヘッド群の出
力として前記第2ヘッド出力を、前記第2のヘッド群の
出力として前記第4ヘッド出力を選択する第2のモード
に択一的に切り換わる第2スイッチ手段を備え、 該第2スイッチ手段は、前記第1のモードと第2のモー
ドに交互に切り換えられ、前記第1のモードは、再生コ
ントロール信号のエッジから所定の位置関係にあるスイ
ッチングパルスに同期して開始されるとともにその期間
は該スイッチングパルスの1周期期間継続され、前記第
2のモードは、該スイッチングパルスの半周期期間継続
されることを特徴とするビデオテープレコーダ。 - 【請求項2】 前記磁気テープの同一位置を前記第1ヘ
ッド及び第2ヘッドが走査する時間差に相当する時間だ
け前記第2スイッチ手段出力を遅延させる遅延手段と、 前記第1のモードでは前記遅延手段出力を選択し、前記
第2のモードでは前記第2スイッチ手段出力を選択する
第3スイッチを備え、 再生時に前記第1ヘッドが前記第2ヘッドに先行して前
記磁気テープに当接することを特徴とする請求項1記載
のビデオテープレコーダ。 - 【請求項3】 所定フィールド中の1フィールド分の映
像信号を抜き取るゲート手段と、 該ゲート手段出力が1トラック毎に異なった第1及び第
2のアジマス角で記録され、且つ同一アジマストラック
に同期してコントロール信号がコントロールトラックに
記録された磁気テープと、 前記第1のアジマス角を有する第1ヘッドと該第1ヘッ
ドの近傍に配され前記第2のアジマス角を有する第2ヘ
ッドより成る第1のヘッド群と、前記第1ヘッドに対向
配置され前記第2のアジマス角を有する第3ヘッドと該
第3ヘッドの近傍に配置され前記第1のアジマス角を有
する第4ヘッドより成る第2のヘッド群を有する4ヘッ
ドシリンダと、 再生時に基準信号に対して前記シリンダの回転位相を制
御する手段と、 再生時に前記基準信号に対して前記コントロール信号の
再生信号を基に作成される再生コントロールパルスの基
準エッジと前記基準信号のいずれか一方の他方に対する
位相を任意の量だけ変更するトラッキング手段を備え、 前記第1のヘッド群及び第2のヘッド群のいずれかを前
記シリンダの1/2回転毎に生じるスイッチングパルス
のエッジに応じて交互に選択する第1スイッチ手段と、 前記第1のヘッド群の出力として前記第1ヘッド出力
を、前記第2のヘッド群の出力として前記第3ヘッド出
力を選択する第1のモードと、前記第1のヘッド群の出
力として前記第2ヘッド出力を、前記第2のヘッド群の
出力として前記第4ヘッド出力を選択する第2のモード
に択一的に切り換わる第2スイッチ手段を備え、 該第2スイッチ手段は、前記トラッキング制御手段によ
るトラッキング調整により、前記スイッチングパルスの
エッジの中で、前記再生コントロールパルスの基準エッ
ジとの位相関係が逆転することのない位置にあり、且つ
前記基準エッジから所定個後のスイッチングパルスのエ
ッジに同期して、前記第1のモードと第2のモードに交
互に切り換えられ、前記第1のモードは、再生コントロ
ール信号のエッジから所定の位置関係にあるスイッチン
グパルスに同期して開始されるとともにその期間は該ス
イッチングパルスの1周期期間継続され、前記第2のモ
ードは、該スイッチングパルスの半周期期間継続される
ことを特徴とするビデオテープレコーダ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5058959A JP2983791B2 (ja) | 1992-12-17 | 1993-03-18 | ビデオテープレコーダ |
US08/120,930 US5452144A (en) | 1992-09-17 | 1993-09-15 | Video tape recorder carrying out field extraction recording and/or reproduction of a video signal |
KR1019930018604A KR100291526B1 (ko) | 1992-09-17 | 1993-09-16 | 비디오 신호의 코마 추출 기록 및/또는 재생을 행하는 비디오 테이프 레코더 |
US08/458,284 US5594596A (en) | 1992-09-17 | 1995-06-02 | Video tape recorder carrying out field extraction recording and/or reproduction of a video signal |
US08/672,560 US5619385A (en) | 1992-09-17 | 1996-06-28 | Video tape recorder carrying out field extraction recording and/or reproduction of a video signal |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33735892 | 1992-12-17 | ||
JP4-337358 | 1992-12-17 | ||
JP5058959A JP2983791B2 (ja) | 1992-12-17 | 1993-03-18 | ビデオテープレコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06237434A JPH06237434A (ja) | 1994-08-23 |
JP2983791B2 true JP2983791B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=26399979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5058959A Expired - Fee Related JP2983791B2 (ja) | 1992-09-17 | 1993-03-18 | ビデオテープレコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2983791B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP5058959A patent/JP2983791B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06237434A (ja) | 1994-08-23 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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