JPH0618046Y2 - 内燃機関のスロットルバルブの戻し装置 - Google Patents

内燃機関のスロットルバルブの戻し装置

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JPH0618046Y2
JPH0618046Y2 JP5964889U JP5964889U JPH0618046Y2 JP H0618046 Y2 JPH0618046 Y2 JP H0618046Y2 JP 5964889 U JP5964889 U JP 5964889U JP 5964889 U JP5964889 U JP 5964889U JP H0618046 Y2 JPH0618046 Y2 JP H0618046Y2
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JP
Japan
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coil spring
internal combustion
throttle valve
combustion engine
diameter
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JP5964889U
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敏朗 ▲高▼橋
浩美 伊藤
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株式会社ユニシアジェックス
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は内燃機関のスロットルバルブの戻し装置に関す
る。
<従来の技術> 内燃機関の燃焼室に吸入される吸気量は、吸気通路中に
設けられたスロットルチャンバ内のスロットルバルブ開
度により制御される。
かかるスロットルバルブはアクセルペダルの戻し操作時
に開方向に戻すための戻し装置が設けられており、これ
は従来リターンスプリングにより構成される(実開昭6
2−90951号公報参照)。
これを第3図及び第4図に基づき簡単に説明すると、ス
ロットルチャンバ51内に設けられたスロットルバルブ52
はスロットルシャフト53に固定され、このスロットルシ
ャフト53の端部がスロットルチャンバ51外壁から突設さ
れている。このスロットルシャフト53の一端部にはスロ
ットルドラム55が固定されると共に、他端部には前記ス
ロットルバルブ52の開度を検出するスロットルスイッチ
54が取付られている。そして、図示しないスロットルワ
イヤを引くことによりスロットルドラム55を第4図中時
計方向に回動させて、スロットルシャフト53を介してス
ロットルバルブ52を開弁させる。
リターンスプリングであるネジリコイルスプリング56
は、スロットルドラム55とスロットルチャンバ51外壁と
の間のスロットルシャフト53の保持部57に装着されてお
り、該ネジリコイルスプリング56の一端部はスロットル
チャンバ51外壁に取付られたブラケット58に係止され、
一方ネジリコイルスプリング56の他端部は前記保持部57
に形成された係止孔59に係止されている。
また、ネジリコイルスプリング56はバネ鋼等の材料から
なり、錆の発生による寿命低下の防止や錆の発生による
捩じれ特性の変化を防止するために、テフロンコーティ
ング等の防錆処理が成されている。
<考案が解決しようとする課題> しかしながら、このような従来設置にあっては、ネジリ
コイルスプリング56が第5図に示すように保持部57に巻
回されて装着される構成となっているため、スロットル
バルブ52が開弁するためにスロットルドラム55が回動さ
れ、該ネジリコイルスプリング56が締上げられる際に
は、該ネジリコイルスプリング56の両端部61,62におけ
る内径d61,d62は充分小さくなって、保持部57に押圧
力を及ぼすようになるが、中間部63はその内径d63が充
分小さくなることは無く以て保持部57の外径Dと内径d
63との間に隙間cを生じることとなる。
ここで、内燃機関の運転時に発生する振動は前記ネジリ
コイルスプリング56及び保持部57にも伝達されるが、該
振動により隙間cを有するネジリコイルスプリング56が
巻回される中間部63においては、より振幅が大きくなる
惧れがあり、もっと、前記中間部63においては、ネジリ
コイルスプリング56がお互いに接触し合ったり、該ネジ
リコイルスプリング56と保持部57とが擦れ合ったりし
て、防錆処理を剥がす惧れがある。従って寿命が低下し
たり、防錆処理が剥がれて錆が発生し、該錆が摩擦抵抗
となり捩じれ特性が変化してスロットルバルブ52の開弁
トルク特性が変化し、運転性の悪化を招く等の不具合が
発生するという問題点があった。
尚、前記隙間cを小さくすべく保持部57の外径Dを大き
くして、中間部63の内径d63に近づけすぎるとスロット
ルバルブ52の開弁時に、ネジリコイルスプリング56が締
上げられる際の逃げが無くなり、開弁不能となるため限
界がある。
本考案はこのような従来の実情に鑑みなされたもので、
保持器の形状を改良することにより、寿命の延長が図
れ、また捩じれ特性も変化しない内燃機関のスロットル
バルブの戻し装置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> このため、本考案は、機関の吸気通路に介装されたスロ
ットルバルブを閉方向に付勢するネジリコイルスプリン
グを有すると共に、該ネジリコイルスプリングが保持器
に巻回されて保持されてなる内燃機関のスロットルバル
ブの戻し装置において、 前記保持器の直径を、ネジリコイルスプリングが巻回さ
せる中間部では該スプリングの内径に近づけ、かつ両端
部ではスプリングの内径より十分小さくした。
<作用> 上記構成においては、保持器の直径が、ネジリコイルス
プリングが巻回される中間部では該スプリングの内径に
近づけてあるので、保持器外径と該ネジリコイルスプリ
ングの内径との間には殆ど隙間を生じることは無くな
り、もって内燃機関の運転時に発生する振動が伝達して
も、該振動の中間部における振幅は充分小さく抑えるこ
とができる。また、保持器の直径を、ネジリコイルスプ
リングが巻回される両端部ではスプリングの内径より十
分小さくしたので、該ネジリコイルスプリングが締上げ
られる際の前記両端部における内径の減少が確実に可能
となり、前記締上げられる際のネジリコイルスプリング
の逃げが可能となる。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
尚、本実施例では、スロットルチャンバ等は従来例と同
様であるので第3図〜第5図と同一符号を付して説明を
省略し、内燃機関のスロットルバルブの戻し装置におい
てネジリコイルスプリングが巻回されて保持される保持
器についてのみ説明する。
第1図は本考案の第1実施例を示しており、保持器1
は、その中間に位置して直径がD2の中間部2と、両端
部に位置して直径がD3の端部3とにより構成されてい
る。ここで直径D2は、ネジリコイルスプリング56の内
径d63に近づけて構成されており、また直径D3は、前
記内径d63に較べて充分小さく細径に構成されている。
従って、ネジリコイルスプリング56が巻回される中間部
2では、直径D2が該スプリングの内径d63に近づけて
あるので、保持器1とネジリコイルスプリング56との間
には殆ど隙間を生じることは無くなる。一方、直径D3
はスプリング56の内径d63より十分小さくしたので、該
ネジリコイルスプリング56が締上げられる際の前記両端
部3における内径の減少はスムーズに行え、スロットル
バルブ52が開弁するためにスロットルドラム55が回動さ
れ、該ネジリコイルスプリング56が締上げられる際にネ
ジリコイルスプリング56の逃げが確実に行え、開弁が許
容される。
従って、内燃機関の運転時に発生する振動が保持器1や
ネジリコイルスプリング56等に伝達しても、該振動の中
間部2における振幅は充分小さく抑えることができるの
で、中間部2においてもネジリコイルスプリング56がお
互いに接触し合うことは無く、もって擦れ合いによる防
錆処理の剥離の発生が無く、内燃機関のスロットルバル
ブの戻し装置の寿命の延長が図れ、また捩じれ特性変化
することがないので、運転性の悪化等を招くことも無
い。
第2図は本考案の第2実施例を示しており、保持器10
は、その直径Dが中間部12において最も大きく(直径D
12)、両端部13において最も小さい(直径D13)ように
連続的に変化している。ここで直径D12は、ネジリコイ
ルスプリング56の内径d63に近づけてあり、また直径D
13は、前記内径d63に比べて充分小さく細径に構成され
ている。
従って、本実施例においても前記第1実施例と同様に、
内燃機関の運転時の振動の中間部12における振幅を充分
小さく抑えることができ、ネジリコイルスプリング56の
擦れ合いによる防錆処理の剥離の発生が無く、内燃機関
のスロットルバルブの戻し装置の寿命の延長が図れ、ま
た捩じれ特性も変化することがない。
<考案の効果> 以上説明したように、本考案によれば、ネジリコイルス
プリングの内径に近い直径を有する中間部と、これより
十分に細径の直径を有する両端部とより構成される保持
器に、ネジリコイルスプリングを巻回して保持するよう
にしたので、内燃機関の運転時に発生する振動が伝達し
ても、該振動の中間部における振幅は充分小さく抑える
ことができ、また両端部における締上げられる際のネジ
リコイルスプリングの逃げが確実にでき、ネジリコイル
スプリングの擦れ合いによる防錆処理の剥離の発生を防
止することが可能となり、内燃機関のスロットルバルブ
の戻し装置の寿命の延長が図れ、また錆発生による捩じ
れ特性の変化もなく、開弁トルク特性が安定し、運転性
の悪化を招くことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す保持器の側面図、第
2図は本考案の第2実施例を示す保持器の側面図、第3
図は従来の内燃機関のスロットルバルブの戻し装置を示
す概略図、第4図は同上装置を説明するスロットルチャ
ンバの正面図、第5図は従来例における保持器を示す側
面図である。 1,10……保持器、2,12……中間部、3,13……両端
部、D2,D3,D12,D13……保持器直径、56……ネジ
リコイルスプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関の吸気通路に介装されたスロットルバ
    ルブを閉方向に付勢するネジリコイルスプリングを有す
    ると共に、該ネジリコイルスプリングが保持器に巻回さ
    れて保持されてなる内燃機関のスロットルバルブの戻し
    装置において、 前記保持器の直径を、ネジリコイルスプリングが巻回さ
    れる中間部では該スプリングの内径に近づけ、かつ両端
    部ではスプリングの内径より十分小さくしたことを特徴
    とする内燃機関のスロットルバルブの戻し装置。
JP5964889U 1989-05-25 1989-05-25 内燃機関のスロットルバルブの戻し装置 Expired - Lifetime JPH0618046Y2 (ja)

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JP5964889U JPH0618046Y2 (ja) 1989-05-25 1989-05-25 内燃機関のスロットルバルブの戻し装置

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Publication Number Publication Date
JPH02149841U JPH02149841U (ja) 1990-12-21
JPH0618046Y2 true JPH0618046Y2 (ja) 1994-05-11

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