JPH07174036A - コイルスプリングの取付装置 - Google Patents

コイルスプリングの取付装置

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JPH07174036A
JPH07174036A JP5319742A JP31974293A JPH07174036A JP H07174036 A JPH07174036 A JP H07174036A JP 5319742 A JP5319742 A JP 5319742A JP 31974293 A JP31974293 A JP 31974293A JP H07174036 A JPH07174036 A JP H07174036A
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hook
wire diameter
throttle
hook portions
locking hole
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JP5319742A
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Yoshiki Fukumori
嘉樹 福森
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Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数本のフック部を1個の長穴状又は溝状の
係止穴に並列的に配置して係止するものにおいて、各フ
ック部を、その隣接するフック部に乗り上げないように
する。 【構成】 全てのフック部における任意の隣接する2本
のフック部における1本のフック部の線径が、その隣接
する2本のフック部の線径の合計よりも小さいものとす
る。係止穴22の長手方向と直交する方向の係止穴の幅
寸法L2 を、複数本のフック部のうちの最大径のフック
部の線径より大きく、かつ隣接する2本のフック部の線
径の合計よりも小さく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスプリングの取付装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関への空気量を制御する空
気量制御装置として、図3に示すような装置が実開平4
−32229号に開示されている。
【0003】この空気量制御装置は図3に示すように、
スロットルボディ1に形成した空気供給通路2と、該空
気供給通路2を開閉するスロットルバルブ3と、該スロ
ットルバルブ3を固着したスロットルシャフト4と、該
スロットルシャフト4をアクセルペダルの踏み込み操作
によって開方向へ回動するためのスロットルレバー5
と、スロットルバルブ3を、スロットルシャフト4を介
して閉方向へ付勢するバックスプリング6とから概略構
成されている。
【0004】ところで、近年、内燃機関の高速回転化に
伴い、内燃機関から空気量制御装置に伝達される振動は
複雑かつ苛酷になっている。そのため、この振動が上記
のバックスプリング6にも伝達されてそのバックスプリ
ング6が折損するおそれがある。
【0005】このようなことから、上記バックスプリン
グを複数本使用して、万一、1本のバックスプリングが
折損した場合でも、他のバックスプリングによりスロッ
トルバルブを閉弁させるようにして安全性を高めてい
る。
【0006】また、通常、スロットルシャフトの一方の
側には、スロットルバルブの開度を検知するセンサが備
えられていることから、上記の複数本のバックスプリン
グがスロットルシャフトの他方の側に多重巻き状態で備
えられている。
【0007】そして、このような多重巻きバックスプリ
ングの取付構造として、例えば図3に示すように、2本
のバックスプリング8,9をスロットルシャフト4の外
周に備えたスプリングガイド7に2重巻き状態に備える
と共に夫々の一端側のフック部8a,9aをスロットル
ボディ1の係止部1aに係止し、夫々の他端側のフック
部8b,9bをスロットルシャフト4に固着したスロッ
トルアーム10に係止している。この場合、その複数の
フック部8b,9bは、スペース上の問題から相互に近
接して配置されている。
【0008】このようなことから、バックスプリングの
他端側のフック部8b,9bとスロットルアーム10と
の係止構造は従来、図4に示すようになっている。すな
わち、スロットルアーム10に形成されたスプリング係
止穴11が複数本のバックスプリング8,9における他
端側のフック部8b,9bを係止できるように長穴状
(又は溝形状)に形成され、かつその穴幅L1 の寸法
が、そのバックスプリング8,9におけるフック部8
b,9bのうちの最大線径よりも大きくかつ隣接する2
本のフック部8b,9bの線径φd1 ,φd1 の合計で
ある2φd 1 よりも大きく設定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のようにスプ
リング係止穴11の穴幅L1 が隣接する2本のフック部
8b,9bの線径の合計よりも大きく形成されているも
のにおいては、そのバックスプリング8,9の取付時に
これが変形していた場合、或いはその他の要因により、
その取付後のスロットルバルブの作動時に、図4(a)
に示すように、そのフック部8b,9bの一方9bが他
方8b側に移動して他方のフック部8b上に乗り上げる
か乗り越えることがある。このようにフック部8b,9
bの正規な配列が崩れたり逆転すると、その移動したバ
ックスプリングがねじれたりあるいは双方のフック部8
b,9b間における線間摩耗が増大し、そのバックスプ
リングが早期に折損するおそれがある。
【0010】そこで本発明は、多重巻き構造をなすスプ
リングにおけるフック部の上記のような乗り上げを防止
して、スプリングの摩耗を少なくし、耐久性の向上を図
ることができるスプリングの係止装置を提供することを
目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、複数本のコイルスプリングのフック部を
1個の長穴状又は溝状の係止穴に並列的に配置して係止
するものにおいて、任意の隣接する2本のフック部(1
9bと20b又は20bと21b)における1本のフッ
ク部の線径が、その隣接する2本のフック部の線径の合
計よりも小さいものであって、しかも係止穴(22)の
長手方向と直交する方向の係止穴の幅寸法L2 を、複数
本のフック部のうちの最大径のフック部の線径より大き
く、かつ隣接する2本のフック部の線径の合計よりも小
さく設定したことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】フック部(19b,20b,21b)の線径及
び係止穴(22)の幅寸法(L 2 )が請求項1記載のよ
うな条件であるため、隣接するフック部の一方が他方に
乗り上げたり反対側に移動して正規の配列が崩れたりす
ることが防止される。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図1により説明する。
12はスロットルボディで、図示しない内燃機関に通じ
る空気供給路12aが形成されている。
【0014】13は空気供給路12aを開閉するスロッ
トルバルブで、スロットルボディ12に回転可能に備え
たスロットルシャフト14に固着されている。スロット
ルシャフト14の一端側は図示のようにスロットルボデ
ィ12から側方へ突出しており、他端側は図示しない
が、スロットルバルブ13の開度を検知する開度センサ
の検出子が連繋されている。
【0015】スロットルシャフト14の一端にはスロッ
トルレバー15及びスロットルアーム16が嵌合され、
これらがナットNによりスロットルシャフト14に締着
されており、スロットルレバー15の回動に連動してス
ロットルシャフト14とスロットルアーム16が回動す
るようになっている。
【0016】スロットルアーム16の両脚16a,16
b間には、左右一対のスプリングガイド17,18がス
ロットルシャフト14に摺動可能に挿通して備えられて
いる。
【0017】19は1本のコイルスプリングからなるバ
ックスプリング、20,21は2本のダブルトーション
スプリングからなるバックスプリングで、上記スプリン
グガイド17,18の区画筒部17a,18aの内外に
位置して分離状態で多重巻き状態に備えられている。
【0018】上記3本のバックスプリング19,20,
21の夫々の両端部は、径方向の外方へ直線的に折曲延
出されており、夫々がフック部19a,20a,21a
とフック部19b,20b,21bになっている。そし
て、一方の3本のフック部19a,20a,21aはス
ロットルボディ12の係止部12bに係止され、他方の
3本のフック部19b,20b,21bはスロットルア
ーム16に形成した係止穴22に挿通係止されており、
これら3本のバックスプリング19,20,21がスロ
ットルバルブ13を閉方向へ付勢するようになってい
る。
【0019】次に上記バックスプリング19,20,2
1における他方のフック部19b,20b,21bとこ
れが挿通する係止穴22との関係を図1(b)及び
(c)により詳述する。
【0020】該図において、22は上記スロットルアー
ム16に形成した係止穴、19b,20b,21bは上
記3本のフック部である。係止穴22は3本のフック部
19b,20b,21bの配列方向に沿って長穴状に形
成されている。
【0021】そして、3本のフック部19b,20b,
21bの配列方向(係止穴22の長手方向)と直交する
方向の係止穴幅の寸法L2 は次のように設定されてい
る。図1(b)(c)に示すように、各フック部19
b,20b,21bの各線径が同一径である場合には、
その線径をφd1 とすると係止穴幅の寸法L2 は、φd
1 <L2 <2φd1 の関係に設定されている。このよう
に寸法L2 を設定することにより、係止穴22における
フック部19b,20b,21bが接触する側の内面に
対して反対側の内面22aと、該内面22aに対向する
フック部外周面との間隙寸法L3 は各フック部の線径φ
1 の寸法より小さくなる。
【0022】したがって、隣接するフック部19bと2
0b又は20bと21bの相互間において、一方のフッ
ク部が他方のフック部に乗り上げることができなくな
る。このことは当然乍ら、一方のフック部が他方のフッ
ク部を乗り越えて反対側へ移動することもできなくな
る。
【0023】尚、d1 とL2 の具体的数値の1例を示せ
ば、d1 =1.2mm、L2 =2.3mmである。次
に、上記のバックスプリング19,20,21のうちの
1本をバネ係数の大きいものを使用した場合、すなわち
1本が線径の大きいフック部の場合について、線径と係
止穴幅の寸法の関係を図2により説明する。
【0024】図2(a)は、中間に大径φd2 のフック
部23を配置し、その両側に小径φd1 のフック部2
4,25を配置したものである。この場合は、係止穴2
2の幅寸法L2 を、最大径のフック部23の寸法φd2
より大きく設定する必要があり、かつ、隣接するフック
部23と24又は23と25の相互間において、一方の
フック部が他方のフック部に乗り上げないようにする必
要がある。そのため、L2 は、φd2 <L2 <(φd1
+φd2 )の条件を満すように設定する必要がある。
【0025】以上の2つの不等式を満すには、L2 は、
係止されるフック部のうちの最大径のフック部の線径よ
り大きく、かつ隣接する2本のフック部の線径の合計値
よりも小さく設定すればよいことになる。
【0026】尚、上記不等式φd2 <L2 <(φd1
φd2 )が満される場合であっても図2(b)に示すよ
うに、大径のフック部23が最端部に配置され、小径の
フック部24,25が相互に隣接して配置され、かつフ
ック部23の線径φd2 がフック部24,25の2倍か
それ以上の場合は、フック部24,25の相互間におけ
る乗り上げは防止できないので、このような配列の場合
は除外される。
【0027】したがって、これを除外するためには、任
意の隣接する2本のフック部における1本のフック部の
線径が、その隣接する2本のフック部の線径の合計より
も小さいことが条件となる。
【0028】すなわち、このような前提条件下において
上記の不等式を満足する係止穴22にすることにより、
フック部の乗り上げが防止できる。次に図1(a)に基
づいて、空気量の制御について説明する。
【0029】図示しないアクセルペダルを踏み込むとス
ロットルレバー15が開方向に回動し、これに固着され
たスロットルアーム16及びスロットルシャフト14が
バックスプリング19,20,21の付勢力に抗して開
方向に回動し、スロットルバルブ13がアクセルペダル
の踏み込み量に応じた開度だけ開く。
【0030】アクセルペダルの踏み込みが解除される
と、バックスプリング19,20,21の付勢力により
スロットルアーム16,スロットルシャフト14が閉方
向に回動し、スロットルバルブ13が閉じられる。
【0031】このようなスロットルバルブの開閉作動や
内燃機関の振動により、バックスプリング19,20,
21のフック部19b,20b,21bに移動力が生じ
た場合においても、これが係止している係止穴22が上
記のように形成されているので、フック部19b,20
b,21bの相互の乗り上げ及び正規の配列が崩れるこ
とが防止され、バックスプリング相互の線間摩耗が少な
くなる。
【0032】尚、上記実施例はバックスプリングとして
3本を使用した例であるが、その他2本又は2本以上使
用する場合にも本発明を適用できることは勿論である。
また、上記実施例はガソリン燃料を使用する内燃機関に
おけるスロットルボディのバックスプリングに適用した
例であるが、本発明をLPG燃料を使用する内燃機関に
おけるLPG混合器のスロットルバックスプリングに適
用しても同様の作用、効果を発揮できる。
【0033】また、上記のようなスロットルボディにお
けるスロットルバルブのバックスプリングに限ることな
く、その他の機器において、多重巻きスプリングを使用
する場合に、そのフック部を係止する部分にも本発明を
適用できることは勿論であり、この場合においても、上
記と同様の作用、効果を発揮できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、多重巻き
状態のコイルスプリングであって、その各フック部を1
個の係止穴に並列的に配置して係止するものにおいて、
その各フック部が隣接するフック部に乗り上げたり、正
規の配列状態が崩れることを阻止できる。したがって、
上記の乗り上げや配列の崩れにより発生する線間摩耗を
防止し、スプリングの線間摩耗を少なくしてスプリング
の耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すもので、(a)は平断
面図、(b)はフック部と係止穴との寸法関係を示す側
面図、(c)は(b)を左側から見た図である。
【図2】 フック部と係止穴との寸法関係の他の例を示
すもので、(a)は本発明を適用した図、(b)は本発
明を適用できない場合を示す図である。
【図3】 従来構造を示す平断面図である。
【図4】 同フック部と係止穴との寸法関係を示すもの
で、(a)は側面図、(b)は(a)の左側から見た図
である。
【符号の説明】
19,20,21…コイルスプリング 19b,20
b,21b…フック部 22…係止穴 L2 …係止穴の
幅寸法

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のコイルスプリングのフック部を
    1個の長穴状又は溝状の係止穴に並列的に配置して係止
    するものにおいて、任意の隣接する2本のフック部にお
    ける1本のフック部の線径が、その隣接する2本のフッ
    ク部の線径の合計よりも小さいものであって、しかも係
    止穴の長手方向と直交する方向の係止穴の幅寸法を、複
    数本のフック部のうちの最大径のフック部の線径より大
    きく、かつ隣接する2本のフック部の線径の合計よりも
    小さく設定したことを特徴とするコイルスプリングの取
    付装置。
JP31974293A 1993-12-20 1993-12-20 コイルスプリングの取付装置 Expired - Fee Related JP3208244B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008082365A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Staf Corp 組合せ型バネ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082365A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Staf Corp 組合せ型バネ
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