JPH0311383Y2 - - Google Patents

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JPH0311383Y2
JPH0311383Y2 JP8510684U JP8510684U JPH0311383Y2 JP H0311383 Y2 JPH0311383 Y2 JP H0311383Y2 JP 8510684 U JP8510684 U JP 8510684U JP 8510684 U JP8510684 U JP 8510684U JP H0311383 Y2 JPH0311383 Y2 JP H0311383Y2
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JP
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throttle
valve
torsion spring
outer sleeve
sleeve
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JP8510684U
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関のスロツトル弁リターン装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
この種のリターン装置は、一般に回動開閉する
スロツトル弁の軸にバネ部材を設けて軸をスロツ
トル弁の閉方向に付勢する構造としてあるが、バ
ネ部材が損傷等により復帰力を消失するとスロツ
トル弁の閉作動が円滑に行われなくなる。そこ
で、かかる装置の信頼性を向上せしめるために特
開昭59−46346号公報に示されるような軸と平行
に2重に捩りコイルバネを併設したものがある。
上記装置は、内側の捩りスプリングと外側の捩
りスプリングとの離間を行なうため、外側の捩り
スプリングの内径より大きな外径を持つ端板部の
段部を両端の外周全周に設けている。この様な構
造では、外側の捩りスプリングを装着するため
に、ブツシユを2個の半割体に分ける必要があ
る。また、内側、外側の両捩りスプリングは、一
端を弁軸と一体的な回転が可能なスロツトルレバ
ーに、他端をスロツトルボデー本体(固定端)に
固定することが必要なため、ブツシユには2ケ所
の切欠きが設けてあるとともに、弁軸と一体的な
回転が可能であることが必要である。この様な方
向性を持つブツシユを弁軸と一体的な回転が可能
でかつ容易に組付け得るため、弁軸に長く2面幅
をきり、この2面幅部分にスペーサを介してブツ
シユがプレートとスロツトルレバーとに挟持され
て挿入され、スロツトルレバー側よりナツトによ
つて固定されている。そしてブツシユの突起をそ
れぞれスロツトルレバー、プレートに挿入してい
る。この様な構成により弁軸と一体的な回転が可
能となるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従つて、この様な構造においては、弁軸の2面
幅部分を長くきる必要があり、この2面幅部分に
て弁軸の強度が低下、高出力エンジン等で、弁軸
の折損等の危険性があるという問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本考案において
は、2個の内側および外側捩りスプリングが設け
られる内側および外側スリーブを有するブツシユ
は単一の部材により構成され、外側スリーブの外
周には、その両端において外側捩じりスプリング
の位置決めを行うフランジが外方に突出して形成
され、少なくとも一方の上記フランジは、外側捩
じりスプリングが上記外側スリーブの一方の端部
より装着できるよう部分的に形成されていること
を特徴とする内燃機関のスロツトル弁リターン装
置としている。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例を第1図乃至第5図に
基づき説明する。
図中1はスロツトルボデイーであつて、このス
ロツトルボデイー1には吸気通路に連通する弁孔
2が形成されている。この弁孔2はスロツトル弁
3の弁体4によつて開閉されるようになつてお
り、5はその弁軸である。この弁軸5の一端には
2面取り5aが施され、スロツトルレバー6がこ
の2面取り部分5aに嵌合し一体的にナツト5c
により連結されており、このスロツトルレバー6
はアクセルペダル(図示しない)等の操作子と連
動して第2図中A方向に回動されるようになつて
いる。従つて、上記操作子によりスロツトルレバ
ー6を介し上記弁軸5を回動させることで上記弁
体4が開かれるものである。
一方、上記弁軸5の円柱部分5bの他端側には
連結部6aによりスロツトルレバー6と一体とな
つているプレート7が配設されており、このプレ
ート7と上記スロツトルレバー6との間における
弁軸5の円柱部分5bの外囲には内側スリーブ9
及び外側スリーブ10が配置されている。これら
内側スリーブ9および外側スリーブ10はそれぞ
れ略2重管構造をなした単一部材のブツシユ11
により構成されており、このブツシユ11は内筒
部13と外筒部14の一端側を端板部15により
互いに一体的に結合した構造となつている。つま
り、上記内側スリーブ9はブツシユ11の内筒部
13によつて構成されており、また外側スリーブ
10はブツシユ11の外筒部14によつて構成さ
れているものである。
また、ブツシユ11の端板部15には突起部1
6が形成されており、突起部16は上記スロツト
ルレバー6に嵌合されている。従つて、上記ブツ
シユ11からなる内側スリーブ9および外側スリ
ーブ10はスロツトルレバー6を介して上記弁軸
5と一体的に回動されるようになつている。
そして、上記内側および外側スリーブ9,10
の外周にはそれぞれ内側および外側捩りスプリン
グ17,18が巻回されている。これら捩りスプ
リング17,18はその一端が上記スロツトルレ
バー6の連結部6aにそれぞれ固定されていると
ともに、その他端はスロツトルボデイー1のフツ
ク部1aにそれぞれ固定されている。なお、第3
図および第4図に示す如く、上記外側スリーブ1
0には上記内側捩りスプリング17の両端側を導
出し、かつこの捩りスプリング17と外側スリー
ブ10との干渉を防止する切欠き19,20が形
成されているものである。
また、第5図に示すごとく、ブツシユ11にお
ける端板部15のフランジ15aに段部21が形
成されており、上記捩りスプリング17,18の
導出部を確実に離間している。
さらに、ブツシユ11における端板部15の設
けられている端部の反対端部にも外側スリーブ9
に沿つて、フランジ12が設けられており、この
フランジ12は外側スリーブ12の中心に対し略
対称的に2ケ所形成されている。なお上記フラン
ジ12,15aの外径はともに外側捩りスプリン
グ18の内径より大きいものである。
従つてフランジ12をフランジ15a同様に外
側スリーブ10の全周に配置すると外側捩じりス
プリング18は矢印方向Bより装着できない。し
かし、ブツシユ11へは外側捩りスプリング18
がフランジ12が部分的にしか設けられていない
ので外側捩じりスプリング18を傾ければ第5図
矢印B方向より装着が可能であり、このフランジ
12および切欠き20により、内側および外側捩
りスプリング17,18の導出部を確実に離間し
ている。
次に上記構成による一実施例の作用を説明す
る。
まず、アクセルペダル等の操作子を操作する
と、スロツトルレバー6は上記捩りスプリング1
7,18に抗してA方向に回動され、また同時に
スロツトルレバー6とともに弁軸5が同方向に回
動されて、スロツトル弁3は開かれる。また、逆
に操作子を元に戻した場合には、上記スロツトル
レバー6は捩りスプリング17,18の復帰力に
よつて逆方向に回動され、これによりスロツトル
弁3を閉じることができるものである。
しかして、上記実施例によればスロツトルレバ
ー6の回動に伴つて上記捩りスプリング17,1
8も回動されることになるが、このとき上記内側
および外側スリーブ9,10は上記弁軸5と一体
的に連結されていることから、これらもまた同時
に回動されることになる。よつて、捩りスプリン
グ17,18と上記内側および外側スリーブ9,
10との摺接抵抗が柔らげられ、これを捩りスプ
リング17,18の摩耗を低減することができ
る。この結果、長時間の使用に際しても捩りスプ
リング17,18の復帰元を維持することがで
き、耐久性能の向上を図ることができる。また、
捩りスプリング17,18と内側および外側スリ
ーブ9,10が一緒に回動することにより、これ
ら捩りスプリング17,18に生じる摩耗を均一
にでき、局部的な摩耗を防止できる利点も有す
る。
さらに、この実施例ではエンジンの振動域に対
し、その共振点がかけ離れた捩りスプリング1
7,18を使用したので、エンジンの振動による
捩りスプリング17,18の折損を防止できる。
しかも、万一、一方の捩りスプリング17に折損
が生じた場合でも、他方の捩りスプリング18に
よつて確実にスロツトル弁3を閉弁できることか
ら、安全対策上優れたものとなる。
また、上記内側スリーブ9および外側スリーブ
10を上記ブツシユ11からなる単一の部材によ
り構成したので、部品点数が削減され、部品の製
造および組付けが容易になるばかりではなく、そ
のコストの低下をも図ることができる。
そして、上記実施例においては、弁軸5の2面
取り部分5aがスロツトルレバー6が連結され部
分のみにしか形成されていないので、弁軸5の強
度は充分に確保され、折損等の危険性は無いもの
である。
なお、上記実施例ではブツシユ11の一端のみ
部分的にフランジ12を設けていたが、両端のフ
ランジ12,15a双方とも部分的なものとして
もよい。
また、フランジ12を2ケ所としていたが、外
側捩りスプリング18が装着可能で、捩りスプリ
ング17,18が確実に離されるのならば、1ケ
所又は、3ケ所以上としてもかまわない。
〔考案の効果〕
以上述べてきたように、本考案によれば、2個
の内側および外側捩りスプリングが設けられる内
側および外側スリーブを有するブツシユは単一の
部材により構成され、このブツシユの外側スリー
ブの外周にはその両端において外側捩じりスプリ
ングの位置決めを行うフランジが外方に突出して
形成され、少なくとも一方のフランジは、外側捩
じりスプリングが外側スリーブの一方の端部より
装着できるよう部分的に形成したことから、部品
点数が削減でき、部品の製造、組付けが容易とな
り、コスト面で向上する上に、このブツシユが単
一の部材で構成され、スロツトルレバーと連結さ
れているので弁軸とスロツトルレバーとの連結加
工部分が少なくでき、弁軸の強度が充分に確保で
きるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの考案の一実施例を示
し、第1図は縦断面図、第2図は第1図中方向
からの矢視図、第3図は第1図中−線に沿う
断面図、第4図は第1図中−線に沿う断面
図、第5図は本実施例中に使用されるブツシユの
斜視図である。 1……スロツトルボデイー、3……スロツトル
弁、5……弁軸、5a……2面取り部分、6……
スロツトルレバー、9……内側スリーブ、10…
…外側スリーブ、11……ブツシケ、12,15
a……フランジ、17,18……捩りスプリン
グ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スロツトルボデイーにスロツトル弁を設け、こ
    のスロツトル弁の弁軸にスロツトルレバーを連結
    するとともに、上記弁軸の外周に内側スリーブ並
    びに外側スリーブをそれぞれ配置し、上記内側お
    よび外側スリーブの外周に一端が上記スロツトル
    ボデイー側に固定されるとともに他端が上記スロ
    ツトルレバーに固定された内側および外側捩じり
    スプリングをそれぞれ巻回してなるスロツト弁リ
    ターン装置において、 上記内側および外側スリーブは単一のブツシユ
    により構成され、 上記外側スリーブの外周には、その両端におい
    て上記外側捩じりスプリングの位置決めを行うフ
    ランジが外方に突出して形成され、少なくとも一
    方の上記フランジは、上記外側捩じりスプリング
    が上記外側スリーブの一方の端部より装着できる
    よう部分的に形成されていることを特徴とする内
    燃機関のスロツトル弁リターン装置。
JP8510684U 1984-06-07 1984-06-07 内燃機関のスロツトル弁リタ−ン装置 Granted JPS60195939U (ja)

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JP8510684U JPS60195939U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 内燃機関のスロツトル弁リタ−ン装置

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JP8510684U JPS60195939U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 内燃機関のスロツトル弁リタ−ン装置

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Publication Number Publication Date
JPS60195939U JPS60195939U (ja) 1985-12-27
JPH0311383Y2 true JPH0311383Y2 (ja) 1991-03-19

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ID=30635193

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JP8510684U Granted JPS60195939U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 内燃機関のスロツトル弁リタ−ン装置

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Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988006682A1 (en) * 1987-03-02 1988-09-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Device for returning suction throttle valve of engine
JPH0772499B2 (ja) * 1987-03-02 1995-08-02 三菱電機株式会社 機関の吸気絞弁戻し装置
JPH0772501B2 (ja) * 1987-03-02 1995-08-02 三菱電機株式会社 機関の吸気絞弁戻し装置
JPH0772500B2 (ja) * 1987-03-02 1995-08-02 三菱電機株式会社 機関の吸気絞弁戻し装置
JPH0772502B2 (ja) * 1987-03-02 1995-08-02 三菱電機株式会社 機関の吸気絞弁戻し装置
JPH0684728B2 (ja) * 1990-11-29 1994-10-26 三菱電機株式会社 内燃機関のスロットル弁開閉装置

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JPS60195939U (ja) 1985-12-27

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