JPH06179599A - メカニカルリフター - Google Patents
メカニカルリフターInfo
- Publication number
- JPH06179599A JPH06179599A JP36173192A JP36173192A JPH06179599A JP H06179599 A JPH06179599 A JP H06179599A JP 36173192 A JP36173192 A JP 36173192A JP 36173192 A JP36173192 A JP 36173192A JP H06179599 A JPH06179599 A JP H06179599A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- large gear
- pin
- gear wheel
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 主として自動車の駐車場に使う搬送用リフタ
ーを、寒冷地にも有利なメカニカル方式とし、単純な構
造で故障が無く、しかもテーブルの最低高さが低くして
も、上下動のストロークを大きくできる機構となってい
る。 【構成】 片側にＸ状に組んた２枚のアームＡ１とアー
ムＢ２のうち、アームＢ２に取付けたピンＦ６に大形歯
車４の端部を嵌込んで支点とし、アームＡ１に取付けた
ローラー５で大形歯車４を受けている。そして小歯車付
駆動軸９を回転させると小歯車は大形歯車４と噛み合い
ながらアームＡ１を上下に動かしてテーブル７を上昇、
下降する。そしてテーブル高さを低くするに従い大形歯
車４を倒してテーブルの最低高さを低くすることができ
ると共に大きなストロークが得られる。
ーを、寒冷地にも有利なメカニカル方式とし、単純な構
造で故障が無く、しかもテーブルの最低高さが低くして
も、上下動のストロークを大きくできる機構となってい
る。 【構成】 片側にＸ状に組んた２枚のアームＡ１とアー
ムＢ２のうち、アームＢ２に取付けたピンＦ６に大形歯
車４の端部を嵌込んで支点とし、アームＡ１に取付けた
ローラー５で大形歯車４を受けている。そして小歯車付
駆動軸９を回転させると小歯車は大形歯車４と噛み合い
ながらアームＡ１を上下に動かしてテーブル７を上昇、
下降する。そしてテーブル高さを低くするに従い大形歯
車４を倒してテーブルの最低高さを低くすることができ
ると共に大きなストロークが得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や種々の物体を
搬送するときに、物体を持ち上げるために使用するリフ
ターに関するものである。
搬送するときに、物体を持ち上げるために使用するリフ
ターに関するものである。
【０００２】
【従未の技術】従未の方式は、ボールねじや、ラックと
ピニオンの組み合わせ、又は油圧シリンダーなどがよく
利用されている。そして積載物の重心が偏った位置にあ
る場合でも、天板（テーブル上面）が傾かないようにす
るためアームの板厚を厚くし、さらに両方（片方とは、
Ｘ型のアームと、油圧方式では１個のシリンダーで構成
し、リフター全体としてはそれが両方にある）間に剛性
のある梁を結合して偏荷重に耐える構造にしている。
ピニオンの組み合わせ、又は油圧シリンダーなどがよく
利用されている。そして積載物の重心が偏った位置にあ
る場合でも、天板（テーブル上面）が傾かないようにす
るためアームの板厚を厚くし、さらに両方（片方とは、
Ｘ型のアームと、油圧方式では１個のシリンダーで構成
し、リフター全体としてはそれが両方にある）間に剛性
のある梁を結合して偏荷重に耐える構造にしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の方式
は、ボールねじでは、ストロークが多く取れない、コス
ト高になり易く防塵がしにくい等があり、ラックとピニ
オン方式ではストロークが多く取れないという問題があ
り、油圧方式は冬季の寒冷時には油の粘性が高くなり、
動作が遅くなったりモーターが動かなくなったりする恐
れも生ずる。また油の劣化による対策も必要である。な
お偏荷重を防ぐのに剛性によって対処すればアームの板
厚の増大と、梁の重量が増すことになりリフター全体が
重くなる。
は、ボールねじでは、ストロークが多く取れない、コス
ト高になり易く防塵がしにくい等があり、ラックとピニ
オン方式ではストロークが多く取れないという問題があ
り、油圧方式は冬季の寒冷時には油の粘性が高くなり、
動作が遅くなったりモーターが動かなくなったりする恐
れも生ずる。また油の劣化による対策も必要である。な
お偏荷重を防ぐのに剛性によって対処すればアームの板
厚の増大と、梁の重量が増すことになりリフター全体が
重くなる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】とくに油圧方式の問題点
として、冬季の寒冷時には油の粘性が高くなり動作が遅
くなったり、油の劣化による油交換も必要であり、また
ボールねじや、ラックとピニオン方式ではストローク不
足等の問題がある。これらの問題を解決するため、本発
明では、Ｘ状（パンタグラフ形）アームのうちのアーム
ＢにピンＦを設け、大型歯車の端部をピンＦで受けて支
点とし、その大形歯車を、両端に小歯車を取り付けた駆
動軸の小歯車と大形歯車を噛み合わせて、テーブルが低
くなるに従い大形歯車を倒して最低テーブル高さを低く
しても大きなストロークを得ることができる構造とし
た。
として、冬季の寒冷時には油の粘性が高くなり動作が遅
くなったり、油の劣化による油交換も必要であり、また
ボールねじや、ラックとピニオン方式ではストローク不
足等の問題がある。これらの問題を解決するため、本発
明では、Ｘ状（パンタグラフ形）アームのうちのアーム
ＢにピンＦを設け、大型歯車の端部をピンＦで受けて支
点とし、その大形歯車を、両端に小歯車を取り付けた駆
動軸の小歯車と大形歯車を噛み合わせて、テーブルが低
くなるに従い大形歯車を倒して最低テーブル高さを低く
しても大きなストロークを得ることができる構造とし
た。
【０００５】
【実施例】図に基づいて説明すると、１はアームＡ、２
はアームＢ、３は軸Ｅ、４は大形歯車でアームＡに取付
けられた５ローラーで受けている。６ピンＦはアームＢ
に取付けており４大形歯車の端部を嵌込んで支点として
いる。７はテーブルで片方は１アームＡにピンで支えら
れ、他端はローラーで支えられている。８はベースであ
る。９は小歯車付駆動軸で、小歯車は４大形歯車と噛み
合っている。１０はモーターベース、１１はブレーキ付
減速モーター、１２は小歯車、１３は歯車である。
はアームＢ、３は軸Ｅ、４は大形歯車でアームＡに取付
けられた５ローラーで受けている。６ピンＦはアームＢ
に取付けており４大形歯車の端部を嵌込んで支点として
いる。７はテーブルで片方は１アームＡにピンで支えら
れ、他端はローラーで支えられている。８はベースであ
る。９は小歯車付駆動軸で、小歯車は４大形歯車と噛み
合っている。１０はモーターベース、１１はブレーキ付
減速モーター、１２は小歯車、１３は歯車である。
【０００６】１１ブレーキ付減速モーターを回転する
と、１２小歯車、１３歯車を経て９小歯車付駆動軸に動
力が伝達されて、その小歯車は例えば矢Ｒの方向に回転
したとすれば４大形歯車に噛み合いながら１アームＡを
矢Ｓの方向に持ち上げる。従って１アームＡと２アーム
Ｂとは互いに広げられ１アームＡの端部に結合されてい
る７テーブルは上昇する。そして所定の位置にあるスイ
ッチでモーターを停止させれば７テーブルの上昇動作を
完了する。また７テーブルを下降するときは、上昇時と
逆方向にモーターを回転させれば下降し、スイッチで停
止させればよい。
と、１２小歯車、１３歯車を経て９小歯車付駆動軸に動
力が伝達されて、その小歯車は例えば矢Ｒの方向に回転
したとすれば４大形歯車に噛み合いながら１アームＡを
矢Ｓの方向に持ち上げる。従って１アームＡと２アーム
Ｂとは互いに広げられ１アームＡの端部に結合されてい
る７テーブルは上昇する。そして所定の位置にあるスイ
ッチでモーターを停止させれば７テーブルの上昇動作を
完了する。また７テーブルを下降するときは、上昇時と
逆方向にモーターを回転させれば下降し、スイッチで停
止させればよい。
【０００７】積載物の重心が偏って乗った場合でも９小
歯車付駆動軸は太くて捻りに強い輔にすることで両端の
小歯車で同時に持ち上げる力を伝えるので上下動変化中
によるテーブルの傾きは少ない。
歯車付駆動軸は太くて捻りに強い輔にすることで両端の
小歯車で同時に持ち上げる力を伝えるので上下動変化中
によるテーブルの傾きは少ない。
【０００８】４大型歯車の内側は５ローラーの当たり面
であり、テーブルの上昇、下降の動作中には４大型歯車
の歯の半径にあたる中心点位置が次第に移動するため、
５ローラーの当たり面は特殊なカーブになるためその曲
の加工はマシニングセンター等の数値制御による工作磯
械で加工することになる。
であり、テーブルの上昇、下降の動作中には４大型歯車
の歯の半径にあたる中心点位置が次第に移動するため、
５ローラーの当たり面は特殊なカーブになるためその曲
の加工はマシニングセンター等の数値制御による工作磯
械で加工することになる。
【０００９】図４はリフターの揚力を示す表で実線は本
発明によるもので、点線は油圧シリンダーによる場合を
示し、実線の本発明によるもは油圧式に比べ初めのテー
ブルの低いところで、揚力が大きくなっているのでモー
ターの始動時に揚力が大きいことはモーターの容量がそ
れだけ小さくてよいことになる。
発明によるもので、点線は油圧シリンダーによる場合を
示し、実線の本発明によるもは油圧式に比べ初めのテー
ブルの低いところで、揚力が大きくなっているのでモー
ターの始動時に揚力が大きいことはモーターの容量がそ
れだけ小さくてよいことになる。
【００１０】
【発明の効果】以下説明したように本発明のメカニカル
リフターは、（１）テーブルの最低高さが低いわりに、
ボールねじやラックとピニオン方式または油圧式に比
し、ストロークが大きくできる。（２）メカニカル方式
なので上昇時、下降時の動作中でも偏荷重によるテーブ
ルの傾きか少ない。（３）メカニカル方式なので寒冷地
に於ける低温時でも、油圧方式のような油の粘性が高く
なり動作が遅くなるような問題がない。（４）歯車、ベ
アリング等単純な組み合わせなので故障が少ない。
（５）油圧式に比し、動作中の音が静粛である。（６）
図４の表のように油圧式よりも始動時に揚力が大きくな
るので、モーターの負荷に無理がかからず有利である。
リフターは、（１）テーブルの最低高さが低いわりに、
ボールねじやラックとピニオン方式または油圧式に比
し、ストロークが大きくできる。（２）メカニカル方式
なので上昇時、下降時の動作中でも偏荷重によるテーブ
ルの傾きか少ない。（３）メカニカル方式なので寒冷地
に於ける低温時でも、油圧方式のような油の粘性が高く
なり動作が遅くなるような問題がない。（４）歯車、ベ
アリング等単純な組み合わせなので故障が少ない。
（５）油圧式に比し、動作中の音が静粛である。（６）
図４の表のように油圧式よりも始動時に揚力が大きくな
るので、モーターの負荷に無理がかからず有利である。
【図１】本発明の正面の断面図である。
【図２】本発明の平面図である。
【図３】本発明の動作を説明した図である。
【図４】本発明と油圧によるものとの揚力の負荷能力を
比較した積載能力表である。
比較した積載能力表である。
１ アームＡ ２ アームＢ ３ 軸Ｅ ４ 大形歯車 ５ ローラー ６ ピンＦ ７ テーブル ８ ベース ９ 小歯車付駆動軸 １０ モーターベース １１ ブレーキ付減速モーター １２ 小歯車 １３ 歯車
Claims (1)
- 【請求項１】 片側にＸ状に組んだアームのＡ側に取付
けたローラーで、大形歯車を受けて、その歯車の端部
を、アームのＢ側に取付けたピンＦに嵌込んで大形歯車
の支点とし、その歯車を小歯車付駆動軸の両端に取付け
た小歯車と噛み合わせる構造になり、テーブルを低くす
るに従い大型歯車を倒して、低いテーブルでも大きなス
トロークを得ることを特長としたメカニカルリフター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36173192A JPH06179599A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | メカニカルリフター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36173192A JPH06179599A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | メカニカルリフター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06179599A true JPH06179599A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18474691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36173192A Pending JPH06179599A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | メカニカルリフター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06179599A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USRE41112E1 (en) | 1998-02-09 | 2010-02-09 | Sony Corporation | Recording and reproducing apparatus and terminal apparatus |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP36173192A patent/JPH06179599A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USRE41112E1 (en) | 1998-02-09 | 2010-02-09 | Sony Corporation | Recording and reproducing apparatus and terminal apparatus |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7413056B2 (en) | Load lifting device | |
| CN210214663U (zh) | 一种船用电动升降装置 | |
| CN207451528U (zh) | 一种双螺杆垂直式升降机 | |
| CN101107188A (zh) | 电梯装置 | |
| CN210589028U (zh) | 发动机拆装台架 | |
| CN108662357B (zh) | 一种基于传感器的便于调节式举升机减震底座 | |
| CN108313945B (zh) | 一种矩形法兰板翻转系统 | |
| CN109987245A (zh) | 一种可快速与飞机对接的装卸平台 | |
| JPH06179599A (ja) | メカニカルリフター | |
| JP3018710U (ja) | リフト付台車 | |
| CN111634852A (zh) | 一种具有延伸平台的自行式升降机 | |
| JPH06179598A (ja) | メカニカルリフター | |
| JP2003292294A (ja) | リフト装置 | |
| CN209556464U (zh) | 一种简便式双层车库停放装置 | |
| JP2003020196A (ja) | リフター | |
| CN207451446U (zh) | 吊点驱动方式的电动上架 | |
| CN112723103A (zh) | 一种施工升降机传动机构 | |
| CN216740894U (zh) | 一种车库入口翻转阻车机构 | |
| CN116973138B (zh) | 一种用于悬架的多元智能检测设备 | |
| CN219098686U (zh) | 一种高精度重型私服升降装置 | |
| CN211169687U (zh) | 一种可控升降平台 | |
| JPH06255991A (ja) | メカニカル駆動によるリフター | |
| CN215666896U (zh) | 一种方便改变固定位置的蜗轮丝杆升降机 | |
| JPH0797192A (ja) | 歯車駆動によるリフター | |
| CN217349893U (zh) | 一种物料垂直提升翻转下料装置 |