JPH06179554A - テープの巻取り方法及びテープ巻取り装置 - Google Patents

テープの巻取り方法及びテープ巻取り装置

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JPH06179554A
JPH06179554A JP4332797A JP33279792A JPH06179554A JP H06179554 A JPH06179554 A JP H06179554A JP 4332797 A JP4332797 A JP 4332797A JP 33279792 A JP33279792 A JP 33279792A JP H06179554 A JPH06179554 A JP H06179554A
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JP
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winding
traverse
tape
motor
winding shaft
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JP4332797A
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Yoshizo Takani
喜三 高荷
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KOSHIN SEISAKUSHO KK
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KOSHIN SEISAKUSHO KK
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Publication date
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    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00—Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02—Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/28—Traversing devices; Package-shaping arrangements
    • B65H54/2803—Traversing devices; Package-shaping arrangements with a traversely moving package
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2403/00—Power transmission; Driving means
    • B65H2403/50—Driving mechanisms
    • B65H2403/52—Translation screw-thread mechanisms
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00—Handled material; Storage means
    • B65H2701/30—Handled filamentary material
    • B65H2701/37—Tapes

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  • Winding Of Webs (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 テープを美しい巻き姿に巻き取ると共に、巻
きずれすることなく巻き取ることを可能とし、しかも多
数の巻取軸に同時に巻き取る際に、巻き取りラップ巾を
同じに揃えて巻き取ることを可能とする。 【構成】 巻取軸１を軸方向に往復移動させるためのト
ラバース用ボールネジ９と、巻取用モータ６の回転パル
スとトラバース用モータの回転パルスとを演算してトラ
バース用モータを制御することによりテープのトラバー
ス巾及びラップ巾をコントロールする演算手段とからな
る。また複数個の巻取軸１にテープを同時にトラバース
巻取りする際に、各巻取軸１を軸方向に往復移動させる
ための複数個のトラバース用ボールネジを１個のトラバ
ース用モータで駆動させると共に、各巻取軸１における
テープの巻取り径を計測して最適値をトラバース用モー
タにフィードバックさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、広巾のフイルム原反か
ら適当な細巾に裁断されたテープ、例えば粘着テープや
印刷を施したテープ或いはテープボンディング用キャリ
ヤテープ等のテープを、巻取軸に対して軸方向にずらし
ながら連続的に巻き取るトラバース巻取り方式によるテ
ープの巻取り方法及びテープ巻取り装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】トラバース巻取り方式によりテープを巻
き取る場合、従来では、例えば特公昭62-60336号公報に
見る如く、高速回転している巻取軸に対してテープのガ
イドロールを巻取軸の軸方向に往復移動（トラバース）
させてトラバース巻取りしていた。それ故、巻取軸に巻
き取られる直前のテープはガイドロールでもって常時強
制的に左右方向（巻取軸の軸方向）に振り動かされるこ
とになる。その為に、テープがバタ付いてきれいに巻き
取れないだけでなく、甚だしい場合にはテープが折れ曲
ったりひっくり返ったりして不良品となり、しかもテー
プが左右に振り動かされる度に、テープに掛るテンショ
ンが常時変化するので巻きずれ（横ずれ）を起こしやす
い不具合があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な従来
の不具合に鑑みてなされたものであり、テープがバタ付
いたり折れ曲ったりすることなく美しい巻き姿に巻き取
ることが出来ると共に、巻き取り面が平坦で巻きずれ
（横ずれ）することなくきっちりと巻き取ることが出
来、しかも多数の巻取軸に同時に巻き取る際に、各巻取
軸におけるテープの巻き取りラップ巾を同じに揃えて巻
き取ることが出来るテープの巻取り方法及びテープ巻取
り装置を提供せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成する本発
明のテープの巻取り方法は、テープのガイドロールを定
置状に配置し、巻取軸を軸方向に往復移動させながら回
転させることによりテープをトラバース巻取りするよう
にした事を特徴としたものである。又、本発明に係るテ
ープの巻取り装置は、軸方向に往復移動可能に設置した
巻取軸と、巻取軸に対して定置状に設置されるテープガ
イドロールと、巻取軸を回転させるための巻取用モータ
と、巻取軸を軸方向に往復移動させるためのトラバース
用ボールネジと、該トラバース用ボールネジを駆動させ
るためのトラバース用モータと、前記巻取用モータの回
転パルスとトラバース用モータの回転パルスとを演算し
て前記トラバース用モータを制御することによりテープ
のトラバース巾及びラップ巾をコントロールする演算手
段とからなり、また複数個の巻取軸にテープを同時にト
ラバース巻取りする際に、各巻取軸を軸方向に往復移動
させるための複数個のトラバース用ボールネジを１個の
トラバース用モータで駆動させると共に、各巻取軸にお
けるテープの巻取り径を計測して最適値を前記トラバー
ス用モータにフィードバックさせるための演算手段を備
えてなる事を特徴としたものである。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図中１は巻取軸であり、軸方向に往復移動可能に
設置する。即ち、機枠２に水平状に架設したガイドバー
３にガイドブッシュ４を介してベース板５をスライド自
在に設置せしめ、そのベース板５上に巻取軸１を回転さ
せるための巻取用モータ６と巻取軸１を回転自在に軸支
するための筒状軸受７とを並列状に設置し、上記筒状軸
受７に巻取軸１の基端側１a を貫挿状に軸支させると共
に、巻取軸１の基端側１a にベルト８を介して上記巻取
用モータ６を連係させ、ベース板５をトラバース用ボー
ルネジ９でもってガイドバー３に沿って往復移動させる
ことにより、巻取軸１を軸方向（矢印ｎで示す）に往復
移動させるものである。
【０００６】尚、図示実施例では、１個のベース板５上
に２個の巻取軸用筒状軸受７と巻取用モータ６を設置せ
しめたが、１個のベース板５上に巻取軸用筒状軸受７と
巻取用モータ６を各々１個でも又は３個以上設置させる
ようにしても良い。
【０００７】又、テープＴのガイドロール10は定置状に
設置する。即ち、図３に示す如く、機枠２に巻取軸１方
へ向け揺動自在に設置したアーム11の先端部にガイドロ
ール10を取付けて、巻取軸１の周方向には揺動するが巻
取軸１の軸方向には動かないように（定置状に）設置す
るものである。
【０００８】尚、ガイドロール10を支持しているアーム
11には、巻取軸１に巻き取り中のテープＴの最外周位置
を検知する、すなわちテープの巻き径を観測するための
センサ（図示せず）を設置し、巻取軸１の外周にはテー
プＴを直接巻回させるための紙管12を着脱自在にセット
する。
【０００９】そして、巻取軸１を支持しているベース板
５には、その下面に取付けたボールネジ用ナット13を介
して、巻取軸１を軸方向に往復移動させるためのトラバ
ース用ボールネジ９を連係させ、そのトラバース用ボー
ルネジ９に伝達ベルト14を介して正逆回転切換え自在な
トラバース用モータ15を連係させる。
【００１０】この時、図３に示す如く、各々テープガイ
ドロール10を定置状に配置せしめた多数個の巻取軸１，
１，…を夫々軸方向に往復移動させながら回転させるこ
とにより各巻取軸１，１，…毎にテープＴ1 ，Ｔ2 ，
…，Ｔn を同時にトラバース巻取りする場合でも、各巻
取軸１，１，…を軸方向に往復移動させるための複数個
のトラバース用ボールネジ９，９…を複数の伝達ベルト
14,14 …を介して１個のトラバース用モータ15でもって
駆動させるようにする。
【００１１】尚、図３は多数個の巻取軸１，１，…毎に
テープＴ1 ，Ｔ2 ，…，Ｔn を同時にトラバース巻取り
する装置を模式的に現わしたものであり、図面において
右端に位置する３個の巻取軸１についてのみガイドロー
ル10とアーム11とダンサーロール16及びニップロール17
を図示し、他の各巻取軸１，１，…についてはニップロ
ール17,17 …のみを図示してガイドロール10とアーム11
及びダンサーロール16の記載は省略した。
【００１２】而して、フイルム原反18から繰出された広
巾のフイルムは、図３に示す如く、カッター19でもって
適当な細巾のテープ状に裁断された後、分配ロール20を
通ってテープＴ1 ，Ｔ2 ，…，Ｔn 毎に分配され、それ
ぞれ各巻取軸１，１，…毎に設置せしめたニップロール
17からダンサーロール16→ガイドロール10を順次通って
各巻取軸１，１，…の紙管12に同時にトラバース巻取り
される。
【００１３】次に、図４に示した機構ブロック図を中心
にして、本発明に係る装置の動作を説明する。巻取軸１
に紙管12をセットした後、巻取用モータ６の回転をベル
ト８を通して巻取軸１に伝達して巻取軸１を回転させる
と同時に、トラバース用モータ15の回転を伝達ベルト14
を通してトラバース用ボールネジ９に伝え、トラバース
用モータ15を正逆回転切換えすることによりトラバース
用ボールネジ９の回転方向を正転・逆転させて、その回
転方向の変化に伴い左右に移動するベース板５を介して
巻取軸１を軸方向に往復移動（トラバース）させ、定置
状に且つ一直線状に配置せしめたニップロール17→ダン
サーロール16→ガイドロール10を順次通してテープＴを
巻取軸１の紙管12外周にトラバース巻取りする。
【００１４】この際、巻取軸１にトラバース巻取りされ
るテープＴには、ダンサーロール16でもって所要のテン
ションがかけられると共に、ガイドロール10を支持して
いるアーム11のはたらきでもってガイドロール10と巻き
取り中のテープの最外周との間隔が常に一定保持されて
一定のテンションでもって紙管12に巻き取られる。そし
て、これらガイドロール10及びダンサーロール16の動作
（回転揺動角度）は夫々ポテンショメータ21,22 を通し
て観測されている。尚、図中16a はダンサーロール16を
コントロールするためのダンサーシリンダである。
【００１５】又、テープＴのトラバース巾（紙管12に対
するテープＴの巻き取り巾）Ｌ1 及びリード量（巻取軸
１回転当りのテープＴのずらし量）すなわちラップ巾
（先に巻いたテープとの重なり巾）Ｌ2 は、巻取用モー
タ６の回転パルスとトラバース用モータ15の回転パルス
とを演算してトラバース用モータ15を制御する演算手段
によりコントロールされる。
【００１６】即ち、巻取用モータ６及びトラバース用モ
ータ15に夫々パルス発振器23,24 並びにサーボドライバ
ー25,26 を接続せしめ、各々指令パルス及び電圧をフィ
ードバックさせてクローズドループ制御を行なうと共
に、巻取用モータ６側に分周器27を接続せしめて巻取用
モータタ６の回転パルスを分周器27で分周し、トラバー
ス用モータ15の回転パルスと共にＣＰＵ28（中央演算処
理装置）に入力して両回転パルスを比較演算させ、その
偏差値をトラバース用モータ15にフィードバックさせて
トラバース用モータ15の回転をコントロールすることに
より、テープＴのトラバース巾Ｌ1 及びラップ巾Ｌ2 を
設定及び変更するものである。
【００１７】例えば、巻取用モータ６及びトラバース用
モータ15のパルス発振器23,24 の動作を1000／１回転を
基本となし、巾10mmのテープＴをラップ巾７mmでトラバ
ース巻取りしたい場合に、操作盤29でリード量ｂを３mm
に設定すれば、分周器27の分周比が１／３にセットさ
れ、巻取用モータ６が１回転する毎にＣＰＵ28に1000個
のパルスが送られ、トラバース用モータ15のパルス発振
器24から送られる回転パルスとの比較演算が行なわれて
ＣＰＵ28から偏差信号が発信されるので、その偏差信号
に基づいてトラバース用モータ15が３／１０回転する結
果、巻取軸１が軸方向に３mm移動して、ラップ巾７mmの
トラバース巻取りが行なわれる。
【００１８】また、同テープＴのトラバース巾を設定す
る場合には、操作盤29でトラバース巾ａを例えば100mm
にセットすると共に折り返し端における停止回転数ｃを
適宜設定すれば、トラバース用モータ15からのパルス信
号がＣＰＵ28へ送られて、トラバース用モータ15から発
振されるパルス数が20.000個から０になるまでトラバー
ス用モータ15が正方向に回転して巻取軸１を正方向（往
路）へ移動させ、値が０になるとトラバース用モータ15
の回転が逆転して、トラバース用モータ15から発振され
るパルス数が20.000個になるまでトラバース用ボールネ
ジ９を逆方向に回転させ、巻取軸１を逆方向（復路）へ
移動させるようになる。
【００１９】一方、粘着テープや印刷を施したテープの
ように厚みが均一でないテープを巻き取る場合などに
は、トラバース巾全体にわたって巻取り面が平坦状とな
るように、巻取軸１（紙管12）の巻き端部から中央部
（紙管12の半分の長さ位置）に向って徐々にラップ巾を
広くしたり逆に狭めながらトラバース巻取りする（傾斜
巻きと称する）ようにする。
【００２０】即ち、操作盤29で例えば、トラバス巾ａを
10mm，リード量ｂを５mm，傾斜巾ｄを10mm，テープ巾ｅ
を10mmにそれぞれ設定したとすれば、トラバースの巻き
端では巻取用モータ６から発振される１パルス目までは
トラバース用モータ15が回転せず（リード量０）、次の
１パルスが入力されるとトラバース用モータ15が1.25パ
ルス分すなわち1.25／1000回転して巻取軸１が軸方向に
0.00625mm 移動し、更に次の１パルスが入力されるとト
ラバース用モータ15が2.5 パルス分すなわち2.5 ／1000
回転して巻取軸１が軸方向に0.0125mm移動し、このよう
にして徐々にリード量が増加しラップ巾を狭めながらト
ラバースの巻き端部から中央部へ向かう10mmの間、傾斜
巻きされるものである。
【００２１】尚、実際にはパルスの処理は整数で扱われ
るので、例えば上記1.25／1000回転は１／800 であり、
また2.5 ／1000回転は１／400 となり、最終的には５／
1000回転すなわち１／200 になるように分子を１とし分
母を800 から200 になるまで巻取軸の入力パルス毎に分
母を減らす演算処理を行なうことによりリード量を徐々
に増加させるものであり、逆に分母を200 から800 にな
るまで増やして行けばリード量を徐々に減少させる傾斜
巻きが行なえる。
【００２２】また、複数個の巻取軸１，１，…にテープ
Ｔ1 ，Ｔ2 ，…，Ｔn を同時にトラバース巻取りする際
に、複数個のトラバース用ボールネジ９を１個のトラバ
ース用モータ15で駆動させると、各巻取軸１，１，…に
よってテープのラップ巾が違ってくることがあるので、
各巻取軸１，１，…におけるテープＴ1 ，Ｔ2 ，…，Ｔ
n のリード量すなわち巻き取りラップ巾が同一となるよ
うに、各巻取軸１，１，…におけるテープＴ1 ，Ｔ2 ，
…，Ｔn の巻取り径を計測して最適値をトラバース用モ
ータ15にフィードバックさせる演算手段を用いてコント
ロールする。
【００２３】即ち、各巻取軸１，１，…毎に設置された
ガイドロール10を支持している各アーム11の動作（回転
揺動角度）をポテンショメータ22で観測して、各巻取軸
１，１，…におけるテープＴ1 ，Ｔ2 ，…，Ｔn の巻取
り径を計測し、各巻取軸１，１，…の巻取り径をそれぞ
れ演算部30に入力させ、演算部30における演算結果に基
づいて、各巻取軸１，１，…におけるテープＴ1 ，
Ｔ2 ，…，Ｔn の巻取り径のうち最大径又は最小径或い
は平均径など所望する最適値を持った巻取軸１と電気的
に接続させ、その最適値を持った巻取軸１の回転パルス
とトラバース用モータ15の回転パルスとをＣＰＵ28でも
って演算処理してトラバース用モータ15にフィードバッ
クさせることにより、各巻取軸１，１，…におけるテー
プＴ1 ，Ｔ2，…，Ｔn のリード量すなわち巻き取りラ
ップ巾を同一に揃えるようにするものである。
【００２４】
【発明の効果】本発明のテープの巻取り方法は斯様に、
テープのガイドロールを定置状に配置し、巻取軸を軸方
向に往復移動させながら回転させることによりテープを
トラバース巻取りするようにしたので、テープはテープ
の供給ライン（ニップロール→ダンサーロール→ガイド
ロール）に沿って一直線状にガイドロールに至り、ガイ
ドロールでもって安定的に保持されながら巻取軸に巻き
取られる。従って、テープがバタ付いたり折れ曲ったり
ひっくり返ったりする惧れが全くなくなり、不良品の発
生率を大幅に低減させ、商品価値の高い美しい巻き姿に
巻き取ることが出来る。
【００２５】しかも、巻取軸に巻き取られる直前のテー
プは左右に振り動かされることがないので、テープに掛
るテンションがほとんど変化せず、従って、厚みが不均
一な粘着テープや印刷が施されたテープ等を巻き取る場
合でも、紙管全長にわたって巻き取り面が平坦で且つ巻
きずれ（横ずれ）することなくきっちりと巻き取ること
が出来る。
【００２６】また、上記巻取り方法を具現化した請求項
２記載の巻取り装置によれば、上述した作用効果に加え
て、テープのトラバース巾及びラップ巾を簡便に且つ自
由に設定及び変更することが出来る。
【００２７】更に、請求項３記載の巻取り装置によれ
ば、上述した作用効果に加えて、多数個の巻取軸を１個
のトラバース用モータで往復移動させることが出来るの
で、多数個の巻取軸を個々のトラバース用モータで往復
移動させる場合と比較して装置がシンプルとなり且つ安
価に組立て製造することが出来ると共に、多数の各巻取
軸を容易にコントロールして各巻取軸における巻き取り
ラップ巾を同一に揃えることが出来、商品価値の高いテ
ープを一度に大量に提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明実施の一例を示す要部の一部切欠平
面図。
【図２】 同縦断側面図。
【図３】 本発明実施の一例を示す模式正面図。
【図４】 本発明実施の一例を示す機構ブロック図。
【符号の説明】
１：巻取軸 ２：機枠 ３：ガイドバー ４：ガイドブ
ッシュ ５：ベース板 ６：巻取用モ
ータ ７：筒状軸受 ８：ベルト ９：トラバース用ボールネジ 10：ガイドロ
ール 10：アーム 12：紙管 13：ボールネジ用ナット 14：伝達ベル
ト 15：トラバース用モータ 16：ダンサー
ロール 17：ニップロール 18：フイルム
元反 19：カッター 20：分配ロー
ル 21,22 ：ポテンショメータ 23,24 ：パル
ス発振器 25,26 ：サーボドライバー 27：分周器 28：ＣＰＵ（中央演算処理装置） 29：操作盤 30：演算部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 テープのガイドロールを定置状に配置
    し、巻取軸を軸方向に往復移動させながら回転させるこ
    とによりテープをトラバース巻取りするようにした事を
    特徴とするテープの巻取り方法。
  2. 【請求項２】 軸方向に往復移動可能に設置された巻取
    軸と、該巻取軸に対して定置状に設置されるテープガイ
    ドロールと、上記巻取軸を回転させるための巻取用モー
    タと、上記巻取軸を軸方向に往復移動させるためのトラ
    バース用ボールネジと、該トラバース用ボールネジを駆
    動させるためのトラバース用モータと、前記巻取用モー
    タの回転パルスとトラバース用モータの回転パルスとを
    演算して前記トラバース用モータを制御することにより
    テープのトラバース巾及びラップ巾をコントロールする
    演算手段とからなる事を特徴とするテープの巻取り装
    置。
  3. 【請求項３】 軸方向に往復移動可能に設置された複数
    個の巻取軸と、各巻取軸毎に定置状に設置されるテープ
    ガイドロールと、各巻取軸を回転させるための複数個の
    巻取用モータと、各巻取軸を軸方向に往復移動させるた
    めの複数個のトラバース用ボールネジと、該複数個のト
    ラバース用ボールネジを駆動させるための１個のトラバ
    ース用モータと、前記巻取用モータの回転パルスとトラ
    バース用モータの回転パルスとを演算して前記トラバー
    ス用モータを制御することによりテープのトラバース巾
    及びラップ巾をコントロールする演算手段と、各巻取軸
    におけるテープの巻取り径を計測して最適値を前記トラ
    バース用モータにフィードバックさせるための演算手段
    とからなる事を特徴とするテープの巻取り装置。
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