JPH02182669A

JPH02182669A - 糸状体の蓄積方法と装置

Info

Publication number: JPH02182669A
Application number: JP1297221A
Authority: JP
Inventors: Enzo Coccolo; エンツォ・コッコロ
Original assignee: Casagrande SpA
Current assignee: Casagrande SpA
Priority date: 1988-11-16
Filing date: 1989-11-15
Publication date: 1990-07-17
Also published as: EP0369237A1; IT1226188B; US4986484A; IT8883518A0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は断面円形又は多角形の糸状生成物の蓄積方法
及び装置に関する。

この発明は引ぎ抜き、押し出し、圧延等によって生成さ
れる単一の糸状生成物に適用されるが、組ひも、糸、フ
ィルム等の複合の糸状生成物にも適用可能である。

したがって、この発明は圧延、引き抜き、押し出し及び
ケーブル、ストランド、フィルム等の生成又は使用にお
いて適用できる。

この発明は上記生成物の連続加工に適用される。

この場合において、工程はリールから生成物を供給する
工程とこれをまとめる工程とから成り、各工程は生成物
の先端から後端まで続けられる。

一般に、この発明は、上記糸状生成物を蓄積ドラムに巻
くときに、この糸状生成物にねじりが加えられることが
望ましくない場合に適用される。

この発明は、糸状体の加工が蓄積ドラムの下流側で行な
われる場合において糸状体をフィーダと加工ユニットと
の間に一時的に蓄積する場合に適用される。

［従来の技術及び発明が解決しようとする課題］従来の
蓄積ドラムは次のような欠点を有している。すなわち、
蓄積された糸状体を巻き戻すときに糸状体にねじれを生
じることである。

このようなねじれは次のような場合にのみ防止される。

すなわち、糸状体の巻き上げ及び巻き戻し時に、糸状体
がドラムの回転軸に対して直角となり、ドラムの外周面
に対して接線上に位置する場合である。

たとえば、クレーンの巻き上げ機のドラムにおいては、
ねじれの問題は生じないが、糸状体がその使用装置に対
して連続的に供給かつ伝達される必要がある場合には、
糸状体の蓄積ができない。

糸状体が連続的に供給かつ伝達される必要がある場合に
、−時的な蓄積を可能にするために、回転式のドラムを
使用して糸状体がドラムの局面に対して接線方向に導入
されるようにすることが考えられた。

ドラムの回転軸の回りには回転可能な巻き戻し装置が設
けられる。この巻き戻し装置は回転式のドラムの動作に
応じて動作し、ドラムの軸の延長上に配置されたスイッ
チ部材に糸状体を送る。しかしながら、このような装置
では、糸状体にねじれが発生するため望ましくない。

［課題を解決するための手段及び作用］そこで、この出
願の出願人は上記欠点を解決するとともに、ねじれを生
じることなく糸状体を蓄積すると同時に伝達することの
できる方法及び装置を開発した。

この発明の要旨は特許請求の範囲第１頁〜第１２項に示
すとおりである。

この発明においては、同軸上に配置された２つの蓄積ア
イドラードラムが設けられる。

これらの蓄積アイドラードラムの間には糸状体を受容／
伝達するためのステーションが設けられている。このス
テーションは蓄積アイドラードラムの軸の回りを一定の
制御の下に回転される。

第２の蓄積アイドラードラムは蓄積されるべき糸状体を
受けるドラムであり、その軸方向に移動できるように設
定されている。そして、その移動距離は糸状体の蓄積域
の横方向の幅と一致する。

コイル状の糸状体を供給するための装置が第１の蓄積ア
イドラードラムの動きに伴って動作するように配置され
ている。

この装置によって、糸状体が両蓄積アイドラードラムに
巻かれる。

これら両アイドラードラムは回転自在に設定され、ステ
ーションも回転可能であるので、糸状体は停止すること
なく走行する。

これら両アイドラードラムは相互に逆方向に回転するが
、それらの接線方向の速さはそれぞれ糸状体の受容の速
さ及び伝達の速さに対応する。

また、ステーションの回転速さは糸状体の伝達の速さ及
び糸状体の蓄積の速さに一致する。このことは、蓄積段
階においては、ステーションは両アイドラードラムの回
転速度よりも高速で回転することを意味する。

伝達段階において、糸状体の蓄積量に変化を生じない場
合、両アイドラードラム及びステーションの回転速さは
ほぼ一致する。

さらに、伝達段階において、蓄積された糸状体が使用さ
れる場合、ステーションはその回転速さが蓄積された糸
状体の引き出し速度よりも遅くなるか、停止されるか、
あるいは逆り向に回転されるかのいずれかの状態となる
。

［実施例］図面において、回転可能なドラム１０が支持体１１．１
１１に支持されている。ドラム１０の一端には歯を有す
るリング１２が取り付けられている。リング１２はモー
タ１４によって駆動されるギヤホイール１３によって駆
動される。

ドラム１０の中央部にはその長手方向に延びる受容／伝
達のためのステーション１５が設けられている。ステー
ション１５は受容ロー５１６と伝達ローラ１７を有して
いる。

この例においては、伝達ローラ１７は受容ローラ１６に
連結されており、その位置はドラム１０の一端側にずら
されている。

ステーション１５の両側には第１蓄積ドラム１９及び第
２ｔＩ積ドラム２０が設けられている。これらのドラム
１９．２０はドラム１０に対して回転自在に設定されて
いる。

これらの蓄積ドラム１９．２０はドラム１０上を動くホ
イール２１によってこのドラム１０上で回転する。

この例においては、第１蓄積ドラム１９は受容ローラ１
６と動きを共にするように設定され、自在回転のみが可
能である。

一方、第２蓄積ドラム２０は伝達ローラ１７と動きを共
にするように設定されている。

第２蓄積ドラム２０はドラム１０上を自在に回転できる
とともにドラム１０の長手方向に動くことができる。な
お、第２蓄積ドラム２０のこの長手方向の動作は別の駆
動装置によって制御駆動される。

第１蓄積ドラム１９の動きに伴って動作する伝達スイッ
チステーション３８及び第２蓄積ドラム２０の動きに伴
って動作する受容スイッチステーション３９が設けられ
ている。

これらのスイッチステーション３８．３９はドラム１０
の長手軸と平行な方向へ動くことができる。これらのス
イッチステーション３８．３９はそれぞれモータ２８及
びモータ２９によって駆動される。

伝達スイッチステーション３８には第１スイッチローラ
２６が設けられており、受容スイッチステーション３９
には第２スイッチローラ２７が設けられている。

スイッチステーション３８．３９はさらに第１支持体２
４及び第２支持体２５を有する。第２支持体２５には支
持部材を介して移動ロー５２３が取り付けられている。

第２支持体２５が動くと、移動Ｏ−ラ２３もそれに伴っ
て移動する。

移動ローラ２３は第２蓄積ドラム２０の一端の外周に設
けられたガイドリング２２と動きを共にする。

したがって、第２支持体２５がドラム１０の長手軸に平
行に動くと、第２蓄積ドラム２０も第２支持体２５が動
いた分だけドラム１０上を動く。

留意すべき点は、第１スイッチローラ２６、受容ローラ
１６、伝達ローラ１７及び第２スイッチローラ２７が幾
可学的な位置にあるため、第１スイッチローラ２６の上
流側にあるフィーダ（図示ヒず）から供給された糸状体
１８は途中のすべてのローラ２６．１６，１７．２７で
急に方向転換された（最終的には供給方向に戻される）
後筒、２スイッチローラ２７下流側にある使用ユニット
（図示せず）に達する。

これら４つのローラ２６．１６．１７．２７の幾可学的
位置は次のように設定されている。すなわち、糸状体１
８がローラ２６．１６，１７．２７に供給されたときに
、ドラム１０が矢印３１の方向に回転するようにセット
されていれば、糸状体１８が各ローラ２６．１６．１７
．２７に対してスライド可能に掛止された状態に保たれ
るような位置である。

ステーション１５が３６０°回転すると、矢印３６の方
向に供給される糸状体１８は第１及び第２蓄積ドラム１
９．２０に巻かれる。この場合、第１蓄積ドラム１９に
おいては、第１スイッチローラ２６と受容ローラ１６と
の間の領域に巻かれ、第１蓄積ドラム１９においては、
伝達ローラ１７と第２スイッチローラ２７との間の領域
に巻かれる。

この実施例の装置は種々の変更を加え得るちるのである
。

たとえば、ステーション１５をドラム１０上を移動でき
るようにすることもできる。

また、受容ローラ１６及び伝達ローラ１７をドラム１０
に沿う方向に相対動可能にすることもできる。

さらに、第２スイツチロー５２７を固定式にすることも
できる。

次に、この発明の装置の作用について説明する。

糸状体１８は矢印３６の方向に所定の速度で供給され、
第１スイッチローラ２６に達する。そして、糸状体１８
は、作用開始時においては、第１蓄積ドラム１９のステ
ーション１５に隣接する端部に位置している。

ステーション１５ひいてはドラム１０が矢印３１の方向
に所定の速度で回転される。

糸状体１８は第１スイッチローラ２６によって方向転換
された後第１蓄積ドラム１９に巻かれ、さらに受容ロー
５１６及び伝達ロー５１７を経て第２蓄積ドラム２０に
巻かれる。その後、この糸状体１８は第２蓄積ドラム２
０を出て、第２スイッチローラ２７を経て使用ユニット
へと送られる。

ドラム１０ひいてはステーション１５が矢印３１の方向
へ引き続き回転されると、糸状体１８は両ドラム１９．
２０に蓄積される。ドラム１０が矢印３１の方向に回転
し、糸状体１８が矢印３６゜３７の方向に走行すると、
第１蓄積ドラム１９は矢印３０（矢印３１と同方向）の
方向に回転し、第２蓄積ドラム２０は矢印３２（矢印３
１と逆方向）の方向に回転する。

ドラム１０が回転すると、伝達スイッチステーション３
８及び受容スイッチステーション３９はそれぞれ矢印３
４Ｂ及び３５Ｂの方向に移動する。

これら両スイッチステーション３８．３９がこのように
変位することで、糸状体１８は第１及び第２蓄積ドラム
１９．２０上に一定のピッチで巻かれる。

ドラム１０が停止すると、第１及び第２蓄積ドラム１９
．２０上の糸状体１８が引き出される。

このとき、両スイッチステーション３８．３９はそれぞ
れ矢印３４Ａ及び３５Ａの方向へ移動する。

受容スイッチステーション３９が矢印３５Ａの方向に動
くと、第２蓄積ドラム２０もその軸に沿って矢印３３Ａ
　（３５Ａと同一方向）の方向へ動き、受容スイッチス
テーション３９が矢印３５Ｂの方向に動くと、第２蓄積
ドラム２０も矢印３３Ｂ（３５Ｂと同一方向）の方向へ
動く。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例の装置の斜視図である。１０・・・ドラム１５・・・ステーション１６・・・受容ローラ１７・・・伝達ローラ１８・・・糸状体１９・・・第１蓄積ドラム２０・・・第２蓄積ドラム２２・・・ガイドリング２３・・・移動ローラ２４・・・第１支持体２５・・・第２支持体２６・・・第１スイッチローラ２７・・・第２スイツヂローラ２８．２９・・・モータ３８・・・伝達スイッチステアジョン３９・・・受容スイッチステーション

Claims

【特許請求の範囲】

（１）フィルム、糸、ストランド等の糸状体をその加工
ユニットの上流側においてねじりを加えることなく蓄積
する方法であつて、フィーダーユニットから加工ユニットへ向う糸状体（１
８）を方向転換して第１蓄積アイドラードラム（１９）
上へ導く工程と、この糸状体（１８）を受容／伝達のためのステーション
（１５）を経て軸方向に動作可能な第２蓄積アイドラー
ドラム（２０）上へ導く工程と、この糸状体（１８）をさらに方向転換して加工ユニット
へ導く工程と、を有する方法。
（２）第１及び第２蓄積アイドラードラム（１９、２０
）が同一軸上で回転可能に設定され、ステーション（１
５）が前記蓄積アイドラードラム（１９、２０）の間に
配置されるとともにこれら蓄積アイドラードラム（１９
、２０）の回転軸を中心に回転される特許請求の範囲第
１項記載の方法。
（３）糸状体（１８）の蓄積の段階では、ステーション
（１５）及び蓄積アイドラードラム（１９、２０）が回
転され、その場合において、第１蓄積アイドラードラム
（１９）の回転方向は第２蓄積アイドラードラム（２０
）の回転方向とは逆方向でステーション（１５）の回転
方向とは同一方向である特許請求の範囲第１項又は第２
項に記載の方法。
（４）蓄積された糸状体（１８）が引き出される段階で
は、ステーション（１５）は停止されるか又は前記蓄積
の段階での回転方向とは逆方向に回転されるが、両蓄積
アイドラードラム（１９、２０）は前記蓄積の段階での
回転方向と同一方向に回転される特許請求の範囲第１項
〜第３項のいずれか１項記載の方法。
（５）前記蓄積及び引き出しの両段階において、第２蓄
積アイドラードラム（２０）がその軸方向に移動し、蓄
積の段階ではステーション（１５）から離れ、引き出し
の段階ではステーション（１５）に近づく特許請求の範
囲第１項〜第４項のいずれか１項記載の方法。
（６）前記蓄積の段階においては、糸状体（１８）は第
１蓄積アイドラードラム（１９）上をステーション（１
５）から離れる方向に巻かれながら移動し、前記引き出
しの段階においては、糸状体（１８）は第１蓄積アイド
ラードラム（１９）上をステーション（１５）に近づく
方向に巻き戻されながら移動する特許請求の範囲第１項
〜第５項のいずれか１項記載の方法。
（７）フィルム、糸、ストランド等の系状体をその加工
ユニットの上流側においてねじりを加えることなく蓄積
するための装置であつて、第１蓄積アイドラードラム（１９）と、モータ（１２、１３、１４）によって駆動される受容／
伝達のためのステーション（１５）と、第２蓄積アイドラードラム（２０）と、糸状体（１８）を方向転換させるための第１及び第２ス
イッチステーション（３８、３９）と、を有し、前記第
２蓄積アイドラードラム（２０）がその軸方向へ制御さ
れた状態で動作できるように設定され、前記ステーショ
ン（１５）が第１及び第２蓄積アイドラードラム（１９
、２０）の間に配置されている装置。
（８）第１及び第２蓄積アイドラードラム（１９、２０
）が共通のドラム（１０）上を自在に回転できるように
設定されている特許請求の範囲第７項記載の装置。
（９）共通のドラム（１０）にステーション（１５）が
取り付けられ、このステーション（１５）が第１蓄積ア
イドラードラム（１９）の内側端と動きを共にする受容
ローラ（１６）及び第２蓄積アイドラードラム（２０）
に糸状体（１８）が蓄積されていないときにこの第２蓄
積アイドラードラム（２０）の外側端と動きを共にする
伝達ローラ（１７）を有する特許請求の範囲第７項又は
第８項記載の装置。
（１０）第１スイッチステーション（１８）が糸状体（
１８）を伝達するステーションであり、ドラム（１０）
の回転軸に平行に移動可能な支持体（２４）を有し、こ
の支持体（２４）がモータ（２８）によって駆動され、
かつこの支持体（２４）には第１スイッチローラ（２６
）が支持されている特許請求の範囲第７項〜第９項のい
ずれか１項記載の装置。
（１１）第２スイッチステーション（３９）が糸状体（
１８）を受容するステーションであり、ドラム（１０）
の回転軸に平行に移動可能な支持体（２５）を有し、こ
の支持体（２５）がモータ（２９）によつて駆動され、
かつこの支持体（２５）には第２スイッチローラ（２７
）及び移動ローラ（２３）が支持されている特許請求の
範囲第７項〜第１０項のいずれか１項記載の装置。
（１２）第２蓄積アイドラードラム（２０）の一端には
前記移動ローラ（２３）と動きを共にするガイドリング
（２２）が取り付けられ、これにより前記ステーション
（１５）の伝達ローラ（１７）に対する第２蓄積アイド
ラードラム（２０）の相対位置が適宜設定される特許請
求の範囲第７項〜第１１項のいずれか１項記載の装置。