JPH06179318A - 電気自動車 - Google Patents

電気自動車

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JPH06179318A
JPH06179318A JP33299692A JP33299692A JPH06179318A JP H06179318 A JPH06179318 A JP H06179318A JP 33299692 A JP33299692 A JP 33299692A JP 33299692 A JP33299692 A JP 33299692A JP H06179318 A JPH06179318 A JP H06179318A
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JP
Japan
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combustion
heater
ducts
heat
tray
Prior art date
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Pending
Application number
JP33299692A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Matsuki
務 松木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 暖房性能を維持しつつ燃焼式ヒータの小型化
を図ることができる電気自動車を得ることが目的であ
る。 【構成】 フロアパネルの下側中央には、燃焼式ヒータ
用トレイ16が配設されている。燃焼式ヒータ用トレイ
16のトレイ本体36は平面部38、ダクト収容部4
0、42を備え、この内ダクト収容部40、42にダク
ト46、48が収容されている。従って、燃焼式ヒータ
28、30の燃焼ガスはダクト46、48内に導入さ
れ、平面部38内を流れる冷媒を温めると共にフロアパ
ネルを温める。これにより、従来捨てていた排熱を有効
に活用することができ、その分燃焼式ヒータ28、30
の小型化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暖房用の燃焼式ヒータ
を備えた電気自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン等の熱源を有さない電気自動車
において、室内を暖房するために燃焼式ヒータを用いる
技術が知られている(実開昭58−54903号公報参
照)。以下、この公報に開示された構造について簡単に
説明する。
【0003】図8に示されるように、この構造では、車
室100内にユニットケース102が配設されている。
ユニットケース102内には、ブロア104が配設され
ている。ブロア104の上流側には空気導入部106が
設けられており、又ブロア104の下流側には空気吹出
部108が設けられている。さらに、ユニットケース1
02には、胸元吹出口110、デフロスタ吹出口11
2、足元吹出口114及びこれらを開閉するダンパ類が
設けられている。
【0004】一方、車室外であるモータルーム116内
には、モータ118の他、燃焼式ヒータ120が配設さ
れている。
【0005】上述したユニットケース102と燃焼式ヒ
ータ120とはダクト122を介して相互に連通されて
おり、ユニットケース102内の空気を燃焼式ヒータ1
20へ導入するようになっている。また、燃焼式ヒータ
120の側部には、加熱空気吹出口124が設けられて
いる。加熱空気吹出口124はヒータダクト125の一
端と連通されており、ヒータダクト125の他端はユニ
ットケース102内におけるブロア104と空気吹出部
108との間に連通されている。なお、燃焼式ヒータ1
20には排気管126が取り付けられており、燃焼式ヒ
ータ120で生じた排ガスを車外へ排出するようになっ
ている。
【0006】上記構成によれば、燃焼式ヒータ120を
車室外であるモータルーム116内に配設し、これと車
室内のユニットケース102とを加熱空気吹出口124
及びヒータダクト125を介して連通し、燃焼式ヒータ
120で温められた加熱空気をユニットケース102内
に導入するようにしたので、燃焼式ヒータ120とユニ
ットケース102とを組み合わせることによるユニット
ケース102の大幅な改良を行う必要がなくなると共
に、灯油等の燃料が燃焼されることによる悪臭が車室1
00内にこもるのを防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気自動車
においては、一充電走行距離を伸ばすために軽量化を図
りたいという要請がある。
【0008】しかしながら、この公報に開示された構造
による場合、燃焼式ヒータ120の排熱をそのまま排気
管126から車外へ捨てる構成であるため、軽量化のた
めに燃焼式ヒータ120を小型化する場合には、代わり
に燃焼式ヒータ120の燃焼効率を向上させる必要があ
る。従って、燃焼式ヒータの構造が複雑化すると共にコ
ストアップを招く等の問題が生じる。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、暖房性能を維
持しつつ燃焼式ヒータの小型化を図ることができる電気
自動車を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、暖房用の燃焼
式ヒータと、フロアパネルの下側に配置され、作動状態
における前記燃焼式ヒータの排ガスが導入される導入手
段を備えたトレイと、を有することを特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成によれば、燃焼式ヒータが作動状態に
されると、その排ガスが導入手段に導入される。ここ
で、導入手段を備えたトレイは、フロアパネルの下側に
配置されるので、排ガスが有する排熱(暖房に供さなか
った余熱)はフロアパネルに伝達される。このため、フ
ロアパネルの近傍上側にある空気が温められ、自然対流
が生じる。従って、車室内が暖房される。この結果、本
発明によれば、従来車外へ捨てていた燃焼式ヒータの排
ガスが保有する排熱が有効に活用される。
【0012】
【実施例】以下に、図1〜図6を用いて、本発明の一実
施例に係る電気自動車10について説明する。なお、こ
れらの図において、適宜示される矢印FRは車両前方側
を示し、矢印UPは車両上方側を示し、矢印INは車両
室内側を示している。
【0013】図5に示されるように、電気自動車10の
フロアパネル12の下側中央には、上面を除く外周部が
断熱材14で覆われた燃焼式ヒータ用トレイ16が配設
されている。
【0014】図1〜図4に示されるように、この燃焼式
ヒータ用トレイ16は上面が開放された箱体形状のケー
シング18を備えている。ケーシング18及び断熱材1
4の前端部両側には一対の入口側開口部20、22が形
成されており、これらの入口側開口部20、22へは吸
入ダクト24、26の前端部がそれぞれ嵌合されてい
る。吸入ダクト24、26の後端部側には、燃焼式ヒー
タ28、30がそれぞれ配置されている。なお、燃焼式
ヒータ28、30の燃焼形式は、滴下蒸発式でもよい
し、ロータリ噴霧式でもよい。また、ケーシング18及
び断熱材14の後端部中央には、出口側開口部32、3
3が形成されている。さらに、断熱材14の後端面に
は、出口側開口部32、33を開閉するダンパ34(図
4参照)が各々配設されている。なお、各ダンパ34は
図示しない引張コイルバネ等によって出口側開口部3
2、33を閉塞する方向へ付勢されている。従って、ダ
ンパ34は、燃焼式ヒータ28、30が着火されていな
い場合には出口側開口部32、33を閉塞し、燃焼式ヒ
ータ28、30が着火されてその燃焼ガスによってダク
ト46、48の内圧が高まると出口側開口部32、33
を開放するようになっている。
【0015】また、ケーシング18の上端部には、全体
として薄肉のトレイ本体36が嵌着されている。従っ
て、ケーシング18の内面とトレイ本体36の下面との
間は、空洞となっている。このトレイ本体36は、矩形
平板状とされた平面部38と、この平面部38の下側に
設けられた円管状の一対のダクト収容部40、42と、
を備えている。
【0016】平面部38は、上部壁38Aと下部壁38
Bとを備えている。平面部38の上部壁38Aの上面
は、フロアパネル12の下面に密着されている。また、
平面部38の上部壁38Aと下部壁38Bとの間には、
空洞部44が形成されている。さらに、平面部38の下
部壁38Bには、燃焼式ヒータ28、30の配置位置か
ら出口側開口部32、33に亘って一対のダクト収容部
40、42が一体形成されている。このダクト収容部4
0、42は、円弧状の凸部をパルス波形状に屈曲させた
形となっている。これらのダクト収容部40、42に
は、同様にパルス波形状に屈曲された導入手段としての
ダクト46、48が収容されている。ダクト46、48
は、熱伝達効率の良い材質で製作されている。なお、ダ
クト46、48は、燃焼ガスと冷媒との熱交換を促進さ
せるべく、コルゲートチューブ若しくはフィン付管で構
成するのが好ましい。また、ダクト46、48の外径寸
法は、ダクト収容部40、42の内径寸法よりも若干小
さく設定されている。従って、ダクト46、48の外周
面とダクト収容部40、42の内周面との間には、隙間
50がそれぞれ形成されている。この隙間50は、前記
空洞部44と連通されている。
【0017】一方、平面部38の後端部両側には、一対
の入口側パイプ52が立設されている。また、平面部3
8の前部両側には、一対の出口側パイプ54が立設され
ている。これらの入口側パイプ52及び出口側パイプ5
4は、冷媒管55(図5参照)を介して電気自動車10
の前部に配設された室内熱交換器56と連結されてい
る。なお、室内熱交換器56の後方側にはブロア58が
配設されており、又冷媒管55の途中には図示しないウ
ォータポンプが配設されている。従って、ウォータポン
プを駆動させると、冷媒が入口側パイプ52から平面部
38の空洞部44及びダクト収容部40、42内の隙間
50へ流入し、出口側パイプ54から流出されて室内熱
交換器56へ戻るように構成されている。
【0018】以下に、図6に示されるグラフを用いなが
ら、本実施例の作用を説明する。車室内を暖房する場
合、ウォータポンプ及びブロア58が作動されると共に
燃焼式ヒータ28、30が着火される。
【0019】燃焼式ヒータ28、30が着火されると、
吸入ダクト24、26から空気が燃焼式ヒータ28、3
0に導入されると共に燃焼ガスがダクト46、48へ導
かれる。ダクト46、48へ導かれた燃焼ガスは、図6
に示されるグラフにおいて(暖房に供する熱)+
(暖房に供さない排熱の内、平面部38の上部壁38A
を温める熱)+(暖房に供さない排熱の内、ダンパ3
4から車外へ排出される熱)の熱量を保有している。な
お、に相当する熱量は微量である。従って、初期状態
で++の熱量を有する燃焼ガスによって、ダクト
46、48が温められる。
【0020】一方、ウォータポンプが作動すると、低温
状態の冷媒がトレイ本体36の入口側パイプ52から平
面部38の空洞部44内に流入される。その後、冷媒
は、平面部38の空洞部44及びダクト収容部40、4
2内の隙間50を通った後、出口側パイプ54から排出
される。
【0021】この際、つまり冷媒が平面部38の空洞部
44及びダクト収容部46、48内の隙間50を通る
際、燃焼ガスの熱(+)がダクト40、42の表面
から伝達されて低温状態の冷媒が温められる。
【0022】ここで、冷媒に伝達された熱(+)の
内、半分以上であるに相当する熱は、出口側パイプ5
4から流出される冷媒によって持ち出され、室内熱交換
器56を通る際に放熱される。これにより、室内熱交換
器56の周りの空気が温められる。温められた空気は、
ブロア58によって温風となって車室内へ送給される。
【0023】しかし、冷媒に伝達された熱(+)の
内、に相当する排熱は、冷媒から平面部38の上部壁
38Aに伝達される。上部壁38Aに伝達された熱は、
更にフロアパネル12に伝達される。このため、フロア
パネル12の上方近傍に位置する室内空気が温められ
る。これにより、自然対流が生じ、車室内が温められ
る。また、フロアパネル12が温められることによっ
て、輻射による暖房効果も得られる。つまり、本実施例
では、燃焼式ヒータ28、30を用いて、室内熱交換器
56による暖房、平面部38の上部壁38A、フロアパ
ネル12による自然対流による暖房、更にフロアパネル
12による輻射による暖房といった三重の暖房効果が得
られる。
【0024】なお、暖房に供しなった排熱(熱量とし
ては微量)は、ダクト46、48を通って、出口側開口
部3、33から車外へ排出される。
【0025】このように本実施例では、フロアパネル1
2の下側に燃焼式ヒータ28、30の燃焼ガスを導入す
るダクト46、48を備えた燃焼式ヒータ用トレイ16
を配設し、この燃焼ガスが保有する熱(++)の
内、に相当する熱を低温状態の冷媒を温める直接暖房
用として用い、従来捨てていたに相当する排熱を平面
部38の上部壁38A、フロアパネル12による自然対
流を生じさせるための間接暖房用として用いたので、燃
焼式ヒータ28、30によって生じた熱を有効に活用す
ることができる。このため、有効に活用することができ
る分だけ燃焼式ヒータ28、30を小型化することがで
きる。従って、この点において、電気自動車の軽量化を
図ることができ、ひいては一充電走行距離を伸ばすこと
ができる。
【0026】なお、本実施例では、燃焼式ヒータ28、
30の燃焼ガスをそのままダクト46、48内に導くと
共に、平面部38の空洞部44及びダクト収容部40、
42内の隙間50に冷媒を導くように構成したが、これ
に限らず、図7に示されるような構成にしてもよく、以
下にこの構成について簡単に説明する。なお、本実施例
と同一構成部分については同一番号を付してその説明を
省略する。
【0027】図7に示されるように、この構成では、電
気自動車10の前部に燃焼式ヒータ62が配設されてい
る。そして、この燃焼式ヒータ62と室内熱交換器56
とが冷媒管64によって連結されている。一方、燃焼式
ヒータ62には、排気ダクト66、68の一端が接続さ
れている。排気ダクト66、68の他端は、トレイ70
の内部に配設された前記ダクト46、48の一方の端部
に接続されている。なお、この変形例では、排気ダクト
66、68及びダクト46、48が、本発明における導
入手段に相当する。
【0028】上記構成によれば、燃焼式ヒータ62の燃
焼ガスが保有する熱(++)の内、に相当する
熱が、室内熱交換器56での放熱用として用いられる。
また、燃焼式ヒータ62の排ガスが保有する熱(+
)は、排気ダクト66、68を介してダクト46、4
8へ導かれる。そして、燃焼式ヒータ62の排ガスが保
有する熱(+)の内、に相当する排熱が、平面部
38の上部壁38A、フロアパネル12を温めるために
用いられる。すなわち、この変形例は、排ガスのみがダ
クト46、48に導かれる構成とされている。
【0029】なお、本実施例における燃焼式ヒータ2
8、30及び変形例に係る燃焼式ヒータ62に電気ヒー
タを埋設してもよい。このように構成すると、バッテリ
の充電時に電気ヒータでこれらの燃焼式ヒータ28、3
0、62をプレヒートすることができ、始動時のエミッ
ションの低減を図ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電気自
動車は、暖房用の燃焼式ヒータと、フロアパネルの下側
に配置され、作動状態における燃焼式ヒータの排ガスが
導入される導入手段を備えたトレイと、を有するので、
暖房性能を維持しつつ燃焼式ヒータの小型化を図ること
ができ、ひいては一充電走行距離を伸ばすことができる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る燃焼式ヒータ用トレイを断熱材
を取り除いた状態で示す斜視図である。
【図2】図1に示される燃焼式ヒータ用トレイを断熱材
も含めて示す平面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】図1に示される燃焼式ヒータ用トレイが搭載さ
れた電気自動車を示す概略構成図である。
【図6】燃焼式ヒータからの熱の利用配分を示すグラフ
である。
【図7】変形例を示す図5に対応する概略構成図であ
る。
【図8】従来例に係り、燃焼式ヒータを備えた電気自動
車の空調装置の概略を説明するための概略構成図であ
る。
【符号の説明】
10 電気自動車 12 フロアパネル 16 燃焼式ヒータ用トレイ 28 燃焼式ヒータ 30 燃焼式ヒータ 46 ダクト(導入手段) 48 ダクト(導入手段) 62 燃焼式ヒータ 66 排気ダクト(導入手段) 68 排気ダクト(導入手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暖房用の燃焼式ヒータと、 フロアパネルの下側に配置され、作動状態における前記
    燃焼式ヒータの排ガスが導入される導入手段を備えたト
    レイと、 を有することを特徴とする電気自動車。
JP33299692A 1992-12-14 1992-12-14 電気自動車 Pending JPH06179318A (ja)

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JP33299692A JPH06179318A (ja) 1992-12-14 1992-12-14 電気自動車

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JP33299692A JPH06179318A (ja) 1992-12-14 1992-12-14 電気自動車

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ID=18261132

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997015465A1 (de) * 1995-10-21 1997-05-01 J. Eberspächer Gmbh & Co. Anordnung eines heizgeräts in einem fahrzeug
US5752655A (en) * 1994-08-04 1998-05-19 Nippondenso Co., Ltd. Automotive air-conditioning apparatus with combustion heater
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CN104924873A (zh) * 2014-03-20 2015-09-23 埃贝斯佩歇气候控制系统有限责任两合公司 车辆加热器

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