JPH0617736Y2 - 注出ポンプ - Google Patents
注出ポンプInfo
- Publication number
- JPH0617736Y2 JPH0617736Y2 JP1987073233U JP7323387U JPH0617736Y2 JP H0617736 Y2 JPH0617736 Y2 JP H0617736Y2 JP 1987073233 U JP1987073233 U JP 1987073233U JP 7323387 U JP7323387 U JP 7323387U JP H0617736 Y2 JPH0617736 Y2 JP H0617736Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottle body
- liquid
- bottle
- suction pipe
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,合成樹脂製壜体に組付く注出ポンプに関する
ものである。
ものである。
第3図は,本出願人によって出願された従来技術を示す
ものである(実公昭45-33004)。これは蛇腹状の加圧体
1を上下に伸縮することによって壜体4内を加圧し,そ
の圧力によって内容液を吸入管3および排出管5を通し
て注出するものである。
ものである(実公昭45-33004)。これは蛇腹状の加圧体
1を上下に伸縮することによって壜体4内を加圧し,そ
の圧力によって内容液を吸入管3および排出管5を通し
て注出するものである。
この従来の注出ポンプは,通常,硝子製等の弾性変形し
ない硬質の壜体に組付けることを目的として構成されて
いる。
ない硬質の壜体に組付けることを目的として構成されて
いる。
近年,硝子製壜体にかわってポリエチレンテレフタレー
ト樹脂製等の大型の合成樹脂製壜体が広く使用されてい
る。この合成樹脂製壜体は,ガラス製壜体に比べてはる
かに軽量であるという大きな利点を持つ。
ト樹脂製等の大型の合成樹脂製壜体が広く使用されてい
る。この合成樹脂製壜体は,ガラス製壜体に比べてはる
かに軽量であるという大きな利点を持つ。
この軽量であるといった利点を持つ大型の合成樹脂製壜
体に前記した従来の注出ポンプを組付けて使用すると,
特に内容液の残量が多い場合,内容液が排出管から漏出
してしまうことがある。これは,合成樹脂製壜体を把持
した際,その壜体が内方に弾性変形して壜体内の容積が
小さくなり,これによって吸入管内の内容液が上昇変位
して排出管から漏れ出てしまうためである。
体に前記した従来の注出ポンプを組付けて使用すると,
特に内容液の残量が多い場合,内容液が排出管から漏出
してしまうことがある。これは,合成樹脂製壜体を把持
した際,その壜体が内方に弾性変形して壜体内の容積が
小さくなり,これによって吸入管内の内容液が上昇変位
して排出管から漏れ出てしまうためである。
本考案は,この点に鑑み考えられたもので,合成樹脂製
壜体に組付けられても,内容液が排出管から漏出しない
注出ポンプを提供することを目的とする。
壜体に組付けられても,内容液が排出管から漏出しない
注出ポンプを提供することを目的とする。
そのため,合成樹脂製壜体4口筒に組付き,上端部であ
る加圧体1を伸縮することによって壜体内の内容液を注
出する注出ポンプにおいて、,壜体内に侵入位置する吸
入管3の前記内容液液面より上位に位置する上端部に,
前記壜体4を把持した際に発生する壜体4の内方への弾
性変形による容積変化量より大きな容積をもつ液溜り部
2を形成した。
る加圧体1を伸縮することによって壜体内の内容液を注
出する注出ポンプにおいて、,壜体内に侵入位置する吸
入管3の前記内容液液面より上位に位置する上端部に,
前記壜体4を把持した際に発生する壜体4の内方への弾
性変形による容積変化量より大きな容積をもつ液溜り部
2を形成した。
壜体がポリエチレンテレフタレート樹脂等の合成樹脂製
であるため,把持することによってその壜体4は内方に
弾性変形して壜体4の容積が減少し,吸入管3内の内容
液は上昇変位する。そしてこの上昇変位した内容液は,
吸入管3上端部に形成されている液溜り部2に侵入す
る。この時,液溜り部2の容積は,壜体4の容積変化量
より大きく設定しているので,上昇変位してきた内容液
は液溜り部2内にとどまり,それ以上上昇変位して排出
管5から漏れ出ることがない。
であるため,把持することによってその壜体4は内方に
弾性変形して壜体4の容積が減少し,吸入管3内の内容
液は上昇変位する。そしてこの上昇変位した内容液は,
吸入管3上端部に形成されている液溜り部2に侵入す
る。この時,液溜り部2の容積は,壜体4の容積変化量
より大きく設定しているので,上昇変位してきた内容液
は液溜り部2内にとどまり,それ以上上昇変位して排出
管5から漏れ出ることがない。
第1図および第2図に,一実施例を示す。これは,壜体
4胴部に凹部を形成し,その凹部を把持部11とした大型
のポリエチレンテレフタレート樹脂製壜体4に組付けた
状態を示している。
4胴部に凹部を形成し,その凹部を把持部11とした大型
のポリエチレンテレフタレート樹脂製壜体4に組付けた
状態を示している。
液溜り部2は、上下に切断された吸入管3本体の上端部
間に、上下両端板中央に吸入管3本体に接続可能な口筒
片を立設した大径な円筒体を、この口筒片で結合して構
成されている。
間に、上下両端板中央に吸入管3本体に接続可能な口筒
片を立設した大径な円筒体を、この口筒片で結合して構
成されている。
この実施例において,加圧体1は蛇腹状のものとしてい
るが,こうした構造に限定するものではなく,例えば,
筒体にキャップ体を昇降動自在,かつ両者内の気密性を
保持する状態に組付けたものとしても良い。
るが,こうした構造に限定するものではなく,例えば,
筒体にキャップ体を昇降動自在,かつ両者内の気密性を
保持する状態に組付けたものとしても良い。
この実施例において,加圧体1を下方に押圧すると,空
気が,弁体6と隔壁8との間に形成される通孔7を通っ
て壜体4内に達し,この空気圧によって,内容液は、吸
入管3内を押し上げられて液溜り部2を満たした後、吸
入管3の上端部および排出管5を通って注出される。
気が,弁体6と隔壁8との間に形成される通孔7を通っ
て壜体4内に達し,この空気圧によって,内容液は、吸
入管3内を押し上げられて液溜り部2を満たした後、吸
入管3の上端部および排出管5を通って注出される。
加圧体1の押圧を止めると,加圧体1は伸びて元に状態
に戻る。この時,弁体6の端板9が内方に弾性変形して
開口を形成し,外気を吸入する。この時,弁体6は加圧
体1による吸引力によって上昇変化し,通孔7を塞いだ
状態にある。外気が吸入されたら,加圧体1を再び下方
に押圧することによって,前記した同様の作用によって
内容液が注出される。
に戻る。この時,弁体6の端板9が内方に弾性変形して
開口を形成し,外気を吸入する。この時,弁体6は加圧
体1による吸引力によって上昇変化し,通孔7を塞いだ
状態にある。外気が吸入されたら,加圧体1を再び下方
に押圧することによって,前記した同様の作用によって
内容液が注出される。
この実施例においての大きな特徴は,リーク機構を備え
ていることである。内容液を,例えば小さな容器に注出
する場合等,加圧体1の加圧を停止してもすぐに内容液
の注出が止まらない場合がある。リーク機構はこうした
問題を解決するためのもので,壜体内の内容液を加圧す
る空気を,いつでも外部にリークさせて加圧を停止さ
せ,内容液の注出を即座に停止することの出来る機構を
言う。
ていることである。内容液を,例えば小さな容器に注出
する場合等,加圧体1の加圧を停止してもすぐに内容液
の注出が止まらない場合がある。リーク機構はこうした
問題を解決するためのもので,壜体内の内容液を加圧す
る空気を,いつでも外部にリークさせて加圧を停止さ
せ,内容液の注出を即座に停止することの出来る機構を
言う。
この,リーク機構の構成手段は色々あり,一つに限定す
るものではないが,図示実施例においては,弁体6端板
9に押圧棒10を設け、この押圧棒10を押圧することによ
って,ゴムあるいは軟質合成樹脂製の弁体6を弾性変形
させ,隔壁8との間に通孔7を形成し,壜体内の空気圧
を減少させるものである。
るものではないが,図示実施例においては,弁体6端板
9に押圧棒10を設け、この押圧棒10を押圧することによ
って,ゴムあるいは軟質合成樹脂製の弁体6を弾性変形
させ,隔壁8との間に通孔7を形成し,壜体内の空気圧
を減少させるものである。
このように,本考案は,吸入管3上端部で液面より上位
に液溜り部2を形成し,かつこの液溜り部2の容積を,
把持された壜体4が弾性変形することによって生じる容
積変化量より大きく設定したので,壜体4を把持するこ
とによって内容液が吸入管3内を上昇変位しても液溜り
部2内にとどまり,排出管5より漏出しない。
に液溜り部2を形成し,かつこの液溜り部2の容積を,
把持された壜体4が弾性変形することによって生じる容
積変化量より大きく設定したので,壜体4を把持するこ
とによって内容液が吸入管3内を上昇変位しても液溜り
部2内にとどまり,排出管5より漏出しない。
又,これによって,壜体を従来の重いガラス製等に代え
て合成樹脂製とすることが出来るので,軽量となり,取
り扱いが容易となるといった効果も発揮する。
て合成樹脂製とすることが出来るので,軽量となり,取
り扱いが容易となるといった効果も発揮する。
第1図は一実施例を示す部分断面図,第2図は第1図に
おけるA−A線断面図,第3図は従来技術を示す断面図
である。 符号の説明 1:加圧体,2:液溜り部,3:吸入管, 4:壜体,5:排出管,6:弁体, 7:通孔,8:隔壁,9:端板, 10:押圧棒,11:把持部。
おけるA−A線断面図,第3図は従来技術を示す断面図
である。 符号の説明 1:加圧体,2:液溜り部,3:吸入管, 4:壜体,5:排出管,6:弁体, 7:通孔,8:隔壁,9:端板, 10:押圧棒,11:把持部。
Claims (1)
- 【請求項1】合成樹脂製壜体(4)口筒に組付き,上端部
である加圧体(1)を伸縮することによって該壜体(4)内の
内容液を注出する注出ポンプにおいて,該壜体(4)内に
侵入位置する吸入管(3)の前記内容液液面より上位に位
置する上端部に,前記壜体(4)を把持した際に発生する
該壜体(4)の内方への弾性変形による容積変化量より大
きな容積をもつ液溜り部(2)を形成して成る注出ポン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987073233U JPH0617736Y2 (ja) | 1987-05-16 | 1987-05-16 | 注出ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987073233U JPH0617736Y2 (ja) | 1987-05-16 | 1987-05-16 | 注出ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63183057U JPS63183057U (ja) | 1988-11-25 |
JPH0617736Y2 true JPH0617736Y2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=30917387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987073233U Expired - Lifetime JPH0617736Y2 (ja) | 1987-05-16 | 1987-05-16 | 注出ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617736Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4533004Y1 (ja) * | 1966-03-01 | 1970-12-16 | ||
JPS5746762A (en) * | 1980-08-21 | 1982-03-17 | Kiyoteru Takita | Vessel for liquid |
-
1987
- 1987-05-16 JP JP1987073233U patent/JPH0617736Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63183057U (ja) | 1988-11-25 |
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