JPH06175402A - 電子写真用トナーの製造方法 - Google Patents

電子写真用トナーの製造方法

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JPH06175402A
JPH06175402A JP43A JP32348592A JPH06175402A JP H06175402 A JPH06175402 A JP H06175402A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 32348592 A JP32348592 A JP 32348592A JP H06175402 A JPH06175402 A JP H06175402A
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fine particles
control agent
charge control
colored spherical
colored
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JP43A
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English (en)
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Mitsuo Kushino
光雄 串野
Nobuyuki Ando
信行 安道
Yoshikuni Mori
悦邦 森
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06175402A publication Critical patent/JPH06175402A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 懸濁重合による電子写真用トナーの製造方法
において、重合工程における悪影響を及ぼすことなく、
電荷制御剤を有効にかつ強固にトナー粒子へと固着させ
ることのできる電子写真用トナーの製造方法を提供す
る。 【構成】 重合性単量体を着色剤および/または磁性粉
の存在下に懸濁媒体中に懸濁させて、重合を行ない、得
られる着色球状微粒子を懸濁媒体より瀘過分離して湿潤
ケーキとし、この湿潤ケーキに電荷制御剤を添加した
後、乾燥処理を行ない、解砕してトナーを得ることを特
徴とする電子写真用トナーの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真用トナーの製
造方法に関するものである。より詳しくは、トナー粒子
への電荷制御剤の添加を効率よく容易に行ない得る電子
写真用トナーの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真法は、セレン、酸化亜鉛、硫化
カドミウム等の無機光導電体材料または有機光導電体材
料によって構成された感光体上に電気的潜像を形成し、
これを粉体現像剤で現像化し、紙などに転写して定着す
るものである。
【0003】従来、電子写真の現像に用いられるトナー
は、一般に熱可塑性樹脂中に着色剤および電荷制御剤、
オフセット防止剤、潤滑剤等のその他添加剤を溶融混合
して分散した後、固化物を微粉砕、分級して所望の粒径
の着色微粒子として製造してきた。
【0004】しかしながら、上記の粉砕によりトナーを
製造する方法には、種々の欠点が存在する。第一には、
樹脂を製造する工程、樹脂と着色剤やその他の添加剤と
を混練する工程、固形物を粉砕する工程、粉砕物を分級
して所望の粒径の着色微粒子を得る工程等、多くの工程
とそれに伴う多種の装置が必要であり、この方法により
製造されるトナーは必然的に高価格である。特に、鮮明
でかぶりの少ない画像を形成するための最適な粒子径範
囲のトナーを得るために分級する工程は必須の要件であ
るが、生産性かつ収率の上において問題がある。第二
に、混練する工程において着色剤やその他の添加剤が樹
脂に均一に分散するのは極めて困難であり、故にこの方
法で製造されたトナーは、着色剤、電荷制御剤等が分散
不良のために各粒子の摩擦帯電特性が異なり、これが解
像度の低下につながる。このような問題は今後、画像の
高画質化のための必須条件となるトナーの小粒子径化に
伴なって更に顕著なものとなる。すなわち、現状の粉砕
機では小粒子径トナーを得るには限界があり、よしんば
小粒子径トナーが得られたとしても着色剤および電荷制
御剤の分散不良のため、帯電量のより大きなバラツキが
発生する。
【0005】これらの粉砕法によるトナーにみられるさ
まざまの欠点を改良するために、乳化重合法または懸濁
重合法によるトナーの製造方法が種々提案されている
(特公昭36−10,231号、特公昭43−10,7
99号、特公昭47−518,305号、特公昭51−
14,895号等)。これらの方法は、重合性単量体に
カーボンブラック等の着色剤物質、その他の添加剤を加
え、乳化または懸濁重合せしめて、着色剤物質を含有す
るトナーを一気に合成する方法である。この方法によ
り、従来の粉砕法の欠点をかなり改善することが可能で
ある。すなわち、粉砕工程を全く含まないため脆性の改
良は必要ではなく、形状が球形で流動性に優れるために
摩擦帯電性が均一である。
【0006】しかしながら、乳化重合による方法は、得
られる重合体粒子の粒径はサブミクロン程度と非常に小
さいものであるので、トナー粒子としてそのまま使用す
ることはできず、乳化重合後に得られた重合体粒子をさ
らに凝固工程や加熱溶融工程にかけて、より大きな粒子
とする必要性がある(特開昭61−167,955号、
特開昭61−167,956号、特開昭61−167,
957号および特開昭61−72,258号)。乳化重
合により得られる重合体粒子においては、カーボンブラ
ック等の着色剤が重合体粒子中に含まれずに粒子外に存
在することになるので、これを次工程の凝固工程や加熱
溶融工程でより大きな粒子中に包含させても均一に分散
させることは不可能である。このため、着色剤の不均一
性を招き、これが例えば電子写真用トナーとして使用す
る場合に帯電の不均一性を招いたりあるいはトナー飛散
の原因となり、カブリ現象やドラム汚染の原因となる。
一方、懸濁重合により得られる重合体粒子は、トナー粒
子として適当な粒径を有し得るため、懸濁重合法を応用
した電子写真用トナーの製造方法は有望視されている。
【0007】ところで、電子写真用トナーを帯電させる
には、二成分現像方式では、キャリアと混合・攪拌して
電荷を付与し、また一成分現像方式でも、現像スリーブ
などとの接触により電荷を付与することにより行なわれ
る。いずれの方法によっても、トナーに均一な電荷が与
えられていなければ、現像および転写の際に問題が生じ
る。このため従来、トナー中にはキャリアまたはブレー
ド材などの摩擦帯電系列とは逆の摩擦帯電系列を有する
電荷制御剤を添加している。
【0008】上記したような懸濁重合法により電子写真
用トナーを製造する場合において、従来、電荷制御剤の
添加は、重合性単量体に分散させる方法、重合前に
懸濁媒体中へ添加しておく方法、重合後に懸濁媒体中
へ添加する方法、あるいは懸濁媒体より分離され乾燥
解砕後の微粒子に対して添加する方法のいずれかにより
行なわれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、の方
法では、電荷制御剤が重合性単量体を懸濁媒体へと懸濁
させた際に懸濁媒体よりなる連続相へと移行し、重合体
粒子に有効に含有されない量が多くなる虞れが大きく、
また電荷制御剤の存在による重合性単量体の重合阻害な
いし遅延の発生、さらには重合開始剤のラジカルによる
電荷制御剤の特性の変化の生じる虞れが大きいといった
問題が生じるものであった。
【0010】またの方法では、上記と同様に電荷制御
剤の存在による重合性単量体の重合阻害ないし遅延の発
生、重合開始剤のラジカルによる電荷制御剤の特性の変
化の生じる虞れが大きく、さらには重合体粒子へと付着
せずに瀘液中に流出してしまう電荷制御剤の割合が大き
いという問題があり、の方法でも、瀘液中に流出して
しまう電荷制御剤の割合が大きいという問題があった。
【0011】さらにの方法では、乾燥状態にある微粒
子に対して添加されるものであるので、電荷制御剤は粉
体である必要があり、乾燥粒体同士を混合するために帯
電による混合の不均一性が生じ、また重合体粒子に対す
る電荷制御剤の固着強度が不十分なものとなる虞れが高
いものであった。
【0012】従って本発明は、安定しかつ高品質の電子
写真用トナーを製造する改良された方法を提供すること
を目的とするものである。本発明はまた、懸濁重合によ
る電子写真用トナーの製造方法において、重合工程にお
ける悪影響を及ぼすことなく、電荷制御剤を有効にかつ
強固にトナー粒子へと固着させることのできる電子写真
用トナーの製造方法を提供することを目的とするもので
ある。本発明はまた、電荷制御剤を低コストにてかつ効
率よくトナー粒子に固着させることができる電子写真用
トナーの製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決しようとするための手段】本発明者らは、
上記現状に鑑み鋭意研究を重ねた結果、懸濁重合により
得られた着色球状微粒子を懸濁媒体より瀘過して得られ
る湿潤状態のケーキに対して電荷制御剤を添加するとい
う工程を経ることにより、前記従来技術の有する問題点
が全く見られず、極めて効果的かつ有利に電荷制御剤を
トナー粒子へと固着し得ることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0014】本発明は、重合性単量体を着色剤および/
または磁性粉の存在下に懸濁媒体中に懸濁させて、重合
を行ない、得られる着色球状微粒子を懸濁媒体より瀘過
分離して湿潤ケーキとし、この湿潤ケーキに電荷制御剤
を添加した後、乾燥処理を行ない、解砕してトナーを得
ることを特徴とする電子写真用トナーの製造方法であ
る。
【0015】本発明の電子写真用トナーの製造方法にお
いて、前記電荷制御剤は、湿性状態で添加することが可
能である。本発明の電子写真用トナーの製造方法におい
て、着色球状微粒子を懸濁媒体より瀘過分離する前に、
着色球状微粒子の凝集ないし融着処理を行なうことが望
ましく、さらに好ましくは、着色球状微粒子の重合率が
90%以上となった時点で該懸濁液中に、水不溶性微粒
子を添加した後、50〜98℃の温度にて加熱処理を行
ない、重合熟成を行なうと共に該着色球状微粒子同士を
融着させてブロック状にし、このブロック状粒子を懸濁
媒体より瀘過分離する処理を行なうことが望ましい。
【0016】
【作用】本発明の電子写真用トナーの製造方法において
は、懸濁重合後に懸濁媒体より瀘過分離された着色球状
微粒子の湿潤状態にあるケーキに対して電荷制御剤を添
加する。このように湿潤状態の着色球状微粒子のケーキ
に対して電荷制御剤を添加するものであるために、乾燥
状態の着色微粒子に対して電荷制御剤を添加する場合と
比較して、混合時の帯電等による問題が生じることがな
く、電荷制御剤の分散性が良好なものとなり、着色球状
微粒子に均一に固着させることができるものである。ま
た湿潤状態のものに添加後乾燥処理を行なうものである
ために乾燥状態のものに添加する場合と比較して電荷制
御剤の固着強度も高いものとなる。さらに、このように
湿潤状態のケーキに対して添加するものであるために、
電荷制御剤は乾燥粉体である必要はなく、湿性状態のも
のを用いることができる。湿性状態の電荷制御剤は、電
荷制御剤の乾燥工程での凝集体の粉砕等の処理が不要で
あるために、乾燥粉体と比較して低コストのものであ
り、このような湿性状態のものを用いることにより、電
子写真用トナーを低コストで提供することが可能であ
る。さらにまた、電荷制御剤を懸濁重合後に懸濁液に添
加する場合と比較して、電荷制御剤の着色球状微粒子に
対する付着ロスが少なく、製品品質のロットブレが生じ
る虞れが少なく、また少量の添加によりトナー粒子に効
率よく安定して電荷制御剤を付与できるものである。
【0017】以下、本発明を実施態様に基づきより詳細
に説明する。本発明における着色球状微粒子は、重合性
単量体を着色剤および/または磁性粉の存在下に懸濁媒
体中に懸濁させて重合を行なうことにより得られる。こ
の懸濁重合により得られる着色球状微粒子は3〜50μ
m、好ましくは3.5〜20μmの範囲の粒子径である
が、この粒子径の大きさは、その後の工程を経て本発明
の電子写真用トナーを得る上で極めて重要な意義を有し
ている。懸濁重合以外の重合法、例えば乳化重合法によ
る球状重合体の平均粒子径は通常0.1μm前後であ
り、これを加熱処理、解砕して得られる微粒子は、本発
明の製造方法により得られる着色微粒子に比べて粒子の
形状や粒子径分布が著しく異なったものとなり、これを
トナーとして用いても充分満足しうる画質の画像を得る
ことができない。
【0018】この懸濁重合は、粒子径の規制を行った
後、あるいは粒子径の規制を行ないながら反応を行うこ
とが好ましいが、特に、粒子径の規制を行なった後に反
応を行なうことが好ましい。この粒子径の規制は、例え
ば所定の成分を水性媒体に分散させた懸濁液をT.K.
ホモミキサーあるいはエバラマイルダー等のラインミキ
サーに1回ないし数回通過させることにより行われる。
懸濁重合反応は、通常40〜130℃、好ましくは50
〜90℃の範囲の温度で0.5〜30時間、好ましくは
2〜10時間行なわれる。
【0019】懸濁重合の重合性単量体成分に用いる重合
性単量体としては、従来、懸濁重合により製造される電
子写真用トナーにおいて使用されているものであればい
ずれでも使用でき、特に限定されるものではないが、具
体的には例えば、以下に示すようなものがあり、これら
を単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いること
ができる。
【0020】スチレン、o−メチルスチレン、m−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メトキシスチレン、p−tert−ブチルスチ
レン、p−フェニルスチレン、o−クロルスチレン、m
−クロルスチレン、p−クロルスチレン等のスチレン系
モノマー;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸
ドデシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メチクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、
メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸ステアリル等のアクリル酸あるいはメ
タクリル酸系モノマー;エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリロニトリル。
【0021】また着色球状微粒子を得るために用いる着
色剤は、当業者に周知の染料および顔料等であり、有機
および無機の如何を問わない。その具体例としては、例
えばカーボンブラック、ニグロシン染料、アニリンブル
ー、カルコオイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマ
リンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロ
ー、メチレンブルークロリド、フタロシアニンブルー、
マラカイドグリーンオキザレート、ランプブラック、オ
イルブラック、アゾオイルブラック、ローズベンガル等
が挙げられ、必要であればこれら2種以上を併用して用
いてもよい。
【0022】また、磁性を有する物質、すなわち、磁性
粉として、例えば鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金
属の粉体、マグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の
金属化合物の粉体等が挙げられる。これら磁性粉は単独
でまたは前記着色剤と併用するとができる。
【0023】これら着色剤および/または磁性粉はその
まま用いても良いが、適当な方法で表面を処理した着色
剤および/または磁性粉を用いると該着色剤および/ま
たは磁性粉が均一に分散した着色微粒子が得られ、電子
写真用トナーに用いた場合に高画質の画像が形成される
ので好ましい。例えば、着色剤としてカーボンブラック
を用いた場合は、特開昭63−270,767号および
特開昭63−265,913号に記載のカーボンブラッ
クグラフトポリマーが好適である。また、カーボンブラ
ック以外の着色剤を用いる場合も、特開平1−118,
573号に記載の方法により得れる表面処理された着色
剤が好適である。
【0024】該着色剤および/または該磁性粉の添加量
は、使用する着色剤および/または磁性粉の種類などに
変動するため一概には規定できないが、好ましくは重合
性単量体100重量部に対して1〜200重量部、より
好ましくは1〜100重量部である。
【0025】着色剤および/または磁性粉を用いて着色
球状微粒子を得るには、通常該着色剤および/または磁
性粉を溶解もしくは分散させた重合性単量体を懸濁重合
する方法によるのが簡便であるが、場合によってはそれ
らを存在させずに重合した球状重合体粒子に着色剤およ
び/または磁性粉を適当な溶剤を用いて吸収せしめる方
法によってもよい。
【0026】懸濁重合に用いる安定剤としては、ポリビ
ニルアルコール、デンプン、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ポリアクリル酸ナトリウム、ポリメタクリル酸ナトリウ
ム等の水溶性高分子;アニオン性界面活性剤、カチオン
性界面活性剤、両性イオン界面活性剤、ノニオン性界面
活性剤等の界面活性剤等があり、その他硫酸バリウム、
硫酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、リ
ン酸カルシウム、タルク、粘土、ケイソウ土、金属酸化
物粉末等が用いられる。
【0027】アニオン性界面活性剤としては、オレイン
酸ナトリウム、ヒマシ油カリ等の脂肪酸塩、ラウリル硫
酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル
硫酸エステル塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタ
レンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、ジアルキル
スルホコハク酸塩、アルキルリン酸エステル塩、ナフタ
レンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレンアルキル硫酸エステル塩等がある。ノニオン性
界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルアミン;グリセリン脂肪酸エス
テル、オキシエチレン−オキシプロピレンブロックポリ
マー等がある。カチオン性界面活性剤としては、ラウリ
ルアミンアセテート、ステアリルアミンアセテート等の
アルキルアミン塩、ラウリルトリメチルアンモニウムク
ロライド等の第四級アンモニウム塩等がある。両性イオ
ン界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミンオキサ
イド等がある。
【0028】これら安定剤は、得られる着色球状微粒子
の粒子径が3〜50μm、好ましくは3.5〜20μm
の範囲となるように、その組成や使用量を適宜調節して
使用すべきものである。例えば、安定剤として水溶性高
分子を用いる場合は、重合性単量体成分に対して0.0
1〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%の範囲
とするのが好適である。界面活性剤の場合は、重合性単
量体成分に対して0.01〜10重量%、好ましくは、
0.1〜5重量%の範囲とするのが好適である。
【0029】重合に用いる重合開始剤としては、通常懸
濁重合に用いられる油溶性の過酸化物系あるいはアゾ系
開始剤が利用できる。一例を挙げると、例えば、過酸化
ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化オクタノイル、
オルソクロロ過酸化ベンゾイル、オルソメトキシ過酸化
ベンゾイル、メチルエチルケトンパーオキサイド、ジイ
ソプロピルパーオキシジカーボネート、キュメンハイド
ロパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、
t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベ
ンゼンハイドロパーオキサイド等の過酸化物系開始剤、
2,2´−アゾビスイソブチロニトリル、2,2´−ア
ゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2
´−アゾビス−2,3−ジメチルブチロニトリル、2,
2´−アゾビス−(2−メチルブチロニトリル)、2,
2´−アゾビス−2,3,3−トリメチルブチロニトリ
ル、2,2´−アゾビス−2−イソプロピルブチロニト
リル、1,1´−アゾビス−(シクロヘキサン−1−カ
ルボニトリル)、2,2´−アゾビス−(4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2−(カルバモ
イルアゾ)イソブチロニトリル、4,4´−アゾビス−
4−シアノバレリン酸、ジメチル−2,2´−アゾビス
イソブチレート等がある。該重合開始剤は、重合性単量
体に対して、0.01〜20重量%、特に、0.1〜1
0重量%の範囲で使用されるのが好ましい。
【0030】このようにして重合性単量体成分を懸濁重
合させて着色球状微粒子を得る際に、該単量体成分中に
他の重合体、例えばポリエステル等を存在させてもよ
く、更に、重合度を調整するための連鎖移動剤等公知の
添加剤を適宜配合してもよい。また、ワックス成分を重
合性単量体に配合しておき、該ワックスが内添された着
色微粒子を得ることもできる。こうして得られる着色球
状微粒子は平均粒子径が3〜50μm、好ましくは3.
5〜20μmの範囲で粒子径分布が粒子径の変動係数で
0〜80%、好ましくは1〜50%のコントロールでき
た球状を呈している。
【0031】懸濁重合終了後、着色球状微粒子は瀘過に
より懸濁媒体と分離されるが、着色球状微粒子が微細で
あるために真空吸引などを行なっても所望の瀘過ケーキ
を得るのに長持間を要する。この点から、懸濁重合終了
後あるいは重合終了の直前に着色球状微粒子に対し懸濁
媒体中で凝集処理さらには融着処理を行ない、複数個の
球状微粒子が集合したフロックあるいはブロック状物を
形成した後、瀘過を行なうことが望ましい。
【0032】凝集に際しては公知の凝集剤、例えば、塩
酸等の無機酸、修酸等の有機酸、これらの酸とアルカリ
土類金属、アルミニウムなどから成る水溶性金属塩等を
用いてることができる。ただし、これら公知の凝集剤
は、得られる電子写真用トナーの性能に影響を及ぼす場
合があるので、その使用には注意を要する。
【0033】また本発明者らは、該着色球状微粒子に対
する非溶媒が、高分子物質の単離精製あるいは分別の際
に、沈澱剤として使用することができ、しかも得られる
着色微粒子は公知の凝集剤を用いた場合にみられる欠点
が無いものであることを先に見出した。このような非溶
媒としては、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、石油エー
テル等の炭化水素類、メタノール、エタノール等の低級
アルコール等がある。ここでいう着色球状微粒子に対す
る非溶媒とは、該着色球状微粒子の樹脂を溶解もしくは
分散させない溶剤をいう。このような非溶媒ないし沈澱
剤を用いる場合も、支障のない範囲で公知の凝集剤が併
用して用いられ得ることはいうまでもない。
【0034】さらにまた、本発明者らは、懸濁液中に水
不溶性微粒子を添加した場合、公知の凝集剤を用いた場
合と同様の安定した凝集が得られ、好ましい大きさのブ
ロック状粒子となり、さらにはその後の安定した融着操
作がおこなえ、しかも得られる着色微粒子は公知の凝集
剤を用いた場合にみられるような性能面における問題は
起らないことを見出した。本発明に係わる電子写真用ト
ナーの製造方法の好ましい実施態様においては、このよ
うな水不溶性微粒子を凝集剤として使用する。なお、こ
のような水不溶性微粒子を用いる場合にも、前記したよ
うな非溶媒ないし沈澱剤、あるいは公知の凝集剤を併用
して用いることももちろん可能である。この水不溶性微
粒子は、着色微粒子同士の融着を最適状態に保ち、その
後の解砕性を著しく向上させると共に解砕して得られる
着色微粒子により高い物性を発現させるためのものであ
る。従って、水不溶性微粒子の粒子径は着色球状微粒子
より小さくなければならず、着色球状微粒子の粒子径の
1/2以下となるよう選択して用いるのが好ましい。水
不溶性微粒子としては各種有機微粒子および無機微粒子
が用いられ得る。
【0035】有機微粒子の例としては、架橋、非架橋の
ポリマー微粒子、有機顔料、ワックス類等を挙げること
ができる。架橋および非架橋の樹脂微粒子としては、例
えば、スチレン系樹脂微粒子、アクリル系樹脂微粒子、
メタクリル系樹脂微粒子、ポリエチレン系樹脂微粒子、
ポリプロピレン系樹脂微粒子、シリコーン系樹脂微粒
子、ポリエステル系樹脂粒子、ポリウレタン系樹脂微粒
子、ポリアミド系樹脂微粒子、エポキシ系樹脂微粒子、
ポリビニルブチラール系樹脂微粒子、、ロジン系樹脂微
粒子、テルペン系樹脂微粒子、フェノール系樹脂微粒
子、メラミン系樹脂微粒子、グアナミン系樹脂微粒子等
が挙げられる。有機顔料としては、例えば、ネーブルス
イエロー、ナフトールイエローS、ハンザーイエロー1
0G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローG
R、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローN
CG、タートラジンレーキ等の黄色顔料、モリブデンオ
レンジ、パーマネントオレンジRK、ベンジジンオレン
ジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK等の橙
色顔料、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピ
ラゾロン、レッド4R、ウォッチングレッドカルシウム
塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオ
ミンレーキ、ローダミンレーキB、アザリンレーキ、ブ
リリアントカーミンB等の赤色顔料、ファストバイオレ
ットB、メチルバイオレットレーキ等の紫色顔料、アル
カリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシ
アニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシ
アニンブルー部分塩化物、ファストスカイブルー、イン
ダンスブルーBC等の青色顔料、ビグメントグリーン
B、マラカイトグリーンレーキ、ファナルイエローグリ
ーンG等の緑色顔料等の有機顔料が挙げられる。ワック
ス類としては、例えば、環状法軟化点80〜180℃の
重合体、融点60〜70℃の高融点パラフィンワック
ス、脂肪酸エステル類、およびその部分ケン化物類、高
級脂肪酸類、脂肪酸金属類、高級アルコール類等の微粒
子が挙げられる。
【0036】無機微粒子の例としては、例えば、アルミ
ナ、二酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネ
シウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウ
ム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイ
ソウ土、各種無機酸化物顔料、酸化クロム、酸化セリウ
ム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、
酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸
カルシウム、シリカ微粉体、炭化ケイ素、窒化ケイ素、
炭化ホウ素、炭化タングステン、炭化チタン、カーボン
ブラックなどの粉末ないし粒子が挙げられる。
【0037】さらにこれらの水不溶性微粒子の内で、疎
水性指数(Mw:メタノールウェッタビリティー)が5
以上のものが解砕後得られる電子写真用トナーの耐湿性
や帯電安定性が得られることからより好ましい。その例
としては疎水性シリカ、疎水性チタニア、疎水性ジルコ
ニア等の疎水化処理した各種無機酸化物、ケッチェンブ
ラック、アセチレンブラック、ファーネスブラック等の
導電性カーボンブラック等が挙げられる。
【0038】ここで本発明でいう疎水性指数とは、以下
の手順で得られた数値をいう。 試料0.2gを200mlビーカーに秤取し純水50
mlを加える。 電磁攪拌しながら、液面下へメタノールを加える。 液面上に試料が認められなくなった点を終点とする。 要したメタノール量から次式により疎水化度を算出す
る。 疎水性指数(%)={x/(50+x)}×100 注) x=メタノール使用量(ml) さらに高解像度の画像を発現させるに必要な小粒子径の
トナーの帯電安定性の物性を考慮した場合には、水不溶
性微粒子として導電性微粒子を選択しておくことがより
好ましい。導電性微粒子としては、上述した導電性カー
ボンブラックや酸化アンチモンをドープした酸化チタン
や酸化錫、導電性酸化亜鉛、チタンブラック等が挙げら
れる。
【0039】このような目的に使用する為に、水不溶性
微粒子の粒子径は0.001〜10μmとするのが好ま
しく、より好ましくは0.005〜5μmである。水不
溶性微粒子の粒子径が0.001μmより小さいと、微
粒子の添加による効果、すなわち凝集性、あるいは例え
ば解砕性や電子写真用トナーとして用いる際の流動性、
クリーニング性等の顕著な向上が認められなくなる場合
がある。一方、水不溶性微粒子の粒子径が10μmを越
えると、水不溶性微粒子の添加による効果が小さくな
り、また電子写真用トナーとして用いる際の画像の解像
度向上が認められなくなる場合がある。水不溶性微粒子
の添加量は、使用する水不溶性微粒子の種類や粒子径に
応じて広い範囲とすることができるが、あまりに少量で
は水不溶性微粒子の添加による効果が発現し難く、過度
に多量に用いると電子写真用トナーとして用いる際に帯
電性、環境安定性への悪影響が誘発される場合があるの
で、重合性単量体成分100重量部に対して0.01〜
100重量部とするのが好ましく、より好ましくは0.
1〜50重量部である。なお、本発明を実施するに当っ
ては、これらの水不溶性微粒子を単独あるいは2種以上
併用してもよい。
【0040】また融着処理は、最終的に得られる電子写
真用トナーの表面性状を改質するために極めて重要な工
程である。この融着処理は、例えば、上記手順で得られ
た着色球状微粒子を懸濁重合液内で50〜98℃の温度
条件下に加熱処理して重合熟成を行なって未反応単量体
をさらに重合させるとともに、該着色球状微粒子同士を
融着させてブロック状粒子を得ることにより行なわれ
る。この加熱温度が50℃未満では、着色球状微粒子同
士の融着が全く起らないか若しくは融着したとしても不
充分であり、顕著な表面の改質効果が発現しない。逆に
98℃を越える場合は、過度の融着状態となり、後の解
砕工程が困難であるばかりでなく、得られる着色微粒子
は粒子径分布が非常に大きなものになってしまう。さら
に、100℃を越える場合には、加圧下に行なう必要が
ある。好ましくは60〜95℃の範囲である。こうした
加熱処理によって着色球状微粒子同士は融着するが、そ
の融着状態は所望の処理効果に応じて任意にコントロー
ルすれば良い。ただし、後の解砕工程で均一な粒子径分
布となり、従って電子写真用トナーとして優れた物性の
着色微粒子を得るには、粒子同士の界面が完全に消失し
ない範囲、換言すれば、粒界を残した融着状態とするの
が好適である。
【0041】このように前記着色球状微粒子同士を加熱
融着させるに際し、該懸濁重合体液中の着色球状微粒子
の重合率は、90%以上であることが好ましい。重合率
が100%でも本発明方法は適用できるが、重合率が高
ければ高いほど前記懸濁重合体液を製造するのに長時間
を要するだけでなく、ついで行なわれる加熱温度が高く
なるために、常圧では加熱できず、オートクレーブ等を
使用して加圧下に加熱する必要があるために、若干未反
応単量体が残存する方法が望ましい。したがって、工業
的には、重合率は90〜99%の範囲にあることが好ま
しく、特に93〜99%の範囲にあることが好ましい。
一方、重合率が90%未満では未反応単量体により、着
色球状微粒子が可塑化されるため、加熱により粒子同士
の界面が消失して融着するので、後で解砕する際に融着
前の着色球状微粒子の平均粒子径を得ることが困難とな
るためである。
【0042】さらに、融着して得られる該ブロック状粒
子の嵩密度が0.1〜0.9g/cm3 、特に0.2〜
0.7g/cm3 の範囲の融着状態とするのがより好ま
しい。ブロック状粒子の形状および大きさは制限される
ものではないが、次の工程である粒子の濾過、乾燥、解
砕等を考慮すれば、20〜10,000μm、より好ま
しくは30〜1,000μmの粒子を生成させる方がよ
い。大きさが20μm未満であれば、粒子取出しにおい
て非常に大きなエネルギーあるいは特殊な装置が必要で
あり10,000μm越えると、解砕においてよりエネ
ルギーが必要となる。
【0043】また、この加熱処理は常圧下、減圧下もし
くは加圧下とすることができる。更に、加熱処理時に融
着をより促進させる目的で適当な有機溶剤を用いる事は
自由である。
【0044】なお、このような加熱融着処理を行なう場
合、着色球状微粒子の過度の融着を避けるため、懸濁重
合時に架橋剤を使用してもよい。架橋剤としては、例え
ば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタリン、これらの
誘導体等の芳香族ジビニル化合物、エチレングリコール
ジメタクリレート、ジエチルレングリコールジメタクリ
レート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、アリルメタク
リレート、t−ブチルアミノエチルメタクリレート、テ
トラエチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブ
タンジオールジメタクリレート等のごときジエチレン性
不飽和カルボン酸エステル、N,N−ジビニルアニリ
ン、ジビニルエーテル、ジビニルサルファイド、ジビニ
ルスルホン酸の全てのジビニル化合物および3個以上の
ビニル基を有する化合物が挙げられる。更に、ポリブタ
ジエン、ポリイソプレン、不飽和ポリエステル、クロロ
スルホン化ポリオレフィン等も有効である。
【0045】なお、トナー粒子の表面性状を改質するた
めの融着処理は、上記のごとき懸濁重合液内部における
加熱処理のみならず、例えば、湿潤状態の瀘過ケーキに
対して後述するような電荷制御剤添加前あるいは後にお
いて、温水、水蒸気あるいは加熱湿潤空気などの媒体を
用いて加熱する、あるいは電荷制御剤添加後に加熱乾燥
空気などの媒体を用いて加熱することによっても行ない
得る。
【0046】本発明の電子写真用トナーの製造方法のよ
り好ましい一実施態様においては、懸濁重合により得ら
れた着色球状微粒子の重合率が90%以上となった時点
で該懸濁中に、水不溶性微粒子を添加した後、50〜9
8℃の温度にて加熱処理を行ない、重合熟成を行なうと
共に、該着色球状微粒子同士を融着させて、ブロック状
にする処理が行なわれる。
【0047】必要に応じてこのような処理を行なった
後、着色球状微粒子が懸濁媒体より瀘過分離され、ケー
キが得られる。さらにこのケーキ中に残存する重合開始
剤、界面活性剤等の成分を除去するために、必要に応じ
て、このケーキを水などの洗浄媒体を用いて洗浄するこ
とは任意である。
【0048】しかして本発明の電子写真用トナーの製造
方法においては、懸濁重合後に懸濁媒体より着色球状微
粒子を瀘過分離して得られた湿潤状態のケーキに、電荷
制御剤を添加する。電荷制御剤としては、電子写真分野
で電荷制御剤と呼ばれている物質、例えば、ニグロシ
ン、モノアゾ染料、亜鉛、ヘキサデシルサクシネート、
ナフトエ酸のアルキルエステルまたはアルキルアミド、
ニトロフミン酸、N,N−テトラメチルジアミンベンゾ
フェノン、N,N−テトラメチルベンジジン、トリアジ
ン、サリチル酸金属錯体等のいずれを用いることも可能
であり、かつ本発明においてはこのような電荷制御剤と
呼ばれている物質の通常用いられている乾燥粉体の形態
のみならず、ペースト状などの湿性状態のものを用いる
ことができる。一般に湿性状態のものは、乾燥粉体のも
のと比較して安価であり、製造コストを低く抑える面か
ら湿性状態のものを用いることが望ましい。
【0049】このような電荷制御剤の添加量は、用いら
れる電荷制御剤の種類、その形態等によっても左右され
るが、ケーキ(湿潤重量)100重量部に対して、0.
05〜50重量部、より好ましくは0.1〜30重量部
程度添加される。この添加量が0.05重量部未満であ
ると、最終的に得られるトナー粒子に固着する電荷制御
剤の量が少なくなり、またそのトナー粒子相互間におけ
る電荷制御剤固着量のバラツキが大きくなり、電子写真
用トナーの均一で安定した帯電性が得られなくなる虞れ
が大きい。一方、添加量が50重量部を越えるものであ
ると、環境安定性等の低下の原因ともなる虞れがあるた
めである。
【0050】この電荷制御剤の添加と同時ないしはその
直後に、ケーキ中の着色微粒子と電荷制御剤との混合の
均一性を高めるため、必要に応じて混合器等を用いても
よい。電荷制御剤を添加する際の、湿潤ケーキの含水率
としては、5〜60重量%、より好ましくは10〜50
重量%程度が適当である。含水率が5重量%未満である
と、帯電により混合が不均一になる虞れがあり、一方、
60重量%を越えるものであると電荷制御剤との均一混
合に問題はないが、乾燥時の水分の移行に伴ない電荷制
御剤も移行し結果的に混合が不均一になるの虞れがある
ためである。
【0051】このようにして湿潤ケーキへの電荷制御剤
の添加が終了したら、湿潤ケーキを乾燥させる。乾燥は
熱風乾燥、減圧乾燥、凍結乾燥などの方法により着色微
粒子のTg温度以下の温度で乾燥させることが望まし
い。最後に、乾燥した着色微粒子のブロック状物を、実
質融着前の着色球状微粒子の平均粒径に解砕する。解砕
は、従来から工業的に粉体、粒子等を生産するために用
いられている粉砕機を制限なく使用することができる。
【0052】ここで言う実質融着前の着色球状微粒子の
平均粒子径への解砕の最も理想的な形態は、該着色球状
微粒子同士の界面を完全に消失しない範囲で該粒子同士
を融着させる処理を行なった場合において、ブロック状
粒子の個々の粒子を融着前の着色球状微粒子の単位まで
解砕して融着解砕前の着色球状微粒子が変形しただけの
状態にもどすことである。ただし、融着界面の融着状態
を均一にコントロールすることは実際には困難で、通常
得られる着色微粒子は融着解砕前の着色球状微粒子が変
形すると共に一部欠損したものと、この欠損した部分が
付着して微粒子の混合物として得られる。こうした混合
物であっても得られる着色球状微粒子の平均粒径が融着
解砕前の着色球状微粒子の平均粒径と実質同一であれ
ば、該着色微粒子の性状は最も理想的な形態の場合に比
べてほとんど遜色がない。この際、着色微粒子の平均粒
径が着色球状微粒子の平均粒子径に対して通常20%以
内、好ましくは10%以内、より好ましくは5%以内の
変化率であれば、該着色微粒子と該着色球状微粒子の平
均粒子径は実質同一であると見なすことができる。
【0053】このようにして得られる本発明に係わる電
子写真用トナーは、粒子径および粒子径分布が任意にコ
ントロールできたものであるが、該トナーの帯電性を適
正な状態とするためには、その平均粒子径は3〜50μ
m、好ましくは3.5〜20μm、さらに好ましくは4
〜15μmとするのが、また粒子径分布は粒子径の変動
係数が0〜80%、好ましくは0〜50%とするのが好
適である。ただし、ここで言う粒子径の変動係数とは、
標準偏差を平均粒子径で割った値の百分率である。該着
色微粒子の形状は特に制限されるものではないが、例え
ば、巨視的には球状でありながらその表面が微細な凹凸
を有する粒子や非球状の粒子等が挙げられる。
【0054】また、本発明の製造方法によって得られる
電子写真用トナーには、流動化剤等の通常のトナーに常
用させる添加剤が適宜配合されていてもよい。
【0055】
【実施例】以下、実施例による本発明を詳細に説明する
が本発明は以下の実施例によって限定されるものではな
い。なお、以下実施例および比較例中の「部」は、特に
ことわらない限りすべて重量による。
【0056】実施例1 攪拌機、不活性ガス導入管、還流冷却管および温度計を
備えた反応釜に、ポリビニルアルコール1部を溶解した
脱イオン水2,000部を仕込んだ。そこへ予め調整し
ておいたスチレン585部、ブチルメタクリレート39
0部およびグリシジルメタクリレート25部からなる重
合性単量体にベンゾイルパーオキサイド80部を溶解し
た混合物を仕込み、高速で撹拌して均一な懸濁液とし
た。次いで、窒素ガスを吹き込みながら80℃に加熱
し、この温度で5時間撹拌を続けて重合反応を行なった
後水を除去して反応性基としてエポキシ基を有する重合
体を得た。
【0057】反応性基としてエポキシ基を有する重合体
400部とカーボンブラックMA−100R(三菱化成
工業株式会社製)150部とを加圧ニーダーを用いて1
60℃、100rpmの条件下に混練して反応した後、
冷却しかつ粉砕して着色剤としてのカーボンブラックグ
ラフトポリマーを得た。
【0058】上記と同様の反応釜にアニオン性界面活性
剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部を
溶解した脱イオン水8,970部を仕込んだ。そこへ予
め調整しておいたスチレン800部、アクリル酸n−ブ
チル200部およびジビニルベンゼン0.03部からな
る重合性単量体成分に上記の着色剤としてのカーボンブ
ラックグラフトポリマー500部、アゾビスイソブチロ
ニトリル30部および2,2´−アゾビス(2,4−ジ
メチルバレロニトリル)30部を配合した混合物を仕込
み、T.K.ホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)
により8,000rpmで5分間撹拌して均一な懸濁液
とした。
【0059】次いで、窒素ガスを吹き込みながら65℃
に加熱し、この温度で5時間撹拌を続けて懸濁重合反応
を行なった後、さらに75℃で1時間加熱した結果、重
合率95.0%、平均粒子径が5.82μm、粒子径の
変動係数が20.5%の着色球状微粒子の懸濁液を得
た。75℃に保たれた着色球状微粒子の懸濁液に疎水性
指数50.5を示す疎水性アエロジルR972(日本ア
エロジル社製)10部を予めメタノール100部に分散
させた分散液77部を添加し、さらに1時間加熱を行な
ったところ粒子同士が融着してなる、直径数100μm
が主体となるブロック状物を形成した。これを濾過し、
洗浄した湿潤ケーキ(含水率25%)に有効成分70%
の水性ペースト電荷制御剤(ボントロン[Bontron] S−
34 オリエント化学工業株式会社製)10部を添加
後、スーパーミキサー[SUPER MIXER](タイプV−20
株式会社カワタ製)により1500rpmで5分間攪
拌し均一なケーキとした。これを熱風乾燥機を用いて5
0℃で10時間乾燥し、粒界を残した融着状態で嵩密度
が0.18g/cm3 のブロック状物1400部を得
た。このブロック状物を超音速ジェット粉砕機IDS2
型(日本ニューマチック工業株式会社製)を用い、16
kg/hrのフィード量で解砕し、着色微粒子(1)を
得た。
【0060】得られた着色微粒子(1)をコールターカ
ウンター(アパーチャ100μm)で測定した結果、平
均粒子径が5.78μmで、粒子径の変動係数が17.
5%であった。この着色微粒子(1)をそのまま電子写
真用トナー(1)として用いた。この電子写真用トナー
(1)3.5部とスチレン・アクリルコートフェライト
キャリア FL186−100とを組合せて現像剤を得
た。この現像剤の混合時間を3分間としたときのE−ス
パートアナライザー(ホソカワミクロン株式会社製)に
よるトナーの帯電量は−15.1μC/gであり、逆帯
電は7.5%であった。この現像剤を用いて静電複写機
(タイプ4060 株式会社リコー製)により1万枚の
画像出しを行なった結果、良好な画像が得られた。
【0061】実施例2 実施例1と同様の方法により着色球状微粒子の懸濁液
(2)を得た。75℃に保たれた着色球状微粒子の懸濁
液(2)に疎水性指数50.5を示す疎水性アエロジル
R972(日本アエロジル社製)10部を予めメタノー
ル100部に分散させた分散液77部を添加し、さらに
1時間加熱を行ったところ粒子同士が融着してなる直径
数100μmが主体となるブロック状物を形成した。こ
れを濾過し、洗浄した湿潤ケーキ(含水率35%)に有
効成分60%の水性ペースト電荷制御剤(カヤチャージ
[Kaya charge] N−4 日本化薬株式会社製)35部を
添加後、振動流動乾燥機(VHS−30 V−DRYE
R 中央化工機株式会社製)を用いて真空度20Tor
r、振動数1800rpm、50℃で5時間乾燥し、粒
界を残した融着状態で嵩密度が0.17g/cm3 のブ
ロック状物1400部を得た。このブロック状物を超音
速ジェット粉砕機IDS2型(日本ニューマチック工業
株式会社製)を用い、15kg/hrのフィード量で解
砕し、着色微粒子(2)を得た。
【0062】得られた着色微粒子(2)をコールターカ
ウンター(アパーチャ100μm)で測定した結果、平
均粒子径が5.60μmで、粒子径の変動係数が18.
5%であった。この着色球状微粒子(2)をそのまま電
子写真用トナー(2)として用いた。この電子写真用ト
ナー(2)3.5部とスチレン・アクリルコートフェラ
イトキャリア FL186−100とを組合せて現像剤
を得た。この現像剤の混合時間を3分間としたときのE
−スパートアナライザー(ホソカワミクロン株式会社
製)によるトナーの帯電量は−14.2μC/gであ
り、逆帯電は8.8%であった。この現像剤を用いて静
電複写機(タイプ4060 株式会社リコー製)により
1万枚の画像出しを行なった結果、良好な画像が得られ
た。
【0063】比較例1 実施例1と同様の方法により比較用着色球状微粒子の懸
濁液(1)を得た。75℃に保たれた比較用着色球状微
粒子の懸濁液(1)に疎水性指数50.5を示す疎水性
アエロジルR972(日本アエロジル社製)10部を予
めメタノール100部に分散させた分散液77部を添加
し、さらに1時間加熱を行ったところ粒子同士が融着し
てなる直径数100μmが主体となるブロック状物を形
成した。これを濾過し、洗浄した湿潤ケーキを熱風乾燥
機を用いて50℃で10時間乾燥し、粒界を残した融着
状態で嵩密度が0.18g/cm3 のブロック状物14
00部を得た。このブロック状物を超音速ジェット粉砕
機IDS2型(日本ニューマチック工業株式会社製)を
用い、17kg/hrのフィード量で解砕し、比較用着
色微粒子(1)を得た。得られた比較用着色微粒子
(1)に電荷制御剤(Aizen Spilon Black TRH)14部
を添加し、スーパーミキサー(タイプV−20株式会社
カワタ製)により1500rpmで5分間攪拌し比較用
電子写真用トナー(1)を得た。
【0064】得られた比較用電子写真用トナー(1)を
コールターカウンター(アパーチャ100μm)で測定
した結果、平均粒子径が5.88μmで、粒子径の変動
係数が19.6%であった。また比較用電子写真用トナ
ー(1)3.5部とスチレン・アクリルコートフェライ
トキャリア FL186−100とを組合せて現像剤を
得た。この現像剤の混合時間を3分間としたときのE−
スパートアナライザー(ホソカワミクロン株式会社製)
によるトナーの帯電量は−10.2μC/gであり、逆
帯電は15.1%であった。この現像剤を用いて静電複
写機(タイプ4060 株式会社リコー製)により画像
出しを行なった結果3000枚程度から白場汚染がみら
れ、複写機内を確認したところ機内にトナー飛散がみら
れた。
【0065】比較例2 実施例1と同様の方法により比較用着色球状微粒子の懸
濁液(2)を得た。75℃に保たれた比較用着色球状微
粒子の懸濁液(2)に疎水性指数50.5を示す疎水性
アエロジルR972(日本アエロジル社製)10部を予
めメタノール100部に分散させた分散液77部および
電荷制御剤(カヤ チャージN−4 日本化薬株式会社
製)10部を予めメタノール100部に分散させた分散
液302部を添加し、さらに1時間加熱を行ったところ
粒子同士が融着してなる直径数100μmが主体となる
ブロック状物を形成した。これを濾過し、洗浄した湿潤
ケーキ(水分25%)を熱風乾燥機を用いて50℃で1
0時間乾燥し、粒界を残した融着状態で嵩密度が0.1
6g/cm3 のブロック状物1400部を得た。このブ
ロック状物を超音速ジェット粉砕機IDS2型(日本ニ
ューマチック工業株式会社製)を用い、15kg/hr
のフィード量で解砕し、比較用着色微粒子(2)を得
た。
【0066】得られた比較用着色微粒子(2)をコール
ターカウンター(アパーチャ100μm)で測定した結
果、平均粒子径が5.68μmで、粒子径の変動係数が
20.1%であった。この比較用着色微粒子(2)をそ
のまま比較用電子写真用トナー(2)として用いた。こ
の比較用電子写真用トナー(2)3.5部とスチレン・
アクリルコートフェライトキャリア FL186−10
0とを組合せて現像剤を得た。この現像剤の混合時間を
3分間としたときのE−スパートアナライザー(ホソカ
ワミクロン株式会社製)によるトナーの帯電量は−8.
2μC/gであり、逆帯電は18.2%であった。この
現像剤を用いて静電複写機(タイプ4060 株式会社
リコー製)により画像出しを行なった結果5000枚程
度から白場汚染がみられ、複写機内を確認したところ機
内にトナー飛散がみられた。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、重合性単
量体を着色剤および/または磁性粉の存在下に懸濁媒体
中に懸濁させて、重合を行ない、得られる着色球状微粒
子を懸濁媒体より瀘過分離して湿潤ケーキとし、この湿
潤ケーキに電荷制御剤を添加した後、乾燥処理を行な
い、解砕してトナーを得ることを特徴とする電子写真用
トナーの製造方法であるから、トナー粒子に配合される
電荷制御剤を、各トナー粒子に対して効率よく強固にか
つ均一に固着させることができるものであり、さらに電
荷制御剤として湿性状態のものを用いることができるた
め、コスト的にも有利なものとなる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合性単量体を着色剤および/または磁
    性粉の存在下に懸濁媒体中に懸濁させて、重合を行な
    い、得られる着色球状微粒子を懸濁媒体より瀘過分離し
    て湿潤ケーキとし、この湿潤ケーキに電荷制御剤を添加
    した後、乾燥処理を行ない、解砕してトナーを得ること
    を特徴とする電子写真用トナーの製造方法。
  2. 【請求項2】 電荷制御剤が湿性状態で添加されるもの
    である請求項1に記載の電子写真用トナーの製造方法。
  3. 【請求項3】 着色球状微粒子を懸濁媒体より瀘過分離
    する前に、着色球状微粒子の凝集ないし融着処理を行な
    うものである請求項1または2に記載の電子写真用トナ
    ーの製造方法。
  4. 【請求項4】 着色球状微粒子の重合率が90%以上と
    なった時点で該懸濁液中に、水不溶性微粒子を添加した
    後、50〜98℃の温度にて加熱処理を行ない、重合熟
    成を行なうと共に該着色球状微粒子同士を融着させてブ
    ロック状にし、このブロック状粒子を懸濁媒体より瀘過
    分離するものである請求項1〜3のいずれかに記載の電
    子写真用トナーの製造方法。
JP43A 1992-12-02 1992-12-02 電子写真用トナーの製造方法 Pending JPH06175402A (ja)

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