JPH06173573A - 大口径トンネルの掘削工法 - Google Patents
大口径トンネルの掘削工法Info
- Publication number
- JPH06173573A JPH06173573A JP32441292A JP32441292A JPH06173573A JP H06173573 A JPH06173573 A JP H06173573A JP 32441292 A JP32441292 A JP 32441292A JP 32441292 A JP32441292 A JP 32441292A JP H06173573 A JPH06173573 A JP H06173573A
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Abstract
断面のトンネルを掘削する工法を提供すること。 【構成】 まず、円形のカッタードラムにより、小径先
進坑を通常の掘削機により掘進しておき、その後、より
大径の円形のカッタードラムを傾斜してトンネルを掘削
することにより、所期の楕円形断面の大口径トンネルを
掘削する工法。
Description
工法、特に先行するパイロット掘進機とそれに後行する
リーミング掘削機とにより大口径トンネルを形成する掘
削工法に関する。
は、まず小口径のカッタードラムのトンネルボーリング
マシーンにより先進坑を掘進しておき、この後方に前記
先進坑の口径より大きな大口径のカッタードラムのトン
ネルボーリングマシーンにより拡径したトンネル断面を
得るものが知られる。
口径トンネルの掘削工法は小口径と大口径のいずれも円
筒形のカッタードラムを回転させて掘進するので、その
掘削断面は円形状になり、水路や上下水道等の場合は、
設計断面が円形であるため、特に問題は生じない。しか
し、鉄道、道路等の設計断面は、通常馬蹄形であり、円
形断面のトンネルを掘削した場合には、トンネル下部に
余堀部分が発生し、結果的に不必要な領域まで掘削して
いることになり、この分、余分なコストを要さねばなら
ず不経済であった。
たものであり、その目的は、鉄道、道路等、設計断面が
馬蹄形等のトンネルを構築する際に発生する余堀を低減
することができる大口径トンネルの掘削工法を提供する
ことにある。
掘削工法の基本構成を大幅に変更することなく、前述の
余堀を低減することができる大口径トンネルの掘削工法
を提供することにある。
みてなされたものであり、その要旨は先方のパイロット
掘削機の円形のカッター面を有するカッタードラムによ
り円形の先進坑を掘進し、引き続き前記パイロット掘進
機の後方に設置した上記円形のカッター面よりも大径に
した円形のカッター面を有するリーミング掘削機のカッ
タードラムにより前記掘進した先進坑の外周地盤を掘削
することにより拡径トンネルを形成するトンネルの掘削
工法において、前記リーミング掘削機のカッタードラム
を掘進方向に対して任意の角度に傾斜させて掘削するこ
とにより、所期の楕円形断面のトンネルを得るようにし
た大口径トンネルの掘削工法にある。
把握しながら、トンネルの中心部の芯抜き効果を期待す
ることができ、その後のリーミング掘削機による先進坑
の外周地盤の掘削を容易にする。また、リーミング時の
大口径の円形カッタードラムを傾斜することにより、任
意の拡径した楕円形状の大口径トンネルを形成すること
ができる。
ーミング掘削機について略述し、その機械装置を用いた
大口径トンネルの掘削工法を説明する。
1を掘削するパイロット掘進機Aと、その後方に位置
し、先進孔1に続いてトンネル径を拡大して拡径トンネ
ル2を形成するリーミング掘削機Bとからなる。
ッターを取付けた円形のカッター面3を有するカッター
ヘッド4が油圧モーター5で駆動軸6を介して装置本体
としてのメインフレーム6に回転自在に支持している。
また、メインフレーム6には掘進時の反力を坑壁7にと
るトンネル周方向に自在にした左右のグリッパー8を前
後2箇所に設けると共に、グリッパー8の前方にはカッ
ターヘッド4の下部に前方支持脚9を、また後方の油圧
モーター5の下部に後方支持脚10を設ける。
車11、運転室12を載せた運転台車13及び岩盤にコ
ンクリートを吹き付ける駆動力となるモーター15を載
置した油圧駆動台車14がそれぞれ連設されている。ま
た、16はカッターヘッド4で掘削したズリを後方へ搬
送するベルトコンベアである。
Aによって掘削された先進孔1内に、先部に前方支持グ
リッパーを取り付け、中央部に油圧ジャッキ19を介し
て前後2箇所にグリッパー28を配置し、後部に駆動シ
リンダー20を伸縮することで前後方向に駆動するよう
にした油圧モーター21で回転可能な外周に掘削カッタ
ーを有する大径のカッターヘッド22を取り付ける。カ
ッターヘッド22のさらに後方には運転室を載せた運転
台車、コンベア26を駆動するなどのモーター25を載
置した油圧駆動台車26を連設する。
部を下向きに傾斜することにより、円形のカッターヘッ
ド4で円形に掘削された先進坑1の周囲地盤7を水平方
向に長い大径の楕円形に掘削する。また、このカッター
ヘッド22は上向きに傾斜させてもよく、さらに左右い
ずれかに傾斜させることによってトンネル軸の垂直方向
に長い楕円形の拡大トンネルが得られる。
2は駆動シリンダー20に伸縮可能に傾斜角を固定さ
れ、掘削カッターを設けた拡開するリング状の外周部の
み油圧モーター21で回転するようになっているがこの
他に油圧シリンダー19と枢着して別途設けた油圧シリ
ンダなどにより大径のカッター22の傾斜角を任意の角
度に調節することにより、角度を固定したままで一定楕
円形断面のトンネルを、また傾斜角を掘進途中で変える
ことによりターミナルや他のトンネルとの交差部におけ
る特異な楕円形断面のトンネルを得ることもできる。
て掘進すると、例えば図1に示すように、上方を前方に
下げて傾けると駆動シリンダー20の引付力によってト
ンネル周方向である上方に掘削反力が掛かり、これを防
止して先進坑に沿ってトンネル拡開できるようにするた
めに、大径のカッターヘッド22などの上方から坑壁を
反力として下向きの押付力を自動制御できる押付装置を
別途設けてもよい。
工程を以下に説明する。
0を上げ、グリッパ8を伸長させて坑壁に圧着し、これ
を反力として油圧モーター5により駆動軸6のストロー
クを伸ばしながらカッターヘッド4を回転して図2に示
す小円形の先進坑1を掘進する。一定スパン掘進し終え
ると前方と後方支持脚9,10を下方坑壁に着地してか
らグリッパー8を収縮して坑壁から離して駆動軸6を収
縮させてグリッパを前方に移動してから前方と後方の支
持脚9,10を坑壁から引き上げ、改めて掘進を続け
る。
ッパーを上げ、前後のグリッパー28を坑壁7に接地さ
せ、これを反力として駆動シリンダ20を収縮させて大
径のカッタードラム22を引きながら先進孔の周囲の岩
盤を掘削してトンネルを図3に示す大型の楕円形拡径ト
ンネル2を掘削する。
にパイロット抗としての先進坑を掘削することにより、
先方の地質状況を掌握してカッタードラムの回転数など
をコントロールして地盤に合った大口径のトンネルを掘
削すると共に、先進坑によって大口径のトンネルを掘削
する時に芯抜き状態になってるので効率良く大口径のト
ンネルを得ることができる。
に対してカッタードラムが傾斜しているために大口径の
トンネル断面が楕円形となり、予定する余堀りの少ない
トンネル断面を得ることができる。この場合、カッター
ドラムの傾斜を可変にしておくことにより任意の楕円形
断の大口径トンネルの施工が可能となる。
ング掘削機の全体断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 先方のパイロット掘削機の円形のカッタ
ー面を有するカッタードラムにより円形の先進坑を掘進
し、引き続き前記パイロット掘進機の後方に設置した上
記円形のカッター面よりも大径にした円形のカッター面
を有するリーミング掘削機のカッタードラムにより前記
掘進した先進坑の外周地盤を掘削することにより拡径ト
ンネルを形成するトンネルの掘削工法において、 前記リーミング掘削機のカッタードラムを掘進方向に対
して任意の角度に傾斜させて掘削することにより、所期
の楕円形断面のトンネルを得るようにした大口径トンネ
ルの掘削工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32441292A JP2873529B2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 大口径トンネルの掘削工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32441292A JP2873529B2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 大口径トンネルの掘削工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06173573A true JPH06173573A (ja) | 1994-06-21 |
JP2873529B2 JP2873529B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=18165513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32441292A Expired - Lifetime JP2873529B2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 大口径トンネルの掘削工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2873529B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006241840A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Nishimatsu Constr Co Ltd | セグメント撤去装置 |
CN110238136A (zh) * | 2019-06-19 | 2019-09-17 | 宜昌市燕狮科技开发有限责任公司 | 浮动扩孔刀及使用方法 |
-
1992
- 1992-12-03 JP JP32441292A patent/JP2873529B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006241840A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Nishimatsu Constr Co Ltd | セグメント撤去装置 |
CN110238136A (zh) * | 2019-06-19 | 2019-09-17 | 宜昌市燕狮科技开发有限责任公司 | 浮动扩孔刀及使用方法 |
CN110238136B (zh) * | 2019-06-19 | 2023-09-05 | 宜昌市燕狮科技开发有限责任公司 | 浮动扩孔刀及使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2873529B2 (ja) | 1999-03-24 |
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