JPH0633681A - フライス式掘削機 - Google Patents

フライス式掘削機

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Publication number
JPH0633681A
JPH0633681A JP13261191A JP13261191A JPH0633681A JP H0633681 A JPH0633681 A JP H0633681A JP 13261191 A JP13261191 A JP 13261191A JP 13261191 A JP13261191 A JP 13261191A JP H0633681 A JPH0633681 A JP H0633681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
natural ground
milling
cutter head
cylinder
cutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13261191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Obara
小原由幸
Toshihiko Wada
和田利彦
Norio Mitani
三谷典夫
Kazunari Kawai
川合一成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Komatsu Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Komatsu Ltd
Shimizu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Komatsu Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP13261191A priority Critical patent/JPH0633681A/ja
Publication of JPH0633681A publication Critical patent/JPH0633681A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】発破を用いることなく機械的、自動的に立坑を
掘削することができ、建設公害をなくすと共に、工期及
びコストを低減させる。 【構成】上部筒体7とこの上部筒体7内に摺動自在に嵌
合される下部筒体9と、上部筒体7と下部筒体との間に
連結される伸縮可能な推進用油圧シリンダ10と、油圧
駆動により上部筒体7の外側に突出可能に配設されるメ
イングリッパ13と、油圧駆動により下部筒体9の外側
に突出可能に配設されるフロントグリッパ21と、下部
筒体9に回動自在に支持され油圧駆動により回転するカ
ッタヘッド23と、カッタヘッド23に設けられ油圧駆
動により回転するフライスカッタ27、30とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟岩地山において換気
用、作業用等の比較的小径の円形立坑を掘削するための
フライス式掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軟岩地山において換気用、作業用
等の円形立坑を掘削する場合、立坑径が小さいと、ロー
ドヘッダー等の自由断面掘削機を搬入できないため、発
破併用の掘削方法が主流である。すなわち、坑底ではさ
く岩機、ショベル、火薬を使用して岩盤の掘り下げが行
われ、採掘されたズリは巻上機で坑外に運搬され、掘削
された立坑の内面にはコンクリートライニングが施工さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発破併
用の掘削方法においては、発破による振動、騒音が近隣
に建設公害をもたらすという問題を有し、また、発破作
業には危険がつきまとうと共に、発破の度に作業員が立
坑内から退避しなければならないという問題を有してい
る。さらに、近年の人手不足の背景から作業員の確保が
困難になってきている。
【0004】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、発破を用いることなく機械的、自動的に立坑を掘削
することができ、建設公害をなくすと共に、工期及びコ
ストを低減させることができるフライス式掘削機を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のフライス式掘削機は、上部筒体7とこの上
部筒体7内に摺動自在に嵌合される下部筒体9と、上部
筒体7と下部筒体との間に連結される伸縮可能な推進用
油圧シリンダ10と、油圧駆動により上部筒体7の外側
に突出可能に配設されるメイングリッパ13と、油圧駆
動により下部筒体9の外側に突出可能に配設されるフロ
ントグリッパ21と、下部筒体9に回動自在に支持され
油圧駆動により回転するカッタヘッド23と、カッタヘ
ッド23に設けられ油圧駆動により回転するフライスカ
ッタ27、30とを備えることを特徴としている。な
お、フライスカッタ27、30をカッタヘッド23に傾
斜するように配置してもよいし、又、カッタヘッド23
の先端にスクレーパ31を配設してもよい。また、上記
構成に付加した番号は、理解を容易にするために図面と
対比させるためのもので、これにより本発明の構成が何
等限定されるものではない。
【0006】
【作用】本発明においては、例えば図1に示すように、
先進ボーリング孔2を掘削した後、立坑4内にフライス
式掘削機3を搬入し、油圧シリンダ11、19を駆動さ
せて、メイングリッパ13を地山1に食い込ませて上部
筒体7を地山1に固定し、カッタヘッド23の公転及び
フライスカッタ27、30の自転により掘削を行う。こ
のとき、フライスカッタ27、30が傾斜して配置され
るため、掘削断面は円錐形となり、かつ、スクレーパ3
1の掻き落とし作用により、掘削土砂は容易に先進ボー
リング孔2内に落とされる。掘削の推進は、推進用油圧
シリンダ10を伸張させてカッタヘッド23を下降させ
ることにより行い、1ストロークの掘削が終了すると、
フロントグリッパ21を地山1に食い込ませて下部筒体
9を地山1に固定し、メイングリッパ13を引き戻した
後、推進用油圧シリンダ10を縮めて上部筒体7を下降
させ、再度メイングリッパ13を地山1に食い込ませて
上部筒体7を地山1に固定し、掘削を続行する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明のフライス式掘削機の1実施例を
示す断面図、図2は図1のB−B線に沿って矢印方向か
ら見た断面図、図3は図1のA−A線に沿って矢印方向
から見た断面図、図4は図1のZ方向から見た掘削機の
平面図である。
【0008】図1において、地山1には、先進ボーリン
グ孔2が掘削され、フライス式掘削機3により立坑4を
掘削し、立坑4の内周面に型枠5及びコンクリートライ
ニング6を施工した状態を示している。
【0009】フライス式掘削機3は、上部筒体7とこの
上部筒体7内に摺動自在に嵌合される下部筒体9とを有
し、上部筒体7の下面と下部筒体9の上面とは、8本の
推進用油圧シリンダ10(図の手前側に4本のスラスト
シリンダがある)により連結され、推進用油圧シリンダ
10へ油圧を給排させて推進用油圧シリンダ10を伸縮
させることにより、上部筒体7と下部筒体9とを相対的
に摺動可能にしている。推進用油圧シリンダ10は、ス
ラスト力とカッタヘッドトルクを同時に受け持つことが
できるラチス型配置とし、また、この推進用油圧シリン
ダ10により方向制御も行わせる。
【0010】図2に示すように、上部筒体7の上面に
は、2本の油圧シリンダ11の一端が回動自在に配設さ
れ、これと反対側に2本の枢支軸12が設けられ、該枢
支軸12にメイングリッパ13の一端が回動自在に取付
けられ、メイングリッパ13の他端と油圧シリンダ11
の他端とが軸14を介して回動自在に連結され、油圧シ
リンダ11に油圧を供給させて油圧シリンダ11を伸張
させることにより、メイングリッパ13を枢支軸12を
中心にして回動させ、図1及び図2の2点鎖線で示す如
く、上部筒体7の外側から突出し地山1に食い込ませる
ことにより上部筒体7を地山1に固定できるようにして
いる。このメイングリッパ13は、推進反力を支持する
とともに掘削機本体の固定を行うためのものである。
【0011】下部筒体9の下方には、駆動部を収容する
駆動部用筒体15が設けられ、下部筒体9と駆動部用筒
体15との間にロータリジョイント16、カッタヘッド
駆動用油圧モータ17が配設されている。また、下部筒
体9と駆動部用筒体15との間には、図3に示すよう
に、4本の油圧シリンダ19の一端が回動自在に配設さ
れると共に、枢支軸20にフロントグリッパ21の一端
が回動自在に取付けられ、フロントグリッパ21の他端
と油圧シリンダ19の他端とが軸22を介して回動自在
に連結され、油圧シリンダ19に油圧を供給させて油圧
シリンダ19を伸張させることにより、フロントグリッ
パ21を枢支軸20を中心にして回動させ、図3の2点
鎖線で示す如く、下部筒体9の外側から突出し地山1に
食い込ませることにより下部筒体9を地山1に固定でき
るようにしている。このフロントグリッパ21は、掘削
機3を下部に移動させる盛り替え時に掘削機3を支持す
るとともにカッタヘッドが振れるの防止するためのもの
である。
【0012】ロータリジョイント16には、カッタヘッ
ド23が回転自在に支持されると共に、カッタヘッド2
3は回転駆動部24を介してカッタヘッド駆動用油圧モ
ータ17に連結されている。カッタヘッド23には、2
個のカッタ駆動用油圧モータ25、26が取付けられ、
一方のカッタ駆動用油圧モータ25の下部にフライスカ
ッタ27が固定され、他方のカッタ駆動用油圧モータ2
6の下部には、歯車29を介してフライスカッタ30が
固定されている。これらカッタ駆動用油圧モータ25、
26及びフライスカッタ27、30は、掘削断面が円錐
形となり掘削土砂が先進ボーリング孔2内に落ちやすい
ように、傾斜してカッタヘッド23に配設される。ま
た、図4に示すように、一方のフライスカッタ27は立
坑断面の内側に配置され、他方のフライスカッタ30は
外側に配置され、この配置により全断面の掘削を可能に
している。また、カッタヘッド23の先端で各フライス
カッタ27、30の外周には、掘削土砂を先進ボーリン
グ孔2内に掻き落とすためのスクレーパ31が設けられ
ている。
【0013】上記構成からなる本発明のフライス式掘削
機3を用いて立坑を掘削する方法について説明する。本
発明は比較的小径(例えば直径3m〜5m程度)の立坑
の掘削に好適であり、立坑4を掘削する前に、直径1m
程度の先進ボーリング孔2を掘削する。先進ボーリング
孔2の深さは、立坑4を掘削した土砂が収容できる深さ
とする。
【0014】立坑4内にフライス式掘削機3を搬入し、
油圧シリンダ11、19を駆動させて、メイングリッパ
13を地山1に食い込ませて上部筒体7を地山1に固定
する。フロントグリッパ21は、下部筒体9が移動でき
る程度に押圧させておき、カッタヘッド23の振れ止め
を行う。次に、カッタヘッド駆動用油圧モータ17及び
カッタ駆動用油圧モータ25を駆動させ、カッタヘッド
23及びフライスカッタ27、30を回転させる。カッ
タヘッド23の公転及びフライスカッタ27、30の自
転により、先進ボーリング孔2の周囲の全断面が掘削さ
れる。このとき、フライスカッタ27、30が傾斜して
配置されるため、掘削断面は円錐形となり、かつ、スク
レーパ31の掻き落とし作用により、掘削土砂は容易に
先進ボーリング孔2内に落とされる。
【0015】掘削の推進は、推進用油圧シリンダ10を
伸張させてカッタヘッド23を下降させることにより行
い、1ストロークの掘削が終了すると、フロントグリッ
パ21を地山1に食い込ませて下部筒体9を地山1に固
定し、メイングリッパ13を引き戻した後、推進用油圧
シリンダ10を縮めて上部筒体7を下降させ、再度メイ
ングリッパ13を地山1に食い込ませて上部筒体7を地
山1に固定し、掘削を続行する。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明かなように本発明によ
れば、上部筒体と、該上部筒体内に摺動自在に嵌合され
る下部筒体と、前記上部筒体と下部筒体との間に連結さ
れる伸縮可能な推進用油圧シリンダと、油圧駆動により
上部筒体の外側に突出可能に配設されるメイングリッパ
と、油圧駆動により下部筒体の外側に突出可能に配設さ
れるフロントグリッパと、前記下部筒体に回動自在に支
持され油圧駆動により回転するカッタヘッドと、該カッ
タヘッドに設けられ油圧駆動により回転するフライスカ
ッタとを備えるフライス式掘削機を用いることにより、
発破を用いることなく機械的、自動的に立坑を掘削する
ことができ、建設公害をなくすと共に、工期及びコスト
を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフライス式掘削機の1実施例を示す断
面図
【図2】図1のB−B線に沿って矢印方向から見た断面
【図3】図1のA−A線に沿って矢印方向から見た断面
【図4】図1のZ方向から見た掘削機の平面図
【符号の説明】
1…地山、2…先進ボーリング孔、3…フライス式掘削
機、4…立坑 5…型枠、6…コンクリートライニング、7…上部筒
体、9…下部筒体 10…推進用油圧シリンダ、11…油圧シリンダ、12
…枢支軸 13…メイングリッパ、14…軸、15…駆動部用筒体 16…ロータリジョイント、17…カッタヘッド駆動用
油圧モータ 19…油圧シリンダ、20…枢支軸、21…フロントグ
リッパ 22…軸、23…カッタヘッド、24…回転駆動部 25、26…カッタ駆動用油圧モータ、27、30…フ
ライスカッタ 29…歯車、31…スクレーパ
フロントページの続き (72)発明者 三谷典夫 大阪府枚方市上野3丁目1番1号 (72)発明者 川合一成 大阪府枚方市上野3丁目1番1号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部筒体と、該上部筒体内に摺動自在に嵌
    合される下部筒体と、前記上部筒体と下部筒体との間に
    連結される伸縮可能な推進用油圧シリンダと、油圧駆動
    により上部筒体の外側に突出可能に配設されるメイング
    リッパと、油圧駆動により下部筒体の外側に突出可能に
    配設されるフロントグリッパと、前記下部筒体に回動自
    在に支持され油圧駆動により回転するカッタヘッドと、
    該カッタヘッドに設けられ油圧駆動により回転するフラ
    イスカッタとを備えることを特徴とするフライス式掘削
    機。
  2. 【請求項2】前記フライスカッタを前記カッタヘッドに
    傾斜して配置することを特徴とする請求項1に記載のフ
    ライス式掘削機。
  3. 【請求項3】前記カッタヘッドの先端にスクレーパを配
    設することを特徴とする請求項1または2に記載のフラ
    イス式掘削機。
JP13261191A 1991-06-04 1991-06-04 フライス式掘削機 Pending JPH0633681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13261191A JPH0633681A (ja) 1991-06-04 1991-06-04 フライス式掘削機

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JP13261191A JPH0633681A (ja) 1991-06-04 1991-06-04 フライス式掘削機

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Publication Number Publication Date
JPH0633681A true JPH0633681A (ja) 1994-02-08

Family

ID=15085380

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JP13261191A Pending JPH0633681A (ja) 1991-06-04 1991-06-04 フライス式掘削機

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JP (1) JPH0633681A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109281672A (zh) * 2017-07-21 2019-01-29 中国铁建重工集团有限公司 一种硬岩隧道开挖方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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