JPH0617341Y2 - 電気機器収納ボックスのガスケット部構造 - Google Patents

電気機器収納ボックスのガスケット部構造

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JPH0617341Y2
JPH0617341Y2 JP16219588U JP16219588U JPH0617341Y2 JP H0617341 Y2 JPH0617341 Y2 JP H0617341Y2 JP 16219588 U JP16219588 U JP 16219588U JP 16219588 U JP16219588 U JP 16219588U JP H0617341 Y2 JPH0617341 Y2 JP H0617341Y2
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gasket
door
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fitting
electrical equipment
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JP16219588U
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Inventor
一郎 高木
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内外電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、積算電力量計やその他の計器,スイッチ類
等を収納し、分電盤等を構成する電気機器収納ボックス
のガスケット部構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の電気機器収納ボックスでは、防水,防
塵,および防湿構造とするために、扉とボックス本体と
の間にガスケットを設けている。第6図および第7図
は、そのガスケット部の取付構造の一般的な例を各々示
す。
第6図の例は、ボックス本体101の開口縁のフランジ
102にガスケット103を両面接着テープ104で貼
付けている。105は扉である。
第7図の例は、嵌合溝107を有するガスケット106
を扉105の縁部に嵌合し、かつ嵌合面で接着剤により
接着している。
〔考案が解決しようとする課題〕
第6図の例は、両面接着テープ104を貼り、その後に
ガスケット103を位置合わせしながら貼付けなければ
ならず、非常に手間がかかる。そのうえ、補助資材とし
て両面接着テープ104を必要とするため、コスト増加
の原因となる。
第7図の例は、単に嵌合溝107で圧入状態に嵌合した
だけでは、ガスケット106の経時劣化等によって嵌合
状態が緩むため、接着剤が使用される。しかし、接着剤
を使用するため、接着剤で作業者の手や材料等を汚さな
いように気を配りながらガスケット106の嵌合作業を
行わなければならず、作業性が非常に悪い。しかも、嵌
合溝からはみ出した接着剤でガスケット106や扉10
5を汚すことがある。また、補助資材として接着剤を必
要とするため、コスト増加の原因となる。
また、近年、電気機器収納ボックスの設置場所全体の色
彩の統一を図るような意匠的な要望が強く、電気機器収
納ボックスにも多種の色彩のものが要望される。そのた
め、在庫品を顧客の指定色に再度塗装し直すことも度々
生じる。このような場合、一度装着したガスケットを剥
がし、塗装後に再度装着することが必要となる。
しかし、第6図や第7図の例のようにガスケット10
3,106を両面接着テープ104や接着剤で接着する
ものでは、ガスケット103,106を剥がして再装着
する作業が非常に困難である。
この考案の目的は、ガスケットの取付けを容易に行え、
しかもガスケットが外れ難く、また接着剤のような補助
資材を必要とせずにガスケットの取付けが行える電気機
器収納ボックスのガスケット部構造を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の電気機器収納ボックスのガスケット部構造
は、ガスケットの横断面を取付部と薄肉のシール片とか
らなるものとする。前記取付部は、電気機器収納ボック
スのボックス本体または扉を構成する板材の縁部に嵌合
する嵌合溝を設ける。この嵌合溝の内面と前記板材の縁
部の嵌合溝嵌合面との一方に嵌合溝長手方向に沿う係止
溝を設け、他方に前記係止溝と係合する係止突条を設け
る。
〔作用〕
この考案の構成によると、ガスケットの嵌合溝にボック
ス本体または扉を構成する板材の縁部が嵌入し、かつ係
合突条と係合溝とが係合することによりガスケットが取
付けられる。このとき、係合突条と係合溝との係合によ
り抜け止め作用が得られる。また、薄肉のシール片がボ
ックス本体または扉に押しつけられることにより、防
水,防塵,防湿作用が得られる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図および第2図に基づいて説
明する。
ガスケット1は、横断面が取付部2と薄肉の2枚のシー
ル片3とからなる紐状のものであり、ゴムまたはビニル
等の弾性のある合成樹脂で全体を一体に成形してある。
ゴムまたは合成樹脂は軟質でも硬質でも良いが、シール
片3は取付部2よりも軟質とすることが望ましい。2枚
のシール片3は、互いにハ字状に先端側が広がってい
る。取付部2は、底部が円弧状断面形状の広がり部4a
となった嵌合溝4を有し、嵌合溝4の両側の内面部分に
係合突条5が突設してある。係合突条5は、断面形状が
略三角形のものであり、ガスケット1の全長に沿って設
けてある。
嵌合溝4は、金属製の板材からなる扉6の縁部6aに嵌
合する幅であり、扉6の縁部6aには係合突条5が係合
する係合溝7を両面に形成する。
第2図はこのガスケット1を装着した電気機器収納ボッ
クスを示す。ボックス本体9の開口周縁の立上がりフラ
ンジ9bに扉6が蝶番10で開閉回動自在に取付けてあ
る。ガスケット1は、扉6の縁部6aの全周に嵌着され
る。ガスケット1は環状に連続したものでも、また1本
の直線状のものであっても良い。ガスケット1のシール
片3は、扉6を閉じることによりボックス本体9の肩部
9aに押し付けられる。
この構成によると、ガスケット1のシール片3がボック
ス本体9の肩部9aに押し付けられて密着する。シール
片3は、薄肉であるため、柔らかに変形し、良好な密着
性が得られる。そのため、優れた防水,防塵,防湿効果
が得られる。
扉6の蝶番10で支持した辺では、扉6を開けたときに
ボックス本体9との間の隙間が小さくなり、そのためガ
スケット1をこじらせる圧縮力が作用する。しかし、薄
いシール片3でボックス本体9に接するため、ガスケッ
ト1は柔らかに変形し、扉6の開閉動作を妨げることが
ない。嵌合溝4には円形状の広がり部4aを設けている
が、広がり部4aにおける余裕のため、扉6の縁部6a
に対してガスケット1が若干傾くことができる。そのた
め前記のように扉6を開けるときにガスケット1にこじ
れを生じることが緩和され、より一層扉6の円滑な開閉
が行える。
ガスケット1は、嵌合溝4で扉6の縁部6aに嵌合し、
かつ係合突条5が扉6の係合溝7に係合するため、抜け
止め作用が得られ、容易に扉6から外れることがない。
ガスケット1に抜け方向の外力が作用する場合は、係合
溝7および係合突条5の長手方向の一部だけでなく、あ
る程度の長さ範囲で抜け出し力を受けることができる。
そのため確実な抜け止めが行える。
ガスケット1を扉6に取付けるときは、嵌合溝4を扉6
の縁部6aに押し込むだけで良く、接着等が不要であ
り、容易に取付けることができる。係合突条5が突出し
ているが、ガスケット1を長手方向の一部ずつ順に嵌合
させることにより、取付部5がほとんど抵抗とならずに
容易に嵌合させることができる。ガスケット1を取外す
場合も、一端から順次行うと容易に取り外せる。このよ
うにガスケット1の着脱が容易であるため、例えば電気
機器収納ボックスを再塗装する作業も容易に行える。ま
た、接着剤のような補助資材が不要であるため、コスト
が安価になる。
第3図ないし第5図はガスケットの変形例を示す。第3
図(A)のガスケット1は、係合突条5を片側のみに
設けたものである。片側のみであっても、充分な抜け止
め作用が得られる。第3図(B)のガスケット1は、
嵌合溝4′を矩形の断面形状とし、係合突条5を両側に
設けたもの、第3図(C)のガスケット1は、嵌合溝
4′を矩形の断面形状とし、係合突条5を片側に設けた
ものである。第4図(A)〜(D)のガスケット1
は、各々シール片3を4枚設けたたものである。第
5図(A)〜(D)のガスケット1〜112は、シール片
3′を袋状に形成したものである。このようにシール片
3′を形成してもひれ状のシール片3の場合と同様な各
効果が得られる。
なお、前記各実施例は、係合突条5を1本のみとした
が、係合突条5を複数本設けても良く、その場合抜け止
め効果が向上する。係合突条5の断面形状は、矩形ある
いは台形等に形成しても良い。ガスケット1は、扉6の
代わりに、ボックス本体9の立ち上りフランジ9bに嵌
合させても良い。また、ガスケット1に係合溝を設け、
電気機器収納ボックス側に係合突条を設けても良い。し
かし、電気機器収納ボックスは金属板等からなるため、
電気機器収納ボックス側を係合溝とした方が加工が容易
である。
〔考案の効果〕
この考案の電気機器収納ボックスのガスケット部構造
は、ボックス本体または扉を構成する板材の縁部に嵌合
する嵌合溝をガスケットに設け、この嵌合溝および前記
板材の嵌合溝嵌合面の一方に係合溝を設け、他方に嵌合
突条を設けたので、これら係合突条と係合溝との係合に
より確実な抜け止め作用が得られる。そのため、接着剤
が不要であり、ガスケットを嵌込むだけで簡単に取付け
ることができる。この場合に、ガスケットを長手方向の
一端から順次他端へ嵌込むことにより、係合突条によっ
て大きな抵抗を生じることなく簡単にガスケットの取付
けが行える。一方、ガスケットの取付状態においてガス
ケットに抜け方向の外力が作用する場合は、係合溝およ
び係合突条の長手方向の一部だけでなくある程度の長さ
範囲で抜け出し力を受けることができるので、確実な抜
け止めが行える。また、ガスケットには薄肉のシール片
を設けたので、シール片が柔らかに弾性変形して密着性
が良く、良好な防水,防塵,防湿機能が得られる。しか
も、シール片が薄肉であるため、扉の蝶番付近等のよう
に開閉に伴って隙間が変動するような箇所に用いた場合
にも、容易に変形して開閉を妨げず、かつ確実なシール
が行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図はその電
気機器収納ボックスの断面図、第3図(A)〜(C),
第4図(A)〜(D),および第5図(A)〜(D)は
各々この考案の他の実施例におけるガスケットの断面
図、第6図は従来例の断面図、第7図は他の従来例の断
面図である。 1,1〜112……ガスケット、2……取付部、3,
3′……シール部、4,4′……嵌合溝、5……係合突
条、6……扉、6a……縁部、7……係合溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気機器収納ボックスのボックス本体と扉
    との一方に取付けられて他方との間を密閉する紐状のガ
    スケットを設け、このガスケットの横断面は取付部と薄
    肉のシール片とからなり、前記取付部は、前記ボックス
    本体または扉を構成する板材の縁部に嵌合する嵌合溝を
    有し、この嵌合溝の内面と、前記板材の縁部の嵌合溝嵌
    合面との一方に嵌合溝長手方向に沿う係止溝を設け、他
    方に前記係止溝と係合する係止突条を設けた電気機器収
    納ボックスのガスケット部構造。
JP16219588U 1988-12-14 1988-12-14 電気機器収納ボックスのガスケット部構造 Expired - Lifetime JPH0617341Y2 (ja)

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JPH0282078U JPH0282078U (ja) 1990-06-25
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