JPH0527756Y2 - - Google Patents
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- JPH0527756Y2 JPH0527756Y2 JP1988026327U JP2632788U JPH0527756Y2 JP H0527756 Y2 JPH0527756 Y2 JP H0527756Y2 JP 1988026327 U JP1988026327 U JP 1988026327U JP 2632788 U JP2632788 U JP 2632788U JP H0527756 Y2 JPH0527756 Y2 JP H0527756Y2
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- sleeve
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Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、建物壁体の内外貫通孔に設置される
ウオールスリーブに関する。
ウオールスリーブに関する。
[従来の技術]
従来のウオールスリーブは、例えば実開昭62−
40384号公報に記載の如く、壁体の貫通孔に装入
される筒体と、筒体の外側開口部に螺着されて壁
体の外壁面に当接する外側フランジと、筒体の内
側開口部に螺着されて壁体の内壁面に当接する内
側フランジと、外側フランジの開口部に螺着され
る外側キヤツプと、内側フランジの開口部に螺着
される内側キヤツプとから構成されている。
40384号公報に記載の如く、壁体の貫通孔に装入
される筒体と、筒体の外側開口部に螺着されて壁
体の外壁面に当接する外側フランジと、筒体の内
側開口部に螺着されて壁体の内壁面に当接する内
側フランジと、外側フランジの開口部に螺着され
る外側キヤツプと、内側フランジの開口部に螺着
される内側キヤツプとから構成されている。
また、従来のウオールスリーブは、その設置時
に、外側フランジの裏面と壁体の外壁面との間に
湿式シール材料(コーキング材料)を充填するこ
とにより、防水処理を施すこととしている。
に、外側フランジの裏面と壁体の外壁面との間に
湿式シール材料(コーキング材料)を充填するこ
とにより、防水処理を施すこととしている。
[考案が解決しようとする課題]
ところで、上記従来のウオールスリーブにあつ
ては、壁体の構造の相違によつて壁厚の異なる複
数種類の壁体のそれぞれに同一仕様のウオールス
リーブを用いる場合には、筒体に対する外側フラ
ンジと内側フランジの螺着量を変えることにて対
処する必要がある。しかしながら、ウオールスリ
ーブを壁体に対して確実に固定するためには、筒
体と外側フランジおよび内側フランジとの間に一
定以上の螺着量を確保する必要がある。このこと
は、筒体に対する外側フランジと内側フランジの
螺着量の変化幅を大きくとることは妥当でないこ
とを意味し、結果として、従来のウオールスリー
ブにあつては壁厚の広範な相違に対応するのに困
難がある。
ては、壁体の構造の相違によつて壁厚の異なる複
数種類の壁体のそれぞれに同一仕様のウオールス
リーブを用いる場合には、筒体に対する外側フラ
ンジと内側フランジの螺着量を変えることにて対
処する必要がある。しかしながら、ウオールスリ
ーブを壁体に対して確実に固定するためには、筒
体と外側フランジおよび内側フランジとの間に一
定以上の螺着量を確保する必要がある。このこと
は、筒体に対する外側フランジと内側フランジの
螺着量の変化幅を大きくとることは妥当でないこ
とを意味し、結果として、従来のウオールスリー
ブにあつては壁厚の広範な相違に対応するのに困
難がある。
また、従来のウオールスリーブは、その設置に
際し、外側フランジと内側フランジを筒体に対し
螺動すなわち回転するものであるため、外側フラ
ンジの裏面と内側フランジの裏面が相対する壁体
の外壁面と内壁面のそれぞれに対し滑り動く。こ
のことは、壁体の外壁面、内壁面に損傷を与える
等の不都合を招く。
際し、外側フランジと内側フランジを筒体に対し
螺動すなわち回転するものであるため、外側フラ
ンジの裏面と内側フランジの裏面が相対する壁体
の外壁面と内壁面のそれぞれに対し滑り動く。こ
のことは、壁体の外壁面、内壁面に損傷を与える
等の不都合を招く。
また、従来のウオールスリーブにおいては、前
述の如くの湿式シール材料を用いることにより防
水処理を施すこととしているから、湿式シール材
料の充填量および施工技術のむらにより、良好な
防水性能、外観を確保するのに困難がある。ま
た、外側フランジは湿式シール材料をこする如く
に回転されて筒体に螺着されるから、湿式シール
材料に損傷を与えその防水機能を損なうおそれも
ある。
述の如くの湿式シール材料を用いることにより防
水処理を施すこととしているから、湿式シール材
料の充填量および施工技術のむらにより、良好な
防水性能、外観を確保するのに困難がある。ま
た、外側フランジは湿式シール材料をこする如く
に回転されて筒体に螺着されるから、湿式シール
材料に損傷を与えその防水機能を損なうおそれも
ある。
本考案は、壁厚の広範な相違に容易に対応して
設置でき、かつ壁体の外壁面や内壁面に損傷を与
えずに設置できるウオールスリーブを提供するこ
とを目的とする。
設置でき、かつ壁体の外壁面や内壁面に損傷を与
えずに設置できるウオールスリーブを提供するこ
とを目的とする。
また、本考案は、良好な防水性能、外観を容易
に確保できるウオールスリーブを提供することを
目的とする。
に確保できるウオールスリーブを提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本考案は、建物壁体の内外貫通孔に設置される
ウオールスリーブにおいて、壁体の外側から上記
貫通孔に装入され、壁体の外壁面に当接するフラ
ンジ部を備える外側スリーブと、壁体の内側から
上記貫通孔に装入され、壁体の内壁面に当接する
フランジ部を備える内側スリーブと、外側スリー
ブの開口部に装着される外側キヤツプと、内側ス
リーブの開口部に装着される内側キヤツプと、外
側スリーブと内側スリーブの一方に設けられる挿
通孔に挿通され外側スリーブと内側スリーブの他
方に設けられるナツトに螺合する止ねじとを有し
てなり、止ねじが外側スリーブ、内側スリーブ、
外側キヤツプ及び内側キヤツプによつて囲まれる
空間内で外側スリーブ及び内側スリーブを結合せ
しめるようにしたものである。
ウオールスリーブにおいて、壁体の外側から上記
貫通孔に装入され、壁体の外壁面に当接するフラ
ンジ部を備える外側スリーブと、壁体の内側から
上記貫通孔に装入され、壁体の内壁面に当接する
フランジ部を備える内側スリーブと、外側スリー
ブの開口部に装着される外側キヤツプと、内側ス
リーブの開口部に装着される内側キヤツプと、外
側スリーブと内側スリーブの一方に設けられる挿
通孔に挿通され外側スリーブと内側スリーブの他
方に設けられるナツトに螺合する止ねじとを有し
てなり、止ねじが外側スリーブ、内側スリーブ、
外側キヤツプ及び内側キヤツプによつて囲まれる
空間内で外側スリーブ及び内側スリーブを結合せ
しめるようにしたものである。
また、本考案は、外側スリーブのフランジ部の
裏面側にリング状の乾式シール部材を装着するよ
うにしたものである。
裏面側にリング状の乾式シール部材を装着するよ
うにしたものである。
[作用]
本考案のウオールスリーブにあつては、壁体の
外側から装入される外側スリーブと内側から装入
される内側スリーブとを止ねじにより結合せしめ
ることにより、外側スリーブと内側スリーブとが
そららのフランジ部により壁体を挟圧して該壁体
に設置される。また、建物の内外に延在すること
となる配管をこのウオールスリーブに挿通する使
用時には両スリーブの開口部から外側キヤツプと
内側キヤツプを取外し、上記配管の非挿通時には
両スリーブの開口部を外側キヤツプと内側キヤツ
プのそれぞれにて盲状に閉塞することとなる。
外側から装入される外側スリーブと内側から装入
される内側スリーブとを止ねじにより結合せしめ
ることにより、外側スリーブと内側スリーブとが
そららのフランジ部により壁体を挟圧して該壁体
に設置される。また、建物の内外に延在すること
となる配管をこのウオールスリーブに挿通する使
用時には両スリーブの開口部から外側キヤツプと
内側キヤツプを取外し、上記配管の非挿通時には
両スリーブの開口部を外側キヤツプと内側キヤツ
プのそれぞれにて盲状に閉塞することとなる。
したがつて、本考案によれば、外側スリーブと
内側スリーブは壁体の壁厚の相違に応じて両者の
相対位置を変化させることとなるが、それら両ス
リーブは両者の相対位置がいか様に変化しても止
ねじにて常に確実に結合される。
内側スリーブは壁体の壁厚の相違に応じて両者の
相対位置を変化させることとなるが、それら両ス
リーブは両者の相対位置がいか様に変化しても止
ねじにて常に確実に結合される。
また、外側スリーブと内側スリーブとはその設
置に際し、それらのフランジ部を壁体の外壁面と
内壁面のそれぞれに対して滑り動くことなく、単
に圧接するのみとなる。したがつて、壁体の外壁
面、内壁面に損傷を与えることがない。
置に際し、それらのフランジ部を壁体の外壁面と
内壁面のそれぞれに対して滑り動くことなく、単
に圧接するのみとなる。したがつて、壁体の外壁
面、内壁面に損傷を与えることがない。
すなわち、壁厚の広範な相違に容易に対応して
設置でき、かつ壁体の外壁面や内壁面に損傷を与
えずに設置できる。
設置でき、かつ壁体の外壁面や内壁面に損傷を与
えずに設置できる。
また、止ねじが外側スリーブ、内側スリーブ、
外側キヤツプ及び内側キヤツプによつて囲まれる
空間内で外側スリーブ及び内側スリーブを結合せ
しめているので、外側キヤツプ及び内側キヤツプ
を取り外しても、取り付けても止ねじが目立た
ず、良好な外観が得られる。
外側キヤツプ及び内側キヤツプによつて囲まれる
空間内で外側スリーブ及び内側スリーブを結合せ
しめているので、外側キヤツプ及び内側キヤツプ
を取り外しても、取り付けても止ねじが目立た
ず、良好な外観が得られる。
また、本考案によれば、外側スリーブのフラン
ジ部の裏面側に乾式シール部材が装着されるか
ら、湿式シール材料を用いる場合に比して、施工
現場における防水処理作業がなくなり、良好な防
水性能、外観を容易に確保できる。なお、外側ス
リーブと内側スリーブとが前述の如く止ねじによ
り結合され、この乾式シール部材にはフランジ部
の壁面に対する圧接力が作用するのみで回転力が
作用しないから、乾式シール部材に損傷を与える
ことがなく良好な防水性能を確保できる。
ジ部の裏面側に乾式シール部材が装着されるか
ら、湿式シール材料を用いる場合に比して、施工
現場における防水処理作業がなくなり、良好な防
水性能、外観を容易に確保できる。なお、外側ス
リーブと内側スリーブとが前述の如く止ねじによ
り結合され、この乾式シール部材にはフランジ部
の壁面に対する圧接力が作用するのみで回転力が
作用しないから、乾式シール部材に損傷を与える
ことがなく良好な防水性能を確保できる。
[実施例]
第1図は本考案の一実施例に係るウオールスリ
ーブを示す断面図、第2図は第1図の−線に
沿う矢視図、第3図は第1図の−線に沿う矢
視図、第4図はウオールスリーブの設置状態を示
す断面図である。
ーブを示す断面図、第2図は第1図の−線に
沿う矢視図、第3図は第1図の−線に沿う矢
視図、第4図はウオールスリーブの設置状態を示
す断面図である。
ウオールスリーブ10は、第4図に示す如く、
建物壁体1の内外貫通孔2に設置される。1Aは
外壁面、1Bは内壁面である。
建物壁体1の内外貫通孔2に設置される。1Aは
外壁面、1Bは内壁面である。
ウオールスリーブ10は、外側スリーブ11
と、内側スリーブ12と、外側キヤツプ13と、
内側キヤツプ14と、止ねじ15と、乾式シール
部材16とを有して構成される。
と、内側スリーブ12と、外側キヤツプ13と、
内側キヤツプ14と、止ねじ15と、乾式シール
部材16とを有して構成される。
外側スリーブ11は、合成樹脂からなり、長い
略円筒状本体部17を壁体1の外側から上記貫通
孔2に装入され、壁体1の外壁面1Aに当接する
フランジ部18を備える。外側スリーブ11の開
口部19には合成樹脂からなる外側キヤツプ13
が着脱自在に螺着される。13Aは螺着操作用の
ノブ、20はパツキンである。
略円筒状本体部17を壁体1の外側から上記貫通
孔2に装入され、壁体1の外壁面1Aに当接する
フランジ部18を備える。外側スリーブ11の開
口部19には合成樹脂からなる外側キヤツプ13
が着脱自在に螺着される。13Aは螺着操作用の
ノブ、20はパツキンである。
内側スリーブ12は、合成樹脂からなり、短い
略円筒状本体部21を壁体の内側から上記貫通孔
2に装入され、壁体の内壁面1Bに当接するフラ
ンジ部22を備える。内側スリーブ12の開口部
23には合成樹脂からなる内側キヤツプ14が着
脱自在に螺着される。14Aは螺着操作用のノブ
である。
略円筒状本体部21を壁体の内側から上記貫通孔
2に装入され、壁体の内壁面1Bに当接するフラ
ンジ部22を備える。内側スリーブ12の開口部
23には合成樹脂からなる内側キヤツプ14が着
脱自在に螺着される。14Aは螺着操作用のノブ
である。
外側スリーブ11の本体部17における開口部
19から遠い側の内面の周方向3位置には、ナツ
ト24がインサート成形にて配設されている。他
方、内側スリーブ12の本体部21における内面
の周方向3位置には、上記ナツト24に対応する
挿通孔25が形成されている。前述の止ねじ15
は、挿通孔25に挿通され、ナツト24に螺合さ
れる。しかして、壁体1に設けられるウオールス
リーブ10の内外のフランジ部18,22の相互
間隔は、ナツト24に対する止ねじ15の螺着位
置の調整により調節できることとなる。これによ
り、ウオールスリーブ10は壁体1の壁厚の変化
に対応できる。なお、本考案の具体的実施例で
は、同一仕様のウオールスリーブ10を、147mm
〜160mmの壁厚に共用できる。
19から遠い側の内面の周方向3位置には、ナツ
ト24がインサート成形にて配設されている。他
方、内側スリーブ12の本体部21における内面
の周方向3位置には、上記ナツト24に対応する
挿通孔25が形成されている。前述の止ねじ15
は、挿通孔25に挿通され、ナツト24に螺合さ
れる。しかして、壁体1に設けられるウオールス
リーブ10の内外のフランジ部18,22の相互
間隔は、ナツト24に対する止ねじ15の螺着位
置の調整により調節できることとなる。これによ
り、ウオールスリーブ10は壁体1の壁厚の変化
に対応できる。なお、本考案の具体的実施例で
は、同一仕様のウオールスリーブ10を、147mm
〜160mmの壁厚に共用できる。
また、前述の乾式シール部材16は、リング状
をなし、外側スリーブ11のフランジ部18の裏
面側に装着される。乾式シール部材16は、例え
ば連続気泡の発泡材料からなるクツシヨン性本体
部16Aと、本体部16Aの一面側に設けられフ
ランジ部18の裏面に接合する例えばアクリル系
粘着テープ16Bと、本体部16Aの他面側に設
けられ壁体1の外壁面1Aに当接する例えば非加
硫ブチル系ゴム16Cとからなる。上記乾式シー
ル部材16は、ゴム16Cの弾性変形により外壁
面1Aの凹凸を吸収するとともに、本体部16A
の圧縮率を75%以上確保することにより、所定の
防水性能を確保できる。
をなし、外側スリーブ11のフランジ部18の裏
面側に装着される。乾式シール部材16は、例え
ば連続気泡の発泡材料からなるクツシヨン性本体
部16Aと、本体部16Aの一面側に設けられフ
ランジ部18の裏面に接合する例えばアクリル系
粘着テープ16Bと、本体部16Aの他面側に設
けられ壁体1の外壁面1Aに当接する例えば非加
硫ブチル系ゴム16Cとからなる。上記乾式シー
ル部材16は、ゴム16Cの弾性変形により外壁
面1Aの凹凸を吸収するとともに、本体部16A
の圧縮率を75%以上確保することにより、所定の
防水性能を確保できる。
次に、上記実施例の作用について説明する。
ウオールスリーブ10にあつては、壁体1の外
側から装入される外側スリーブ11と内側から装
入される内側スリーブ12とを内側キヤツプ14
を取外した状態で止ねじ15により結合せしめる
ことにより、外側スリーブ11と内側スリーブ1
2とがそれらのフランジ部18,22により壁体
1を挟圧して該壁体1に設置される。また、建物
の内外に延在することとなる配管をこのウオール
スリーブ10に挿通する使用時には両スリーブ1
1,12の開口部から外側キヤツプ13と内側キ
ヤツプ14を取外し、上記配管の非挿通時には両
スリーブ11,12の開口部を外側キヤツプ13
と内側キヤツプ14のそれぞれにて盲状に閉塞す
ることとなる。
側から装入される外側スリーブ11と内側から装
入される内側スリーブ12とを内側キヤツプ14
を取外した状態で止ねじ15により結合せしめる
ことにより、外側スリーブ11と内側スリーブ1
2とがそれらのフランジ部18,22により壁体
1を挟圧して該壁体1に設置される。また、建物
の内外に延在することとなる配管をこのウオール
スリーブ10に挿通する使用時には両スリーブ1
1,12の開口部から外側キヤツプ13と内側キ
ヤツプ14を取外し、上記配管の非挿通時には両
スリーブ11,12の開口部を外側キヤツプ13
と内側キヤツプ14のそれぞれにて盲状に閉塞す
ることとなる。
したがつて、上記実施例によれば、外側スリー
ブ11と内側スリーブ12は壁体1の壁厚の相違
に応じて両者の相対位置を変化させることとなる
が、それら両スリーブ11,12は両者の相対位
置がいか様に変化しても止ねじ15にて常に確実
に結合される。
ブ11と内側スリーブ12は壁体1の壁厚の相違
に応じて両者の相対位置を変化させることとなる
が、それら両スリーブ11,12は両者の相対位
置がいか様に変化しても止ねじ15にて常に確実
に結合される。
また、外側スリーブ11と内側スリーブ12と
はその設置に際し、それらのフランジ部18,2
2を壁体1の外壁面1Aと内壁面1Bのそれぞれ
に対して滑り動くことなく、単に圧接するのみと
なる。したがつて、壁体1の外壁面1A、内壁面
1Bに損傷を与えることがない。
はその設置に際し、それらのフランジ部18,2
2を壁体1の外壁面1Aと内壁面1Bのそれぞれ
に対して滑り動くことなく、単に圧接するのみと
なる。したがつて、壁体1の外壁面1A、内壁面
1Bに損傷を与えることがない。
すなわち、ウオールスリーブ10にあつては、
壁厚の広範な相違に容易に対応して設置でき、か
つ壁体1の外壁面1Aや内壁面1Bに損傷を与え
ずに設置できる。
壁厚の広範な相違に容易に対応して設置でき、か
つ壁体1の外壁面1Aや内壁面1Bに損傷を与え
ずに設置できる。
また、止ねじ15が、外側スリーブ11、内側
スリーブ12、外側キヤツプ13及び内側キヤツ
プ14によつて囲まれる空間内で外側スリーブ1
1及び内側スリーブ12を結合せしめているの
で、止ねじ15が目立たず、良好な外観が得られ
る。また、配管の非挿通時には、両スリーブ1
1,12の開口部19,23を外側キヤツプ13
及び内側キヤツプ14のそれぞれにて盲状に閉塞
することとなるので、止ねじ15を視界から完全
に遮蔽することができる。
スリーブ12、外側キヤツプ13及び内側キヤツ
プ14によつて囲まれる空間内で外側スリーブ1
1及び内側スリーブ12を結合せしめているの
で、止ねじ15が目立たず、良好な外観が得られ
る。また、配管の非挿通時には、両スリーブ1
1,12の開口部19,23を外側キヤツプ13
及び内側キヤツプ14のそれぞれにて盲状に閉塞
することとなるので、止ねじ15を視界から完全
に遮蔽することができる。
また、上記実施例によれば、外側スリーブ11
のフランジ部18の裏面側に乾式シール部材16
が装着されるから、湿式シール材料を用いる場合
に比して、施工現場における防水処理作業がなく
なり、良好な防水性能、外観を容易に確保でき
る。なお、外側スリーブ11と内側スリーブ12
とが前述の如く止ねじ15により結合され、この
乾式シール部材16にはフランジ部18の壁面に
対する圧接力が作用するのみで回転力が作用しな
いから、乾式シール部材16に損傷を与えること
がなく良好な防水性能を確保できる。
のフランジ部18の裏面側に乾式シール部材16
が装着されるから、湿式シール材料を用いる場合
に比して、施工現場における防水処理作業がなく
なり、良好な防水性能、外観を容易に確保でき
る。なお、外側スリーブ11と内側スリーブ12
とが前述の如く止ねじ15により結合され、この
乾式シール部材16にはフランジ部18の壁面に
対する圧接力が作用するのみで回転力が作用しな
いから、乾式シール部材16に損傷を与えること
がなく良好な防水性能を確保できる。
[考案の効果]
以上のように、本考案のウオールスリーブによ
れば、壁厚の広範な相違に容易に対応して設置で
き、かつ壁体の外壁面や内壁面に損傷を与えずに
設置できる。
れば、壁厚の広範な相違に容易に対応して設置で
き、かつ壁体の外壁面や内壁面に損傷を与えずに
設置できる。
また、本考案のウオールスリーブによれば、良
好な防水性能、外観を容易に確保できる。
好な防水性能、外観を容易に確保できる。
第1図は本考案の一実施例に係るウオールスリ
ーブを示す断面図、第2図は第1図の−線に
沿う矢視図、第3図は第1図の−線に沿う矢
視図、第4図はウオールスリーブの設置状態を示
す断面図である。 1……壁体、1A……外壁面、1B……内壁
面、10……ウオールスリーブ、11……外側ス
リーブ、12……内側スリーブ、13……外側キ
ヤツプ、14……内側キヤツプ、15……止ね
じ、16……乾式シール部材、18,22……フ
ランジ部、24……ナツト、25……挿通孔。
ーブを示す断面図、第2図は第1図の−線に
沿う矢視図、第3図は第1図の−線に沿う矢
視図、第4図はウオールスリーブの設置状態を示
す断面図である。 1……壁体、1A……外壁面、1B……内壁
面、10……ウオールスリーブ、11……外側ス
リーブ、12……内側スリーブ、13……外側キ
ヤツプ、14……内側キヤツプ、15……止ね
じ、16……乾式シール部材、18,22……フ
ランジ部、24……ナツト、25……挿通孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 建物壁体の内外貫通孔に設置されるウオール
スリーブにおいて、壁体の外側から上記貫通孔
に装入され、壁体の外壁面に当接するフランジ
部を備える外側スリーブと、壁体の内側から上
記貫通孔に装入され、壁体の内壁面に当接する
フランジ部を備える内側スリーブと、外側スリ
ーブの開口部に装着される外側キヤツプと、内
側スリーブの開口部に装着される内側キヤツプ
と、外側スリーブと内側スリーブの一方に設け
られる挿通孔に挿通され外側スリーブと内側ス
リーブの他方に設けられるナツトに螺合する止
ねじとを有してなり、止ねじが外側スリーブ、
内側スリーブ、外側キヤツプ及び内側キヤツプ
によつて囲まれる空間内で外側スリーブ及び内
側スリーブを結合せしめることを特徴とするウ
オールスリーブ。 (2) 外側スリーブのフランジ部の裏面側にリング
状の乾式シール部材を装着した請求項1記載の
ウオールスリーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988026327U JPH0527756Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988026327U JPH0527756Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01132885U JPH01132885U (ja) | 1989-09-08 |
JPH0527756Y2 true JPH0527756Y2 (ja) | 1993-07-15 |
Family
ID=31247848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988026327U Expired - Lifetime JPH0527756Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0527756Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017217472A1 (ja) * | 2016-06-17 | 2017-12-21 | 積水化学工業株式会社 | 建築物に区画貫通孔を形成するためのスリーブ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014141996A (ja) * | 2013-01-22 | 2014-08-07 | Sekisui Chem Co Ltd | 配管・配線用スリーブとそれを用いた壁の貫通部構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5735811U (ja) * | 1980-08-04 | 1982-02-25 | ||
JPS59547U (ja) * | 1982-06-24 | 1984-01-05 | 愛三工業株式会社 | 内燃機関のバイパス空気量調整装置 |
Family Cites Families (1)
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JPS59158781U (ja) * | 1983-04-11 | 1984-10-24 | 武興工業株式会社 | 配管用壁スリ−ブ |
-
1988
- 1988-02-29 JP JP1988026327U patent/JPH0527756Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5735811U (ja) * | 1980-08-04 | 1982-02-25 | ||
JPS59547U (ja) * | 1982-06-24 | 1984-01-05 | 愛三工業株式会社 | 内燃機関のバイパス空気量調整装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017217472A1 (ja) * | 2016-06-17 | 2017-12-21 | 積水化学工業株式会社 | 建築物に区画貫通孔を形成するためのスリーブ |
JPWO2017217472A1 (ja) * | 2016-06-17 | 2019-04-04 | 積水化学工業株式会社 | 建築物に区画貫通孔を形成するためのスリーブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01132885U (ja) | 1989-09-08 |
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