JPH06173010A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JPH06173010A
JPH06173010A JP34092792A JP34092792A JPH06173010A JP H06173010 A JPH06173010 A JP H06173010A JP 34092792 A JP34092792 A JP 34092792A JP 34092792 A JP34092792 A JP 34092792A JP H06173010 A JPH06173010 A JP H06173010A
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manifold
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cooling means
exhaust
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Kosuke Kyogoku
光祐 京極
Izumi Kato
和泉 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱処理装置のマニホールドやそれに連結され
た排気装置の排気配管等からのアウトガス量を減じるこ
とで、熱処理終了後の反応チェンバーの減圧時間を短縮
し、装置のスループットを向上させ、かつ、熱処理体の
品質を高く維持する。 【構成】 熱処理装置の反応チャンバー隔壁の下端部に
取り付けられたマニホールド及び該マニホールドの該排
気口に連結された排気配管の周囲に冷却手段を設ける。 【効果】 熱処理後、反応チャンバー圧力を所望のベー
ス圧力まで降下させる時間が短縮され、スループットが
向上する。また、熱処理中に発生する反応生成物の装置
への付着を減じることができるので、付着物による熱処
理体の品質劣化を防ぎ、また、均一性を高く維持するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空ロードロック式熱処
理装置に関し、特に熱処理後の反応チャンバー圧力を1
-7Torr以下の高真空領域まで排気するものに関する。
【0002】
【従来技術】従来の熱処理装置で反応チャンバーのベー
ス圧力及び被熱処理体の搬送圧力が10-7Torr以下であ
るような装置においては、その高真空を達成するために
様々な排気系を持った排気装置が使用されてきた。図1
にはそのような排気装置の一例が示されている。この排
気装置は、2つの排気系から成る。第1の排気系は、被
処理体を処理する前、またはその後において反応チャン
バー11を10-7Torr以下の高真空領域に排気するため
のものである(図において上方の排気系)。該排気系に
は、バルブ15b、高真空ポンプ17、バルブ15c、
ポンプ18bが順に連結されている。
【0003】第2の排気系(図において下方の排気系)
は、被処理体を処理する間、反応チャンバー11を所定
の真空度に維持するためのものである。この排気系は、
トラップ14、バルブ15a、コンダクタンス可変バル
ブ16、ポンプ18aが順に連結されている。
【0004】これら排気系は次のように操作される。ま
ず、第1の排気系により、反応チャンバー11は10-7
Torr以下の真空領域に排気され、バルブが閉じられる。
次に、反応ガスがガス導入口12より、反応チャンバー
11に導入される。反応チャンバー11は、処理の間第
2の排気系のポンプ18aにより引き続き排気される
が、コンダクタンス可変バルブ16を調節して反応チャ
ンバー11は所定の真空度に維持される。
【0005】その間に、反応チャンバー11内に配置さ
れた被処理体上に物質が堆積し、薄膜が形成されるが、
被処理体に堆積しなかった反応物などの不要な生成物は
ポンプ18aにより第2の排気系へと排出され、トラッ
プ14に捕捉される。
【0006】処理終了後、バルブ15aが閉じられ、再
度第1の排気系により10-7Torr以下の真空領域に排気
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】反応チャンバーのベー
ス圧力及び被熱処理体の搬送圧力が10-7Torr以下であ
る超高真空の真空ロードロック式熱処理装置において、
装置のスループットを向上させるためには、熱処理後に
反応チャンバーを所定のベース圧力に戻す時間を短縮す
ることが最も効果的である。
【0008】しかし、上記のように排気装置によって所
望の高真空度を得ようとしてもヒーターの温度がある程
度以上の高温である場合、ヒーターからの熱によって反
応チャンバーと排気装置とを繋ぐマニホールドや排気装
置の排気配管が過熱状態となり、それらからのアウトガ
スが増大するために効果的に減圧することができない。
【0009】また、処理の種類によっては、熱処理の
間、前記マニホールド等の温度が低いと、熱処理によっ
て発生する反応生成物がそれらに付着し、延いては被熱
処理体上のパーティクル増加につながる。
【0010】また、反応チャンバー隔壁とマニホールド
との接合部に備えられた密閉部材の熱劣化もパーティク
ルの増加原因となる。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明はこのよ
うなアウトガスの増大を抑えることで、従来技術の排気
装置のままで反応チャンバーを速やかにベース圧力まで
降下せしめ、装置のスループットを向上させるととも
に、熱処理によって発生する反応生成物の装置内への付
着を減じて熱処理体の品質を高く維持することを目的と
する。
【0012】上記目的を達成する本発明は、冷却手段ま
たは冷却手段と加熱手段を熱処理装置の反応チャンバー
隔壁の下端部に取り付けられたマニホールド及び該マニ
ホールドの排気口に連結された排気配管に設けてなるこ
とを特徴とする熱処理装置である。
【0013】
【作用】本発明の装置において、熱処理中は加熱手段に
よってマニホールド、排気配管等を加熱し、熱処理後は
それらを冷却手段によって冷却する。
【0014】
【実施例】図2は本発明に従った熱処理装置の一実施例
の部分断面図である。数字41で示したものが本発明の
冷却手段であり、数字42で示したものが加熱手段であ
る。数字43で示したものは密閉部材を冷却するための
冷却手段である。
【0015】熱処理装置の作動過程の概略を述べると、
フランジ28にボートテーブル29及び被熱処理体支持
ボート30が取り付けられており、それらがマニホール
ド23の下方に取り付けられたエレベーターチャンバー
(図示せず)内に収容されているときに前記被熱処理体
支持ボート30に被熱処理体31を配置する。次にフラ
ンジ28が上昇し、マニホールド23の下端部に密接し
て反応チャンバー20を密閉する。このとき、被熱処理
体31は反応チャンバー20内にある。反応チャンバー
20がその外側を囲むように取り付けられたヒーター3
2によって所望の温度まで加熱される。次に反応ガス導
入口24から反応ガスが導入され、仕切管22の内側を
上昇し被熱処理体31に所定の反応を行う。その後、反
応ガスは仕切管22と反応チャンバー隔壁21との間を
下降して、マニホールド23に設けられた排気口25か
ら排気される。
【0016】熱処理後、反応チャンバーをベース圧力ま
で下げるのに要する時間の多少が装置のスループットに
大きく影響する。我々の実験によれば、ヒーターの温度
と熱処理直後の反応チャンバー圧力との間に下記の表1
のようなデータが得られた。
【表1】 表1 ヒーター温度(℃) 反応チャンバー圧力(Torr) 常温 3×10-8 600 2×10-7 750 8×10-7 900 5×10-6 ヒーターの温度が高くなるにつれて反応チャンバー圧力
が高くなっているのは、ヒーターからの熱で過熱状態と
なっているマニホールド23や排気配管27からのアウ
トガスの増大によるものである。
【0017】本発明では、600℃以上の温度で熱処理
を行った場合に、前記アウトガスの増大を抑えて反応チ
ャンバー圧力を速やかに10-8Torrのレベルまで下げる
ために前記マニホールド23及び排気配管27の周囲に
冷却手段41を設けた。この冷却手段は、例えば冷却液
を流す管状のものでもよい。この冷却手段は熱処理中は
作動せず、熱処理終了後に作動して前記マニホールド等
を急速に冷却し、それらからのアウトガスの発生量を低
減させる。
【0018】熱処理の種類によっては、処理の間、前記
マニホールド23等が低温状態にあると熱処理によって
発生した反応生成物がマニホールド等に付着し、それに
よって熱処理中の被熱処理体31上のパーティクルが増
加するという不都合が生じる。そこで本発明の他の実施
例には更に、前記マニホールド23及び排気配管27の
周囲に加熱手段42を設けてある。
【0019】この実施例では熱処理終了後に冷却手段4
1によって冷却されたマニホールド等を、次ぎの熱処理
開始までに前記加熱手段42によって加熱することで、
反応生成物がそれらに付着することを防ぐことができ
る。熱処理終了後は前記加熱手段の作動を停止させ、前
記冷却手段を作動させて前記マニホールド等を急速に冷
却し、それらからのアウトガスを減じることで速やかに
反応チャンバー圧力をベース圧力まで降下させることが
できる。
【0020】図2には前記冷却手段41及び加熱手段4
2がマニホールド23及び排気配管27の外側に設けら
れているように示してあるが、マニホールド、排気配管
等の管壁内に設けてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明に従うと、熱処理後、反応チャン
バー圧力をベース圧力まで降下させるのに要する時間を
短縮することができるので、スループットの向上を果す
ことができる。
【0022】また、熱処理中に発生する反応生成物がマ
ニホールド、排気配管等に付着する量を著しく減させる
ことによって熱処理体の品質を高く維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】排気装置を連結した熱処理装置の略示図であ
る。
【図2】本発明の熱処理装置で、加熱及び冷却手段を備
えた一実施例の部分断面図である。
【符号の説明】
21 反応チャンバー隔壁 23 マニホールド 25 排気口 26 真空密閉部材 27 排気配管 41 冷却手段 42 加熱手段 43 密閉部材冷却手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石英等の高純度材料からなる反応チャン
    バー隔壁と、該反応チャンバー隔壁によって形成された
    反応チャンバーを加熱するために該反応チャンバー隔壁
    の周囲に配置されたヒーターと、前記反応チャンバー隔
    壁の開口端部に接合されたマニホールドと、該マニホー
    ルドの開口部を遮蔽するフランジからなる熱処理装置に
    おいて、 前記マニホールド及び該マニホールドの排気口に連結さ
    れた排気配管に冷却手段を設け、該冷却手段が熱処理終
    了後に作動することを特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置であって、 更に、前記マニホールド及び該マニホールドの排気口に
    連結された排気配管に加熱手段を設け、該加熱手段が熱
    処理中に作動し、該冷却手段が熱処理終了後に作動する
    ことを特徴とする熱処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の装置であって、 前記冷却手段又は前記冷却手段及び加熱手段がマニホー
    ルド及び排気配管の外側に設けられているところの装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の装置であって、 前記冷却手段又は前記冷却手段及び加熱手段がマニホー
    ルド及び排気配管の管壁内に設けられているところの装
    置。
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JP2628264B2 (ja) 1997-07-09

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