JPH06172860A - 高磁束密度一方向性電磁鋼板の安定製造方法 - Google Patents

高磁束密度一方向性電磁鋼板の安定製造方法

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JPH06172860A
JPH06172860A JP4290671A JP29067192A JPH06172860A JP H06172860 A JPH06172860 A JP H06172860A JP 4290671 A JP4290671 A JP 4290671A JP 29067192 A JP29067192 A JP 29067192A JP H06172860 A JPH06172860 A JP H06172860A
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secondary recrystallization
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最終冷延を強圧下率で行う高磁束密度一方向
性電磁鋼板の製造方法において、連続鋳造スラブを用い
た場合に発生する線状二次再結晶不良を防止し、特に低
鉄損を狙ってSi含有量を上げると一層増加する線状二
次再結晶不良を解決する。 【構成】 C,Si,Mn,S,酸可溶性Al,Nを所
定量だけ含有する溶鋼を連続鋳造し、1320℃以上で
加熱後に熱延し、焼鈍し、冷延し、脱炭焼鈍し、仕上高
温焼鈍する製造方法において、連続鋳造時のバルジング
割れに起因する0.05%以上のSの濃厚偏析部を少な
くとも鋳片の片側については、製品板厚の表面から53
μmに対応する位置から内側に制御した連続鋳造片を用
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟磁性材料として電気
機器の鉄心に用いられる、磁束密度の高い一方向性電磁
鋼板を連続鋳造片を出発材料として安定的に製造する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一方向性電磁鋼板は軟磁性材料として変
圧器あるいは発電機の鉄心として使用され、磁気特性と
して磁化特性と鉄損特性が良好でなければならない。磁
化特性の良否はかけられた一定の磁場で鉄心内に誘起さ
れる磁束密度(Bで代表)の大小により決まる。磁束
密度の大きい材料は電気機器を小さくできるので望まし
い。
【0003】鉄損(W17/50で代表)は鉄心に所定
の交流磁場をかけた場合に熱として消費される電力損失
である。鉄損の良否に対しては磁束密度、板厚、不純物
量、比抵抗、結晶粒大きさの影響がある。最近、省エネ
ルギー動向を反映してこの鉄損の少ない一方向性電磁鋼
板の要求が大きくなっている。
【0004】一方向性電磁鋼板は熱延と冷延により最終
板厚になった鋼板を仕上高温焼鈍することにより、{1
10}〈001〉方位を有する一次再結晶粒が選択的に
優先成長する、いわゆる二次再結晶によって得られる。
二次再結晶を生じさせるには、仕上高温焼鈍前の鋼板中
に微細なMnS,AlN等の析出物を存在させることに
より、仕上高温焼鈍中の{110}〈001〉方位以外
の一次再結晶粒成長を抑える(インヒビター効果)必要
がある。
【0005】二次再結晶を安定的に行わせる金属組織的
な条件として二次再結晶発現前の鋼板は、微細な析出
物(インヒビター)が均一、微細に存在する、結晶粒
が均一である、適切な一次再結晶集合組織を持つ、で
あることが知られている。
【0006】このような二次再結晶挙動を制御すること
により、正確な{110}〈001〉方位粒の割合を多
くすることによって磁束密度を高めることができる。磁
束密度の高い製品は電気機器の小型化と同時に鉄損の改
善も可能にするので、高磁束密度一方向性電磁鋼板の製
造技術の確立が重要である。代表技術として田口悟等に
よる特公昭40−15644号公報、及び特公昭51−
13469号公報記載の方法がある。
【0007】ところで、現行の鉄鋼製品の製造におい
て、連続鋳造法はほぼ100%適用されており、方向性
電磁鋼板の製造においても同様である。しかしながら、
連続鋳造スラブを1280℃以上の高温に加熱後、熱延
により製造した鋼板を出発素材として得た成品には、し
ばしば圧延方向に連続した二次再結晶不良部(線状二次
再結晶不良と略称する)が発生し、磁性の劣る場合があ
った。
【0008】これらの対策として、M.F.Littm
anは特開昭48−53919号公報に連続鋳造スラブ
から2回の熱延工程を経て熱延板を作る技術を提案して
いる。さらに板倉昭等は特公昭50−37009号公報
において、高磁束密度一方向性珪素鋼板の製造に際して
連続鋳造したスラブから2回の熱延工程を経て熱延板を
作る技術を提案している。
【0009】しかしながら、これら先行技術は、いずれ
も2回の熱延工程を経て熱延板を得る技術であり、連続
鋳造による利点を充分に生かした技術とは言えない。そ
の後、連続鋳造スラブを用いた製造法として、塩崎守雄
等の特開昭53−19913号公報、松本文夫等の特開
昭54−120214号公報に示された技術が提案され
た。しかしながら、これらの技術はいずれも設備の対応
措置を新たに講ずる必要がある。
【0010】また、これらの対策を行っても線状二次再
結晶不良の発生を完全に解決するに到っていない。すな
わち、最近では省エネルギーを目的とした低鉄損一方向
性電磁鋼板の要求が高まっているが、これに応えるため
には磁束密度を高めること、Si含有量を高めることが
重要である。
【0011】特に特公昭40−15644号公報による
技術は1回圧延法であるため製造コストが安く、高磁束
密度の一方向性電磁鋼板が得られるので、高Si化が可
能になれば、鉄損向上が大である。しかるに、この方法
においてSi含有量を高めると二次再結晶不良の発生が
急激に増加し、特にこのような高Siの場合において、
連続鋳造スラブを用いた際に発生する線状二次再結晶不
良は一層増加するため、Si量が3.0%を超えると工
業的な安定生産が極めて困難になっていた。
【0012】これは、板倉昭等による特開昭48−51
852号公報に述べられているようにSi含有量を増や
すと二次再結晶の発生に適切なAlNの確保が難しくな
り、特に連続鋳造スラブを用いた場合にはこの不適切な
AlNによる二次再結晶の不良がより顕著になるためと
考えられていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、最終冷延を
強圧下率で行う高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法
において、連続鋳造スラブを用いた場合に発生する線状
二次再結晶不良を完全に防止し、特に低鉄損を狙ってS
i含有量を上げると一層増加する線状二次再結晶不良を
解決することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】連続鋳造スラブを用いた
一方向性電磁鋼板の製造方法において発生する線状二次
再結晶不良の原因は、特開昭48−53919号公報で
指摘されているように、熱延に先だって行われるスラブ
加熱により結晶粒が過大に成長し、熱延板に大きな延伸
粒が残存することであるとされている。
【0015】そして、この考え方を踏襲した対策が高磁
束密度一方向性電磁鋼板についても、特公昭50−37
009号公報で提案された。本発明者等は、このように
考えられていた線状二次再結晶不良の原因の他に新たな
発生要因を見いだし、以下の発明を完成した。
【0016】即ち、本発明の要旨は以下の通りである。
【0017】重量で、Si:3.05〜4.60%、
C:0.023〜0.095%、Mn:0.03〜0.
17%、S:0.014〜0.037%、酸可溶性A
l:0.018〜0.048%、total N:0.
0050〜0.0095%、残部:Fe及び不可避的不
純物を含む溶鋼を連続鋳造し、鋳片を1320℃以上に
加熱し、熱延し、850〜1150℃の温度域で短時間
の焼鈍を行い、圧下率80%以上の強冷延をし、脱炭焼
鈍を行い、仕上高温焼鈍時の焼き付き防止を目的とした
焼鈍分離剤を塗布し、二次再結晶を主目的とした仕上高
温焼鈍を行う一方向性電磁鋼板の製造方法において、連
続鋳造時のバルジング割れに起因する0.050%以上
のSの濃厚偏析部を少なくとも鋳片の片側については、
製品板厚の表面から53μmに対応する位置から内側に
制御した連続鋳造片を用いることを特徴とする高磁束密
度一方向性電磁鋼板の安定製造方法。
【0018】連続鋳造片を、熱延に先だって加熱する
に際し、バルジング割れに起因するS濃厚偏析部を製品
板厚の表面から53μmに対応する位置から内側に制御
した鋳造側の面を加熱炉の上面側に置くことを特徴とす
る1記載の安定製造方法。
【0019】熱延板焼鈍の前に圧下率45%以下の冷
延を行い、かつ最終冷延後の製品板厚が0.23mm以
下であることを特徴とする1又は2記載の安定製造方
法。
【0020】熱延板を850〜1120℃で焼鈍する
ことを特徴とする3記載の安定製造方法。
【0021】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明者等は連続鋳造スラブを用いた高磁束密度一方向性
電磁鋼板の製造において発生する線状二次再結晶不良の
原因を詳細に調査し、その一部については、鉄と鋼,6
7(1981),S1201で報告した。この報告以
来、さらに研究を続けた結果、新たな知見を得て本発明
を完成した。
【0022】以下に本発明を詳述する。 C:0.06%、Si:3.0%、Mn:0.08%、
S:0.025%、酸可溶性Al:0.027%、T.
N:0.008%を含有する250mm厚の連続鋳造ス
ラブを約1400℃に加熱後に2.3mm厚の熱延板と
し、1120℃で3minの焼鈍後、室温まで急冷却を
行い、0.3mm厚まで冷延を行い、湿水素雰囲気で8
50℃で3minの脱炭焼鈍を行い、MgOを塗布し、
1200℃で20hrの仕上高温焼鈍を行った。
【0023】線状二次再結晶不良は図1に示すように圧
延方向に連続して発生する。そこで調査として、その成
品のマクロ組織が図1に示すように正常部、線状二次再
結晶部に対応する圧延方向に隣接した脱炭焼鈍板につい
て、金属組織、集合組織を比較し、図2に結果を示す。
【0024】さらに仕上焼鈍の途中で試料を引き出し、
二次再結晶進行過程について金属組織の変化を観察し、
図3に結果を示す。図3に示されるように、又既に知ら
れているように、二次再結晶は表面部から発生する。
【0025】発生した二次再結晶粒は正常部では板厚方
向に速やかに、円滑に成長するが、線状二次再結晶不良
部では板厚1/4近傍の位置で成長が止まっている。焼
鈍がさらに進むと正常部では二次再結晶粒が一次再結晶
粒の全域を喰い、二次再結晶が完了する。
【0026】線状二次再結晶不良部では二次再結晶粒の
成長が遅れている間に、ゴス方位粒とは限らない表面粒
が粒成長し、最終段階まで二次再結晶粒に喰われずに残
るために二次再結晶不良になると考えられる。このよう
に、線状二次再結晶不良の直接の原因は板厚1/4近傍
の位置で成長が止まることであるので、その位置に対応
した脱炭焼鈍板での特異点を調査した。
【0027】図2に示されるように、線状二次再結晶不
良対応部は正常部に比べ板厚1/4近傍での一次再結晶
粒径が大きく、{111}面方位粒の少ない集合組織に
なっていることが分かる。一般に、{110}方位二次
再結晶粒が成長するに際し、喰われる一次再結晶粒は小
さく、集合組織としては{111}面方位粒であること
が、その速やかな成長に有利である。従って、板厚1/
4近傍位置での一次再結晶粒径が大きく、{111}面
方位粒が少ない線状二次再結晶不良部で、二次再結晶粒
の成長が遅れることが理解できる。
【0028】この板厚1/4近傍での金属結晶粒組織の
二つの特徴をもたらす原因を調査した。その結果、線状
二次再結晶対応部は正常部に比べ、熱延板の集合組織
として、{100}面方位が強く、{111}面方位が
弱い、延板での析出物であるMnSが大きく、かつ分
散が疎である、ことが分かった。
【0029】特に、このMnS分散状態が疎であること
は一次再結晶粒が大きくなる原因でもあり、極めて興味
があり、連続鋳造スラブを用いた高磁束密度一方向性電
磁鋼板の製造で発生する線状二次再結晶不良原因に関す
る新規な現象である。
【0030】これを実験結果で以下に示す。図4は脱炭
焼鈍板の板厚方向でのMnS分散状態の電子顕微鏡観察
結果を示す。図5は熱延板の板厚方向での集合組織を示
す。
【0031】図5から線状二次再結晶不良に対応した熱
延板の集合組織で圧延方位である{100}面方位が強
く、再結晶方位である{111}面方位が弱いことか
ら、熱延板→熱延板焼鈍→冷延→脱炭焼鈍の工程で処理
した場合の脱炭焼鈍板において、再結晶がし難く、再結
晶方位である{111}面方位粒が少なくなることはよ
く理解できる。
【0032】さらに、MnSの分散が疎でかつ、大きい
ことから脱炭焼鈍板での一次再結晶粒が大きくなること
も分かる。以上の研究から、線状二次再結晶不良の原因
として新たに判明した熱延板1/4近傍でのMnSが疎
で、かつ大きい原因に注目して、種々検討した。
【0033】その結果、連続鋳造スラブで、いわゆるバ
ルジングによる割れ発生に起因してSの偏析が生じ、そ
の高S領域が熱延時の加熱で溶体化しないためにMnS
の均一・微細化ができないことが分かった。
【0034】図6に鋳造スラブ組織と、その組織につい
てSの存在量をEPMAで測定した後に画像処理を行っ
たSの分布図を示した。
【0035】これから分かるように、鋳造スラブに割れ
は見られないが、全厚1/4近傍にSの濃厚偏析帯があ
る。この部分のS量は0.050%を超えている。熱延
時の加熱で極めて溶体化し難く、たとえば本発明で限定
している最小のMnである0.03%でもMnSは溶体
化せず、熱延板のMnSは大きく、疎になる。
【0036】本発明者の調査によれば、このSの濃厚偏
析は連続鋳造時にいわゆるバルジング現象(スラブ表面
が凝固し、中心部に溶鋼が残存した状態において、溶鋼
圧力により発生した既凝固部分の割れ)を起因(割れ部
分のSの濃縮した中心部の未凝固鋼が入り込む)とする
セミ・マクロ偏析である。このセミ・マクロ偏析以外
に、中心部には一般的なSの中心偏析がある。
【0037】上記の図2の金属組織と、図4の析出物
(MnS)で示したように、板厚1/4近傍の組織が正
常部と線状二次再結晶部とで異なるので、線状二次再結
晶不良を解消するためには、成品と位置関係が一致する
セミ・マクロ偏析を適切に制御することが有効であると
考えられた。
【0038】特に、二次再結晶の粒成長挙動の結果か
ら、表面近傍から発生した二次再結晶粒が板厚中心側に
スムースに成長すれば線状二次再結晶不良とはならない
と考えられたので、Sの濃厚偏析帯を板厚中心側に寄せ
る条件で連続鋳造した。
【0039】なお、中心部にもS濃厚偏析帯はあるが、
線状二次再結晶部の結晶粒が正常部より大きいこともな
く、又集合組織的にも{222}方位が少ないこともな
いので、これが線状二次再結晶不良の原因とは考えられ
ない。
【0040】以上の考えに沿った、バルジングによるセ
ミ・マクロ偏析帯の位置は、鋳造後の冷却速度を制御す
ることにより表面側の凝固厚を調節し、溶鋼圧との関係
で変えることができる。そこで、冷却速度を調節する
に、最も一般的な鋳造速度を変えて以下の試験を行っ
た。
【0041】C:0.065%、Si:3.37%、M
n:0.075%、S:0.025%、酸可溶性Al:
0.030%、total N:0.00835%、残
部:Fe及び不可避的不純物、を含む溶鋼を250mm
厚のスラブに連続鋳造した。この鋳造時の引き抜き速度
を0.7,1.0m/minの2種類変えた。
【0042】このスラブを1410℃に加熱後、2.3
mm厚の熱延板とし、1120℃で60sec焼鈍し、
急冷後、酸洗した。次に、0.30mm厚に冷延し、8
50℃で180secの脱炭焼鈍を行い、1200℃で
20hrの二次再結晶を主目的とした高温焼鈍を行っ
た。
【0043】この試験では本発明の大きな狙いの一つで
ある高Siにすることにより、低鉄損を達成するために
高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法としては高いS
i量である3.37%を含有させた。表1に、鋳造スラ
ブのSのセミ・マクロ偏析帯の位置と、線状二次再結晶
不良の発生状況を示した。
【0044】
【表1】
【0045】引き抜き速度が0.7m/minであった
ものは、線状二次再結晶不良もなく良好な二次再結晶が
得られたが、1.0m/minのものは線状二次再結晶
不良が発生し、磁気特性も悪かった。この時の鋳片のS
のセミ・マクロ偏析帯は成品厚0.30mmの表面から
ほぼ37〜65μmに対応する位置となり、表面から発
生した二次再結晶粒の成長を阻害したものと思われる。
一方、0.7m/minの場合は58〜102μmの位
置となり、二次再結晶粒の成長を大きく抑制することも
なかったものと考えられる。
【0046】表面近傍での二次再結晶発現挙動は以下の
ように考えられる。二次再結晶発現前の綱板の結晶粒
(脱炭焼鈍板)は12〜18μm程度であるが、平均的
に最表面粒の1個下の粒から二次再結晶粒が発生し、さ
らにその二次再結晶粒の下の1個の粒が二次再結晶粒に
喰われるものとすると、表面から3個の粒の下から内側
(36〜54μm)に、Sの偏析帯に起因する二次再結
晶粒の成長抑制となる一次再結晶粒組織を調整すること
により二次再結晶が安定すると考えると、研究結果をよ
く説明できる。
【0047】以上に解明した線状二次再結晶不良の発生
原因と、その発生原因を制御することにより発生の有・
無を作りだした実験結果から本発明はなされた。その実
施態様は以下の内容である。
【0048】まず本発明の鋼成分の限定理由について述
べる。本発明で溶鋼は、転炉、電気炉等その溶製方法は
問わないが成分含有量は次の範囲に入る必要がある。C
は0.023%未満になると二次再結晶が不安定にな
り、かつ二次再結晶した場合でも磁束密度が悪いので、
0.023%以上とした。一方、Cが多くなり過ぎると
脱炭焼鈍時間が長くなり、経済的でないので0.095
%以下とした。
【0049】Siは4.60%を超えると冷延時の割れ
が著しくなるので4.60%以下とした。又、3.05
%未満では製品厚0.30mmでW17/50が1.0
5W/kg以下の最高級の鉄損が得られないので、本発
明での最高級一方向性電磁鋼板を得る目的に合致する
3.05%以上を範囲とした。望ましくは3.20%以
上である。
【0050】本発明では二次再結晶に必要な析出物とし
て、MnSとAlNを用いる。従って、必要最小限のM
nSを確保するためにMnが0.03%以上、Sが0.
014%以上、酸可溶性Alが0.018%以上必要で
ある。
【0051】Nについては0.0050%未満ではイン
ヒビターとしてのAlNが不足し二次再結晶が生じない
ので下限として0.0050%が必要であり、0.00
95%を超えるとブリスターと呼ばれる鋼板表面のふく
れが発生するので0.0095%以下とした。
【0052】Mnが0.17%、そして酸可溶性Alが
0.048%を超えると熱延板のMnS,AlNが不適
切になり、二次再結晶が不安定になるので、Mnを0.
17%以下、酸可溶性Alを0.048%以下とした。
残りはFe及び不可避的不純物である。
【0053】なお、本発明の狙いであるS濃厚偏析帯の
位置制御に影響しない元素としてSn,Sb等を添加す
ることは差し支えない。以上に述べた範囲の成分を含む
溶鋼を連続鋳造によりスラブとする。本発明の一つの目
的が連続鋳造スラブを用いることによる利点の適用にあ
るので、連続鋳造スラブが限定範囲になる。
【0054】この連続鋳造スラブについて、鋳造時のバ
ルジングに起因するSのセミ・マクロ偏析帯の存在位置
を少なくとも鋳片の片側については、製品板厚の表面か
ら53μmに対応する部位から内側に制御する必要があ
る。そして、濃厚偏析帯と限定するS量は、0.03%
Mnを含む連続鋳造スラブを1320℃以上で加熱した
時に溶体化が困難な量として0.050%を規定した。
【0055】ところで、バルジングに影響する鋳造因子
は一般によく知られている。本発明で目的とするバルジ
ング位置を鋳片の中心側に制御するためには、例えば、
引き抜き速度を遅くする方法、冷却により表面の凝固厚
を調節し、合わせて溶鋼圧を小さくする方法等が採用さ
れる。
【0056】本発明では、表1で用いた成分とほぼ同等
の溶鋼を、上記方法で調節して、バルジング起因のS濃
厚偏析帯位置を変化させた250mm厚の連続鋳造スラ
ブを作成した。このスラブを1410℃で加熱後、2.
3mm,2.0mm,1.8mm厚の熱延板とし、11
20℃で60sec焼鈍し、急冷後、酸洗した。
【0057】次に、2.3mm厚材は0.30mm厚
に、2.0mm厚材は0.27mm厚に、1.8mm厚
材は0.23mm厚に冷延し、850℃で0.30mm
厚材は180sec、0.27mm厚材は160se
c、0.23mm厚材は120secの脱炭焼鈍を行
い、1200℃で20hrの二次再結晶を主目的とした
高温焼鈍を行った。
【0058】この成品の線状二次再結晶不良発生程度と
バルジング起因のS濃厚偏析位置(S濃厚偏析帯は幅を
持っているが、表面近傍で二次再結晶粒と最初に干渉し
あう表面側での位置を成品の表面からの距離で示す。成
品板厚が変化しても、最表面粒と二次再結晶粒と二次再
結晶粒に喰われる粒の3個の粒を足し合わせた距離は一
定であり、その距離より内側にS濃厚偏析帯があるか、
否かが線状二次再結晶不良の発生に影響するので、成品
の表面からの位置として表示した。)との関係を図7に
示した。
【0059】この図から成品板厚が薄くなるほど線状二
次再結晶不良の発生が増大するが、S濃厚偏析帯位置を
表面から53μmの位置より内側に調節すれば、線状二
次再結晶不良の発生もなく良好な二次再結晶が得られ
る。
【0060】ところで二次再結晶初期における{11
0}〈001〉粒の成長挙動は板厚の表と裏で等価で行
われる。従って、連続鋳造スラブとしては最低限、表と
裏のどちらかのS濃厚偏析帯を調節し、{110}〈0
01〉粒の円滑な成長を計ればよい。
【0061】次に、この連続鋳造スラブを加熱後、熱延
により熱延板とする。スラブ加熱の温度は低すぎると、
析出分散相が固溶しないため二次再結晶が不安定にな
り、さらには磁束密度が低くなるので、下限を1320
℃とした。なお、上限については加熱設備が工業的に耐
える範囲で高いほうが二次再結晶に有利であるが、設備
的に1420℃前後が限界である。
【0062】なお、この加熱に際しS濃厚偏析帯位置を
調節した側を温度の高くなり易い加熱炉上側にすること
は、析出物のより完全な固溶ができるため高Bが得ら
れ、望ましい。以上のようにして得られた熱延板は85
0〜1150℃の範囲で短時間の連続焼鈍を行う。焼鈍
温度が850℃未満では高磁束密度が得られず、115
0℃を超えると二次再結晶が不完全となる。
【0063】焼鈍時間として30分を超えると生産能率
が極めて悪くなることは勿論、二次再結晶不良が発生す
る。そして、30sec未満では熱処理の効果がほとん
どなくなる。熱延板の連続焼鈍後、冷延を行う。本発明
では高磁束密度一方向性電磁鋼板を得ることを目的とし
ているので冷延圧下率として80%以上の強圧下率が必
要である。90%前後が安定して高磁束密度を得るのに
最適であり、略93%を超えると二次再結晶が不安定に
なり、また得られた二次再結晶板の磁束密度は悪くな
る。
【0064】この冷延で製品厚を作るに際し、鉄損の良
好な製品を得るために板厚を薄くすると、熱延板の板厚
も薄くせざるをえず、熱延での鋼板形状の確保が困難に
なる。また、各種製品板厚を製造するために、数多くの
板厚の熱延板を在庫として保管する必要があり不経済で
ある。
【0065】そこで、最終製品板厚にする冷延の前段階
として、最適な最終冷延率になる板厚まで予備冷延を行
い、その後に前述の連続焼鈍を行い、そして最終冷延を
行う方法が採用できる。なお、この予備冷延としては圧
延率を高くするとその後の連続焼鈍で再結晶が完全に進
み、最終冷延の高圧下率の影響がそがれ、高磁束密度が
得られないので、圧下率として45%を超えない必要が
ある。
【0066】ところで、熱延板は圧延長手方向で温度履
歴が異なり、結晶組織に差がある。このような熱延板に
圧延を行い、さらに焼鈍を行うと結晶組織の差がむしろ
拡大された状態で残る。そこで、予備冷延を行う際は、
均一な特性を持つ製品を得るために、850〜1120
℃の短時間の連続焼鈍を行い結晶組織を均一にすること
が望ましい。
【0067】以上のようにして最終板厚になった鋼板は
湿水素雰囲気中で脱炭焼鈍を行う。脱炭焼鈍後の鋼板表
面には仕上高温焼鈍時の焼き付きを防止するための焼鈍
分離剤を塗布する。引き続いて二次再結晶を主目的とす
る仕上高温焼鈍を行い成品とする。
【0068】以上、詳述したように、本発明は安価に製
造でき、かつ成品長手方向の成分均一による磁性均一と
いう工業的安定生産が可能である連続鋳造スラブを出発
素材とするに際し、発生する線状二次再結晶不良(特
に、鉄損を下げるためにSiを高めると一層発生し易く
なり、高級一方向性電磁鋼板を製造するうえで問題であ
った。)を防止し、これにより高Si、高磁束密度を達
成することにより、最近の省エネルギー動向に合致した
低鉄損一方向性電磁鋼板を得ることを可能にした。
【0069】
【実施例】
(実施例1) C:0.07%、Si:3.20%、Mn:0.07
%、S:0.025%、酸可溶性Al:0.025%、
total N:0.0082%、残部:Fe及び不可
避的不純物を含有する250mm厚の連続鋳造スラブを
水冷却条件を制御した引き抜き速度0.50m/min
と、0.90m/min条件で鋳造後、1400℃で加
熱後に、2.3mm厚、2.0mm厚の計4種類の熱延
板とした。
【0070】1120℃で3minの焼鈍後、室温まで
急冷却を行い、2.3mm厚材は0.30mmに、2.
0mm厚材は0.27mmと0.23mmまで冷延し
た。さらに、湿水素雰囲気で850℃で3minの脱炭
焼鈍を行い、MgOを塗布し、1200℃で20hrの
仕上高温焼鈍を行い成品とした。
【0071】これら鋳造スラブのS濃厚偏析帯位置と、
成品特性としてのBと線状二次再結晶不良の発生状況
を表2に示した。
【0072】
【表2】
【0073】本発明範囲にある(A)条件では線状二次
再結晶不良の発生もなく良好な磁性が得られた。比較例
の(B)条件では線状二次再結晶不良が発生し、特に成
品厚が薄くなるほど発生大であった。
【0074】(実施例2)成分として略、C:0.07
%、Si:3.20%、Mn:0.07%、S:0.0
25%、酸可溶性Al:0.025%、total
N:0.0082%、残部:Fe及び不可避的不純物を
含有する250mm厚の連続鋳造スラブを2種類の連鋳
機で鋳造した。その際の表面の水冷却は比較的に緩やか
にし、引き抜き速度は0.65m/minで行った。
【0075】連鋳機は(A)垂直型であり、両表面は同
じ鋳造条件になる。(B)湾曲型であり、曲げ内側は外
側に比べ柱状晶が発生し、バルジング起因のSの濃厚偏
析帯も中心側に寄る。
【0076】次に、(A)スラブはそのままの(B)ス
ラブについては、(1)曲げ内側面を熱延加熱炉の上面
側、(2)曲げ内側面を熱延加熱炉の下面側、にして加
熱後、2.3mm厚の熱延板とした。
【0077】さらに、1120℃で3minの焼鈍後、
室温まで急冷却を行い、0.27mm厚まで冷却し、湿
水素雰囲気で850℃で3minの脱炭焼鈍を行い、M
gOを塗布し、1200℃で20hrの仕上高温焼鈍を
行い成品とした。
【0078】これら鋳造スラブのS濃厚偏析帯位置と、
成品特性としてのBと線状二次再結晶不良の発生状況
を表3に示した。
【0079】
【表3】
【0080】S濃厚偏析帯が鋳造スラブの両面とも本発
明範囲にある(A)では良好な成品特性であった。一
方、S濃厚偏析帯が片面のみ本発明範囲にある(B)で
は、その面をスラブ加熱炉の上面にした場合、良好な成
品特性を得たが、これに比べてスラブ加熱炉の下面にし
た場合、成品特性は若干悪い。
【0081】(実施例3)実施例1で用いた鋳造時の引
き抜き速度0.50m/minで板厚2.3mmの熱延
板について、(1)焼鈍なし、(2)950℃×3mi
nを行い、さらに(1)冷延なし、(2)20%圧下冷
延、(3)45%圧下冷延し((1)の場合は、この前
の950℃×3minの焼鈍をしない)、次に1120
℃で3minの焼鈍後、室温まで急冷却を行い、0.2
3mm厚に冷延し、850℃で2minの脱炭焼鈍を行
い、MgOを塗布し、1200℃で20hrの仕上高温
焼鈍を行い成品とした。この成品の磁気特性を表4に示
した。
【0082】
【表4】
【0083】いずれについても、線状二次再結晶不良の
発生はなかった。Bについては、1回目冷延を25%
圧下率を行った場合に最も高い値であったが、これは最
終冷延率が最適であったためである。さらに1回目冷延
前に焼鈍を行うことにより、Bは改善されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は正常部と線状二次再結晶不
良部の成品マクロ組織である。
【図2】(a)及び(b)は一次再結晶組織の結晶粒組
織と、板厚方向における集合組織の図表である。
【図3】二次再結晶進行過程を示す結晶粒組織の変化の
写真である。
【図4】脱炭焼鈍板の板厚方向での析出物(インヒビタ
ー)の写真である。
【図5】熱延板の板厚方向における集合組織の図表であ
る。
【図6】(a)は鋳造スラブのマクロ組織、(b)及び
(c)はSの濃度(0.05%以上)分布図である。
【図7】線状二次再結晶不良の発生程度に及ぼすS濃厚
偏析帯の成品対応の表面からの位置の影響の図表であ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】(a)及び(b)は正常部と線状二次再結晶不
良部の成品マクロ組織を示す写真である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】(a)及び(b)は一次再結晶組織の結晶粒組
を示す写真と、板厚方向における集合組織の図表であ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】(a)は鋳造スラブのマクロ組織、(b)及び
(c)はSの濃度(0.05%以上)分布を示す結晶構
造の写真である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量で、 Si:3.05〜4.60%、 C :0.023〜0.095%、 Mn:0.03〜0.17%、 S :0.014〜0.037%、 酸可溶性Al:0.018〜0.048%、 total N:0.0050〜0.0095%、 残部:Fe及び不可避的不純物を含む溶鋼を連続鋳造
    し、鋳片を1320℃以上に加熱し、熱延し、850〜
    1150℃の温度域で短時間の焼鈍を行い、圧下率80
    %以上の強冷延をし、脱炭焼鈍を行い、仕上高温焼鈍時
    の焼き付き防止を目的とした焼鈍分離剤を塗布し、二次
    再結晶を主目的とした仕上高温焼鈍を行う一方向性電磁
    鋼板の製造方法において、連続鋳造時のバルジング割れ
    に起因する0.050%以上のSの濃厚偏析部を少なく
    とも鋳片の片側については、製品板厚の表面から53μ
    mに対応する位置から内側に制御した連続鋳造片を用い
    ることを特徴とする高磁束密度一方向性電磁鋼板の安定
    製造方法。
  2. 【請求項2】 連続鋳造片を、熱延に先だって加熱する
    に際し、バルジング割れに起因するS濃厚偏析部を製品
    板厚の表面から53μmに対応する位置から内側に制御
    した鋳造側の面を加熱炉の上面側に置くことを特徴とす
    る請求項1記載の安定製造方法。
  3. 【請求項3】 熱延板焼鈍の前に圧下率45%以下の冷
    延を行い、かつ最終冷延後の製品板厚が0.23mm以
    下であることを特徴とする請求項1又は2記載の安定製
    造方法。
  4. 【請求項4】 熱延板を850〜1120℃で焼鈍する
    ことを特徴とする請求項3記載の安定製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112605122A (zh) * 2020-12-15 2021-04-06 首钢智新迁安电磁材料有限公司 一种改善硅钢热轧板边部质量的加工方法

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