JPH06172739A - 再剥離性粘着体 - Google Patents

再剥離性粘着体

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JPH06172739A
JPH06172739A JP33047492A JP33047492A JPH06172739A JP H06172739 A JPH06172739 A JP H06172739A JP 33047492 A JP33047492 A JP 33047492A JP 33047492 A JP33047492 A JP 33047492A JP H06172739 A JPH06172739 A JP H06172739A
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JP
Japan
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weight
adhesive
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fine particles
adherend
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Application number
JP33047492A
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English (en)
Inventor
Yasuo Sakurai
康雄 櫻井
Yasuaki Kitazaki
寧昭 北崎
Yoshio Kishimoto
芳男 岸本
Masato Katagiri
真人 片桐
Eiichi Sugiura
栄一 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 平均粒子径1μm 以上の粘着性微粒子、結合
剤及び非粘着性微粒子からなる再剥離性粘着体。 【効果】 被着体の表面が粗くても、均一に密着させて
貼着することができ、また、貼着と剥離を繰り返した場
合でも、被着体の表面に粘着体成分が残留することがな
い。さらに、結合剤を選択することにより、再剥離性粘
着体に透明性を付与することができ、また、熱又は電離
放射線で硬化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粗面被着体に対し均一
に貼着させることことができ、またこれを剥離したとき
に、被着体表面に粘着成分が残留して汚染することがな
い再剥離性粘着体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、壁面等の被着体にポスター、カレ
ンダー等の貼着物を固定する場合、一般的には、画鋲、
粘着テープ、接着剤等が用いられている。しかしなが
ら、画鋲では、被着体に穴があいたり、硬い被着体には
使用できないという欠点があり、粘着テープや接着剤で
は、一度貼着すると剥離が困難であり、剥離しようとす
ると、ポスター等の貼着物表面が剥けたり、或は壁面等
の被着体の表面に粘着成分が残留して汚染するという欠
点があった。さらに、被着体がコンクリート面のように
表面が粗い場合には、被着体との間に浮きを生じ、均一
に密着させることができないという欠点があった。
【0003】また粗面用の粘接着剤として、高分子エラ
ストマー、低分子量物、充填剤及び粘着付与物等を適宜
配合し、可塑性をもたせた塊状の粘着体が知られている
が、剥離したときに、貼着物が剥け、被着体に糊が残っ
て汚染し、さらには粘着体が手指等に付着し取り扱いが
不便であるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、被着
体の表面が粗くても、均一に貼着させることができ、ま
た、貼着と剥離を繰り返した場合でも、貼着物に剥けが
なく、かつ被着体の表面に粘着体成分が残留することが
ない再剥離性粘着体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、平均粒
子径1μm 以上の粘着性微粒子のみからなる再剥離性粘
着体である。本発明の第二は、平均粒子径1μm 以上の
粘着性微粒子、結合剤及び非粘着性微粒子からなる再剥
離性粘着体である。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いる粘着性微粒子は、平均粒子径が1μm 以上、好ま
しくは、1〜200μm 、さらに好ましくは、10〜1
50μm である。また、微粒子の形状は、球状が好まし
い。
【0007】粘着性微粒子としては、(メタ)アクリル
酸エステル系共重合体、天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂
の微粒子を挙げることができる。また粘着性微粒子とし
ては、天然ゴム、合成ゴムもしくは合成樹脂又はこれら
に粘着付与剤を加えたものでもよい。中でも好ましい粘
着性微粒子は、ガラス転移点がー10℃以下のものであ
り、さらに好ましいのは、(メタ)アクリル酸のエステ
ル90〜100重量%及び反応性官能基含有ビニル系モ
ノマー0〜10重量%からなる共重合体である。
【0008】(メタ)アクリル酸エステル系共重合体の
微粒子は、(メタ)アクリル酸エステルを、或は(メ
タ)アクリル酸エステル及び反応性官能基含有ビニル系
モノマーを、公知の方法、例えば米国特許第36911
40号明細書に記載された方法で懸濁重合させ、メタノ
ール溶液で塩析させて得ることができる。
【0009】(メタ)アクリル酸エステルとしては、炭
素数が2〜18の直鎖状又は分岐状のアルキル基を有す
る(メタ)アクリル酸エステルを用いることができ、具
体的には、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル
(メタ)アクリレート、secーブチル(メタ)アクリ
レート、ヘプチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)ア
クリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、デシル
(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、
テトラデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等
を挙げることができ、これらは2種以上を組合わせて用
いてもよい。
【0010】反応性官能基含有ビニル系モノマーとして
は、例えば、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル
等を挙げることができる。反応性官能基含有ビニルモノ
マーは、得られた粘着性微粒子に糸引現象が起きるの防
止し、粘着体を被着体から剥離したとき、粘着剤が被着
体に残留するのを防止する。合成ゴムとしては、例え
ば、スチレン−イソプレン−スチレンゴム、スチレン−
ブタジエンゴム等を挙げることができる。合成樹脂とし
ては、例えば、ポリスチレン、ポリイソブチレン、ポリ
ブタジエン、ポリ酢酸ビニル、フェノール樹脂、シリコ
ーン樹脂、フッ素樹脂等を挙げることができる。
【0011】本発明に用いる結合剤としては、軟化点が
200℃以下の熱可塑性樹脂を用いることができ、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポ
リブタジエン、ポリブテン、ポリイソプレンビニルブチ
ラール、ポリフェニレンオキシド、ポリカーボネ−ト、
ポリーpーキシレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニ
ル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ
テトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリアセ
タール、ポリアリレート、ポリスチレン、メタクリル樹
脂、ポリメチルペンテン、ポリアクリロニトリル、ポリ
エーテル類、シリコ−ン類、ポリアミド、ポリアミド誘
導体、ポリケトン、ポリビニルブチラ−ル、熱可塑性エ
ポキシ系樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂及びこれらの
樹脂の共重合体等を挙げることができる。これらの樹脂
は単独で用いてもよいし、2種以上を組合わせて用いて
もよい。
【0012】また、結合剤として、フェノール樹脂、フ
ラン樹脂、キシレンホルムアルデヒド樹脂、ケトンホル
ムアルデヒド樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アニリン
樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキ
シ樹脂等の熱硬化性又は電離放射線硬化性樹脂を用いる
ことができ、これらは2種以上を組合わせて用いること
ができる。熱硬化性樹脂は、硬化温度が80〜180℃
のものが好ましい。また、結合剤として硬化性樹脂を用
いる場合には、それを硬化させることにより粘着体の接
着性を高めることもできる。
【0013】本発明に用いる非粘着性微粒子としては、
例えば、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、タル
ク、ホワイトカーボン、サラン中空球、セルロースパウ
ダー等の微小粒子又は微粉末を用いることができる。こ
れらの非粘着性微粒子は、単独で用いてもよいし、2種
以上を組合わせて用いることができる。粘着性微小粒子
に対する結合剤の配合比は、重量比で、100:0〜2
0:80、好ましくは、90:10〜30:70であ
る。非粘着性微粒子の配合量は、粘着性微小粒子と結合
剤の合計量100重量部に対し、0〜95重量部、好ま
しくは、1〜20重量部である。
【0014】本発明の粘着体には、さらに染料又は顔料
を配合することができる。染料としては、例えば分散染
料、カチオン染料、塩基性染料、酸性染料、反応染料、
直接染料、硫化染料、硫化建染染料、建染染料、アゾイ
ック染料、蛍光増白染料、複合染料、有機溶剤溶解染料
等の染料が挙げられる。顔料としては、例えば鉛丹、黄
丹、群青、紺青、二酸化チタン、二酸化チタン雲母、チ
タニウムイエロー、チタンブラック、モリブデン赤等の
無機顔料;不溶性アゾ顔料、溶性アゾ顔料、フタロシア
ニンブルー、染色レーキ等の有機顔料が挙げられる。こ
れらの染料及び顔料は、単独で用いてもよいし、2種以
上のものを組合わせて用いることもできる。また、染料
及び顔料は、分散助剤と共に用いることにより再凝集を
防止することができる。
【0015】染料及び顔料の配合量は、粘着性微小粒子
と結合剤の合計量100重量部に対し、0〜10重量
部、好ましくは、0〜1重量部である。本発明の再剥離
性粘着体は、上記成分の所定量を混練することにより、
均一に分散あるいは相溶させて得ることができる。本発
明の再剥離性粘着体の形状としては、例えば、シート
状、テープ状、塊状等の如何なる形状であってもよい。
中でも好ましいのは、厚さが1mm以上の塊状の再剥離性
粘着体である。
【0016】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明の範囲を限定するものではない。 実施例1 撹拌機、温度計、還流冷却器及び窒素導入管を備えた反
応容器内に、2−エチルヘキシルアクリレート90重量
部、ブチルアクリレート5重量部、アクリル酸5重量
部、重合開始剤としてベンゾイルパーオキサイド0.4
重量部、ポリアクリル酸ソーダ1重量部及び蒸留水40
0重量部を仕込み、窒素気流下で撹拌しながら反応系が
70℃になるまで加熱し、約20時間反応させた。反応
終了後、約90℃まで反応系を昇温して約4時間熟成さ
せ、これにメタノール溶液を加えて塩析させた後、その
固形分を分離、乾燥し、平均粒子径が50μm の粘着性
微粒子からなる粘着性組成物を得た。この組成物を幅2
cm、厚さ1mmのテープ状に成形し、透明性の良好な再剥
離性粘着体を作製した。
【0017】次に、得られた再剥離性粘着体について下
記試験を行い、密着性、粘着性及び再剥離性を評価し
た。その結果、密着性、粘着性及び再剥離性とも良好で
あった。評価試験 ポスター(大きさ:1×0.5m 、重さ:50g )の4
隅に、長さ70mmに切断したテープ状再剥離性粘着体を
貼付したもの、及びプラスチック板(重さ:200g )
の4隅に、同様の再剥離性粘着体を貼付したものを、直
立した粗面(凹凸の深さ:0.5mm)に貼り付け、該粗
面に対する密着性を評価した。また、貼り付けて、3か
月経過後の貼着状態で、粘着性を評価し、ポスター及び
プラスチック板を剥離した後の、粗面の汚れ及びポスタ
ーの紙剥けの状態を観察して、再剥離性を評価した。
【0018】実施例2 実施例1で得た粘着性微粒子からなる粘着性組成物10
0重量部に、ポリイソブチレン樹脂[ビスタネックスL
MMH、エクソン化学(株)製]40重量部及びタルク
[シムゴン、日本タルク(株)製]10重量部を加えて
均一に混練し、これを押出し機で幅2cm、厚さ1mmのテ
ープ状に成形し、透明性の良好な再剥離性粘着体を作製
した。得られた再剥離性粘着体について、密着性、粘着
性及び再剥離性を実施例1と同様にして評価した。その
結果、密着性、粘着性及び再剥離性とも良好であった。
【0019】実施例3 実施例2で用いたポリイソブチレン樹脂40重量部に代
えて、熱硬化性ポリブタジエン[RB820、日本合成
ゴム(株)製]50重量部を用い、タルク10重量部に
代えて、アエロジルNo.300[日本アエロジル
(株)製]10重量部を用いたほかは、実施例1と同様
にして、再剥離性粘着体を作製し、密着性、粘着性及び
再剥離性を評価した。その結果、密着性、粘着性及び再
剥離性は、全て良好であった。
【0020】実施例4 実施例2で用いた粘着性微粒子からなる粘着性組成物に
代えて、平均粒子径が50μm のイソノニルアクリレー
ト/アクリル酸共重合体微粒子(重量比95/5)10
0重量部を用い、ポリイソブチレン樹脂40重量部に代
えて、エチレン−酢酸ビニル共重合体[エバフレックス
40Y、三井・デュポンポリケミカル社製]30重量部
を用いたほかは、実施例1と同様にして、再剥離性粘着
体を作製し、密着性、粘着性及び再剥離性を評価した。
その結果、密着性、粘着性及び再剥離性は、全て良好で
あった。
【0021】実施例5 実施例2で用いた粘着性微粒子からなる粘着性組成物に
代えて、平均粒子径が30μm のイソオクチルアクリレ
ート/ブチルアクリレート/アクリル酸共重合体微粒子
(重量比95/4/1)100重量部を用い、タルク1
0重量部に代えて、アエロジルNo.300[日本アエ
ロジル(株)製]10重量部を用いたほかは、実施例1
と同様にして、再剥離性粘着体を作製し、密着性、粘着
性及び再剥離性を評価した。その結果、密着性、粘着性
及び再剥離性は、全て良好であった。
【0022】実施例6 平均粒子径が10μm の天然ゴム、スチレン−ブタジエ
ンゴム、ポリテルペン樹脂(重量比60/20/20)
混練物100重量部に、炭酸カルシウム[サンライト#
1000、竹原化学(株)製]10重量部を加え、凍結
粉砕した微粒子に、飽和ポリエステル樹脂[バイロン5
00、東洋紡(株)製]10重量部を加えたものを、実
施例2と同様にして押出成形し、再剥離性粘着体を作製
した。得られた再剥離性粘着体について、実施例1と同
様にして密着性、粘着性及び再剥離性を評価した。その
結果、密着性、粘着性及び再剥離性は、全て良好であっ
た。
【0023】実施例7 実施例1で得られた粘着性微粒子からなる粘着性組成物
100重量部、ポリイソブチレン[ビスタネックスLM
MH、エクソン化学(株)製]40重量部、タルク[シ
ムゴン、日本タルク(株)製]10重量部及び染料[ル
モゲンFイエロー083、ビーエーエフジャパン(株)
製]0.03重量部を均一に混練し、実施例2と同様に
してテープ状粘着体を作製した。得られた再剥離性粘着
体について、密着性、粘着性及び再剥離性を実施例1と
同様にして評価した。その結果、密着性、粘着性及び再
剥離性とも良好であった。また透明性も良好であった。
【0024】実施例8 実施例1で得られた粘着性微粒子からなる粘着性組成物
100重量部及びアエロジルNo.300[日本アエロ
ジル(株)製]10重量部を均一に混練し、実施例2と
同様にしてテープ状粘着体を作製した。得られた再剥離
性粘着体について、密着性、粘着性及び再剥離性を実施
例1と同様にして評価した。その結果、密着性、粘着性
及び再剥離性とも良好であった。
【0025】実施例9 実施例1で得られた粘着性微粒子からなる粘着性組成物
50重量部に、ポリイソブチレン樹脂[ビスタネックス
LMMH、エクソン化学(株)製]100重量部及びタ
ルク[シムゴン、日本タルク(株)製]10重量部を加
えて均一に混練し、実施例2と同様にしてテープ状粘着
体を作製した。得られた再剥離性粘着体について、密着
性、粘着性及び再剥離性を実施例1と同様にして評価し
た。その結果、密着性、粘着性及び再剥離性とも良好で
あった。また透明性も良好であった。
【0026】実施例10 撹拌機、温度計、還流冷却器及び窒素導入管を備えた反
応容器内に、2−エチルヘキシルアクリレート90重量
部、ブチルアクリレート5重量部及びアクリル酸5重量
部を仕込み、窒素気流下で撹拌しながら加熱し、反応系
が70℃に達したときに、重合開始剤としてベンゾイル
パーオキサイド0.4重量部を加えて重合を開始させ、
約20時間反応させた。反応終了後、約90℃まで反応
系を昇温して約4時間熟成させ、これにエマルジョン粘
着剤[Acronal 50D、ビーエーエフジャパン
(株)]100重量部(固形分量)を混合した。この混
合液にメタノール溶液を加えて塩析させた後、その固形
分を分離、乾燥し、平均粒子径が50μm の粘着性微粒
子からなる粘着性組成物を得た。この粘着性組成物をハ
サミで切断し、20mm×20mm×1mmの塊状の再剥離性
粘着体を作製した。得られた再剥離性粘着体について、
密着性、粘着性及び再剥離性を実施例1と同様にして評
価した。その結果、密着性、粘着性及び再剥離性とも良
好であった。
【0027】比較例1 ポリイソブチレン樹脂(エクソン化学、ビスタネックス
LMMH)60重量部に、スチレン−ブタジエンゴム1
00重量部を、ゴムの粒径が0.1μm 以下になるよう
に混合し、これにタルク(日本タルク、シムゴン)15
重量部を加えたものを、実施例2と同様にして押出成形
し、再剥離性粘着体を作製した。得られた再剥離性粘着
体について、実施例1と同様にして密着性、粘着性及び
再剥離性を評価した。その結果、密着性は比較的良好で
あったが、剥離後の被着体に糊残りによる汚染が著しか
った。
【0028】比較例2 ポリブタジエン樹脂(日本合成ゴム、RB820)70
重量部に、ポリイソプレンゴム100重量部を、ゴムの
粒径が0.1μm 以下になるように混合し、これにアエ
ロジルNo.300(日本アエロジル)10重量部を加
えたものを、実施例2と同様にして押出成形し、再剥離
性粘着体を作製した。得られた再剥離性粘着体につい
て、実施例1と同様にして密着性、粘着性及び再剥離性
を評価した。その結果、密着性は比較的良好であった
が、剥離後の被着体に糊残りによる汚染が著しかった。
【0029】
【発明の効果】本発明の再剥離性粘着体は、次の効果を
奏する。 被着体の表面が粗くても、均一に密着させて貼着する
ことができ、剥離後の再貼着性が良好である。 貼着と剥離を繰り返した場合でも、粘着体成分が残留
して被着体を汚染することがない。
【0030】壁面等の被着体にポスター等の貼着物を
固定し、さらにこれを剥離したときに貼着物表面に紙剥
けを生じない。 再剥離性粘着体が手指等に付着しないので取り扱いが
容易である。 結合剤として熱又は電離放射線硬化性樹脂を用いるこ
とにより、熱又は電離放射線で硬化させ、接着性を向上
させることができる。 染料又は顔料を混合することにより、ステンドグラ
ス、POP用素材等の看板や照明広告材料に用いること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片桐 真人 東京都千代田区九段南2丁目2番4号 ニ チバン株式会社内 (72)発明者 杉浦 栄一 東京都千代田区九段南2丁目2番4号 ニ チバン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒子径1μm 以上の粘着性微粒子の
    みからなる再剥離性粘着体。
  2. 【請求項2】 平均粒子径1μm 以上の粘着性微粒子、
    結合剤及び非粘着性微粒子からなる再剥離性粘着体。
JP33047492A 1992-12-10 1992-12-10 再剥離性粘着体 Pending JPH06172739A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006104235A1 (ja) * 2005-03-29 2006-10-05 Lintec Corporation 再剥離性粘着シート、その製造方法及び再剥離性粘着シート積層体

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WO2006104235A1 (ja) * 2005-03-29 2006-10-05 Lintec Corporation 再剥離性粘着シート、その製造方法及び再剥離性粘着シート積層体

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