JPH06172552A - 芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物との接着方法 - Google Patents
芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物との接着方法Info
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- JPH06172552A JPH06172552A JP33036992A JP33036992A JPH06172552A JP H06172552 A JPH06172552 A JP H06172552A JP 33036992 A JP33036992 A JP 33036992A JP 33036992 A JP33036992 A JP 33036992A JP H06172552 A JPH06172552 A JP H06172552A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温下でも強度低下を起こさず良好な接着力
を保持することができる、芳香族ポリアミド繊維と水素
化ニトリルゴム配合物との接着方法を提供する。 【構成】 イソシアネート化合物またはエポキシ樹脂を
含む液で芳香族ポリアミド繊維を処理し、次いで、該繊
維をレゾルシンとホルマリンとゴムラテックスとの混合
液で処理し、さらに、該繊維をクレゾール・ノボラック
型エポキシ樹脂、フェノール樹脂および末端カルボキシ
ル基変性ニトリル基含有高飽和重合体ゴムを含む混合液
で処理し、得られた芳香族ポリアミド繊維と、不飽和カ
ルボン酸金属塩を有する水素化ニトリルゴム配合物と
を、有機過酸化物を加硫剤として密着加硫させる。
を保持することができる、芳香族ポリアミド繊維と水素
化ニトリルゴム配合物との接着方法を提供する。 【構成】 イソシアネート化合物またはエポキシ樹脂を
含む液で芳香族ポリアミド繊維を処理し、次いで、該繊
維をレゾルシンとホルマリンとゴムラテックスとの混合
液で処理し、さらに、該繊維をクレゾール・ノボラック
型エポキシ樹脂、フェノール樹脂および末端カルボキシ
ル基変性ニトリル基含有高飽和重合体ゴムを含む混合液
で処理し、得られた芳香族ポリアミド繊維と、不飽和カ
ルボン酸金属塩を有する水素化ニトリルゴム配合物と
を、有機過酸化物を加硫剤として密着加硫させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機過酸化物を加硫剤
とする、水素化ニトリルゴム配合物と芳香族ポリアミド
繊維との接着方法に関するものである。
とする、水素化ニトリルゴム配合物と芳香族ポリアミド
繊維との接着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術、背景および発明が解決しようとする課
題】従来から動力伝達手段として伝動ベルトが使用され
ているが、近年、エンジン等の高出力化に伴い、伝動ベ
ルトに対する耐高負荷伝動性と耐熱性に対する要求がよ
り厳しくなりつつある。
題】従来から動力伝達手段として伝動ベルトが使用され
ているが、近年、エンジン等の高出力化に伴い、伝動ベ
ルトに対する耐高負荷伝動性と耐熱性に対する要求がよ
り厳しくなりつつある。
【0003】通常、伝動ベルトは繊維の心線とゴム配合
物との複合体からできており、繊維とゴム配合物とは接
着剤によって接着されている。そこで、耐高負荷伝動
性、耐熱性の要求が厳しくなるに伴い、単に繊維とゴム
配合物との接着力を上げるだけでなく、特に高温下での
接着力の向上が強く要望されている。そのため、接着さ
れるゴム配合物そのものも耐熱性に優れたゴム配合物が
必要とされている。この耐熱性と耐油性に優れたゴム製
品としては、水素化ニトリルゴム(以下「H−NBR」
ともいう)製品が公知である。H−NBR製品は、従来
のニトリルゴム製品の利点である耐油性を保持しつつ、
耐熱性を改良したゴム製品であり、熱老化中の硫黄の再
結合反応によるゴム弾性の老化を防ぐため、従来のニト
リルゴムが有する2重結合に予め水素を添加して、熱老
化中の再結合反応を生じにくくし、耐熱性を改良したも
のである。従って、このH−NBR製品の耐熱性を保持
するためには、パーオキサイド架橋系にするのが最適で
ある。
物との複合体からできており、繊維とゴム配合物とは接
着剤によって接着されている。そこで、耐高負荷伝動
性、耐熱性の要求が厳しくなるに伴い、単に繊維とゴム
配合物との接着力を上げるだけでなく、特に高温下での
接着力の向上が強く要望されている。そのため、接着さ
れるゴム配合物そのものも耐熱性に優れたゴム配合物が
必要とされている。この耐熱性と耐油性に優れたゴム製
品としては、水素化ニトリルゴム(以下「H−NBR」
ともいう)製品が公知である。H−NBR製品は、従来
のニトリルゴム製品の利点である耐油性を保持しつつ、
耐熱性を改良したゴム製品であり、熱老化中の硫黄の再
結合反応によるゴム弾性の老化を防ぐため、従来のニト
リルゴムが有する2重結合に予め水素を添加して、熱老
化中の再結合反応を生じにくくし、耐熱性を改良したも
のである。従って、このH−NBR製品の耐熱性を保持
するためには、パーオキサイド架橋系にするのが最適で
ある。
【0004】さらに、近年、H−NBRにメタクリル酸
亜鉛を配合させたもの(以下「ZSC」ともいう)を有
機過酸化物により架橋させるゴムが、より耐熱性と強度
を製品に付与するものとして注目されており、伝動ベル
ト、コンベヤベルト等への適用が図られている。これら
のゴム製品の多くは上記したように繊維材料との複合体
であるため、ゴム製品と繊維材料との間の接着力が大き
いことが製品の耐久性および複合体の特性発現などの点
から要求されている。
亜鉛を配合させたもの(以下「ZSC」ともいう)を有
機過酸化物により架橋させるゴムが、より耐熱性と強度
を製品に付与するものとして注目されており、伝動ベル
ト、コンベヤベルト等への適用が図られている。これら
のゴム製品の多くは上記したように繊維材料との複合体
であるため、ゴム製品と繊維材料との間の接着力が大き
いことが製品の耐久性および複合体の特性発現などの点
から要求されている。
【0005】ところで、従来、ゴム組成物と繊維材料と
の接着方法としては、レゾルシンとホルマリンとゴムラ
テックスとの混合液(以下「RFL液」ともいう)によ
り予め繊維材料を処理し、これと未加硫のゴム配合物と
を密着加硫させる方法がよく知られている。この方法
は、硫黄加硫系ゴム配合物との接着には有効である。し
かしながら、H−NBRと芳香族ポリアミド繊維とを接
着させる場合、RFL液で芳香族ポリアミド繊維を処理
するだけでは、H−NBRがパーオキサイド架橋系であ
るため、RFL液による被膜が劣化し、高接着力を得る
ことができない。
の接着方法としては、レゾルシンとホルマリンとゴムラ
テックスとの混合液(以下「RFL液」ともいう)によ
り予め繊維材料を処理し、これと未加硫のゴム配合物と
を密着加硫させる方法がよく知られている。この方法
は、硫黄加硫系ゴム配合物との接着には有効である。し
かしながら、H−NBRと芳香族ポリアミド繊維とを接
着させる場合、RFL液で芳香族ポリアミド繊維を処理
するだけでは、H−NBRがパーオキサイド架橋系であ
るため、RFL液による被膜が劣化し、高接着力を得る
ことができない。
【0006】また、繊維材料をまずイソシアネート化合
物またはエポキシ樹脂を含む液で処理し、次にRFL液
で処理し、最外層をエポキシ樹脂またはエポキシ樹脂と
H−NBRとの混合液で処理する方法も知られている。
しかし、この方法では、エポキシ樹脂を用いるため、特
に高温時にエポキシ層の強度・弾性率が低下して接着力
が低くなるという問題がある。
物またはエポキシ樹脂を含む液で処理し、次にRFL液
で処理し、最外層をエポキシ樹脂またはエポキシ樹脂と
H−NBRとの混合液で処理する方法も知られている。
しかし、この方法では、エポキシ樹脂を用いるため、特
に高温時にエポキシ層の強度・弾性率が低下して接着力
が低くなるという問題がある。
【0007】さらに、繊維材料をシランカップリング剤
で処理する方法も知られている。しかし、この方法では
十分な接着層厚みを形成できないため、有機過酸化物で
加硫した場合に繊維の劣化が大きく、特にアミド結合を
有する繊維の場合にその傾向が大きく、強固な接着を確
保することができない。
で処理する方法も知られている。しかし、この方法では
十分な接着層厚みを形成できないため、有機過酸化物で
加硫した場合に繊維の劣化が大きく、特にアミド結合を
有する繊維の場合にその傾向が大きく、強固な接着を確
保することができない。
【0008】本発明はこのような従来の技術の有する問
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、接着
層がある程度の厚みを有し、最外層の接着層には水素化
ニトリルゴムとの接着性が良好な層を設け、高温下でも
強度低下を起こさず良好な接着力を保持することができ
る、芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物
との接着方法を提供することにある。
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、接着
層がある程度の厚みを有し、最外層の接着層には水素化
ニトリルゴムとの接着性が良好な層を設け、高温下でも
強度低下を起こさず良好な接着力を保持することができ
る、芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物
との接着方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の要旨は、芳香族ポリアミド繊維と、有機過酸
化物および不飽和カルボン酸金属塩を含有する水素化ニ
トリルゴムとを接着する方法であって、(1) イソシアネ
ート化合物またはエポキシ樹脂を含む液で芳香族ポリア
ミド繊維を処理し、(2) 次いで、該繊維をレゾルシンと
ホルマリンとゴムラテックスとの混合液で処理し、(3)
さらに、該繊維をクレゾール・ノボラック型エポキシ樹
脂、フェノール樹脂および末端カルボキシル基変性ニト
リル基含有高飽和重合体ゴムを含む混合液で処理し、
(4) 得られた芳香族ポリアミド繊維と、不飽和カルボン
酸金属塩を有する水素化ニトリルゴム配合物とを、有機
過酸化物を加硫剤として密着加硫させることを特徴とす
る、芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物
との接着方法にある。
に本発明の要旨は、芳香族ポリアミド繊維と、有機過酸
化物および不飽和カルボン酸金属塩を含有する水素化ニ
トリルゴムとを接着する方法であって、(1) イソシアネ
ート化合物またはエポキシ樹脂を含む液で芳香族ポリア
ミド繊維を処理し、(2) 次いで、該繊維をレゾルシンと
ホルマリンとゴムラテックスとの混合液で処理し、(3)
さらに、該繊維をクレゾール・ノボラック型エポキシ樹
脂、フェノール樹脂および末端カルボキシル基変性ニト
リル基含有高飽和重合体ゴムを含む混合液で処理し、
(4) 得られた芳香族ポリアミド繊維と、不飽和カルボン
酸金属塩を有する水素化ニトリルゴム配合物とを、有機
過酸化物を加硫剤として密着加硫させることを特徴とす
る、芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物
との接着方法にある。
【0010】不飽和カルボン酸金属塩は、1つまたは2
つ以上のカルボキシル基を有する不飽和カルボン酸と金
属とがイオン結合したものである。不飽和カルボン酸と
しては、アクリル酸、メタクリル酸等のモノカルボン酸
や、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のジカルボン
酸等が好ましい。また、金属としては、Be、Mg、C
a、Sr、Ba、Ti、Cr、Mo、Mn、Fe、C
o、Ni、Cu、Ag、Zn、Cd、Hg、Al、S
n、Pb、またはSb等を使用することができる。
つ以上のカルボキシル基を有する不飽和カルボン酸と金
属とがイオン結合したものである。不飽和カルボン酸と
しては、アクリル酸、メタクリル酸等のモノカルボン酸
や、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のジカルボン
酸等が好ましい。また、金属としては、Be、Mg、C
a、Sr、Ba、Ti、Cr、Mo、Mn、Fe、C
o、Ni、Cu、Ag、Zn、Cd、Hg、Al、S
n、Pb、またはSb等を使用することができる。
【0011】この中でも好ましい金属は、Mg、Ca、
Zn、Alである。また、特に好ましい不飽和カルボン
酸金属塩は、次式で示すものである。
Zn、Alである。また、特に好ましい不飽和カルボン
酸金属塩は、次式で示すものである。
【0012】
【化1】
【0013】ただし、RおよびR´はそれぞれ、脂肪族
もしくは芳香族炭化水素基または水素原子を示し、両者
は同一でも異なっていてもよい。Meは上記の金属のい
ずれかであり、nは2〜4の整数である。
もしくは芳香族炭化水素基または水素原子を示し、両者
は同一でも異なっていてもよい。Meは上記の金属のい
ずれかであり、nは2〜4の整数である。
【0014】この不飽和カルボン酸金属塩の含有量は、
ゴム成分100重量部について、15〜80重量部とす
るのが好ましい。不飽和カルボン酸金属塩は、単量体反
応性が大きいため、有機過酸化物より発生したラジカル
は不飽和カルボン酸の重合化に大部分消費され、一部は
ゴム成分と接着剤成分との架橋に消費される。そのた
め、有機過酸化物による接着力の低下を最小限に抑制す
ることができる。この効果は、ゴム成分100重量部に
対する不飽和カルボン酸金属塩の配合量が15重量部未
満では小さく、一方、80重量部を超えると接着剤成分
との架橋が困難となり、接着しにくくなる。この点よ
り、ゴム成分100重量部に対する不飽和カルボン酸の
好ましい配合量は15〜80重量部であり、最も好まし
い配合量は20〜50重量部である。
ゴム成分100重量部について、15〜80重量部とす
るのが好ましい。不飽和カルボン酸金属塩は、単量体反
応性が大きいため、有機過酸化物より発生したラジカル
は不飽和カルボン酸の重合化に大部分消費され、一部は
ゴム成分と接着剤成分との架橋に消費される。そのた
め、有機過酸化物による接着力の低下を最小限に抑制す
ることができる。この効果は、ゴム成分100重量部に
対する不飽和カルボン酸金属塩の配合量が15重量部未
満では小さく、一方、80重量部を超えると接着剤成分
との架橋が困難となり、接着しにくくなる。この点よ
り、ゴム成分100重量部に対する不飽和カルボン酸の
好ましい配合量は15〜80重量部であり、最も好まし
い配合量は20〜50重量部である。
【0015】また、加硫剤としての有機過酸化物として
は、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過
酸化ジターシャリーブチル、過酸化アセチル、ターシャ
リーブチルペルオキシ安息香酸、過酸化ジクミル、ペル
オキシ安息香酸、ペルオキシ酢酸、ターシャリーブチル
ペルオキシピパレート等の過酸化物やアゾビスイソブチ
ロニトリル等のジアゾ化合物類が好ましい。
は、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過
酸化ジターシャリーブチル、過酸化アセチル、ターシャ
リーブチルペルオキシ安息香酸、過酸化ジクミル、ペル
オキシ安息香酸、ペルオキシ酢酸、ターシャリーブチル
ペルオキシピパレート等の過酸化物やアゾビスイソブチ
ロニトリル等のジアゾ化合物類が好ましい。
【0016】また、ニトリル基およびカルボキシル基含
有高飽和重合体ゴムとは、エチレン性不飽和ニトリル−
共役ジエン系高飽和共重合体ゴムをいい、エチレン性不
飽和ニトリルとは、エチレン性不飽和結合の一端にニト
リル基(−CN)が付加してなる化合物で、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル等がある。また、共役ジエ
ンとは、2個の二重結合が唯一の単結合により結合して
なる化合物で、ブタジエン、イソプレン等がある。好ま
しい組合せは、アクリロニトリル−ブタジエンである。
エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系ゴムは高飽和
度とするために水素添加を行うのが好ましい。水素添加
によりゴム中の不飽和結合の10〜100%が飽和す
る。係るニトリル基含有高飽和重合体ゴムが接着剤成分
中に含まれていることにより、有機過酸化物の架橋効率
が低下し、有機過酸化物の接着層への影響を小さくする
ことができる。そして、カルボキシル基はエポキシ樹
脂、RFL液との反応が期待でき、芳香族ポリアミド繊
維とH−NBRとの接着力を高め、引き抜き疲労寿命を
向上させることができる。
有高飽和重合体ゴムとは、エチレン性不飽和ニトリル−
共役ジエン系高飽和共重合体ゴムをいい、エチレン性不
飽和ニトリルとは、エチレン性不飽和結合の一端にニト
リル基(−CN)が付加してなる化合物で、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル等がある。また、共役ジエ
ンとは、2個の二重結合が唯一の単結合により結合して
なる化合物で、ブタジエン、イソプレン等がある。好ま
しい組合せは、アクリロニトリル−ブタジエンである。
エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系ゴムは高飽和
度とするために水素添加を行うのが好ましい。水素添加
によりゴム中の不飽和結合の10〜100%が飽和す
る。係るニトリル基含有高飽和重合体ゴムが接着剤成分
中に含まれていることにより、有機過酸化物の架橋効率
が低下し、有機過酸化物の接着層への影響を小さくする
ことができる。そして、カルボキシル基はエポキシ樹
脂、RFL液との反応が期待でき、芳香族ポリアミド繊
維とH−NBRとの接着力を高め、引き抜き疲労寿命を
向上させることができる。
【0017】クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂
は、以下の式に示す通り、多官能であるため、2官能で
あるビスフェノールA型エポキシ樹脂に比べて橋かけ密
度が大きくなり、耐熱性・耐薬品性・耐水性に優れた硬
化樹脂が得られる。すなわち、クレゾール・ノボラック
型エポキシ樹脂の場合、nが大きくなって高分子量にな
ると、軟化点が高くなるとともにエポキシ基の数も増
え、高官能度となるので耐熱性が高くなる。また、クレ
ゾール・ノボラック型エポキシ樹脂の場合、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂に比べてガラス転移温度が高
い硬化樹脂を得ることができる。
は、以下の式に示す通り、多官能であるため、2官能で
あるビスフェノールA型エポキシ樹脂に比べて橋かけ密
度が大きくなり、耐熱性・耐薬品性・耐水性に優れた硬
化樹脂が得られる。すなわち、クレゾール・ノボラック
型エポキシ樹脂の場合、nが大きくなって高分子量にな
ると、軟化点が高くなるとともにエポキシ基の数も増
え、高官能度となるので耐熱性が高くなる。また、クレ
ゾール・ノボラック型エポキシ樹脂の場合、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂に比べてガラス転移温度が高
い硬化樹脂を得ることができる。
【0018】
【化2】
【0019】フェノール樹脂はエポキシ樹脂と反応する
ことが好ましく、ノボラック系、クレゾール系のいずれ
でも使用することができ、末端カルボキシル基変性ニト
リル基含有高飽和重合体ゴムと混合することにより、接
着剤の凝集力を高め、RFL液との接着効果を高める。
ことが好ましく、ノボラック系、クレゾール系のいずれ
でも使用することができ、末端カルボキシル基変性ニト
リル基含有高飽和重合体ゴムと混合することにより、接
着剤の凝集力を高め、RFL液との接着効果を高める。
【0020】RFL液は、レゾルシンとホルマリンの初
期縮合物をゴムラテックスと混合したものであり、一般
にレゾルシンとホルマリンとのモル比は、1:0.5〜
3が好ましい。また、ゴムラテックスは、合成ゴムラテ
ックスを用いることができ、アクリロニトリル−ゴムラ
テックスが好ましい。
期縮合物をゴムラテックスと混合したものであり、一般
にレゾルシンとホルマリンとのモル比は、1:0.5〜
3が好ましい。また、ゴムラテックスは、合成ゴムラテ
ックスを用いることができ、アクリロニトリル−ゴムラ
テックスが好ましい。
【0021】
【作用】芳香族ポリアミド繊維をRFL液で処理する前
にイソシアネート化合物またはエポキシ樹脂で処理する
ことにより接着性を高め、このRFL液処理層に接する
最外層の接着剤層にはフェノール樹脂が含まれているの
でRFL液との親和性がよく、しかもこの最外層の接着
剤層にはクレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂が含ま
れているので耐熱性が良好で、さらにこの最外層には末
端カルボキシル基変性ニトリル基含有高飽和重合体ゴム
が含有されているので、エポキシ樹脂およびフェノール
樹脂との相溶性がよく、その上、この末端カルボキシル
基変性ニトリル基含有高飽和重合体ゴムは被着ゴム中の
不飽和カルボン酸金属塩と共働して有機過酸化物による
接着力の低下を抑えるだけでなく、エポキシ樹脂、RF
L液との反応により、カルボキシル基を有しないニトリ
ル基含有高飽和重合体ゴムに比して高温でも芳香族ポリ
アミド繊維と水素化ニトリルゴムとを強力に接着するこ
とができる。さらに、引き抜き疲労寿命を向上させるこ
とができる。
にイソシアネート化合物またはエポキシ樹脂で処理する
ことにより接着性を高め、このRFL液処理層に接する
最外層の接着剤層にはフェノール樹脂が含まれているの
でRFL液との親和性がよく、しかもこの最外層の接着
剤層にはクレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂が含ま
れているので耐熱性が良好で、さらにこの最外層には末
端カルボキシル基変性ニトリル基含有高飽和重合体ゴム
が含有されているので、エポキシ樹脂およびフェノール
樹脂との相溶性がよく、その上、この末端カルボキシル
基変性ニトリル基含有高飽和重合体ゴムは被着ゴム中の
不飽和カルボン酸金属塩と共働して有機過酸化物による
接着力の低下を抑えるだけでなく、エポキシ樹脂、RF
L液との反応により、カルボキシル基を有しないニトリ
ル基含有高飽和重合体ゴムに比して高温でも芳香族ポリ
アミド繊維と水素化ニトリルゴムとを強力に接着するこ
とができる。さらに、引き抜き疲労寿命を向上させるこ
とができる。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。 (実施例1)1500d/2×3の構成の芳香族ポリア
ミド繊維(デュポン社製の商品名「ケブラー」のもの)
のコードを以下の表1(a)の配合(重量部)からなる
処理液に浸漬後473Kで2分間熱処理し、次に表2の
配合(重量部)からなるRFL液に浸漬後473Kで2
分間熱処理した。そして、このRFL液処理繊維コード
を、クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂と末端カル
ボキシル基変性ニトリル基含有高飽和重合体ゴムとノボ
ラック系フェノール樹脂を4:1:2の混合比でメチル
エチルケトンに溶解させた、表3に示す配合(重量部)
の液に浸漬し、373Kで乾燥させた。次いで、この接
着処理済繊維コードを表4に示す配合(重量部)のZS
C配合物中に埋設し、443Kで30分間加硫した。
ミド繊維(デュポン社製の商品名「ケブラー」のもの)
のコードを以下の表1(a)の配合(重量部)からなる
処理液に浸漬後473Kで2分間熱処理し、次に表2の
配合(重量部)からなるRFL液に浸漬後473Kで2
分間熱処理した。そして、このRFL液処理繊維コード
を、クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂と末端カル
ボキシル基変性ニトリル基含有高飽和重合体ゴムとノボ
ラック系フェノール樹脂を4:1:2の混合比でメチル
エチルケトンに溶解させた、表3に示す配合(重量部)
の液に浸漬し、373Kで乾燥させた。次いで、この接
着処理済繊維コードを表4に示す配合(重量部)のZS
C配合物中に埋設し、443Kで30分間加硫した。
【0023】そして、このようにして得たゴム製品を室
温で24時間放令後393Kで30分間放置した後、同
温度で引っ張りスピード50mm/min.の条件で剥離接着
力を測定した(島津製作所社製の剥離試験機「オートグ
ラフ」使用)。また、上記接着処理済繊維コードを表4
に示す配合の幅10mm、厚さ12mmのZSC配合物で挟
み、443Kで30分間加硫した。このようにして得た
ゴム製品を室温で24時間放令後、島津製作所社製のサ
ーボパルサーにより、初期荷重10kgf 、周波数10H
z、荷重偏差±5kgf の条件で、引き抜き疲労試験を行
った。さらに、表3に示す配合の10%メチルエチルケ
トン液をテフロン(商標名)板上に流し込み、乾燥させ
た後、プレスにより一定厚みのフィルムを作製し、その
フィルムの粘弾性試験を行い、298KのE´(弾性
率)に対する423KのE´(弾性率)の保持率を求め
た。表3には、上記のようにして求めた接着力と引き抜
き疲労試験の寿命とE´保持率を示す。
温で24時間放令後393Kで30分間放置した後、同
温度で引っ張りスピード50mm/min.の条件で剥離接着
力を測定した(島津製作所社製の剥離試験機「オートグ
ラフ」使用)。また、上記接着処理済繊維コードを表4
に示す配合の幅10mm、厚さ12mmのZSC配合物で挟
み、443Kで30分間加硫した。このようにして得た
ゴム製品を室温で24時間放令後、島津製作所社製のサ
ーボパルサーにより、初期荷重10kgf 、周波数10H
z、荷重偏差±5kgf の条件で、引き抜き疲労試験を行
った。さらに、表3に示す配合の10%メチルエチルケ
トン液をテフロン(商標名)板上に流し込み、乾燥させ
た後、プレスにより一定厚みのフィルムを作製し、その
フィルムの粘弾性試験を行い、298KのE´(弾性
率)に対する423KのE´(弾性率)の保持率を求め
た。表3には、上記のようにして求めた接着力と引き抜
き疲労試験の寿命とE´保持率を示す。
【0024】(実施例2)表3中のクレゾール・ノボラ
ック型エポキシ樹脂と末端カルボキシル基変性ニトリル
基含有高飽和重合体ゴムとノボラック系フェノール樹脂
の混合比を2:1:1とした以外は上記実施例1と同様
の方法でゴム製品を得、同様の方法でゴム製品の剥離接
着力と引き抜き疲労試験の寿命ならびにオーバーコート
フィルムのE´保持率を測定した。その測定結果を表3
に示す。なお、本実施例2の引き抜き疲労試験の測定条
件は、初期荷重20kgf 、周波数10Hz、1%歪みと
した。
ック型エポキシ樹脂と末端カルボキシル基変性ニトリル
基含有高飽和重合体ゴムとノボラック系フェノール樹脂
の混合比を2:1:1とした以外は上記実施例1と同様
の方法でゴム製品を得、同様の方法でゴム製品の剥離接
着力と引き抜き疲労試験の寿命ならびにオーバーコート
フィルムのE´保持率を測定した。その測定結果を表3
に示す。なお、本実施例2の引き抜き疲労試験の測定条
件は、初期荷重20kgf 、周波数10Hz、1%歪みと
した。
【0025】(実施例3)表3中のクレゾール・ノボラ
ック型エポキシ樹脂と末端カルボキシル基変性ニトリル
基含有高飽和重合体ゴムとノボラック系フェノール樹脂
の混合比を4:3:2とした以外は上記実施例1と同様
の方法でゴム製品を得、同様の方法でゴム製品の剥離接
着力と引き抜き疲労試験の寿命ならびにオーバーコート
フィルムのE´保持率を測定した。その測定結果を表3
に示す。
ック型エポキシ樹脂と末端カルボキシル基変性ニトリル
基含有高飽和重合体ゴムとノボラック系フェノール樹脂
の混合比を4:3:2とした以外は上記実施例1と同様
の方法でゴム製品を得、同様の方法でゴム製品の剥離接
着力と引き抜き疲労試験の寿命ならびにオーバーコート
フィルムのE´保持率を測定した。その測定結果を表3
に示す。
【0026】(実施例4)芳香族ポリアミド繊維コード
を浸漬した液を表1の配合(b)とした以外は、上記実
施例1と同様の方法でゴム製品を得、同様の方法でゴム
製品の剥離接着力と引き抜き疲労試験の寿命ならびにオ
ーバーコートフィルムのE´保持率を測定した。その測
定結果を表3に示す。
を浸漬した液を表1の配合(b)とした以外は、上記実
施例1と同様の方法でゴム製品を得、同様の方法でゴム
製品の剥離接着力と引き抜き疲労試験の寿命ならびにオ
ーバーコートフィルムのE´保持率を測定した。その測
定結果を表3に示す。
【0027】(実施例5)芳香族ポリアミド繊維コード
を浸漬した液を表1の配合(b)とし、表3中のクレゾ
ール・ノボラック型エポキシ樹脂と末端カルボキシル基
変性ニトリル基含有高飽和重合体ゴムとノボラック系フ
ェノール樹脂の混合比を2:1:1とした以外は上記実
施例1と同様の方法でゴム製品を得、同様の方法でゴム
製品の剥離接着力と引き抜き疲労試験の寿命ならびにオ
ーバーコートフィルムのE´保持率を測定した。その測
定結果を表3に示す。
を浸漬した液を表1の配合(b)とし、表3中のクレゾ
ール・ノボラック型エポキシ樹脂と末端カルボキシル基
変性ニトリル基含有高飽和重合体ゴムとノボラック系フ
ェノール樹脂の混合比を2:1:1とした以外は上記実
施例1と同様の方法でゴム製品を得、同様の方法でゴム
製品の剥離接着力と引き抜き疲労試験の寿命ならびにオ
ーバーコートフィルムのE´保持率を測定した。その測
定結果を表3に示す。
【0028】(実施例6)芳香族ポリアミド繊維コード
を浸漬した液を表1の配合(b)とし、表3中のクレゾ
ール・ノボラック型エポキシ樹脂と末端カルボキシル基
変性ニトリル基含有高飽和重合体ゴムとノボラック系フ
ェノール樹脂の混合比を4:3:2とした以外は上記実
施例1と同様の方法でゴム製品を得、同様の方法でゴム
製品の剥離接着力と引き抜き疲労試験の寿命ならびにオ
ーバーコートフィルムのE´保持率を測定した。その測
定結果を表3に示す。
を浸漬した液を表1の配合(b)とし、表3中のクレゾ
ール・ノボラック型エポキシ樹脂と末端カルボキシル基
変性ニトリル基含有高飽和重合体ゴムとノボラック系フ
ェノール樹脂の混合比を4:3:2とした以外は上記実
施例1と同様の方法でゴム製品を得、同様の方法でゴム
製品の剥離接着力と引き抜き疲労試験の寿命ならびにオ
ーバーコートフィルムのE´保持率を測定した。その測
定結果を表3に示す。
【0029】(比較例1〜4)芳香族ポリアミド繊維コ
ードを浸漬した液を表1の配合(b)とし、RFL液処
理後の繊維コードを浸漬した液配合を表3に示すような
ものとした以外は、上記実施例1と同様の方法でゴム製
品を得、同様の方法でゴム製品の剥離接着力と引き抜き
疲労試験の寿命ならびにオーバーコートフィルムのE´
保持率を測定した。その測定結果を表3に示す。
ードを浸漬した液を表1の配合(b)とし、RFL液処
理後の繊維コードを浸漬した液配合を表3に示すような
ものとした以外は、上記実施例1と同様の方法でゴム製
品を得、同様の方法でゴム製品の剥離接着力と引き抜き
疲労試験の寿命ならびにオーバーコートフィルムのE´
保持率を測定した。その測定結果を表3に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】表3に明らかなように、本実施例に係るも
のは、いずれも高温下で高い接着力を示し、且つ引き抜
き疲労試験において長寿命であり、耐剪断疲労性に優れ
ている。さらに、E´保持率が高く、本発明に係る配合
の樹脂は耐熱性が優れていることが分かる。
のは、いずれも高温下で高い接着力を示し、且つ引き抜
き疲労試験において長寿命であり、耐剪断疲労性に優れ
ている。さらに、E´保持率が高く、本発明に係る配合
の樹脂は耐熱性が優れていることが分かる。
【0035】しかし、比較例1には、クレゾール・ノボ
ラック型エポキシ樹脂は含まれているが、末端COOH
−H−NBRが含まれていないので、耐剪断疲労性に劣
る。
ラック型エポキシ樹脂は含まれているが、末端COOH
−H−NBRが含まれていないので、耐剪断疲労性に劣
る。
【0036】また、比較例2には、クレゾール・ノボラ
ック型エポキシ樹脂は含まれているが、末端COOHの
ないH−NBRが含まれているので、接着力が低く、耐
剪断疲労性もやや劣る。
ック型エポキシ樹脂は含まれているが、末端COOHの
ないH−NBRが含まれているので、接着力が低く、耐
剪断疲労性もやや劣る。
【0037】また、比較例3、比較例4には、末端CO
OH−H−NBRは含まれているが、クレゾール・ノボ
ラック型エポキシ樹脂が含まれていないので、樹脂の耐
熱性が低く、耐剪断疲労性もやや劣り、接着力も低い。
OH−H−NBRは含まれているが、クレゾール・ノボ
ラック型エポキシ樹脂が含まれていないので、樹脂の耐
熱性が低く、耐剪断疲労性もやや劣り、接着力も低い。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る接着方法で芳香族ポリアミ
ド繊維と水素化ニトリルゴムを接着したものは、高温で
の接着力が高く、しかも耐疲労性・耐熱性に優れてお
り、繊維を抗張体とするゴム組成物を主材料とする伝動
ベルト、コンベヤベルト、ゴムホース、タイヤ等に極め
て好適に用いることができる。
ド繊維と水素化ニトリルゴムを接着したものは、高温で
の接着力が高く、しかも耐疲労性・耐熱性に優れてお
り、繊維を抗張体とするゴム組成物を主材料とする伝動
ベルト、コンベヤベルト、ゴムホース、タイヤ等に極め
て好適に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾上 勧 兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バンドー化学株式会社内 (72)発明者 野中 敬三 兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バンドー化学株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 芳香族ポリアミド繊維と、有機過酸化物
および不飽和カルボン酸金属塩を含有する水素化ニトリ
ルゴムとを接着する方法であって、(1) イソシアネート
化合物またはエポキシ樹脂を含む液で芳香族ポリアミド
繊維を処理し、(2) 次いで、該繊維をレゾルシンとホル
マリンとゴムラテックスとの混合液で処理し、(3) さら
に、該繊維をクレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂、
フェノール樹脂および末端カルボキシル基変性ニトリル
基含有高飽和重合体ゴムを含む混合液で処理し、(4) 得
られた芳香族ポリアミド繊維と、不飽和カルボン酸金属
塩を有する水素化ニトリルゴム配合物とを、有機過酸化
物を加硫剤として密着加硫させることを特徴とする芳香
族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物との接着
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33036992A JPH06172552A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物との接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33036992A JPH06172552A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物との接着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06172552A true JPH06172552A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18231838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33036992A Pending JPH06172552A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物との接着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06172552A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6524417B2 (en) * | 1999-12-15 | 2003-02-25 | Mitsubishi Belting Ltd. | Method of bonding an ethylene•α-olefin rubber composition and a fiber and a power transmission belt made using the method |
WO2003046093A1 (en) * | 2001-11-21 | 2003-06-05 | Lord Corporation | Room temperature curable oil resistant elastomer coating |
WO2016038854A1 (ja) * | 2014-09-09 | 2016-03-17 | バンドー化学株式会社 | ゴム繊維複合体 |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP33036992A patent/JPH06172552A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6524417B2 (en) * | 1999-12-15 | 2003-02-25 | Mitsubishi Belting Ltd. | Method of bonding an ethylene•α-olefin rubber composition and a fiber and a power transmission belt made using the method |
WO2003046093A1 (en) * | 2001-11-21 | 2003-06-05 | Lord Corporation | Room temperature curable oil resistant elastomer coating |
WO2016038854A1 (ja) * | 2014-09-09 | 2016-03-17 | バンドー化学株式会社 | ゴム繊維複合体 |
JPWO2016038854A1 (ja) * | 2014-09-09 | 2017-04-27 | バンドー化学株式会社 | ゴム繊維複合体 |
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