JPH0617179U - 回転体と固定体間の伝送装置 - Google Patents

回転体と固定体間の伝送装置

Info

Publication number
JPH0617179U
JPH0617179U JP6221592U JP6221592U JPH0617179U JP H0617179 U JPH0617179 U JP H0617179U JP 6221592 U JP6221592 U JP 6221592U JP 6221592 U JP6221592 U JP 6221592U JP H0617179 U JPH0617179 U JP H0617179U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat cable
inner case
case
outer case
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6221592U
Other languages
English (en)
Inventor
昌宏 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP6221592U priority Critical patent/JPH0617179U/ja
Publication of JPH0617179U publication Critical patent/JPH0617179U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ゼンマイ巻きしたフラットケーブル3の内端
を内側ケース1に、外端を外側ケース2に取り付け、内
側ケース1を回転体、外側ケース2を固定体として使用
する装置で、内側ケース1のフランジ部1aに発光素子
8を、外側ケース2のフランジ部2aに受光素子9を取
り付け、内側ケース1と外側ケース2間で光信号の伝送
を行う。 【効果】 フラットケーブルによる電気信号回線と共
に、発光素子と受光素子による光信号回線を有している
ので、信号回線数が多くなってもフラットケーブルの幅
を大きくする必要がなく、装置の厚さを薄くでき、狭い
スペースに設置できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転体と固定体間で信号や小電力を伝送するのに用いられる伝送装 置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
図6ないし図8に従来の回転体と固定体間の伝送装置の一例を示す。この伝送 装置は、同軸配置された内側ケース1と外側ケース2を相対的に回転可能に組み 合わせ、その内側ケース1と外側ケース2で形成される空間内にゼンマイ巻きさ れたフラットケーブル3を収納し、フラットケーブル3の内端側3aを内側ケー ス1に、外端側3bを外側ケースに取り付けた構造となっている。
【0003】 この装置は次のように動作する。まず図6の状態は、外側ケース2を固定した まま内側ケース1を矢印B方向に限界まで回転させ、フラットケーブル3のほぼ 全部を内側ケース1に巻き取った状態である。この状態から内側ケース1を逆転 させ矢印A方向に回転させると、フラットケーブル3の巻きがゆるみ、フラット ケーブル3自体の弾性で巻き径が広がって、フラットケーブル3が外側ケース2 の内側へ移行していく。内側ケース1を矢印A方向へ限界まで回転させると、図 7のようになる。
【0004】 上述のように、この伝送装置は、図6の状態から図7の状態になるまで及び図 7の状態から図6の状態になるまでの範囲で、内側ケースを回転させることが可 能である。
【0005】 次に図9は、従来の回転体と固定体間の伝送装置の他の例を示す。この伝送装 置は、内側ケース1と外側ケース2の間に収納されるゼンマイ巻き状のフラット ケーブル3の途中に巻き方向反転部4を設けたもので、それ以外の構成は前記装 置と同様である。
【0006】 この装置は、内側ケース1を矢印A方向に回転させると、フラットケーブル3 が内側ケース1に巻き取られ、巻き方向反転部4が矢印B方向に移動し、逆に内 側ケース1を矢印C方向に回転させると、フラットケーブル3が内側ケース1か ら送り出され、巻き方向反転部4が矢印D方向に移動しながら、フラットケーブ ル3が巻き方向反転部4を通って外側ケース2の内側に巻き込まれる。なおこの 伝送装置では、フラットケーブル3のたるみを防止し、巻き方向反転部4が確実 に移動するように点線で示すようなガイド部材5を設けておくことが望ましい。 このタイプの伝送装置は、フラットケーブルを一方向にゼンマイ巻きしたもの に比べ、同じ相対回転数を得るのに必要なフラットケーブルの長さを短くできる 利点がある。
【0007】 なお以上は、いずれも内側ケースを回転させた場合であるが、内側ケースを固 定して外側ケースを回転させることも可能である。 この種の伝送装置は回転可能範囲の制約はあるが、回転体と固定体との間に摺 動接触部がないため、信頼性の高い伝送線路を構成できる利点がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
この種の伝送装置は主として自動車のステアリング軸(回転体)側の機器と車 体(固定体)側の機器の間で信号や小電力を伝送するのに用いられるが、機器の 増加や機能向上に伴い信号の回線数が多くなると、それに応じてフラットケーブ ルの幅を大きくする必要がある。すなわちこの種の伝送装置に用いられるフラッ トケーブル3は図10に示すように複数条の導体6を絶縁テープ7で挟んで接着 剤により一体化した構造であるため、回線数が増えると導体数が増え、必然的に フラットケーブル3の幅を大きくせざるを得ないのである。
【0009】 フラットケーブル3の幅が大きくなると、内側ケース1および外側ケース2の 軸線方向寸法(伝送装置の厚さ)が大きくなるため、伝送装置が大型化する欠点 がある。特に自動車などでは、装置の設置スペースが制限されているため、大型 化は何としても回避しなければならない課題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような課題を解決した回転体と固定体間の伝送装置を提供す るもので、その構成は、同軸配置された内側ケースと外側ケースを相対的に回転 可能に組み合わせ、その内側ケースと外側ケースで形成される空間内にゼンマイ 巻き状のフラットケーブルを収納し、フラットケーブルの内端側を内側ケースに 、外端側を外側ケースに取り付けてなり、内側ケースおよび外側ケースのいずれ か一方が回転体、他方が固定体として使用される回転体と固定体間の伝送装置に おいて、前記内側ケースと外側ケースが対向する面の一方に発光素子を、他方に 受光素子を取り付け、内側ケースと外側ケース間で光信号の伝送を行うことを特 徴とするものである。
【0011】
【作用】
このようにすると、フラットケーブルによる電気信号回線と、光信号回線の2 系統で信号の伝送が行えるため、信号回線が増えても、フラットケーブルの幅を 大きくする必要がなく、伝送装置の小型化が可能となる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1ないし図4は本考案の一実施例を示す。この伝送装置は、相対的に回転可 能な内側ケース1と外側ケース2で形成される空間内にゼンマイ巻き状のフラッ トケーブル3を収納し、フラットケーブル3の内端側を内側ケース1に、外端側 を外側ケース2に取り付けてある点では従来と同様であるが、内側ケース1のフ ランジ部1aの内面に周方向に適当な間隔をおいて多数の発光素子8を取り付け ると共に、これに対向する外側ケース2のフランジ部2aの内面に周方向に適当 な間隔をおいて多数の受光素子9を取り付けた点に特徴がある。
【0013】 発光素子8は内側ケース1に固定された発信回路11から信号が送られるよう になっている。発信回路11はコネクタ部12を有していて、このコネクタ部1 2に各種スイッチなどの信号発生機器13(図4参照)が接続されるようになっ ている。発光素子8は、発信回路11から送られてきた電気信号を光信号に変換 するタイプのものでもよいし、発信回路11が電気/光変換を行う場合にはそこ から光ファイバで送られてきた光信号を放射するタイプのものでもよい。
【0014】 また受光素子9は外側ケース2に固定された受信回路14へ信号を送るように なっている。受信回路14はコネクタ部15を有していて、このコネクタ部15 に信号受信側の機器16(図4参照)が接続されるようになっている。受光素子 9は、光信号を電気信号に変換して受信回路14に電気信号を送るタイプのもの でもよいし、受信回路14で光/電気変換を行う場合には受信した光信号をその まま光ファイバで受信回路14に送るタイプのものでもよい。
【0015】 内側ケース1と外側ケース2で囲まれる空間は外部から光が入らない空間であ るから、受光素子9と発光素子8は位置がずれていても(同一軸線上で対向して いなくても)、多数の発光素子8が同時に発光すれば、その光をいずれかの受光 素子9で受光することができるので、信号の伝送は可能である。
【0016】 また、発信回路11にはフラットケーブル3の内端側が、受信回路14にはフ ラットケーブル3の外端側がそれぞれ電気的に接続されている。 したがって発信回路11と受信回路14間は図4に示すようにフラットケーブ ル3による電気信号回線と、発光素子8−受光素子9による光信号回線とにより 結ばれることになる。 光信号回線は信号の多重化が容易であるから、1回線で複数の信号を伝送する ことが可能である。
【0017】 なお上記実施例では、フラットケーブルで電気信号回線を、発光素子−受光素 子で光信号回線を構成する場合を説明したが、信号の伝送は光信号回線のみで行 い、フラットケーブルは小電力の伝送のみに使用することも可能である。
【0018】 次に本考案の他の実施例を図5を参照して説明する。この伝送装置は、フラッ トケーブル3が図9に示すように巻き方向反転部4を有し、かつ内側ケース1側 に巻かれているフラットケーブル3と外側ケース2側に巻かれているフラットケ ーブル3との間にガイド部材5を有するタイプである。このようなガイド部材5 があると発光素子8と受光素子9間の光信号の伝送が妨げられるので、この装置 は、ガイド部材5の中間部を透明部材17で構成することにより、光信号が透過 するようにしたものである。 それ以外の構成は、前記実施例と同様であるので、同一部分には同一符号を付 して説明を省略する。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る伝送装置は、フラットケーブルによる電気回 線と共に、光信号回線を有しているので、信号回線数が多くなってもフラットケ ーブルの幅を大きくする必要がなく、このため装置の厚さを薄くすることができ 、狭いスペースに設置できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る回転体と固定体間の
伝送装置を示す縦断面図。
【図2】 図1のA−A線における断面図。
【図3】 図1のB−B線における断面図。
【図4】 図1の装置の信号伝送回線を示す説明図。
【図5】 本考案の他の実施例に係る回転体と固定体間
の伝送装置を示す縦断面図。
【図6】 従来の回転体と固定体間の伝送装置の一例を
示す横断面図。
【図7】 図6の装置で、フラットケーブルが巻き広が
った状態を示す横断面図。
【図8】 図6の装置の縦断面図。
【図9】 従来の回転体と固定体間の伝送装置の他の例
を示す横断面図。
【図10】 回転体と固定体間の伝送装置に使用するフ
ラットケーブルの断面図。
【符号の説明】
1:内側ケース 2:外側ケース 3:フラットケーブル 4:巻き方向反転部 5:ガイド部材 8:発光素子 9:受光素子 11:発信回路 12:コネクタ部 14:受信回路 15:コネクタ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同軸配置された内側ケースと外側ケースを
    相対的に回転可能に組み合わせ、その内側ケースと外側
    ケースで形成される空間内にゼンマイ巻き状のフラット
    ケーブルを収納し、フラットケーブルの内端側を内側ケ
    ースに、外端側を外側ケースに取り付けてなり、内側ケ
    ースおよび外側ケースのいずれか一方が回転体、他方が
    固定体として使用される回転体と固定体間の伝送装置に
    おいて、前記内側ケースと外側ケースが対向する面の一
    方に発光素子を、他方に受光素子を取り付け、内側ケー
    スと外側ケース間で光信号の伝送を行うことを特徴とす
    る回転体と固定体間の伝送装置。
JP6221592U 1992-08-13 1992-08-13 回転体と固定体間の伝送装置 Pending JPH0617179U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6221592U JPH0617179U (ja) 1992-08-13 1992-08-13 回転体と固定体間の伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6221592U JPH0617179U (ja) 1992-08-13 1992-08-13 回転体と固定体間の伝送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0617179U true JPH0617179U (ja) 1994-03-04

Family

ID=13193708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6221592U Pending JPH0617179U (ja) 1992-08-13 1992-08-13 回転体と固定体間の伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0617179U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08203647A (ja) * 1995-01-30 1996-08-09 Furukawa Electric Co Ltd:The 回転コネクタ
JPH1022026A (ja) * 1996-06-28 1998-01-23 Yazaki Corp 相対回転部材間継電装置
JP2019043400A (ja) * 2017-09-04 2019-03-22 豊田合成株式会社 回転コネクタ
JP2021034985A (ja) * 2019-08-29 2021-03-01 古河電気工業株式会社 回転コネクタ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08203647A (ja) * 1995-01-30 1996-08-09 Furukawa Electric Co Ltd:The 回転コネクタ
JPH1022026A (ja) * 1996-06-28 1998-01-23 Yazaki Corp 相対回転部材間継電装置
JP2019043400A (ja) * 2017-09-04 2019-03-22 豊田合成株式会社 回転コネクタ
JP2021034985A (ja) * 2019-08-29 2021-03-01 古河電気工業株式会社 回転コネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3050688B2 (ja) 回転体と固定体間の伝送装置
KR0149498B1 (ko) 코넥터 장치
EP0701927B1 (en) Arrangement for electrically connecting a rotating current contact to a stationary current source
US5882216A (en) Rotary connector
US20210343472A1 (en) Contactless power supply and data communication device, and system having rotation-drive unit, using same
GB2282014A (en) Cable connector
JPH0617179U (ja) 回転体と固定体間の伝送装置
MXPA96004653A (es) DISPOSITIVO TRANSMISOR DE SEnALES.
US6783378B2 (en) Device for transmitting current between two terminals
JPH10513602A (ja) 互いに回転可能な部材の間で電気信号を伝送するための装置
JPH0220791Y2 (ja)
JPH0644052Y2 (ja) ブラシレス電気信号伝達装置
JP3374113B2 (ja) 回転体と固定体間の伝送装置
JPH0668945A (ja) 回転コネクタ
JP2507798B2 (ja) コネクタ装置
JPH04286203A (ja) アンテナ装置
JPH065172U (ja) 相対的に回転する二部材間の伝送装置
JPH062586U (ja) 回転体と固定体間の伝送装置
JPH0559781U (ja) 回転体と固定体間の伝送装置
JP2576472B2 (ja) 可動部における信号線接続構造
JPH11260514A (ja) 回転体と固定体間の伝送装置
JP6522426B2 (ja) ワイヤーハーネス
JPH07169544A (ja) ケーブルリール
JPH06176839A (ja) 回転コネクタ
KR100394943B1 (ko) 광신호를 이용한 무접점 데이타 전송용 케이블 릴