JP6522426B2 - ワイヤーハーネス - Google Patents

ワイヤーハーネス Download PDF

Info

Publication number
JP6522426B2
JP6522426B2 JP2015109011A JP2015109011A JP6522426B2 JP 6522426 B2 JP6522426 B2 JP 6522426B2 JP 2015109011 A JP2015109011 A JP 2015109011A JP 2015109011 A JP2015109011 A JP 2015109011A JP 6522426 B2 JP6522426 B2 JP 6522426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
wire
electromagnetic wave
antenna
transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015109011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016225754A (ja
Inventor
忠秀 國立
忠秀 國立
田中 信吾
信吾 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2015109011A priority Critical patent/JP6522426B2/ja
Publication of JP2016225754A publication Critical patent/JP2016225754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6522426B2 publication Critical patent/JP6522426B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)

Description

本発明は、信号の伝送と電力の供給とが可能なワイヤーハーネスに関する。
自動車には、電気によって作動する機器類が多数搭載されており、これらの機器類は、ワイヤーハーネスによって機器同士や機器と電源とが接続されているが、ワイヤーハーネスは、多数の電線が組み合わされることにより構成されている。このため、電線同士を接続するコネクタの数が多くなり、組み付け作業が煩雑になることがある。また、多数の電線が組み合わされるため、ワイヤーハーネスを配策する際には、多くのスペースが必要になる。
これらのため、従来のワイヤーハーネスの中には、ワイヤーハーネスの構成部材に、電線以外の部材を用いているものがあり、例えば、通信用の部材として、電磁波の伝送に用いる構造体である、いわゆる導波管を用いているものがある(特許文献1参照)。つまり、機器間での通信を、電磁波を用いた多重通信によって行うものとし、ワイヤーハーネスに、この電磁波を伝送する部材として導波管を用いることにより、ワイヤーハーネスを構成する部材の数を減少させることができる。これにより、組み付け作業を容易にしたり、少ないスペースでの配索を可能としたりすることができる。
特開2013−243518号公報
ここで、導波管では、通信用の信号の伝送は行えるものの、電力の伝送は行うことができないため、特許文献1では、電力の伝送用の電線を、導波管の外周に沿って配置することにより、電力の伝送を行っている。しかしながら、電線を導波管の外周に沿って配置した場合、導波管と電線とが併設されている部分における外形全体の体積は、導波管と電線とを合わせた体積になるため、配索するスペースを小さくするとの観点で見た場合、改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、より小さなスペースでの配索を可能にすることのできるワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るワイヤーハーネスは、筒状に形成されて内部で電磁波の伝送が可能な導波管と、前記導波管の内部を通り、電力を伝送することができる電線と、前記導波管の端部に配設され、前記導波管で伝送する電磁波の送受信を行うアンテナと、前記導波管の内部を通る前記電線と前記導波管の外部との間での電力を伝送する伝送構造と、を備えることを特徴とする。
また、上記ワイヤーハーネスにおいて、前記伝送構造は、前記導波管の端部に、前記導波管の壁部の厚さ方向に貫通する切欠き部を有し、前記電線を前記切欠き部に通すことによって、前記電線を前記導波管の内部と外部との間にかけて通して構成することが望ましい。
また、上記ワイヤーハーネスにおいて、前記切欠き部は、最も長い部分の長さが、前記導波管によって伝送する電磁波の波長の1/4以下であることが望ましい。
また、上記ワイヤーハーネスにおいて、前記伝送構造は、筒状に形成されると共に軸方向が前記導波管の延在方向に沿った向きで前記導波管と前記アンテナとの間に配設される延長部材を備え、且つ、前記延長部材に、前記延長部材の壁部の厚さ方向に連通する連通部を有し、前記電線を前記連通部に通すことによって、前記電線を前記延長部材の内部と外部との間にかけて通して構成することが望ましい。
また、上記ワイヤーハーネスにおいて、前記延長部材は、軸方向が前記導波管の延在方向に沿った向きになる螺旋状に形成されており、前記連通部は、螺旋の端部に位置して前記延長部材と前記導波管とにより形成される空隙、または前記延長部材と前記アンテナとにより形成される空隙により構成されることが望ましい。
また、上記ワイヤーハーネスにおいて、前記延長部材の内面は、導電性部材からなることが望ましい。
また、上記ワイヤーハーネスにおいて、前記伝送構造は、金属材料からなると共に前記電線が電気的に接続される導電部材を、前記導波管と前記アンテナとの間に配設することにより構成することが望ましい。
また、上記ワイヤーハーネスにおいて、前記伝送構造は、前記導波管の内面との間に空隙を形成して前記導波管の内部に前記アンテナを配設し、前記電線を、前記導波管の内面と前記アンテナとの間の空隙を通して前記導波管の内部と外部との間にかけて配設することにより構成することが望ましい。
本発明に係るワイヤーハーネスは、より小さなスペースでの配索を可能にすることができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態1に係るワイヤーハーネスの外観図である。 図2は、図1に示す導波管の断面図である。 図3は、図1のA部詳細図である。 図4は、実施形態2に係るワイヤーハーネスの要部詳細図であり、導波管の端部の斜視図である。 図5は、実施形態3に係るワイヤーハーネスの要部詳細図であり、導波管の端部の斜視図である。 図6は、実施形態4に係るワイヤーハーネスの要部詳細図であり、導波管の端部の斜視図である。 図7は、実施形態1に係るワイヤーハーネスの変形例であり、導波管の説明図である。
以下に、本発明に係るワイヤーハーネスの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1に係るワイヤーハーネスの外観図である。図2は、図1に示す導波管の断面図である。実施形態1に係るワイヤーハーネス1は、車両が備える機器間で通信することができるように車両に搭載されており、例えば、車両の室内側とエンジンルーム側に跨って配索されている。このように車両に設けられるワイヤーハーネス1は、電磁波の伝送が可能な導波部材である導波管10と、導波管10で伝送する電磁波の送受信を行うアンテナ36とを有している。このうち、導波管10は少なくとも表面が金属材料からなり、筒状に形成されている。具体的には、導波管10は、円筒形の形状で形成されており、金属コーティングした筒状部材、または全体が金属材料からなる筒状部材により形成されている。導波管10は、このように少なくとも表面が金属材料からなる円筒形の形状で形成されているため、導波管10の内面13も導電性材料である金属材料によって形成されており、この内面13により構成される空間が、電磁波を伝送する経路である導波経路15になっている。
また、アンテナ36は2つ備えられており、2つのアンテナ36は、共に導波管10の端部12に配設されている。2つのアンテナ36は、導波管10の両端部12に、それぞれ1つずつ配設されており、即ち、導波経路15の両端にそれぞれ1つずつ配設されている。この2つのアンテナ36のうち、一方のアンテナ36は、導波管10の導波経路15内に電磁波を送信する送信側アンテナ37として設けられており、他方のアンテナ36は、送信側アンテナ37によって導波経路15内に送信された電磁波を受信する受信側アンテナ38として設けられている。導波管10は、これらのアンテナ36で送受信をする電磁波を、空気中での電磁波の伝送と同様な伝送の仕方で、導波管10の内部で伝送することができる径や長さ、曲がり方で形成されている。
2つのアンテナ36のうち、送信側アンテナ37は、無線通信に用いる電磁波である搬送波を変調することにより、任意の信号を搬送波によって搬送可能にする変調回路45に接続されており、任意の情報を乗せた搬送波を、導波管10内に送信可能になっている。この変調回路45は、複数の機器に接続されており、信号の多重化を行うことにより、これらの複数の機器から発信される情報を、搬送波に乗せることが可能になっている。変調回路45は、このように任意の情報を送信することができる送信機として設けられている。
一方、受信側アンテナ38は、導波管10によって伝送された電磁波を受信可能になっており、受信側アンテナ38で受信した電磁波を復調して、情報を取り出す復調回路46に接続されている。復調回路46は、このように導波管10によって伝送された電磁波より情報を受信することができる受信機として設けられている。復調回路46は、複数の機器に接続されており、復調回路46で受信した情報は、それぞれの情報に応じて複数の機器に適宜伝達される。
これらの変調回路45と復調回路46とには、電力を伝送することができる電線30を介して、バッテリ等の電源40が接続されている。電力を伝送する電線30としては、電力を供給する電線30である電源線31と、グランド用の電線30であるグランド線32とが設けられている。電源40は、変調回路45と復調回路46とのうち、変調回路45寄りの位置に配設されており、具体的には、導波管10の両端部12のうち、変調回路45が位置する側の端部12と同じ側の端部12寄りに配設されている。このため、電源40と変調回路45との間には、電線30が直接配索されている。
一方、復調回路46は、導波管10の両端部12のうち、電源40が位置する側の端部12とは異なる端部12側に配設されている。このため、電源40と復調回路46とを接続する電線30は、導波管10の内部を通って、電源40と復調回路46との間にかけて配索され、双方を電気的に接続している。即ち、電源線31とグランド線32との双方の電線30は、共に導波管10における電源40側の端部12と、復調回路46側の端部12とから導波管10の中に入り、導波管10が有する導波経路15を通って導波管10の両端部12間にかけて配設されることにより、電源40と復調回路46との間にかけて配索されている。
導波管10には、これらのように両端にアンテナ36が配設され、且つ、導波経路15内に電線30が配設されているが、本実施形態1に係るワイヤーハーネス1は、導波管10の内部を通る電線30と導波管10の外部との間での電力を伝送する伝送構造20を備えている。これにより、ワイヤーハーネス1は、導波管10から見て電源40とは異なる端部12側に配設される復調回路46に対して、電源40から供給される電力を、導波管10の内部を通る電線30を介して伝送することが可能になっている。
図3は、図1のA部詳細図である。伝送構造20は、導波管10の端部12に、導波管10の壁部11の厚さ方向に貫通する切欠き部21を有することにより構成されている。この切欠き部21は、導波管10の内面13側と外面14側とを連通し、導波管10の一方の端部12から、他方の端部12側に向けた所定の長さで形成されている。具体的には、切欠き部21は、導波管10の周方向における幅が電線30の直径よりも若干大きく、導波管10の軸方向における長さが電線30の直径の2倍よりも若干長い長さで形成されている。つまり、電線30は、導体である導線34の周囲を、ゴム材料や樹脂材料等の絶縁体からなる被覆33によって覆うことにより形成されているが、切欠き部21は、被覆33を含んだ直径よりも若干大きい幅で、被覆33を含んだ直径の2倍よりも若干長い長さで形成されている。
また、切欠き部21は、最も長い部分の長さが、導波管10によって伝送する電磁波の波長の1/4以下になっており、例えば、切欠き部21は、導波管10の軸方向における長さLが、導波管10によって伝送する電磁波の波長の1/4以下になっている。このように形成される切欠き部21は、導波管10の両端部12に形成されている。
伝送構造20は、導波管10の両端部12に形成される切欠き部21に電線30を通すことによって、電線30を導波管10の内部と外部との間にかけて通している。つまり、導波管10の内部に通される2本の電線30である電源線31とグランド線32とを、共に切欠き部21から引き出している。その際に、電源線31とグランド線32とは、切欠き部21の位置では、共に導波管10の壁部11の厚さ方向に延在する向きになり、電源線31とグランド線32とは、導波管10の軸方向に並んで切欠き部21を通される。これにより、伝送構造20は、導波管10の内部に通される電線30を導波管10の外部に引き出して電線30を導波管10の内部と外部との間にかけて配索し、導波管10の内部を通る電線30と導波管10の外部との間で電力を伝送することを可能にしている。
本実施形態1に係るワイヤーハーネス1は、以上のような構成からなり、以下、その作用について説明する。ワイヤーハーネス1では、情報の伝達と、電力の伝送を行うことが可能になっており、ワイヤーハーネス1によって情報を伝達する際には、電源40から供給される電力によって変調回路45と復調回路46とを作動させる。電源40から供給される電力は、変調回路45に対しては、電源40と変調回路45との間に配索される電線30によって伝送される。また、復調回路46に対しては、導波管10における電源40側の端部12に形成される切欠き部21から導波管10内に入り、導波管10内を通って、復調回路46側の端部12に形成される切欠き部21から導波管10の外部に出て、復調回路46に接続される電線30によって伝送される。変調回路45と復調回路46とは、これらのように電線30によって伝送される電源40からの電力によって作動する。
電源40から電力が供給された変調回路45は、電磁波である搬送波を変調することにより、任意の情報を搬送波に乗せて送信側アンテナ37に伝達し、送信側アンテナ37から導波管10の導波経路15内に送信する。導波管10は、表面が金属材料によって形成されているため、送信側アンテナ37によって導波管10内に送信された電磁波は、導波管10の内面13で反射を繰り返しながら導波管10内を進む。その際に、導波管10に形成される切欠き部21は、最も長い部分の長さLが、導波管10によって伝送する電磁波の波長の1/4以下であるため、導波管10内の電磁波は、切欠き部21から漏出することなく、導波管10内を進む。これにより、導波管10内の電磁波は、導波管10において送信側アンテナ37側の端部12の反対側の端部12側に設けられる受信側アンテナ38側に向かう。
受信側アンテナ38は、導波管10内を進むことによって受信側アンテナ38に到達した電磁波を受信し、この電磁波を復調回路46に伝達する。復調回路46は、この電磁波を復調して情報を取り出し、取り出した情報を所定の機器に伝達する。これにより、情報が伝達された機器は、伝達された情報に基づいた動作を行う。
以上の実施形態1に係るワイヤーハーネス1は、導波管10の内部に電線30を通し、導波管10の電線30と導波管10の外部との間での電力の伝送を、伝送構造20によって可能にしているので、電磁波を用いた情報の通信を行いつつ、電力の伝送を行うことができる。これにより、通信性能と電力の伝送性能を確保しつつ、導波管10と電線30とが併設されている部分における外形全体の体積を小さくすることができる。この結果、より小さなスペースでの配索を可能にすることができる。
また、伝送構造20は、導波管10の端部に切欠き部21を設け、この切欠き部21に電線30を通すことによって、導波管10内の電線30と導波管10の外部との間での電力の伝送を可能にしているので、導波管10内に容易に電線30を通すことができる。この結果、小さなスペースでの配索を容易に可能にすることができる。また、切欠き部21に電線30を通すことによって、導波管10内に電線30を通しているので、電線30の交換作業も容易に行うことができ、組み付け作業性やメンテナンス性を向上させることができる。
また、切欠き部21は、最も長い部分の長さLが、導波管10によって伝送する電磁波の波長の1/4以下であるため、導波管10で伝送する電磁波の漏出を防ぎつつ、導波管10内の電線30を導波管10の外部に引き出すことができる。この結果、通信性能を低減させることなく、小さなスペースでの配索を可能にすることができる。
〔実施形態2〕
実施形態2に係るワイヤーハーネス50は、実施形態1に係るワイヤーハーネス1と略同様の構成であるが、伝送構造20にスパイラルチューブ60を用いる点に特徴がある。他の構成は実施形態1と同様なので、その説明を省略すると共に、同一の符号を付す。
図4は、実施形態2に係るワイヤーハーネスの要部詳細図であり、導波管の端部の斜視図である。実施形態2に係るワイヤーハーネス50は、実施形態1に係るワイヤーハーネス1と同様に、電磁波を伝送する導波管10を有し、導波管10の両端部12には、導波管10で伝送する電磁波の送受信を行うアンテナ36が配設されている。また、導波管10の内部には、電力を伝送する電線30が通されている。
また、本実施形態2に係るワイヤーハーネス50では、導波管10の内部を通る電線30と導波管10の外部との間での電力を伝送する伝送構造20は、スパイラルチューブ60が用いられている。なお、スパイラルチューブ60は、導波管10における送信側アンテナ37側の端部12側と受信側アンテナ38側の端部12側とに配設されており、以下の説明では、送信側アンテナ37側の端部12側について説明するが、受信側アンテナ38側の端部12側においても同様に構成されている。
スパイラルチューブ60は、筒状に形成されると共に、軸方向が導波管10の延在方向に沿った向きで導波管10とアンテナ36との間に配設される延長部材として設けられている。詳しくは、スパイラルチューブ60は、帯状の部材が、軸方向が導波管10の延在方向に沿った向きになる螺旋状に形成されることにより、全体として筒状に形成されている。
このスパイラルチューブ60は、螺旋の内径、即ち、スパイラルチューブ60の全体の形状である筒の内径が、導波管10の外径及び送信側アンテナ37の外径よりも若干大きくなって形成されている。これにより、スパイラルチューブ60は、導波管10側の部分では、導波管10の端部12付近を外周側から覆い、送信側アンテナ37側の部分では、送信側アンテナ37における電磁波の送信端側付近を外周側から覆っている。換言すると、導波管10と送信側アンテナ37は、スパイラルチューブ60側の端部の付近が、スパイラルチューブ60の内側に入り込んでいる。
このように設けられるスパイラルチューブ60は、スパイラルチューブ60の壁部62の厚さ方向に連通する連通部64を有しており、連通部64には、電線30が通されている。詳しくは、連通部64は、スパイラルチューブ60の形状である螺旋の端部61に位置して、スパイラルチューブ60と導波管10の端部12とにより形成される空隙により構成されている。つまり、スパイラルチューブ60は、導波管10の端部12側の部分では、導波管10の全周に亘っては形成されておらず、導波管10の周方向における一部を覆わない状態になっている。
このため、スパイラルチューブ60の螺旋の端部61の位置では、スパイラルチューブ60と導波管10の端部12とにより形成される空隙部分が、導波管10の内部に連通しており、導波管10の内部は、この空隙部分で、導波管10の外部に対して開口している。これにより、導波管10の内部は、スパイラルチューブ60の螺旋の端部61の位置で、導波管10の外部と連通しており、この部分が連通部64となっている。電源線31とグランド線32との2本の電線30は、共にこの連通部64に通すことにより、スパイラルチューブ60の内部と外部との間にかけて通されており、導波管10の外部の機器や電源40に接続されている。
また、このスパイラルチューブ60の内面63は、導電性部材65によって構成されている。スパイラルチューブ60は、例えば、金属コーティングをされることにより、内面63が導電性部材65によって構成されている。
本実施形態2に係るワイヤーハーネス50は、以上のような構成からなり、以下、その作用について説明する。ワイヤーハーネス50では、情報の伝達と、電力の伝送を行うことが可能になっており、このうち、電力の伝送は、導波管10の内部に通される電線30によって行う。電線30は、スパイラルチューブ60によって設けられる連通部64を通って、導波管10の内部から外部に引き出されているため、電力は、導波管10の両端部12同士の間で、この電線30によって伝送され、ワイヤーハーネス50に接続される各機器に伝送される。
また、ワイヤーハーネス50によって情報を伝達する際には、送信側アンテナ37から導波管10内に電磁波を送信し、この電磁波を導波管10で伝送して受信側アンテナ38で受信することによって伝達する。その際に、送信側アンテナ37から送信した電磁波は、スパイラルチューブ60の内部を通って導波管10内に送信され、導波管10で伝送した電磁波は、スパイラルチューブ60の内部を通った後、受信側アンテナ38で受信する。
このように、電磁波は、スパイラルチューブ60の内部も通るが、スパイラルチューブ60の内面63は導電性部材65によって形成されているため、スパイラルチューブ60の内部を通る電磁波は、スパイラルチューブ60の内面63で反射をする。このため、アンテナ36と導波管10との間で伝送される電磁波は、スパイラルチューブ60の内面63で適切に反射をしながら、双方の間で伝送され、送信側アンテナ37から送信した電磁波を、受信側アンテナ38で受信することができる。
以上の実施形態2に係るワイヤーハーネス50は、連通部64を形成するスパイラルチューブ60を、導波管10とアンテナ36との間に配設し、導波管10内の電線30は連通部64から引き出しているため、電線30の引き出し用の加工を導波管10に施すことなく、電線30を引き出すことができる。この結果、より容易に、小さなスペースでの配索を可能にすることができる。
また、スパイラルチューブ60は螺旋状に形成されており、連通部64は、螺旋の端部61に位置してスパイラルチューブ60と導波管10とにより形成される空隙により構成されるため、電線30を通す連通部64を、容易に形成することができる。この結果、より容易に、小さなスペースでの配索を可能にすることができる。
また、スパイラルチューブ60の内面63は、導電性部材65によって形成されているため、導波管10によって伝送する電磁波を、スパイラルチューブ60の内面63でも反射して伝送することができる。これにより、電磁波の伝送性能を確保しつつ、導波管10内の電線30を導波管10の外部に引き出すことができる。この結果、通信性能を低減させることなく、小さなスペースでの配索を可能にすることができる。
〔実施形態3〕
実施形態3に係るワイヤーハーネス70は、実施形態1に係るワイヤーハーネス1と略同様の構成であるが、伝送構造20に電極75を用いる点に特徴がある。他の構成は実施形態1と同様なので、その説明を省略すると共に、同一の符号を付す。
図5は、実施形態3に係るワイヤーハーネスの要部詳細図であり、導波管の端部の斜視図である。実施形態3に係るワイヤーハーネス70は、実施形態1に係るワイヤーハーネス1と同様に、電磁波を伝送する導波管10を有し、導波管10の両端部12には、導波管10で伝送する電磁波の送受信を行うアンテナ36が配設されている。また、導波管10の内部には、電力を伝送する電線30が通されている。
また、本実施形態3に係るワイヤーハーネス70では、導波管10の内部を通る電線30と導波管10の外部との間での電力を伝送する伝送構造20は、導電部材である電極75が用いられている。なお、電極75は、導波管10における送信側アンテナ37側の端部12側と受信側アンテナ38側の端部12側とに配設されており、以下の説明では、送信側アンテナ37側の端部12側について説明するが、受信側アンテナ38側の端部12側においても同様に構成されている。
電極75は、金属材料からなり、導波管10と送信側アンテナ37との間に配設されており、電極75には、導波管10の内部を通る電線30が電気的に接続されている。詳しくは、電極75は、電源線31が接続される電源線電極76と、グランド線32が接続されるグランド線電極77とを有している。これらの電源線電極76とグランド線電極77とは、導波管10の軸方向における幅が互いに同じ幅で、共に半径が導波管10の半径の大きさと同程度になって湾曲しており、導波管10の半周近くに亘って形成される帯状の形状になっている。
このように形成される電源線電極76とグランド線電極77とは、導波管10の周方向における位置が互いに異なる位置になり、互いに離間して配設されている。即ち、電源線電極76とグランド線電極77とは、導波管10の軸方向に見た場合に、導波管10の周方向において異なる範囲に配設されている。
この電源線電極76とグランド線電極77とには、導波管10の内部側から、電線30の導線34が接続されている。詳しくは、電線30は、電極75の付近では導線34が被覆33から露出し、剥き出しとなった導線34が、湾曲している電極75の内側から電極75に接触しており、電源線電極76には電源線31の導線34が接触し、グランド線電極77にはグランド線32の導線34が接触している。これにより、電源線電極76には電源線31が電気的に接続され、グランド線電極77にはグランド線32が電気的に接続されている。このように構成される電源線電極76には、電源40からの電流が流れる電線(図示省略)や端子(図示省略)が電気的に接続され、グランド線電極77には、グランドに接続される電線や端子が電気的に接続される。
本実施形態3に係るワイヤーハーネス70は、以上のような構成からなり、以下、その作用について説明する。ワイヤーハーネス70では、情報の伝達と、電力の伝送を行うことが可能になっており、このうち、電力の伝送は、導波管10の内部に通される電線30によって行う。導波管10の内部に通される電線30は、電極75に電気的に接続されており、電極75には導波管10の外部から、他の電線または端子が接続されているため、電力は、電極75を介して、導波管10内の電線30と、導波管10の外部との間で伝送される。これにより、本実施形態3に係るワイヤーハーネス70における伝送構造20は、導波管10の内部を通る電線30と導波管10の外部との間での電力を、電極75を介して伝送し、ワイヤーハーネス70に接続される各機器に電力を伝送する。
また、ワイヤーハーネス70によって情報を伝達する際には、送信側アンテナ37から送信した電磁波は、電極75の内側を通って導波管10内に送信され、導波管10で伝送した電磁波は、電極75の内側を通った後、受信側アンテナ38で受信する。この電極75は金属材料によって形成されているため、電極75の内側を通る電磁波は、電極75の内側の面で反射し、これにより、アンテナ36と導波管10との間で伝送される電磁波は、電極75や導波管10で適切に反射をしながら、アンテナ36同士の間で伝送される。
以上の実施形態3に係るワイヤーハーネス70は、導波管10とアンテナ36との間に、電線30が接続される電極75を配設するため、電線30の引き出し用の加工を導波管10に施すことなく、導波管10の内部を通る電線30と導波管10の外部との間で電力を伝送することができる。この結果、より容易に、小さなスペースでの配索を可能にすることができる。
また、電極75は、金属材料によって形成されているため、導波管10によって伝送する電磁波を、電極75の内側の面でも反射して伝送することができる。これにより、電磁波の伝送性能を確保しつつ、導波管10の内部の電線30と導波管10の外部との間で電力を伝送することができる。この結果、通信性能を低減させることなく、小さなスペースでの配索を可能にすることができる。
〔実施形態4〕
実施形態4に係るワイヤーハーネス80は、実施形態1に係るワイヤーハーネス1と略同様の構成であるが、電線30を導波管10の内面13とアンテナ36との間に通すことにより、伝送構造20を構成している点に特徴がある。他の構成は実施形態1と同様なので、その説明を省略すると共に、同一の符号を付す。
図6は、実施形態4に係るワイヤーハーネスの要部詳細図であり、導波管の端部の斜視図である。実施形態4に係るワイヤーハーネス80は、実施形態1に係るワイヤーハーネス1と同様に、電磁波を伝送する導波管10を有し、導波管10の内部には、電力を伝送する電線30が通されている。また、導波管10の両端部12側には、導波管10で伝送する電磁波の送受信を行うアンテナ36が配設されている。このアンテナ36は、実施形態1に係るワイヤーハーネス1とは異なり、導波管10の内面13との間に、電線30の直径よりも若干大きい程度の空隙85を形成して、導波管10の内部に配設されている。つまり、アンテナ36は、少なくとも電磁波を送受信する端部側が、導波管10の端部12よりも、導波管10の内部側に入り込むことにより、導波経路15内に入り込んでいる。
また、電線30は、導波管10の内面13とアンテナ36との間の空隙85を通して、導波管10の内部と外部との間にかけて配設されており、これにより、導波管10の内部を通る電線30は、導波管10の端部12から導波管10の外部に出て設けられている。実施形態4に係るワイヤーハーネス80では、伝送構造20は、これらのように導波管10の内面13との間に空隙85を形成してアンテナ36を配設し、電線30を、この空隙85を通して導波管10の内部と外部との間にかけて配設することによって構成している。電線30に接続される電源40や機器類は、電線30における、導波管10の外部に出ている部分に、直接、或いは間接的に接続されることにより、電気的に接続されている。
本実施形態4に係るワイヤーハーネス80は、以上のような構成からなり、以下、その作用について説明する。ワイヤーハーネス80では、情報の伝達と、電力の伝送を行うことが可能になっており、このうち、電力の伝送は、導波管10の内部に通される電線30によって行う。導波管10の内部に通される電線30は、導波管10の内面13とアンテナ36との間の空隙85を通って、導波管10の内部から導波管10の外部に出ているため、電力は、導波管10の両端部12側同士の間で、電線30によって伝送される。これにより、電力は、ワイヤーハーネス80に接続される各機器に伝送される。
また、ワイヤーハーネス80によって情報を伝達する際には、送信側アンテナ37から電磁波を導波管10内に送信し、この電磁波を導波管10で伝送して受信側アンテナ38で受信することにより、情報の伝送を行う。
以上の実施形態4に係るワイヤーハーネス80は、導波管10の内面13とアンテナ36との間に空隙85を形成し、電線30を、この空隙85を通して導波管10の内部と外部との間にかけて配設することにより、導波管10内の電線30を引き出している。このため、電線30の引き出し用の加工を導波管10に施したり、電線30を引き出すための部材を用いたりすることなく、電線30を引き出すことができる。この結果、より容易に、小さなスペースでの配索を可能にすることができる。
〔変形例〕
なお、上述した実施形態1〜4に係るワイヤーハーネス1、50、70、80では、導波管10は、金属材料からなる円筒形の部材によって形成されているが、導波管10は、これ以外の形態で形成されていてもよい。図7は、実施形態1に係るワイヤーハーネスの変形例であり、導波管の説明図である。導波管90は、例えば、図7に示すように、ポリ塩化ビニル等の樹脂材料からなり、円筒形状の形状で形成される導波管本体91の内周面に、導電性材料からなる導電性部材92が形成されることにより構成されていてもよい。この場合における導電性部材92は、例えば、金属材料からなる被膜や、金属材料からなり導波管90で伝送する電磁波を反射する網目状の部材などにより形成される。導波管90は、このように、導波管本体91の内周面に、導電性部材92を形成することによっても、導波管90の内面93を導波管本体91で構成することができるため、導波管90で伝送する電磁波を導電性部材92で反射し、電磁波を伝送することができる。また、導波管本体91を、軟質材量にした場合には、導波管90を湾曲させることが可能になるため、配索の自由度や組み付け性を向上させることができる。
また、導波管90をポリ塩化ビニル等の樹脂材料により形成する場合には、導電性部材92は導波管90の外面側に設けてもよい。電磁波は、ポリ塩化ビニル等の樹脂材料を通り抜けるため、導波管90の外面側に導電性部材92に設けた場合でも、導波管90は、電磁波を、樹脂材料を通り抜けさせて外面側の導電性部材92で反射させることができる。これにより、導波管90は、電磁波を導電性部材92で反射させながら導波管90の内部を進ませることができ、電磁波を伝送することができる。
また、導波管90の配索の自由度や組み付け性を向上させること重視する場合には、導波管本体91にコルゲートチューブのような、可撓性が高いものを用いてもよい。導波管本体91にコルゲートチューブを使用し、コルゲートチューブの内周面にメッキ処理を施す等によって導電性部材92を形成することにより、内部での電磁波の伝送を可能にしつつ、可撓性の高い導波管90を実現することができる。
また、導波管10は、円筒形以外の形状で形成されていてもよい。導波管10は、例えば、導波管10を軸方向に見た場合における形状が矩形状となる筒である、角筒状の形状で形成されていてもよい。導波管10は、角筒状の形状で形成されている場合でも、内面13が導電性材料によって形成されていれば、内面13で電磁波を反射することができるので、電磁波を伝送することができる。導波管10は、筒状に形成され、内面13が導電性材料によって形成されていれば、その形態は問わない。
また、実施形態1に係るワイヤーハーネス1では、導波管10に形成される切欠き部21には、電線30が通されるだけであるが、導波管10には、シールド部材(図示省略)を設けてもよい。シールド部材は、例えば、金属材料等の導電性が良好な材料からなる細線を網状に織って構成し、柔軟性を持たせた編組を使用し、切欠き部21における、電線30との隙間部分に設ける。これにより、導波管10で伝送する電磁波のうち、切欠き部21に到達した電磁波は、シールド部材で反射することができるため、切欠き部21からの電磁波の漏出を、より確実に防ぐことができ、通信性能を確保することができる。
また、実施形態1〜4に係るワイヤーハーネス1、50、70、80では、導波管10の中には2本の電線が通されているが、導波管10の中を通す電線は、2本以外でもよい。例えば、機器とグランドとの接続を、導波管10とは異なる経路で確保できる場合には、導波管10の中を通す電線は1本でもよい。
また、実施形態2に係るワイヤーハーネス50では、連通部64は、スパイラルチューブ60と導波管10とにより形成される空隙により構成されているが、連通部64は、これ以外によって構成されていてもよい。例えば、連通部64は、スパイラルチューブ60とアンテナ36とにより形成される空隙により構成され、導波管10の内部を通る電線30は、このスパイラルチューブ60とアンテナ36とによって形成される連通部64から引き出されてもよい。電線30を通す連通部64は、スパイラルチューブ60の螺旋の軸方向におけるいずれの端部側に位置していてもよい。
また、実施形態2に係るワイヤーハーネス50では、延長部材にスパイラルチューブ60を用いているが、延長部材はスパイラルチューブ60以外のものを用いてもよい。延長部材として、例えば、コルゲートチューブ(図示省略)を使用し、コルゲートチューブに切欠き等を施すことにより、電線30を通す連通部64を形成してもよい。導波管10を金属材料で形成した場合でも、導波管10とアンテナ36との間に、加工し易いコルゲートチューブのような軟質材料からなる延長部材を配設し、この延長部材に連通部64を形成することにより、電線30を通す部位を、容易に設けることができる。
1、50、70、80 ワイヤーハーネス
10、90 導波管
11 壁部
12 端部
13 内面
20 伝送構造
21 切欠き部
30 電線
31 電源線
32 グランド線
36 アンテナ
37 送信側アンテナ
38 受信側アンテナ
40 電源
45 変調回路
46 復調回路
60 スパイラルチューブ(延長部材)
61 端部
62 壁部
63 内面
64 連通部
65 導電性部材
75 電極(導電部材)
85 空隙

Claims (7)

  1. 筒状に形成されて内部で電磁波の伝送が可能な導波管と、
    前記導波管の内部を通り、電力を伝送することができる電線と、
    前記導波管の端部に配設され、前記導波管で伝送する電磁波の送受信を行うアンテナと、
    前記導波管の内部を通る前記電線と前記導波管の外部との間での電力を伝送する伝送構造と、
    を備え
    前記伝送構造は、前記導波管の端部に、前記導波管の壁部の厚さ方向に貫通する切欠き部を有し、
    前記電線を前記切欠き部に通すことによって、前記電線を前記導波管の内部と外部との間にかけて通して構成することを特徴とするワイヤーハーネス。
  2. 前記切欠き部は、最も長い部分の長さが、前記導波管によって伝送する電磁波の波長の1/4以下である請求項に記載のワイヤーハーネス。
  3. 筒状に形成されて内部で電磁波の伝送が可能な導波管と、
    前記導波管の内部を通り、電力を伝送することができる電線と、
    前記導波管の端部に配設され、前記導波管で伝送する電磁波の送受信を行うアンテナと、
    前記導波管の内部を通る前記電線と前記導波管の外部との間での電力を伝送する伝送構造と、
    を備え
    前記伝送構造は、筒状に形成されると共に軸方向が前記導波管の延在方向に沿った向きで前記導波管と前記アンテナとの間に配設される延長部材を備え、且つ、前記延長部材に、前記延長部材の壁部の厚さ方向に連通する連通部を有し、
    前記電線を前記連通部に通すことによって、前記電線を前記延長部材の内部と外部との間にかけて通して構成することを特徴とするワイヤーハーネス。
  4. 前記延長部材は、軸方向が前記導波管の延在方向に沿った向きになる螺旋状に形成されており、
    前記連通部は、螺旋の端部に位置して前記延長部材と前記導波管とにより形成される空隙、または前記延長部材と前記アンテナとにより形成される空隙により構成される請求項に記載のワイヤーハーネス。
  5. 前記延長部材の内面は、導電性部材からなる請求項またはに記載のワイヤーハーネス。
  6. 筒状に形成されて内部で電磁波の伝送が可能な導波管と、
    前記導波管の内部を通り、電力を伝送することができる電線と、
    前記導波管の端部に配設され、前記導波管で伝送する電磁波の送受信を行うアンテナと、
    前記導波管の内部を通る前記電線と前記導波管の外部との間での電力を伝送する伝送構造と、
    を備え
    前記伝送構造は、金属材料からなると共に前記電線が電気的に接続される導電部材を、前記導波管と前記アンテナとの間に配設することにより構成することを特徴とするワイヤーハーネス。
  7. 筒状に形成されて内部で電磁波の伝送が可能な導波管と、
    前記導波管の内部を通り、電力を伝送することができる電線と、
    前記導波管の端部に配設され、前記導波管で伝送する電磁波の送受信を行うアンテナと、
    前記導波管の内部を通る前記電線と前記導波管の外部との間での電力を伝送する伝送構造と、
    を備え、
    前記伝送構造は、前記導波管の内面との間に空隙を形成して前記導波管の内部に前記アンテナを配設し、
    前記電線を、前記導波管の内面と前記アンテナとの間の空隙を通して前記導波管の内部と外部との間にかけて配設することにより構成することを特徴とするワイヤーハーネス。
JP2015109011A 2015-05-28 2015-05-28 ワイヤーハーネス Active JP6522426B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015109011A JP6522426B2 (ja) 2015-05-28 2015-05-28 ワイヤーハーネス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015109011A JP6522426B2 (ja) 2015-05-28 2015-05-28 ワイヤーハーネス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016225754A JP2016225754A (ja) 2016-12-28
JP6522426B2 true JP6522426B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=57748618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015109011A Active JP6522426B2 (ja) 2015-05-28 2015-05-28 ワイヤーハーネス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6522426B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5791303U (ja) * 1980-11-25 1982-06-05
JPH02280503A (ja) * 1989-04-21 1990-11-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd マイクロ波装置
JPH0626303U (ja) * 1992-08-28 1994-04-08 太陽誘電株式会社 導波管
JP5947618B2 (ja) * 2012-05-21 2016-07-06 矢崎総業株式会社 導波管及び車載用通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016225754A (ja) 2016-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9130253B2 (en) Waveguide for in-vehicle communication system
KR101343814B1 (ko) 안테나 모듈과 튜너부 모듈이 일체화된 차량용 멀티미디어 장치
US20130249749A1 (en) Antenna integrated harness
CN107027079B (zh) 项圈式蓝牙耳机
US10924841B2 (en) Bluetooth sport earphone
JP2010503306A (ja) 遮蔽デバイス用アンテナ
JP6522426B2 (ja) ワイヤーハーネス
US10703305B2 (en) Wire harness
JPWO2014199725A1 (ja) 電力変換装置
WO2021171961A1 (ja) シート状導電路
JP2008078901A (ja) アンテナ装置
JP2013232742A (ja) 分岐部材及びこれを用いた車載用通信システム
JP5939876B2 (ja) 分岐部材
KR101188779B1 (ko) 송배전선로 감시진단장치의 안테나
US20190080821A1 (en) Shielded conductive path and relay connecting member
JP2020107567A5 (ja)
JP6733591B2 (ja) 車室内通信システム
KR100575920B1 (ko) 휴대용 무선 단말기의 다이버시티 안테나 장치
WO2023024807A1 (zh) 一种无线通信装置及无线通信系统
JP5093047B2 (ja) 車載用電子機器
EP2077566A1 (en) Power cable assembly
JP6564634B2 (ja) 配索材の固定構造及びワイヤハーネス
JP2023061688A (ja) ワイヤハーネスの配索構造、及び、ワイヤハーネス
KR20140095594A (ko) 잠수함
CN116848745A (zh) 第1线束以及复合线束

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6522426

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250