JPH0668945A - 回転コネクタ - Google Patents
回転コネクタInfo
- Publication number
- JPH0668945A JPH0668945A JP24012792A JP24012792A JPH0668945A JP H0668945 A JPH0668945 A JP H0668945A JP 24012792 A JP24012792 A JP 24012792A JP 24012792 A JP24012792 A JP 24012792A JP H0668945 A JPH0668945 A JP H0668945A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed
- rotary connector
- rotary
- rotated
- axial direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 円筒状の固定フレーム33の一端に第一の部
材21を固定し、他端に第二の部材23を回転可能に支
持する。第一の部材21と第二の部材23の間に第三の
部材29を、回転可能にかつ軸線方向に移動可能に配置
する。電線25の一端側を第一の部材21に、他端側を
第二の部材23に、中間部を第三の部材23にそれぞれ
固定する。第二の部材23が回転すると、第三の部材2
9が回転しながら軸線方向に移動して、電線25のたる
みを調整する。 【効果】 ゼンマイ巻き状のフラットケーブルを使用し
ないので構成が簡単であり、全体を小型化できると共
に、コストも安い。
材21を固定し、他端に第二の部材23を回転可能に支
持する。第一の部材21と第二の部材23の間に第三の
部材29を、回転可能にかつ軸線方向に移動可能に配置
する。電線25の一端側を第一の部材21に、他端側を
第二の部材23に、中間部を第三の部材23にそれぞれ
固定する。第二の部材23が回転すると、第三の部材2
9が回転しながら軸線方向に移動して、電線25のたる
みを調整する。 【効果】 ゼンマイ巻き状のフラットケーブルを使用し
ないので構成が簡単であり、全体を小型化できると共
に、コストも安い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相対的に回転する二つ
の部材間で電気信号、電気エネルギー、光信号あるいは
光エネルギーを伝送したり、流体を流通させたりするの
に用いられる回転コネクタに関するものである。
の部材間で電気信号、電気エネルギー、光信号あるいは
光エネルギーを伝送したり、流体を流通させたりするの
に用いられる回転コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回転コネクタを図3に示
す。図において、1は固定体、3は回転体、5はゼンマ
イ巻きされたフラットケーブルで、これらは同一軸線上
に配置されている。固定体1の外側には電線7A〜7C
が接続され、内側には軸線方向に端子台9が設けられて
いる。端子台9の端子11A〜11Cと電線7A〜7C
とは固定体1内で1対1で導通している。また回転体3
の外側には電線13A〜13Cが接続され、内側には軸
線方向に端子台15が設けられている。端子台15の端
子17A〜17Cと電線13A〜13Cとは回転体3内
で1対1で導通している。
す。図において、1は固定体、3は回転体、5はゼンマ
イ巻きされたフラットケーブルで、これらは同一軸線上
に配置されている。固定体1の外側には電線7A〜7C
が接続され、内側には軸線方向に端子台9が設けられて
いる。端子台9の端子11A〜11Cと電線7A〜7C
とは固定体1内で1対1で導通している。また回転体3
の外側には電線13A〜13Cが接続され、内側には軸
線方向に端子台15が設けられている。端子台15の端
子17A〜17Cと電線13A〜13Cとは回転体3内
で1対1で導通している。
【0003】フラットケーブル5は複数本の導体19A
〜19Cを2枚の絶縁テープの間に挟んで接着剤等によ
り一体化したものである。ゼンマイ巻きされたフラット
ケーブル5の導体19A〜19Cの内端側は固定体1側
の端子11A〜11Cに、外端側は回転体3側の端子1
7A〜17Cにそれぞれ半田付け等により接続されてい
る。
〜19Cを2枚の絶縁テープの間に挟んで接着剤等によ
り一体化したものである。ゼンマイ巻きされたフラット
ケーブル5の導体19A〜19Cの内端側は固定体1側
の端子11A〜11Cに、外端側は回転体3側の端子1
7A〜17Cにそれぞれ半田付け等により接続されてい
る。
【0004】これにより固定体1側の電線7A〜7Cと
回転体3側の電線13A〜13Cはフラットケーブル5
を介して電気的に接続され、回転体3はゼンマイ巻き状
のフラットケーブル5の巻き締まり、巻き広がりが可能
な範囲内で、固定体1に対して回転可能となり、回転体
1と固定体3間を摺動接触部なしで電気的に接続するこ
とができる。
回転体3側の電線13A〜13Cはフラットケーブル5
を介して電気的に接続され、回転体3はゼンマイ巻き状
のフラットケーブル5の巻き締まり、巻き広がりが可能
な範囲内で、固定体1に対して回転可能となり、回転体
1と固定体3間を摺動接触部なしで電気的に接続するこ
とができる。
【0005】このような回転コネクタは例えば自動車の
車体(固定体)側の機器とステアリング軸(回転体)側
の機器とを電気的に接続するのに用いられている。なお
この回転コネクタは固定体と回転体間だけでなく、回転
体と回転体間の接続にも使用可能である。
車体(固定体)側の機器とステアリング軸(回転体)側
の機器とを電気的に接続するのに用いられている。なお
この回転コネクタは固定体と回転体間だけでなく、回転
体と回転体間の接続にも使用可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の回転コネ
クタは、ゼンマイ巻き形状を保つため適度の可撓性と剛
性を要求されるフラットケーブルの価格が高く、かつ配
線、組立に手間がかかるためコスト高になる欠点があ
り、またゼンマイ巻き状のフラットケーブルの巻き締ま
り、巻き広がりを利用する必要上、直径が大きくなり、
小型化が困難である。
クタは、ゼンマイ巻き形状を保つため適度の可撓性と剛
性を要求されるフラットケーブルの価格が高く、かつ配
線、組立に手間がかかるためコスト高になる欠点があ
り、またゼンマイ巻き状のフラットケーブルの巻き締ま
り、巻き広がりを利用する必要上、直径が大きくなり、
小型化が困難である。
【0007】
【課題を解決するための手段】従来の回転コネクタの問
題点をなくすためには、図4のような回転コネクタが考
えられる。これは、同一軸線上で相対的に回転可能な第
一の部材21および第二の部材23と、一端側を第一の
部材21に、他端側を第二の部材23にそれぞれ固定さ
れた複数本の電線25とからなるものである。この回転
コネクタは、例えば第一の部材21を固定体とし、第二
の部材23を回転体とした場合、その間の電線25が図
5のようにねじれることにより、固定体と回転体間の接
続状態を保持するものである。
題点をなくすためには、図4のような回転コネクタが考
えられる。これは、同一軸線上で相対的に回転可能な第
一の部材21および第二の部材23と、一端側を第一の
部材21に、他端側を第二の部材23にそれぞれ固定さ
れた複数本の電線25とからなるものである。この回転
コネクタは、例えば第一の部材21を固定体とし、第二
の部材23を回転体とした場合、その間の電線25が図
5のようにねじれることにより、固定体と回転体間の接
続状態を保持するものである。
【0008】しかしこのような構造では、第二の部材2
3が図4の状態から図5の状態まで回転すると、第一の
部材21と第二の部材23の間隔がD1 からD2 に変化
するという不都合が生じる。これをなくすためには、図
4の状態で第一の部材21と第二の部材23間の電線2
5に予めゆるみを持たせておけばよいが、それでも図6
に示すように第一の部材21、第二の部材23と同軸状
に軸27がある場合(実際の使用状態では殆どこのよう
な構造になる)には、電線25の広がりを大きくしなけ
ればならない、第一の部材21と第二の部材23の間隔
を大きくしなければならない等の不都合が生じ、実用上
問題がある。
3が図4の状態から図5の状態まで回転すると、第一の
部材21と第二の部材23の間隔がD1 からD2 に変化
するという不都合が生じる。これをなくすためには、図
4の状態で第一の部材21と第二の部材23間の電線2
5に予めゆるみを持たせておけばよいが、それでも図6
に示すように第一の部材21、第二の部材23と同軸状
に軸27がある場合(実際の使用状態では殆どこのよう
な構造になる)には、電線25の広がりを大きくしなけ
ればならない、第一の部材21と第二の部材23の間隔
を大きくしなければならない等の不都合が生じ、実用上
問題がある。
【0009】そこで本発明は回転コネクタを図1のよう
な構成としたものである。すなわち、同一軸線上で一定
の間隔を保って相対的に回転可能な第一の部材21およ
び第二の部材23と、第一の部材21と第二の部材23
の間に配置され、それらと同じ軸線上で回転可能でかつ
軸線方向に移動可能な第三の部材29と、一端側を第一
の部材21に、他端側を第二の部材23に、中間部を第
三の部材29にそれぞれ固定された可撓性を有する伝送
部材31とで構成したことを特徴とするものである。
な構成としたものである。すなわち、同一軸線上で一定
の間隔を保って相対的に回転可能な第一の部材21およ
び第二の部材23と、第一の部材21と第二の部材23
の間に配置され、それらと同じ軸線上で回転可能でかつ
軸線方向に移動可能な第三の部材29と、一端側を第一
の部材21に、他端側を第二の部材23に、中間部を第
三の部材29にそれぞれ固定された可撓性を有する伝送
部材31とで構成したことを特徴とするものである。
【0010】なお伝送部材31とは、電気信号や電気エ
ネルギーを伝送する電線、光信号や光エネルギーを伝送
する光ファイバーケーブル、液体や気体を送る流体管な
どである。すなわち本発明の回転コネクタは、電気伝送
線路の回転接続だけでなく、光伝送線路の回転接続、流
体通路の回転接続にも利用できるものである。
ネルギーを伝送する電線、光信号や光エネルギーを伝送
する光ファイバーケーブル、液体や気体を送る流体管な
どである。すなわち本発明の回転コネクタは、電気伝送
線路の回転接続だけでなく、光伝送線路の回転接続、流
体通路の回転接続にも利用できるものである。
【0011】
【作用】上記構成によると、第三の部材29の回転と軸
線方向の移動によって伝送部材31の広がりを調整で
き、小型化が可能となる。また各部材の構成が簡単であ
るためコスト低減が図れる。
線方向の移動によって伝送部材31の広がりを調整で
き、小型化が可能となる。また各部材の構成が簡単であ
るためコスト低減が図れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図2は本発明の一実施例を示す。この回転
コネクタは、円筒状の固定フレーム33を備えている。
この固定フレーム33の一端には第一の部材21が固定
され、他端には第二の部材23がボールベアリング35
により回転可能に支持されている。第一の部材21と第
二の部材23はいずれも円板状で、固定フレーム33に
より一定の間隔に保たれている。
に説明する。図2は本発明の一実施例を示す。この回転
コネクタは、円筒状の固定フレーム33を備えている。
この固定フレーム33の一端には第一の部材21が固定
され、他端には第二の部材23がボールベアリング35
により回転可能に支持されている。第一の部材21と第
二の部材23はいずれも円板状で、固定フレーム33に
より一定の間隔に保たれている。
【0013】また固定フレーム33内には円板状の第三
の部材29が配置され、この第三の部材29は回転およ
びスライド可能なボールベアリング37により固定フレ
ーム33に対し回転可能にかつ軸線方向に移動可能に支
持されている。また第一の部材21と第二の部材23間
には所要本数の電線25がたるみを持たせて配線されて
おり、電線25の一端側は第一の部材21に、他端側は
第二の部材23に、中間部は第三の部材29にそれぞれ
固定されている。
の部材29が配置され、この第三の部材29は回転およ
びスライド可能なボールベアリング37により固定フレ
ーム33に対し回転可能にかつ軸線方向に移動可能に支
持されている。また第一の部材21と第二の部材23間
には所要本数の電線25がたるみを持たせて配線されて
おり、電線25の一端側は第一の部材21に、他端側は
第二の部材23に、中間部は第三の部材29にそれぞれ
固定されている。
【0014】したがって第二の部材23を、例えば第二
の部材23と第三の部材29との間の電線25をさらに
ねじる方向に回転させると、第三の部材29は第二の部
材23と同方向に第二の部材23より小さい回転角度だ
け回転すると同時に、第二の部材23に接近する方向に
移動する。また反対に第二の部材23を、第二の部材2
3と第三の部材29との間の電線25のねじれをなくす
方向に回転させると、第三の部材29は第二の部材23
と同方向に第二の部材23より小さい回転角度だけ回転
すると同時に、第二の部材23から離れる方向に移動す
る。この回転コネクタは上記のようにして固定体である
第一の部材21と回転体である第二の部材23間で電気
信号または小電力の伝送を行うものである。
の部材23と第三の部材29との間の電線25をさらに
ねじる方向に回転させると、第三の部材29は第二の部
材23と同方向に第二の部材23より小さい回転角度だ
け回転すると同時に、第二の部材23に接近する方向に
移動する。また反対に第二の部材23を、第二の部材2
3と第三の部材29との間の電線25のねじれをなくす
方向に回転させると、第三の部材29は第二の部材23
と同方向に第二の部材23より小さい回転角度だけ回転
すると同時に、第二の部材23から離れる方向に移動す
る。この回転コネクタは上記のようにして固定体である
第一の部材21と回転体である第二の部材23間で電気
信号または小電力の伝送を行うものである。
【0015】なお以上の実施例では伝送部材として電線
を使用した場合を説明したが、電線の代わりに光ファイ
バーケーブルを使用すれば光信号の回転コネクタとして
使用でき、管を使用すれば油圧系統の回転コネクタなど
に使用できる。また上記実施例では第一の部材21を固
定体とし、第二の部材23を回転体とした場合を説明し
たが、双方を回転体にすることも可能である。
を使用した場合を説明したが、電線の代わりに光ファイ
バーケーブルを使用すれば光信号の回転コネクタとして
使用でき、管を使用すれば油圧系統の回転コネクタなど
に使用できる。また上記実施例では第一の部材21を固
定体とし、第二の部材23を回転体とした場合を説明し
たが、双方を回転体にすることも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る回転コ
ネクタは、ゼンマイ巻き状のフラットケーブルを使用し
ないので構成が簡単であり、全体を小型化できると共
に、コストも安いという利点がある。
ネクタは、ゼンマイ巻き状のフラットケーブルを使用し
ないので構成が簡単であり、全体を小型化できると共
に、コストも安いという利点がある。
【図1】 本発明に係る回転コネクタの基本構成を示す
斜視図。
斜視図。
【図2】 本発明の一実施例に係る回転コネクタを示す
断面図。
断面図。
【図3】 従来の回転コネクタを示す分解斜視図。
【図4】 簡易型の回転コネクタを示す斜視図。
【図5】 図4の回転コネクタの動作を示す正面図。
【図6】 図4の回転コネクタの問題点を示す斜視図。
21:第一の部材 23:第二の部材 25:電線 29:第三の部材 31:伝送部材 33:固定フレーム
Claims (1)
- 【請求項1】同一軸線上で一定の間隔を保って相対的に
回転可能な第一の部材および第二の部材と、第一の部材
と第二の部材の間に配置され、それらと同じ軸線上で回
転可能でかつ軸線方向に移動可能な第三の部材と、一端
側を第一の部材に、他端側を第二の部材に、中間部を第
三の部材にそれぞれ固定された可撓性を有する伝送部材
とを有することを特徴とする回転コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24012792A JPH0668945A (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 回転コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24012792A JPH0668945A (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 回転コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668945A true JPH0668945A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=17054904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24012792A Pending JPH0668945A (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 回転コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0668945A (ja) |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP24012792A patent/JPH0668945A/ja active Pending
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