JPH06171506A - 自動車運搬用貨車 - Google Patents

自動車運搬用貨車

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JPH06171506A
JPH06171506A JP32701792A JP32701792A JPH06171506A JP H06171506 A JPH06171506 A JP H06171506A JP 32701792 A JP32701792 A JP 32701792A JP 32701792 A JP32701792 A JP 32701792A JP H06171506 A JPH06171506 A JP H06171506A
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JP
Japan
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platform
outer frame
rotating outer
center
loading
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Pending
Application number
JP32701792A
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English (en)
Inventor
Yukio Minowa
輪 行 雄 箕
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の積降し作業の容易化を図ると共に、
積み降ろし時における旋回荷台の隣接線路側への突出を
防止した自動車運搬用貨車を提供する。 【構成】 台枠2の上面には、門形状の架構4,5が配
設され、それぞれの上面の中央部が桁6により連結され
ている。各架構4,5間には、上段車台を構成する昇降
車台と下段車台とを備えた、旋回荷台である回転外枠9
が4基配置されており、計8台の自動車10が積載され
る。回転外枠9はその後端部において、台枠2の幅方向
の中心でかつ架構4の中心を軸にして水平に旋回する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車運搬用貨車に係
り、特に自動車の積降し作業の容易化等を図る技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道を利用して自動車を運搬する
自動車運搬用貨車(以下、運搬貨車と略称する)の需要
が急増している。その要因としては、高速道路等での渋
滞や事故等が多くなり、自走やトレーラによる新車の陸
送が困難かつコスト高になってきたこと、また、鉄道を
利用して中、長距離の旅行を快適に行いながら、旅行先
では自分の乗用車を運転したいというオーナードライバ
ーが増加してきたこと等が挙げられる。
【0003】従来の運搬貨車は、台車の上部に上下2段
式の積載床面を形成したものが多く、各段の床面にそれ
ぞれ数台の乗用車や貨物車等の自動車が積載される。自
動車の積み込みにあたっては、先ず運搬貨車群の端部に
積載用可動坂路(トラバーサ)を連結する。しかる後、
運転者が自動車を運転し、トラバーサから例えば後端側
の運搬貨車の積載床面に乗り上げ、先端側の運搬貨車の
積載床面まで走行して順次積み込みを行う。
【0004】ところが、このような運搬貨車を用いた積
載方法を採るためには、トラバーサ等の設備を有する専
用のターミナルが必要となり、積み降ろし可能な地点が
限定される。また、連結された運搬貨車から一台の自動
車のみを降す場合に、他の自動車も一旦降ろさねばなら
ない場合が多く、作業が大掛かりになると共にこれを短
時間で終了させるためには複数の運転者を確保する必要
があった。
【0005】これらの問題を解決する運搬貨車として
は、特開昭60-252060 号公報に記載された旋回荷台付運
搬車両や、特開昭61-18557号公報に記載されたターンテ
ーブル式自動車運搬用貨車等がある。前者は、平荷台の
上面にその中心を軸にして旋回する旋回荷台を取付けた
ものである。この例では、旋回荷台を水平に旋回させて
プラットホームの上面にさし渡した後、プラットホーム
から自動車の積み降ろしを行う。また、後者は大型トラ
ック等の積載を考慮したもので、台車間の床面が低くな
った車体台枠の上面にその中心を軸にして旋回するター
ンテーブルを取付けると共に、ターンテーブルの端部に
走行板をヒンジを介して揺動自在に取付けたものであ
る。こちらの例では、ターンテーブルを水平に旋回させ
てから走行板を地面に下ろした後、地面から直接自動車
の積み降ろしを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した改良
型の運搬貨車にも以下の不具合があった。すなわち、両
者は共に、旋回荷台やターンテーブル(以下、旋回荷台
で総称する)が平荷台や車体台枠の中心を軸に旋回する
方式を採っているため、旋回荷台を旋回させるとその両
端部が平荷台や車体台枠から横方向に大きく突出する。
したがって、隣接する線路上を通過する他の列車の障害
となり、衝突事故を招く危険性があった。また、前述し
た上下2段式の積載床面をもつものに比べ、積載台数が
少なく運搬効率が悪かった。更に、一つの旋回荷台に複
数の自動車を積載する場合には、一台の自動車のみを降
す際に他の自動車も一旦降ろさねばならないという、前
述した不具合を完全に解消することはできなかった。
【0007】そこで、本発明は、上記従来技術の有する
問題点を解消し、自動車の積降し作業の容易化を図ると
共に、積み降ろし時における旋回荷台の隣接線路側への
突出を防止した自動車運搬用貨車を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動車運搬用貨車は、台枠上に複数の門形
状の架構を固定すると共に、上記各架構を桁で連結して
あり、各架構間に上記台枠の幅方向の中心でかつ上記架
構の中心に形成された回転軸を軸として水平に旋回する
下段車台を有する回転外枠と、上記回転外枠内を昇降す
る昇降車台と、上記下段車台および上記昇降車台の上記
回転軸と反対側の縁に設けられた上下に揺動する車輪案
内用の可動道板とを具えたことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、回転外枠をプラットホーム側
に旋回させ、下降状態にある昇降車台に一台目の自動車
を積載する。次に、昇降車台を上昇させた後、回転外枠
の下段車台に二台目の自動車を積載して台枠側に復帰さ
せる。この際、回転外枠の回転軸が台枠の幅方向の中心
でかつ上記架構の中心にあるため、回転外枠が台枠のプ
ラットホームと反対側すなわち隣接線路側に突出するこ
とがない。また、可動道板が上下に揺動するため、回転
外枠の旋回時におけるプラットホームとの干渉が防止さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明による自動車運搬用貨車の一実
施例について添付の図面を参照して説明する。
【0011】図1〜図3において、運搬貨車1の台枠2
は、前後のボギー台車3により懸架されている。台枠2
の上面には、後端(図1,図2中、左側)から等間隔に
比較的幅広の架構4が4本配設され、前端には比較的幅
狭の架構5が1本配設されている。架構4,5は共に門
形状であり、それぞれの上面の中央部が桁6により連結
されている。各架構4,5間には、上段車台を構成する
昇降車台7と下段車台8とを備えた、旋回荷台である回
転外枠9が4基配置されており、計8台の自動車10を
積載する。回転外枠9はその後端部において、図2に示
したように、台枠2の幅方向の中心でかつ架構4の中心
を軸にして水平に旋回する。したがって、プラットホー
ム11側には回転外枠9の先端が突出するが、隣接線路
側には回転外枠9は突出しない。
【0012】図4(図1中のA部拡大図),図5(図4
中のB矢視図),図6(図5中のC矢視図)に示したよ
うに、回転外枠9の後端には、上部に架構4を貫通する
上部回転軸12が形成され、下部に台枠2を貫通する下
部回転軸13が形成されている。また、昇降車台7は、
図示しないガイドに案内されて回転外枠9内を上下に移
動する。回転外枠9の上部には、前後に左右一対ずつ配
置されたねじ軸14を回転駆動する4個の電気モータ1
5が設置されている。ねじ軸14には昇降車台7に取付
けられたナット16が螺合しており、ねじ軸14が回転
すると昇降車台7が昇降する。図中、17と18とは、
それぞれ昇降車台7と下段車台8とに一対ずつ取付けら
れた道板であり、自動車10の車輪を案内する。
【0013】図7(図4中のD矢視図)に示したよう
に、台枠2と回転外枠9の下部との間には油圧シリンダ
19が介装されており、そのロッド20が伸縮すること
により回転外枠9が旋回する。回転外枠9の下面には、
左前端と右後端とに台枠2上を転動する支持ローラ21
が取付けられており、回転外枠9を支えると共に旋回動
を円滑に行わせるようになっている。
【0014】上下段車台7,8の道板17,18の先端
には、それぞれ可動道板22,23が揺動自在に取付け
られている。道板17,18と可動道板22,23との
間には油圧シリンダ24が介装されており、そのロッド
25が伸長すると、図8に示したように可動道板22,
23が下方に揺動してプラットホーム11に当接する。
上段台車7側の可動道板22は、図9に示したように下
段台車8側の可動道板23より長く形成されると共に、
図10(図9中のE矢視図)に示したようにその外幅の
寸法が可動道板23の内幅の寸法より小さくなってい
る。したがって、上段台車7が下降して下段台車8の上
に重なった状態で、可動道板22は可動道板23内に嵌
まり込み、その先端がプラットホーム11に当接する。
図9中、26は上段台車7の横フレームであり、27は
下段台車8側の可動道板23に形成された切欠である。
【0015】以下、本実施例の作用を述べる。本実施例
において自動車を積載する際には、図2に示したように
運搬貨車1をプラットホーム11に横付けした後、図7
に示したように、油圧シリンダ19のロッド20を短縮
させて、回転外枠9をプラットホーム11側に旋回させ
る。尚、この際には、図8に二点鎖線で示したように、
下段車台8側の可動道板23は上げておき、プラットホ
ーム11との干渉を防止する。次に、電気モータ15に
よりねじ軸14を回転駆動し、昇降車台7を降下させ
る。そして、油圧シリンダ24のロッド25を伸長させ
ることにより上下段車台7,8の可動道板22,23を
共に下げ、図9に示したように、それぞれの先端をプラ
ットホーム11に当接させる。
【0016】次に、運転者はプラットホーム11上で自
動車10を後退させ、可動道板22から道板17に乗り
上げ、昇降車台7に一台目の自動車10を積載する。昇
降車台7への積載が終了したら可動道板22を上げ、電
気モータ15によりねじ軸14を回転駆動して昇降車台
7を上昇させる。次に、運転者は下段車台8に二台目の
自動車10を積載み、可動道板23を上げる。しかる
後、油圧シリンダ19のロッド20を伸長させて、回転
外枠9を台枠2側に復帰させる。以下、同様の手順で他
の回転外枠9にも自動車10を積載することにより、一
両の運搬貨車1に8台の自動車10を積載する。
【0017】一方、運搬貨車1に積載された自動車10
の内から任意の一台を降ろす場合、本実施例では一つの
回転外枠9のみをプラットホーム11側に旋回させる。
そして、その自動車10が下段車台8に積載されている
場合には、そのまま降ろすことができ、昇降車台7に積
載されている場合にも下段車台8の自動車10を余分に
降ろせばすむ。
【0018】本発明は上述した実施例に限られるもので
はなく、例えば図11に示すように道板17,18と可
動道板22,23との間に引張コイルスプリング28を
介装し、自動車10のタイヤ29で乗り上げることによ
り可動道板22,23を揺動させるようにしてもよい。
また、回転外枠9を電気モータや歯車等からなる動力源
により駆動してもよいし、昇降車台7を油圧シリンダと
リンク機構とからなる昇降装置により上下動させるよう
にしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、回転外枠に各二台の自動車を上下に積載する
ようにしたため、比較的多くの自動車が積載できる一
方、任意の一台を積み降ろすことが容易にできる。ま
た、回転外枠の回転軸が台枠の幅方向の中心でかつ上記
架構の中心にあるため、回転外枠が隣接線路側に突出す
ることがない。更に、可動道板が上下に揺動するため、
回転外枠の旋回時におけるプラットホームとの干渉が防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車運搬用貨車の一実施例を示
した側面図。
【図2】同平面図。
【図3】同正面図。
【図4】図1中のA部拡大図。
【図5】図4中のB矢視図。
【図6】図4中のC矢視図。
【図7】図4中のD矢視図。
【図8】図7中のE矢視図。
【図9】図7中のE矢視図。
【図10】図9中のF矢視図。
【図11】本発明の変形例を示した要部拡大図。
【符号の説明】
1 自動車運搬用貨車 2 台枠 3 ボギー台車 4,5 架構 6 桁 7 昇降車台 8 下部車台 9 回転外枠 10 自動車 11 プラットホーム 12 上部回転軸 13 下部回転軸 14 ねじ軸 15 電気モータ 16 ナット 17,18 道板 19 油圧シリンダ 21 支持ローラ 22,23 可動道板 24 油圧シリンダ 28 引張コイルスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台枠上に複数の門形状の架構を固定すると
    共に、上記各架構を桁で連結してあり、各架構間に上記
    台枠の幅方向の中心でかつ上記架構の中心に形成された
    回転軸を軸として水平に旋回する下段車台を有する回転
    外枠と、上記回転外枠内を昇降する昇降車台と、上記下
    段車台および上記昇降車台の上記回転軸と反対側の縁に
    設けられた上下に揺動する車輪案内用の可動道板とを具
    えたことを特徴とする自動車運搬用貨車。
JP32701792A 1992-12-07 1992-12-07 自動車運搬用貨車 Pending JPH06171506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32701792A JPH06171506A (ja) 1992-12-07 1992-12-07 自動車運搬用貨車

Applications Claiming Priority (1)

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JP32701792A JPH06171506A (ja) 1992-12-07 1992-12-07 自動車運搬用貨車

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JPH06171506A true JPH06171506A (ja) 1994-06-21

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ID=18194386

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JP32701792A Pending JPH06171506A (ja) 1992-12-07 1992-12-07 自動車運搬用貨車

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011102159A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Fujio Nakaso カートレインの車両積込み積卸し装置
JP6424307B1 (ja) * 2018-06-19 2018-11-14 村山 哲夫 カートレイン車両積み降ろし装置
CN116691763A (zh) * 2023-06-14 2023-09-05 江苏华复轨道交通科技有限公司 一种偏心旋转托盘及轨道交通车体

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