JPH06171437A - シートの取付方法 - Google Patents

シートの取付方法

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JPH06171437A
JPH06171437A JP32705092A JP32705092A JPH06171437A JP H06171437 A JPH06171437 A JP H06171437A JP 32705092 A JP32705092 A JP 32705092A JP 32705092 A JP32705092 A JP 32705092A JP H06171437 A JPH06171437 A JP H06171437A
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Japan
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sheet
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pin
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seat
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JP32705092A
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Suketaka Kai
祐貴 甲斐
Akio Yano
晃男 矢野
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートの取り付け作業性を向上させる。 【構成】 あらかじめボディの底板1の傾斜面又は略鉛
直面にピン5を立設させるとともに、該ピン5が挿入す
る係止孔6をシート2に形成しておく。該シート2の係
止孔6にピン5を挿入して、該ピン5にシート2を係止
させる。該シート2を融着させることにより、該シート
2をボディの底板1に貼設する。 【効果】 ボディの底板の傾斜面又は略鉛直面内におけ
るシートの移動がピンで阻止されるため、シートを接着
剤で自動車のボディの底板に貼り付ける場合に比べ、離
型紙の剥がし作業と、シートの圧着作業とを不要にで
き、シートの取り付け作業性を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、傾斜面又は略鉛直面を
有する自動車のボディ等のシート貼設対象物にシートを
取り付けるシートの取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のボディ等には、自動車
の内部空間の防音、防振のために、シート(メルシー
ト)が貼設されている。このシートは、ボディの底板上
面のほぼ全体にわたって融着されている。ここで、ボデ
ィの底板に傾斜面又は略鉛直面を有する場合にあって
は、ボディを移動させるときに、ボディに振動が伝達さ
れ、シートがボディの底板の所定位置からずれ、シート
を融着させたときに、シートが所定の位置以外のところ
に貼着される場合があった。このため、ボディの底板の
傾斜面又は略鉛直面にシートを取り付ける作業が困難で
あった。
【0003】そこで、シートの裏面に接着剤を貼り付
け、この接着剤付きシートをボディの底板に貼り付ける
方法が提案されている。このシートの取り付け方法にあ
っては、あらかじめシートの裏面に接着剤を貼り付け、
この接着剤に離型紙を貼り付け、かかるシートを自動車
の生産現場に搬入しておく。そして、自動車の生産ライ
ンを流れるボディの底板の所定位置にシートを取り付け
る。
【0004】このシートの取り付け作業では、離型紙を
シートから剥がし、シートから接着剤を露出させ、この
接着剤の面をボディの底板に当接させることにより、ボ
ディの底板にシートを貼り付ける。そして、シートの表
面から該シートをボディの底板に押圧することにより、
このボディの底板にシートを圧着させ、このシートをボ
ディの底板の所定位置に固定する。その後、ボディの底
板を高温乾燥炉に入れ、ボディの底板にシートを融着さ
せていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
の取り付け作業にあっては、離型紙の剥がし作業と、シ
ートの圧着作業とが必要になり、シートの取り付け作業
が煩雑であり、離型紙の剥がし作業とシートの圧着作業
とに長い時間を要していた。そして、あらかじめシート
に接着剤を貼り付ける作業が必要になり、この接着剤に
要する費用と、接着剤の貼り付け作業に要する費用とが
必要になり、シートの取り付け作業に多大な費用を要し
ていた。
【0006】本発明は前記課題を有効に解決するもの
で、シートの取り付け作業性を向上させ、シートの取り
付け作業に要する期間を短縮させるとともに、シートの
取り付け作業に要する費用を低減させたシートの取付方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシートの取付方
法は、シート貼設対象物の表面にシートを取り付けるシ
ートの取付方法であって、あらかじめシート貼設対象物
の傾斜面又は略鉛直面にピンを立設させるとともに、該
ピンが挿入される係止孔を前記シートに形成しておき、
該シートの係止孔にピンを挿入することにより、該ピン
にシートを係止させ、該シートを融着させることによ
り、該シートをシート貼設対象物に貼設することを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】本発明のシートの取付方法では、あらかじめシ
ート貼設対象物の傾斜面又は略鉛直面にピンを立設させ
るとともに、該ピンが挿入する係止孔を前記シートに形
成しておき、該シートの係止孔にピンを挿入することに
より、該ピンにシートを係止させるから、シート貼設対
象物の傾斜面又は略鉛直面内におけるシートの移動がピ
ンで阻止される。その後、該シートを融着させることに
より、該シートをシート貼設対象物に貼設するから、シ
ートがシート貼設対象物の所定位置に貼設される。
【0009】
【実施例】以下、本発明のシートの取付方法の一実施例
について、図1ないし図3を参照しながら説明する。図
2に示すように、符号1はボディの底板(シート貼設対
象物)であり、2はボディの底板1の表面に貼設される
シートである。ボディの底板1は、自動車の内部空間に
塵、水等が浸入するのを防止する板状の遮水部4と、こ
の遮水部4に継ぎ合わされ、タイヤ、ギア等の周囲を覆
う被覆部3とを有する構成にされている。被覆部3に
は、斜め上方に突出する傾斜面や、鉛直方向に突出する
略鉛直面が形成されている。遮水部4は、複数の鉄板が
継手部で継ぎ合わされ、水平方向に延在する略水平面に
形成されている。シート2は、防音材、ないし防振材等
から製造されており、被覆部3の傾斜面や略鉛直面に貼
設されるとともに、遮水部4の略水平面に貼設されてい
る。
【0010】次に、シートの取り付け方法について、図
1及び図3を参照しながら説明する。図1に示すよう
に、あらかじめボディの底板1の被覆部3の傾斜面又は
略鉛直面をピン5の基部を取り付け、このピン5をボデ
ィの底板1に立設させておく。一方、シート2をシート
貼設対象部分の大きさに複数切り取り、このシート2に
ピン5が挿入する係止孔6を形成し、かかるシート2を
自動車の生産現場に搬入しておく。ここで、係止孔6
は、ピン5が係止できるものであれば、円形や、スリッ
ト状等、その形状は特に限定されるものではない。
【0011】シート2の係止孔6にボディの底板1のピ
ン5を挿入させ、このピン5に係止孔6の端部を当接さ
せることにより、シート2をピン5に係止させる。この
ため、ボディの底板1の傾斜面又は略鉛直面内における
シート2の移動がピン5で阻止される。このときに、ボ
ディの底板1の各部分にそれぞれシート2を取り付けて
おく。なお、継手部は特に音や振動の発生源若しくは侵
入源になり易いので、図3に示すAーA矢視部のよう
に、ボディの底板1の継手部の端部にシート2の端部を
覆わせておくことが望ましい。
【0012】その後、これらシート2をボディの底板1
とともに高温乾燥炉に入れ、シート2を融着させる。こ
のときに、シート2がピン5に係止されていることか
ら、ボディの底板1を移動させ、該ボディの底板1に振
動が伝達されたときに、ボディの底板1の傾斜面又は略
鉛直面内をシート2が滑落するのを阻止することができ
る。こうして、シート2がボディの底板1の所定位置に
貼設される。そして、シート2が所定位置に融着された
後に、ピン5をボディの底板1から取り外す。
【0013】このようなシートの取付方法によれば、あ
らかじめボディの底板1の傾斜面又は略鉛直面にピン5
を立設させるとともに、該ピン5が挿入される係止孔6
をシート2に形成しておき、該シート2の係止孔6にピ
ン5を挿入することにより、該ピン5にシート2を係止
させるから、ボディの底板1の傾斜面又は略鉛直面内に
おけるシート2の移動がピンで阻止される。このため、
シート2を接着剤でボディの底板1に貼り付ける必要性
をなくすことができ、シート2に接着剤を貼り付ける作
業と、この接着剤に離型紙を貼り付ける作業と、離型紙
の剥がし作業と、シート2の圧着作業とを不要にするこ
とができる。したがって、シート2の取り付け作業性を
向上させることができるとともに、離型紙の剥がし作業
とシートの圧着作業とに要する時間を不要にできるか
ら、シートの取り付け作業に要する時間を短縮すること
ができる。
【0014】その後、シート2を融着させることによ
り、該シート2をボディの底板1に貼設するから、ボデ
ィの底板1を移動させ、このボディの底板1に振動が伝
達された場合にあっても、シート2がピン5で係止され
ているから、シート2をボディの底板1の所定位置に貼
設することができる。このため、ボディの底板1の傾斜
面又は略鉛直面に接着剤を用いて接着せずにシート2を
取り付けることができるから、シート2に接着剤を貼り
付ける作業を不要にでき、接着剤に要する費用と、接着
剤の貼り付け作業に要する費用とを不必要にでき、シー
トの取り付け作業に要する費用を低減させることができ
る。
【0015】なお、前記実施例では、シート2をボディ
の底板1に融着させた後、ピン5を取り外したが、本願
はこれに限定するものでなく、ピン5が妨げにならない
のであれば、ボディの底板1に取り付けたままであって
もよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシートの
取付方法によれば、シート貼設対象物の表面にシートを
取り付けるシートの取付方法であって、あらかじめシー
ト貼設対象物の傾斜面又は略鉛直面にピンを立設させる
とともに、該ピンが挿入される係止孔を前記シートに形
成しておき、該シートの係止孔にピンを挿入することに
より、該ピンにシートを係止させる構成にしたから、シ
ート貼設対象物の傾斜面又は略鉛直面内におけるシート
の移動がピンで阻止される。このため、シートを接着剤
でシート貼設対象物に貼り付ける必要性をなくすことが
でき、離型紙の剥がし作業と、シートの圧着作業とを不
要にすることができ、シートの取り付け作業性を向上さ
せることができるとともに、離型紙の剥がし作業とシー
トの圧着作業とに要する時間を不要にできるから、シー
トの取り付け作業に要する時間を短縮することができ
る。
【0017】その後、シートを融着させることにより、
該シートをシート貼設対象物に貼設する構成にしたか
ら、シート貼設対象物を移動させ、このシート貼設対象
物に振動が伝達された場合にあっても、シートがピンで
係止されているから、シートをシート貼設対象物の所定
位置に貼設することができる。このため、シート貼設対
象物の傾斜面又は略鉛直面に接着せずにシートを取り付
けることができるから、シートに接着剤を貼り付ける作
業を不要にでき、接着剤に要する費用と、接着剤の貼り
付け作業に要する費用とを不必要にでき、シートの取り
付け作業に要する費用を低減させることができるという
効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートの取付方法を示す断面図であ
り、図2で示すBーB線に沿う矢視図である。
【図2】自動車のボディの底板全体を示す斜視図であ
る。
【図3】AーA線に沿う矢視図である。
【符号の説明】
1 ボディの底板(シート貼設対象物) 2 シート 5 ピン 6 係止孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート貼設対象物の表面にシートを取り
    付けるシートの取付方法であって、あらかじめシート貼
    設対象物の傾斜面又は略鉛直面にピンを立設させるとと
    もに、該ピンが挿入される係止孔を前記シートに形成し
    ておき、該シートの係止孔にピンを挿入することによ
    り、該ピンにシートを係止させ、該シートを融着させる
    ことにより、該シートをシート貼設対象物に貼設するこ
    とを特徴とするシートの取付方法。
JP32705092A 1992-12-07 1992-12-07 シートの取付方法 Expired - Fee Related JP3234013B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004071850A1 (ja) * 2003-01-23 2004-08-26 Toshihiro Fukumoto 自由形状床面車輌

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004071850A1 (ja) * 2003-01-23 2004-08-26 Toshihiro Fukumoto 自由形状床面車輌

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