JP3214352B2 - 車体前部の組み立て方法 - Google Patents

車体前部の組み立て方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体前部の組み立
て方法に関し、特に樹脂製のラジエータコアを採用する
車体前部の組み立て方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車体の組み立ては、予めプ
レス等により成型した各部品を溶接、締結などにより順
次結合して行われ、これらの車体組み立ての概要は次の
ようになる。
【0003】1.フロアメイン工程 エンジンコンパートメント、フロントフロア、リアフロ
ア、リアメンバ等の組み立て等 2.ボディメイン工程 ピラー類、フェンダ類のボディサイド、ルーフ、エアボ
ックス等の組み立て 3.メタル工程 フード、ドア、トランクリッド等の組み立て、ブレージ
ング処理等 上記1〜3の車体組み立て工程を終了した後に、塗装工
程を経てからランプ類の取付や内装を施す擬装工程へ投
入されている。
【0004】上記1.フロアメイン工程で組み立てられ
るエンジンコンパートメント10は、図7に示すよう
に、車体前部を構成してエンジンや補機類を収装するも
ので、ダッシュロア18から車体前方へ向けてほぼ平行
して配設されたフードリッジ11、11の前端部で、車
幅方向に配設したラジエータコアアッパ9、ラジエータ
コアロア2’を結合し、エンジンコンパートメント10
は箱状に画成されて、所定の剛性を確保している。
【0005】ラジエータコアアッパ9及びラジエータコ
アロア2’によってエンジンコンパートメント10の剛
性を確保した状態で、上記ボディメイン工程、メタル工
程へ進んで、フロントフェンダ3やエンジフード4等の
外板パネルを順次取り付けるとともに、図示しないロケ
ートピンあるいはロケート穴等を基準にして、フロント
フェンダ3とエンジフード4の隙間及び面差の調整など
の建付調整を手作業により行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、樹脂
などによる車体部品のモジュール化が普及しつつあり、
例えば、ラジエータコア等を樹脂によって一体に形成す
るものが知られており、このような樹脂部品の車体への
組み立ては、上記塗装工程後の擬装工程等で行われる。
【0007】しかしながら、上記従来の車体前部の組み
立て方法では、図7に示すように、エンジンコンパート
メント10の剛性を、ラジエータコアアッパ9及びラジ
エータコアロア2’で確保する構造となっているため、
樹脂により一体成形されたラジエータコアアッパを適用
する場合には、ラジエータコアアッパ9を組み付けない
状態でエンジンコンパートメント10を組み立てたると
剛性が不足し、ボディメイン工程、メタル工程等での組
み立て精度を確保することができずに、品質の維持が難
しくなり、加えて、フロントフェンダ3やエンジンフー
ド4の建付調整に熟練及び多大な労力を要して生産性が
低下する場合があった。
【0008】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、車体前部に樹脂部品を適用する場合でも、
エンジンコンパートメントの剛性を確保しながら高精度
で組み立てを行うことを目的とし、同時に、フロントフ
ェンダやエンジンフードの建付調整を容易に行うことを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、車幅方向
に所定の間隔で、かつ車体前方へ配設されるとともに、
フロントフェンダを支持する一対の構造部材と、前記一
対の構造部材の前端部を車幅方向で結合するフロントク
ロスメンバと、これら構造部材及びフロントクロスメン
バをそれぞれ車体へ結合することにより所定のエンジン
コンパートメントを画成する車体前部の組み立て方法に
おいて、前記一対の構造部材及びフロントクロスメンバ
を所定の位置に位置決めする工程と、前記エンジンコン
パートメント内の所定の位置で車幅方向に配設されると
ともに、前記一対の構造部材を一時的に結合する脱着自
在な位置決め部材を締結する工程と、前記構造部材及び
フロントクロスメンバをそれぞれ結合する工程と、前記
構造部材にフロントフェンダを取り付けるとともに、前
記エンジンコンパートメントを開閉するフードを取り付
ける工程と、前記位置決め部材を取り外す工程と、予め
成形されたラジエータコアを前記一対の構造部材の前端
部へ結合する工程とを含む。
【0010】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記位置決め部材は、両端に車体上下方向へ屈曲
した結合部を形成し、これら結合部を介して前記構造部
材に締結される。
【0011】また、第3の発明は、前記第2の発明にお
いて、前記位置決め部材の結合部は、前記フードとフロ
ントフェンダとの隙間から突出する所定の幅のガイド部
を備え、前記フロントフェンダ及びフードの取付工程で
は、位置決め部材の両端に設けたガイド部を挟持するよ
うにフロントフェンダ及びフードの位置決めを行う。
【0012】また、第4の発明は、前記第3の発明にお
いて、前記前記位置決め部材の両端に設けたガイド部
は、少なくとも車体上下方向及び車幅方向へ所定の範囲
で変位可能に支持され、前記フロントフェンダ及びフー
ドの取付工程では、フロントフェンダ及びフードの誤差
を吸収しながら位置決めを行う。
【0013】
【作用】したがって、第1の発明は、車幅方向に所定の
間隔で、かつ車体前方へ配設されるとともに、フロント
フェンダを支持する一対の構造部材と、前記一対の構造
部材の前端部を車幅方向で結合するフロントクロスメン
バを所定の位置に位置決めしてから、エンジンコンパー
トメント内の所定の位置で車幅方向に配設した位置決め
部材を一対の構造部材に締結して一時的に結合した後
に、前記構造部材及びフロントクロスメンバをそれぞれ
溶接等により結合してエンジンコンパートメントを画成
し、構造部材にフロントフェンダを、エンジンコンパー
トメントを開閉するフードをそれぞれ取り付けてから位
置決め部材を取り外し、次に、予め成形されたラジエー
タコアを前記一対の構造部材の前端部へ結合することに
より、ラジエータコアを取り付けるまでの間、エンジン
コンパートメントの剛性を位置決め部材により確保し
て、車体前部の組み立てを高精度で行うことができる。
【0014】また、第2の発明は、位置決め部材は、両
端に車体上下方向へ屈曲した結合部を形成し、これら結
合部を介して前記構造部材に締結されるため、構造部材
とフロントクロスメンバを結合する工程で、従来の組み
立て方法のようなラジエータコアアッパの結合を省略し
ながら、エンジンコンパートメントの剛性を確保するこ
とができる。
【0015】また、第3の発明は、位置決め部材の両端
の結合部には、前記フードとフロントフェンダとの隙間
から突出する所定の幅のガイド部を備え、前記フロント
フェンダ及びフードの取付工程において、これらガイド
部を挟持するようにフロントフェンダ及びフードを位置
決めすることにより、フロントフェンダとフードの隙間
をガイド部の幅に応じた所定値に設定することができ、
エンジンコンパートメントの剛性を確保して高精度で組
み立てを行いながら、フロントフェンダ及びフードの建
付調整を容易かつ迅速に行うことができる。
【0016】また、第4の発明は、前記ガイド部を少な
くとも車体上下方向及び車幅方向へ所定の範囲で変位可
能に支持したため、フロントフェンダ及びフードの取付
工程では、フロントフェンダ及びフードの成形誤差や組
み付け誤差を吸収しながら高精度で位置決めを行うこと
ができ、フロントフェンダ及びフードの建付調整を容易
かつ迅速に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0018】図1に示すように、車体1の前部にはダッ
シュロア18、フードリッジ11、11及びフロントク
ロスメンバ2から画成されたエンジンコンパートメント
10が画成される。
【0019】一対の構造部材としてのフードリッジ1
1、11の所定の位置には、脱着自在の棒状ないし板状
のテンポラリ治具5を締結するための貫通孔15、15
が形成される。
【0020】フードリッジ11は、図2に示すように、
車幅方向に延設されたフードリッジアッパ12と鉛直方
向に配設されたフードリッジロア13及びこれらフード
リッジアッパ12、ロア13を結合するレインフォース
14によってボックス状に形成され、上記貫通孔15は
エンジンコンパートメント10に面して開口し、貫通孔
15が開口したボックス状のフードリッジ11内部には
ナット16が溶接などにより固設される。
【0021】そして、フードリッジ11、11がフロン
トクロスメンバ2近傍まで延設され、これらフードリッ
ジ11、11の前端には,図3に示すように、予め樹脂
により一体成形されたラジエータコアとしてのラジエー
タコアアッセンブリ8を結合するスティフナ17、17
がそれぞれ形成される。
【0022】上記のようなエンジンコンパートメント1
0を主体とする車体1の前部の組み立て方法について、
図4のフローチャートを参照しながら詳述する。
【0023】まず、ステップS1〜S4は前記従来例の
「1.フロアメイン工程」に相当し、ステップS1、S
2では図示しない治具上に、エンジンコンパートメント
10を構成するフードリッジ11、11、フロントクロ
スメンバ2等の各部品を位置決めするとともにクランプ
する。
【0024】次に、ステップS3では、図1のように、
エンジンコンパートメント10を車幅方向に横断する位
置決め部材としてのテンポラリ治具5が、貫通孔15、
15を介してフードリッジ11、11に締結される。
【0025】ここで、図2に示すように、テンポラリ治
具5の両端には鉛直方向に屈曲したL字状の結合部6、
6が形成され、この結合部6に形成された図示しない貫
通孔へ挿通したボルト7を、フードリッジ11の貫通孔
15を介してナット16に締結することで、フロントク
ロスメンバ2の上方のフードリッジ11、11は、エン
ジンコンパートメント10を車幅方向に横断するテンポ
ラリ治具5によって強固に結合され、エンジンコンパー
トメント10の剛性を前記従来例と同等に確保すること
ができる。
【0026】そして、ステップS4で各部品をスポット
溶接などにより結合してから、車体1は前記従来例に示
した「2.ボディメイン工程」、「3.メタル工程」へ
送られて、ステップS5、S6で、フロントフェンダ3
及びエンジンフード4の位置決め及び組み付けが行われ
る。
【0027】これら、フロントフェンダ3、エンジンフ
ード4の組み付けは、エンジンコンパートメント10の
剛性が前記従来例と同様に確保されているため、従来と
同様に所定の精度で行うことができる。
【0028】そして、ステップS7の塗装工程で車体1
の塗装が終了すると、ステップS8では、ボルト7を取
り外すことにより、テンポラリ治具5をエンジンコンパ
ートメント10から取り外して擬装工程に入り、ステッ
プS9では、図3に示すように、樹脂により一体成形さ
れたラジエータコアアッセンブリ8が、スティフナ1
7、17を介して車体1に結合される。
【0029】こうして、脱着自在のテンポラリ治具5を
フロアメイン工程でエンジンコンパートメント10に結
合してから、ボディメイン工程、メタル工程、塗装工程
を順次通過するようにして、樹脂製のラジエータコアア
ッセンブリ8を取り付ける直前(擬装工程投入時)にテ
ンポラリ治具5を取り外すようにしたため、エンジンコ
ンパートメント10の剛性を確保しながら、樹脂製ラジ
エータコアアッセンブリ8を高精度で組み付けることが
できるのである。
【0030】また、樹脂製のラジエータコアアッセンブ
リ8を組み付けるまでの間は、前記従来例のようにラジ
エータコアアッパ9がないため、容易にエンジンコンパ
ートメント10内で部品の組み付け作業を行うことが可
能となって、作業性を向上させることもできるのであ
る。
【0031】さらに、テンポラリ治具5は両端のL字状
に屈曲した結合部6、6でフードリッジ11、11の鉛
直方向の面と結合するため、これらフードリッジ11、
11に取り付けられるフロントフェンダ3、3の建付精
度を前記従来例に比して向上させることができ、フロン
トフェンダ3とエンジンフード4の隙間及び面差の調整
を簡易にし、前記従来例のように熟練を要することがな
くなって生産性を向上させることができるのである。
【0032】図5、図6は第2の実施形態を示し、前記
第1実施形態のテンポラリ治具5の結合部6、6に、フ
ロントフェンダ3とエンジンフード4の隙間δを調整す
るための隙間調整部材20、20をそれぞれ設けたもの
で、その他は前記第1実施形態と同様である。
【0033】テンポラリ治具5の両端に形成された結合
部6、6にはピン61、62が鉛直方向に所定の間隔で
車体前後方向へそれぞれ突設され、これらピン61、6
2には隙間調整部材20が所定の範囲で変位可能に取り
付けられる。
【0034】すなわち、隙間調整部材20には結合部6
を車体前後方向で係合する脚部20B、20Bが図中下
方へ向けて形成され、こられ脚部20Bには上方のピン
61と係合する長穴21と、下方のピン61と係合する
切り欠き22が形成されており、長穴21は隙間調整部
材20の鉛直方向の変位を所定の範囲で許容する一方、
切り欠き22は隙間調整部材20の車幅方向への揺動を
所定の範囲で許容するよう形成される。
【0035】そして、隙間調整部材20の上部には、エ
ンジンフード4とフロントフェンダ3の隙間から上方へ
突出するガイド部20Aが形成され、ガイド部20Aの
車幅方向の寸法は、エンジンフード4とフロントフェン
ダ3の所定の隙間δにほぼ等しく設定される。
【0036】テンポラリ治具5は上記と同様にエンジン
コンパートメント10の剛性を確保し、さらに、エンジ
ンフード4とフロントフェンダ3の組み付け工程では、
テンポラリ治具5の両端から上方へ突出した隙間調整部
材20のガイド部20Aを挟持するように、フロントフ
ェンダ3及びエンジンフード4を組み付けるだけで、エ
ンジンフード4とフロントフェンダ3の隙間は所定値δ
に設定されることになり、熟練及び労力を要することな
く、迅速かつ高精度でフロントフェンダ3とエンジンフ
ード4の組み付け及び建付調整を行って、生産性をさら
に向上させることができるのである。
【0037】そして、隙間調整部材20を鉛直方向及び
車幅方向へ所定の範囲で変位又は揺動可能にしたため、
各部品の組み付け誤差を許容しながらも、確実に上記隙
間δの管理を行う事が可能となるのである。
【0038】なお、上記実施形態において、テンポラリ
治具5を棒状ないし板状としたが、図示はしないが、L
字状断面等の部材で構成することによりさらに剛性を向
上させて、組み立て精度の向上を推進できるのである。
【0039】また、上記実施形態において、ラジエータ
コアアッセンブリ8が前記従来例のラジエータコアアッ
パを構成する場合では、フロントクロスメンバ2を前記
従来例と同様のラジエータコアロア2’とすればよく、
上記と同様に、ラジエータコアアッセンブリ8を組み付
けるまでの間、車体の剛性を確保することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、車幅
方向に所定の間隔で、かつ車体前方へ配設されるととも
に、フロントフェンダを支持する一対の構造部材と、前
記一対の構造部材の前端部を車幅方向で結合するフロン
トクロスメンバを所定の位置に位置決めしてから、エン
ジンコンパートメント内の所定の位置で車幅方向に配設
した位置決め部材を一対の構造部材に締結して一時的に
結合した後に、前記構造部材及びフロントクロスメンバ
をそれぞれ溶接等により結合してエンジンコンパートメ
ントを画成し、構造部材にフロントフェンダを、エンジ
ンコンパートメントを開閉するフードをそれぞれ取り付
けてから位置決め部材を取り外し、次に、予め成形され
たラジエータコアを前記一対の構造部材の前端部へ結合
することにより、ラジエータコアを取り付けるまでの
間、エンジンコンパートメントの剛性を脱着自在な位置
決め部材により確保することで、樹脂製部品を採用した
場合にも車体前部の組み立てを高精度で行うことがで
き、品質のを確保することができる。
【0041】また、第2の発明は、位置決め部材は、両
端に車体上下方向へ屈曲した結合部を形成し、これら結
合部を介して前記構造部材に締結されるため、構造部材
とフロントクロスメンバを結合する工程で、従来の組み
立て方法のようなラジエータコアアッパの結合を省略し
ながら、エンジンコンパートメントの剛性を確保するこ
とで樹脂製部品を採用した場合にも車体前部の組み立て
を高精度で行うことができ、品質を確保することができ
る。
【0042】また、第3の発明は、位置決め部材の両端
の結合部には、前記フードとフロントフェンダとの隙間
から突出する所定の幅のガイド部を備え、前記フロント
フェンダ及びフードの取付工程において、これらガイド
部を挟持するようにフロントフェンダ及びフードを位置
決めすることにより、フロントフェンダとフードの隙間
をガイド部の幅に応じた所定値に設定することができ、
エンジンコンパートメントの剛性を確保して高精度で組
み立てを行いながら、フロントフェンダ及びフードの建
付調整を熟練を要することなく容易かつ迅速に行って生
産性を向上させることができる。
【0043】また、第4の発明は、前記ガイド部を少な
くとも車体上下方向及び車幅方向へ所定の範囲で変位可
能に支持したため、フロントフェンダ及びフードの取付
工程では、フロントフェンダ及びフードの成形誤差や組
み付け誤差を吸収しながら高精度で位置決めを行うこと
ができ、フロントフェンダ及びフードの建付調整を容易
かつ迅速に行って、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すエンジンコンパートメ
ントの斜視図。
【図2】同じく図1のA−A矢視断面図。
【図3】同じく樹脂製ラジエータコアアッセンブリの組
み付けの様子を示すエンジンコンパートメントの斜視
図。
【図4】同じく車体組み立ての流れを示すフローチャー
ト。
【図5】第2の実施形態を示し、テンポラリ治具に設け
た隙間調整部材の斜視図。
【図6】同じく隙間調整部材によるエンジンフードとフ
ロントフェンダの建付調整の様子を示す車体の断面図。
【図7】従来例を示し、エンジンコンパートメントの斜
視図。
【符号の説明】
1 車体 2 フロントクロスメンバ 3 フロントフェンダ 4 エンジンフード 5 テンポラリ治具 6 結合部 7 ボルト 8 ラジエータコアアッセンブリ 10 エンジンコンパートメント 11 フードリッジ 12 フードリッジアッパ 13 フードリッジロア 14 レインフォース 15 貫通孔 16 ナット 17 スティフナ 20 隙間調整部材 21 長穴 22 切り欠き 61、62 ピン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向に所定の間隔で、かつ車体前方
    へ配設されるとともに、フロントフェンダを支持する一
    対の構造部材と、前記一対の構造部材の前端部を車幅方
    向で結合するフロントクロスメンバと、これら構造部材
    及びフロントクロスメンバをそれぞれ車体へ結合するこ
    とにより所定のエンジンコンパートメントを画成する車
    体前部の組み立て方法において、前記一対の構造部材及
    びフロントクロスメンバを所定の位置に位置決めする工
    程と、前記エンジンコンパートメント内の所定の位置で
    車幅方向に配設されるとともに、前記一対の構造部材を
    一時的に結合する脱着自在な位置決め部材を締結する工
    程と、前記構造部材及びフロントクロスメンバをそれぞ
    れ結合する工程と、前記構造部材にフロントフェンダを
    取り付けるとともに、前記エンジンコンパートメントを
    開閉するフードを取り付ける工程と、前記位置決め部材
    を取り外す工程と、予め成形されたラジエータコアを前
    記一対の構造部材の前端部へ結合する工程とを含むこと
    を特徴とする車体前部の組み立て方法。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部材は、両端に車体上下方
    向へ屈曲した結合部を形成し、これら結合部を介して前
    記構造部材に締結されることを特徴とする請求項1に記
    載の車体前部の組み立て方法。
  3. 【請求項3】 前記位置決め部材の結合部は、前記フー
    ドとフロントフェンダとの隙間から突出する所定の幅の
    ガイド部を備え、前記フロントフェンダ及びフードの取
    付工程では、位置決め部材の両端に設けたガイド部を挟
    持するようにフロントフェンダ及びフードの位置決めを
    行うことを特徴とする請求項2に記載の車体前部の組み
    立て方法。
  4. 【請求項4】 前記前記位置決め部材の両端に設けたガ
    イド部は、少なくとも車体上下方向及び車幅方向へ所定
    の範囲で変位可能に支持され、前記フロントフェンダ及
    びフードの取付工程では、フロントフェンダ及びフード
    の誤差を吸収しながら位置決めを行うことを特徴とする
    請求項3に記載の車体前部の組み立て方法。
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