JPH06169912A - X線コンピュータトモグラフィ装置 - Google Patents

X線コンピュータトモグラフィ装置

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JPH06169912A
JPH06169912A JP4324555A JP32455592A JPH06169912A JP H06169912 A JPH06169912 A JP H06169912A JP 4324555 A JP4324555 A JP 4324555A JP 32455592 A JP32455592 A JP 32455592A JP H06169912 A JPH06169912 A JP H06169912A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、一回の収集で得た多方向投影
データを用いて様々なスライス厚の断層像を得られるX
線コンピュータトモグラフィ装置を提供する。 【構成】本発明は、X線管と検出器4とが被検体軸回り
を回転しながら多方向投影データを収集し再構成処理に
供して断層像を得るX線コンピュータトモグラフィ装置
において、検出器4は同一開口度の複数の検出素子を1
次元配列した第1列と、この開口度と異なる開口度の複
数の検出素子を1次元配列した第2列とを同一チャンネ
ルを整合して併設してなり、検出器4と再構成処理装置
18との間に介在しスライス厚選択部24で選択したス
ライス厚に応じて第1列による投影データ、第2列によ
る投影データ、または第1列と第2列の投影データを同
一チャンネルで加算した合成データを選択的に再構成処
理装置18に供給するデータ合成装置17を具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体の多方向の投影
データを収集し、その多方向の投影データを再構成処理
に供することにより被検体の断層像を得るX線コンピュ
ータトモグラフィ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のX線コンピュータトモグ
ラフィ装置は、X線管と多チャンネル型検出器とが共に
被検体の回りを回転するR/R方式、いわゆる第3世代
であれば、図7に示したように、X線を扇状に絞り込み
ファンビームX線Fx を形成する絞り装置31を前側に
設けたX線管30と、n個の検出素子321 〜32n
そのファンビームX線Fx の拡がり方向に沿って一次元
配列したnチャンネル型検出器32とを被検体Pを挟ん
で対向配置し、且つその配置関係を保ったままそれらを
所定の回転軸Rの回りを回転自在に支持する架台とをデ
ータ収集部分の主構成要素として、X線管30およびn
チャンネル型検出器32を所定角度ずつ間欠回転または
連続回転しながら所定位置毎にX線曝射および透過X線
の検出を繰り返すことで被検体Pに関する多方向投影デ
ータを収集し、その多方向の投影データをコンピュータ
システムで逐次近似法やフーリエ計算法などの再構成処
理法に供することでX線吸収係数に応じたCT値を多点
について計算し、各点のCT値に明るさを対応させて断
層像を生成するものである。
【0003】ところで、上述のX線コンピュータトモグ
ラフィ装置は、絞り装置31の絞り開度Wを任意に調整
しファンビームX線Fx の厚さを変更することにより、
スライス厚を任意に調整することができるようになって
いる。
【0004】つまり、スライス厚は、投影データ収集前
の絞り装置31の絞り開度Wを設定した段階で決定され
るので、一回の投影データ収集では一のスライス厚の断
層像しか得ることができず、そのため、様々なスライス
厚の断層像を得たいときには、絞り開度Wを変更しなが
ら多方向投影データの収集動作を繰り返す必要があり、
非常な時間や手間が必要な上、被曝量の問題も表面化す
る。また、X線管の熱負荷も増大し、撮影効率の低下を
招き易い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に対処するべくなされたもので、その目的は、多方向
投影データの収集後であって再構成処理以前の段階でス
ライス厚の設定を実現することで、一回の収集で得た多
方向投影データを用いて様々なスライス厚の断層像を再
構成することのできるX線コンピュータトモグラフィ装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定厚のファ
ンビームX線を被検体に向かって放射するX線管装置と
上記被検体を透過した透過X線を多チャンネルで検出す
るX線検出器とを上記被検体を挟んで対向配置したまま
回転軸の回りを回転自在に架台で支持し、上記X線管装
置と上記X線検出器の回転軌道の各位置でX線爆射およ
び透過X線の検出を繰り返して上記被検体に関する多方
向の投影データを収集し、その多方向の投影データを再
構成処理装置で再構成処理に供することにより断層像を
得るX線コンピュータトモグラフィ装置において、
【0007】上記X線検出器は、同一開口度であって各
チャンネルに対応する複数の検出素子を上記ファンビー
ムX線の拡がり方向に沿って1次元配列した第1の検出
素子列と、上記第1の検出素子列の各検出素子の上記開
口度と異なる開口度であって各チャンネルに対応する複
数の検出素子を上記ファンビームX線の拡がり方向に沿
って1次元配列した第2の検出素子列とを、同一チャン
ネルを整合して併設してなり、
【0008】上記X線検出器と上記再構成処理装置との
間に介在し、選択手段で選択した所望のスライス厚にし
たがって、上記第1検出素子列で検出した各チャンネル
の投影データ、上記第2検出素子列で検出した各チャン
ネルの投影データ、または上記第1検出素子列と上記第
2検出素子列の同一チャンネルを加算した投影データを
選択的に上記再構成処理装置に供給する手段を具備した
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、X線管装置を回転軌道の各位
置でX線爆射すると共に、被検体の各経路を透過したX
線を、同一開口度であって各チャンネルに対応する複数
の検出素子を上記ファンビームX線の拡がり方向に沿っ
て1次元配列した第1の検出素子列と上記第1の検出素
子列の各検出素子の上記開口度と異なる開口度であって
各チャンネルに対応する複数の検出素子を上記ファンビ
ームX線の拡がり方向に沿って1次元配列した第2の検
出素子列とを同一チャンネルを整合して被検体体軸に平
行に併設したX線検出器の全ての検出素子で同時に検出
し、さらに上記第1検出素子列で検出した各チャンネル
の投影データ、上記第2検出素子列で検出した各チャン
ネルの投影データ、または上記第1検出素子列と上記第
2検出素子列の同一チャンネルを加算した投影データ
を、選択手段で選択した所望のスライス厚にしたがって
選択的に再構成処理装置に供給することによって、一回
のデータ収集で得たデータを選択的に用いて任意のスラ
イス厚の断層像を再構成することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明一実施例を
説明する。
【0011】図1は、一実施例のブロック図である。ガ
ントリ1は、X線を曝射するX線管2と、そのX線放射
側に取り付けられ、X線管2からの放射X線を所定の拡
がり幅かつ所定の厚さのファンビームX線Fx に形成す
る絞り装置3と、X線強度を検出するnチャンネル型2
次元アレイ検出器4と、X線管2と検出器4とを被検体
Pを挟んで対向配置したまま所定の回転軸Rの回りに回
転自在に支持する図示しないリングフレームと、リング
フレームを回転駆動する架台駆動装置5と、nチャンネ
ル型2次元アレイ検出器4で検出した投影データを増幅
し且つディジタル信号に変換するデータ収集装置6とを
収容する。
【0012】図2は、nチャンネル型2次元アレイ検出
器4の構造を示す図であり、図2(a)はX線管1から
見た平面図、図2(b)は斜視図、図2(c)は側面図
である。このnチャンネル型2次元アレイ検出器4は、
同一幅のn個の検出素子をファンビームX線Fx の拡が
り方向に沿って一次元に配列した6つの検出素子列21
a 〜21f を、回転軸Rに沿って、つまりファンビーム
X線Fx の厚さ方向に沿って且つチャンネルを整合して
平行に並設する。
【0013】そして、各検出素子列21a 〜21f のフ
ァンビームX線Fx の厚さ方向の長さ(以下単に「奥行
き長」という)は、次のように設定される。例えば、検
出素子列21a の奥行き長Da が2.5mm、検出素子列
21b の奥行き長Db が3mm、検出素子列21c の奥行
き長Dc が1mm、検出素子列21d の奥行き長Dd が1
mm、検出素子列21e の奥行き長De が3mm、検出素子
列21f の奥行き長Df が2.5mmに設定される。な
お、絞り装置3は、その絞り開度がこの検出器4の合計
奥行き長D、つまり10mmにしたがって固定されてい
て、検出器4に到達する位置での厚さがDになるように
ファンビームX線Fx を形成する。
【0014】図3はデータ収集装置6の構造図である。
すなわちデータ収集装置6は、nチャンネル型2次元ア
レイ検出器4の各検出素子に対応する複数のデータ収集
素子4a1〜4an、4b1〜4bn・・・4f1〜4fnを備え、
各検出素子の検出信号を各別に増幅し且つディジタル変
換し、そしてスリップリング装置等の図示しないデータ
転送部を介して後述のデータ合成装置17に供給する。
【0015】図1に戻って、高電圧発生装置7は、高電
圧制御装置8の指示により、予定の高電圧の管電圧およ
び管電流を予定のタイミングでX線管2に供給し、X線
管2からX線を曝射せしめる。架台制御装置9は、架台
駆動装置5を制御して、上記リングフレームを予定の角
速度で回転せしめる。寝台10は、天板高を変化するた
めの昇降ユニット11の上部フレーム12に被検体Pを
載置するための天板13をその長手方向にスライド自在
に支持し、寝台駆動装置14によって昇降ユニット11
が昇降駆動され、また天板13がスライド駆動されるよ
うになっている。また、寝台制御装置15は、寝台駆動
装置14を制御して、寝台10の昇降量やスライド量を
調整するためのものである。主制御装置16は、高電圧
制御装置8、架台制御装置9、寝台制御装置15を統括
的に制御し、データ収集動作を最適に進行する。
【0016】nチャンネル型2次元アレイ検出器4の各
検出素子で検出された各検出信号は、各別に、データ収
集装置6で増幅およびディジタル変換され、データ転送
部を介してデータ合成装置17に供給される。
【0017】図3はこのデータ合成装置17のブロック
図である。データ収集装置6からの検出信号は中央処理
ユニット(CPU)22を介してデータ記憶部23に記
憶される。このCPU22の入力端にはスライス厚を選
択するためのスライス厚選択部24が接続されていて、
このスライス厚選択部24で所望のスライス厚が選択さ
れると、データ記憶部23の検出信号が読み出されCP
U22を介してデータ選択部25に送られる。データ選
択部25は、図5に示すように、各チャンネルに対応し
てn個のデータ選択部251 〜25n を備えていて、ス
ライス厚選択部24で選択したスライス厚を満たすよう
に検出素子列が選択され、その選択された検出素子列の
各チャンネルの検出信号だけが出力される。そして、こ
の選択された検出素子列の各チャンネルの検出信号は、
各データ選択部251 〜25n に対応して接続されたデ
ータ加算部26のデータ加算部261 〜26n に送ら
れ、そこでチャンネル毎に加算され、画像再構成処理装
置18に多方向投影データとして出力されるようになっ
ている。
【0018】画像再構成処理装置18は、データ合成装
置17からの多方向投影データを逐次近似法やフーリエ
計算法などの再構成処理法に供して、X線吸収係数に応
じたCT値を多点について計算しCT像を生成し、この
CT像を画像データ記憶装置19や画像表示装置20に
出力する。次に以上のように構成された本実施例の作用
について説明する。
【0019】多方向投影データの収集にあたっては、高
電圧制御装置8、架台制御装置9および寝台制御装置1
5が主制御装置16により統括的に制御され、架台駆動
装置5の駆動によるリングフレームの回転に伴ってX線
管2およびnチャンネル型2次元アレイ検出器4が被検
体Pの回りを所定の角速度で間欠回転または連続回転
し、その回転の各位置で、高電圧発生装置7からX線管
2に高電圧が供給されてX線爆射が繰り返され、またn
チャンネル型2次元アレイ検出器4の全ての検出素子列
21a 〜21f の全ての検出素子の同時検出が繰り返さ
れる。
【0020】nチャンネル型2次元アレイ検出器4の全
検出素子で検出された各検出信号は、データ収集装置6
で各別に増幅され且つディジタル変換された後、スリッ
プリング装置等の図示しないデータ転送部を介してデー
タ合成装置17に供給され、CPU22を介して、一
旦、データ記憶部23に記憶される。
【0021】そして、スライス厚選択部24をして、1
mm、2mm、5mm、10mmの選択範囲の中の所望のスライ
ス厚が選択されると、全ての検出信号がデータ記憶部2
3から読み出されCPU22を介してチャンネル毎にデ
ータ選択部25の各データ選択部251 〜25n に送ら
れる。データ選択部25では、スライス厚選択部24で
選択したスライス厚を構成するように、検出素子列21
a 〜21f が次のように選択される。つまり、1mmスラ
イス厚が選択されると検出素子列21c (または21d
)が選択され、2mmスライス厚が選択されると検出素
子列21c および21d が選択され、5mmスライス厚が
選択されると検出素子列21b 、21c 、21d および
21e が選択され、10mmスライス厚が選択されると検
出素子列21a 〜21f の全ての列が選択される。
【0022】例えば、2mmスライス厚が選択されると、
検出素子列21c および21d が選択され、この検出素
子列21c および21d を構成する各検出素子の検出信
号だけが、データ選択部25の各データ選択部251
25n からデータ加算部26の各データ加算部261
26n に送られる。
【0023】この検出素子列21c および21d を構成
する各検出素子の検出信号は、データ加算部26のデー
タ加算部261 〜26n で、同一チャンネル毎に加算さ
れ、画像再構成処理装置18に出力される。なお、デー
タ加算部261 〜26n では、同一チャンネルの検出信
号を単純に加算してもよいが、ここでは次の式(1)に
より重み付け加算を行い、各列の検出素子の検出面積
(開口度)の相違による検出強度の変動を均一化する補
正、いわゆるキャリブレーション補正を行う。なお、式
(1)において、dm はあるm チャンネルの加算デー
タ、da は検出素子列21a のm チャンネルの検出デー
タ、db は検出素子列21b のm チャンネルの検出デー
タ、dc は検出素子列21c のm チャンネルの検出デー
タ、dd は検出素子列21d のm チャンネルの検出デー
タ、de は検出素子列21e のm チャンネルの検出デー
タ、df は検出素子列21f のm チャンネルの検出デー
タであり、Wa〜Wfはそれぞれ各検出素子列に固有の重み
付け係数である。
【0024】 dm =da ・Wa+db ・Wb+dc ・Wc+dd ・Wd+de ・We+df ・Wf…(1) 各重み付け係数Wa 〜Wf は、次の式(2)〜(7)の
通り決定する。なお、Sa 〜Sf は、各列の一検出素子
の検出面積(開口度)を示す。
【0025】 Wa=Sa /(Sa +Sb +Sc +Sd +Se +Sf ) …(2) Wb=Sb /(Sa +Sb +Sc +Sd +Se +Sf ) …(3) Wc=Sc /(Sa +Sb +Sc +Sd +Se +Sf ) …(4) Wd=Sd /(Sa +Sb +Sc +Sd +Se +Sf ) …(5) We=Se /(Sa +Sb +Sc +Sd +Se +Sf ) …(6) Wf=Sf /(Sa +Sb +Sc +Sd +Se +Sf ) …(7) この重み付け加算によれば、キャリブレーション補正の
他に、検出素子の開口面を組織境界線が横切り、それに
よって両組織の吸収係数が平均化されて検出される際に
生じる非線形効果、いわゆるパーシャルボリュームの影
響が低減されるという効果もある。
【0026】データ加算部26のデータ加算部261
26n で、同一チャンネル毎に加算された検出信号は、
画像再構成処理装置18に送られ、そこで、逐次近似法
やフーリエ計算法などの再構成処理法に供され、X線吸
収係数に応じたCT値を多点について計算され、CT像
が生成される。このCT像は、画像データ記憶装置19
に画像表示装置20に出力され、保管またはCT値に応
じて明るさを与えられ断層像として表示に供される。
【0027】以上のように本実施例は、X線管装置を回
転軌道の各位置でX線爆射すると共に、被検体の各経路
を透過したX線を、複数の検出素子を1次元配列した検
出素子列を多列備えるX線検出器の全ての検出素子で同
時検出し、この検出後に所望のスライス厚にしたがって
検出素子列を選択し、この選択した検出素子列の同一チ
ャンネルを加算して再構成処理装置に供給しそこで再構
成処理に供しているので、一回のデータ収集で得たデー
タを選択的に用いて様々なスライス厚の断層像を生成す
ることができる。
【0028】本発明は上述した実施例に限定されること
なく、種々変形して実施可能である。例えば、上述の図
2に示したnチャンネル型2次元アレイ検出器は、一回
のデータ収集で一スライスのデータを収集するシングル
スライス用の検出器であったが、各検出素子列の奥行き
長や検出素子列数等を任意に変更し、例えば図6に示し
た検出素子配列の構造を採用してもよい。図6に示した
nチャンネル型2次元アレイ検出器は、同一幅で奥行き
長Da が5mmのn個の検出素子を一次元に配列した検出
素子列22a と、奥行き長Db が3mmのn個の検出素子
を一次元に配列した検出素子列22b と、奥行き長Dc
が1mmのn個の検出素子を一次元に配列した検出素子列
22c と、奥行き長がDc と同じ1mmのn個の検出素子
を一次元に配列した検出素子列22d とを一組として設
け、この組と同じ組み合わせの検出素子列22e 〜22
h を併設した他の組を上記一組に併設し、一回のデータ
収集で2スライスのデータを収集するダブルスライス対
応としてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、所定厚の
ファンビームX線を被検体に向かって放射するX線管装
置と上記被検体を透過した透過X線を多チャンネルで検
出するX線検出器とを上記被検体を挟んで対向配置した
まま回転軸の回りを回転自在に架台で支持し、上記X線
管装置と上記X線検出器の回転軌道の各位置でX線爆射
および透過X線の検出を繰り返して上記被検体に関する
多方向の投影データを収集し、その多方向の投影データ
を再構成処理装置で再構成処理に供することにより断層
像を得るX線コンピュータトモグラフィ装置において、
【0030】上記X線検出器は、同一開口度であって各
チャンネルに対応する複数の検出素子を上記ファンビー
ムX線の拡がり方向に沿って1次元配列した第1の検出
素子列と、上記第1の検出素子列の各検出素子の上記開
口度と異なる開口度であって各チャンネルに対応する複
数の検出素子を上記ファンビームX線の拡がり方向に沿
って1次元配列した第2の検出素子列とを、同一チャン
ネルを整合して上記被検体体軸に平行に併設してなり、
【0031】上記X線検出器と上記再構成処理装置との
間に介在し、選択手段で選択した所望のスライス厚にし
たがって、上記第1検出素子列で検出した各チャンネル
の投影データ、上記第2検出素子列で検出した各チャン
ネルの投影データ、または上記第1検出素子列と上記第
2検出素子列の同一チャンネルを加算した投影データを
選択的に上記再構成処理装置に供給する手段を具備した
ことを特徴としたので、X線管装置を回転軌道の各位置
でX線爆射すると共に、被検体の各経路を透過したX線
をX線検出器の全ての検出素子で同時に検出し、さらに
上記第1検出素子列で検出した各チャンネルの投影デー
タ、上記第2検出素子列で検出した各チャンネルの投影
データ、または上記第1検出素子列と上記第2検出素子
列の同一チャンネルを加算した投影データを、選択手段
で選択した所望のスライス厚にしたがって選択的に再構
成処理装置に供給することによって、一回のデータ収集
で得た各列のデータを選択的に用いて任意のスライス厚
の断層像を再構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例に係るX線コンピュータトモグ
ラフィ装置のブロック図。
【図2】図1に示したnチャンネル型2次元アレイ検出
器の検出素子配列構造を示す図。
【図3】図1に示したデータ収集装置の構造を示す図。
【図4】図1に示したデータ合成装置のブロック図。
【図5】図4に示したデータ選択部およびデータ加算部
のブロック図。
【図6】他のnチャンネル型2次元アレイ検出器の検出
素子配列の平面構造を示す図。
【図7】従来のX線コンピュータトモグラフィ装置の問
題を説明する図。
【符号の説明】
1…ガントリ、2…X線管、3…絞り装置、4…nチャ
ンネル型2次元アレイ検出器、5…架台駆動装置、6…
データ収集装置、7…高電圧発生装置、8…高電圧制御
装置、9…架台制御装置、10…寝台、11…昇降ユニ
ット、12…上部フレーム、13…天板、14…寝台駆
動装置、15…寝台制御装置、16…主制御装置、17
…データ合成装置、18…画像再構成装置、19…画像
データ記憶装置、20…画像表示装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定厚のファンビームX線を被検体に向
    かって放射するX線管装置と前記被検体を透過した透過
    X線を多チャンネルで検出するX線検出器とを前記被検
    体を挟んで対向配置したまま回転軸の回りを回転自在に
    架台で支持し、前記X線管装置と前記X線検出器の回転
    軌道の各位置でX線爆射および透過X線の検出を繰り返
    して前記被検体に関する多方向の投影データを収集し、
    その多方向の投影データを再構成処理装置で再構成処理
    に供することにより断層像を得るX線コンピュータトモ
    グラフィ装置において、 前記X線検出器は、同一開口度であって各チャンネルに
    対応する複数の検出素子を前記ファンビームX線の拡が
    り方向に沿って1次元配列した第1の検出素子列と、前
    記第1の検出素子列の各検出素子の前記開口度と異なる
    開口度であって各チャンネルに対応する複数の検出素子
    を前記ファンビームX線の拡がり方向に沿って1次元配
    列した第2の検出素子列とを、同一チャンネルを整合し
    て併設してなり、 前記X線検出器と前記再構成処理装置との間に介在し、
    選択手段で選択した所望のスライス厚にしたがって、前
    記第1検出素子列で検出した各チャンネルの投影デー
    タ、前記第2検出素子列で検出した各チャンネルの投影
    データ、または前記第1検出素子列と前記第2検出素子
    列の同一チャンネルを加算した投影データを選択的に前
    記再構成処理装置に供給する手段を具備したことを特徴
    とするX線コンピュータトモグラフィ装置。
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