JPH0616968Y2 - キック始動装置 - Google Patents

キック始動装置

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JPH0616968Y2
JPH0616968Y2 JP1987186838U JP18683887U JPH0616968Y2 JP H0616968 Y2 JPH0616968 Y2 JP H0616968Y2 JP 1987186838 U JP1987186838 U JP 1987186838U JP 18683887 U JP18683887 U JP 18683887U JP H0616968 Y2 JPH0616968 Y2 JP H0616968Y2
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JP
Japan
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kick
lever
parallel
vehicle body
kick lever
Prior art date
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Application number
JP1987186838U
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English (en)
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JPH0191074U (ja
Inventor
政夫 高島
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案はキック始動装置に関する。
b.従来の技術 周知のように、自動二輪車では、車体の側面に設けられ
たキックレバーの操作によってエンジンの始動を行なっ
ており、このキックレバーの操作は、キックレバーを踏
み込むことにより、車体に沿った面でキックレバーを回
動して行なうものである。
しかし、このようなキックレバーは第4図(a)のような
鞍乗型四輪車41に使用するとキックレバーの操作に際し
て、フェンダー42と足が接触するおそれがあった。
そこで、特願昭58-182823号にかかるキック始動装置
は、このような欠点を除去するために横踏み式としてい
る。すなわち、このキック始動装置ではキックレバー43
を車体の長手方向と交差する方向の面に沿って回動操作
するようにし(第4図(b),(c))、これによって足がフ
ェンダー42とぶつかることを防止していた。図中44は
キックプレートである。
ところで、上記特願昭58-182823号のキック始動装置で
は足を第4図(b)のように横方向Aに向けて踏み込むこ
とを期待して構成されている。
しかし、実際には第4図(b)のように前後方向Bに向け
て踏み込まれることが多かった、本来キックペダルは足
の前後方向と直交して使用されることを予定しており、
これによってキックペダルとクツのカカト部とが引っか
かりキック操作が円滑に行なわれることを期待してい
る。したがって、第4図(b)のように足を前後方向Bに
向けて踏み込むと、踏み外されることが多く、キック操
作がやりにくかった。
c.問題を解決するための手段 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、車体の側面
に突設されたキックレバーの回動操作によってクランク
シャフトに、始動のための回転力を付与するキック始動
装置において、上記キックレバーの回動軸を車体の長手
方向と平行に突出させ、該キックレバーを車体の長手方
向とほぼ直交する面に沿って回動操作するように設け、
さらに上記キックレバーと平行な平行節および該平行節
とキックレバーとを接続する中間節を設け、該中間節に
地面と略平行な平面部を有するキックペダルを設け、上
記車体、キックレバー、平行節および中間節によって四
節回転連鎖機構を構成するようにしたキック始動装置を
提供するものである。
d.実施例 以下添付図面に示した実施例を参照しながら、本考案を
説明する。
第1図は本考案の実施例にかかるキック始動装置1を設
けた鞍乗型四輪車2を示す、該鞍乗型四輪車2は車体中
央部にエンジン3を搭載している。4,5はフロントフ
ェンダーおよびリヤフェンダーである。
本実施例にかかるキック始動装置1はエンジン3の後方
のクラッチカバー6に設けられている。
第2図(a),(b)は本実施例にかかるキック始動装置1を
詳細に示し、図において、7はキックレバー、8は平行
レバー、9は中間レバーである。上記平行レバー8はキ
ックレバー7と平行に設けられており、上記中間レバー
9はキックレバー7と平行レバー8とを接続するための
ものである。
上記キックレバー7はキックシャフトへ動力を伝達する
ためのシャフト10に固定され、これを中心として回動自
在となっている。また、クラッチカバー6(車体)と平
行レバー8、キックレバー7と中間レバー9、中間レバ
ー9と平行レバー8も各々軸11,12,13を中心として相互
に回転自在となっている。
上記のように構成することにより、,車体,キックレバ
ー7,平行レバー8および中間レバー9は四節回転連鎖
機構を構成する。
なお、上記中間レバー9の上端に設けられた14はキック
ペダルであり、足を載置するためのものである。
e.作用 上記構成のキック始動装置では、まず、キックペダル14
の上にフラットに足15を載置することができる。
そして、キックレバー7を踏み込んでも、四節回転連鎖
機構であるために、キックペダル14の上面は地面と平行
に保持される(第2図(c))。したがって、足裏の接地
角がほぼ一定に保たれ、踏み込み操作が極めてやりやす
い。
なお、上記キックレバー7が踏み込まれると、シャフト
10,キックシャフト16,出力軸17,カウンタ・シャフト
18を経由してクランク軸19に始動力が伝達される(第3
図)。
上記キック始動装置は走行中等使用しないときには、第
2図(d)に示されるように、フレーム・カバー20の凹所2
1等に収納するようにすることができる。
なお、上記実施例においては上記キックレバー7と上記
平行レバー8の長さが同一であるように構成している
が、上記平行レバーの長さが上記キックレバーの長さよ
りも長くなるように構成することもできる。
このような構成により、キックペダル14の足15との接触
面が最下点で若干内側(車体側)を向くようにすること
ができる。これによって、足15を蹴り出すようにして踏
み込むことができ、より操作がやり易くなる。
f.効果 上記のように、本考案にかかるキック始動装置は、4節
回転連鎖機構により構成することとし、キック操作をや
り易くしておりその効果は大きい。
さらに、中間節に地面と略平行な平面部を有するキック
ペダルを設けたので、キック操作の全ての行程中におい
て、キックペダルの平面部が足の屈伸方向に直交する方
向を向くので、踏力を効果的にキックペダルに伝えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるキック始動装置を装着した鞍乗
型四輪車の側面図、第2図(a)は本考案にかかるキック
始動装置の側面図、第2図(b)は本考案にかかるキック
始動装置のキック操作前の状態を示す背面図、第2図
(c)は本考案にかかるキック始動装置のキック操作中の
状態を示す背面図、第2図(d)は本考案にかかるキック
始動装置の収納状態を示す背面図、第3図は本考案にか
かるキック始動装置によって始動される駆動機構の概念
図、第4図(a),(b),(c)は従来の始動装置を装着した鞍
乗型四輪車の斜視図,平面図,側面図である。 1…キック始動装置、2,41…鞍乗型四輪車、 6…クラッチカバー、7…キックレバー、 8…平行レバー、9…中間レバー、 14…キックペダル、 20…フレーム・カバー。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の側面に突設されたキックレバーの回
    動操作によってクランクシャフトに、始動のための回転
    力を付与するキック始動装置において、上記キックレバ
    ーの回動軸を車体の長手方向と平行に突出させ、該キッ
    クレバーを車体の長手方向とほぼ直交する面に沿って回
    動操作するように設け、さらに上記キックレバーと平行
    な平行節および該平行節とキックレバーとを接続する中
    間節を設け、該中間節に地面と略平行な平面部を有する
    キックペダルを設け、上記車体、キックレバー、平行節
    および中間節によって四節回転連鎖機構を構成するよう
    にしたことを特徴とするキック始動装置。
  2. 【請求項2】上記キックレバーと上記平行節の長さが同
    一であるようにしたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第(1)項記載のキック始動装置。
  3. 【請求項3】上記平行節の長さが上記キックレバーの長
    さよりも長くなるようにしたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載のキック始動装置。
JP1987186838U 1987-12-08 1987-12-08 キック始動装置 Expired - Lifetime JPH0616968Y2 (ja)

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JP1987186838U JPH0616968Y2 (ja) 1987-12-08 1987-12-08 キック始動装置

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JP1987186838U JPH0616968Y2 (ja) 1987-12-08 1987-12-08 キック始動装置

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JPH0191074U JPH0191074U (ja) 1989-06-15
JPH0616968Y2 true JPH0616968Y2 (ja) 1994-05-02

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ID=31478043

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JP1987186838U Expired - Lifetime JPH0616968Y2 (ja) 1987-12-08 1987-12-08 キック始動装置

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JP (1) JPH0616968Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6075762A (ja) * 1983-09-30 1985-04-30 Suzuki Motor Co Ltd 後複数輪車輌のキツク始動装置
JPS6084768U (ja) * 1983-11-18 1985-06-11 スズキ株式会社 後複数輪車両のキツク始動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0191074U (ja) 1989-06-15

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