JPS634707Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は後二輪車輌のリヤーフエンダーの改
良、特に鞍乗型後二輪車輌のリヤーフエンダーの
改良に関する。

車輌のリヤーフエンダーは、車輪の保護、泥よ
け等の機能を果たしている。しかし、鞍乗型後二
輪車輌等においては、キツクペダルを操作してエ
ンジンを始動する際に、運転者の靴がリヤーフエ
ンダーの前端部に当たることがあつた。そのた
め、キツクペダルの操作が不便であり、また、靴
やリヤーフエンダーに傷が付くなどの不具合があ
つた。

本考案は、上記問題を解決し、キツクペダルの
操作時に、運転者の靴が当たらないようにしたリ
ヤーフエンダーを提供するもので、その要旨は、
キツクペダルに臨むリヤーフエンダーの前端部
に、上記キツクペダルの回動方向に沿つて凹部を
設け、上記キツクペダルの操作時に運転者の靴が
上記凹部内を通過するようにしたことを特徴とす
る。後二輪車輌のリヤーフエンダーにある。

以下、図面を参照して本考案を詳細に説明す
る。

第１図は本考案に係るリヤーフエンダーを鞍乗
型４輪車に設けた実施例を示し、第２図はリヤー
フエンダーを示し、第３図は第２図に示すＡ−
A′断面の拡大部分図である。図中、１はリヤー
フエンダー、２はリヤーフエンダーの前端部に形
成した凹部、３はキツクペダルを示す。

一般に、後二輪車輌のリヤーフエンダーは、後
車輪の上部を覆うように配設される。本考案で
は、第１図および第２図のように、リヤーフエン
ダー１のキツクペダル３を操作する側の前端部に
キツクペダル３の回動方向に沿つて凹部２を設け
た。該凹部の位置と形状は、第３図に示すよう
に、キツクペダル３を操作するときの運転者の靴
の踵４がリヤーフエンダー１に当たらないよう
に、適宜選ぶことができる。すなわち、第１図に
示す鞍乗型４輪車に乗車しエンジンを始動する場
合、運転者はシート４に跨り、キツクペダル３に
足を掛け、キツクペダル３を踏み、エンジンを始
動させる。このとき、運転者の靴の踵４は、第３
図に示す矢印の軌跡を描いて動く。したがつてこ
の軌跡とリヤーフエンダーが接触しないように、
リヤーフエンダーの前端部に凹部３の位置を選
び、その形状は、上記軌跡と靴の踵の形状を考慮
して選ぶ。その形状は、製造に都合のよい形状と
することが望ましい。

本考案はよれば、キツクペダルを操作してエン
ジンを始動させる際に、運転者の靴の踵がリヤー
フエンダーに当たらない。その結果、運転者のキ
ツクペダル操作が円滑になり、靴やリヤーフエン
ダーに傷が付くことがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案に係るリヤーフエンダーを鞍
乗型４輪車に装着した実施例を示し、第２図はそ
のリヤーフエンダーを示す斜視図、第３図はその
Ａ−A′断面の拡大部分図である。 １……リヤーフエンダー、２……凹部、３……
キツクペダル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. キツクペダルに臨むリヤーフエンダーの前端部
   に、上記キツクペダルの回動方向に沿つて凹部を
   設け、上記キツクペダルの操作時に運転者の靴が
   上記凹部内を通過するようにしたことを特徴とす
   る後二輪車輌のリヤーフエンダー。