JPH06169393A - 色調修正装置 - Google Patents

色調修正装置

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JPH06169393A
JPH06169393A JP4341689A JP34168992A JPH06169393A JP H06169393 A JPH06169393 A JP H06169393A JP 4341689 A JP4341689 A JP 4341689A JP 34168992 A JP34168992 A JP 34168992A JP H06169393 A JPH06169393 A JP H06169393A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易な操作で、オペレータの要望通りの色調
修正を施す。 【構成】 第1のフレームメモリ10に格納されている原
画像の各画素のRGB信号をRGB/CMYK変換部14
でCMYK信号に変換する。原画像の各画素のRGB信
号をルックアップテーブル17でHSL値に変換し、有効
範囲メモリ16にストアされているdH,dS,dLと比
較して各画素が指定された色空間での有効領域にあるか
どうかを判定し、判定された画素のCMYK信号に対し
てパラメータメモリ18にストアされているkc,km,
ky,kkを作用させて色調修正を行う。このとき、被
修正色のHU,U,U データと、判定された画素のHi
j, Sij, Lijデータとの差分量に応じてkc,km,
ky,kkの値を可変し、滑らかに変化する新たなパラ
メータを算出してこれを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、カラースキャ
ナで読み取られた原画像の各画素のRGB信号を製版用
のCMYK信号に変換した後、所望の色調修正を施す色
調修正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーモニタ等に表示されている
カラー画像のRGB信号について、RGB/CMYK変
換とその後の色調修正の方式は多数提案されているが、
操作が簡単で、かつ、充分な画像品質が得られるものは
実用化されていない。
【0003】充分な画像品質が得られるものとして、例
えば、製版用のカラースキャナがある。この製版用のカ
ラースキャナでは、マスキング処理により原画像のRG
B信号をCMYK信号に変換した後、カラーコレクショ
ンと呼ばれる色調修正機能を用いて色調修正がされてい
る。
【0004】マスキング処理では、例えば、次式に示す
ようなRGB/CMYK変換式により原画像の各画素の
RGB信号(RX,X,X とする)をそれぞれCMYK
信号(CX,X,X,X とする)に変換する。 CX = α11X −α12X −α13XX =−α21X +α22X −α23XX =−α31X −α32X +α33XX =MAX(CX,X,X ) ここで、αij(i=1〜3、j=1〜3)は、所定の係
数(正の値)であり、MAX(CX,X,X )は、CX,
X,X の中の最大のものを取り出す関数を示す。
【0005】また、上記の変換式により変換されたCX,
X,X,X 信号の各一部を、C(シアン)、M(マゼ
ンダ)、Y(黄)、R(赤)、G(緑)、B(青)の6
系統の色信号ΔC、ΔM、ΔY、ΔR、ΔG、ΔBに分
離すると、次式のように表せる。 CX =CX ’ ±β11ΔC±β12ΔM±β13ΔY±β14ΔR±β15ΔG±β16ΔB MX =MX ’ ±β21ΔC±β22ΔM±β23ΔY±β24ΔR±β25ΔG±β26ΔB YX =YX ’ ±β31ΔC±β32ΔM±β33ΔY±β34ΔR±β35ΔG±β36ΔB KX =KX ’ ±β41ΔC±β42ΔM±β43ΔY±β44ΔR±β45ΔG±β46ΔB ここで、βij(i=1〜4、j=1〜6)は、それぞれ
可変の係数を示す。この係数βijを調整することによ
り、CX,X,X,X 信号の色調修正が行われる。
【0006】上記の式によるカラーコレクションを実行
するためには、上記の式の演算を行う回路の操作盤に、
上述の係数βijを調整するための24個のつまみが備え
られており、オペレータは、各つまみを調整することに
より係数βijを変更し、所望の色調修正を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】まず、カラーコレクシ
ョンの操作が難しく、所望の色調修正を行うためには、
かなりの熟練者でなければならず、しかも、オペレータ
が色調修正したい色が6個の色相(C,M,Y,R,
G,B)の境界部分にあたる場合などでは、互いの色相
が複雑に重なりあっているので、その色調修正にかなり
の技巧を要するという問題がある。
【0008】また、カラーコレクションによる色調修正
には、明度や彩度を判定する要素が含まれていないの
で、その操作では、例えば、出力信号の赤色の明るい部
分のみを修正したいというような使い方ができないとい
う問題もある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、色調修正を容易に行うことが可能で、
しかも、オペレータの意思が確実に反映される色調修正
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次のような構成をとる。すなわち、請求項
1に記載の発明は、原画像の各画素の加色混合の3原色
信号(RGB信号)を各画素ごとに所定のRGB/CM
YK変換処理により、減色混合の3原色(CMY信号)
とブラック(K信号)とに変換し、これらのCMYK信
号に対して色調修正を施す色調修正装置であって、前記
原画像の各画素のRGB信号を記憶する原画像データ記
憶手段と、前記RGB信号を前記CMYK信号に変換す
るRGB/CMYK変換手段と、前記RGB信号を知覚
色の3属性値(色相、彩度、明度:HSL値)に変換す
る画像データ変換テーブルと、前記原画像データ記憶手
段に記憶されたRGB信号から色調修正処理の対象中心
となる被修正信号の指定、前記被修正信号に対して色調
修正後に得たい目的信号の指定、および前記被修正信号
を基準とした色調修正処理の有効範囲のHSL値での指
定を行う処理条件指定手段と、前記処理条件指定手段で
指定された被修正信号を、前記RGB/CMYK変換手
段によりCMYK信号に変換した被修正変換信号と、前
記処理条件指定手段で指定された目的信号とに基づき色
調修正用のパラメータを算出するパラメータ算出手段
と、前記原画像データ記憶手段に記憶された原画像の各
画素のRGB信号を前記画像データ変換テーブルに与え
ることにより得られたHSL値と、前記処理条件指定手
段から指定された色調修正処理の有効範囲を示すHSL
値とを比較して色調修正処理の対象となる画素を判定す
る処理対象判定手段と、前記原画像データ記憶手段に記
憶された原画像の各画素のRGB信号を前記RGB/C
MYK変換手段に順次与えることにより得られたCMY
K信号の内、前記処理対象判定手段で判定された有効範
囲内の画素のCMYK信号に対して、前記パラメータ算
出手段で算出されたパラメータを作用させて色調修正処
理を行う修正処理手段と、を備えたものである。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の色調修正装置において、被修正信号に対応する
画素のHSL値と、前記処理対象判定手段で色調修正処
理対象と判定された画素のHSL値との差分値を算出
し、前記差分値が大きくなるに従って前記色調修正処理
用のパラメータが小さくなるように前記パラメータを補
正するパラメータ補正手段を備えたものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明による作用は次のとおり
である。処理対象判定手段では、処理条件指定手段から
指定された色調修正処理の有効範囲を示すHSL値と、
原画像の各画素のRGB信号を画像データ変換テーブル
に与えることにより得られたHSL値とを比較して当該
画素が色調修正の対象であるかどうかを判定する。そし
て、修正処理手段では、原画像の各画素のRGB信号を
RGB/CMYK変換手段に順次与えることにより得ら
れたCMYK信号の内、色調修正処理対象であると判定
された画素のCMYK信号に対して、処理条件指定手段
から指定された被修正信号(RGBで指定)と目的信号
(CMYKで指定)とに基づき、パラメータ算出手段で
算出した色調修正用のパラメータを作用させて色調修正
を行う。
【0013】つまり、人間の知覚色の3属性値である色
相H、彩度S、明度Lを3次元座標とするHSL色空間
に基づいて色調修正の処理対象を判定するので、例え
ば、原画像の赤色の明るい部分のみを修正したいという
ような有効範囲の指定のしかたもでき、オペレータは要
望通りの色調修正を施すことができる。しかも、オペレ
ータは、被修正信号と目的信号、および色調修正処理の
有効範囲を指定するだけで所望の色調修正が行えるの
で、操作はきわめて容易である。
【0014】請求項2に記載の発明による作用は次のと
おりである。上記請求項1の色調修正において、前記処
理対象判定手段で色調修正処理対象と判定された画素の
HSL値(hsl)は、被修正信号を基準とした有効範
囲内にあると判定された値であるから、この値と被修正
信号に対応する画素のHSL値(HSL)との差分値
は、(HSL)=(hsl)のときを最小値として、
(hsl)が有効範囲の限度値、すなわち、色空間にお
ける色調修正処理の対象画素と非対象画素との境界値に
近づくにつれて大きくなる。
【0015】パラメータ補正手段は、前記差分値が大き
くなるに従って前記算出されたパラメータが小さくなる
ように補正するから、このパラメータを用いた前記修正
処理手段における色調修正処理の強度は、対象画素と非
対象画素との境界で最小となり、対象画素が前記被修正
信号に対応した画素に近づくほど大きくなる。したがっ
て、色調修正処理後の画像において、対象画素と非対象
画素との境界で急激に色が変化することがない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は色調修正装置の外観斜視図である。色調
修正(以下、単に色修正という)が施される原画像など
を表示する画像用モニタ3と、データ入力装置4、画像
データを記憶する光磁気ディスクのドライブ装置1 (光
磁気ディスクドライバ1)、原画像の各画素のRGB信
号などを格納するフレームメモリを内蔵したフレームメ
モリユニット2、色修正処理を主な機能とするコンピュ
ータ本体8が主な構成部品である。
【0017】データ入力装置4は、本装置のオペレータ
からのデータを入力するための操作用モニタ5,キーボ
ード6,マウス7で構成されている。
【0018】図2に本装置のシステムブロック図を示
し、このブロック図を参照しながら本装置の構成や動作
を、オペレータの操作を交えながら説明していく。ただ
し、図2は、コンピュータ本体8の処理機能のうち、色
修正処理に関する機能をブロック図として独立に示して
おり、それ以外の処理、例えば操作用モニタ5にデータ
を出力表示するための処理等を行う機能は、データ入力
装置4に含むものとする。
【0019】光磁気ディスクドライバ1は、原画像のデ
ジタル化された画像信号を本装置に取り込むためのもの
である。原画像信号が光磁気ディスクに格納されている
ことを前提としているが、磁気テープに格納されていて
もよいし、ハードディスクに格納されていてもよい。そ
のような場合、それぞれの記憶媒体をアクセスするドラ
イブ装置が光磁気ディスクドライバ1に代わる。
【0020】第1のフレームメモリ10は、光磁気ディス
クドライバ1で読み取られた原画像の1フレーム分のR
(赤),G(緑),B(青)の各3原色信号をそれぞれ
に格納する記憶容量を有している。この第1のフレーム
メモリ10内の原画像信号は内部スイッチSWを介して画
像用モニタ3に出力されて画像表示される。オペレータ
が、その画面を見ながらデータ入力装置4のマウス7等
のポインティングデバイスを操作し、修正したい色の表
示箇所を指定すると、データ入力装置4は、画像用モニ
タ3の画面上で指定された点の座標データを第1のフレ
ームメモリ10への読み出しアドレスとして出力する。
【0021】ここで、読み出されたR,G,Bの3原色
信号をRU,U,U 信号とする。RU,U,U 信号は、
上記のマウス7で指定された点(画素)のR,G,B信
号であるが、オペレータが指定した点の色、つまりオペ
レータが目で見て判断した被修正信号の色(以下、被修
正色)は、厳密には画面上のその指定点の色だけによら
ず、指定点の周りの色からの影響も受けている。そこ
で、RU,U,U 信号として、マウス7で指定した点を
中心に隣接する4画素、あるいはその周辺8画素のR,
G,B信号の値を平均したものを用いてもよい。
【0022】なお、RU,U,U 信号は、上述のように
画像用モニタ3に表示された原画像の画素をマウス7等
で指定する以外にも、例えば、キーボード6から直接
R、G、B各信号の数値で指定してもよい。このとき、
例えば、第1のフレームメモリ10に格納されるR,G,
B信号がそれぞれ8ビットのデジタル信号であれば、そ
れを10進数に変換した「0〜255 」までの数値でRU,
U,U 信号を指定してもよいし、または、「0〜255 」
の数値を百分率した「0〜100(%) 」の数値で指定して
もよい。上記の被修正色のRU,U,U 信号に該当する
原画像中の全ての画素を、画像用モニタ3で特色表示あ
るいは点滅表示する等の構成を採用すれば、原画像にお
ける被修正色の分布をオペレータが容易に把握できる。
【0023】RU,U,U 信号は第1の画素値メモリ11
にストアされるとともに、パラメータ算出部12、カラー
パッチ表示用メモリ13に出力され、さらに、RGB/C
MYK変換部14を介してC,M,Y,K信号に変換され
た後、データ入力装置4にも供給される。
【0024】これらのメモリ、および後述するメモリ
は、例えば、コンピュータ本体8の内部メモリ(主記憶
装置)の記憶領域の一部分として存在し、また、各演算
処理部はその処理アルゴリズムに従ったプログラムを実
行するCPU(中央処理装置)に相当する。
【0025】カラーパッチ表示用メモリ13は、画像用モ
ニタ3の画面上において予め規定されている領域(例え
ば、画面の左下隅付近など)に対応するアドレスに上記
のRU,U,U 信号をストアして画像用モニタ3に出力
し、被修正色のカラーパッチを原画像に重畳表示する。
カラーパッチとは、オペレータが原画像上で指定した被
修正色を独立的に観察できるように、画像用モニタ3の
ある所定の領域内をその色で塗り潰して表示したものを
指す。
【0026】なお、上記のようにRU,U,U 信号をキ
ーボード6から数値で指定する場合には、指定した被修
正色(カラーパッチ)がリアルタイムで画像用モニタ3
に表示されるので、オペレータは、指定したRU,U,
U 信号の数値と、想定していた被修正色との相関関係を
即座に把握でき、もし、カラーパッチの色が想定してい
た被修正色と異なっていれば、RU,U,U 信号の数値
を更新するなどして、容易にかつ正確に被修正色の指定
を行なえる。
【0027】RGB/CMYK変換部14では、上記した
ように供給されたRGB信号(RX,X,X とする)を
CMYK信号(CX,X,X,X とする)に変換して出
力するが、この変換は、例えば、次式により行われる。 CX = α11X −α12X −α13XX =−α21X +α22X −α23XX =−α31X −α32X +α33XX =MAX(CX,X,X ) ここで、αij(i=1〜3、j=1〜3)は、所定の係
数(正の値)であり、MAX(CX,X,X )は、CX,
X,X の中の最大のものを取り出す関数を示す。な
お、上記のような変換式によって求められるRGB信号
に対応するCMYK信号の関係をテーブルにして、RG
B/CMYK変換部14を構成してもよい。
【0028】RU,U,U 信号に対するC,M,Y,K
信号が与えられたデータ入力装置4は、そのC,M,
Y,K信号を数値に変換して、操作用モニタ5にそれら
の数値を出力表示する。例えば、C,M,Y,K信号が
それぞれ8ビットのデジタル信号であれば、それを10進
数に変換した「0〜255 」までの数値でC,M,Y,K
信号を表してもよいし、または、「0〜255 」の数値を
百分率した「0〜100(%) 」の数値で表してもよい。
【0029】オペレータは、上記で画像用モニタ3に表
示された被修正色のカラーパッチと、操作用モニタ5に
表示されたRU,U,U 信号に対するC,M,Y,K信
号の数値とを参照して、被修正信号として選択した色に
対して色修正後に得たい色(以下、目的色)のC,M,
Y,K信号(目的信号)の各数値をキーボード6から入
力する。
【0030】データ入力装置4は、入力値に対応する
C,M,Y,K信号を生成し、パラメータ算出部12に出
力するとともに、CMYK/RGB変換部15を介して、
R,G,B信号に変換した後、カラーパッチ表示用メモ
リ13に供給する。その目的色のC,M,Y,K信号をC
T,T,T,T 信号、そのCT,T,T,T 信号が変換
されたR,G,B信号をRT,T,T 信号と記す。
【0031】カラーパッチ表示用メモリ13は、前記のR
U,U,U 信号をストアした記憶領域と同じ領域をもつ
別の記憶場所(例えば、前記の被修正色のカラーパッチ
の表示箇所のとなりに対応する記憶場所)に、RT,T,
T 信号をストアして画像用モニタ3に出力し、目的色
のカラーパッチを原画像に重畳表示する。
【0032】このように、オペレータがCT,T,T,
T 信号の値を入力すると、リアルタイムでその値のR,
G,B信号に応じた画像(カラーパッチ)を画像用モニ
タ3に表示するので、オペレータは、上記設定したCT,
T,T,T 信号の値と、想定していた目的色とのおお
よその相関関係を即座に把握でき、もし、カラーパッチ
の色が想定していた目的色と異なっていれば、CT,T,
T,T 信号の数値を更新するなどして、目的色の指定
を行うことができる。
【0033】CMYK/RGB変換部15では、上記した
ように供給されたCMYK信号をRGB信号に変換して
出力するが、この変換は、例えば、Neugebaue
r(ノイゲバウア)方程式等を用いた公知の変換式によ
り行われる。
【0034】なお、公知の変換式によって求められるC
MYK信号に対応するRGB信号の関係をテーブルにし
て、CMYK/RGB変換部15を構成してもよい。
【0035】被修正色と目的色との指定が完了すると、
続いて、被修正色から目的色への色修正の有効範囲の指
定がオペレータにより行われる。本装置では、その有効
範囲の指定を、人間の知覚色の3属性値である色相H
(Hue),彩度S(Saturation), 明度L(Lightness) の3
つのパラメータで行うようにしている。この有効範囲
は、被修正色のRU,U,U 信号に対応する色相をHU,
彩度をSU,明度をLU とした場合に、HU ±dH,SU
±dS,LU ±dLで表されるdH,dS,dLとして
入力され、有効範囲メモリ16にストアされる。
【0036】本装置は、ここまでで入力あるいは抽出さ
れた情報、すなわち、「被修正色のR,G,B信号(R
U,U,U 信号)」,「目的色のC,M,Y,K信号
(CT,T,T,T 信号)」,「色修正の有効範囲のデ
ータdH,dS,dL」とを用いて、第1のフレームメ
モリ10に格納されている原画像の各画素の色成分が、色
修正の有効範囲にあるかどうかを判断して、色修正の履
行,不履行を決定し、原画像の各画素のRGB信号をC
MYK信号に変換した後の色修正処理を施す。
【0037】まず、原画像の各画素の色成分が、HSL
色空間における色修正の有効範囲にあるかどうかを判断
するため、R,G,Bの値を色相H,彩度S,明度Lの
値に変換するためのルックアップテーブル17を以下の手
順で作成し保持しておく。
【0038】R,G,Bの値は、色相H,彩度S,明度
Lの値に直接的に対応していないので、R,G,Bの値
をLab表色系(この表示系は、国際照明委員会(CI
E)が均等知覚色空間として1976年に推奨した表示
系である。)の値に変換し、そのLab表色系の値をH
SL色空間の値に変換するという手順を採る。
【0039】R,G,Bの値をLab表示系に変換する
には、まず、画像用モニタ3にR,G,Bそれぞれの最
大値Rmax,Gmax,Bmax を加えたときの三刺激値Xima
x,Yimax,Zimax (i=R,G,B)を分光放射計で
測定する。
【0040】次に、画像用モニタ3のガンマ(カラーモ
ニタの入力信号と発光出力との関係を示す定数:以下で
は便宜上、符号tで表す)を用いて、任意のRGBの値
r,g,bが入力されたときの三刺激値X,Y,Zを次
式で求める。 X=Σ(j/imax)t ・Ximax :(i=R,G,B、
j=r,g,b) Y=Σ(j/imax)t ・Yimax :(i=R,G,B、
j=r,g,b) Z=Σ(j/imax)t ・Zimax :(i=R,G,B、
j=r,g,b) 上記の各式において、i=R,G,Bと変化するごと
に、j=r,g,bと変化する。
【0041】この三刺激値X,Y,Zを用い、R,G,
Bの値を次式でLab表色系の値に変換する。この変換
式は上記CIEによって定められたものである。 L=116 ・(Y/Yn)1/3 − 16 a=500 ・〔(X/Xn)1/3 −(Y/Yn)1/3〕 b=200 ・〔(Y/Yn)1/3 −(Z/Zn)1/3〕 ただし、Yn=ΣYimax (i=R,G,B)、Xn=
ΣXimax (i=R,G,B)、Zn=ΣZimax (i
=R,G,B)である。
【0042】Lab表色系と、HSL色空間との関係を
図3に示す。図3において、Lab表色系のL軸はHS
L色空間の明度Lにそのまま対応し、a軸とb軸の2次
元座標上の動径が彩度Sに対応し、a軸と動径とのなす
角θが色相Hに対応している。したがって、上記で求め
たLの値をそのままHSL色空間の明度の値とし、彩度
Sおよび色相Hは次の各式を用いて求める。
【0043】S2 =A2 +B2 H =tan-1(B/A) ただし、A<0のときは、色相Hの計算結果に 180度を
加え、A>0でB<0のときは 360度を加える。これ
は、計算結果としてマイナスの値を出さないためであ
る。
【0044】図2のルックアップテーブル17には、以上
のような各演算式によって求められたR,G,B信号の
値に対応するH,S,Lの値がストアされる。しかし、
デジタル化されたR,G,B信号のビット数をnとする
と、R,G,Bの値の組合せはn3 となり、それら全て
に対応したH,S,Lの値をテーブルにすると膨大なデ
ータ量となるため、nビットの例えば下位数ビットを削
除してmビットとし(n>m)、そのmビットのR,
G,B信号に対応するH,S,Lの値(このデータを削
減する必要はないのでnビットで表す)をルックアップ
テーブル17にストアして構成してもよい。
【0045】R,G,B信号の値をHSL色空間の値に
変換するのは、原画像の各画素の色成分が、指定された
色修正の有効範囲内にあるかを判断するためであり、
R,G,B信号のビット数の削減による精度の低下は特
に問題ない。
【0046】そこで、第1の画素値メモリ11にストアさ
れている被修正色のRU,U,U 信号(nビット)のう
ち、下位数ビットを除くmビットのみをルックアップテ
ーブル17に出力して、nビットのH,S,Lの値を得
る。これをHU,U,U として表す。HU,U,U は第
1の画素値メモリ11の別の記憶領域にストアされる。
【0047】また、被修正色のRU,U,U 信号および
目的色のCT,T,T,T 信号が与えれているパラメー
タ算出部12は、まず、被修正色のRU,U,U 信号をR
GB/CMYK変換部14に与えて被修正変換信号(CU,
U,U,U 信号)を得て、次の各式によって色修正処
理に必要なパラメータkc,km,ky,kkを算出す
る。 kc=CT /CU −1 km=MT /MU −1 ky=YT /YU −1 kk=KT /KU −1 算出されたkc,km,ky,kkはパラメータメモリ
18にストアされる。
【0048】次に、第1のフレームメモリ10に格納され
ている原画像の各画素のR,G,B信号を順に読み出し
て第2の画素値メモリ19に一旦ストアする。第1のフレ
ームメモリ10の水平方向の画素数をx,垂直方向の画素
数をyとすると、画素ij(i=1,2,・・・x、j=
1,2,・・・y)のRij, Gij,Bij信号が順に第2
の画素値メモリ19にストアされ、そして、第1の画素値
メモリ11と同様、下位数ビットを除くmビットのRij,
Gij, Bij信号がルックアップテーブル17に出力され、
これに対応するnビットのHij, Sij, Lijが第2の画
素値メモリ19の別の記憶領域にストアされる。
【0049】なお、Rij, Gij, Bij信号(下位数ビッ
トが削除されていない元のnビットの信号)はRGB/
CMYK変換部14を介してC,M,Y,K信号(Cij,
Mij,Yij,Kij信号)に変換され色修正処理部21に供
給される。
【0050】比較部20は、第1の画素値メモリ11にスト
アされているHU,U,U と、第2の画素値メモリ19に
順次ストアされるHij, Sij, Lijとを比較して、その
絶対差分量が、有効範囲メモリ16にストアされているd
H,dS,dLの値よりも大きいか否かを判断する。以
下に比較式を示す。 Hij−HU <dH Sij−SU <dS Lij−LU <dL
【0051】Hij, Sij, Lijの各値すべてが上記の比
較式を満たすときに(第1のフレームメモリ10から読み
出された画素ijのHSL色空間の値が有効範囲内に存在
するときに)、比較部20は色修正処理部21に処理の履行
を指示する制御信号を出力する。逆に、Hij, Sij, L
ijのいずれか1つでも上記の比較式を満たしていないと
きには(有効範囲外であるときには)、色修正処理部21
に対して処理の不履行を指示する制御信号を出力する。
【0052】色修正処理部21は、処理の履行を指示する
制御信号に基づき、第1の画素値メモリ11にストアされ
ているHU,U,U のデータ、第2の画素値メモリ19に
ストアされているHij, Sij, Lijのデータ、有効範囲
メモリ16にストアされているdH,dS,dLのデー
タ、パラメータメモリ18にストアされているkc,k
m,ky,kkのデータを読み出す。そして、第2の画
素値メモリ19からRGB/CMYK変換部14を介して
C,M,Y,K信号に変換され、供給されているCij,
Mij, Yij, Kij信号は、以下に述べるように色修正処
理される。処理後のC,M,Y,K信号は別のメモリ23
にストアされ、同じ信号をCMYK/RGB変換部15を
介して変換したR,G,B信号は第2のフレームメモリ
22にストアされる。
【0053】なお、色修正処理部21は、処理の不履行を
指示する制御信号が比較部20から与えられると、RGB
/CMYK変換部14から供給されているCij, Mij, Y
ij,Kij信号をそのまま出力し、別のメモリ23にストア
する。同じ信号をCMYK/RGB変換部15を介して変
換したR,G,B信号は第2のフレームメモリ22にスト
アされる。
【0054】色修正処理は、基本的には前記のパラメー
タ算出部12が算出したkc,km,ky,kkを、処理
対象と判断された画素ijのCij, Mij, Yij, Kij信号
に乗算し、さらにこれをCij, Mij, Yij, Kij信号に
加算して行うべきものではあるが、そうすると、以下の
ような問題が懸念される。
【0055】すなわち、原画像のR,G,B信号の値が
滑らかに変化している部分の画素群に対して、上記のよ
うに、指定された有効範囲を基準に色修正処理の履行,
不履行を区別すると、その滑らかに変化している画素群
の途中で急に色が変化し、画像として不自然なものにな
る可能性がある。いわゆるトーンジャンプと呼ばれてい
るような現象が発生する。そこで、このような問題を解
消するため、色修正処理を行う前に次のような処理を行
う。
【0056】まず、次式に示すようにして、処理の対象
となった画素ijのRij, Gij, Bij信号のHij, Sij,
Lijデータと、被修正色のRU,U,U 信号のHU,U,
Uデータとの差分量の絶対値ΔH,ΔS,ΔLを算出
する。 Hij−HU =ΔH Sij−SU =ΔS Lij−LU =ΔL
【0057】この差分量に応じてパラメータkc,k
m,ky,kkを可変するための係数を以下の計算によ
って求める。 1−(ΔH/dH)=kh 1−(ΔS/dS)=ks 1−(ΔL/dL)=kl 上式において、dH,dS,dLは有効範囲メモリ16に
ストアされている色修正処理の有効範囲を示す値、すな
わち、処理の対象となる画素とそうでない画素の境界を
示す値である。そして、kh,ks,klは、ΔH,Δ
S,ΔLがdH,dS,dLに近づくにつれて最小値
「0」に近づき、ΔH,ΔS,ΔLが「0」に近づく、
すなわち、dH,dS,dLから遠くなるにつれて最大
値「1」に近づく係数である。
【0058】したがって、係数kh,ks,klを、以
下の式を用いて色修正のパラメータkc,km,ky,
kkに作用させると、前記の境界値に近づくほど(被修
正色から遠くなるほど)、kc,km,ky,kkを小
さくし、前記の境界値から遠くなるほど(被修正色に近
づくほど)、kc,km,ky,kkの値に等しくなる
新たなパラメータが得られる。そのパラメータをKC,
KM,KY,KKで表す。 KC=kc・kh・ks・kl KM=km・kh・ks・kl KY=ky・kh・ks・kl KK=kk・kh・ks・kl
【0059】このような、パラメータKC,KM,K
Y,KKを色修正処理に用いることにより、滑らかに変
化している画素群の途中で急に画像の色が変化すること
なしに、自然な色修正が行える。なお、上記各パラメー
タKC,KM,KY,KKの右辺におけるkh・ks・
klに代えて、kh・ks・klの平方根(√(kh・
ks・kl))を用いてもよい。
【0060】色修正処理部21は、第2の画素値メモリ19
からRGB/CMYK変換部14を介してC,M,Y,K
信号に変換され、供給されている処理対象画素のCij,
Mij, Yij, Kij信号に、上記のパラメータKC,K
M,KY,KKを乗算した値を加算して色修正処理を行
う。 cij=Cij・(1+KC) mij=Mij・(1+KM) yij=Yij・(1+KY) kij=Kij・(1+KK) このcij, mij, yij, kijは色修正処理後の画素ijの
C,M,Y,K信号であり、別のメモリ23にストアされ
る。
【0061】第2のフレームメモリ22にストアされた色
修正処理後の画像信号(色修正処理部21からCMYK/
RGB変換部15を介して変換されたRij,Gij,Bij信
号)と、第1のフレームメモリ10にストアされている処
理前の画像(原画像)信号は、データ入力装置4の例え
ばマウス7のスイッチ等によって切り換え動作する内部
スイッチSWによって、選択的に画像用モニタ3に出力
されて表示される。色修正前の画像と色修正後のおおよ
その画像とを交互に見比べることができ、実用上便利で
ある。これら2つの画像を画像用モニタ3に分割並列表
示するように構成してもよい。
【0062】オペレータは画像用モニタ3に表示された
色修正後の画像を見て、想定した通りの色修正が施され
ていれば、別のメモリ23にストアされている色修正後の
Cij,Mij,Yij,Kij信号を光磁気ディスクドライバ
1に出力するように指示し光磁気ディスクに記録する。
そして、その光磁気ディスクを媒体として、色修正後の
Cij,Mij,Yij,Kij信号を他の製版システムなどに
渡す。なお、色修正後のCij,Mij,Yij,Kij信号を
記録する媒体は、光磁気ディスクに限らず、磁気テープ
やハードディスクなどであってもよい。また、フィルム
レコーダやハードコピー装置に出力してもよい。
【0063】上記の実施例によれば、指定した有効範囲
の中にある画素に対してだけ色修正処理を行うが、この
対象となるのは原画像のすべての画素である。つまり、
1枚の画像中、指定した色の範囲内にあるすべての画素
が色修正処理をうけてしまう。このことが不都合であれ
ば、データ入力装置4のマウス7等で指定した領域に対
してのみ上記の処理を行うように構成してもよい。
【0064】なお、上記の実施例では、オペレータは1
組の被修正色(被修正信号)と目的色(目的信号)とを
指定するように構成したが、複数組の被修正色(被修正
信号)と目的色(目的信号)とを指定して、色修正処理
を施すように構成してもよい。そのようにすれば、色修
正の精度をさらに向上させることもできる。
【0065】また、上記の実施例で説明したシステムを
製版用のカラースキャナに組み込むように構成してもよ
い。つまり、入力スキャナで色分解された原画像のR,
G,B信号を本実施例における第1のフレームメモリ10
に取込み、図2のシステムブロック図で示した各処理を
施した後、別のメモリ23にストアされたCij,Mij,Y
ij,Kij信号を出力スキャナに供給する構成である。こ
のように構成すれば、カラースキャナにおいて色修正す
る場合、従来のカラーコレクションにおける煩雑な操作
が不要となり、製版工程の処理の効率化を図ることがで
きる。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明の色調修正装置によれば、処理条件指定
手段から指定された色調修正処理の有効範囲を示すHS
L値と、原画像の各画素のRGB信号を画像データ変換
テーブルに与えることにより得られたHSL値とを比較
して当該画素が色調修正の対象であるかどうかを判定
し、色調修正処理対象であると判定された画素に対して
のみ色調修正処理を行うように構成しており、人間の知
覚色の3属性値である色相H、彩度S、明度Lを3次元
座標とするHSL色空間に基づいて色調修正の処理対象
を判定するので、例えば、出力信号の赤色の明るい部分
のみを修正したいというような有効範囲の指定のしかた
もでき、オペレータは要望通りの色調修正を施すことが
できる。また、かかる色調修正を施すに際して、オペレ
ータは、被修正信号と目的信号、および色調修正処理の
有効範囲を指定するだけで所望の色調修正が行えるの
で、オペレータの操作はきわめて容易になる。
【0067】また、請求項2に記載の色調修正装置によ
れば、原画像中の被修正信号に対応する画素のHSL値
と、前記色調修正対象と判定された画素のHSL値との
差分値が大きくなるに従って、前記パラメータの値が小
さくなるように補正して色調修正処理に用いるので、こ
の処理が施される画素とそうでない画素との境界で色調
修正処理の強度は最小となり、この処理が施される画素
が被修正信号に対応した画素の色空間での値に近づくほ
ど強度は最大になるような滑らかな色調修正とすること
ができ、トーンジャンプと呼ばれる現象を回避した自然
な色調修正が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の色調修正装置の一実施例に係る外観斜
視図である。
【図2】その内部構成を示すブロック図である。
【図3】色相,彩度,明度の値を3次元座標とするHS
L色空間と、Lab表色系との関係を示す図である。
【符号の説明】
4 … データ入力装置(処理条件指定手段) 10 … 第1のフレームメモリ(原画像データ記憶手
段) 12 … パラメータ算出部(パラメータ算出手段) 14 … RGB/CMYK変換部(RGB/CMYK変
換手段) 17 … ルックアップテーブル(画像データ変換テーブ
ル) 20 … 比較部(処理対象判定手段) 21 … 色修正処理部(修正処理手段、パラメータ補正
手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像の各画素の加色混合の3原色信号
    (RGB信号)を各画素ごとに所定のRGB/CMYK
    変換処理により、減色混合の3原色(CMY信号)とブ
    ラック(K信号)とに変換し、これらのCMYK信号に
    対して色調修正を施す色調修正装置であって、 前記原画像の各画素のRGB信号を記憶する原画像デー
    タ記憶手段と、 前記RGB信号を前記CMYK信号に変換するRGB/
    CMYK変換手段と、 前記RGB信号を知覚色の3属性値(色相、彩度、明
    度:HSL値)に変換する画像データ変換テーブルと、 前記原画像データ記憶手段に記憶されたRGB信号から
    色調修正処理の対象中心となる被修正信号の指定、前記
    被修正信号に対して色調修正後に得たい目的信号の指
    定、および前記被修正信号を基準とした色調修正処理の
    有効範囲のHSL値での指定を行う処理条件指定手段
    と、 前記処理条件指定手段で指定された被修正信号を、前記
    RGB/CMYK変換手段によりCMYK信号に変換し
    た被修正変換信号と、前記処理条件指定手段で指定され
    た目的信号とに基づき色調修正用のパラメータを算出す
    るパラメータ算出手段と、 前記原画像データ記憶手段に記憶された原画像の各画素
    のRGB信号を前記画像データ変換テーブルに与えるこ
    とにより得られたHSL値と、前記処理条件指定手段か
    ら指定された色調修正処理の有効範囲を示すHSL値と
    を比較して色調修正処理の対象となる画素を判定する処
    理対象判定手段と、 前記原画像データ記憶手段に記憶された原画像の各画素
    のRGB信号を前記RGB/CMYK変換手段に順次与
    えることにより得られたCMYK信号の内、前記処理対
    象判定手段で判定された有効範囲内の画素のCMYK信
    号に対して、前記パラメータ算出手段で算出されたパラ
    メータを作用させて色調修正処理を行う修正処理手段
    と、 を備えたことを特徴とする色調修正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の色調修正装置におい
    て、 被修正信号に対応する画素のHSL値と、前記処理対象
    判定手段で色調修正処理対象と判定された画素のHSL
    値との差分値を算出し、前記差分値が大きくなるに従っ
    て前記色調修正処理用のパラメータが小さくなるように
    前記パラメータを補正するパラメータ補正手段を備えた
    色調修正装置。
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